JPH11249873A - ドライバ機能の動的管理方式及び動的管理方法 - Google Patents

ドライバ機能の動的管理方式及び動的管理方法

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JPH11249873A
JPH11249873A JP4975498A JP4975498A JPH11249873A JP H11249873 A JPH11249873 A JP H11249873A JP 4975498 A JP4975498 A JP 4975498A JP 4975498 A JP4975498 A JP 4975498A JP H11249873 A JPH11249873 A JP H11249873A
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JP
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function
driver
information
instruction
functions
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JP4975498A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kawakami
武 川上
Hisayoshi Kurosawa
寿好 黒沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在実行中であるドライバに対して、新しい
機能の編集を行うには、一旦、そのドライバを停止、削
除し、新たにコンパイルし直したドライバを組み込み直
さなければならないという制約があった。 【解決手段】 既存の手段によってコンパイルされた新
機能をドライバに渡すための新機能追加手段、現在ドラ
イバ内に組み込まれている機能情報を取得する情報取得
手段をアプリケーション側に備え、ドライバにはアプリ
ケーションからの命令受付け手段、および提供機能の管
理手段を設けることで、現在実行中のドライバを停止さ
せることなく、新たな機能を編集して組み込むことで、
ドライバ機能を効率よく管理する方法、および方式を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータの
オペレーティングシステムを構成するドライバに対し
て、新たな機能を動的に追加・削除することを可能とす
る機能の動的追加方法、および方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のオペレーティングシステムにおけ
るドライバへの機能追加方法では、ドライバもしくはオ
ペレーティングシステムを一旦停止しなければならず、
動的に新しい機能を追加することができなかった。例え
ば、UNIXの世界では、オペレーティングシステムに新た
にドライバを追加するには、システムの構成を示すコン
フィグレーションファイルの再設定を行うことによって
新たに追加するドライバを有効にし、システムを立ち上
げ直すという作業を行わなければならない。また、既存
のシステムの中にはQNX社のQNX OSや Lynx Real-time S
ystems Inc社のLynxOSのように、オペレーティングシス
テムに対して動的にドライバを組み込むことが可能な製
品も存在するが、いずれも実行中のオペレーティングシ
ステムに対してシステムを落とすことなく新規のドライ
バを追加することを可能としたものであって、実行中の
ドライバに対して新しい機能を動的に追加することはで
きない(「QNX OS System Architectureマニュアル」、
「LynxOSシステムコールリファレンスマニュアル」)。
一方のWindowsの世界においては、UNIXと比べて開発環
境が整っているため、比較的簡単にドライバの作成が行
えるが、やはり、ドライバに新たな機能を追加するには
新しくドライバを作り直し、現在実行中のドライバを一
旦停止・削除した後、新しく作り直したドライバを組み
込み直すという作業を行わなければならない(「Window
s NT Device Driver Kitマニュアル」、「The Windows
NT Device Driver Book」Art Baker著)。
【0003】図24は例えば、Windows NTをオペレーテ
ィングシステムとして使用する場合のドライバ作成手段
を示している。図において、1はハードウェア、2は既
にオペレーティングシステム3に組み込まれているドラ
イバ、2a〜2cはドライバ2を構成している各々のドラ
イバ構成要素群であるドライバa〜ドライバcを示す。ま
た、3はオペレーティングシステム、4はI/Oマネージ
ャ、5はドライバ組込み手段、6はこれから新しく組み
込もうとするドライバz、7はドライバソースコード8
からドライバz(6)を作成するためのコンパイル手
段、8は新しく組み込もうとするドライバz(6)に対
応したソースコードである。
【0004】図25はオペレーティングシステム3の一
部を構成するドライバ2へ新たな機能を追加する場合の
作業を示したフローチャート図であり、以下に、従来に
おける組込み作業方法について図24、および図25を
用いて説明する。例えば、図24において、ドライバa
(2a)に新しい機能を追加する場合には、まず、既存
のドライバのソースコードに新たな機能を追加したドラ
イバソースコード8を作成する(ステップ2801)。
次に、新規に作成したドライバソースコード8をコンパ
イル手段7を用いてコンパイルし(ステップ280
2)、新しい機能を含んだドライバz(6)を作成す
る。そして、現在実行中であるドライバa( 2a)を停止
させた(ステップ2803)後、該ドライバを削除する
(ステップ2804)。最後に、新しくコンパイルし直
したドライバz(6)の組み込み処理を行う(ステップ
2805)。
【0005】以上のように、Windows NTドライバにおい
ては、ドライバに対して新たな機能の追加作業を行う場
合、作業を開始(ステップ2803)してから、終了
(ステップ2805)するまでの間ドライバの使用が不
可となり、その期間はドライバに依存しているデバイス
が使用できないという状況が発生していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】従来のオペレーティングシステムのドライ
