JPH06125370A - 検波回路 - Google Patents
検波回路Info
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- JPH06125370A JPH06125370A JP4300471A JP30047192A JPH06125370A JP H06125370 A JPH06125370 A JP H06125370A JP 4300471 A JP4300471 A JP 4300471A JP 30047192 A JP30047192 A JP 30047192A JP H06125370 A JPH06125370 A JP H06125370A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 π/4シフトQPSK波をS/Nを劣化させ
ることなく、検波する。 【構成】 遅延検波回路41,42により、入力信号を
1シンボル遅延してI成分およびQ成分を検波する。ま
た、遅延検波回路43,44により、入力信号を2シン
ボル遅延してI成分およびQ成分を検波する。遅延検波
回路41,42の出力を2値判定回路14,17により
2値判定し、その判定結果から、位相差判定回路20に
おいて入力信号の位相位置を判定する。また、遅延検波
回路43,44の出力を3値判定回路16,19により
3値判定し、その判定結果から、位相差判定回路24に
おいて入力信号の位相位置を判定する。位相差判定回路
20と24の出力から、検出回路45において周波数誤
差を検出する。そして、その検出した周波数誤差に対応
して、補正回路27において補正信号を生成し、位相差
判定回路25が出力する位相位置を補正する。
ることなく、検波する。 【構成】 遅延検波回路41,42により、入力信号を
1シンボル遅延してI成分およびQ成分を検波する。ま
た、遅延検波回路43,44により、入力信号を2シン
ボル遅延してI成分およびQ成分を検波する。遅延検波
回路41,42の出力を2値判定回路14,17により
2値判定し、その判定結果から、位相差判定回路20に
おいて入力信号の位相位置を判定する。また、遅延検波
回路43,44の出力を3値判定回路16,19により
3値判定し、その判定結果から、位相差判定回路24に
おいて入力信号の位相位置を判定する。位相差判定回路
20と24の出力から、検出回路45において周波数誤
差を検出する。そして、その検出した周波数誤差に対応
して、補正回路27において補正信号を生成し、位相差
判定回路25が出力する位相位置を補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、π/4シフトQPSK
波を検波する場合に用いて好適な検波回路に関する。
波を検波する場合に用いて好適な検波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】π/4シフトQPSK信号を検波するの
に、検波回路に入力される信号の周波数を所定の周波数
に設定する必要がある。このように、周波数を自動的に
制御するAFC(自動周波数制御回路)として、タンク
入出力位相差検出型AFC、ベースバンドビート信号検
出型AFC、あるいは基準信号比較型AFCなどが知ら
れている。
に、検波回路に入力される信号の周波数を所定の周波数
に設定する必要がある。このように、周波数を自動的に
制御するAFC(自動周波数制御回路)として、タンク
入出力位相差検出型AFC、ベースバンドビート信号検
出型AFC、あるいは基準信号比較型AFCなどが知ら
れている。
【0003】これらの従来の装置においては、中間周波
数(IF)が予め設定された所定の周波数となるよう
に、中間周波数を生成するために用いる局部発振器の発
振周波数を周波数誤差に応じて制御するようにしてい
る。
数(IF)が予め設定された所定の周波数となるよう
に、中間周波数を生成するために用いる局部発振器の発
振周波数を周波数誤差に応じて制御するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、このよ
うに、IF信号生成段階における局部発振器の周波数を
制御するようにしているため、この局部発振器を制御す
る制御信号線にノイズがのりやすく、S/Nが劣化する
課題があった。
うに、IF信号生成段階における局部発振器の周波数を
制御するようにしているため、この局部発振器を制御す
る制御信号線にノイズがのりやすく、S/Nが劣化する
課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、S/Nが劣化することを抑制するものであ
る。
ものであり、S/Nが劣化することを抑制するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の検波回路は、入
力信号を1シンボル遅延して検波する第1の検波手段と
しての遅延検波回路41,42と、遅延検波回路41,
42の出力のレベルを判定する第1のレベル判定手段と
しての3値判定回路15,18と、3値判定回路15,
18の出力の位相を判定する第1の位相判定手段として
の位相差判定回路25と、入力信号を複数シンボル遅延
して検波する第2の検波手段としての遅延検波回路4
3,44と、遅延検波回路43,44の出力のレベルを
判定する第2のレベル判定手段としての3値判定回路1
6,19と、3値判定回路16,19の出力の位相を判
定する第2の位相判定手段としての位相差判定回路24
と、遅延検波回路41,42の出力のレベルを判定する
第3のレベル判定手段としての2値判定回路14,17
と、2値判定回路14,17の出力の位相を判定する第
3の位相判定手段としての位相差判定回路20と、位相
差判定回路24の出力と位相差判定回路20の出力か
