JPH06126462A - 中空金属パネルの溶接装置 - Google Patents

中空金属パネルの溶接装置

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JPH06126462A
JPH06126462A JP4270405A JP27040592A JPH06126462A JP H06126462 A JPH06126462 A JP H06126462A JP 4270405 A JP4270405 A JP 4270405A JP 27040592 A JP27040592 A JP 27040592A JP H06126462 A JPH06126462 A JP H06126462A
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Toshi Takagi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】両端が開口した中空金属パネルの側辺部を一定
ピッチで順次にスポット溶接して行くことができる中空
金属パネルの溶接装置を提供することにある。 【構成】ガンテーブル11のガイドレール10に案内され溶
接テーブル12の方向に間欠的に前進移動される可動台20
と、該可動台に回動可能に軸支されアーム芯出し位置に
ロックシリンダ30,31で固定される回動体28と、該回動
体から溶接テーブル12の方向に延出し中空金属パネル1
の溶接側空洞部にパネル端開口部から挿入される第1ア
ーム32及び該第1アームと平行離間し前記パネル1の一
側外面沿いに移動される第2アーム35と、第1アーム32
の先端部に固定され前記パネル1のスポット溶接時にパ
ネル側辺中骨の内面部に当接される第1電極33と、第2
アーム35の先端部に配設され前記パネル1のスポット溶
接時に加圧シリンダ39の作動で第1電極33の方向に可動
される溶接部圧着用の第2電極37とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の扉や間仕切等に使
用される仮組状態の中空金属パネルを本組するために、
前記パネルの側辺部を長さ方向に一定ピッチで順次にス
ポット溶接する中空金属パネルの溶接装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、パネル厚さの略半分に相当する幅
の両側折曲部を有した表面鋼板と裏面鋼板を、その両側
折曲部が端縁で接合するように補強枠体の表面及び裏面
側より相対向して抱合保持し、この鋼板折曲部の突合せ
部を補強枠体の両側面に当接させて間隔的にアーク溶接
する特公昭54ー17708号公報の第4図及び第5図
に開示の技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術として挙
げた特公昭54ー17708号の公告公報には、パネル
側辺部を間隔的に溶接する溶接装置について開示されて
いないが、前記パネルの長さ方向両端部が補強枠体の端
枠で閉塞されるパネル構成となっているので、前記パネ
ルの側辺部を内外一対の対向電極(第1の電極と第2の
電極)で加圧挾持して順次にスポット溶接するという方
法を適用することができず、このため前記鋼板を予め湾
曲面形状に成形加工し、この湾曲鋼板を平面状に押圧し
て溶接する時に表面鋼板及び裏面鋼板の両側折曲部が補
強枠体の側枠部に密接するようにする必要があり、前記
鋼板の湾曲成形加工に手数を要するなどの欠点があっ
た。
【0004】なお、前記鋼板を湾曲させない平板構成と
した場合には、その両側折曲部の曲げ角を直角にする必
要があるが、プレス加工等による曲げ加工では、その曲
げ精度を得ることが困難であり、前記鋼板折曲部が90
度以上に少しでも開いていると、この鋼板折曲部が補強
枠体の側枠部から離間しスポット溶接を行うことが不可
能になるので、この溶接時に鋼板折曲部を補強枠体の側
枠部に密接するように修正加工しなければならず、その
作業に手数を要するという問題が生じる。
【0005】この発明は前記従来の問題を解消するため
に提案されたもので、その第1の目的は両端が開口した
中空金属パネル(両側にパネル厚さの略半分に相当する
幅の側辺折曲部を有し該側辺折曲部が端縁で接合するよ
うに相対向して抱合される表面鋼板及び裏面鋼板と、こ
の表裏面鋼板間の折曲部当接位置に平行に配設固定され
る側辺中骨及び該側辺中骨間に所定の間隔を置いて平行
に配設固定される中間中骨とからなる仮組状態の中空金
属パネル)の側辺部を、パネル内部に位置する第1電極
