JPS6234961B2 - - Google Patents

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JPS6234961B2
JPS6234961B2 JP54096340A JP9634079A JPS6234961B2 JP S6234961 B2 JPS6234961 B2 JP S6234961B2 JP 54096340 A JP54096340 A JP 54096340A JP 9634079 A JP9634079 A JP 9634079A JP S6234961 B2 JPS6234961 B2 JP S6234961B2
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pressure
valve
line
port
load
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JP54096340A
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Inventor
Kenji Masuda
Toshio Ikeda
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5620803A publication Critical patent/JPS5620803A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、可変容量ポンプの吐出量をアクチ
ユエータの速度に応じて制御する省動力形の油圧
回路に関し、キヤビテーシヨンを防止する油圧回
路に関する。
<従来の技術> 従来、この種の油圧回路としては、第2図に示
すようなものが公知である(特開昭51−51682号
公報)。この油圧回路は可変容量ポンプ1の圧力
ライン2に方向制御弁3の圧力ポートPを接続
し、上記方向制御弁3の絞り4前後の圧力をパワ
ーマツチ弁5のパイロツト室6およびバネ室7に
作用させている。そして、上記パイロツト室6と
バネ室7との圧力差により、上記可変容量ポンプ
1の斜板制御シリンダ1aを、上記圧力ライン2
とタンク8とに切換接続して、可変容量ポンプ1
の吐出量を、方向制御弁3の絞り開度に対応した
値に制御して、可変容量ポンプ1が油圧シリンダ
9の速度に対応した油量のみを吐出するようにし
ているので、動力の損失がないという長所を有す
る。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、上記従来の油圧回路において
は、油圧シリンダ9の駆動中に方向制御弁3を中
立位置方向へ復帰させて油圧シリンダを減速させ
る場合や上記方向制御弁3を中立に戻して油圧シ
リンダ9を停止させようとした場合、油圧シリン
ダ9は負荷の慣性により自走する。このため、油
圧シリンダ9に圧油を供給している負荷ラインが
負圧状態になり、キヤビテーシヨンが生じて騒音
が発生したりする。
そこで、この発明の目的は、慣性負荷を有する
アクチユエータを省動力でもつて駆動することが
できながら、アクチユエータの減速時あるいはア
クチユエータを停止させようとするときに、アク
チユエータが自走しても負荷ラインが負圧状態に
なることを防止すると共に、キヤビテーシヨンの
発生を防止し得る油圧回路を提供することにあ
る。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するために、この発明は、第1
図に例示するように、中立時には圧力ポートP、
タンクポートRおよび負荷ポートA,Bを閉鎖
し、ベントポートmをタンクに開放する一方、切
換時には圧力ポートPを負荷ポートAまたはBに
接続し、ベントポートmを上記負荷ポートAまた
はBに接続する構造の方向制御弁21と、この方
向制御弁21の圧力ポートPに圧力ライン51を
介して接続した可変容量ポンプ11と、上記方向
制御弁21の負荷ポートAまたはBに負荷ライン
