JPH06123122A - 走行作業機のレバー装置 - Google Patents
走行作業機のレバー装置Info
- Publication number
- JPH06123122A JPH06123122A JP27442892A JP27442892A JPH06123122A JP H06123122 A JPH06123122 A JP H06123122A JP 27442892 A JP27442892 A JP 27442892A JP 27442892 A JP27442892 A JP 27442892A JP H06123122 A JPH06123122 A JP H06123122A
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- JP
- Japan
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- lever
- changing
- operation pattern
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 運転席の前方にあるレバースタンドの部分
で簡単に操作パターンが切換えできる装置を提供する。 【構 成】 運転席の前方に設けた横幅の広いレバース
タンド15の上方左右に操作レバー17,18を設け、
このレバースタンド15内に配置された操作パターン切
換機構を通じて複数の制御弁31を操作する装置であっ
て、前記操作パターン切換機構は長手方向に所定の間隔
を有して複数のアームA’〜D’、A”〜D”を突設し
た横方向の切換シャフトA〜Dを複数個、上下方向に多
段に配置すると共に、アームの各列夫々に縦方向の切換
リンクa〜dを配置し、隣接する各々のアームと切換リ
ンクとは連結解除可能にで、操作レバーと切換シャフト
とを操作レバーの操作により切換シャフトが回動するよ
うに連動連繋し、一方、前記切換リンクの下端を制御弁
31に連繋し、更にレバースタンド15の少なくとも一
方の面に前記切換機構を操作するための開閉蓋体21付
き開口部20を設けた走行作業機のレバー装置。
で簡単に操作パターンが切換えできる装置を提供する。 【構 成】 運転席の前方に設けた横幅の広いレバース
タンド15の上方左右に操作レバー17,18を設け、
このレバースタンド15内に配置された操作パターン切
換機構を通じて複数の制御弁31を操作する装置であっ
て、前記操作パターン切換機構は長手方向に所定の間隔
を有して複数のアームA’〜D’、A”〜D”を突設し
た横方向の切換シャフトA〜Dを複数個、上下方向に多
段に配置すると共に、アームの各列夫々に縦方向の切換
リンクa〜dを配置し、隣接する各々のアームと切換リ
ンクとは連結解除可能にで、操作レバーと切換シャフト
とを操作レバーの操作により切換シャフトが回動するよ
うに連動連繋し、一方、前記切換リンクの下端を制御弁
31に連繋し、更にレバースタンド15の少なくとも一
方の面に前記切換機構を操作するための開閉蓋体21付
き開口部20を設けた走行作業機のレバー装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパワーショベルその
他、走行作業機の操作装置に関するもので、特に、パワ
ーショベルに於けるバケットの操作やスイングフレーム
(上部枠体)の旋回操作を右手用と左手用との左右2個
の操作レバーによって操作するものに好適な操作パター
ンをレバースタンド内において簡単に切換えることがで
きる操作レバー装置に関するものである。
他、走行作業機の操作装置に関するもので、特に、パワ
ーショベルに於けるバケットの操作やスイングフレーム
(上部枠体)の旋回操作を右手用と左手用との左右2個
の操作レバーによって操作するものに好適な操作パター
ンをレバースタンド内において簡単に切換えることがで
きる操作レバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行作業機の操作レバーは、前後及び左
右の十字形に傾動できるように構成され、その操作によ
ってスイングフレームの旋回やバケットなどの運動を操
