JPH0612500A - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

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Publication number
JPH0612500A
JPH0612500A JP4166339A JP16633992A JPH0612500A JP H0612500 A JPH0612500 A JP H0612500A JP 4166339 A JP4166339 A JP 4166339A JP 16633992 A JP16633992 A JP 16633992A JP H0612500 A JPH0612500 A JP H0612500A
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JP
Japan
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register
registers
exception
task
mask
Prior art date
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Application number
JP4166339A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Fukuda
政広 福田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロードまたはセーブの対象を動的に変化でき
るようにし、レジスタ切替えのオーバヘッドを減少させ
る。 【構成】 複数のレジスタを持つマイクロプロセッサに
おいて、レジスタ・アクセス検出手段と、このレジスタ
・アクセス検出手段からの出力値にマスクをかけるマス
ク手段と、例外を発生させる例外発生手段とを備え、使
用するレジスタの数が動的に変化するタスクが並行動作
している場合に、例外を発生させるレジスタ群をスタテ
ィックなプログラム解析結果に基づいて適切に指定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチプログラミング機
能を有するオペレーティングシステムによる情報処理に
利用する。本発明は、レジスタの無駄な退避やロードを
少なくしてレジスタ切替えのオーバヘッドを低減するこ
とができるマイクロプロセッサに関する。
【0002】
【従来の技術】V60/70/80のLDTASK(L
ood Task Context)命令やSTTAS
K(Return from Trap or Int
errupt System)命令は、オペレーティン
グ・システムのタスク・コンテキスト切替えを支援する
命令である。これらの命令は、オペランドで指定された
タスク・コントロール・ブロック(TCB)の内容をレ
ジスタにロードし、あるいはストアし、さらに仮想記憶
管理情報テーブルなどを更新するために使用される高機
能命令である。特に、ロード、あるいはセーブの対象と
なるレジスタはオペランドで指定された番号のレジスタ
に限られるため、それぞれのタスクで使用されるレジス
タのみをロード、あるいはセーブすることができる。全
レジスタをロード、あるいはセーブする場合に比較して
オーバヘッドを軽減させることが可能となる。
【0003】実行対象タスクで使用されるレジスタが何
番レジスタと何番レジスタであるかを調査することは大
変容易であり、高級言語で記述されている場合には、ア
センブラ・ソースを出力させ、種々のツールを用いてレ
ジスタ名を検索することができる。
【0004】このようにロード、あるいはセーブの対象
となるレジスタを命令のオペランドでスタティックに指
定した番号のレジスタに限ることによって、図12に示
すように、それぞれのタスクで使用するレジスタ群の時
間的な変化がほとんどない場合に無駄なロード、あるい
はセーブを回避することができる。図12は〔外1〕、
〔外2〕、〔外3〕、〔外1〕、〔外2〕、〔外3〕、
〔外1〕の順にタスクが遷移する状況を示したものであ
る。
【0005】
【外1】
【0006】
【外2】
【0007】
【外3】 引き出し線で示されているのはその区間で使用されるレ
ジスタ番号である。例えば、〔外1〕はα区間でレジス
タ0〜22およびレジスタ28〜31を使用することを
示している。
【0008】従来、図12に示すようにレジスタを使用
するタスクを並列に実行させる場合、ロード、あるいは
ストア対象レジスタを(regはレジスタ番号を示す)
【0009】
【外4】
【0010】
【外5】
【0011】
【外6】 のように指定するこで、OSが無駄なロード、あるいは
ストアを行うのを軽減させている。そのときのレジスタ
状態遷移の状況を図13に示す。これは使用するレジス
タの数がほとんど変化しない場合に有効な方法である同
図中、Aと表示されている部分は〔外1〕のコンテキス
トを保持しているレジスタを意味する。B、Cに関して