52または53を介して接続した慣性負荷を有す
るアクチユエータ30と、上記圧力ライン51に
接続するパイロツト室及び上記ベントポートmに
接続するバネ室を備え、この両室の圧力差により
上記ポンプ11の吐出量制御部11aを、上記圧
力ライン51とタンクとに切換接続するパワーマ
ツチ弁12とを備えた油圧回路において、上記可
変容量ポンプ11の吐出量を制御する吐出量制御
部11aの吐出量減少側への応答速度を遅くする
速度規制手段13と、上記方向制御弁21の圧力
ポートPに接続するパイロツト室及び上記ベント
ポートmに接続するバネ室を備え、この両室の圧
力差で上記圧力ライン51を減圧する減圧形圧力
補償弁22と、上記圧力ライン51に接続するパ
イロツト室及び上記ベントポートmに接続するバ
ネ室を備え、この両室の圧力差で上記圧力ライン
51から分岐するバイパスライン56を開閉する
ノーマルクローズ形2ポート弁40と、上記バイ
パスライン56から上記負荷ライン52または5
3への流れを自由流とするチエツク弁24または
23と、上記バイパスライン56と上記方向制御
弁21のタンクライン55との合流ラインからタ
ンクへの流れに抵抗を与える背圧手段75とを設
け、上記圧力補償弁22の差圧より上記パワーマ
ツチ弁12の差圧を大きく、かつ、このパワーマ
ツチ弁12の差圧より上記2ポート弁40の差圧
を大なる関係にしたことを特徴としている。
<作用> 上記構成の油圧回路は、方向制御弁21を切換
位置に位置させた状態で、慣性負荷を有するアク
チユエータを定常駆動している場合は、パイロツ
ト室に伝えられる圧力ライン51の圧力と、ベン
トポートmを介してバネ室に伝えられる負荷圧と
によつて、パワーマツチ弁21が切換作動され、
可変容量ポンプ11の吐出量は方向制御弁21の
開度に応じた油量に制御される。このとき、減圧
形圧力補償弁22の圧力補償する差圧はパワーマ
ツチ弁12の圧力補償する差圧より小さいため、
方向制御弁21の前後の差圧は減圧形圧力補償弁
22により、一定圧力に圧力補償され、2ポート
弁40を開放するための設定されたパイロツト室
とバネ室の差圧がパワーマツチ弁12の圧力補償
する差圧よりも大きいため、2ポート弁40は閉
鎖されている。したがつて、このとき可変容量ポ
ンプ11は余分な流体を吐出せず、かつ、2ポー
ト弁40は閉鎖して、タンクに流体を排出しない
ので、省エネルギーが達成される。
次に、方向制御弁21を切換位置から中立方向
に移動させて、アクチユエータ30を減速しよう
とすると、負荷の慣性によつてアクチユエータ3
0が自走し、負荷ライン52または53に負荷が
生じようとする。しかし、この負荷ラインの圧力
は方向制御弁21のベントポートmを通して、2
ポート弁40のバネ室とパワーマツチ弁12のバ
ネ室に伝えられてパワーマツチ弁12はパイロツ
ト室とバネ室の差圧により可変容量ポンプ11の
吐出量を減ずる側に作動しようとするが、速度規
制手段13により、可変容量ポンプ11の吐出量
の減少側への応答が遅れ、この応答遅れの間だけ
可変容量ポンプ11は余剰流体を吐出し、圧力ラ
イン51の圧力が高くなる。その結果、2ポート
弁40が開放して、余剰流体はタンクラインにバ
イパスされ、タンクライン55に流入して、タン
クライン55に設けられた背圧手段75によつ
て、タンクライン55の圧力が高くなり、余剰流
体の一部はオールポートブロツクの方向制御弁2
1を迂回して、チエツク弁23または24を通
り、負荷ライン52または53に供給され、負荷
ライン52または53における負荷およびキヤビ
ラーシヨンの発生が防止される。また、アクチユ
エータ30の負荷変動や減速時等には、パワーマ
ツチ弁12による可変容量ポンプ11の吐出量制
御に先行して、減圧形圧力補償弁22が圧力補償
するので、負荷変動時や減速時の圧力補償応答が
早く正確な流量設定となる。すなわち、可変容量
ポンプ11の吐出量減少方向の応答が速度規制手
段13により遅くなるので、上記減圧形圧力補償
弁22はこの応答の遅れによる悪影響を排除し
て、極めて有効である。
