JPH061256U - ケース用ヒンジ装置 - Google Patents

ケース用ヒンジ装置

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JPH061256U
JPH061256U JP4684092U JP4684092U JPH061256U JP H061256 U JPH061256 U JP H061256U JP 4684092 U JP4684092 U JP 4684092U JP 4684092 U JP4684092 U JP 4684092U JP H061256 U JPH061256 U JP H061256U
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case
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washer
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mount plate
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勝男 呂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースの本体部分と上部カバーとの間に取付
けられるヒンジ装置において、カバーに取付けられる回
動軸と、その回動を抑制するばね手段の摩耗を防止す
る。 【構成】 ヒンジ装置は、ケースに取付けられるマウン
トプレート10と、上部カバーに取付けられる回動軸2
0を有する。マウントプレート10は垂直部分19にお
いて孔11を有し、この孔11に回動軸20の伸張部分
24が貫通する。垂直部分19の両側にはワッシャ1
2,13が取付けられている。伸張部分24は先端にね
じ端部201を有し、このねじ端部にナット16が螺合
する。ナットとワッシャ12の間にはばね手段14及び
拘束手段15が嵌装されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケース用ヒンジ装置に関し、より詳細には、上部カバー及び本体部 分を有してなるタイプのケースにおけるヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
多くのヒンジ装置がポータブルコンピュータのようなケースに使用されている 。このタイプのケースは、上部カバーと本体部分を有し、本体部分に対して上部 カバーを所望の位置に、摩擦力により保持できるようになっている。しかし、こ のようなヒンジ装置は、長期間使用を続けると機能しなくなる。例えば、1つの タイプのヒンジ装置は、回動軸の周りでばねを利用し、ばねの内側表面の締付け 接触表面と回動軸の外側表面との間の摩擦力により、上記目的を達成しようとし ている。しかし、長期間使用すると、ばねと回動軸は摩耗によりこれらの間で充 分な締付け力を発揮できなくなる。
【0003】 従って、上記欠点を抑制及び/又は除去することができる改良されたヒンジ装 置に対する要望は、長期に亘り、充たされていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、本体部分と上部カバーとを有するケース用ヒンジ装置であって、実 質的にL字状のマウントプレートと、2つのワッシャと、回動軸と、ばね手段と 、ナットとを有してなるヒンジ装置を提供する。L字状のマウントプレートは、 ワッシャがその両側にそれぞれ取付けられる垂直部分と、ケースの本体部分に固 定して取付けられるようになっている水平部分とを有する。回動軸は、垂直部分 の一方側に位置付けられ、且つ、ケースの上部カバーに固定して取付けられるよ うになっているマウント部分と、垂直部分の前記一方側に位置付けられたワッシ ャに接するフランジ部分と、垂直部分の孔に嵌合して回動可能に受け入れられる 伸張部分とを有する。ばね手段は、回動軸の伸張部分の周りに取付けられている 。ナットは、垂直部分の他方側に位置するワッシャとの間でばね手段を付勢する ように伸張部分のねじ端部に取付けられている。
【0005】 上記の構成のものでは、回動軸がばね手段に対して自由に回動することができ る。上部カバーがケースの本体部分に対して所望の位置に来たとき、ナットによ って付勢されたばね手段が回動軸に長手方向の力を作用させて、回動軸のフラン ジ部分が垂直部分の前記一方側に位置するワッシャに対して締付けられ、回動軸 がその位置に保持されるようになっている。
【0006】
【実施例】
まず、図1及び図2に示されるように、本考案によるヒンジ装置は、全体とし て、実施的にL字形状をなすマウントプレート10を有してなる。マウントプレ ート10は、孔11を具えた垂直部分19と水平部分18とを有する。水平部分 18は、ポータブルコンピュータ等のようなケース(図示せず)の本体部分にし っかりと取付けられるようになっている。
【0007】 ヒンジ装置は、さらに、孔11を貫通する回動軸20を有する。回動軸20は 、上記ケースの上部カバー(図示せず)にしっかりと取付けられるようになって いるマウント部分22と、フランジ部分21と、垂直部分19の孔11に枢着さ れた伸張部分24を有してなる。伸張部分24はねじ端部201を有する。ヒン ジ装置は、さらに、垂直部分19の両側にそれぞれ取付けられる2つのワッシャ 12,13と、4枚の皿ばね14からなるばね手段と、拘束手段15と、ナット 16とを有してなる。図2に詳細に示されているように、回動軸20は孔11を 貫通している。そのマウント部分22及びフランジ部分21は、垂直部分19の 一方側に位置し、その伸張部分24の一部は孔11に枢着されている。さらに、 ねじ端部201は、マウントプレート10の垂直部分19の他方側に位置する。 マウントプレート10の垂直部分19の他方側にはワッシャ12が直接取付けら れる。その後、ばね手段が回動軸20の伸張部分24の周りに取付けられる。次 いで、拘束手段15及びナット16がねじ端部201に装着される。ナット16 はばね手段を付勢するように締め込まれる。
【0008】 使用者がケースを開けようとするとき、その上部カバーはマウントプレート1 0に対して回動軸20が回動することによって開かれる。回動している間、回動 軸20はばね14に対して自由に回動することができる。ケースの本体部分に対 して上部カバーが所望の位置に来たとき、使用者は上部カバーから手を離す。上 部カバーは、その位置に保持される。ナット16により付勢されるばね手段は、 回動軸20のフランジ部分21がワッシャ13に対してきつく締付けられており 、且つ、力が回動軸20をその位置に保持するのに充分となるように、回動軸2 0の長手方向(図2における矢印Aで示される方向)に作用するためである(垂 直部分19が固定されているため)。さらに、孔11から外側に延びる油溝11 0が滑らかな回動をもたらす。ワッシャ12,13とマウントプレート10の垂 直部分19との間で滑らかに回動ができるように、ワッシャ12,13に油孔1 20,130を設けることができる。さらに、ねじ端部210の周りにおいてナ ット16にガスケット160を設け、回動軸20をその位置に保持するようにす ることができる。
【0009】 図3に示されるように、拘束部材15はその外縁から突出する突起151を有 する。ケースのカバーがケースの本体部分に対して予め定められた最大角度で開 かれたとき(点線で示す)、突起151はマウントプレート10の垂直部分19 から延びるプレート12のストッパ102に接触して止められる。
【0010】 図1に示されるように、伸張部分24のフランジ部分21近傍に環状溝210 を形成して、製造後に生じる問題を解決することができる。これは、回動軸20 が、従来、旋盤によって加工されるようになっており、旋盤のカッタが回動軸2 0の軸に対して角度をもった平面上に位置するために、フランジ部分21近傍に 小さな突起が形成され、位置決め精度をもたせて回動軸を長手方向に完全に引き 抜くことができないことによる。溝210を設けることにより、回動軸を長手方 向に完全に引き抜くことができ、位置決め精度が得られる。さらに、マウントプ レート10の垂直部分19に対して回動軸20の回動を滑らかにするために、溝 210に油を塗布するとよい。
【0011】 上記実施例では、ねじ端部201が2つの逆向き表面を形成するようにカット されており、拘束部材15がこれに対応する孔150を有する。しかし、本考案 の原理から離れることなく、他の改変が加えられ得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるヒンジ装置の分解斜視図である。
【図2】ヒンジ装置の部分断面図である。
【図3】ヒンジ装置の側面図である。
【符号の説明】
10 マウントプレート 11 孔 12 ワッシャ 13 ワッシャ 14 皿ばね(ばね手段) 15 拘束手段 16 ナット 18 水平部分 19 垂直部分 20 回動軸 21 フランジ部分 22 マウント部分 24 伸張部分 102 ストッパ 110 油溝 150 孔 151 突起 160 ガスケット 201 ねじ端部 210 環状溝