も同様である。?は〔外1〕、〔外2〕、〔外3〕を示
す。
【0012】ここで、図12に示すタスク遷移を行うと
きの動作を図14を用いて説明する。
【0013】α区間からβ区間へタスク・スイッチが発
生したとき、図14に示すように〔外1〕のうちSTT
ASK命令によって指定されたレジスタの内容、つまり
レジスタ0〜22およびレジスタ28〜31が退避さ
れ、システム・サービスおよびスケジューリングが行わ
れた後に、〔外2〕のうちLDTASK命令によって指
定されたレジスタ0〜10およびレジスタ28〜31の
内容がロードされて〔外2〕に制御が移る。
【0014】β区間からγ区間へタスク・スイッチが発
生したときは、〔外2〕のうちSTTASK命令によっ
て指定されたレジスタの内容、つまりレジスタ0〜10
およびレジスタ28〜31が退避され、システム・サー
ビスおよびスケジューリングが行われた後に、〔外3〕
のうちLDTASK命令によって指定さたレジスタ0〜
9およびレジスタ28〜31の内容がロードされて〔外
3〕に制御が移る。
【0015】また、γ区間からδ区間へタスク・スイッ
チが発生したときは、〔外3〕のうちSTTASK命令
によって指定されたレジスタの内容つまりレジスタ0〜
9およびレジスタ28〜31が退避され、システム・サ
ービスおよびスケジューリングが行われた後、〔外1〕
のうちLDTASK命令によって指定されたレジスタ0
〜22およびレジスタ28〜31の内容がロードされて
〔外1〕に制御が移る。
【0016】以降、各δ、ε、ζ、η区間でのタスク・
スイッチングも同様に行われる。(μPD70832ユ
ーザーズマニュアル IEU−663A)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ロー
ド、あるいはセーブの対象となるレジスタはスタティッ
ク以外に指定することができないため、図(A)に示す
ようなタスクの遷移があった場合、
【0018】
【外7】
【0019】
【外8】
【0020】
【外9】 のように指定しなければならない。つまり、タスク切替
の多くの場合は使用しないレジスタを入れ換えているこ
とになる。例えばタスク中1〜2命令でアクセスするレ
ジスタが存在していたとしても、そのタスクの全実行期
間に渡って入れ換えなければならなず、具体的には、例
えば図2に示すγ区間からδ区間、ζ区間からη区間、
ι区間からκ区間に移る際にコンテキスト・スイッチが
行われるとき、レジスタ8〜23は無駄に入れ換えられ
ている。これは、ロードまたはセーブする対象を動的に
指定できないことに起因している。
【0021】本発明はこのような背景のもとに行われる
もので、ロードまたはセーブの対象を動的に変化させる
ことができ、レジスタ切替えのオーバヘッドを低減する
ことができるマイクロプロセッサを提供することを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のレジス
タを有し、オペレーティング・システムの制御にしたが
って並行処理されているタスクをタスク識別子によって
識別し処理を実行する中央処理装置と、この中央処理装
置に接続されたメモリおよび割り込みコントローラとを
備えたマイクロプロセッサにおいて、前記中央処理装置
に、前記複数のレジスタへのアクセスを検出するレジス
タ・アクセス検出手段と、前記複数のレジスタ個々に対
応するビットを持つマスク・レジスタを有し、前記レジ
スタ・アクセス検出手段の出力を前記マスク・レジスタ
を用いてマスクするマスク手段と、前記マスク・レジス
タの内容を変更する手段を有し、前記マスク手段の出力
にしたがって例外を発生させる例外発生手段とを備え、
前記メモリに、カレントのタスク識別子を保持する手段
と、切替前のタスク識別子を保持する手段とを含むこと
を特徴とする。
【0023】
【作用】マスクのかけられていないレジスタ・グループ
のレジスタをアクセスしたときに例外発生手段によって
例外を発生させ、レジスタ・グループのレジスタ内容を
切替え前タスク識別子が示すコンテキストへ退避し、カ
レントタスク識別子が示すコンテキストをレジスタへロ
ードし、マスク・レジスタの内容を変更する手段を用い
てレジスタ・グループに対応するマスク・レジスタ中の
ビットを変更する。
【0024】このように、使用するレジスタの数が動的
に変化する場合に、例外を発生させるレジスタ群をスタ
ティックなプログラム解析結果に基づいて適切に指定す
ることにより、レジスタの無駄な退避やロードを減少さ
せることができ、レジスタ切替えのオーバヘッドを軽減
させることができる。さらに、切替えるべきレジスタ数
が増加した場合でも異なる例外を発生させるレジスタ群
を複数設定することにより、レジスタ切替えのオーバヘ
ッドを減少させることができる。
【0025】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0026】(第一実施例)図1(a)は本発明第一実
施例の全体構成を示すブロック図、同図(b)はマスク