とパネル外部に位置する第2電極とからなる対向電極対
をパネル長さ方向に一定ピッチで間欠移動させながら順
次にスポット溶接して行くことができ、特に各ピッチ毎
のスポット溶接を表裏面鋼板の側辺折曲部が側辺中骨に
密接するように第1,第2電極で加圧挾持した状態で確
実に行うことができる中空金属パネルの溶接装置を提供
することにある。
【0006】また、本発明の第2の目的は前記第1,第
2電極のチップ部が多使用で汚れた場合に、この第1,
第2電極のチップ部を電極待機部の位置で同時に研磨す
ることができる昇降式の電動チップドレッサを付帯した
中空金属パネルの溶接装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の発明による溶接装置は、両側
にパネル厚さの略半分に相当する幅の側辺折曲部を有し
該側辺折曲部が端縁で接合するように相対向して抱合さ
れる表面鋼板及び裏面鋼板と、この表裏面鋼板間の折曲
部当接位置に平行に配設固定される側辺中骨及び該側辺
中骨間に所定の間隔を置いて平行に配設固定される中間
中骨とからなる両端が開口した仮組状態の中空金属パネ
ルを本組するために、表裏面鋼板の側辺折曲部の突合せ
部分を側辺中骨に対し長さ方向に一定ピッチで順次にス
ポット溶接する構成とした。
【0008】その要旨とする構成は、ガイドレールを有
するガンテーブル及び該ガンテーブルに延設された溶接
テーブルと、この溶接テーブルの前側に配置され前記パ
ネルを該パネル一側辺が溶接テーブル側に位置規制され
るように位置決めして水平状態に支持するパネル載置台
と、前記ガンテーブルのガイドレールに案内され可動台
作動機構の作動により溶接テーブルの方向に所定の送り
ピッチで間欠的に前進移動される往復動可能な可動台
と、この可動台に垂直軸心回りを回動できるように軸支
されアーム芯出し位置にロックシリンダで固定される回
動体と、この回動体から溶接テーブルの方向に延出し前
記可動台の前進移動によって前記パネルの溶接側空洞部
にパネル端開口部から挿入される所定長さの第1アーム
と、この第1アームの先端部に固定され前記パネルのス
ポット溶接時に空洞部挿入状態でパネル側辺中骨の内面
部に当接される第1電極と、前記回動体から第1アーム
と平行離間する状態に延出し前記可動台の前進移動によ
って前記パネルの一側外面沿いに移動される所定長さの
第2アームと、この第2アームの先端部に取付けられた
加圧シリンダ及び前記第2アームの第1電極と対向離間
する位置に配設され前記パネルのスポット溶接時に加圧
シリンダの作動で第1電極の方向に可動されて表裏面鋼
板の側辺折曲部を側辺中骨に密接するように加圧する第
2電極とを具備し、この第1,第2電極の対向電極対を
パネル長さ方向に一定ピッチで順次に間欠移動させなが
ら、各ピッチ毎のスポット溶接を第1,第2電極による
加圧通電で行うようにしたことを特徴とする。
【0009】前記第2の目的を達成するために、本発明
の第2の発明による溶接装置は、前記ガンテーブルの第
1,第2電極が待機する直上位置に、第1,第2電極の
チップ研磨を同時に行う電動チップドレッサを、常時は
電極待機部の上方に位置し、使用時に第1電極と第2電
極のチップ対向間隔部に下降停止できるように装備した
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】前記第1発明の溶接装置によれば、両端が開口
した中空金属パネルをパネル載置台の上にパネル一側辺
が溶接テーブル側に位置規制されるように位置決め固定
し、前記可動台を所定の送りピッチで間欠的に前進移動
させることにより、アーム先端の第1電極及び第2電極
をパネル側辺部の内側沿い及び外側沿いに一定の溶接ピ
ッチ間隔で間欠的に移動させることができ、その各ピッ
チ送りの停止時において第1電極と第2電極で表裏面鋼
板の側辺折曲部がパネル側辺中骨に密接するようにパネ
ル側辺部を加圧挾持し、この加圧挾持状態で第1,第2
電極間に電流を流すことにより各ピッチ毎のスポット溶
接を自動的に行うことができる。
【0011】また、前記第2発明の電動チップドレッサ
を付加した溶接装置によれば、第1電極及び第2電極の
チップ部が多使用によって汚れた場合に、前記チップド
レッサを第1電極と第2電極のチップ対向間隔部に下降
停止させ、このチップドレッサの回転カッタ部に第1,
第2電極のチップ部を図3の如く挿入させることによ
り、前記第1,第2電極のチップ部を電極待機部の位置
で同時に研磨することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例による中空金属パネ