ら、入力信号の周波数ずれを検出する検出手段としての
検出回路45とを備えることを特徴とする。
力信号を1シンボル遅延して検波する第1の検波手段と
しての遅延検波回路41,42と、遅延検波回路41,
42の出力のレベルを判定する第1のレベル判定手段と
しての3値判定回路15,18と、3値判定回路15,
18の出力の位相を判定する第1の位相判定手段として
の位相差判定回路25と、入力信号を複数シンボル遅延
して検波する第2の検波手段としての遅延検波回路4
3,44と、遅延検波回路43,44の出力のレベルを
判定する第2のレベル判定手段としての3値判定回路1
6,19と、3値判定回路16,19の出力の位相を判
定する第2の位相判定手段としての位相差判定回路24
と、遅延検波回路41,42の出力のレベルを判定する
第3のレベル判定手段としての2値判定回路14,17
と、2値判定回路14,17の出力の位相を判定する第
3の位相判定手段としての位相差判定回路20と、位相
差判定回路24の出力と位相差判定回路20の出力か
ら、入力信号の周波数ずれを検出する検出手段としての
検出回路45とを備えることを特徴とする。
【0007】3値判定回路15,18においては、遅延
検波回路41,42の出力のレベルを3つの値に判定す
るようにすることができる。そして、この判定は、基準
レベルより大きい第1のレベルと、基準レベルより小さ
い第2のレベルとを設け、遅延検波回路41,42の出
力が第1のレベルより大きい値、第1のレベルより小さ
く、かつ、第2のレベルより大きい値、および第2のレ
ベルより小さい値、の3つの値のいずれであるかを基準
に行うことができる。
検波回路41,42の出力のレベルを3つの値に判定す
るようにすることができる。そして、この判定は、基準
レベルより大きい第1のレベルと、基準レベルより小さ
い第2のレベルとを設け、遅延検波回路41,42の出
力が第1のレベルより大きい値、第1のレベルより小さ
く、かつ、第2のレベルより大きい値、および第2のレ
ベルより小さい値、の3つの値のいずれであるかを基準
に行うことができる。
【0008】検出回路45の出力に対応して、位相差判
定回路25の出力を補正する補正手段としての補正回路
27をさらに設けることができる。また、検出回路45
の出力に対応して、遅延検波回路41,42の遅延時間
を制御する制御手段としての制御回路32をさらに設け
ることができる。
定回路25の出力を補正する補正手段としての補正回路
27をさらに設けることができる。また、検出回路45
の出力に対応して、遅延検波回路41,42の遅延時間
を制御する制御手段としての制御回路32をさらに設け
ることができる。
【0009】
【作用】上記構成の検波回路においては、入力信号を1
シンボル遅延して検波する遅延検波回路41,42の出
力に対応する判定結果と、複数シンボル遅延して検波す
る遅延検波回路43,44の出力に対応して判定した判
定結果とから周波数ずれが検出される。従って、構成が
簡略化され、ベースバンドにおいて周波数の推定が可能
となり、S/Nの劣化が抑制される。
シンボル遅延して検波する遅延検波回路41,42の出
力に対応する判定結果と、複数シンボル遅延して検波す
る遅延検波回路43,44の出力に対応して判定した判
定結果とから周波数ずれが検出される。従って、構成が
簡略化され、ベースバンドにおいて周波数の推定が可能
となり、S/Nの劣化が抑制される。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のπ/4シフトQPSK波の
検波回路の一実施例の構成を示すブロック図である。I
Fアンプ1は、入力された中間周波数(IF)信号を飽
和増幅し、遅延検波回路41と42に出力するようにな
されている。遅延検波回路41は、入力信号を1シンボ
ル遅延して出力する遅延回路2と、遅延回路2により遅
延された信号と、遅延されない信号との排他的論理和を
演算するイクスクルーシブオア回路3と、イクスクルー
シブオア回路3の出力の不要な高域成分を除去するロー
パスフィルタ4とにより構成されている。この遅延検波
回路41によりI成分が遅延検波される。
検波回路の一実施例の構成を示すブロック図である。I
Fアンプ1は、入力された中間周波数(IF)信号を飽
和増幅し、遅延検波回路41と42に出力するようにな
されている。遅延検波回路41は、入力信号を1シンボ
ル遅延して出力する遅延回路2と、遅延回路2により遅
延された信号と、遅延されない信号との排他的論理和を
演算するイクスクルーシブオア回路3と、イクスクルー
シブオア回路3の出力の不要な高域成分を除去するロー
パスフィルタ4とにより構成されている。この遅延検波
回路41によりI成分が遅延検波される。
【0011】これに対して、遅延検波回路42は、入力
信号を1シンボル遅延して出力する遅延回路8と、遅延
回路8により遅延された信号と、遅延されない信号との
排他的論理和を演算するイクスクルーシブオア回路9
と、イクスクルーシブオア回路9の出力の不要な高域成
分を除去するローパスフィルタ10とにより構成されて
いる。この遅延検波回路42によりQ成分が遅延検波さ
れる。
信号を1シンボル遅延して出力する遅延回路8と、遅延
回路8により遅延された信号と、遅延されない信号との
排他的論理和を演算するイクスクルーシブオア回路9
と、イクスクルーシブオア回路9の出力の不要な高域成
分を除去するローパスフィルタ10とにより構成されて
いる。この遅延検波回路42によりQ成分が遅延検波さ
れる。
【0012】遅延回路2の出力はまた、遅延回路5に供
給され、1シンボルだけさらに遅延された後、イクスク
ルーシブオア回路6に供給されるようになされている。
イクスクルーシブオア回路6は、遅延回路5より入力さ
れた信号と、IFアンプ1より入力された信号との排他
的論理和を演算し、ローパスフィルタ7に出力してい
