JPH06126117A - エアーカーテン付空気清浄機 - Google Patents

エアーカーテン付空気清浄機

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JPH06126117A
JPH06126117A JP4276212A JP27621292A JPH06126117A JP H06126117 A JPH06126117 A JP H06126117A JP 4276212 A JP4276212 A JP 4276212A JP 27621292 A JP27621292 A JP 27621292A JP H06126117 A JPH06126117 A JP H06126117A
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Japan
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air
curtain
space
outlet
purifier
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Shigeo Matsui
茂夫 松井
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Japan Air Curtain Co Ltd
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Japan Air Curtain Co Ltd
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 つい立てなどの障害物がなくても部屋に喫煙
所等を作る。 【構成】 下向きのエアーカーテン7を作るエアー吹出
口8のある空気清浄機本体3を、天井4にエアーカーテ
ン7により部屋2を囲い空間5を作るように1以上設置
し、空気清浄機本体3に空間5内の空気を吸込むエアー
吸込口9及び空間5外に空気を排出するエアー排出口11
を設け、エアー吸込口9とエアー吹出口8及びエアー排
出口11との間に空気清浄機及び送風機を設け、エアー排
出口11からの排出量をエアーカーテン7の外部巻込風量
よりも大に設定することで、空間5内を負圧にし空間5
内の汚染物を外に流出させず清浄空気とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部屋の天井に取り付け
て、エアーカーテンにより部屋の一部を囲い、その空間
を他と空調的に分離して喫煙所等などにするためのエア
ーカーテン付空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】部屋の一部を仕切って、その場所を喫煙
所や喫茶室等にする方法としては、つい立てを使用する
場合が多い。この際、単に従来からあるつい立てを使用
して喫煙所等にするだけでは、煙草の煙やにおいなどが
直接的に他に流出してしまったり、逆に喫煙所等に流入
したりする。そこで、本出願人は、上記弊害を解消する
ために、エアーカーテン付つい立て(実開平1−11
4874号公報)及び空気清浄機及びエアーカーテン
付つい立て(特開平2−45014号公報)を開発し
た。
【0003】の本出願人によるものは、上方部にエア
ー吹出口を有しかつ下方部にエアー吸込口を有したつい
立て本体があり、このつい立て本体の内部に送風機を設
けた構成である。この従来例は、つい立て本体の上方部
にエアーカーテンを形成させることができ、このエアー
カーテン及びつい立て本体により部屋の一部を囲う空間
を形成するから、この空間内の汚染空気を外部に排出さ
せなることがないものである。
【0004】また、の本出願人によるものは、つい立
て本体上部に上向きのエアーカーテンを形成するエアー
吹出口を設けると共に、つい立て本体のつい立て面の一
面及び反対面にエアー吸込口及びエアー排出口をそれぞ
れ設け、更にエアー吹出口及びエアー排出口とエアー吸
込口との間に空気清浄機及び送風機をそれぞれ設け、か
つつい立て本体内の送風機の下流側にエアー排出口のエ
アー排出量を調整する風量調整機を設けてなるものであ
る。そして、エアー排出口から空気を排出する際、その
排出量を風量調整機によりエアーカーテンによってその
空間の外部から巻き込むエアー量よりも大に調整し、上
述の空間内を負圧状態にして、この空間内の汚染空気を
外部に流出しないようにしかつ清浄に保つものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
、の例では、部屋の一部を仕切って、その場所を喫