バに対しては、以上のようにして新しい機能の追加、削
除を行っていたので、必ず対象となるドライバを一旦停
止・削除し、新しいものに組み込み直さなければならな
いという問題点があった。これは、ドライバを構成して
いる一部の機能であっても修正する際には、そのドライ
バ全体を停止・削除しなければならず、極めて効率が悪
いという結果を引き起こしていた。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、オペレーティングシステム内に
組み込まれているドライバに対して、該ドライバの実行
を停止させることなく動的に新しい機能の追加もしくは
削除を可能とし、更に追加した機能に対して、実行可否
・使用回数・共有数・実行時刻等に制限を加えることに
よるドライバの管理制御を可能としたドライバ機能の動
的管理方法、および方式を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるドラ
イバ機能の動的管理方式は、オペレーティングシステム
(以下OSという)と、コンピュータに接続されたデバ
イスを制御し該OSの一部をなすドライバと、該ドライ
バに対する構成制御を行うドライバ構成制御手段を備え
たドライバ機能の動的管理方式において、ドライバが該
ドライバで提供可能な機能を管理するためのドライバ機
能管理手段と、前記OSを介して該ドライバに発行され
た制御命令を解読実行する命令受付け手段を備え、ドラ
イバ構成制御手段はドライバが提供する機能情報を取得
するためのドライバ構成制御情報取得手段と、ドライバ
の提供機能に対する編集を行うドライバ構成制御情報編
集手段を備えたものである。
【0010】第2の発明に係わるドライバ機能の動的管
理方法は、オペレーティングシステム(以下OSとい
う)と、コンピュータに接続されたデバイスを制御し該
OSの一部をなすドライバに対し、以下のステップに従
って構成制御するようにしたものである。 (a)OSインタフェースを介してドライバ機能として
提供している関数または変数に関する情報を取得する構
成制御情報取得ステップ; (b)前記取得した構成制御情報に基づいて、新規機能
モジュールを作成する新規モジュール作成ステップ; (c)新規作成されたモジュールをOSインタフェース
を介して前記ドライバに転送するステップ; (d)前記ドライバが転送されてきた新規モジュールを
ドライバのメモリエリア内に配置するとともに、ドライ
バ提供機能として登録するステップ。
【0011】第3の発明に係わるドライバ機能の動的管
理方法は、オペレーティングシステム(以下OSとい
う)と、コンピュータに接続されたデバイスを制御し該
OSの一部をなすドライバに対し、以下のステップに従
って構成制御するようにしたものである。 (a)OSインタフェースを介してドライバ機能として
提供している関数または変数を指定し、該機能の削除を
指定するドライバ機能の削除命令発行ステップ; (b)前記命令を受信したドライバが削除指定された関
数または変数を検索し、これら状態に従って下記、(b
1)、(b2)何れかの動作を行うことで、指定された
ドライバ機能を削除する機能削除ステップ; (b1)削除指定された機能が実行中でない時:ドライ
バ提供機能から直ちに削除するステップ; (b2)削除指定された機能が実行中の時: 該機能に
削除予定マークを付し、該機能の実行が終了した時点で
ドライバ提供機能から削除するステップ。
【0012】第4の発明は第1の発明に係わるドライバ
機能の動的管理方式において、ドライバ機能管理手段は
ドライバ機能として提供する関数または広域変数に対応
してこれに関するアドレス情報、および該機能の提供の
可否を指定する実行可否フラグを備えたものである。
【0013】第5の発明は第1の発明に係わるドライバ
機能の動的管理方式において、前記ドライバ機能管理手
段はドライバ機能として提供する関数または広域変数に
対応してこれに関するアドレス情報、および該機能の使
用回数制限を行うためのカウンタ値を備え、OSインタ
フェースを介して該機能を使用する毎にカウンタ値を変
更し、規定値になるまで該機能を提供するようにしたも
のである。
【0014】第6の発明は第1の発明に係わるドライバ
機能の動的管理方式において、前記ドライバ機能管理手
段はドライバ機能として提供する関数または広域変数に
対応してこれに関するアドレス情報、および該機能のユ
ーザプログラム間での同時アクセス許可数を示すアクセ
ス共有カウンタを備えたものである。
【0015】第7の発明は第1の発明に係わるドライバ
機能の動的管理方式において、前記ドライバ機能管理手
段はドライバ機能として提供する関数または広域変数に
対応してこれに関するアドレス情報、および該機能の使
用時間帯を制限を行うための時間情報を備え、該時間情
報は時刻情報とフラグから構成し、該フラグがオンの場
合には該時刻の到来により機能が有効となり、他方該フ
ラグがオフの場合には該時刻の到来によって機能の使用
を不可とするようにしたものである。
【0016】第8の発明は第1の発明に係わるドライバ
機能の動的管理方式において、前記ドライバ機能管理手
段はドライバ機能として提供する関数または広域変数に
対応してこれに関するアドレス情報、および該機能に対
応した選択情報を備え、該選択情報は該指定機能を介し
て選択可能な機能一覧情報と現在選択されている機能指
定情報から構成したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の第
1の実施形態について図1乃至図4に基づいて説明す
る。図1は本実施形態を示す構成図であり、図におい
て、3はオペレーティングシステム、2はオペレーティ
ングシステムに組み込まれているドライバ、107はド
ライバが有する機能群であり、各々機能A〜機能C(機
能107A〜107C)から構成されている。また、1
01は新機能の追加された新規ソースコード、103は
従来例で説明したと同様の既存のコンパイル手段102
により生成された新規ソースコード101のコンパイル
結果、302は、既存のコンパイル手段102によって
新機能を有するソースコード101がコンパイルされた
際に自動的に作成されるマップファイルであり、コンパ
イルされた新機能モジュール103内で使用しているド
ライバソース内の関数・変数に関する相対アドレスが記