ルの溶接装置を図面に従い具体的に説明する。
【0013】図中1は建物の扉や間仕切等に使用される
両端が開口した仮組状態の中空金属パネルで、この中空
金属パネル1は両側にパネル厚さの略半分に相当する幅
の側辺折曲部2a,3aを有し該側辺折曲部2a,3a
が端縁で接合するように相対向して抱合される表面鋼板
2及び裏面鋼板3と、この表裏面鋼板2,3間の折曲部
当接位置に平行に配設固定される断面がコ形状をなした
側辺中骨4,4及び該側辺中骨4,4間に所定の間隔を
置いて平行に配設固定される断面がコ形状をなした複数
本の中間中骨5とからなり、この端部中間中骨5a,5
bと前記側辺中骨4,4との間の空間が電極及びアーム
挿入可能な両端開口の空洞部7,7となっている。
【0014】本発明の溶接装置は、前記のような仮組状
態の中空金属パネル1を本組するために、表面鋼板2の
側辺折曲部2aと裏面鋼板3の側辺折曲部3aとの突合
せ部分を側辺中骨4に対し片側ずつパネル長さ方向に一
定ピッチ、例えば8cmの間隔をおいた図1に示す溶接箇
所8で順次にスポット溶接するものであって、ガイドレ
ール10を有するガンテーブル11と、このガンテーブ
ル11に延設された高座テーブル部12aを有する溶接
テーブル12と、この溶接テーブル12の高座テーブル
部12aの前側位置に配置され前記パネル1を該パネル
一側辺1aが溶接テーブル12側(高座テーブル部12
aの上)に図2の如く位置規制されるようにストッパ1
4,15で図1(B)及び図2の如く位置決めして水平
状態に支持するパネル載置台13とからなるテーブル装
置16を具備する。
【0015】前記溶接テーブル12には高座テーブル部
12aの上に張出す複数本の支持フレーム17が設けら
れ、この各支持フレーム17の先端下側部には前記のよ
うに位置決めされた金属パネル1を溶接時に動かないよ
うに上から押圧して図3の如く固定する上下動可能なパ
ネル固定シリンダ18が取付けられている。
【0016】20は前記ガンテーブル11のガイドレー
ル10に案内され可動台作動機構21の作動により溶接
テーブル12の方向に所定の送りピッチで間欠的に前進
移動される往復動可能な可動台で、この可動台作動機構
21は本実施例の場合、ガンテーブル11内の案内レー
ル22にガイドされる移動台23を溶接テーブル12の
方向に可動させる長さの長い第1のエアシリンダ24
と、前記移動台23の上に取付けられ前記可動台20を
溶接テーブル12の方向に可動させる長さの長い第2の
エアシリンダ25とからなる図3に示すような上下2段
のシリンダ装置で構成されている。
【0017】なお、前記可動台20には溶接ピッチに対
応するピッチ間隔で穿設された多数の小孔26aを有す
る長尺帯板の溶接スケール26が前記可動台20と一体
に移動するように取付けられており、この溶接スケール
26の小孔26aをスケール先端位置に配置したガンテ
ーブル固定の光センサ27で検知し、この検知信号で前
記エアシリンダ24,25の制御装置(図示せず)を制
御することにより、前記可動台20を決められた送りピ
ッチで間欠的に前進移動させることができるようになっ
ている。
【0018】28は前記可動台20に垂直軸心回りを回
動できるように枢軸29で軸支された角型形状の回動体
で、この回動体28は図2の如く後方へ突出する回動規
制杆28aを有し、この回動規制杆28aを可動台20
に装備した左右一対のロックシリンダ30,31で挾持
することによりアーム芯出し位置(後述する第1アーム
32及び第2アーム35がガイドレール10と平行にな
る芯出し位置)に固定されるようになっている。なお、
前記ロックシリンダ30,31は可動台20が走行する
時と可動台20がスタート待機位置で停止している時に
前記回動体28をアーム芯出し位置にロックし、後述す
るような電極加圧時及び電極研磨を行う時に開放してロ
ーク解除される。
【0019】32は前記回動体28から溶接テーブル1
2の方向に延出し、前記可動台20の前進移動によって
前記パネル1の溶接側空洞部7にパネル端開口部から挿
入される長さの長い剛体部材で形成された第1アーム
で、この第1アーム32の先端部には前記パネル1のス
ポット溶接時に空洞部挿入状態でパネル側辺中骨4の内
面部に図1(B)の如く当接される第1電極33が固定
されている。
【0020】35は前記回動体28から第1アーム32
と平行離間する状態に延出し、前記可動台20の前進移
動によって前記パネル1の一側外面沿いに移動される前
記第1アーム33より少し長さの短い剛体部材で形成さ
れた第2アームで、この第2アーム35の先端部にはU
形状の可撓導体36aと通電性のある電極取付体36b