煙所等にするには、つい立てを設置することが必須要件
となるから、部屋を細かく区切ることになり、見通しが
悪くなったり圧迫感を与えたりして、例えば、ホテルの
ロビーなどでは不都合が生ずる。また、比較的天井の高
さが高い場合には、かなり背の高いつい立てを設置する
ことにもなりかねず、上記の不都合な点がなお一層増進
するばかりか、つい立てが地震や風などにより倒れない
ようにするため、新たな対策を必要とする。
【0006】そこで、本発明は、上記本出願人による従
来例の不都合な点を取り除き改良したものであって、部
屋を細かく区切ったり、見通しをそこなうことなく、部
屋の一部空間を空調的に分離して、煙草の煙やにおいな
どを他に流出したり、逆に、他から流入させたりするこ
とのないエアーカーテン付空気清浄機を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のエアーカーテン付空気清浄機は、空気清浄
機本体に下向きのエアーカーテンを形成するエアー吹出
口を設け、該エアー吹出口からの下向きのエアーカーテ
ンが部屋の一部を囲い空間を形成するように前記空気清
浄機本体を天井に1以上設置し、更に前記空気清浄機本
体に前記空間内の空気を吸引するエアー吸込口及び前記
空間外に空気を排出するエアー排出口を設けると共に、
前記エアー吸込口と前記エアー吹出口及び前記エアー排
出口との間に空気清浄機及び送風機を設けてなり、前記
部屋の一部を前記エアーカーテンにて囲うと共に、前記
エアー排出口からの排出空気量を前記エアーカーテンが
前記空間の外部から巻き込む空気量よりも大に設定した
ものであり、更に、前記送風機の下流側に風量調整機を
設けて、前記エアー吹出口からの空気吹出量を制御し、
エアーカーテンの風速調整を行ない、かつ前記エアー排
出口からの排出空気量を前記エアーカーテンが前記空間
の外部から巻き込む空気量よりも大に設定したものでも
良い。
【0008】また、空気清浄機本体に下向きのエアーカ
ーテンを形成するエアー吹出口を設け、該エアー吹出口
の下向きのエアーカーテンが部屋の一部を囲い空間を形
成するように前記空気清浄機本体を天井に1以上設置
し、更に前記空気清浄機本体に前記空間内の空気を吸引
するエアー循環吸込口を設けると共に、前記エアー吹出
口と前記エアー循環吸込口との間に送風機を設け、かつ
前記空気清浄機本体に前記空間内の空気を吸引するエア
ー吸込口及び前記空間外に空気を排出するエアー排出口
を設けると共に、前記エアー吸込口と前記エアー排出口
との間に空気清浄機及び排風機を設けてなり、前記部屋
の一部を前記エアーカーテンにて囲うと共に、前記エア
ー排出口からの排出空気量を前記エアーカーテンが前記
空間の外部から巻き込む空気量よりも大に設定したもの
であり、更に、送風機による送風量を調整可能としても
良い。
【0009】また、エアーカーテン発生機本体に下向き
のエアーカーテンを形成するエアー吹出口を設け、該エ
アー吹出口及び請求項3記載の空気清浄機本体のエアー
吹出口からの下向きのエアーカーテンが部屋の一部を囲
い空間を形成するように前記エアーカーテン発生機本体
及び前記空気清浄機本体を天井にそれぞれ1以上設置
し、更に前記エアーカーテン発生機本体に前記空間内の
空気を吸引するエアー吸込口を設けると共に、該エアー
循環吸込口と前記エアー循環吹出口との間に送風機を設
けてなり、前記部屋の一部を前記エアーカーテンにて囲
うと共に、前記空気清浄機本体の前記排出口からの排出
空気量を前記エアーカーテンが前記空間の外部から巻き
込む空気量よりも大に設定したものであり、更に、空気
清浄機本体の送風機及びエアーカーテン発生機本体の送
風機による送風量をそれぞれ調整可能としても良い。
【0010】
【作用】上記構成になるエアーカーテン付空気清浄機に
よれば、空気清浄機本体の送風機を作動させ、エアー吹
出口から空気を下方に吹き出して下向きのエアーカーテ
ンを形成し、このエアーカーテンによって部屋の一部を
囲う空間が出来、この空間内にあるエアー吸込口から空
気を吸込み空気清浄機にて清浄化し、この清浄空気のエ
アー排出口からの排出量を上記エアーカーテンにより上
記空間の外部から巻き込む空気量よりも大にし、上記空
間内を負圧状態にして、この空間内の汚染物を外に流出
させない。
【0011】更に、送風機の下流側に風量調整機がある
と、天井高さに応じてエアー吹出口からの空気吹出量を
制御し、エアーカーテンの風速調整を行えて、送風機を
変えくても天井高さの変動に対応し得る。
【0012】また、空気清浄機本体の送風機を作動させ
エアー循環吸込口から空気を吸い込み、エアー吹出口か
ら空気を吹き出して下向きのエアーカーテンを形成し、
このエアーカーテンによって部屋の一部を囲う空間が出
