JPH06122313A - サスペンション制御装置 - Google Patents

サスペンション制御装置

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JPH06122313A
JPH06122313A JP29923792A JP29923792A JPH06122313A JP H06122313 A JPH06122313 A JP H06122313A JP 29923792 A JP29923792 A JP 29923792A JP 29923792 A JP29923792 A JP 29923792A JP H06122313 A JPH06122313 A JP H06122313A
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哲也 福本
Koji Imamura
浩司 今村
Kenji Hayase
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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    • B60G2600/00Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
    • B60G2600/18Automatic control means
    • B60G2600/187Digital Controller Details and Signal Treatment
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    • B60G2600/00Indexing codes relating to particular elements, systems or processes used on suspension systems or suspension control systems
    • B60G2600/18Automatic control means
    • B60G2600/188Spectral analysis; Transformations
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同じ状態の路面を走行したときに、サスペン
ションの硬さにかかわらず常に一定の制御出力をサスペ
ンションに供給できるようにする。 【構成】 サスペンション5A〜5Dの硬さに応じて最
適な特性を有するメンバーシップ関数MF1〜MF3を
3個設け、これらのなかから現在のサスペンションの硬
さに適合するものを選択し、この選択したメンバーシッ
プ関数を用いて、加速度センサ1の出力の周波数成分の
うちのバネ上共振領域の大きさに基づいて所定のファジ
ィルールに従ってファジィ推論を行い、これにより得ら
れるサスペンションの硬さの推定値に基づいてサスペン
ションの硬さを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の上下動の振動を
吸収するサスペンションの硬さを制御するサスペンショ
ン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のサスペンション制御装置
としては、例えば特開平2−141320号公報にも開
示されているように、車体に設けられた加速度センサの
出力から振動の周波数成分を抽出し、その成分値からフ
ァジィ演算により路面状態を判定してサスペンションの
硬さ(ダンパ定数)を制御するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のサスペンション制御装置にあっては、車体の振動の
周波数成分の大きさからサスペンションの硬さを設定す
るようにしているが、単に周波数成分の大きさからは最
適なサスペンションの硬さを設定することができないと
いう問題点があった。
【0004】すなわち、サスペンションの硬さが違うと
抽出される周波数成分の大きさが異なるので、仮に一義
的周波数成分からサスペンションの硬さを決定した場
合、同じ状態の路面を走行中に周波数成分のレベルが大
きくなってサスペンションの硬さがハードになるように
制御される。それに伴い、周波数成分のレベルが小さく
なり、本来、サスペンションの硬さがハードのままであ
ってほしいのに、周波数成分のレベルが小さくなると、
サスペンションの硬さがソフトになるように制御されて
しまい、また、周波数成分が大きくなるというような状
態を繰り返す。すなわち、ソフトな状態とハードな状態
を繰り返すハンチング現象を起こしてしまうことにな
る。
【0005】そこで本発明は、同じ状態の路面を走行し
たときに、サスペンションの硬さにかかわらず、常に一
定の制御出力が得られるサスペンション制御装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明によるサスペンション制御装置