る。この遅延回路2,5、イクスクルーシブオア回路6
およびローパスフィルタ7により、入力信号を2シンボ
ル遅延してI成分を遅延検波する遅延検波回路43が構
成されている。
給され、1シンボルだけさらに遅延された後、イクスク
ルーシブオア回路6に供給されるようになされている。
イクスクルーシブオア回路6は、遅延回路5より入力さ
れた信号と、IFアンプ1より入力された信号との排他
的論理和を演算し、ローパスフィルタ7に出力してい
る。この遅延回路2,5、イクスクルーシブオア回路6
およびローパスフィルタ7により、入力信号を2シンボ
ル遅延してI成分を遅延検波する遅延検波回路43が構
成されている。
【0013】同様にして、遅延回路8の後段には、遅延
回路11が接続され、遅延回路11により1シンボル遅
延された信号が、イクスクルーシブオア回路12に供給
されるようになされている。イクスクルーシブオア回路
12は、遅延回路11より入力された信号と、IFアン
プ1より入力された信号の排他的論理和を演算し、ロー
パスフィルタ13に出力している。この遅延回路8,1
1、イクスクルーシブオア回路12およびローパスフィ
ルタ13により、入力信号を2シンボル遅延してQ成分
を遅延検波する遅延検波回路44が構成されている。
回路11が接続され、遅延回路11により1シンボル遅
延された信号が、イクスクルーシブオア回路12に供給
されるようになされている。イクスクルーシブオア回路
12は、遅延回路11より入力された信号と、IFアン
プ1より入力された信号の排他的論理和を演算し、ロー
パスフィルタ13に出力している。この遅延回路8,1
1、イクスクルーシブオア回路12およびローパスフィ
ルタ13により、入力信号を2シンボル遅延してQ成分
を遅延検波する遅延検波回路44が構成されている。
【0014】ローパスフィルタ4の出力は、3値判定回
路15に供給され、そのレベルが3値判定されるように
なされている。そして、その判定結果が位相差判定回路
25に供給されている。また、ローパスフィルタ10の
出力が3値判定回路18に供給され、3値判定され、そ
の判定結果が位相差判定回路25に供給されている。ロ
ーパスフィルタ7の出力は、3値判定回路16に供給さ
れ、3値判定され、その判定結果が位相差判定回路24
に供給される。また、ローパスフィルタ13の出力は、
3値判定回路19に供給されて3値判定され、その判定
結果が位相差判定回路24に供給されている。さらに、
ローパスフィルタ4の出力は、2値判定回路14に供給
され、2値判定された後、その判定結果が位相差判定回
路20に供給されている。また、ローパスフィルタ10
の出力は、2値判定回路17に供給され、2値判定され
た後、その判定結果が位相差判定回路20に供給されて
いる。
路15に供給され、そのレベルが3値判定されるように
なされている。そして、その判定結果が位相差判定回路
25に供給されている。また、ローパスフィルタ10の
出力が3値判定回路18に供給され、3値判定され、そ
の判定結果が位相差判定回路25に供給されている。ロ
ーパスフィルタ7の出力は、3値判定回路16に供給さ
れ、3値判定され、その判定結果が位相差判定回路24
に供給される。また、ローパスフィルタ13の出力は、
3値判定回路19に供給されて3値判定され、その判定
結果が位相差判定回路24に供給されている。さらに、
ローパスフィルタ4の出力は、2値判定回路14に供給
され、2値判定された後、その判定結果が位相差判定回
路20に供給されている。また、ローパスフィルタ10
の出力は、2値判定回路17に供給され、2値判定され
た後、その判定結果が位相差判定回路20に供給されて
いる。
【0015】位相差判定回路20の出力は、加算器22
に供給されるとともに、1シンボル遅延回路21により
1シンボルだけ遅延された後、加算器22に供給され、
位相差判定回路20より供給された信号と加算されるよ
うになされている。そして、加算器22の出力は、減算
器23に供給され、位相差判定回路24の出力から減算
され、減算器23の出力が積算回路26に供給されてい
る。積算回路26は、図示せぬCPUなどより供給され
る積算タイミング信号に同期して、減算器23より供給
される信号を積算するようになされている。
に供給されるとともに、1シンボル遅延回路21により
1シンボルだけ遅延された後、加算器22に供給され、
位相差判定回路20より供給された信号と加算されるよ
うになされている。そして、加算器22の出力は、減算
器23に供給され、位相差判定回路24の出力から減算
され、減算器23の出力が積算回路26に供給されてい
る。積算回路26は、図示せぬCPUなどより供給され
る積算タイミング信号に同期して、減算器23より供給
される信号を積算するようになされている。
【0016】この遅延回路21、加算器22、減算器2
3および積算回路26により、周波数ずれを検出する検
出回路45が構成されている。
3および積算回路26により、周波数ずれを検出する検
出回路45が構成されている。
【0017】プリアンブル検出回路29は、位相差判定
回路24の出力からプリアンブルを検出し、その検出信
号を積算回路26にリセット信号として供給するととも
に、PLLをリセットする高速シンボル同期信号とし
て、図示せぬPLLに供給されるようになされている。
このプリアンブル検出回路29には、CPUが出力する
同期確立信号がディセーブル信号として供給されてい
る。
回路24の出力からプリアンブルを検出し、その検出信
号を積算回路26にリセット信号として供給するととも
に、PLLをリセットする高速シンボル同期信号とし
て、図示せぬPLLに供給されるようになされている。
このプリアンブル検出回路29には、CPUが出力する
同期確立信号がディセーブル信号として供給されてい
る。