来、更に空気清浄機本体の排風機を作動させ、上記空間
内にあるエアー吸込口から空気を吸い込み空気清浄機に
て清浄化し、この清浄空気の排風機によるエアー排出口
からの排出量を上記エアーカーテンにより上記空間の外
部から巻き込むエアー量よりも大に設定してあるから、
空間内は常時負圧状態となり、この空間内の汚染物を外
に流出させない。
【0013】更に、送風機による送風量が調整可能にな
っていると、天井高さに応じてエアー吹出口からの空気
吹出量を制御し、エアーカーテンの風速調整を行えて、
送風機を変えなくても天井高さの変動に対応し得る。
【0014】また、空気清浄機本体及びエアーカーテン
発生機本体の送風機を作動させ、それぞれのエアー循環
吸込口から空気を吸い込み、それぞれのエアー吹出口か
ら空気を吹き出して下向きのエアーカーテンを形成し、
これらのエアーカーテンによって部屋の一部を囲う空間
が出来、更に空気清浄機本体の排風機を作動させて上記
空間内にある空気清浄機本体のエアー吸込口から空気を
吸い込み空気清浄機にて清浄化し、この清浄空気の上記
排風機によるエアー排出口からの排出量を上記エアーカ
ーテンにより上記空間の外部から巻き込む空気量よりも
大に設定してあるから、空間内は常時負圧状態となり、
この空間内の汚染物を外に流出させない。
【0015】更に、空気清浄機本体及びエアーカーテン
発生機本体のそれぞれの送風機による送風量が調整可能
になっていると、天井高さに応じて、エアー吹出口から
の空気吹出量を制御し、エアーカーテンの風速調整を行
えて、送風機を変えなくても天井高さの変動に対応し得
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は本発明のエアーカーテン付空気清浄機
の縦断面図、図2は部屋にエアーカーテン付空気清浄機
を配置した状態を示す平面図、図3は部屋にエアーカー
テン付空気清浄機を配置した際の空気の流れを示す側面
図である。
【0017】図において、1はエアーカーテン付空気清
浄機を示し、このエアーカーテン付空気清浄機1は、後
述するエアー吸込口9を内側にして部屋2の一部を囲う
形に1以上の空気清浄機本体3を天井4に配置し、1以
上の空気清浄機本体3の送風機13による送風量を風量調
整機14により調整して、エアー排出口11からの排出空気
量をエアーカーテン7により囲う空間5の外部からエア
ーカーテン7が巻き込む空気量よりも大に設定してな
る。
【0018】そして、その空気清浄機本体3は、その本
体下面6に下向きのエアーカーテン7を形成するエアー
吹出口8及びエアー吸込口9をそれぞれ設けると共に、
本体側面10にエアー排出口11を設け、かつエアー吸込口
9とエアー吹出口8及びエアー排出口11との間に空気清
浄機12及び送風機13をそれぞれ設けると共に、送風機13
とエアー吹出口8及びエアー排出口11との間に風量調整
機14を設けている。なお、この空気清浄機本体3は設置
具15により天井4に設置される。
【0019】前記空気清浄機本体3は、天井4に設置し
外観が見えるものであるから、デザイン的にその場の雰
囲気に合ったものが選択され、その高さ及び幅寸法も目
的に応じたものが選択される。
【0020】そして、このエアー吹出口8は、エアーカ
ーテン7を下向きに形成するものであれば、その形状を
限定しない。このエアー吹出口8は、細長い長方形であ
っても、複数の孔を一列に並べても、更に複数のノズル
を一列に並べても良い。
【0021】前記送風機13は、エアー吸込口9から空間
5内の空気を吸込んで空気清浄機12により清浄化し、そ
の清浄空気の一部をエアー吹出口8から吹き出して設定
高さのエアーカーテン7を形成させると共に、エアー排
出口11から上述のエアーカーテン7により空間5外から
巻き込む空気量(以下外部巻込風量Qという)よりも大
きく設定した残りの清浄空気を排出するものであり、そ
のため、空間5内は負圧状態になる。
【0022】通常この送風機13の風量QF は次の式で計
算される。 Qt=0.55(H/W0 1/2 0 ………………(1) Q=1/2(Qt−Q0 ) ………………(2) よって、QF =(Qo +Q)α ………………(3) 但し、Qt=床面到達エアーカーテンの風量〔m3 /mi
n 〕 H =天井から床面までの距離〔m〕 W0 =エアーカーテン吹出口の巾〔m〕 Q0 =エアーカーテン風量〔m3 /min 〕 Q =外部巻込風量〔m3 /min 〕 α =安全係数 なお、送風機13の形式は、特に限定がない。また空気清
浄機12も特に限定がなく、フィルターや電気集塵機であ
っても良く、更に風量調整機14も特に限定がなく、実施
例ではダンパーを使用している。
【0023】次に上記構成になるエアーカーテン付空気