作している。しかしながら、その操作レバーの操作パタ
ーンは、製造者や製品の仕様によって一定せず、例え
ば、左右方向への転舵操作を左手側の操作レバーで行う
ものと、右手側の操作レバーで行う場合とがあり、更
に、操作レバーを前後に傾動させて転向するものと、左
右に傾動させて転向するものとがある。
右の十字形に傾動できるように構成され、その操作によ
ってスイングフレームの旋回やバケットなどの運動を操
作している。しかしながら、その操作レバーの操作パタ
ーンは、製造者や製品の仕様によって一定せず、例え
ば、左右方向への転舵操作を左手側の操作レバーで行う
ものと、右手側の操作レバーで行う場合とがあり、更
に、操作レバーを前後に傾動させて転向するものと、左
右に傾動させて転向するものとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、運転者によっ
て使用機種が異なるために習熟した操作パターンが異な
る場合が多く、運転者が代わる都度、操作パターンを変
更せねばならず、特に、リース用に供される作業機のよ
うに多数の運転者によって使用されるものでは、では、
頻繁に操作パターンの変更を必要とする。
て使用機種が異なるために習熟した操作パターンが異な
る場合が多く、運転者が代わる都度、操作パターンを変
更せねばならず、特に、リース用に供される作業機のよ
うに多数の運転者によって使用されるものでは、では、
頻繁に操作パターンの変更を必要とする。
【0004】従来、操作パターンの切換機構に関して特
開平3−125279号公報が提案されているが、この発明は
切換機構を構成するロッドやリンク機構がフロア内のレ
バースタンドや操向レバーの下側にあり、従って、操作
パターンの切換えにはフロアを除去し、床下の深い所に
配置されている切換機構を分解し、新たに組直さなけれ
ばならず、操作パターンの切換えを簡単に行うことはで
きなかった。
開平3−125279号公報が提案されているが、この発明は
切換機構を構成するロッドやリンク機構がフロア内のレ
バースタンドや操向レバーの下側にあり、従って、操作
パターンの切換えにはフロアを除去し、床下の深い所に
配置されている切換機構を分解し、新たに組直さなけれ
ばならず、操作パターンの切換えを簡単に行うことはで
きなかった。
【0005】この発明は、前記切換機構の不具合を解消
し、そのよう操作パターンの変更が自由に、且つ簡単に
行い得て、迅速、且つ確実な作業を行い得る操作レバー
装置を得ることを目的とするものでである。
し、そのよう操作パターンの変更が自由に、且つ簡単に
行い得て、迅速、且つ確実な作業を行い得る操作レバー
装置を得ることを目的とするものでである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明にかかる走行作業機のレバー装置は、運転席の
前方に設けた横幅の広いレバースタンドの上方左右に操
作レバーを設け、このレバースタンド内に配置された操
作パターン切換機構を通じて複数の制御弁を操作するよ
うに構成しており、前記操作パターン切換機構は、長手
方向に所定の間隔を有して複数のアームを突設した横方
向の切換シャフトを複数個、上下方向に多段に配置する
と共に、前記アームの各列夫々に縦方向の切換リンクを
配置し、隣接する各々のアームと切換リンクとは連結解
除可能に構成されており、前記操作レバーと切換シャフ
トとを操作レバーの操作により切換シャフトが回動する
ように連動連繋し、一方、前記切換リンクの下端を前記
制御弁に連繋し、更に前記レバースタンドの少なくとも
一方の面に前記切換機構を操作するための開閉蓋体付き
開口部を設けて構成されている。
の本発明にかかる走行作業機のレバー装置は、運転席の
前方に設けた横幅の広いレバースタンドの上方左右に操
作レバーを設け、このレバースタンド内に配置された操
作パターン切換機構を通じて複数の制御弁を操作するよ
うに構成しており、前記操作パターン切換機構は、長手
方向に所定の間隔を有して複数のアームを突設した横方
向の切換シャフトを複数個、上下方向に多段に配置する
と共に、前記アームの各列夫々に縦方向の切換リンクを
配置し、隣接する各々のアームと切換リンクとは連結解
