JPH0811537B2 - 複数の流体機器作動装置 - Google Patents

複数の流体機器作動装置

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JPH0811537B2
JPH0811537B2 JP61184730A JP18473086A JPH0811537B2 JP H0811537 B2 JPH0811537 B2 JP H0811537B2 JP 61184730 A JP61184730 A JP 61184730A JP 18473086 A JP18473086 A JP 18473086A JP H0811537 B2 JPH0811537 B2 JP H0811537B2
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JP
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fluid
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solenoid valve
fluid device
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JP61184730A
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JPS6341278A (ja
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京市 中村
義治 稲熊
豪哉 加藤
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は自動車エンジンにて駆動される油圧ポンプの
吐出流体を動力舵取装置を含む複数の流体機器に導いて
これを作動させる装置に関するものである。
<従来の技術> 従来のこの種の流体制御装置としては、特公昭47−11
289号公報に記載されているように、動力舵取装置用ポ
ンプの作動流体の一部を動力制動装置その他に導きこれ
を作動させるようにしたものがある。これにおいて1つ
の定吐出ポンプからの吐出流体を複数の流体機器に導く
ために流量制御弁にて一定流量に制御した後、これをフ
ローデバイダにて分流するようになっている。したがっ
てフローデバイダの供給流量も一定であり、分配される
各分配口の流量も常時一定となり、分流口に接続された
各流体機器は供給流量が共に一定のもとで作動する作動
装置となっており、他方の流体機器への供給流量を積極
的に変化させて作動させるものには適用できない。
例えば一方の流体機器が動力舵取装置であれば、一定
流量が要求され、しかも最高設定作動圧は高圧に設定さ
れている。他方の流体機器が冷却ファン駆動用油圧モー
タであれば、回転停止の状態から回転数をある回転範囲
内で可変的に制御する必要があり、しかも流量は大流量
で作動圧は比較的低い状態で使用される。このような作
動特性の異なる複数の流体機器を作動させるためには、
それぞれ独立したポンプを設け、作動回路は別系統にし
なければ対応できなかった。
<発明が解決しようとする問題点> このように油圧回路を別系統にするとポンプが複数必
要でありコストアップを招く。従来例のようにポンプ系
統を1つにすると作動特性の異なる流体機器は使用でき
ないことになる。
<問題点を解決するための手段> そこで本発明は作動特性の異なる複数の流体機器であ
ってもポンプ系統を1つにするために、ポンプから吐出
される流体を制御し絞り開度調整可能な電磁弁を備えて
送出流量を任意に調整できる流量制御手段を設け、流体
機器供給路の分岐点に絞り開度調整可能な電磁弁付フロ
ーデバイダーを設けて各分流ポートを第1流体機器と第
2流体機器の供給口に接続し、一方の流体機器の供給流
量増減時に前記両電磁弁を関連的に制御せしめる電磁弁
制御装置を設けたものである。
<作用> 一方の流体機器の流量を変えずに他方の流体機器の流
量を増大するには、ポンプ側の流量制御手段によって送
出流量を増大させ、フローデバイダの一方の分流量を増
大させることにより達成することができる。又、送出流
量を変えずに、フローデバイダの分流量を変化させれ
ば、2つの分流口それぞれの分流量を変化させることが
できる。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図において、10は自動車用エンジン、11は定吐出ポン
プ、ポンプ回転軸12に設けられたプーリ13はベルト14、
プーリ15を介してエンジン出力軸16と連結されている。
ポンプ11の吸入口11aはリザーバ17と接続され、吐出口1
1bは電磁弁付流量制御弁20に接続されている。電磁弁21
には可変絞り21aが組込まれており、この可変絞り21aの
前後の圧力差を一定にするべくバイパス口22の開度を調
整するスプール弁23及びこのバイパス口22を閉止する方
向に押圧するスプリング24が流量制御弁20には組込まれ
ている。バイアス口22はポンプ吸入口11aに接続されて
いる。25は圧力レリーフ弁で、供給ライン26と低圧ライ
ン27の接続ライン28に挿入されている。
かかる定吐出ポンプ11と対をなす電磁弁付流量制御弁
20は、ポンプ回転数の変化に拘らず流量を一定に保った
作用と可変絞り21aの開度を変えることにより送出流量
を任意に調整せしめる流量制御手段を構成している。
この流量制御手段の変形例として、ポンプを可変吐出
ポンプにした場合について説明する。第2図において、
111は偏心リングを移動させて吐出量を変化させる可変
吐出ポンプ、ポンプ回転軸112はプーリ113が設けられ、
前記と同様ベルトを介してエンジン10にて回転駆動され
る。ポンプ吐出口111bは可変絞り121aの前後の圧力差を
一定にするべく偏心リングの偏心量を調整するシリンダ
120が設けられている。シリンダ120の前後室は可変絞り
121a前後の圧力が導入され、圧力差が大きくなればピス
トン123を前進させて偏心リングの偏心量を小さく吐出
量を低減させ、圧力差が小さくなればピストン123は後
退して偏心リングの偏心量を大きくし吐出量を増大させ
るように作動する。これによって可変絞り121a前後の圧
力差は一定に保たれることになり、ポンプ回転数の変化
に拘らず送出流量を一定に保つ。又電磁弁121に信号を
与え可変絞り121aの開度を変化させればこれに応じて流
量を増減することができる。かかる電磁弁121及びシリ
ンダ120は可変容量ポンプに対する流量制御手段を構成
するものである。尚125は圧力レリーフ弁である。30は
電磁弁付フローデバイダで、弁ハウジング30a内には制