手段の構成を示すブロック図である。
【0027】本発明第一実施例は、複数のレジスタ10
0を有し、オペレーティング・システムの制御にしたが
って並行処理されているタスクをタスク識別子によって
識別し処理を実行する中央処理装置(以下CPUとい
う)140と、このCPU140に接続されたメモリ1
50および割り込みコントローラ170とを備え、中央
処理装置140に、複数のレジスタ100へのアクセス
を検出するレジスタ・アクセス検出手段110と、複数
のレジスタ100の個々に対応するビットを持つマスク
・レジスタ121を有し、レジスタ・アクセス検出手段
110の出力をマスク・レジスタ121を用いてマスク
するマスク手段120と、マスク・レジスタ121の内
容を変更する手段を有し、マスク手段120の出力にし
たがって例外を発生させる例外発生手段130とを備
え、メモリ150に、カレントのタスク識別子を保持す
る手段と、切替え前のタスク識別子を保持する手段とを
含む。
【0028】図2は本発明第一実施例における使用する
レジスタの数が動的に大きく変化する場合のタスク遷移
図である。以下図2に示すようなタスクの切替えが発生
する場合について説明する。この場合32個のレジスタ
をすべてタスクを通じて静的なアクセス頻度が高いレジ
スタ群と低いレジスタ群とに分け、高いレジスタ群は常
にレジスタ内容を入れ換え、低いレジスタ群は例外を発
生されて入れ換えるものとする。
【0029】本第一実施例では、常にレジスタ内容を入
れ換えるレジスタ群をコンカレント・レジスタ、例外を
発生させて入れ換えるレジスタ群をノンカレント・レジ
スタと呼ぶ。また、コンカレント・レジスタが持つコン
テキストをカレント・コンテキスト、ノンカレント・レ
ジスタが持つコンテキストを遅延コンテキストと呼ぶ。
カーネルは遅延コンテキストを持つタスクIDを保持し
ている。
【0030】また、本第一実施例ではタスク全般を通じ
て例外が発生するレジスタ群を一組だけ用意し、レジス
タ0〜7とレジスタ28〜31までを常に入れ換え、レ
ジスタ8〜23はアクセスがあったときに例外を発生さ
せて入れ換えを行い、レジスタ24〜27は入れ換えの
対象としないように構成する。
【0031】ここで、図2に示すように、使用するレジ
スタ数がコンテキスト切替時に動的に大きく変化する場
合の動作について説明する。図3は本発明第一実施例に
おけるカーネルがコンテキスト切替え時に行う処理の流
れを示すフローチャート、図4は本発明第一実施例にお
けるカーネルが例外発生時に行う処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0032】図2に示すα区間の始めで〔外1〕にタス
ク・スイッチ処理をするときは、図3に示す処理の流れ
に従って、カーネルがプリビアス・コンテキストのレジ
スタ0〜7、レジスタ28〜31に退避され、システム
・サービスおよびスケジューリングの後に、カレント・
コンテキストレジスタ0〜7、レジスタ28〜31をロ
ードする。その後、遅延コンテキストとカレント・コン
テキストのタスクIDが等しいか否かを判定し、等しく
ない場合にはマスク・レジスタ121のノンカレント・
レジスタに対応するビットをセットしてディスパッチす
る。
【0033】次に、例外が発生するときの動作について
説明する。〔外1〕の処理が進みレジスタ8〜23のい
づれかをアクセスする命令が現れると、マスク・レジス
タ121から例外発生手段130に信号が伝達され、例
外発生手段130は例外を発生させる。例外が発生する
と、カーネルの例外ハンドラは図4に示す処理の流れに
従ってノンカレント・レジスタ、つまりレジスタ8〜2
3を退避し、システム・サービスおよびスケシューリン
グの後、カレント・コンテキストのレジスタ8〜23を
ロードする。その後、マスク・レジスタ121をクリア
し、カレント・コンテキストのタスクIDを遅延コンテ
キストのタスクIDとしてカーネル内に登録する。最後
にカレントタスクに制御を戻す。
【0034】図5は本発明第一実施例におけるレジスタ
の数が動的に大きく変化する場合の遷移を示したもの
で、以降、この図5に示すβ、γ、δ、εの区間ではレ
ジスタ0〜7およびレジスタ28〜31のみが入れ換え
られる。また、ζ区間では図3の流れに従って、α区間
と同様に区間の最初でレジスタ0〜7およびレジスタ2
8〜31のみが入れ換えられる。この動作についてはα
区間で説明したので省略する。レジスタ8〜23にアク
セスされたときは同レジスタ8〜23を図4に示す処理
の流れに従って入れ換える。その手順はα区間の場合と
同様に行われる。
【0035】さらに、η区間では、レジスタ0〜7およ
び28〜31のみが入れ換えられる。以降は図5に示す
θ、ι、κの区間ではレジスタ0〜7、レジスタ28〜
31のみが入れ換えられる。
【0036】(第二実施例)図6(a)は本発明実施例
の全体構成を示すブロック図、同図(b)はマスク手段
の構成を示すブロック図である。
【0037】本発明第二実施例は、レジスタ100を6
4個有し、マスク手段125と例外発生手段130とは