は、車体の上下振動を検出する加速度検出手段と、この
加速度検出手段の出力の各周波数成分の大きさを求める
演算を行うFFT演算手段と、車体とこの車体の各車輪
との間に設けられたサスペンションの硬さを制御する制
御手段とを備えたサスペンション制御装置において、サ
スペンションの各硬さに適合するメンバーシップ関数が
複数個書き込まれた記憶手段と、制御手段の出力に応じ
て現在のサスペンションの硬さに適合するメンバーシッ
プ関数を記憶手段から選択する選択手段と、選択手段に
より選択されたメンバーシップ関数を用い、加速度検出
手段の出力の各周波数成分の大きさに基づいて所定のフ
ァジィルールにしたがってファジィ推論を行い、サスペ
ンションの硬さを推定するサスペンション硬さ推定手段
とを設け、制御手段は、サスペンション硬さ推定手段の
推定値に基づいてサスペンションの硬さを制御すること
を特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明によるサスペンション
制御装置は、車体の上下振動を検出する加速度検出手段
と、車体とこの車体の各車輪との間に設けられたサスペ
ンションの硬さを制御する制御手段とを備えたサスペン
ション制御装置において、制御手段の出力を検出し、こ
の検出結果から現在のサスペンションの硬さに応じたし
きい値を出力するしきい値出力手段と、加速度検出手段
の出力がしきい値を超え、かつ、そのときの加速度検出
の出力の周期が規定の周波数を示す場合にサスペンショ
ンの硬さを変化させる変更値を出力する硬さ変更手段と
を設け、制御手段は、硬さ変更手段の変更値に基づいて
サスペンションの硬さを制御することを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、予めサスペンション
の各硬さに応じて用意された最適な特性を有する複数の
メンバーシップ関数のなかから、現在のサスペンション
の硬さに適するものが選択される。そして、この選択さ
れたメンバーシップ関数によりサスペンションの硬さを
設定するための制御出力がファジィ推論により求められ
る。
【0009】したがって、同じ状態の路面を走行したと
きに、サスペンションの硬さにかかわらず常に一定した
サスペンションの制御出力が得られる。
【0010】請求項2記載の発明では、現在のサスペン
ションの硬さに応じて、加速度センサの出力の大きさ
(振幅)と比較するためのしきい値が変化する。そし
て、加速度センサの出力がしきい値を超え、かつ、その
出力の周期が規定の周波数である場合にサスペンション
の硬さが変化する。
【0011】したがって、同じ状態の路面を走行したと
きに、サスペンションの硬さの違いによる加速度センサ
の出力の違いに左右されず、常に一定したサスペンショ
ンの制御出力が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は請求項1記載の発明に係るサスペンション制御装置
の一実施例を示すブロック図である。また、図2は同実
施例を適用した車両Amを示す斜視図である。図1にお
いて、1は加速度センサであり、車両Amの上下方向の
振動を検出できるように該車両Amに取り付けられてい
る。2は車両Amの速度を検出する速度センサである。
3は入力インタフェースであり、加速度センサ1および
速度センサ2の出力を入力し、CPU4に供給する。
【0013】CPU4は、図示せぬROMおよびRAM
を内蔵し、加速度センサ1および速度センサ2の出力を
基に、ROMに書き込まれたプログラムにしたがって各
サスペンション5A〜5Dの硬さの制御を行う。ここ
で、サスペンション5Aは右前輪用、サスペンション5
Bは左前輪用、サスペンション5Cは右後輪用、サスペ
ンション5Dは左後輪用である。
【0014】6は出力インタフェースであり、CPU4
の出力を入力し、各サスペンション5A〜5Dに供給す
る。
【0015】図3はCPU4の各種機能をブロック的
に、他の入/出力機器、各種回路を示すブロック図とと
もに描いたものである。この図において、10はFFT
演算部であり、加速度センサ1より出力される時系列信
号をFFT演算し、車両Amの上下振動の周波数成分の
振幅を算出する。ここで、図4は車両Amの振動周波数
とその強さを示す曲線図であり、1〜2Hzの辺りをバ
ネ上共振領域と言い、4〜8Hzの辺りを人間の共振領
域と言い、10Hzの辺りをバネ下共振領域と言う。
【0016】ここで、バネ上共振領域における振動の周
波数成分はサスペンションの硬さをハードにすることに
より小さくすることができる。これに対し、人間の共振
領域およびバネ下共振領域における振動の周波数成分は
サスペンションを軟らかくすることにより小さくするこ
とができる。この場合、振動の周波数成分を小さくすれ
ば乗り心地が改善されることが知られている。この実施
例ではバネ上共振領域に着目してサスペンションの硬さ
の制御を行うようにした。
【0017】図3に戻り、11はFFT演算結果から所
定の周波数成分の抽出を行い、その平均量を出力する特