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部分と上部カバーとを有するケース
    用ヒンジ装置であって、 孔を具えた垂直部分と前記ケースの前記本体部分に取付
    けられるようになっている水平部分とを有する実質的に
    L字状のマウントプレートと、 前記垂直部分の一方側に位置付けられ、且つ、前記ケー
    スの前記上部カバーに固定して取付けられるようになっ
    ているマウント部分と、前記垂直部分の前記一方側に位
    置付けられるフランジ部分と、前記マウントプレートの
    前記垂直部分の前記孔に嵌合して回動可能に受け入れら
    れる部分を具え、且つ、ねじ端部を具えた伸張部分とを
    有する回動軸と、 前記回動軸の前記伸張部分に取付けられ、且つ、前記垂
    直部分と前記フランジ部分との間で前記マウントプレー
    トの前記垂直部分の前記一方側に取付けられた第1のワ
    ッシャと、 前記回動軸の前記伸張部分に取付けられ、且つ、前記マ
    ウントプレートの前記垂直部分の他方側に取付けられた
    第2のワッシャと、 前記回動軸の前記伸張部分の周りに取付けられたばね手
    段と、 前記第2のワッシャとの間で前記ばね手段を付勢するよ
    うに前記伸張部分の前記ねじ端部に取付けられたナット
    とを有してなり、 前記回動軸が前記ばね手段に対して自由に回動可能であ
    り、前記上部カバーが前記ケースの前記本体部分に対し
    て所望の位置に来たとき、前記ナットにより付勢された
    前記ばね手段が前記回動軸に長手方向の力を作用させ
    て、前記回動軸の前記フランジ部分が前記第2のワッシ
    ャに対して締付けられて、前記回動軸がその位置に保持
    されるようになっている、 ヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記ばね手段と前記ナットとの
    間に設けられた拘束手段を有し、該拘束手段がその外側
    表面から突出する突起と前記マウントプレートから延び
    るストッパとを有して、前記ケースの前記上部カバーが
    前記ケースの前記本体部分に対して予め定められた最大
    角度で開かれたとき、前記突起が前記ストッパに接触し
    て止まるようになっている、請求項1記載のヒンジ装
    置。
  3. 【請求項3】 滑らかな回動をもたらすように、前記孔
    に少なくとも1つの油溝が形成されている、請求項1記
    載のヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 各々のワッシャと前記マウントプレート
    の間で滑らかな接触表面をもたらすように、前記ワッシ
    ャの各々に少なくとも1つの油孔が形成されている、請
    求項1記載のヒンジ装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記回動軸をその姿勢に保持す
    るように、前記ねじ端部の周りにおいて前記ナットに設
    けられたガスケットを有する、請求項1記載のヒンジ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記伸張部分が前記フランジ部分近傍に
    環状溝を有する、請求項1記載のヒンジ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0422620U (ja) * 1990-06-14 1992-02-25

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JPH0422620U (ja) * 1990-06-14 1992-02-25

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