【0018】補正回路27は、位相差判定回路25の出
力と積算回路26の出力に対応して補正信号を生成し、
加算器28に出力している。加算器28は、位相差判定
回路25の出力と補正回路27の出力とを加算し、位相
データ変換回路31に出力している。位相データ変換回
路31は、加算器28より供給された信号を復調データ
に変換し、図示せぬCPUへ出力するようになされてい
る。
力と積算回路26の出力に対応して補正信号を生成し、
加算器28に出力している。加算器28は、位相差判定
回路25の出力と補正回路27の出力とを加算し、位相
データ変換回路31に出力している。位相データ変換回
路31は、加算器28より供給された信号を復調データ
に変換し、図示せぬCPUへ出力するようになされてい
る。
【0019】また、積算回路26の出力は、ラッチ回路
30に供給され、ラッチされた後、周波数ずれを表す信
号として、図示せぬ回路に供給されるとともに、制御回
路32にも供給されている。制御回路32は、ラッチ回
路30の出力に対応して、遅延回路2,5,8,11の
遅延時間を制御するようになされている。
30に供給され、ラッチされた後、周波数ずれを表す信
号として、図示せぬ回路に供給されるとともに、制御回
路32にも供給されている。制御回路32は、ラッチ回
路30の出力に対応して、遅延回路2,5,8,11の
遅延時間を制御するようになされている。
【0020】次に、その動作について説明する。IFア
ンプ1により飽和増幅された信号は、1シンボル遅延回
路2、イクスクルーシブオア回路3、およびローパスフ
ィルタ4よりなる遅延検波回路41により入力され、I
成分が遅延検波される。このローパスフィルタ4より出
力された信号は、3値判定回路15に供給され、3値判
定される。
ンプ1により飽和増幅された信号は、1シンボル遅延回
路2、イクスクルーシブオア回路3、およびローパスフ
ィルタ4よりなる遅延検波回路41により入力され、I
成分が遅延検波される。このローパスフィルタ4より出
力された信号は、3値判定回路15に供給され、3値判
定される。
【0021】3値判定回路15は、図2に示すように、
基準レベルとしての0レベルより大きいレベルI1と、
0レベルより小さいレベルI2を、閾値として有してい
る。そして、ローパスフィルタ4より入力された信号の
レベルと、このレベルI1,I2とを比較し、ローパスフ
ィルタ4より入力された信号のレベルが、レベルI1よ
り大きいときH、I1より小さく、かつ、I2より大きい
ときM、そしてI2より小さいときL、の3値判定結果
を2ビットのデータとして、位相差判定回路25に出力
する。
基準レベルとしての0レベルより大きいレベルI1と、
0レベルより小さいレベルI2を、閾値として有してい
る。そして、ローパスフィルタ4より入力された信号の
レベルと、このレベルI1,I2とを比較し、ローパスフ
ィルタ4より入力された信号のレベルが、レベルI1よ
り大きいときH、I1より小さく、かつ、I2より大きい
ときM、そしてI2より小さいときL、の3値判定結果
を2ビットのデータとして、位相差判定回路25に出力
する。
【0022】一方、1シンボル遅延回路8、イクスクル
ーシブオア回路9、およびローパスフィルタ10よりな
る遅延検波回路42により遅延検波されたQ成分の信号
が、3値判定回路18に供給され、3値判定される。
ーシブオア回路9、およびローパスフィルタ10よりな
る遅延検波回路42により遅延検波されたQ成分の信号
が、3値判定回路18に供給され、3値判定される。
【0023】即ち、3値判定回路18は、図2に示すよ
うに、基準レベルとしての0レベルより大きいレベルQ
1と、0レベルより小さいレベルQ2を、閾値として有し
ており、ローパスフィルタ10より入力された信号のレ
ベルと、このレベルQ1,Q2とを比較する。ローパスフ
ィルタ10より入力された信号のレベルが、レベルQ1
より大きいときH、Q1より小さく、かつ、Q2より大き
いときM、そしてQ2より小さいときL、の3値判定結
果を2ビットのデータとして、位相差判定回路25に出
力する。
うに、基準レベルとしての0レベルより大きいレベルQ
1と、0レベルより小さいレベルQ2を、閾値として有し
ており、ローパスフィルタ10より入力された信号のレ
ベルと、このレベルQ1,Q2とを比較する。ローパスフ
ィルタ10より入力された信号のレベルが、レベルQ1
より大きいときH、Q1より小さく、かつ、Q2より大き
いときM、そしてQ2より小さいときL、の3値判定結
果を2ビットのデータとして、位相差判定回路25に出
力する。
【0024】このように、位相差判定回路25には、I
成分におけるH,M,Lの3値の判定結果と、Q成分に
おけるH,M,Lの3値の判定結果とが入力される。図
2に示すように、I成分を横軸に、Q成分を縦軸に取
り、I軸上の点を0として、反時計方向に45度ずつ離
間した位置を、それぞれ1乃至7とすると、π/4シフ
トQPSK信号の位相の位置は、1,3,5,7のいず
れか1つとなる。
成分におけるH,M,Lの3値の判定結果と、Q成分に
おけるH,M,Lの3値の判定結果とが入力される。図
2に示すように、I成分を横軸に、Q成分を縦軸に取
り、I軸上の点を0として、反時計方向に45度ずつ離
間した位置を、それぞれ1乃至7とすると、π/4シフ
トQPSK信号の位相の位置は、1,3,5,7のいず
れか1つとなる。
【0025】I成分の3値判定結果がHであるとき、そ
の信号の位相位置は、0,1または7のいずれかとな
る。また、I成分の判定結果がMであるとき、位相位置
は、2または6となる。そして判定結果がLであると
き、位相位置は、3,4または5となる。同様にして、
Q成分の3値判定結果がHであるとき、その信号の位相
位置は、1乃至3のいずれかとなり、I成分の判定結果
がMであるとき、位相位置は、0または4となり、判定