述されている。このマップファイルを参照することによ
って、ドライバ内で使用されている関数・変数がドライ
バの先頭から何番地に格納されているのかを特定するこ
とができる。104はドライバ2を構成している各種機
能情報を取得する情報獲得手段、105はコンパイルさ
れた結果の新機能をドライバに追加するための新機能追
加手段である。106は情報獲得手段104、或は新機
能追加手段105から発せられる各種のシステムコール
命令を受付ける命令受付け手段、301はドライバが現
在ユーザに対して提供している機能の一覧を管理する機
能一覧情報であり、この内部構造を示したものが図2で
ある。図2において、構成要素401は現時点でドライ
バが提供している機能に対応して構成された関数名、ま
たはこれらの関数群が呼び出す変数名を表し、構成要素
402は、その関数・変数へのアドレス値(ポインタ)
を示している。303は情報編集手段であり、コンパイ
ル結果103に対して情報獲得手段104を介して得た
情報をもとに実行可能なロードモジュールを生成した
り、ドライバをシステムに最初に組み込む際の基本とな
るドライバモジュールを初期化生成する場合に使用され
る。
【0018】次に、動作について図1乃至図4に基づい
て説明する。 (1)先ず、機能一覧情報301の初期化動作につい
て、図3を用いて説明する。基本機能から構成されたド
ライバソースコードを既存のコンパイル手段102でコ
ンパイルする。このとき、マップファイル302も同時
に作成される(ステップ501)。次いで、情報編集手
段303は、マップファイル302の内容を機能一覧情
報301に併せた情報に変換を行う。すなわち、マップ
ファイル302内に記述されている各関数・変数へのア
ドレスは、コンパイル結果の先頭からの相対アドレスで
あるため、実際にドライバに組み込まれた際のアドレス
(絶対アドレス)となるように、カーネル区間内におい
てドライバ領域が占める先頭アドレスの値を加算するこ
とによって求める(ステップ502)。このようにして
変換されたデータは、初期化動作を示すシステムコール
命令により、新機能追加手段105を介して命令受付手
段106に渡される。この場合のシステムコール命令と
しては、例えば arg1とarg2の2個の引き数を有する
I/Oコントロール命令Aを使用し、第1の引き数 arg
1で新規に組み込むドライバモジュールの実体をアドレ
ッシングし、第2の引き数 arg2で情報編集手段303
が作成した機能一覧情報リストを指定するようにすれば
よい。上記命令を受理した命令受付け手段106は、ar
g1に基づいてドライバ機能を構成するモジュール実体
(107A、107B、107C)をドライバ空間に配
置するとともに、arg2の情報に従って機能一覧情報3
01を初期化する(ステップ503)。以上の処理によ
り、これ以降ユーザはドライバが提供する機能(107
A、107B、107C)の使用が可能となる。
【0019】(2)次にドライバに対する新機能の追加
・作成処理について、図4を用いて説明する。ユーザが
現在実行中のドライバに対して新たな機能を追加する場
合には、どのような機能が既にドライバで実現されてい
るか、またどのような変数が使用されているのか等、現
在実行中のドライバの状況を把握することが必要であ
る。そこで、ドライバが現在サポートしているこれら機
能情報を取得するため、情報獲得手段104を介してド
ライバに対して、システムコール命令を発行する(ステ
ップ601)。この場合のシステムコール命令として
は、たとえば、ドライバの機能一覧情報リストをアドレ
ッシングする引き数 arg1を有するI/Oコントロール
命令Bを用いればよい。上記のI/Oコントロール命令
Bを受け取った命令受付手段106は、ドライバ内に組
み込まれている機能一覧情報部301を検索し、組み込
まれている関数・変数の情報を獲得して情報獲得手段1
04に返す(ステップ602)。ユーザはこの情報を参
考にして、新しい機能を含んだソースコード作成を行う
(ステップ603)。ここで、新しい機能を含むソース
コードとしては、先のI/Oコントロール命令Bによっ
て、関数および変数の情報を獲得しているので、これら
の既存関数、あるいは変数を使用した新規関数の作成も
可能である。次に、作成した新機能ソースコードを既存
のコンパイラ102でコンパイルする(ステップ60
4)。コンパイルしてできたオブジェクトファイル10
3は、参照した関数・変数へのアドレス値が代入されて
いないため、情報編集手段303にて、これら参照して
いる関数・変数へのアドレス値をステップ602で得た
情報を用いて解決する(ステップ605)。次に、新機
能追加手段105は実行中のドライバ領域内に追加機能
に対応したサイズの関数領域を確保し、アドレス値が代
入されたオブジェクトファイルをシステムコール命令に
より転送する(ステップ606)。この場合のシステム
コール命令としては、たとえば、機能追加されたドライ
バモジュールをアドレッシングするための引き数 arg1
と、該モジュールの関数名、あるいは該モジュールで使
用しているグローバル変数名とこれらのアドレス情報を
対でリスト形式で構成した追加ドライバに関する一覧情
報をアドレッシングする引き数 arg2を有するI/Oコ
ントロール命令Cを用いればよい。上記I/Oコントロ
ール命令Cを受理した命令受付手段106は、これが既
存ドライバに対する機能追加であることを認識すると、
arg1でアドレッシングされたドライバモジュールを ar
g2で指定された先頭アドレスからローディングする。
そして、最後に arg2で指定された情報に基づいて、機
能一覧情報301のエントリに追加する。これ以降、ユ
ーザは新規に追加されたドライバ機能を利用することが
可能となる。
【0020】以上のように、本実施形態によればオペレ
ーティングシステム上で実行中ドライバを停止すること
なく新たな機能を追加することができる。
【0021】実施の形態2.次に、本発明の第2の実施
形態について図5、図6に基づいて説明する。本実施形
態は、実施の形態1におけるドライバが有する関数、も
しくは変数のアドレス情報等をドライバ領域外に機能一
覧情報として備えることで、最新情報を高速に獲得可能
とするものである。図5は、本実施形態を示す構成図で
あり、701はユーザ空間に設定された機能一覧情報で
あり、内部構成は実施の形態1の図1で示すカーネル空
間内のものと同一フォーマット(図2)を有する。その