徴量演算部である。この特徴量演算部は1〜2HzのF
FT演算結果の強さの平均を出力する。以下の説明にお
いてこの値をバネ上共振特徴量Buと言う。
【0018】12はファジィ演算部であり、現在のサス
ペンション5A〜5Dの硬さに応じたメンバーシップ関
数を使用し、特徴量演算部11より出力されるバネ上共
振特徴量Buを入力パラメータとして所定のファジィル
ールにしたがってファジィ推論を行い、サスペンション
5A〜5Dの最適な硬さを決定する。
【0019】ファジィルールは以下のように示される。
このルールはいわゆるIF、THEN(もし、ならば)
の形式で表現される。 R1. IF Bu=B(Big) THEN ファジィ
出力=H(ハード) R2. IF Bu=M(Medium) THEN ファジィ
出力=M(ミディアム) R3. IF Bu=S(Small) THEN ファジィ
出力=S(ソフト)
【0020】ファジィルールR1は、「もし、バネ上共
振特徴量Buが大きければ、サスペンションを硬くす
る」という意味である。ファジィルールR2は、「も
し、バネ上共振特徴量Buが中ぐらいに大きければ、サ
スペンションを中ぐらいの硬さにする」という意味であ
る。ファジィルールR3は、「もし、バネ上共振特徴量
Bu小さければ、サスペンションを軟らかくする」とい
う意味である。
【0021】一方、図5(a)〜図5(c)の各々は、
サスペンション5A〜5Dの硬さに応じて設けられた前
件部のメンバーシップ関数である。これらのうち、図5
(a)のメンバーシップ関数MF1は現在のサスペンシ
ョン5A〜5Dの硬さがハードになっている場合に使用
され、図5(b)のメンバーシップ関数MF2は現在の
サスペンション5A〜5Dの硬さがミディアムになって
いる場合に使用される。また、図5(c)のメンバーシ
ップ関数MF3は現在のサスペンション5A〜5Dの硬
さがソフトになっている場合に使用される。
【0022】上記後件部におけるファジィ出力は、シン
グルトーン位置で表したメンバーシップ関数になる(図
示略)。
【0023】前件部のメンバーシップ関数MF1〜MF
3の選択は、メンバーシップ関数選択部13によって行
われる。このメンバーシップ関数選択部13は、現在の
サスペンション5A〜5Dの硬さに応じてメンバーシッ
プ関数MF1〜MF3のうちかから適合するものを選択
する。この場合、現在のサスペンション5A〜5Dの硬
さを最適減衰力判定部14の出力により判断するように
している。
【0024】ファジィ演算部12のファジィ出力(サス
ペンション5A〜5Dの最適な硬さを表す推定値)は最
適減衰力判定部14に供給される。最適減衰力判定部1
4は、ファジィ演算部12からの推定値と、車両Amの
状態すなわちロール(横揺れ)の制御判定やダイブ(縦
揺れ)の制御判定等の結果に基づいて最適な減衰力を判
定し、その判定結果をサスペンション5A〜5Dへ供給
する。この場合、ロールの制御判定やダイブの制御判定
等は、他の制御判定部15が車速信号に基づいて行う。
【0025】上記加速度センサ1は加速度検出手段に対
応し、上記FFT演算部10はFFT演算手段に対応す
る。また、上記最適減衰力判定部14は制御手段に対応
する。また、上記メンバーシップ関数選択部13は記憶
手段および選択手段として機能する。また、上記特徴量
演算部11とファジィ演算部12はサスペンション硬さ
推定手段100を構成する。
【0026】次に、サスペンション制御の動作について
説明する。図6はサスペンション制御の処理を示すメイ
ンプログラムである。まずステップS1で現在のサスペ
ンション5A〜5Dの硬さを最適減衰力判定部14から
読み込む。次いで、ステップS2で現在のサスペンショ
ン5A〜5Dの硬さに適合するメンバーシップ関数を選
択する。
【0027】次いで、ステップS3でバネ上共振特徴量
Buを読み込み、ステップS4でバネ上共振特徴量Bu
をファジィ入力としてファジィルール(R1〜R3)に
したがってファジィ推論を行い、サスペンション5A〜
5Dの最適な硬さを推定する。
【0028】その後、ステップS5でサスペンション5
A〜5Dの硬さの推定値をファジィ出力として最適減衰
力判定部14に出力する。これにより、推定されたサス
ペンションの硬さと、ロール及びダイブ制御値に応じて
サスペンション5A〜5Dの硬さが設定される。
【0029】ステップS4におけるファジィ推論は図7
に示すサブルーチンで実行される。図7において、まず
現在のサスペンション5A〜5Dの硬さに適合するメン
バーシップ関数の選択を行い、次いでバネ上共振特徴量
Buをファジィ入力する。その後、ステップS11で前
件部の処理を行う。すなわち、入力値(バネ上共振特徴
量Bu)とその前件部メンバーシップ関数から、その入
力の適合度を求める。
【0030】次いで、ステップS12で後件部の処理を
行う。すなわち、後件部ラベルごとのファジィ出力を求
める。次いで、ステップS13で重み付け処理を行い、
各ルールに対する影響度を調整する。その後、ステップ