結果がLであるとき、位相位置は、5乃至7のいずれか
となる。従って、位相差判定回路25は、IおよびQ成
分の3値の判定結果から、図3に示す判定を行うことが
できる。
の信号の位相位置は、0,1または7のいずれかとな
る。また、I成分の判定結果がMであるとき、位相位置
は、2または6となる。そして判定結果がLであると
き、位相位置は、3,4または5となる。同様にして、
Q成分の3値判定結果がHであるとき、その信号の位相
位置は、1乃至3のいずれかとなり、I成分の判定結果
がMであるとき、位相位置は、0または4となり、判定
結果がLであるとき、位相位置は、5乃至7のいずれか
となる。従って、位相差判定回路25は、IおよびQ成
分の3値の判定結果から、図3に示す判定を行うことが
できる。
【0026】即ち、I成分の判定結果がH,M,Lであ
り、Q成分の判定結果がHであるとき、位相位置は、
1,2または3となる。I成分の判定結果がHまたはL
であるとき、Q成分の判定結果がMであれば、位相位置
は、0または4となる。また、I成分の判定結果がH,
M,Lであるとき、Q成分の判定結果がLであれば、位
相位置は、7,6または5となる。
り、Q成分の判定結果がHであるとき、位相位置は、
1,2または3となる。I成分の判定結果がHまたはL
であるとき、Q成分の判定結果がMであれば、位相位置
は、0または4となる。また、I成分の判定結果がH,
M,Lであるとき、Q成分の判定結果がLであれば、位
相位置は、7,6または5となる。
【0027】位相差判定回路25は、この判定結果を加
算器28と補正回路27に出力する。加算器28に入力
された信号は、補正回路27より出力された信号と加算
され(補正され)、最終的な判定結果として位相データ
変換回路31に供給される。
算器28と補正回路27に出力する。加算器28に入力
された信号は、補正回路27より出力された信号と加算
され(補正され)、最終的な判定結果として位相データ
変換回路31に供給される。
【0028】そこで、次に、この補正の動作について説
明する。1シンボル遅延回路2,5、イクスクルーシブ
オア回路6、およびローパスフィルタ7よりなる遅延検
波回路43により遅延検波された出力が、3値判定回路
16に供給され、上述した場合と同様にして、3値の判
定が行われ、その判定結果が位相差判定回路24に供給
される。また同様にして、1シンボル遅延回路8,1
1、イクスクルーシブオア回路12、およびローパスフ
ィルタ13よりなる遅延検波回路44により遅延検波さ
れた出力が、3値判定回路19に供給され、3値の判定
が行われ、その判定結果が位相差判定回路24に供給さ
れる。
明する。1シンボル遅延回路2,5、イクスクルーシブ
オア回路6、およびローパスフィルタ7よりなる遅延検
波回路43により遅延検波された出力が、3値判定回路
16に供給され、上述した場合と同様にして、3値の判
定が行われ、その判定結果が位相差判定回路24に供給
される。また同様にして、1シンボル遅延回路8,1
1、イクスクルーシブオア回路12、およびローパスフ
ィルタ13よりなる遅延検波回路44により遅延検波さ
れた出力が、3値判定回路19に供給され、3値の判定
が行われ、その判定結果が位相差判定回路24に供給さ
れる。
【0029】位相差判定回路24は、位相差判定回路2
5における場合と同様に、I成分とQ成分の3値の判定
結果から、π/4シフトQPSK信号の位相位置0乃至
7を判定し、その判定結果を減算器23に出力する。位
相差判定回路24と位相差判定回路25における判定結
果の相異は、位相差判定回路25が入力信号を1シンボ
ル遅延して検波する遅延検波回路41,42の出力より
位相位置を判定しているのに対して、位相差判定回路2
4は、入力信号を2シンボル遅延して検波する遅延検波
回路43,44の出力に対応して位相位置を判定してい
ることである。
5における場合と同様に、I成分とQ成分の3値の判定
結果から、π/4シフトQPSK信号の位相位置0乃至
7を判定し、その判定結果を減算器23に出力する。位
相差判定回路24と位相差判定回路25における判定結
果の相異は、位相差判定回路25が入力信号を1シンボ
ル遅延して検波する遅延検波回路41,42の出力より
位相位置を判定しているのに対して、位相差判定回路2
4は、入力信号を2シンボル遅延して検波する遅延検波
回路43,44の出力に対応して位相位置を判定してい
ることである。
【0030】一方、2値判定回路14は、I成分の入力
信号を1シンボル遅延して検波する遅延検波回路41の
出力を、図4に示すように、2値判定する。即ち、2値
判定回路14は、ローパスフィルタ4より入力された信
号のレベルが、閾値としての0レベルより大きいか、小
さいかを判定し、大きいときH、小さいときLの判定結
果を、位相差判定回路20に出力する。
信号を1シンボル遅延して検波する遅延検波回路41の
出力を、図4に示すように、2値判定する。即ち、2値
判定回路14は、ローパスフィルタ4より入力された信
号のレベルが、閾値としての0レベルより大きいか、小
さいかを判定し、大きいときH、小さいときLの判定結
果を、位相差判定回路20に出力する。
【0031】同様に、2値判定回路17は、ローパスフ
ィルタ10が出力するQ成分の信号レベルを2値判定
し、そのレベルが、閾値としての0レベルより大きいと
きH、小さいときLの判定結果を、位相差判定回路20
に出力する。
ィルタ10が出力するQ成分の信号レベルを2値判定
し、そのレベルが、閾値としての0レベルより大きいと
きH、小さいときLの判定結果を、位相差判定回路20
に出力する。
【0032】位相差判定回路20には、このようにして
I成分の2値判定H,Lと、Q成分の2値判定H,Lが
入力される。図4に示すように、I成分がHであると判
定されたとき、入力信号の位相位置は0,1または7で