とからなる可動部材36が取付けられ、この可動部材3
6の電極取付体36bには第1電極33と対向する第2
電極37が各電極チップ部33a,37aの間にパネル
側辺挿入間隙を確保して取付けられている。
【0021】この第2電極37は前記パネル1のスポッ
ト溶接時にアーム先端ブラケット38に固定された加圧
シリンダ39の作動で第1電極33の方向に可動され
て、表面鋼板2及び裏面鋼板3の側辺折曲部2a,3a
を側辺中骨4に密接するように所定の加圧力P(例えば
100Kg程度の加圧力)で図1(B)の如く加圧する
ことができるようになっている。
【0022】而して、両端が開口した中空金属パネル1
をパネル載置台13の上にパネル一側辺1aが溶接テー
ブル12側に図2の如く位置規制されるように位置決め
固定したパネルセット状態で、前記可動台21を所定の
送りピッチで間欠的に前進移動させれば、アーム先端の
第1電極33及び第2電極37をパネル側辺部の内側沿
い(溶接側空洞部7内の側辺中骨4に沿う位置)及び鋼
板折曲部2a,3aの外側沿いに一定の溶接ピッチ間隔
で間欠的に移動させることができる。
【0023】また、各ピッチ送りの停止時においてロッ
クシリンダ30,31を開放し、第2電極37を加圧シ
リンダ39の作動で第1電極33の方向に可動させる
と、この第2電極37がパネル外側面部に圧接され、そ
の反力で前記回動体28が枢軸29を支点として図2右
回り方向へ僅かに回動して、第1電極33がパネル側辺
中骨4の内面部に当接するので、この第1,第2電極3
3,37で表面鋼板2及び裏面鋼板3の側辺折曲部2
a,3aがパネル側辺中骨4に図1(B)の如く密接す
るようにパネル側辺部を加圧挾持することができ、この
加圧挾持状態で第1電極33と第2電極37の間に大電
流を流すことにより各ピッチ毎のスポット溶接を自動的
に行うことができる。
【0024】なお、前記パネル1の側辺スポット溶接は
片側ずつ行うもので、パネル一側辺のスポット溶接が終
了した時に前記パネル1を反転セットし、パネル他側辺
に前記と同様なスポット溶接を行うことにより、パネル
両側辺のスポット溶接を行うことが可能となる。
【0025】図3に示す符号40は、前記ガンテーブル
11の第1,第2電極33,37が待機する電極待機部
41の直上位置に装備した電動チップドレッサで、該チ
ップドレッサ40は第1,第2電極33,37のチップ
部33a,37aの研磨を同時に行う回転カッタ42
と、この回転カッタ42を扁平ケーシング43内の連動
歯車(図示せず)を介して回転させる電動機44と、こ
の電動機取付体45をテーブル立設枠47に沿って上下
動させるエアシリンダ46とを具備し、このエアシリン
ダ46の作動により回転カッタ部分を第1電極33と第
2電極37のチップ対向間隔部に下降させ、この下降停
止状態で回転カッタ42の中心部に第1,第2電極3
3,37のチップ部33a,37aを挿入させる(この
第1電極33と第2電極37の回転カッタ42に対する
チップ挿入は、ロックシリンダ30,31の開放状態で
加圧シリンダ39をスポット溶接時と同様に作動させる
ことにより行う)ことにより、多使用で汚れた電極チッ
プ部33a,37aを前記カッタ42の回転で同時に研
磨することができるように構成されている。
【0026】
【発明の効果】本発明による中空金属パネルの溶接装置
は、特許請求の範囲に記載の構成を要旨とするものであ
るから、両端が開口した中空金属パネルの側辺部を、パ
ネル内部(溶接側空洞部内)に位置する第1電極とパネ
ル外部に位置する第2電極とからなる対向電極対をパネ
ル長さ方向に一定ピッチで間欠移動させながら順次にス
ポット溶接して行くことができ、特に各ピッチ毎のスポ
ット溶接を表裏面鋼板の側辺折曲部が側辺中骨に密接す
るように第1,第2電極で加圧挾持した状態で確実に行
うことができ、前記鋼板折曲部が加工不良で多少開いて
いても、溶接時における密着修正作業を行わなくても済
み、前記溶接作業を作業性よく行うことが可能となる。
【0027】また、前記溶接装置に電動チップドレッサ
を付設した場合には、電極チップ部が多使用で汚れた時
に、この第1,第2電極のチップ部を電極待機部の位置
で同時に研磨することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接対象物である中空金属パネルの構
成と、その溶接方法を示した説明図であって、同図
(A)は前記中空金属パネルの斜視図、同図(B)はパ
ネル側辺部をスポット溶接する時の状態を示した要部断
面図。
【図2】本発明の一実施例による中空金属パネルの溶接
装置を示した平面図。