御スプール30b、スプリング30cが組込まれ、一方の分流
口31は動力舵取装置35に接続され、他方の分流口32は冷
却ファン駆動用油圧モータ36に接続されている。供給ラ
イン26と制御スプール後室30d間には可変絞り34を組込
んだ電磁弁33が設けられており、この可変絞り34の開度
を変化させることにより分流口32への分流流量が制御さ
れる。即ち制御スプール30bの両端面には可変絞り34前
後の圧力が導入されており、可変絞り34前後の圧力差を
一定に保つべくオリフィス31a,32aを制御し、可変絞り3
4の開度に対応した一定流量が分配口32に流れ、他は分
配口31に流れる。動力舵取装置35及び油圧モータ36の排
出口37,38は戻しライン39を介してリザーバ17に接続さ
れている。40は油圧モータ36によって駆動される冷却フ
ァン、41はラジエータである。42は電磁弁21,33を制御
する制御装置であり、水温センサ43、車速センサ44、操
舵角センサ45の信号が入力されている。この制御装置42
は油圧モータ36の供給流量を増大させる場合には、電磁
弁33の可変絞り34の開度を大きくするとともに電磁弁21
の可変絞り21aの開度も大きくする。例えば動力舵取装
置35の供給流量を6/minとし、油圧モータ36の供給流
量を0/minとするためには、電磁弁21の可変絞り21a
を6/min(Q1)分流し得る開度とし、電磁弁33の可変
絞り34は閉止した状態にする。この状態より油圧モータ
36の供給流量を0/minから10/minに増大して冷却フ
ァンを駆動する場合には、第3図に示すように電磁弁21
を16/min(Q1)の開度し、電磁弁33を10/min(Q3
の開度にすることにより、16/minの流量はフローデバ
イダ30にて6/min(Q3)と10/min(Q3)に分流さ
れ、動力舵取装置35の作動と冷却ファンの駆動を達成す
る。このように冷却ファンの停止、回転制御をしても動
力舵取装置35には一定量の流体供給が持続され1のポン
プシステムであっても作動に支障をきたすことはない。
ところで動力舵取装置35の供給流量は、非操舵時には
定常時より少い流量の方が動力消費の面から効率的であ
るため、非操舵時と操舵時においては、電磁弁33のみを
制御して、非操舵時には可変絞り開度を大きくして第4
図に示すようにQ3を増大させる。又操舵時には絞り開度
を小さくすることにより第5図に示すようにQ3を減少さ
せることができる。
又、高速走行時には動力舵取装置35のパワーゲインを
低下させ、操舵抵抗を高めた方が操舵安定感が得られる
ので、第6図に示すように車速又はエンジン回転数の増
大に伴い電磁弁21の可変絞り開度を小さくし、Q1を低減
させる制御も可能である。
<発明の効果> 以上述べたように本発明によれば、ポンプを1つにす
るとともにポンプ側の送出流量制御手段及び流体機器へ
の分岐路にフローデバイダを設け、各別に流量制御がで
きるようにしたため、一方の流体機器への流量を変えず
に他方の流体機器への流量を増減することができるばか
りでなく、又流体機器双方の分流割合を変えることもで
き、従来ではポンプを2つ設けなければならないシステ
ムにおいても1つのポンプで済ませることができ、経済
的である効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は装置全体
の系統図、第2図は可変容量ポンプを使用した場合の部
分系統図、第3図は冷却ファン駆動時の流量特性を示す
図、第4図,第5図は水温変化と分流流量の関係を示す
もので、第4図は非操舵時の流量特性を、第5図は操舵
時の流量特性を示している。第6図は車速の変化と送出
流量Q1の関係を示す流量特性線図である。 11……ポンプ、20……流量制御弁、21……電磁弁、21a
……可変絞り、30……フローデバイダ、31,32……分流
口、33……電磁弁、34……可変絞り、35……動力舵取装
置、36……油モータ、42……制御装置、43……水温セン
サ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用エンジンにて駆動される1つのポ
    ンプから吐出される流体を作動圧力域及び消費流量域を
    異にする第1,第2の流体機器に供給して作動せしめる流
    体機器作動装置において、前記ポンプは定吐出ポンプ又
    は可変容量ポンプとなし、このポンプから吐出される流
    体を制御して回転数変化に拘らず一定流量に保ちかつ絞
    り開度調整可能な電磁弁を備え送出流量を任意に調整可
    能な流量制御手段を設け、前記流体機器供給路の分岐点
    に絞り開度調整可能な電磁弁付フローデバイダを設けて
    各分流ポートを第1流体機器と第2流体機器の供給口に
    接続し、前記流量制御手段及び電磁弁付フローデバイダ
    の各電磁弁を一方の流体機器の供給流量を増減させるた
    めに関連的に制御せしめる電磁弁制御装置を設けたこと
    を特徴とする複数の流体機器作動装置。
  2. 【請求項2】前記第1の流体機器は、冷却ファン駆動用
    の油圧モータであり、前記第2の流体機器は、動力舵取
    装置である特許請求の範囲第1項記載の装置。
  3. 【請求項3】前記電磁弁制御装置は、ラジエータの水温
    を検出する温度センサーを有し、水温低温時には流量制
    御弁の制御流量を動力舵取装置の供給流量に等しくし、
    フローデバイダーによる冷却ファン駆動用の油圧モータ
    への供給流量をほぼ零にし、水温が上昇すると流量制御
    弁、フローデバイダー共に流量を増大させる電磁弁の電
    流制御手段を有する特許請求の範囲第2項記載の装置。
JP61184730A 1986-08-06 1986-08-06 複数の流体機器作動装置 Expired - Lifetime JPH0811537B2 (ja)

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JP61184730A JPH0811537B2 (ja) 1986-08-06 1986-08-06 複数の流体機器作動装置

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JPS6341278A JPS6341278A (ja) 1988-02-22
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JPS6341278A (ja) 1988-02-22

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