除可能に構成されており、前記操作レバーと切換シャフ
トとを操作レバーの操作により切換シャフトが回動する
ように連動連繋し、一方、前記切換リンクの下端を前記
制御弁に連繋し、更に前記レバースタンドの少なくとも
一方の面に前記切換機構を操作するための開閉蓋体付き
開口部を設けて構成されている。
【0007】本発明の操作レバー装置は、運転席の前方
に設けた幅広のレバースタンド内に横方向の切換シャフ
トを上下に複数併置し、この切換シャフトに突設したア
ームに沿い、この切換シャフトに交差するように切換リ
ンクを配置してマトリックスを形成し、これらの交差点
においてアームと切換リンクとを選択的に連結して作業
機を制御する制御弁を選択的に作動させるように構成し
た装置である。
に設けた幅広のレバースタンド内に横方向の切換シャフ
トを上下に複数併置し、この切換シャフトに突設したア
ームに沿い、この切換シャフトに交差するように切換リ
ンクを配置してマトリックスを形成し、これらの交差点
においてアームと切換リンクとを選択的に連結して作業
機を制御する制御弁を選択的に作動させるように構成し
た装置である。
【0008】
【作 用】切換リンクのうち、所要の制御弁に連結され
たものを選び、それを操作するべき方向に傾動する操作
レバーに連結された切換シャフトを選んで、それらの交
点をもとめ、その交点において切換シャフトから突出し
ているアームと切換リンクとの間を係合させれば、操作
レバーから制御弁に至る一連のリンク機構ができ上が
り、所望の操作パターンが形成される。
たものを選び、それを操作するべき方向に傾動する操作
レバーに連結された切換シャフトを選んで、それらの交
点をもとめ、その交点において切換シャフトから突出し
ているアームと切換リンクとの間を係合させれば、操作
レバーから制御弁に至る一連のリンク機構ができ上が
り、所望の操作パターンが形成される。
【0009】
【実 施 例】以下、図示の実施例によってこの発明を
説明する。図において1はパワーショベルであって、左
右の履帯2によって支持された車台3を有し、この車台
3の前部には整地ブレード4を備えると共に、上部には
スイングフレーム5が鉛直軸の回りを旋回可能に支持さ
れている。このスイングフレーム5は鋼板を溶接して箱
状に組立てたもので、その後部にはエンジンを収めたエ
ンジンフード6が配置され、前端にはバケット機構7が
設置されている。バケット機構7はブーム8の先端に作
動アーム9を介してバケット10を備えたもので、基本
的な構造は従来のものと同様である。
説明する。図において1はパワーショベルであって、左
右の履帯2によって支持された車台3を有し、この車台
3の前部には整地ブレード4を備えると共に、上部には
スイングフレーム5が鉛直軸の回りを旋回可能に支持さ
れている。このスイングフレーム5は鋼板を溶接して箱
状に組立てたもので、その後部にはエンジンを収めたエ
ンジンフード6が配置され、前端にはバケット機構7が
設置されている。バケット機構7はブーム8の先端に作
動アーム9を介してバケット10を備えたもので、基本
的な構造は従来のものと同様である。
【0010】スイングフレーム5上に運転席11が前記
エンジンフード6とバケット機構7の間に配置されてい
る。この運転席11は運転者のための座席シート12
と、前方に位置して運転者によって操作される箱状のレ
バースタンド15が設けられている。このレバースタン
ド15は広幅の箱状の外枠16の内部に切換機構が組込
み、その上面の両端には運転者の左前方に位置して左手
用の操作レバー17と、右前方に位置して右手用の操作
レバー18とが設けられている。なお、図6に示す如く
両方の操作レバー17,18の間には、2本の走行レバ
ー40が設けられている。
エンジンフード6とバケット機構7の間に配置されてい
る。この運転席11は運転者のための座席シート12
と、前方に位置して運転者によって操作される箱状のレ
バースタンド15が設けられている。このレバースタン
ド15は広幅の箱状の外枠16の内部に切換機構が組込
み、その上面の両端には運転者の左前方に位置して左手
用の操作レバー17と、右前方に位置して右手用の操作
レバー18とが設けられている。なお、図6に示す如く