【図3】前記溶接装置の一部切欠正面図。
【符号の説明】
1…中空金属パネル、1a…パネル一側辺、2…表面鋼
板、2a…同表面鋼板の側辺折曲部、3…裏面鋼板、3
a…同裏面鋼板の側辺折曲部、4…側辺中骨、5(5
a,5b)…中間中骨、7…溶接側空洞部、8…パネル
側辺の溶接箇所、10…ガイドレール、11…ガンテー
ブル、12…溶接テーブル、12a…高座テーブル部、
13…パネル載置台、14,15…ストッパ、18…パ
ネル固定シリンダ、20…可動台、21…可動台作動機
構、24…第1のエアシリンダ、25…第2のエアシリ
ンダ、28…回動体、28a…回動規制杆、29…回動
体枢軸、30,31…ロックシリンダ、32…第1アー
ム、33…第1電極、33a…第1電極のチップ部、3
5…第2アーム、36…可動部材、37…第2電極、3
7a…第2電極のチップ部、39…加圧シリンダ、40
…電動チップドレッサ、41…電極待機部、42…回転
カッタ、43…扁平ケーシング、44…電動機、46…
エアシリンダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側にパネル厚さの略半分に相当する幅
    の側辺折曲部を有し該側辺折曲部が端縁で接合するよう
    に相対向して抱合される表面鋼板及び裏面鋼板と、この
    表裏面鋼板間の折曲部当接位置に平行に配設固定される
    側辺中骨及び該側辺中骨間に所定の間隔を置いて平行に
    配設固定される中間中骨とからなる両端が開口した仮組
    状態の中空金属パネルを本組するために、表裏面鋼板の
    側辺折曲部の突合せ部分を側辺中骨に対し長さ方向に一
    定ピッチで順次にスポット溶接する溶接装置であって、
    ガイドレールを有するガンテーブル及び該ガンテーブル
    に延設された溶接テーブルと、この溶接テーブルの前側
    に配置され前記パネルを該パネル一側辺が溶接テーブル
    側に位置規制されるように位置決めして水平状態に支持
    するパネル載置台と、前記ガンテーブルのガイドレール
    に案内され可動台作動機構の作動により溶接テーブルの
    方向に所定の送りピッチで間欠的に前進移動される往復
    動可能な可動台と、この可動台に垂直軸心回りを回動で
    きるように軸支されアーム芯出し位置にロックシリンダ
    で固定される回動体と、この回動体から溶接テーブルの
    方向に延出し前記可動台の前進移動によって前記パネル
    の溶接側空洞部にパネル端開口部から挿入される所定長
    さの第1アームと、この第1アームの先端部に固定され
    前記パネルのスポット溶接時に空洞部挿入状態でパネル
    側辺中骨の内面部に当接される第1電極と、前記回動体
    から第1アームと平行離間する状態に延出し前記可動台
    の前進移動によって前記パネルの一側外面沿いに移動さ
    れる所定長さの第2アームと、この第2アームの先端部
    に取付けられた加圧シリンダ及び前記第2アームの第1
    電極と対向離間する位置に配設され前記パネルのスポッ
    ト溶接時に加圧シリンダの作動で第1電極の方向に可動
    されて表裏面鋼板の側辺折曲部を側辺中骨に密接するよ
    うに加圧する第2電極とを具備し、この第1,第2電極
    の対向電極対をパネル長さ方向に一定ピッチで順次に間
    欠移動させながら、各ピッチ毎のスポット溶接を第1,
    第2電極による加圧通電で行うようにしたことを特徴と
    する中空金属パネルの溶接装置。
  2. 【請求項2】 前記ガンテーブルの第1,第2電極が待
    機する直上位置に、第1,第2電極のチップ研磨を同時
    に行う電動チップドレッサを、常時は電極待機部の上方
    に位置し、使用時に第1電極と第2電極のチップ対向間
    隔部に下降停止できるように装備したことを特徴とする
    請求項1に記載の中空金属パネルの溶接装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108356528A (zh) * 2018-04-02 2018-08-03 苏州迅镭激光科技有限公司 一种方形壳体自动弯折焊接装置

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CN108356528B (zh) * 2018-04-02 2023-06-09 苏州迅镭激光科技有限公司 一种方形壳体自动弯折焊接装置

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