他の同一符号を付したものは、図1の同等番号の構成要
素と同じであるため、説明を省略する。
【0022】次に、ドライバに対する新機能の追加・作
成処理について、実施形態1との差異に着目して説明す
る。まず、ドライバの初期化処理の結果、ドライバが提
供する機能として107A、107B、107Cが既に
サポートされているものとし、これに対応した機能一覧
情報が図2と同様の構成にて701に設定されているも
のとする。ここで、実施形態1と同様に新たな機能を追
加するに当たって、現在実行中であるドライバの状況を
把握することが必要となるが、本実施形態では機能一覧
情報がカーネル空間外にあるので、直接機能一覧内容を
確認しながら新しい機能のプログラム作成を行う(ステ
ップ901)。以降、ステップ902〜904では、実
施形態1における処理の流れを示す図4のステップ60
4から606と同様の処理を行う。最後に新たに追加し
た機能に関する新しい情報を情報編集手段303を用い
て、機能一覧情報701に書き込む作業を行う(ステッ
プ905)。
【0023】実施の形態3.次に、本発明の第3の実施
形態について図7、図8に基づいて説明する。本実施形
態では、ドライバが機能提供している関数、もしくは変
数情報等から、機能を削除して行く場合の方法について
説明する。図7は、本実施形態を示す構成図であり、1
001は現在実行中のドライバから機能を削除したり、
一時停止させたりする機能操作手段である。尚、図中の
その他の構成要素は図1において、相当番号を付したも
のと同一である。
【0024】次に図8のフローチャートを用いて、機能
操作手段1001によるドライバ機能の削除方法につい
て詳しく説明を行う。ここでは、図7において107A
で示されている機能Aを削除する場合について説明を行
う。機能Aの削除を行うには、まず、機能操作手段10
01が命令受付手段106に削除対象とする関数名を指
定してシステムコールを発行する。具体的には、例え
ば、機能操作手段1001がI/Oコントロール命令D
の引き数 arg1で、削除したい機能Aを特定する関数名
を指定して、命令受付手段106にシステムコールとし
て発行する(ステップ1101)。次に、命令受付手段
106は、機能一覧情報301を検索し、削除対象とな
る関数のアドレスを割り出し(ステップ1102)、該
関数が現在稼動中か否かをチェックする(ステップ11
03)。そして、命令受付手段106は、稼動中でなけ
れば、ドライバ機能群107内から関数107Aが割り
当てられていた領域を開放して機能107Aを削除し
(ステップ1105)、機能一覧情報301から機能1
07Aに関する登録情報を削除する(ステップ110
6)。一方、ステップ1103において、削除対象とす
るドライバが動作中であった場合には、該動作が終了し
た時点で削除処理を行う旨のマークを付して(ステップ
1104)、終了する。上記の削除マークを付けられた
関数に対しては、新たなシステムコール命令を発行して
も受付けが拒否される。そして、削除マークは削除命令
(I/Oコントロール命令D)受付け時点で動作してい
た関数が終了した時点でリセットされた後、ステップ1
105、およびステップ1106の処理を実行して機能
削除に関する処理を完了する。
【0025】以上のように、本実施形態によればオペレ
ーティングシステム上で実行中ドライバに対して、該ド
ライバが削除命令を受け付けた時点でたとえ実行中であ
っても動作が終了した時点で自動的に機能削除すること
ができる。
【0026】実施の形態4.次に、本発明の第4の実施
形態について図9乃至図11に基づいて説明する。本実
施形態は、機能一覧情報301内に実行可否フラグを備
え、機能操作手段1001を用いることによって、その
機能をオン/オフさせるようにしたものである。図9
は、機能一覧情報内に実行可否フラグを新たに備えた様
子を示しており、図中の構成要素401、402は図2
のものと同一であり、構成要素1201が本実施形態で
新たに加えたものである。例えば、この実行可否フラッ
グが”0”であれば、その関数は実行不可となり、”
1”がセットされている場合には実行可能、というよう
なドライバの動作に制限を加えるためのものである。
【0027】次に図10のフローチャートを用いて、ド
ライバ内の関数が実行可否フラグが加えられた機能一覧
情報に従って、どのように動作するかについて説明す
る。先ず、命令受付け手段106はシステムコール命令
により起動された関数が実行可能か否かを確認するため
に機能一覧情報301を検索し、実行可否フラッグをチ
ェックする。ここで、実行可否フラッグが”可”であれ
ば、該関数の実行をおこなう(ステップ1302)。ま
た、実行可否フラッグが”否”であった場合には、該関
数は実行せずに直ちに終了する(ステップ1311)。
【0028】次に図7、および図11のフローチャート
を用いて、実行可否フラッグの設定方法について説明す
る。 (1)実行可否フラッグの設定方法には、初期化時とユ
ーザからの命令が発行された時との二通りあり、それぞ
れについて以下に説明する。初期化時の処理の流れは、
基本的には実施形態1において図3のフローチャートを
用いて説明した内容と同じであり、元となる基本ドライ
バを既存のコンパイル手段102を用いて作成する際、
マップファイル302も同時に作成する(ステップ14
01)。そして、情報編集手段303を用いて、マップ
ファイル302の内容を機能一覧情報301の形式に合
わせて情報変換を行う(ステップ1402)。この時、
各機能に対して実行可否フラッグを設定する(ステップ
1403)。このようにして得られた情報を、新機能追
加手段105を介して、命令受付手段106に渡し、機
能一覧情報301に書き込む(ステップ1404)。 (2)一方、ユーザから実行可否フラグを制御するため
の命令が発行された場合、例えば実行可否フラッグが”
可”に設定されている機能A(107A)を”否”にす
る場合には、機能操作手段1001が命令受付手段10
6に対して、ドライバ2内の機能Aの関数の実行可否フ
ラッグを変更する旨のシステムコール命令を発行する
(ステップ1411)。この場合のシステムコール命令
としては、例えば、I/Oコントロール命令Eの引き数
arg1で操作対象となる関数名(107A)を、また、
arg2で実行可否フラッグのON/OFFを指定するよ
うにすればよい。命令受付手段106は、 arg1および
arg2で指定された内容に基づいて、機能一覧情報30