あり、Lであるとき、3乃至5のいずれかである。ま
た、Q成分がHあるとき、入力信号の位相位置は1乃至
3のいずれかであり、Lであるとき、5乃至7のいずれ
かである。従って、図5に示すように、I成分とQ成分
が両方ともHであるとき、その位相位置は1と判定さ
れ、I成分がL、Q成分がHであるとき、位相位置は3
と判定される。また同様にして、I成分がHであり、Q
成分がLであるとき、位相位置は7と判定され、I成分
とQ成分が両方ともLであるとき、その位相位置は5と
判定される。位相差判定回路20は、この1,3,5ま
たは7の位相位置の判定結果を出力する。
I成分の2値判定H,Lと、Q成分の2値判定H,Lが
入力される。図4に示すように、I成分がHであると判
定されたとき、入力信号の位相位置は0,1または7で
あり、Lであるとき、3乃至5のいずれかである。ま
た、Q成分がHあるとき、入力信号の位相位置は1乃至
3のいずれかであり、Lであるとき、5乃至7のいずれ
かである。従って、図5に示すように、I成分とQ成分
が両方ともHであるとき、その位相位置は1と判定さ
れ、I成分がL、Q成分がHであるとき、位相位置は3
と判定される。また同様にして、I成分がHであり、Q
成分がLであるとき、位相位置は7と判定され、I成分
とQ成分が両方ともLであるとき、その位相位置は5と
判定される。位相差判定回路20は、この1,3,5ま
たは7の位相位置の判定結果を出力する。
【0033】この位相差判定回路20の出力は、1シン
ボル遅延回路21により1シンボル遅延されたものと、
遅延されないものとが、加算器22において加算され
る。加算器22は、モジュロ8の加算を行う。
ボル遅延回路21により1シンボル遅延されたものと、
遅延されないものとが、加算器22において加算され
る。加算器22は、モジュロ8の加算を行う。
【0034】即ち、この遅延回路21と加算器22によ
り、入力信号を2シンボル遅延して検波した信号を、位
相差判定回路24で判定した場合と同じレベルの判定結
果の信号が生成される。そして、この信号が減算器23
に供給され、位相差判定回路24が出力する信号から減
算される。位相差判定回路24の出力する信号は、遅延
検波回路43,44において2シンボル遅延された信号
を元に生成したものである。これに対して、加算器22
が出力する信号は、遅延検波回路41,42により1シ
ンボル遅延して検波した信号を元に生成されたものであ
る。一般的に、遅延検波回路における遅延シンボル数が
大きくなると、周波数変動に対する検波性能がそれだけ
劣化する。換言すると、1シンボル遅延して検波する遅
延検波回路は、nシンボル遅延して検波する遅延検波回
路より、検波性能の劣化が1/nとなる。
り、入力信号を2シンボル遅延して検波した信号を、位
相差判定回路24で判定した場合と同じレベルの判定結
果の信号が生成される。そして、この信号が減算器23
に供給され、位相差判定回路24が出力する信号から減
算される。位相差判定回路24の出力する信号は、遅延
検波回路43,44において2シンボル遅延された信号
を元に生成したものである。これに対して、加算器22
が出力する信号は、遅延検波回路41,42により1シ
ンボル遅延して検波した信号を元に生成されたものであ
る。一般的に、遅延検波回路における遅延シンボル数が
大きくなると、周波数変動に対する検波性能がそれだけ
劣化する。換言すると、1シンボル遅延して検波する遅
延検波回路は、nシンボル遅延して検波する遅延検波回
路より、検波性能の劣化が1/nとなる。
【0035】従って、減算器23が出力する信号は、1
シンボルの遅延検波回路41,42と、2シンボルの遅
延検波回路43,44が、それぞれ両方とも正しいデー
タを復調しているとき0となり、周波数誤差がないもの
と推定することができる。換言すれば、減算器23の出
力は、IFアンプ1より入力される信号の周波数が高い
方にずれている場合、正(+1)となり、低い方にずれ
ている場合、負(−1)となる。
シンボルの遅延検波回路41,42と、2シンボルの遅
延検波回路43,44が、それぞれ両方とも正しいデー
タを復調しているとき0となり、周波数誤差がないもの
と推定することができる。換言すれば、減算器23の出
力は、IFアンプ1より入力される信号の周波数が高い
方にずれている場合、正(+1)となり、低い方にずれ
ている場合、負(−1)となる。
【0036】積算回路26は、減算器23が出力する信
号を、入力される積算タイミングに同期して積算する。
プリアンブル検出回路29は、位相差判定回路24が出
力する信号からプリアンブル(このプリアンブルは、本
装置において検波される信号のタイムスロットの所定の
位置に周期的に配置されている)を検出する。積算回路
26は、このプリアンブル検出回路29から検出信号が
入力されたとき、積算値をリセットする。このようにし
て積算回路26は、所定の期間における減算器23の出
力の積算値を出力する。
号を、入力される積算タイミングに同期して積算する。
プリアンブル検出回路29は、位相差判定回路24が出
力する信号からプリアンブル(このプリアンブルは、本
装置において検波される信号のタイムスロットの所定の
位置に周期的に配置されている)を検出する。積算回路
26は、このプリアンブル検出回路29から検出信号が
入力されたとき、積算値をリセットする。このようにし
て積算回路26は、所定の期間における減算器23の出
力の積算値を出力する。
【0037】補正回路27は、積算回路26の積算値の
極性(正または負)と、位相差判定回路25の出力(位
相位置0乃至7)をモニタし、補正信号を生成する。こ
の補正信号は、位相差判定回路25が出力する位相位置
が、1,3,5または7のとき0とされる。即ち、この
とき、位相差判定回路25が出力する位相位置の信号
が、加算器28を介して、そのまま位相データ変換回路
31に供給される。