清浄機1の使用方法につき説明する。まず、部屋2の形
状、寸法に合わせて、それらに合う寸法の空気清浄機本
体3を選択し、必要数用意する。図2、3の例では空気
清浄機本体3を2基設置している。この際、図2、3中
空間5側にエアー吸込口9を位置させ、空間5の外にエ
アー排出口11を位置させるように、空気清浄機本体3に
て部屋2の一部を囲う。次に送風機13を作動させ、エア
ー吹出口8及びエアー排出口11からのそれぞれの吐出し
風量を満足するように風量調整機14を調整する。従っ
て、送風機13が作動すると、エアー吸込口9から空気が
入り、空気清浄機12により清浄空気となり、その清浄空
気の一部がエアー吹出口8から吹き出て下向きのエアー
カーテン7を形成する。このエアーカーテン7により部
屋2の一部が囲われて空間5を形成し、空気は循環す
る。この際エアーカーテン7は、空間5の外部から空気
を巻き込んで風量が増加する。
【0024】そして、残りの清浄空気は、空間5の外部
にあるエアー排出口11から排出される。この際、排出空
気量は上記外部巻込風量Qより大に設定されているか
ら、空間5内は負圧状態を現出する。従って、負圧状態
となった空間5内で煙草を吸っても、その煙は空間5か
ら外部に漏れることがなくエアー吸込口9から入り、空
気清浄機12により清浄空気となり外部に排出される。従
って、本発明のエアーカーテン付空気清浄機1によれ
ば、風量調整機14を調整することで、設置高さに見合う
エアーカーテン形成風速を設定でき、しかも安定した負
圧状態となっている空間5を形成させ、空間5内で喫煙
しても、その煙が空間5の外部に漏れることがなく清浄
化するから、部屋2内の環境を良好に保つことが可能に
なる。
【0025】図4、5は本発明の他の実施例を示すもの
で、このエアーカーテン付空気清浄機1aと、図1〜3
に示す実施例との相違点は、空気清浄機本体3aを天井
4内に埋め込んだ点にあり、他の構成、作用について
は、図1〜3の実施例と同様なので図面に符号を付して
その説明を省略する。
【0026】図6、7は本発明の他の実施例を示すもの
で、このエアーカーテン付空気清浄機1bと、図1〜3
に示す実施例との相違点は、送風機13の下流側に風量調
整機14を設けないで、空気清浄機本体3bにエアー循環
吸込口30を設け、該エアー循環吸込口30とエアー吹出口
8との間に新たに送風機31を設置し、更に送風機13の代
わりに排風機32を設けた点にある。他の構成については
図1〜3の実施例と同様なので、図面に符号を付してそ
の説明を省略する。
【0027】そして、この空気清浄機本体3bを図7に
示すように部屋2の形状、寸法に合せて設置して、発生
させたエアーカーテン7にて部屋2の一部を囲うこと
は、図1〜3の実施例の場合と同様である。次にそれぞ
れの送風機31及び排風機32を作動させると、エアー循環
吸込口30から空気が入り、エアー吹出口8から空気が吹
き出てエアーカーテン7を形成する。このエアーカーテ
ン7により部屋2の一部が囲われて空間5を形成し、空
気は循環する。この際、エアーカーテン7は、空間5の
外部から空気(外部巻込風量Q)を巻き込む。一方、排
風機32によりエアー吸込口9から空気が入り空気清浄機
12により清浄空気となってエアー排出口11から排出さ
れ、その排出空気量は上記外部巻込風量Qよりも大に設
定されていることにより空間5内を負圧状態とするこ
と、図1〜3の実施例と同様である。
【0028】図8は本発明の他の実施例を示すもので、
この空気清浄機本体3cと、図6、7に示す空気清浄機
本体3bとの相違点は、天井4内に埋め込み可能とした
点にあり、この空気清浄機本体3cを図7に示すように
配置すれば、エアーカーテン付空気清浄機1cを構成す
る。他の構成、作用については図6、7に示す実施例と
同様なので、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0029】なお、図6、8に示す送風機31とエアー吹
出口8との間に風量調整機を設けて、エアー吹出口8か
らの空気吐出し量を制御すれば、天井高さに対応したエ
アーカーテン風速とすることが出来、そのことで一機種
により種々の天井高さに対応できて、生産コストの低減
を図ることができる。
【0030】図9〜11は本発明の他の実施例を示すもの
で、このエアーカーテン付空気清浄機1dと、図6、7
に示す実施例との相違点は、前述の図6に示す空気清浄
機本体3bの排風機32の風量を大きくし空気清浄機12の
処理量も大きくした空気清浄機本体3dと、排風機32や
空気清浄機12がなく下面にエアー循環吸込口41及びエア
ー吹出口42を設けこれらの間に送風機43を設けてなるエ