両方の操作レバー17,18の間には、2本の走行レバ
ー40が設けられている。
【0011】これらの操作レバー17、18は下端がレ
バースタンドに固定された自在継手よりなる傾動機構1
9によって支持されて、前後方向と左右方向とに傾動自
在に構成され、いわゆる十字形の操作パターンを有す
る。この操作パターンは、例えばパワーショベル1の場
合、少なくとも、図2から図5で示す4種が存在する。
まず、図2で示す操作パターンは、現在、基本形とも言
えるもので、左手用の操作レバー17によって作動アー
ム9の回動とスイングフレーム5の旋回の操作を行い、
右手用の操作レバー18によってブーム8の傾動とバケ
ット10を操作するようになっている。
バースタンドに固定された自在継手よりなる傾動機構1
9によって支持されて、前後方向と左右方向とに傾動自
在に構成され、いわゆる十字形の操作パターンを有す
る。この操作パターンは、例えばパワーショベル1の場
合、少なくとも、図2から図5で示す4種が存在する。
まず、図2で示す操作パターンは、現在、基本形とも言
えるもので、左手用の操作レバー17によって作動アー
ム9の回動とスイングフレーム5の旋回の操作を行い、
右手用の操作レバー18によってブーム8の傾動とバケ
ット10を操作するようになっている。
【0012】すなわち、操作パターンの見方を図2を例
にして説明すれば、矢印で示すように、左手用の操作レ
バー17を右に倒せばブーム8が右側に、左に倒せば左
側にそれぞれ旋回する。そして前方に倒すとアーム9が
押出し動作し、手前に引けばアーム9が引き動作を行う
ように構成されている。更に右手用操作レバー18を前
に倒せばブーム8が下に向き、手前に引けば上に向く。
そして、左に倒せばバケット10が地上の土砂をすくい
上げる動作を行い、右に倒せばすくい上げた土砂を排出
するように動作するように構成されている。
にして説明すれば、矢印で示すように、左手用の操作レ
バー17を右に倒せばブーム8が右側に、左に倒せば左
側にそれぞれ旋回する。そして前方に倒すとアーム9が
押出し動作し、手前に引けばアーム9が引き動作を行う
ように構成されている。更に右手用操作レバー18を前
に倒せばブーム8が下に向き、手前に引けば上に向く。
そして、左に倒せばバケット10が地上の土砂をすくい
上げる動作を行い、右に倒せばすくい上げた土砂を排出
するように動作するように構成されている。
【0013】図3で示す操作パターンは、図2における
右手側の操作を左手で行い、左手側の操作を右手で行う
ように構成したものである。そして、図4で示す操作パ
ターンは、右手側が図2の場合と変わらず、左手側の操
作パターンのみが時計方向へ90°(角度α)だけ回転
させた形をなしている。更に、図5で示す操作パターン
は、図2の操作パターンを右手側と左手側とを入替えた
上、右手側の操作パターンのみを時計方向へ90°(角
度β)だけ回転させた形をしている。
右手側の操作を左手で行い、左手側の操作を右手で行う
ように構成したものである。そして、図4で示す操作パ
ターンは、右手側が図2の場合と変わらず、左手側の操
作パターンのみが時計方向へ90°(角度α)だけ回転
させた形をなしている。更に、図5で示す操作パターン
は、図2の操作パターンを右手側と左手側とを入替えた
上、右手側の操作パターンのみを時計方向へ90°(角
度β)だけ回転させた形をしている。
【0014】レバースタンド15の内部構造は、図6お
よび図7で示すように、外枠16の正面(運転席11
側)に開口部20を設け、これを蓋体21で開閉自在に
閉止している。そしてこの外枠16に設けたブラケット
22上に固定したピボット軸23によって4本の切換シ
ャフトA,B,C,Dが横方向であって、縦方向に多段
に配置されている。
よび図7で示すように、外枠16の正面(運転席11
側)に開口部20を設け、これを蓋体21で開閉自在に
閉止している。そしてこの外枠16に設けたブラケット
22上に固定したピボット軸23によって4本の切換シ
ャフトA,B,C,Dが横方向であって、縦方向に多段
に配置されている。
【0015】この切換シャフトA,B,C,Dの表面に
は、長手方向に、かつ所定の間隔をおいてアームA’,