1内の機能Aの実行可否フラッグ1201の変更を行う
(ステップ1412)。本実施形態によれば、使用予定
のなくなった機能に対して、その都度、削除処理をおこ
なわずともフラグによる制御で簡単に停止させることが
可能となる。また、その機能が後で必要になった場合で
も改めてローディングの必要がなく容易に復元できる。
【0029】実施の形態5.次に、本発明の第5の実施
形態について、図12乃至図14に基づいて説明する。
本実施形態は、機能一覧情報内にカウンタを備えること
によって、その機能の使用回数制限のコントロールを可
能としたものである。図12は、機能一覧情報内にカウ
ンタ値1501を新たに備えた様子を示しており、図中
の他の構成要素は図9のものと同一である。次に、ドラ
イバ内の関数が、どのように機能一覧情報内のカウンタ
値を使用するかについて、図13のフローチャートを用
いて説明する。先ず、命令受付け手段106はシステム
コール命令により起動された関数が使用制限回数以下か
どうかを確認するために、機能一覧情報301を検索
し、カウンタ値を確認する(ステップ1601)。ここ
で、カウンタ値が”1”以上であれば、カウンタ値を減
算(ステップ1602)し、システムコール命令により
起動された関数の実行を行う(ステップ1603)。ま
た、カウンタ値グが”0”であった場合には、関数の実
行を行わずに終了する(ステップ1611)。
【0030】次に図7と、図14のフローチャートを用
いて、カウンタ値1501の設定方法について説明す
る。カウンタ値を設定する方法は、初期化時とユーザか
らの命令が発行された場合との二通りあり、それぞれに
ついて説明する。いずれの場合も実施形態4とほぼ同様
である。まず、初期化時の処理の流れは、基本となるド
ライバを既存のコンパイル手段102を用いて作成する
際、マップファイル302も同時に作成する(ステップ
1701)。そして、マップファイル302の内容を機
能一覧情報301に併せた情報形式に変換する(ステッ
プ1702)。この時、各機能に対してカウンタ値15
01を設定する(ステップ1703)。このようにして
得られた情報を、新機能追加手段105を介して命令受
付手段106に渡し、命令受付手段は機能一覧情報30
1に書き込む(ステップ1704)。一方、ユーザから
カウンタ値を設定するための命令が発行された場合、例
えばカウンタ値が”3”に設定されている機能Aを”1
00”に変更する場合には、機能操作手段1001が命
令受付手段106に対して、ドライバ2内の機能Aの関
数のカウンタ値を変更する旨のシステムコール命令を発
行する(ステップ1711)。 この場合のシステムコ
ール命令としては、例えば、I/Oコントロール命令F
の引き数 arg1で操作対象となる関数名(107A)
を、また、arg2でカウント値を指定するようにすれば
よい。命令受付手段106は、 arg1およびarg2で指
定された内容に基づいて、機能一覧情報内の機能Aのカ
ウント値1501の内容を”100”に変更する。(ス
テップ1712)。
【0031】本実施形態によれば、ドライバ機能一覧情
報内にカウンタ値を設けて関数機能の使用回数を制限す
るようにしたので、ドライバ機能を停止あるいは削除す
ることなく、機能使用を徐々に停止させて行くことがで
きる。
【0032】実施の形態6.次に、本発明の第6の実施
形態について、図15乃至図17に基づいて説明する。
本実施形態は機能一覧情報内に、各プロセス間における
共有アクセスの許可数を示す共有数を備えることで、プ
ロセス間において同時使用できる機能を制限するように
したものである。例えば、この共有数に”10”が設定
されている場合には、その関数は共有される数を最大1
0に制限することを示している。図15は、新たに共有
数を機能一覧情報内に追加したフォーマットを示してお
り、1801が共有数を示す項目である。尚、図中の他
の構成要素は図12のものと同一である。
【0033】次に、ドライバ内の関数が機能一覧情報中
の共有数を使用して、どのように動作するかについて、
図16のフローチャートを用いて説明する。先ず、命令
受付け手段106はシステムコールによって起動された
関数が共有数以下の状態で実行されているか否かを確認
するために、機能一覧情報を検索する(ステップ190
1)。もし、共有数が”1”以上であれば、該関数に対
する共有数を減算(ステップ1902)し、この関数の
実行を開始する(ステップ1903)。そして、関数の
実行終了後は、共有数を”1”増やしておく(ステップ
1904)。また、ステップ1901で、共有数が”
0”であった場合には、実行は行わずに終了する(ステ
ップ1911)。
【0034】次に、図7、図17のフローチャートを用
いて、共有数の設定方法について説明する。共有数を設
定する方法は、初期化時とユーザからの命令が発行され
た時との二通りあり、それぞれについて説明する。いず
れの場合も実施形態4とほぼ同様である。まず、初期化
時の処理の流れは、基本となるドライバを既存のコンパ
イル手段102を用いて作成する際、マップファイル3
02も同時に作成する(ステップ2001)。そして、
マップファイル302の内容を機能一覧情報301に併
せた情報形式に変換する(ステップ2002)。この
時、各機能に対して共有数を設定する(ステップ200
3)。このようにして得られた情報を、新機能追加手段
105を介して、命令受付手段106に渡し、命令受付
手段は機能一覧情報301に書き込む(ステップ200
4)。一方、ユーザから共有数を変更するための命令が
発行された場合、例えば、共有数が”10”である関数
機能Aを”255”にする場合には、まず、機能操作手
段1001が命令受付け手段106に対して、ドライバ
2内の機能Aの関数の共有数を変更する旨のシステムコ
ール命令を発行する(ステップ2011)。この場合の
システムコール命令としては、例えば、I/Oコントロ
ール命令Gの引き数 arg1で操作対象となる関数名(1
07A)を、また、arg2で共有数を指定するようにす
ればよい。命令受付手段106は、 arg1およびarg2
で指定された内容に基づいて、機能一覧情報内の機能A
の共有数1801の内容を”255”に変更する(ステ
ップ2012)。
【0035】本実施形態によれば、ドライバ機能一覧情
報内に各プロセス間においてドライバ機能を同時に使用
可能な共有数を設けるようにしたので、ドライバ全体を