アーカーテン発生機本体(以下単に発生機本体という)
40と、を組み合せ、天井4に設置具44により設置する点
にある。
【0031】そして、このエアーカーテン付空気清浄機
1dは、これらの空気清浄機本体3d及び発生機本体40
により、部屋2の形状、寸法に合せた寸法のものを必要
数用意し、これらを図10、11のように配置する。この
際、空間5内にそれぞれのエアー循環吸込口41とエアー
吸込口9とを位置させ、空間5の外部にエアー排出口11
を位置させるように、空気清浄機本体3d及び発生機本
体40にて部屋2の一部を囲うことは、図6、7の実施例
の場合と同様である。次にそれぞれの送風機31、43及び
排風機32を作動させる。それぞれの送風機31、43が作動
すると、エアー吸込口9、エアー循環吸込口41から空気
が入り、エアー吹出口8、42から空気が吹き出てエアー
カーテン7を形成する。このエアーカーテン7により部
屋2の一部が囲われて空間5を形成し、空気は循環す
る。
【0032】この際、エアーカーテン7は、空間5の外
部から空気を巻き込む。そして、空気清浄機本体3dの
風量の大きい排風機32及び処理量の大きい空気清浄機12
により空間5内の空気を清浄空気として、エアー排出口
11から排出して空間5内を負圧状態とすること、図6、
7の実施例と同様である。この実施例のように、空気清
浄機を付帯した空気清浄機本体3dとエアーカーテン発
生専用の発生機本体40とに分けることにより、全体とし
てコンパクトにでき、かつ空気清浄機12の数量が減少す
るから、その分メンテナンスが行ないやすいメリットが
ある。
【0033】図12は本発明の他の実施例を示すもので、
この発生機本体45と図9に示す発生機本体40との相違点
は、天井4内に埋め込み可能として点にあり、この発生
機本体45と、図8に示す空気清浄機本体3cの排風機32
の風量を大きくし空気清浄機12の処理量も大きくした空
気清浄機本体3eとを図10、11に示すように配置すれ
ば、エアーカーテン付空気清浄機1eを構成する。他の
構成、作用については、図9〜11に示す実施例と同様な
ので、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0034】なお、図9、12に示す送風機43とエアー吹
出口42との間に風量調整機を設けてエアー吹出口8から
の空気吐出し量を制御すれば、天井高さに対応したエア
ーカーテン風量とすることが出来、そのことで一機種に
より種々の天井高さに対応できて、生産コストの低減を
図ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
部屋の一部をつい立てなどの障害物がなくても、エアー
カーテンで囲われた空間内は常時負圧状態となり、この
空間内の煙草の煙などの汚染物を外に流出させない。従
って、部屋の一部をつい立てなどの障害物を設置するこ
となく、圧迫感がなく見通しも良いままで、エアーカー
テンで囲われた空間を喫煙所等に利用することができ
る。
【0036】更に、送風機の下流側に風量調整機がある
と、上記効果に加えて、天井高さに応じエアー吹出口か
らの空気吹出量を制御し、エアーカーテンの風速調整を
行えて送風機を変えなくても天井高さの変動に対応し得
るから、一機種で種々の高さの天井に対応できる。
【0037】また、エアーカーテンを形成する送風機と
空気を清浄化して空間外に排出する排風機とを分けてあ
ると、送風機を変えないと天井高さの変動に対応しずら
いが、ダンパー等の風量調整機により空気量を調整する
場合に比べ、圧力損失もなく全体として動力効率が良
い。このエアーカーテンを形成する送風機の下流側に風
量調整機があると、上記効果に加えて一機種で天井高さ
の変動に対応できる。
【0038】また、空気清浄機本体と、エアーカーテン
発生機本体とに分別してあると、全体としてコンパクト
になり、部屋内に設置する際のレイアウトが行ない易
く、特に空気清浄機の数が減るから、メンテナンスが簡
易になる。このエアーカーテンを発生するそれぞれの送
風機の下流側に風量調整機があると、上記効果に加えて
一機種で天井高さの変動に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアーカーテン付空気清浄機の縦断面
図。
【図2】部屋にエアーカーテン付空気清浄機を配置した
状態を示す平面図。
【図3】部屋にエアーカーテン付空気清浄機を配置した
際の空気の流れを示す側面図。
【図4】空気清浄機本体の他の実施例を示す縦断面図。
【図5】部屋にエアーカーテン付空気清浄機を配置した
際の空気の流れを示す縦断面図。
【図6】他の実施例を示す図1と同状の縦断面図。
【図7】他の実施例を示す図2と同状の平面図。