極性(正または負)と、位相差判定回路25の出力(位
相位置0乃至7)をモニタし、補正信号を生成する。こ
の補正信号は、位相差判定回路25が出力する位相位置
が、1,3,5または7のとき0とされる。即ち、この
とき、位相差判定回路25が出力する位相位置の信号
が、加算器28を介して、そのまま位相データ変換回路
31に供給される。
【0038】これに対して、補正信号は、位相差判定回
路25が出力する位相位置が、0,2,4または6の場
合、積算回路26における積算値が正であれば、プラス
1とされ、負であれば、−1とされる。この補正信号が
位相差判定回路25の出力に、加算器28において加算
されるため、加算器28の出力は、位相差判定回路25
が出力する位相位置が0,2,4または6の場合、積算
回路26の積算値が正であれば、それぞれ1,3,5ま
たは7とされ、積算値が負であれば、7,1,3または
5とされる。
路25が出力する位相位置が、0,2,4または6の場
合、積算回路26における積算値が正であれば、プラス
1とされ、負であれば、−1とされる。この補正信号が
位相差判定回路25の出力に、加算器28において加算
されるため、加算器28の出力は、位相差判定回路25
が出力する位相位置が0,2,4または6の場合、積算
回路26の積算値が正であれば、それぞれ1,3,5ま
たは7とされ、積算値が負であれば、7,1,3または
5とされる。
【0039】このようにして、加算器28の出力は、図
2における4つの位相位置1,3,5または7のいずれ
かとなる。即ち、π/4シフトQPSKの4つの位相位
置のいずれであるのかが、ここで判定されたことにな
る。そして、この位相位置データは、位相データ変換回
路31に入力され、復調データに変換される。
2における4つの位相位置1,3,5または7のいずれ
かとなる。即ち、π/4シフトQPSKの4つの位相位
置のいずれであるのかが、ここで判定されたことにな
る。そして、この位相位置データは、位相データ変換回
路31に入力され、復調データに変換される。
【0040】一方、積算回路26の積算値は、プリアン
ブル検出回路29が出力するリセット信号によりリセッ
トされる直前に、ラッチ回路30においてラッチされ、
そのラッチ結果に対応して、制御回路32は、遅延回路
2,5,8および11の遅延量を制御する。即ち、ラッ
チ回路30にラッチした値が正であるとき、IF信号の
周波数が高い方にずれているため、制御回路32は、遅
延回路2,5,8または11の遅延量を小さくなるよう
に制御する。逆に、ラッチ回路30がラッチした値が負
であるとき、IF信号の周波数が低い方にずれているた
め、各遅延回路における遅延時間を長くするように切り
換える。
ブル検出回路29が出力するリセット信号によりリセッ
トされる直前に、ラッチ回路30においてラッチされ、
そのラッチ結果に対応して、制御回路32は、遅延回路
2,5,8および11の遅延量を制御する。即ち、ラッ
チ回路30にラッチした値が正であるとき、IF信号の
周波数が高い方にずれているため、制御回路32は、遅
延回路2,5,8または11の遅延量を小さくなるよう
に制御する。逆に、ラッチ回路30がラッチした値が負
であるとき、IF信号の周波数が低い方にずれているた
め、各遅延回路における遅延時間を長くするように切り
換える。
【0041】遅延回路2,5,8または11は、それぞ
れ内部に、例えば100段のシフトレジスタを内蔵して
おり、その段数を変更することにより、遅延時間が制御
される。IFアンプ1に入力される中間周波信号の周波
数を1.2MHz、遅延回路2,5,8および11のク
ロックを19.2MHzとするとき、192Kspsの
レートで、各シンボルが各遅延回路において処理される
ことになる。
れ内部に、例えば100段のシフトレジスタを内蔵して
おり、その段数を変更することにより、遅延時間が制御
される。IFアンプ1に入力される中間周波信号の周波
数を1.2MHz、遅延回路2,5,8および11のク
ロックを19.2MHzとするとき、192Kspsの
レートで、各シンボルが各遅延回路において処理される
ことになる。
【0042】以上の如く本実施例においては、ベースバ
ンドにおいて周波数ずれの検出、およびそれに付随する
補正が可能となる。
ンドにおいて周波数ずれの検出、およびそれに付随する
補正が可能となる。
【0043】尚、以上の実施例においては、遅延検波回
路43,44により2シンボル遅延するようにしたが、
n(n≧3)シンボル遅延するようにすることが可能で
ある。
路43,44により2シンボル遅延するようにしたが、
n(n≧3)シンボル遅延するようにすることが可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】以上の如く本発明の検波回路によれば、
入力信号を1シンボル遅延して検波する第1の検波手段
の出力と、複数シンボル遅延して検波する第2の検波手
段の出力とを利用して、入力信号の周波数ずれを検出す
るようにしたので、中間周波数を復調する復調回路の内
部において、処理を完了することができ、S/Nの劣化
を抑制することが可能となる。
入力信号を1シンボル遅延して検波する第1の検波手段
の出力と、複数シンボル遅延して検波する第2の検波手
段の出力とを利用して、入力信号の周波数ずれを検出す
るようにしたので、中間周波数を復調する復調回路の内
部において、処理を完了することができ、S/Nの劣化
を抑制することが可能となる。
【図1】本発明の検波回路の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1の実施例における3値判定回路15,1
6,18,19の動作を説明する図である。
6,18,19の動作を説明する図である。
【図3】図1の実施例における位相差判定回路24,2
5の判定動作を説明する図である。