停止あるいは機能削除すること無く、ドライバの負荷状
況に応じて同時使用可能な機能を制御することができ
る。
【0036】実施の形態7.次に、本発明の第7の実施
形態について、図18乃至図20に基づいて説明する。
本実施形態は、機能一覧情報内に時刻と指示フラッグを
備えることにより、その機能に対して使用できる時間を
制限できるようにしたものである。例えば、この時刻欄
に12:00、指示フラッグにONが代入されていた場
合、その関数は時刻12:00が来たら実行が可能とな
ることを意味している。図18は、機能一覧情報内に時
刻2101と指示フラッグ2102を新たに追加したフ
ォーマットを示しており、図中の他の構成要素は図15
のものと同一である。
【0037】次に、ドライバ内の関数が機能一覧情報中
の時刻と指示フラッグを使用して、どのように動作する
かについて、図19のフローチャートを用いて説明す
る。先ず、命令受付け手段106はシステムコールによ
って起動されたドライバ内の関数名を使って機能一覧情
報を検索し、指示フラッグを確認する(ステップ220
1)。ここで、指示フラッグの内容がONに設定されて
いた場合には、指定した時刻が到来していれば、関数を
実行し(ステップ2204)、指定した時刻が来ていな
ければ、関数の実行は行わない(ステップ2205)。
一方、指示フラッグの内容がOFFに設定されていた場
合には、指定した時刻が到来していれば、関数の実行を
せず(ステップ2207)、また指定した時刻が来てい
なければ、関数の実行を行う(ステップ2208)。
【0038】次に図7、図20のフローチャートを用い
て、時刻および指示フラッグの設定方法について説明す
る。時刻および指示フラッグを設定する方法は、初期化
時とユーザからの命令が発行された時との二通りあり、
それぞれについて説明する。いずれの場合も実施形態4
とほぼ同様である。まず、初期化時の処理の流れは、基
本となるドライバを既存のコンパイル手段102を用い
て作成する際、マップファイル302も同時に作成する
(ステップ2301)。そして、マップファイル302
の内容を機能一覧情報301に併せた情報形式へ変換す
る。この時、各機能に対して時刻および指示フラッグを
設定する。このようにして得られた情報を、新機能追加
手段105を介して、命令受付手段106に渡し、命令
受付手段は機能一覧情報301に書き込む(ステップ2
304)。一方、ユーザから時刻、および指定フラグの
変更命令が発行された場合、例えば、時刻が15:0
0、指示フラッグがOFFである機能Aを時刻18:0
0、指示フラッグONにする場合には、まず、機能操作
手段1001が命令受付け手段106に対して、ドライ
バ2内の機能Aの関数の時刻を18:00、指示フラッ
グをONに変更する旨のシステムコールを命令を発行す
る(ステップ2311)。この場合のシステムコール命
令としては、例えば、I/Oコントロール命令Hの引き
数 arg1で操作対象となる関数名(107A)を、ま
た、arg2で時刻およびフラグ情報を指定するようにす
ればよい。そして、命令受付手段106は、機能一覧情
報内の機能Aに対する時刻および指示フラッグをそれぞ
れ指定した値に変更する(ステップ2312)。
【0039】本実施形態によれば、ドライバ機能一覧情
報内に時刻情報と該時刻の到来による機能の有効、停止
を制御する指示フラグを備えるようにしたので、該機能
が動作可能な時間帯を制御することができ、機能の負荷
バランスを図ることができるという効果がある。
【0040】実施の形態8.次に、本発明の第8の実施
形態について、図21乃至図23に基づいて説明する。
本実施形態は、機能一覧情報内に関数対応に機能の選択
情報を備えることにより、指定された関数に対する機能
の選択情報を変更することで、関数名を変更することな
く機能の切り替えを行うようにしたものである。図21
は、機能の選択情報2500を機能一覧情報内に備えた
様子を示しており、機能の選択情報は、切り替え可能な
機能の総数2501、現在選択されている機能250
2、選択可能機能1〜選択可能機能3(2511〜25
13)から構成されている。尚、図中のその他の構成要
素は図2において、同一符号を付したものと相当の構成
要素を示す。
【0041】次に、ドライバ内の関数が、どのように機
能一覧情報を使用するかについて、図22のフローチャ
ートを用いて説明する。先ず、命令受付け手段106は
システムコールによって起動された関数に対して、該関
数名を使って機能一覧情報を検索する。ここで、起動さ
れた関数が選択情報ブロック2502内に存在するかど
うかを確認する(ステップ2501)。もし、機能が存
在していれば、選択情報ブロック2502で指定された
機能を2511〜2513中から選んで該機能を実行す
る(ステップ2502)。一方、情報ブロック2502
に選択した機能が存在していなければ、関数の実行は行
わない(ステップ2511)。
【0042】次に、選択情報の設定方法について図7、
図23のフローチャートに基づいて説明する。選択情報
を設定する方法には、初期化時とユーザからの命令が発
行された時との二通りあり、以下にそれぞれについて説
明する。いずれの場合も、実施形態4とほぼ同様であ
る。まず、初期化時の処理の流れは基本となるドライバ
を既存のコンパイル手段102を用いて作成する際、マ
ップファイル302を同時に作成する(ステップ260
1)。そして、マップファイル302の内容を機能一覧
情報301に併せた情報への変換を行う(ステップ26
02)。この時、各機能に対して選択情報を設定する
(ステップ2603)。このようにして得られた情報
を、新機能追加手段105を介して命令受付手段106
に渡し、命令受付手段は機能一覧情報301に書き込む
(ステップ2604)。一方、ユーザから指定関数に対
して機能変更の命令が発行された場合、例えば機能A
(107A)に対して、現在選択している”機能1ー
1”から”機能1ー2”に変更を行う場合には、まず、
機能操作手段1001が命令受付け手段106に対し
て、選択情報ブロック2502で新しい機能を選択させ
る旨の命令を発行する(ステップ2611)。この場合
のシステムコール命令としては、例えば、I/Oコント
ロール命令Jの引き数 arg1で操作対象となる関数名
(107A)を、また、arg2で新たに選択する”機能
1ー2”(2512)を指定するようにすればよい。命
令受付け手段106は、 arg1、arg2で指定された内