B’,C’,D’が各4ケ所、円周方向の同位置に突設
されている。そして縦方向に並んだアームA’,B’,
C’,D’の列の側方に4本の切換リンクa,b,c,
dが配置されて、切換シャフトA,B,C,Dと切換リ
ンクa,b,c,dとはマトリックス状に配置されてお
り、両者の接合点にアームA’,B’,C’,D’が位
置している。
は、長手方向に、かつ所定の間隔をおいてアームA’,
B’,C’,D’が各4ケ所、円周方向の同位置に突設
されている。そして縦方向に並んだアームA’,B’,
C’,D’の列の側方に4本の切換リンクa,b,c,
dが配置されて、切換シャフトA,B,C,Dと切換リ
ンクa,b,c,dとはマトリックス状に配置されてお
り、両者の接合点にアームA’,B’,C’,D’が位
置している。
【0016】そしてこれらのアームA’,B’,C’,
D’と切換リンクa,b,c,dには両者を貫通するよ
うに穴24が開口されており、この穴にボルト25を挿
通して任意の箇所を選択的に連結すするようになってい
る。また、操作レバー17の連結端26は直交する方向
に二股に分岐されており、それぞれが連結ロッドE,F
を介して切換シャフトD,BのアームD’,B’と反対
側に突設されたアームD”,B”とボルトで連結されて
いる。また、レバー18は連結ロッドG,Hを介して切
換シャフトA,CのアームA’,C’と反対側に突設さ
れたアームA”,D”にそれぞれ連結されている。
D’と切換リンクa,b,c,dには両者を貫通するよ
うに穴24が開口されており、この穴にボルト25を挿
通して任意の箇所を選択的に連結すするようになってい
る。また、操作レバー17の連結端26は直交する方向
に二股に分岐されており、それぞれが連結ロッドE,F
を介して切換シャフトD,BのアームD’,B’と反対
側に突設されたアームD”,B”とボルトで連結されて
いる。また、レバー18は連結ロッドG,Hを介して切
換シャフトA,CのアームA’,C’と反対側に突設さ
れたアームA”,D”にそれぞれ連結されている。
【0017】更に、最下段位置の切換シャフトDの下方
に枢軸27が設けてあり、これによってベルクランク
J,K,L,Mを支持している。連結リンクaはベルク
ランクJに接続された下部ロッド30及び横リンク31
を経由して油圧式制御弁31を操作してアーム9を旋回
するようになっている。前記のようにして左右の操作レ
バー17,18によって油圧式制御弁31の各弁が操作
され、ブーム8,作動アーム9,バケット10等の油圧
シリンダを作動させるようになっている。
に枢軸27が設けてあり、これによってベルクランク
J,K,L,Mを支持している。連結リンクaはベルク
ランクJに接続された下部ロッド30及び横リンク31
を経由して油圧式制御弁31を操作してアーム9を旋回
するようになっている。前記のようにして左右の操作レ
バー17,18によって油圧式制御弁31の各弁が操作
され、ブーム8,作動アーム9,バケット10等の油圧
シリンダを作動させるようになっている。
【0018】なお、図2〜5において、切換リンクa,
b,c,dとアームA’,B’,C’,D’の連結部を
白丸で示してある。次に、操作パターンの変更について
説明する。操作パターンの変更は大別して2種あり、そ
のうちの1種は図4における左手用の操作レバー17と
図5における右手用の操作レバー18とを傾動機構19
を含めて全体的に90°(角度α)だけ回動させるよう
に構成されている。
b,c,dとアームA’,B’,C’,D’の連結部を
白丸で示してある。次に、操作パターンの変更について
説明する。操作パターンの変更は大別して2種あり、そ
のうちの1種は図4における左手用の操作レバー17と
図5における右手用の操作レバー18とを傾動機構19
を含めて全体的に90°(角度α)だけ回動させるよう
に構成されている。
【0019】他の1種はこの発明に係る変更は前記4本
の平行な切換シャフトA,B,C,Dと、これに直交す
るように配置した4本の切換リンクa,b,c,dとの
接続換えによって行うように構成されている。例えば、
図2で示す操作パターンを図3で示す操作パターンに変
更する手順を用いて後者を説明すると、まず、作動アー