【図8】他の実施例を示す図2と同状の縦断面図。
【図9】他の実施例のエアーカーテン発生機本体を示す
縦断面図。
【図10】他の実施例を配置した状態を示す平面図。
【図11】他の実施例を配置した状態を示す平面図。
【図12】エアーカーテン発生機本体の他の実施例を示
す図9と同状の縦断面図。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e エアーカーテン
付空気清浄機 2 部屋 3、3a、3b、3c、3d、3e 空気清浄機本体 4 天井 5 空間 7 エアーカーテン 8、42 エアー吹
出口 9 エアー吸込口 11 エアー排出口 12 空気清浄機 13、31、43 送風
機 14 風量調整機 30、41 エアー循
環吸込口 32 排風機 40、45 エアーカーテン発生機本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気清浄機本体に下向きのエアーカーテ
    ンを形成するエアー吹出口を設け、該エアー吹出口から
    の下向きのエアーカーテンが部屋の一部を囲い空間を形
    成するように前記空気清浄機本体を天井に1以上設置
    し、更に前記空気清浄機本体に前記空間内の空気を吸引
    するエアー吸込口及び前記空間外に空気を排出するエア
    ー排出口を設けると共に、前記エアー吸込口と前記エア
    ー吹出口及び前記エアー排出口との間に空気清浄機及び
    送風機を設けてなり、前記部屋の一部を前記エアーカー
    テンにて囲うと共に、前記エアー排出口からの排出空気
    量を前記エアーカーテンが前記空間の外部から巻き込む
    空気量よりも大に設定したことを特徴とするエアーカー
    テン付空気清浄機。
  2. 【請求項2】 前記送風機の下流側に風量調整機を設け
    て、前記エアー吹出口からの空気吹出量を制御し、エア
    ーカーテンの風速調整を行ない、かつ前記エアー排出口
    からの排出空気量を前記エアーカーテンが前記空間の外
    部から巻き込む空気量よりも大に設定した請求項1記載
    のエアーカーテン付空気清浄機。
  3. 【請求項3】 空気清浄機本体に下向きのエアーカーテ
    ンを形成するエアー吹出口を設け、該エアー吹出口の下
    向きのエアーカーテンが部屋の一部を囲い空間を形成す
    るように前記空気清浄機本体を天井に1以上設置し、更
    に前記空気清浄機本体に前記空間内の空気を吸引するエ
    アー循環吸込口を設けると共に、前記エアー吹出口と前
    記エアー循環吸込口との間に送風機を設け、かつ前記空
    気清浄機本体に前記空間内の空気を吸引するエアー吸込
    口及び前記空間外に空気を排出するエアー排出口を設け
    ると共に、前記エアー吸込口と前記エアー排出口との間
    に空気清浄機及び排風機を設けてなり、前記部屋の一部
    を前記エアーカーテンにて囲うと共に、前記エアー排出
    口からの排出空気量を前記エアーカーテンが前記空間の
    外部から巻き込む空気量よりも大に設定したことを特徴
    とするエアーカーテン付空気清浄機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の送風機による送風量を調
    整可能としたエアーカーテン付空気清浄機。
  5. 【請求項5】 エアーカーテン発生機本体に下向きのエ
    アーカーテンを形成するエアー吹出口を設け、該エアー
    吹出口及び請求項3記載の空気清浄機本体のエアー吹出
    口からの下向きのエアーカーテンが部屋の一部を囲い空
    間を形成するように前記エアーカーテン発生機本体及び
    前記空気清浄機本体を天井にそれぞれ1以上設置し、更
    に前記エアーカーテン発生機本体に前記空間内の空気を
    吸引するエアー吸込口を設けると共に、該エアー循環吸
    込口と前記エアー循環吹出口との間に送風機を設けてな
    り、前記部屋の一部を前記エアーカーテンにて囲うと共
    に、前記空気清浄機本体の前記排出口からの排出空気量
    を前記エアーカーテンが前記空間の外部から巻き込む空
    気量よりも大に設定したことを特徴とするエアーカーテ
    ン付空気清浄機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の空気清浄機本体の送風機
    及びエアーカーテン発生機本体の送風機による送風量を
    それぞれ調整可能としたエアーカーテン付空気清浄機。
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