S14でファジィ出力からそれを代表する一つの確定値
を計算する。
【0031】すなわち、後件部では上記メンバーシップ
関数をMAX合成処理によって重ね合わせて合成出力を
生成し、その後、デファジファイヤによってこの合成出
力の重心から一つの確定値を得る。このようにしてサス
ペンション5A〜5Dの硬さを推定する。
【0032】このように本実施例では、予めサスペンシ
ョンの各硬さに応じて最適な特性のメンバーシップ関数
を複数個用意しておき、このなかから現時点のサスペン
ションの硬さに応じて最適なものを選択し、この選択し
たメンバーシップ関数を用い、所定のファジィルールに
したがってファジィ推論を行い、最適なサスペンション
5A〜5Dの硬さを決定する。
【0033】なお、本実施例では、バネ上共振周波数を
使用してサスペンション5A〜5Dの硬さを制御するよ
うにしたが、その他、人間の共振周波数、バネ下共振周
波数に関しても、それぞれに応じたメンバーシップ関
数、ファジィルールを作成することにより制御可能であ
る。また、バネ上共振周波数、バネ下共振周波数および
人間の共振周波数を組み合わせて総合的に制御すること
も可能である。
【0034】次に、請求項2記載の発明の一実施例につ
いて説明する。図8は請求項2記載の発明に係るサスペ
ンション制御装置の一実施例を示すブロック図である。
なお、この図において、前述した図3と共通する部分に
は同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0035】本実施例は、加速度センサ1の出力の振幅
(大きさ)があるしきい値を超えたときの周期が規定の
周波数である場合にサスペンションの硬さを変化させる
ものである。
【0036】図8において、しきい値選択部16は、現
在のサスペンションの硬さに応じてしきい値を変化させ
るものである。この場合、しきい値は加速度センサ1の
出力の振幅と比較するためのものである。また、現在の
サスペンション5A〜5Dの硬さを最適減衰力判定部1
8の出力により判断するようにしている。
【0037】乗り心地制御部17は、加速度センサ1の
出力の振幅がしきい値選択部16により選択されたしき
い値を超え、かつ、そのときの周期が規定の周波数であ
る場合にサスペンションの硬さを変化させるための信号
を出力する。この乗り心地制御部17は、加速度センサ
1の出力の振幅がしきい値を超えない場合と、超えても
加速度センサ1の出力の周期が規定の周波数でない場合
には、サスペンション5A〜5Dの硬さを変えない。そ
して、加速度センサ1の出力の振幅がしきい値を超え、
かつ、そのときの周期が規定の周波数であれば、サスペ
ンション5A〜5Dの硬さを変える。サスペンション5
A〜5Dの硬さが変ると、その硬さに合わせたしきい値
が設定される。したがって、同じ状態の路面を走行中
に、サスペンション5A〜5Dの硬さにかかわらず常に
一定した制御出力が得られることになる。
【0038】乗り心地制御部17の出力は最適減衰力判
定部18に供給され、ここでサスペンション5A〜5D
の硬さを表す信号と、車両Amの状態すなわちロール
(横揺れ)の制御判定やダイブ(縦揺れ)の制御判定等
の結果に基づいて最適な減衰力が判定され、その判定結
果がサスペンション5A〜5Dへ供給される。この場
合、ロールの制御判定やダイブの制御判定等は車速信号
に基づいて他の制御判定部15によって行われる。
【0039】このように本実施例では、現在のサスペン
ション5A〜5Dの硬さにより加速度センサ1の出力の
振幅の大きさと比較するしきい値を変化させ、加速度セ
ンサ1の出力の振幅がこのしきい値を超え、かつ、その
ときの加速度センサ1の出力の周期が規定の周波数を示
す場合にサスペンション5A〜5Dの硬さを変化させ
る。
【0040】上記しきい値選択部16はしきい値出力手
段に対応し、上記乗り心地制御部17は硬さ変更手段に
対応する。また、上記最適減衰力判定部18は制御手段
に対応する。
【0041】なお、上記各実施例では、4輪の全てのサ
スペンシション5A〜5Dの硬さが同一のものとして制
御するようにしたが、それぞれの車輪毎に制御するよう
にしても良い。また、上記しきい値には加速度センサ1
の出力の向きに対応したヒステリシスを設けて、サスペ
ンションの硬さをきめ細かく変化させるようにしてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、予めサス
ペンションの各硬さに応じて用意された複数のメンバー
シップ関数のなかから、現在のサスペンションの硬さに
適するものを選択し、この選択したメンバーシップ関数
を用いて最適なサスペンションの硬さを設定するための
制御出力をファジィ推論により求めるようにしたので、
同じ状態の路面の走行中、サスペンションの硬さにかか
わらず常に一定したサスペンションの制御出力が得られ
る。
【0043】請求項2記載の発明によれば、現在のサス
ペンションの硬さに応じて、加速度センサの出力の大き
さ(振幅)と比較するためのしきい値を変化させ、加速