ム9を作動するためには、図中、制御弁31の「アー
ム」と記された部分に連なる一番左側の切換リンクaが
右手用の操作レバー18に連結されねばならない。
の平行な切換シャフトA,B,C,Dと、これに直交す
るように配置した4本の切換リンクa,b,c,dとの
接続換えによって行うように構成されている。例えば、
図2で示す操作パターンを図3で示す操作パターンに変
更する手順を用いて後者を説明すると、まず、作動アー
ム9を作動するためには、図中、制御弁31の「アー
ム」と記された部分に連なる一番左側の切換リンクaが
右手用の操作レバー18に連結されねばならない。
【0020】他方、図3において右手用の操作レバー1
8の「アーム」と記された腕は連結ロッドGによって常
に一番上の切換シャフトAへ連結されているから、両者
を連結するにはそれらが交差する点、すなわち、一番目
の切換シャフトAに設けられているアームA’と一番左
側の切換リンクaとをボルト25によって連結する。次
に、制御弁31の「旋回」と記された部分に連なる左か
ら2番目の切換リンクbも同様に右手用の操作レバー1
8に連結されねばならない。そして、右手用の操作レバ
ー18の「旋回」と記された左右方向の腕は連結ロッド
Hによって常に上から3番目の切換シャフトCに連結さ
れているから、それらの交差する点、すなわち、左から
2番目の切換リンクbと上から3番目の切換シャフトC
の連結アームC’とをボルト25によって連結する。
(操作レバー18−切換ロッドG−切換シャフトA−切
換リンクa−ベルクランクJ−下部ロッド30−横リン
ク31−制御弁31の作動アーム9の押し引き駆動経路
と、操作レバー18−切換ロッドH−切換シャフトC−
切換リンクb−ベルクランクK−制御弁31の作動アー
ム9の旋回経路に切換える。)同様にして、左手用の操
作レバー17については、切換ロッドF−切換シャフト
B−切換リンクc−ベルクランクL−下部ロッド30−
横リンク31−制御弁31のブーム8の上下経路と、切
換ロッドE−切換シャフトD−切換リンクd−ベルクラ
ンクM−制御弁31のバケット10の掬い・排土経路に
切換える。
8の「アーム」と記された腕は連結ロッドGによって常
に一番上の切換シャフトAへ連結されているから、両者
を連結するにはそれらが交差する点、すなわち、一番目
の切換シャフトAに設けられているアームA’と一番左
側の切換リンクaとをボルト25によって連結する。次
に、制御弁31の「旋回」と記された部分に連なる左か
ら2番目の切換リンクbも同様に右手用の操作レバー1
8に連結されねばならない。そして、右手用の操作レバ
ー18の「旋回」と記された左右方向の腕は連結ロッド
Hによって常に上から3番目の切換シャフトCに連結さ
れているから、それらの交差する点、すなわち、左から
2番目の切換リンクbと上から3番目の切換シャフトC
の連結アームC’とをボルト25によって連結する。
(操作レバー18−切換ロッドG−切換シャフトA−切
換リンクa−ベルクランクJ−下部ロッド30−横リン
ク31−制御弁31の作動アーム9の押し引き駆動経路
と、操作レバー18−切換ロッドH−切換シャフトC−
切換リンクb−ベルクランクK−制御弁31の作動アー
ム9の旋回経路に切換える。)同様にして、左手用の操
作レバー17については、切換ロッドF−切換シャフト
B−切換リンクc−ベルクランクL−下部ロッド30−
横リンク31−制御弁31のブーム8の上下経路と、切
換ロッドE−切換シャフトD−切換リンクd−ベルクラ
ンクM−制御弁31のバケット10の掬い・排土経路に
切換える。
【0021】このように切換シャフトA〜Dと切換リン
クa〜dの交差点を適宜連結・切離しの操作を行うこと
によって、前記実施例においては図2の操作パターンか
ら図3の操作パターンに簡単に切換えが完了する。な
お、他の操作パターンの場合も前記と同様にして簡単に
切換えることが可能である。前記各実施例においては各
切換シャフトに個々にアームを設け、このアームと連結
ロッドとを選択的に連結する構成を採用しているが、こ
のアームを切換え上必要な箇所、例えば市場で使用され
ている主要な操作パターンを形成することができるよう
に限定して設けることによってパターン切換時に混乱を