例外1伝達ライン126および例外2伝達ライン127
により接続される。ここでは、図7に示すタスクの切替
えが発生する場合について説明する。
【0038】アクセス頻度が低いレジスタ群、中位のレ
ジスタ群、高いレジスタ群に分け、それぞれ、コンカレ
ント・レジスタ、ノンカレント・レジスタ1と、ノンカ
レント・レジスタ2として、本第二実施例では、 レジスタ0〜15 コンカレント・レジスタ レジスタ16〜31 ノンカレイト・レジスタ1 レジスタ32〜47 ノンカレント・レジスタ2 レジスタ60〜63 コンカレント・レジスタ コンカレント・レジスタが持つコンテキストをカレント
・コンテキスト、ノンカレント・レジスタ1が持つコン
テキストを遅延コンテキスト1、ノンカレント・レジス
タ2が持つコンテキストを遅延コンテキスト2と呼び、
カーネルは、遅延コンテキスト1を持つタスクIDおよ
び遅延コンテキスト2を持つタスクIDを自身の中に保
持しているものとする。また、ノンカレント・レジスタ
1をアクセスしたとき発生する例外を例外1、ノンカレ
ント・レジスタ2をアクセスしたとき発生する例外を例
外2と呼ぶ。
【0039】図7は本発明第二実施例における使用する
レジスタの数が動的に大きく変化する場合の遷移を示す
図、図8は本発明第二実施例における使用するレジスタ
の数が大きく変化する場合の時間的遷移を示す図、図9
は本発明第二実施例におけるカーネルがコンテキスト切
替え時に行う処理の流れを示すフローチャート、図10
はカーネルが例外1発生時に行う処理の流れを示すフロ
ーチャート、図11は本発明第二実施例におけるカーネ
ルが例外2発生時に行う処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0040】図7に示すα区間の始めで〔外1〕にタス
ク・スイッチするとき、図9に示す流れに従って、カー
ネルがプリビアス・コンテキストのコンカレント・レジ
スタを退避し、システム・サービスおよびスケジューリ
ングの後、カレント・コンテキストのコンカレント・レ
ジスタをロードする。その後、遅延コンテキスト1とカ
レント・コンテキストのタスクIDが等しいか否かを判
定し、等しくない場合は、マスク・レジスタ121のノ
ンカレント・レジスタ1に対応するビットをセットす
る。続いて遅延コンテキスト2とカレント・コンテキス
トのタスクIDが等しいか否かを判定し、等しくない場
合はマスク・レジスタ121のノンカレント・レジスタ
2に対応するビットをセットしてディスパッチする。
【0041】次に、例外1が発生する場合の動作につい
て説明する。〔外1〕の処理が進み、ノンカレント・レ
ジスタ1つまりレジスタ16〜31のいづれかをアクセ
スする命令が現れると、マスク・レジスタ121から例
外1伝達ライン126を経由して例外発生手段130に
例外1が伝達され、例外発生手段130が例外1を発生
される。例外1が発生すると、カーネルの例外ハンドラ
は、図10に示す流れに従って遅延コンテキスト1を持
つタスクにノンカレント・レジスタ1を退避し、システ
ム・サービス、スケジュールング後カレント・コンテキ
ストのノンカレント・レジスタ1をロードする。その
後、マスク・レジスタ121のノンカレント・レジスタ
1に対応するビットをクリアし、遅延コンテキスト1を
持つタスクとして、カレント・コンテキストのタスクI
Dをカーネル内に登録する。最後に、カレントタスクに
制御を戻す。
【0042】以降、図8に示すβ、γ、δ、εの区間で
はコンカレント・レジスタのみが入れ換えられる。この
動作はα区間で説明したので省略する。ζ区間では、ま
ず例外1が発生し、α区間と同様に図10に示す処理の
流れに従って、例外1でノンカレント・レジスタ1のみ
が入れ換えられる。この動作はα区間の動作と同様なの
で説明は省略する。
【0043】ζ区間でノンカレント・レジスタ2つまり
レジスタ32〜47のどれかひとつにアクセスした時
に、マスク・レジスタ121から例外2伝達ライン12
7を経由して例外発生手段130に例外が伝達され、例
外発生手段130が例外2を発生させる。例外2が発生
すると、カーネルの例外ハンドラは、図11の処理の流
れに従って、遅延コンテキスト2を持つタスクにノンカ
レント・レジスタ2を退避し、システム・サービス、ス
ケジューリング後カレント・コンテキストのノンカレン
ト・レジスタ2をロードする。その後、マスク・レジス
タ121のノンカレント・レジスタ2に対応するビット
をクリアし、カレント・コンテキストのタスクIDを遅
延コンテキスト2のタスクIDとしてカーネル内に登録
する。最後に、カレントタスクに制御を戻す。η区間か
らι区間まではコンカレント・レジスタのみが入れ換え
られる。この動作はα区間の動作と同様なので説明は省
略する。
【0044】κ区間においてノンカレント・レジスタ2
のどれかのレジスタにアクセスするとき、マスク・レジ
スタ125から例外2伝達ライン127を経由して例外
発生手段130に例外が伝達され、例外発生手段130
が例外2を発生する。例外2が発生したときの動作は、