5の判定動作を説明する図である。
【図4】図1の実施例における2値判定回路14,17
の動作を説明する図である。
の動作を説明する図である。
【図5】図1の実施例における位相差判定回路20の判
定動作を説明する図である。
定動作を説明する図である。
1 IFアンプ 2 遅延回路 3 イクスクルーシブオア回路 5,8 遅延回路 9 イクスクルーシブオア回路 11 遅延回路 12 イクスクルーシブオア回路 14 2値判定回路 15,16 3値判定回路 17 2値判定回路 18,19 3値判定回路 20 位相差判定回路 21 遅延回路 22 加算器 23 減算器 24,25 位相差判定回路 26 積算回路 27 補正回路 28 加算器 32 制御回路 41 乃至44 遅延検波回路 45 検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】 入力信号を1シンボル遅延して検波する
第1の検波手段と、 前記第1の検波手段の出力のレベルを判定する第1のレ
ベル判定手段と、 前記第1のレベル判定手段の出力の位相を判定する第1
の位相判定手段と、 入力信号を複数シンボル遅延して検波する第2の検波手
段と、 前記第2の検波手段の出力のレベルを判定する第2のレ
ベル判定手段と、 前記第2のレベル判定手段の出力の位相を判定する第2
の位相判定手段と、 前記第1の検波手段の出力のレベルを判定する第3のレ
ベル判定手段と、 前記第3のレベル判定手段の出力の位相を判定する第3
の位相判定手段と、 前記第2の位相判定手段の出力と前記第3の位相判定手
段の出力から、入力信号の周波数ずれを検出する検出手
段とを備えることを特徴とする検波回路。 - 【請求項2】 前記第1のレベル判定手段は、前記第1
の検波手段の出力のレベルを3つの値に判定する3値判
定手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の検波回
路。 - 【請求項3】 前記3値判定手段は、基準レベルより大
きい第1のレベルと、前記基準レベルより小さい第2の
レベルとを備え、前記第1の検波手段の出力が、前記第
1のレベルより大きい値、前記第1のレベルより小さ
く、かつ、前記第2のレベルより大きい値、および前記
第2のレベルより小さい値、の3値のいずれであるかを
判定することを特徴とする請求項2に記載の検波回路。 - 【請求項4】 前記検出手段の出力に対応して、前記第
1の位相判定手段の出力を補正する補正手段をさらに備
えることを特徴とする請求項1,2または3に記載の検
波回路。 - 【請求項5】 前記検出手段の出力に対応して、前記第
1の検波手段および第2の検波手段の遅延時間を制御す
る制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の検波回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30047192A JP3360691B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 検波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30047192A JP3360691B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 検波回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125370A true JPH06125370A (ja) | 1994-05-06 |
JP3360691B2 JP3360691B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=17885196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30047192A Expired - Fee Related JP3360691B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 検波回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3360691B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6091789A (en) * | 1996-06-28 | 2000-07-18 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Method and device for phase modulated signals |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP30047192A patent/JP3360691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6091789A (en) * | 1996-06-28 | 2000-07-18 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Method and device for phase modulated signals |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3360691B2 (ja) | 2002-12-24 |
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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