起こさないように配慮することができる。また、図6の
ように、連結ロッドの一面にアームを配置した例を示し
ているがこのアームを連結ロッドを挟んで左右に配置す
ることによって、アームと連結ロッドとの干渉をなくす
ことができ、操作力のバラツキを防止することができ
る。
クa〜dの交差点を適宜連結・切離しの操作を行うこと
によって、前記実施例においては図2の操作パターンか
ら図3の操作パターンに簡単に切換えが完了する。な
お、他の操作パターンの場合も前記と同様にして簡単に
切換えることが可能である。前記各実施例においては各
切換シャフトに個々にアームを設け、このアームと連結
ロッドとを選択的に連結する構成を採用しているが、こ
のアームを切換え上必要な箇所、例えば市場で使用され
ている主要な操作パターンを形成することができるよう
に限定して設けることによってパターン切換時に混乱を
起こさないように配慮することができる。また、図6の
ように、連結ロッドの一面にアームを配置した例を示し
ているがこのアームを連結ロッドを挟んで左右に配置す
ることによって、アームと連結ロッドとの干渉をなくす
ことができ、操作力のバラツキを防止することができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかる走行作業機のレバー装置
は、運転席の前方に設けた横幅の広いレバースタンドの
上方左右に操作レバーを設け、このレバースタンド内に
配置された操作パターン切換機構を通じて複数の制御弁
を操作するように構成しており、前記操作パターン切換
機構は、長手方向に所定の間隔を有して複数のアームを
突設した横方向の切換シャフトを複数個、上下方向に多
段に配置すると共に、前記アームの各列夫々に縦方向の
切換リンクを配置し、隣接する各々のアームと切換リン
クとは連結解除可能に構成されており、前記操作レバー
と切換シャフトとを操作レバーの操作により切換シャフ
トが回動するように連動連繋し、一方、前記切換リンク
の下端を前記制御弁に連繋し、更に前記レバースタンド
の少なくとも一方の面に前記切換機構を操作するための
開閉蓋体付き開口部を設けて構成されている。
は、運転席の前方に設けた横幅の広いレバースタンドの
上方左右に操作レバーを設け、このレバースタンド内に
配置された操作パターン切換機構を通じて複数の制御弁
を操作するように構成しており、前記操作パターン切換
機構は、長手方向に所定の間隔を有して複数のアームを
突設した横方向の切換シャフトを複数個、上下方向に多
段に配置すると共に、前記アームの各列夫々に縦方向の
切換リンクを配置し、隣接する各々のアームと切換リン
クとは連結解除可能に構成されており、前記操作レバー
と切換シャフトとを操作レバーの操作により切換シャフ
トが回動するように連動連繋し、一方、前記切換リンク
の下端を前記制御弁に連繋し、更に前記レバースタンド
の少なくとも一方の面に前記切換機構を操作するための
開閉蓋体付き開口部を設けて構成されている。
【0023】従って、レバースタンドの外枠を閉止して
いる蓋体、特に運転席の前方にある蓋体を取外すことに
よってこのレバースタンドの正面部分が簡単に開口さ
れ、しかも、その内部には横方向の切換シャフトが縦方
向に多段に、また、この切換シャフトに交差して、好ま
しくは縦方向に配設された切換リンクがマトリックスを
形成しており、それらの部材の交点を適宜ボルトで連結
するという簡単な操作によってパターンの変更が自由
に、しかも迅速に行うことができる。
いる蓋体、特に運転席の前方にある蓋体を取外すことに
よってこのレバースタンドの正面部分が簡単に開口さ
れ、しかも、その内部には横方向の切換シャフトが縦方
向に多段に、また、この切換シャフトに交差して、好ま
しくは縦方向に配設された切換リンクがマトリックスを
形成しており、それらの部材の交点を適宜ボルトで連結
するという簡単な操作によってパターンの変更が自由
に、しかも迅速に行うことができる。
【0024】また、運転席前方に立設されたレバースタ
ンドの内方に、横方向の切換シャフトを縦方向に多段に
並設したことにより、縦長のレバースタンド内空間を有
効に利用してレバースタンドをことさら大きくすること
なく、切換機構を合理的に配設できる。