ζ区間でノンカレント・レジスタ2にアクセスした時の
動作と同様であるので説明は省略する。
【0045】次に、κ区間においてノンカレント・レジ
スタ1のどれかのレジスタにアクセスするとき、マスク
・レジスタ121から例外伝達ライン126を経由して
例外発生手段130に例外が伝達され、例外発生手段1
30が例外1を発生する。例外1が発生したときの動作
は、α区間でノンカレント・レジスタ1にアクセスした
ときの動作と同様であるので説明は省略する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用するレジスタの数が動的に変化する場合に、例外を発
生されるレジスタ群をスタティックなプログラム解析結
果に基づいて適切に指定することにより、レジスタの無
駄な退避やロードを減少させることができ、レジスタ切
替のオーバヘッドを軽減させることができる効果があ
る。さらに、切替えるべきレジスタ数が増加した場合で
も異なる例外を発生させるレジスタ群を複数設定するこ
とにより、レジスタ切替のオーバヘッドを減少させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明第一実施例の全体構成を示すブ
ロック図、(b)はマスク手段の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明第一実施例における使用するレジスタの
数が動的に大きく変化する場合のタスク遷移図。
【図3】本発明第一実施例におけるカーネルがコンテキ
スト切替時に行う処理の流れを示すフローチャート。
【図4】本発明第一実施例におけるカーネルが例外発生
時に行う処理の流れを示すフローチャート。
【図5】本発明第一実施例におけるレジスタの数が動的
に大きく変化する場合の遷移を示す図。
【図6】(a)は本発明第二実施例の全体構成を示すブ
ロック図、(b)はマスク手段の構成を示すブロック
図。
【図7】本発明第二実施例における使用するレジスタの
数が動的に大きく変化する場合の遷移を示す図。
【図8】本発明第二実施例における使用するレジスタの
数が大きく変化する場合の時間的遷移を示す図。
【図9】本発明第二実施例におけるカーネルがコンテキ
スト切替え時に行う処理の流れを示すフローチャート。
【図10】本発明第二実施例におけるカーネルが例外1
発生時に行う処理の流れを示すフローチャート。
【図11】本発明第二実施例におけるカーネルが例外2
発生時に行う処理の流れを示すフローチャート。
【図12】従来例における使用するレジスタの数が時間
的に変化しない場合のタスクの制御を示す図。
【図13】従来例におけるレジスタ状態遷移の状況を示
す図。
【図14】従来例におけるタスク遷移の動作の流れを示
すフローチャート。
【符号の説明】
100 レジスタ 110 レジスタ・アクセス検出手段 111、112 レジスタ選択ライン 120、125 マスク手段 121 マスク・レジスタ 122 例外伝達ライン 126 例外1伝達ライン 127 例外2伝達ライン 130 例外発生手段 140 中央処理装置 150 メモリ 160 データバス 170 割り込みコントローラ 180 割り込み信号ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレジスタを有し、オペレーティン
    グ・システムの制御にしたがって並行処理されているタ
    スクをタスク識別子によって識別し処理を実行する中央
    処理装置と、この中央処理装置に接続されたメモリおよ
    び割り込みコントローラとを備えたマイクロプロセッサ
    において、 前記中央処理装置に、 前記複数のレジスタへのアクセスを検出するレジスタ・
    アクセス検出手段と、 前記複数のレジスタ個々に対応するビットを持つマスク
    ・レジスタを有し、前記レジスタ・アクセス検出手段の
    出力を前記マスク・レジスタを用いてマスクするマスク
    手段と、 前記マスク・レジスタの内容を変更する手段を有し、前
    記マスク手段の出力にしたがって例外を発生させる例外
    発生手段とを備え、 前記メモリに、 カレントのタスク識別子を保持する手段と、 切替前のタスク識別子を保持する手段とを含むことを特
    徴とするマイクロプロセッサ。
JP4166339A 1992-06-24 1992-06-24 マイクロプロセッサ Pending JPH0612500A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4166339A JPH0612500A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 マイクロプロセッサ

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ID=15829539

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