JPH06182562A - 同期加圧ガン - Google Patents

同期加圧ガン

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JPH06182562A
JPH06182562A JP43A JP35451192A JPH06182562A JP H06182562 A JPH06182562 A JP H06182562A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35451192 A JP35451192 A JP 35451192A JP H06182562 A JPH06182562 A JP H06182562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
gun
plate
synchronous
cylinder unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Mizutani
保幸 水谷
Shigeru Hirase
成 平瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06182562A/ja
Publication of JPH06182562A publication Critical patent/JPH06182562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えばスポット溶接の加圧ガンに
ついて、同期機構に特徴を有する同期加圧ガンに関す
る。 【構成】 中心軸3まわりに回動自在な一対の回動部材
4、5に各ガンアーム6、7を取り付け、駆動シリンダ
ユニット8のシリンダ本体8aを上部回動部材4側に固
着する一方、シリンダロッド8b側の連結リンク10を
下部回動部材5に連結し、各回動部材4、5に設けた各
ローラ15、16を同期プレート17の各楕円孔30、
31に係合させる。そしてこの同期プレート17を、ト
ランス1に設けたリニアガイドレール18に沿って摺動
自在とする。又、各楕円孔30、31の長径方向を同期
プレート17の摺動方向に対して直角方向とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスポット溶接の
加圧ガンについて、同期機構に特徴を有する同期加圧ガ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車部品のように比較的
薄板で大物鋼板をスポット溶接する場合、エコライズ機
能を有するスポットガンが使用される。このようなスポ
ットガンとしては、例えば図6、図7に示すような装置
として構成されており、ガン本体としてのトランス51
から前方に向けて延出する支持部材52と、この支持部
材52の先端に設けられた中心軸53を備え、この中心
軸53には上部回動部材54と下部回動部材55が夫々
回動自在に設けられている。そして、上部回動部材54
の先端側には上側ガンアーム56の基端部が取り付けら
れ、下部回動部材55の先端側には下側ガンアーム57
の基端部が取り付けられている。又、上部回動部材54
の後端側には駆動シリンダユニット58のシリンダ本体
58aが取り付けられ、このシリンダ本体58aから延
出するシリンダロッド58bの先端には連結リンク60
がピン61まわりに揺動自在に連結され、更にこの連結
リンク60の先端が、下部回動部材55の後端側にピン
62で枢着されている。従ってこの駆動シリンダユニッ
ト58の作動によって各回動部材54、55は中心軸5
3まわりに相対方向に回動し、各ガンアーム56、57
の先端が開閉するが、この際、一対のバネ機構63から
なるエコライズ機構によって各ガンアーム56、57先
端で挟み込んだワークWの加圧位置Lが0になるように
している。すなわち、支持部材52と各回動部材54、
55の間に圧縮バネ64、65を介装し(詳細は図6の
E―E線断面図である図7に示す。)、この圧縮バネ6
4、65の強さを調整して前記Lの位置を0にしようと
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスポット溶接ガンの場合、圧縮バネ64、
65の疲労に伴うバネ強度の不均一、或いは摺動部等の
摩耗、カジリ等によって加圧力が変化する等エコライズ
機能が安定しないという問題があった。そしてエコライ
ズ機能が不安定になると薄物鋼板の溶接に際してワーク
の変形、溶接位置のズレの発生原因となり、溶接品質を
低下させるという不具合を招いていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は中心軸まわりに回動自在な一対の回動部材
に各ガンアームを取り付け、駆動装置によって回動部材
を相対方向に回動させて前記ガンアームの先端を開閉自
在とした加圧ガンにおいて、前記回動部材に係合し該回
動部材の回動に伴って直線動する同期プレートを設け、