ンドの内方に、横方向の切換シャフトを縦方向に多段に
並設したことにより、縦長のレバースタンド内空間を有
効に利用してレバースタンドをことさら大きくすること
なく、切換機構を合理的に配設できる。
【図1】この発明を適用する走行作業機の外観図であ
る。
る。
【図2】その操作パターンの一例とその切換機構の結合
を示す作動図である。
を示す作動図である。
【図3】他の操作パターンの例とその切換機構の結合を
示す作動図である。
示す作動図である。
【図4】更に、他の操作パターンの例とその切換機構の
結合を示す作動図である。
結合を示す作動図である。
【図5】更に、他の操作パターンの例とその切換機構の
結合を示す作動図である。
結合を示す作動図である。
【図6】この発明の要部である切換機構の内部構造を示
す正面図である。
す正面図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【図8】切換機構を含むリンク構成全体を示す正面図で
ある。
ある。
11 運転席 12 座席シート 15 レバース
タンド 16 外枠 17 左手用操作レバー 18 右手
用操作レバー 25 ボルト 30 操作ケーブル 31 油圧式
制御弁 A,B,C,D 切換シャフト a,b,c,d 切
換リンク E,F,G,H 連結ロッド
タンド 16 外枠 17 左手用操作レバー 18 右手
用操作レバー 25 ボルト 30 操作ケーブル 31 油圧式
制御弁 A,B,C,D 切換シャフト a,b,c,d 切
換リンク E,F,G,H 連結ロッド
Claims (1)
- 【請求項1】 運転席の前方に設けた横幅の広いレバー
スタンドの上方左右に操作レバーを設け、このレバース
タンド内に配置された操作パターン切換機構を通じて複
数の制御弁を操作するように構成しており、 前記操作パターン切換機構は、長手方向に所定の間隔を
有して複数のアームを突設した横方向の切換シャフトを
複数個、上下方向に多段に配置すると共に、前記アーム
の各列夫々に縦方向の切換リンクを配置し、隣接する各
々のアームと切換リンクとは連結解除可能に構成されて
おり、前記操作レバーと切換シャフトとを操作レバーの
操作により切換シャフトが回動するように連動連繋し、
一方、前記切換リンクの下端を前記制御弁に連繋し、更
に前記レバースタンドの少なくとも一方の面に前記切換
機構を操作するための開閉蓋体付き開口部を設けた走行
作業機のレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27442892A JPH06123122A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 走行作業機のレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27442892A JPH06123122A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 走行作業機のレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123122A true JPH06123122A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17541540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27442892A Pending JPH06123122A (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 走行作業機のレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06123122A (ja) |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27442892A patent/JPH06123122A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990601 |