JPH0612316Y2 - 油圧伝導装置 - Google Patents

油圧伝導装置

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JPH0612316Y2
JPH0612316Y2 JP15446488U JP15446488U JPH0612316Y2 JP H0612316 Y2 JPH0612316 Y2 JP H0612316Y2 JP 15446488 U JP15446488 U JP 15446488U JP 15446488 U JP15446488 U JP 15446488U JP H0612316 Y2 JPH0612316 Y2 JP H0612316Y2
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JP
Japan
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orifice
main
pump
hydraulic transmission
differential pressure
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JP15446488U
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英二 川嶋
秀明 篠原
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KYB Corp
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は油圧伝導装置の改良に関する。
(従来の技術) 特殊車両などの走行制御に利用される油圧トランスミッ
ションと呼ばれる油圧伝導装置は、ポンプとモータを閉
回路に接続してポンプから発生する高圧をモータへ、モ
ータからの返流を直接ポンプの吸込口に戻すようになっ
ている。
例えば第2図において、1はエンジン2により駆動され
る可変容量型のメインポンプ、3はポンプ1からの吐出
圧により駆動されるモータで、メインポンプ1にはこれ
と一体的に駆動されるチャージポンプ4が付設される。
このチャージポンプ4の吐出量によりオリフィス5の前
後に発生する差圧を利用して、サーボレギュレータ6を
介してレギュレータピストン7を駆動し、メインポンプ
1の吐出量(斜板傾角)を制御する。
なお、モータ3はコントロールバルブ8の切換操作に伴
うポンプ1の両側制御により正逆回転可能となってい
る。9はメインポンプ1とモータ3を継ぐ閉回路中の最
大圧力を規制するリリーフ弁を示す。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、このような油圧伝導装置にあっては、油温の
変化により作動油の粘度が変わると、オリフィスの通過
抵抗の変動により、制御差圧が変動する。このため、サ
ーボレギュレータの差動特性が、粘度変化に伴って変動
し、この結果、ポンプ吐出量の制御特性が変化し、走行
性能が不安定化する。
本考案はこのような問題を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は、エンジンによりメインポンプと一体的
に駆動させるチャージポンプと、その吐出油を低圧側に
戻すメインオリフィスの前後差圧により切換作動するサ
ーボレギュレータとを備え、サーボレギュレータを介し
てメインポンプの吐出量を制御する油圧伝導装置におい
て、上記メインオリフィスとサーボレギュレータとの間
の並列通路にそれぞれ介装した粘度補償チョークオリフ
ィスと、同じく上記メインオリフィスと並列に介装した
バイパスオリフィスとを備える。
(作用) 作動油の粘度が高いときは、粘度補償チョークオリフィ
スの圧損増加によるメインオリフィス差圧、流量増加、
バイパスオリフィスの流量低下で制御差圧(Pc1−P
2)の増加を抑え、低粘度時は逆にチョークオリフィ
スの圧損減少により制御差圧の低下を抑える。このよう
にして常時一定の制御差圧を確保する。
(実施例) 第1図において、10は図外のエンジンによりメインポ
ンプと一体的に駆動されるチャージポンプ、11はメイ
ンオリフィス12前後の油圧のサーボレギュレータ(図
示せず)側への流れを制御するコントロールバルブ、1
3はメインポンプと図外のモータとの閉回路中の最大圧
力を規制するリリーフ弁を示す。
コントロールバルブ11の下流にはサーボレギュレータ
への並列な回路を短絡するバイパス通路14が形成さ
れ、この通路14途中にはエンジンアイドル回転域(ア
イドル回転+α)でのメインオリフィス12に発生する
差圧により開弁する中立バルブ15が介装される。
そしてサーボレギュレータ側に供給される制御差圧(P
1−Pc2)の油温(油の粘度)変化に伴う変動、つま
りサーボ特性の変化を抑制するため、メインオリフィス
12とコントロールバルブ11の間に位置して、並列な
回路にはそれぞれ粘度補償チョークオリフィス16が介
装され、さらに前記バイパス通路14と並列にバイパス
オリフィス17が設けられ、かつコントロールバルブ1
1と中立バルブ15との間に位置して、並列回路にそれ
ぞれ中立オリフィス18が設けられる。
従って、エンジンアイドル回転域では中立バルブ15が
バイパス通路14を開いて、サーボレギュレータ側への
供給制御差圧(Pc1−Pc2)を解消するため、仮にコ
ントロールバルブ11を中立位置に戻し忘れても、メイ
ンポンプの中立確保すなわちモータの停止が図れる。な
お、中立バルブ15はエンジン回転の上昇に伴ってチャ
ージポンプ10の吐出量が増加するとこれに伴って徐々
に切り換わり、所定のエンジン回転数を越えた時点で全
閉して必要差圧を生じさせる。
一方、油温が低く、作動油の高粘度時は粘度補償チョー
クオリフィス16の圧損増加によりメインオリフィス差
圧、つまりPc1−Pc2の増加が抑制され、また低粘度
時には逆にチョークオリフィス16の圧損低下によりP
1−Pc2の低下が抑制される。このようにして、制御
差圧は粘度変化にかかわらずほぼ一定値をとり、これら
の結果、油温が変化してもサーボレギュレータは安定し
たサーボ特性が得られる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、メインオリフィスとサー
ボレギュレータとの間の並列通路にそれぞれ介装した粘
度補償チョークオリフィスと、同じくメインオリフィス
と並列に介装したバイパスオリフィスとを備えたため、
油温変化により作動油の粘度が変化しても、サーボレギ
ュレータへの制御差圧を一定値に維持することができ、
サーボ制御特性を安定させて、常時安定したポンプ・モ
ータの作動性能を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部油圧回路図、第2
図は従来技術を示す油圧回路図である。 10…チャージポンプ、11…コントロールバルブ、1
2…メインオリフィス、14…バイパス通路、16…粘
度補償チョークオリフィス、17…バイパスオリフィ
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンによりメインポンプと一体的に駆
    動させるチャージポンプと、その吐出油を低圧側に戻す
    メインオリフィスの前後差圧により切換作動するサーボ
    レギュレータとを備え、サーボレギュレータを介してメ
    インポンプの吐出量を制御する油圧伝導装置において、
    上記メインオリフィスとサーボレギュレータとの間の並
    列通路にそれぞれ介装した粘度補償チョークオリフィス
    と、同じく上記メインオリフィスと並列に介装したバイ
    パスオリフィスとを備えたことを特徴とする油圧伝導装
    置。
JP15446488U 1988-11-28 1988-11-28 油圧伝導装置 Expired - Lifetime JPH0612316Y2 (ja)

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JP15446488U JPH0612316Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 油圧伝導装置

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JP15446488U JPH0612316Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 油圧伝導装置

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JPH02467U JPH02467U (ja) 1990-01-05
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JP2016209281A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 眞一 渡部 ロック機構、ロック機構を用いた移動制御機構及び移動制御機構を搭載した装置

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JPH02467U (ja) 1990-01-05

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