この同期プレートによって前記各ガンアームの開閉を同
期せしめるようにした。そして、同期プレートをガン本
体のリニアガイドレールに沿って摺動自在にした。又、
回動部材と同期プレートの係合を、いずれか一方側の部
材に突設したローラを、他方側の部材に穿設した楕円孔
内に挿嵌させて構成し、この楕円孔の長径方向を同期プ
レートの摺動方向に対して直角方向とした。
【0005】
【作用】回動部材の回動に伴って直線動する同期プレー
トを設け、同期プレートの直線動量を各回動部材の回動
量と比例させることで、両回動部材の回動量の同期を図
る。そして、同期プレート又は回動部材のいずれか一方
側の部材にローラを突設し、このローラを他方側の部材
に穿設した楕円孔に挿嵌することで両者を係合させる
が、楕円孔の長径方向を同期プレートの摺動方向に対し
て直角方向とすることで、回動部材の回動量と同期プレ
ートの摺動量を正確に一致させることが出来る。
【0006】
【実施例】本発明の同期加圧ガンの実施例について添付
した図面に基づき説明する。図1は本発明の同期加圧ガ
ンの側面図、図2は図1のA視による下面図、図3は図
1のB―B線断面図である。
【0007】本発明の同期加圧ガンの主要部は前記従来
例の構成とほぼ同様であり、エコライズ機構の構成のみ
が異なっている。
【0008】すなわち、図1に示すように、ガン本体と
してのトランス1の先端側には支持部材2が取り付けら
れ、この支持部材2の先端側には中心軸3まわりに回動
自在な上部回動部材4と下部回動部材5が連結されてい
る。
【0009】つまり、上部回動部材4は図3に示すよう
に、中心軸3への連結部が二股状となり、この二股部の
間に下部回動部材5の連結部が入り込んだ状態で連結さ
れるとともに、各回動部材4、5とも反対側の先端部が
二股状となり、この二股状間に図1に示すような上側ガ
ンアーム6と下側ガンアーム7が挿入されて止め付けら
れている。
【0010】又、上部回動部材4の後端部には駆動シリ
ンダユニット8のシリンダ本体8aが固着され、この駆
動シリンダユニット8のシリンダロッド8b先端には連
結リンク10がピン11によって揺動自在に連結されて
いる。又、この連結リンク10の先端は、ピン12によ
って前記下部回動部材5の後端部に枢着されており、駆
動シリンダユニット8の作動によって上部回動部材4と
下部回動部材5は相対方向に回動する。
【0011】次に本案のエコライズ機構14について説
明する。
【0012】エコライズ機構14は上部回動部材4の側
面から側方に突出する上部ローラ15と、下部回動部材
5の側面から側方に突出する下部ローラ16と、これら
各ローラ15、16に係合する同期プレート17を備
え、この同期プレート17はトランス1側面に設けられ
たリニアガイドレール18に沿って摺動自在とされてい
る。
【0013】つまり、トランス1の側面には取付部材2
0が取り付けられており、この取付部材20には、図3
に示すようなボルト21で固着されるリニアガイドレー
ル18が各ガンアーム6、7の延出方向と平行に設けら
れており、このリニアガイドレール18に、前記同期プ
レート17にボルト22止めされるリニアガイド23が
係合している。
【0014】又、前記上部ローラ15と下部ローラ16
は、図3に示すように夫々上部回動部材4、下部回動部
材5から側方に張り出すブラケット4a、5aにボルト
26止めされた保持部材24、25の先端に取り付けら
れており、各ブラケット4a、5aと保持部材24、2
5の間は電気的に絶縁されている。
【0015】すなわち、図3のC―C線断面図である図
4、及び図3のD―D線断面図である図5に示すよう
に、各ブラケット4a、5aと保持部材24、25の接
触部、及びボルト26の周辺部には絶縁部材27が設け
られ、この保持部材24、25の先端に各ローラ15、
16が各ナット28で取り付けられている。
【0016】ところで、前記同期プレート17の先端側
には、以上のような上部ローラ15、下部ローラ16を
挿嵌せしめて係合するための一対の楕円孔30、31を
設けている。
【0017】この楕円孔30、31は図1に示すよう
に、長径方向が同期プレート17の摺動方向に対して直
角方向となり、短径が前記各ローラ15、16の径と略
一致している。
【0018】そして、上部ローラ15、下部ローラ16
は夫々この楕円孔30、31内に入り込んで係合してい
るため、同期プレート17の摺動方向と直角方向には、
楕円孔30、31内に図3に示すようなクリアランスR
が設定されることになる。
【0019】そして、このクリアランスRは、各回動部
材4、5が中心軸3廻りに回動するのに伴って同期プレ
ート17がリニアガイドレール18に沿って直線運動す
るため、各ローラ15、16と楕円孔30、31の相対
位置が変化するのを吸収するための遊合間隙であるが、
同期プレート17の摺動方向と直角方向にクリアランス
Rを設けているため、同期誤差が発生しない。
【0020】以上のように構成した同期加圧ガンの作用
について説明する。
【0021】例えば溶接ロボットの先端に設けられた同
期加圧ガンは、上側ガンアーム6と下側ガンアーム7が