容に基づいて、変更指定された機能が機能一覧情報内に
登録(2511〜2513)されているか否かを確認す
る。そして、登録されていた場合には選択情報ブロック
2502の内容を arg2で新たに指定された”機能1ー
2”に更新する(ステップ2612)。一方、指定され
た機能が登録されていなかった場合には、機能変更は行
わずに終了する。
【0043】本実施形態によれば、ドライバ機能一覧情
報内に関数対応に機能選択情報とこれにより選択可能な
機能リストを備えるようにしたので、ある機能に対して
内部でさらに細かく分類された機能を呼び出して、適切
な処理を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、ド
ライバに該ドライバで提供可能な機能を管理するための
ドライバ機能管理手段と、OSを介して該ドライバに発
行された制御命令を解読実行する命令受付け手段を備
え、ドライバ構成制御手段はドライバが提供する機能情
報を取得するためのドライバ構成制御情報取得手段と、
前記ドライバの提供機能に対する編集を行うドライバ構
成制御情報編集手段を備えるようにしたので、該当する
ドライバを一旦停止させることなく、動作させたままの
状態でドライバに対する機能の編集を行うことができる
という効果がある。
【0045】また、第2の発明によれば、OSインタフ
ェースを介してドライバ機能として提供している関数ま
たは変数に関する情報を取得する構成制御情報取得ステ
ップと、前記取得した構成制御情報に基づいて、新規機
能モジュールを作成する新規モジュール作成ステップ
と、新規作成されたモジュールをOSインタフェースを
介して前記ドライバに転送するステップと、前記ドライ
バが転送されてきた新規モジュールをドライバのメモリ
エリア内に配置するとともに、ドライバ提供機能として
登録するステップからなるよにしたので、該当するドラ
イバを一旦停止させることなく、動作させたままの状態
でドライバに対する機能を追加、変更できるという効果
がある。
【0046】また、第3の発明によれば、OSインタフ
ェースを介してドライバ機能として提供している関数ま
たは変数を指定し、該機能の削除を指定するドライバ機
能の削除命令発行ステップと、前記命令を受信したドラ
イバが削除指定された関数または変数を検索し、これら
状態に従って下記、(b1)、(b2)何れかの動作を
行うようにしたので、該当するドライバを一旦停止させ
ることなく、動作させたままの状態でドライバ機能から
削除することができるという効果がある。 (b1)削除指定された機能が実行中でない時:ドライ
バ提供機能から直ちに削除するステップ; (b2)削除指定された機能が実行中の時: 該機能に
削除予定マークを付し、該機能の実行が終了した時点で
ドライバ提供機能から削除するステップ。
【0047】また、第4の発明によれば、ドライバ機能
管理手段がドライバ機能として提供する関数または広域
変数に対応してこれに関するアドレス情報、および該機
能の提供の可否を指定する実行可否フラグを備えるよう
にしたので、使用予定のなくなった機能に対して、その
都度、削除処理をおこなわずともフラグによる制御で簡
単に停止させることが可能となる。また、その機能が後
で必要になった場合でも改めてローディングの必要がな
く容易に使用できるという効果がある。
【0048】また、第5の発明によれば、ドライバ機能
一覧情報内にカウンタ値を設けて関数機能の使用回数を
制限するようにしたので、ドライバ機能を停止あるいは
削除することなく、機能使用を徐々に停止させて行くこ
とができる。
【0049】また、第6の発明によれば、ドライバ機能
一覧情報内に各プロセス間においてドライバ機能を同時
に使用可能な共有数を設けるようにしたので、ドライバ
全体を停止あるいは機能削除することなく、ドライバの
負荷状況に応じて同時使用可能な機能を制御することが
できる。
【0050】さらに、第7の発明によれば、ドライバ機
能一覧情報内に時刻情報と該時刻の到来による機能の有
効、停止を制御する指示フラグを備えるようにしたの
で、該機能が動作可能な時間帯を制御することができ、
ドライバ全体を停止あるいは機能削除することなく、機
能の負荷バランスを図ることができるという効果があ
る。
【0051】加えて、第8の発明によれば、ドライバ機
能一覧情報内に関数対応に機能選択情報とこれにより選
択可能な機能リストを備えるようにしたので、ある機能
に対して内部でさらに細かく分類された機能を呼び出し
て、適切な処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態におけるドライバ機
能追加方式の構成を示す図。
【図2】 本発明の第1の実施形態における機能構成一
覧情報の構成を示す図。
【図3】 本発明の第1の実施形態における機能構成一
覧情報の初期化方法を示すフローチャート図。
【図4】 本発明の第1の実施形態における、新機能の
作成・追加手法を示すフローチャート図。
【図5】 本発明の第2の実施形態におけるドライバ機
能追加方式の構成を示す図。
【図6】 本発明の第2の実施形態における新機能の作
成・追加手法を示すフローチャート図。
【図7】 本発明の第3の実施形態におけるドライバ機
能追加方式の構成を示す図。
【図8】 本発明の第3の実施形態における、新機削除
方法を示すフローチャート図。
【図9】 本発明の第4の実施形態における機能構成一
覧情報の構成を示す図
【図10】 本発明の第4の実施形態におけるドライバ
内の関数の実行を示すフローチャート図
【図11】 本発明の第4の実施形態における実行可否
フラッグの設定方法を示すフローチャート図
【図12】 本発明の第5の実施形態における機能構成
一覧情報の構成を示す図
【図13】 本発明の第5の実施形態におけるドライバ
内の関数の実行を示すフローチャート図
【図14】 本発明の第5の実施形態におけるカウンタ
値の設定方法を示すフローチャート図
【図15】 本発明の第6の実施形態における機能構成
一覧情報の構成を示す図
【図16】 本発明の第6の実施形態におけるドライバ
内の関数の実行を示すフローチャート図
【図17】 本発明の第6の実施形態における共有数の
設定方法を示すフローチャート図
【図18】 本発明の第7の実施形態における機能構成
一覧情報の構成を示す図
【図19】 本発明の第7の実施形態におけるドライバ
内の関数の実行を示すフローチャート図