<実施例> 以下、本発明を図示の実施例について詳細に説
明する。
この油圧回路は、第1図に示すように、負荷に
対応して吐出量が調整される可変容量ポンプユニ
ツト10と、上記ポンプユニツト10からの油を
負荷に対応した一定圧力に減圧して切換接続する
切換弁ユニツト20と、上記切換弁ユニツト20
から油を供給されて負荷を駆動する油圧シリンダ
30を備え、さらに該油圧シリンダ30への負荷
ライン52,53に接続されるタンクライン55
と、上記ポンプユニツト10からの圧力ライン5
1との間に設置されて、可変容量ポンプ11から
の油を負荷ライン53に供給するノーマルクロー
ズ形2ポート弁40を備えている。
上記ポンプユニツト10は、可変容量ポンプ1
1と、2位置3ポート切換弁よりなるいわゆるパ
ワーマツチ弁12と、チエツク付絞り弁13と、
パイロツトリリーフ弁14を備える。そして、上
記可変容量ポンプ11の例えば斜板制御シリンダ
よりなる制御部11aを、それに順次直列に接続
したチエツク付絞り弁13とパワーマツチ弁12
とを介して、該可変容量ポンプ11からの圧力ラ
イン51の分岐ライン60に接続し、上記負荷に
対応するパワーマツチ弁12の切換作動により、
そのシンボル位置a1において上記制御部11aを
圧力ライン51に接続し、可変容量ポンプ11の
斜板を中立側へ位置させて吐出量を減少させ、ま
た、そのシンボル位置a2において該制御部11a
をタンクに開放して、可変容量ポンプ11を最大
吐出量に復帰させると共に、チエツク付絞り弁1
3の絞り13aにより可変容量のポンプ吐出量を
減少させる側への応答速度を制御している。上記
パワーマツチ弁12の切換は、一端に加わる圧力
ライン51の分岐ライン60に接続されたパイロ
ツトライン61の油圧と、他端に加わるスプリン
グ12aのバネ圧および負荷ライン52,53に
切換接続されるパイロツトライン62の圧力で作
動させる。このパワーマツチ弁12の切換により
上記可変容量ポンプ11の吐出圧が、負荷に対応
して、上記スプリング12aにより負荷より所定
圧力(例えば6Kg/cm2)高い圧力になるようにし
ている。また、上記パイロツトライン62には、
タンクに通じる分岐ライン63を設けると共に、
該ライン63の中間にリリーフ弁14を設けて、
該パイロツトライン62が設定圧以上になると、
リリーフ弁14をタンクに開放して、上記パイロ
ツトライン62の圧力を一定限度内に制限し、上
記パワーマツチ弁12の制御により上記可変容量
ポンプ11の最大吐出圧を制限している。
一方、上記切換弁ユニツト20は、クローズド
センタ形中立ベントアンロード通路付方向制御弁
21と減圧形圧力補償弁22と、チエツク弁2
3,24を備える。そして、上記圧力ライン51
に可変容量ポンプ11の側から、順次直列に上記
減圧弁22、方向制御弁21の圧力ポートPを接
続すると共に、該方向制御弁21のタンクポート
Rに上記タンクライン55を接続する一方、該方
向制御弁21の出口側の各負荷ポートA,Bに、
上記各負荷ライン52,53を介して、上記油圧
シリンダ30の各室30a,30bを夫々接続
し、さらに、該方向制御弁21の入口側のベント
ポートmに上記パイロツトライン62を接続する
と共に、該パイロツトライン62を、パイロツト
ライン64を介して、上記減圧形圧力補償弁22
のバネ室に接続する一方、該方向制御弁21の出
口側のベントポートnをパイロツトライン65を
介して、タンクライン55に接続している。した
がつて、上記方向制御弁21が、第1図に示すよ
うに、中立位置b2に存するときには、上記圧力ラ
イン51およびタンクライン55は閉鎖されて、
上記油圧シリンダ30の作動が停止させられると
共に、パイロツトライン62はタンクに通じ、そ
のため、上記パワーマツチ弁12が、そのシンボ
ル位置a1に位置させられる結果、上記可変容量ポ
ンプ11の斜板が中立に位置させられ、該可変容
量ポンプ11はほとんど油を吐出せず、無負荷運
転を行うようになる。
また、上記方向制御弁21が第1図において、
左または右のシンボル位置b1,b3に切換られたと