度センサの出力の大きさがしきい値を超え、かつ、その
出力の周期が規定の周波数である場合にサスペンション
の硬さを変化させるようにしたので、サスペンションの
硬さの違いによる加速度センサの出力の違いに左右され
ず常に一定したサスペンションの制御出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例に係るサスペン
ション制御装置のブロック図である。
【図2】同実施例を適用した車両の斜視図である。
【図3】同実施例のサスペンション制御装置の機能ブロ
ック図である。
【図4】車両の振動周波数とその強さを示す図である。
【図5】本発明の一実施例に係るサスペンション制御装
置のファジィ演算にて使用される前件部のメンバーシッ
プ関数を示す図である。
【図6】同実施例のサスペンション制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】同実施例のサスペンション制御動作におけるフ
ァジィ推論のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図8】請求項2記載の発明の一実施例に係るサスペン
ション制御装置のブロック図である
【符号の説明】
1 加速度センサ(加速度検出手段) 5A〜5D サスペンション 10 FFT演算部(FFT演算手段) 11 特徴量演算部 12 ファジィ演算部 13 メンバーシップ関数選択部(記憶手段、選択手
段) 14 最適減衰力判定部(制御手段) 16 しきい値選択部(しきい値出力手段) 17 乗り心地制御部(硬さ変更手段) 18 最適減衰力判定部(制御手段) 100 サスペンション硬さ推定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早瀬 憲児 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の上下振動を検出する加速度検出手
    段と、 前記加速度検出手段の出力の各周波数成分の大きさを求
    める演算を行うFFT演算手段と、 前記車体と該車体の各車輪との間に設けられたサスペン
    ションの硬さを制御する制御手段とを備えたサスペンシ
    ョン制御装置において、 前記サスペンションの各硬さに適合するメンバーシップ
    関数が複数個書き込まれた記憶手段と、 前記制御手段の出力に応じて現在のサスペンションの硬
    さに適合するメンバーシップ関数を前記記憶手段から選
    択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたメンバーシップ関数を用
    い、前記加速度検出手段の出力の各周波数成分の大きさ
    に基づいて所定のファジィルールにしたがってファジィ
    推論を行い、前記サスペンションの硬さを推定するサス
    ペンション硬さ推定手段とを設け、 前記制御手段は、サスペンション硬さ推定手段の推定値
    に基づいて前記サスペンションの硬さを制御することを
    特徴とするサスペンション制御装置。
  2. 【請求項2】 車体の上下振動を検出する加速度検出手
    段と、 前記車体と該車体の各車輪との間に設けられたサスペン
    ションの硬さを制御する制御手段とを備えたサスペンシ
    ョン制御装置において、 前記制御手段の出力を検出し、この検出結果から現在の
    サスペンションの硬さに応じたしきい値を出力するしき
    い値出力手段と、 前記加速度検出手段の出力が前記しきい値を超え、か
    つ、そのときの前記加速度検出の出力の周期が規定の周
    波数を示す場合に前記サスペンションの硬さを変化させ
    る変更値を出力する硬さ変更手段とを設け、 前記制御手段は、硬さ変更手段の変更値に基づいて前記
    サスペンションの硬さを制御することを特徴とするサス
    ペンション制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017200372A1 (de) 2017-01-11 2018-07-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren, Vorrichtung und System zum Überwachen eines Fahrzeuges durch akustische Diagnose

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017200372A1 (de) 2017-01-11 2018-07-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren, Vorrichtung und System zum Überwachen eines Fahrzeuges durch akustische Diagnose

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