【図20】 本発明の第7の実施形態における時刻およ
び指示フラッグの設定変更を方法を示すフローチャート
【図21】 本発明の第8の実施形態における機能構成
一覧情報の構成を示す図
【図22】 本発明の第8の実施形態におけるドライバ
内の関数の実行を示すフローチャート図
【図23】 本発明の第8の実施形態における選択情報
の設定方法を示すフローチャート図
【図24】 従来例における、ドライバの管理方式の構
成図。
【図25】 従来例における、ドライバに新機能を追加
する時に必要な作業を示すフローチャート図。
【符号の説明】
2 ドライバ、2a〜2c ドライバa〜ドライバc、3
オペレーティングシステム、101 新機能ソースコー
ド、102 コンパイル手段、103 コンパイルされ
た新機能モジュール、104 情報獲得手段、105
新機能追加手段、106 命令受付手段、107 ドラ
イバ機能群、107A〜107C ドライバ群内の機能
A〜C、301 機能一覧情報、302 マップファイ
ル、303 情報編集手段、701 機能一覧情報、1
001 機能操作手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステム(以下OSと
    いう)と、コンピュータに接続されたデバイスを制御し
    該OSの一部をなすドライバと、該ドライバに対する構
    成制御を行うドライバ構成制御手段を備えたドライバ機
    能の動的管理方式において、 前記ドライバは該ドライバで提供可能な機能を管理する
    ためのドライバ機能管理手段と、前記OSを介して該ド
    ライバに発行された制御命令を解読実行する命令受付け
    手段を備え、 前記ドライバ構成制御手段はドライバが提供する機能情
    報を取得するためのドライバ構成制御情報取得手段と、
    前記ドライバの提供機能に対する編集を行うドライバ構
    成制御情報編集手段を備えたことを特徴とするドライバ
    機能の動的管理方式。
  2. 【請求項2】 オペレーティングシステム(以下OSと
    いう)と、コンピュータに接続されたデバイスを制御し
    該OSの一部をなすドライバに対し、以下のステップに
    従って構成制御するようにしたことを特徴とするドライ
    バ機能の動的管理方法。 (a)OSインタフェースを介してドライバ機能として
    提供している関数または変数に関する情報を取得する構
    成制御情報取得ステップ; (b)前記取得した構成制御情報に基づいて、新規機能
    モジュールを作成する新規モジュール作成ステップ; (c)新規作成されたモジュールをOSインタフェース
    を介して前記ドライバに転送するステップ; (d)前記ドライバが転送されてきた新規モジュールを
    ドライバのメモリエリア内に配置するとともに、ドライ
    バ提供機能として登録するステップ。
  3. 【請求項3】 オペレーティングシステム(以下OSと
    いう)と、コンピュータに接続されたデバイスを制御し
    該OSの一部をなすドライバに対し、以下のステップに
    従って構成制御するようにしたことを特徴とするドライ
    バ機能の動的管理方法。 (a)OSインタフェースを介してドライバ機能として
    提供している関数または変数を指定し、該機能の削除を
    指定するドライバ機能の削除命令発行ステップ; (b)前記命令を受信したドライバが削除指定された関
    数または変数を検索し、これら状態に従って下記、(b
    1)、(b2)何れかの動作を行うことで、指定された
    ドライバ機能を削除する機能削除ステップ; (b1)削除指定された機能が実行中でない時:ドライ
    バ提供機能から直ちに削除するステップ; (b2)削除指定された機能が実行中の時: 該機能に
    削除予定マークを付し、該機能の実行が終了した時点で
    ドライバ提供機能から削除するステップ。
  4. 【請求項4】 前記ドライバ機能管理手段はドライバ機
    能として提供する関数または広域変数に対応してこれに
    関するアドレス情報、および該機能の提供の可否を指定
    する実行可否フラグを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のドライバ機能の動的管理方式。
  5. 【請求項5】 前記ドライバ機能管理手段はドライバ機
    能として提供する関数または広域変数に対応してこれに
    関するアドレス情報、および該機能の使用回数制限を行
    うためのカウンタ値を備え、OSインタフェースを介し
    て該機能を使用する毎にカウンタ値を変更し、規定値に
    なるまで該機能を提供することを特徴とする請求項1記
    載のドライバ機能の動的管理方式。
  6. 【請求項6】 前記ドライバ機能管理手段はドライバ機
    能として提供する関数または広域変数に対応してこれに
    関するアドレス情報、および該機能のユーザプログラム
    間での同時アクセス許可数を示すアクセス共有カウンタ
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のドライバ機能
    の動的管理方式。
  7. 【請求項7】 前記ドライバ機能管理手段はドライバ機
    能として提供する関数または広域変数に対応してこれに
    関するアドレス情報、および該機能の使用時間帯を制限
    を行うための時間情報を備え、 該時間情報は時刻情報とフラグから構成し、該フラグが
    オンの場合には該時刻の到来により機能が有効となり、
    他方該フラグがオフの場合には該時刻の到来によって機
    能の使用を不可とするようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のドライバ機能の動的管理方式。
  8. 【請求項8】 前記ドライバ機能管理手段はドライバ機
    能として提供する関数または広域変数に対応してこれに
    関するアドレス情報、および該機能に対応した選択情報
    を備え、 該選択情報は該指定機能を介して選択可能な機能一覧情
    報と現在選択されている機能指定情報から構成すること
    を特徴とする請求項1記載のドライバ機能の動的管理方
    式。
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