きは、その入口側ベントポートmは該方向制御弁
21の圧力ポートPに接続された負荷ポートAま
たはBに接続されて、該入口側ベントポートmに
接続されたパイロツトライン62は、負荷ライン
52または53に接続される。したがつて、この
とき、上記可変容量ポンプ11は、上記パワーマ
ツチ弁12により、上記パイロツトライン62か
らの負荷ラインの油圧に該パワーマツチ弁12の
スプリング12aのバネ圧を加えた圧力の油を吐
き出し、また、上記減圧弁22は、圧力ライン5
1の油圧を負荷ラインの圧力まで減圧して、油を
方向制御弁21に供給する。したがつて、この切
換弁ユニツト20と可変容量ポンプユニツト10
とを備えたいわゆるパワーマツチ回路は、負荷ラ
イン52,53に送られる必要な油のみをポンプ
11から吐き出し、無駄な油を吐出することがな
い。
また、上記負荷ライン52,53は、チエツク
弁23,24を中間に夫々設置した各ライン5
7,58により、タンクライン55に接続してお
り、該タンクライン55から負荷ライン52,5
3へ油が流入できるが、負荷ライン52,53か
らタンクライン55には油が流出できないように
している。
一方、上記油圧シリンダ30は、垂直に設置す
ると共に、そのシリンダロツド30cの先端に負
荷31を固定している。該負荷31は、上記シリ
ンダ室30bに圧油を供給して、該負荷31を下
方に走行中、上記方向制御弁21を中立位置b2
位置せしめて、負荷ライン52,53を閉鎖して
も、該負荷31がその自重でさらに自走して、シ
リンダ室30bおよびその負荷ライン53は負圧
すなわち真空が生じるほど、大きな慣性を持つて
いる。
一方、上記2ポート弁40は、上記ポンプユニ
ツト10と切換弁ユニツト20との間の圧力ライ
ン51と、タンクライン55とを接続したバイパ
スライン56の中間に設けている。
該2ポート弁40の作動は、一端に加わる圧力
ライン51の油圧と、他端に加わるスプリング4
0aのバネ圧およびパイロツトライン71を介し
て他端に加わるパイロツトライン62の油圧によ
り作動され、かつ上記パイロツトライン71の中
間にはチエツク付絞り弁72を設置している。し
たがつて、上記2ポート弁40は、上記可変容量
ポンプ11の吐出圧たる上記圧ライン51の油圧
が、パイロツトライン62の油圧にスプリング4
0aのバネ圧を加えた圧力以上になると、該2ポ
ート弁40のバネ室の油が、上記チエツク付絞り
弁72のチエツク72bを通して、タンクに迅速
に排出されると共に、該2ポート弁40が開放さ
れて、圧力ライン51の油が、タンクライン5
5、負圧を生じた負荷ライン53に供給されるよ
うになる。一方、上記圧力ライン51の油圧が下
がると、該チエツク付絞り弁72の絞り72aに
より調節されて再び上記バネ室に油が流入して、
上記2ポート弁40が閉鎖されるのであつて、該
絞り72aの絞りを調整することによつて弁40
の閉鎖時間を調整することができる。なお、上記
ポート弁40のスプリング40aのバネ圧は、上
記パワーマツチ弁12のスプリング12aのバネ
圧より大きい値に設定している。
また、上記バイパスライン56とタンクライン
55の合流点の下流側のタンクライン55には、
背圧手段であるスプリング付チエツク弁75を設
けて、タンクライン55に一定の背圧を加わえる
ようにしている。
上記構成の油圧回路は次のように動作する。
まず、上記方向制御弁21の右方のシンボル位
置b1に位置せしめて、油圧シリンダ30の負荷3
1が下方に走行中に、今強制的に上記方向制御弁
21を中立位置方向に切換えて、上記負荷31を
減速させようとしても、慣性により該負荷31は
しばらく自走する。そのため、負荷ライン53お
よびシリンダ室30bに負圧が生じようとする。
しかし、この負荷ライン53の圧力は方向制御弁
21のベントポートmを通して、2ポート弁40
のバネ室とパワーマツチ弁12のバネ室に伝えら
れてパワーマツチ弁12はパイロツト室とバネ室
の差圧により可変容量ポンプ11の吐出量を減ず
る側に作動しようとするが、チエツク付絞り弁1
3により、可変容量ポンプ11の吐出量の減少側