開いた状態でワークWを挟み込むと駆動シリンダユニッ
ト8が伸張作動する。
【0022】このため、この駆動シリンダユニット8の
シリンダ本体8aを取着せしめた上部回動部材4と、シ
リンダロッド8b側が連結される下部回動部材5は、夫
々中心軸3廻りに相対方向に回動する。つまり、上部回
動部材4は中心軸3を中心にして時計方向まわりに、下
部回動部材5は中心軸3を中心に反時計まわりに回動す
る。
【0023】この際、同期プレート17は各回動部材
4、5の回動に伴って、図1の右方に摺動し、両回動部
材4、5の回動量の同期をとる。つまり、上下ガンアー
ム6、7の開閉の同期が図られる。この際、前述のよう
に、各ローラ15、16と楕円孔30、31の相対位置
の変化はクリアランスRで吸収される。
【0024】従って、ワークWを挟み付けて加圧する際
もワークの変形、位置ズレ等の不具合がなく、溶接の品
質を高めることが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の同期加圧ガンは、
従来エコライズ機構として一対のバネを使用していたも
のを単一の同期プレートで同期させるようにしたため、
セットした後の調整を行う必要もなく、又バネのように
疲労による強度の変化といった不具合がない。従って、
特に薄物鋼板の溶接に際してもワークの変形、ズレとい
った不具合がなく、溶接の精度を向上させることが出
来、溶接品質を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期加圧ガンの側面図
【図2】図1のA視による下面図
【図3】図1のB―B線断面図
【図4】図3のC―C線断面図
【図5】図3のD―D線断面図
【図6】従来の同期加圧ガンの側面図
【図7】図6のE―E線断面図
【符号の説明】 1 トランス 3 中心軸 4 上部回動部材 5 下部回動部材 6 上側ガンアーム 7 下側ガンアーム 8 駆動シリンダユニット 14 エコライズ機構 15 上部ローラ 16 下部ローラ 17 同期プレート 18 リニアガイドレール 30、31 楕円孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸まわりに回動自在な一対の回動部
    材に各ガンアームを取り付け、駆動装置によって回動部
    材を相対方向に回動させて前記ガンアームの先端を開閉
    自在にした加圧ガンにおいて、前記回動部材に係合し該
    回動部材の回動に伴って直線動する同期プレートを設
    け、この同期プレートの直線動によって両者の回動部材
    の回動を同期せしめることを特徴とする同期加圧ガン。
  2. 【請求項2】 前記同期プレートをガン本体のリニアガ
    イドレールに沿って摺動自在にしたことを特徴とする請
    求項1に記載の同期加圧ガン。
  3. 【請求項3】 前記各回動部材と同期プレートの係合
    は、いずれか一方側の部材に突設したローラを、他方側
    の部材に穿設した楕円孔内に挿嵌させることで構成し、
    この楕円孔の長径方向を同期プレートの摺動方向に対し
    て直角方向としたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の同期加圧ガン。
JP43A 1992-12-16 1992-12-16 同期加圧ガン Pending JPH06182562A (ja)

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JP43A JPH06182562A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 同期加圧ガン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7968815B2 (en) * 2006-03-31 2011-06-28 Dengensha Manufacturing Company Limited Resistance spot welder and a bearing/spindle arrangement for the resistance spot welder
CN104785914A (zh) * 2015-04-20 2015-07-22 骏马石油装备制造有限公司 隔板焊接装置

Cited By (2)

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US7968815B2 (en) * 2006-03-31 2011-06-28 Dengensha Manufacturing Company Limited Resistance spot welder and a bearing/spindle arrangement for the resistance spot welder
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011211