への応答が遅れ、この応答遅れの間だけ可変容量
ポンプ11は余剰流体を吐出し、圧力ライン51
の圧力が高くなる。その結果、2ポート弁40が
開放して、余剰流体はタンクライン55にバイパ
スされ、タンクライン55に流入して、タンクラ
イン55に設けられたスプリング付チエツク弁7
5によつて、タンクライン55の圧力が高くな
り、余剰流体の一部はオールポートブロツクの方
向制御弁21を迂回して、チエツク弁23または
24を通り、負荷ライン52または53に供給さ
れ、負荷ライン52または53における負圧およ
びキヤビラーシヨンの発生が防止される。また、
油圧シリング30の負荷変動や減速時等には、パ
ワーマツチ弁12による可変容量ポンプ11の吐
出量制御に先行して、減圧形圧力補償弁22が圧
力補償するので、負荷変動時や減速時の圧力補償
応答が早く正確な流量設定となる。すなわち、可
変容量ポンプの吐出量減少方向の応答が速度規制
手段13により遅くなるので、上記減圧形圧力補
償弁22はこの応答の遅れによる悪影響を排除し
て、極めて有効である。
また、方向制御弁21を切換位置に位置させた
状態で慣性負荷31を有するアクチユエータ30
を定常駆動している場合は、パイロツト室に伝え
られる圧力ライン51の圧力と、ベントポートm
を介してバネ室に伝えられる負荷圧とによつて、
パワーマツチ弁21が切換作動され、可変容量ポ
ンプ11の吐出量は方向制御弁21の開度に応じ
た油量に制御される。このとき、減圧形圧力補償
弁22の圧力補償する差圧はパワーマツチ弁12
の圧力補償する差圧より小さいため、方向制御弁
21の前後の差圧は減圧形圧力補償弁22によ
り、一定圧力に圧力補償され、2ポート弁40を
開放するための設定されたパイロツト室とバネ室
の差圧がパワーマツチ弁12の圧力補償する差圧
よりも大きいため、2ポート弁40は閉鎖されて
いる。したがつて、このとき可変容量ポンプ11
は余分な流体を吐出せず、かつ、2ポート弁40
は閉鎖してタンクに流体を排出しないので、省エ
ネルギーが達成される。
なお、開放された2ポート弁40は、可変容量
ポンプ11の斜板が所定の位置に復帰し、圧力ラ
イン51の油圧がパイロツトライン62の油圧に
スプリング40aのバネ圧を加えた圧力以下にな
ると、閉鎖しようとするが、チエツク付絞り弁7
2の絞り72aの存在によつて、上記2ポート弁
40のバネ室に流入しようとするパイロツトライ
ン62からの油量が調節されて、負荷ライン5
3、シリンダ室30bの負圧の大きさに応じて、
上記2ポート弁40の開放している時間が制御さ
れるようになる。なお、リリーフ弁110は回路
の保護にいれたものである。
また、上記実施例では、速度制御手段としてチ
エツク付絞り弁13をパワーマツチ弁12と可変
容量ポンプ11の制御部11aとの間に設けた
が、単に絞り弁を上記圧力ライン51の分岐ライ
ン60上に、そのライン60とパイロツトライン
61の交差点と、パワーマツチ弁12との間に位
置するように設けて、上記可変容量ポンプ11の
吐出量を減少させる側への応答速度を制御するよ
うにしてもよい。この場合は、上記実施例の如く
チエツク13bを設けなくても、上記制御部11
aから油を迅速にタンクに排出して、可変容量ポ
ンプ11の吐出量を増大する側への応答速度を早
くすることができる。
また、背圧手段はスプリング付チエツク弁75
に代えて、ラインフイルター、長い管路、絞り弁
を用い、これにより抵抗を与えてもよい。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明の油圧回路
は、パワーマツチ弁で負荷に応じて可変容量ポン
プの吐出量を制御するので、動力の損失を生じさ
せず、省エネルギー効果がある。
また、上記可変容量ポンプの圧力ラインと負荷
ラインとの間にオールポートブロツクの方向制御
弁を接続すると共に、上記負荷ラインにチエツク
弁を介して連結したタンクラインと、圧力ライン
との間に、ノーマルクローズ形2ポート弁を接続
して、アクチユエータの減速時に、速度規制手段
で余剰流体を生じさせ、かつ、2ポート弁を上記
圧力ラインの圧力でタンクラインに開放するよう
にしたので、負圧を生じようとしている負荷ライ
ンにチエツク弁を通して油を補結することがで
き、したがつて、キヤビテーシヨンの発生を防止
でき、かつ減速時に生ずる上記圧力ラインのサー
ジ圧を防止することができる。
また、アクチユエータの負荷変動や減速時等に
は、パワーマツチ弁による可変容量ポンプの吐出
量制御に先行して、減圧形圧力補償弁が圧力補償
するので、負荷変動時や減速時の圧力補償応答が
早く正確な流量設定となる。すなわち、可変容量
ポンプの吐出量減少方向の応答が速度規制手段に
より遅くなるので、上記減圧形圧力補償弁はこの
応答の遅れによる悪影響を排除して、極めて有効
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の油圧回路図、第2図は従来
の油圧回路図である。 11……可変容量ポンプ、12……パワーマツ
チ弁、21……方向制御弁、23,24……チエ
ツク弁、31……負荷、51……圧力ライン、5
2,53……負荷ライン、55……タンクライ
ン、40……ノーマルクローズ形2ポート弁、3
0……油圧シリンダ、13,72……チエツク付
絞り弁、13a,72a……絞り。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中立時には圧力ポートP、タンクポートRお
    よび負荷ポートA,Bを閉鎖し、ベントポートm
    をタンクに開放する一方、切換時には圧力ポート
    Pを負荷ポートAまたはBに接続し、ベントポー
    トmを上記負荷ポートAまたはBに接続する構造
    の方向制御弁21と、この方向制御弁21の圧力
    ポートPに圧力ライン51を介して接続した可変
    容量ポンプ11と、上記方向制御弁21の負荷ポ
    ートAまたはBに負荷ライン52または53を介
    して接続した慣性負荷を有するアクチユエータ3
    0と、上記圧力ライン51に接続するパイロツト
    室及び上記ベントポートmに接続するバネ室を備
    え、この両室の圧力差により上記ポンプ11の吐
    出量制御部11aを、上記圧力ライン51とタン
    クとに切換接続するパワーマツチ弁12とを備え
    た油圧回路において、 上記可変容量ポンプ11の吐出量を制御する吐
    出量制御部11aの吐出量減少側への応答速度を
    遅くする速度規制手段13と、上記方向制御弁2
    1の圧力ポートPに接続するパイロツト室及び上
    記ベントポートmに接続するバネ室を備え、この
    両室の圧力差で上記圧力ライン51を減圧する減
    圧形圧力補償弁22と、上記圧力ライン51に接
    続するパイロツト室及び上記ベントポートmに接
    続するバネ室を備え、この両室の圧力差で上記圧
    力ライン51から分岐するバイパスライン56を
    開閉するノーマルクローズ形2ポート弁40と、
    上記バイパスライン56から上記負荷ライン52
    または53への流れを自由流とするチエツク弁2
    4または23と、上記バイパスライン56と上記
    方向制御弁21のタンクライン55との合流ライ
    ンからタンクへの流れに抵抗を与える背圧手段7
    5とを設け、上記圧力補償弁22の差圧より上記
    パワーマツチ弁12の差圧を大きく、かつ、この
    パワーマツチ弁12の差圧より上記2ポート弁4
    0の差圧を大なる関係にしたことを特徴とする油
    圧回路。 2 上記速度規制手段は、上記吐出量制御部11
    aと上記パワーマツチ弁12との間に設けられ
    た、チエツク付絞り弁13である特許請求の範囲
    第1項記載の油圧回路。
JP9634079A 1979-07-27 1979-07-27 Hydraulic circuit Granted JPS5620803A (en)

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