JPH06122184A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH06122184A
JPH06122184A JP5180311A JP18031193A JPH06122184A JP H06122184 A JPH06122184 A JP H06122184A JP 5180311 A JP5180311 A JP 5180311A JP 18031193 A JP18031193 A JP 18031193A JP H06122184 A JPH06122184 A JP H06122184A
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Michio Shinozaki
巳知夫 篠崎
Shigeru Fukai
茂 深井
Minoru Inagaki
実 稲垣
Kunio Omura
国雄 大村
Tomoyuki Marukame
知之 丸亀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写の位置ずれがなく精密な転写を行なうこ
とができしかもコンパクトな画像記録装置の開示 【構成】 第1転写層1aを有するフィルム1と、転写
インク層2aを有する転写フィルム2と、転写フィルム
2の転写インク層2aを第1転写層1aに接触させて、
フィルム1の第1転写層1a上に転写インク層2aを転
写する第1転写手段3と、シート5を保持する一方、転
写インク層2aを転写済みのフィルム1が供給され、シ
ート5上に第1転写層1aと転写インク層2aとを転写
する第2転写手段4とを備えていることを特徴とする画
像記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体上に画像を記録す
る画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録装置としては、ポリ塩化
ビニル樹脂,ポリエチレンテレフタノール樹脂,或は紙
等の種々のカード等にカラー顔写真、文字、サイン等の
個人情報を記録するプリンターが知られている。
【0003】このプリンターは、印刷を行なうカードを
搭載する移動ステージと、この移動ステージを駆動する
ステージ駆動手段と、カードの印刷面に当接させる転写
リボンと、ステージの移動速度に合わせて転写リボンを
移送させるリボン供給機構と、ステージの移動速度と転
写リボンの移動量に合わせて発熱体を発熱調節するサー
マルヘッドとを備えている。
【0004】プリンターにカラー顔写真、文字、サイン
等の多種類の情報を記録させる場合には、ステージ上に
カードを固定し、カード上に転写リボンを当接させ、転
写リボン上にサーマルヘッドの発熱体を当接させ、ステ
ージ駆動手段によりステージを移動させつつ、転写リボ
ンを送り、同時に記録する情報の印字形式に合わせてサ
ーマルヘッドを発熱させ、転写リボンの転写インクをカ
ード上に転写するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像記録装置は、サーマルヘッドによる熱転写によるた
め、転写リボンが延び、ステージ駆動機構によるステー
ジの送り速度と転写リボンの送り速度とに誤差が生じ、
カード上に既に記録された画像或は個人データ(第一次
情報)と転写リボンにより転写されるべきデータ(第二
次情報)との間に色ずれや位置ずれが生ずるという問題
があった。
【0006】本発明にかかる画像記録装置は、複数のデ
ータを多重記録する画像記録装置において、データの位
置ずれの生じにくい画像記録装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかる画像記録装置は、片面側
に第1転写層を有する中間媒体と、片面側に第2転写層
を有する転写部材と、この転写部材の第2転写層を前記
中間媒体の第1転写層に接触させて、前記中間媒体の第
1転写層上に第2転写層を転写する第1転写装置と、被
転写物を支持すると共に、前記第2転写層を転写済みの
中間媒体が供給され、前記被転写物上に第1転写層と第
2転写層とを転写する第2転写装置とを備えていること
を特徴とする。
【0008】本発明の請求項2にかかる画像記録装置
は、請求項1記載の画像記録装置であって、第1リール
に巻回された未転写のテープ状の中間媒体を第1転写装
置及び第2転写装置を通過させた後に第2リールによっ
て巻取る中間媒体供給装置を備え、前記第1転写装置
は、前記中間媒体の第1転写層の裏面側を支持するドラ
ムと、このドラムの周面に接近・離間して前記ドラムと
一体回転するように前記中間媒体を固定するフィルム固
定手段と、このドラム上の中間媒体の第1転写層上に前
記第2転写層が当接するようにテープ状の転写部材を第
3リールから第4リールに供給する転写部材供給装置
と、この転写部材を介して前記ドラムの中間媒体を押圧
し、前記中間媒体の第1転写層上に転写部材の第2転写
層を転写させる転写ヘッド部材とを備えていることを特
徴とする。
【0009】本発明の請求項3にかかる画像記録装置
は、請求項1及び請求項2の画像記録装置であって、前
記第2転写装置は、被転写物を保持すると共に、前記第
1転写層の上に第2転写層を転写した中間媒体が前記被
転写物上に供給されるステージと、このステージ上の被
転写物に対して接近・離間し、被転写物上の中間媒体に
加熱部を押し当てて前記被転写物に前記第1転写層及び
第2転写層を転写させるオーバーコート部材とを備えて
いることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4の画像記録装置は、請求
項1記載の画像記録装置であって、第1リールに巻回さ
れた未転写のテープ状の中間媒体を、前記第1転写装置
及び第2転写装置を通過させた後に、第2リールによっ
て巻取る中間媒体供給装置を備え、前記第1転写装置
は、前記中間媒体の第1転写層の裏面側を支持する平板
状のプレートと、このプレートに沿って平行移動可能な
キャリアとを備えており、このキャリアは、前記プレー
トに沿って延びる中間媒体の第1転写層上に前記第2転
写層が当接するようにテープ状の転写部材を第3リール
から第4リールに供給する転写部材供給装置と、この転
写部材を介して前記プレートの中間媒体を押圧し、前記
中間媒体の第1転写層上に転写部材の第2転写層を転写
させる転写ヘッド部材と、転写ヘッド部材から中間媒体
の下流側に向かって中間媒体に沿って延在する支持板と
を備え、前記第2転写装置は、前記中間媒体を介して前
記キャリアの支持板に対向する位置に配設され、支持板
の被転写物近傍の中間媒体に加熱部を押し当てて前記被
転写物に前記第1転写層及び第2転写層を転写させるオ
ーバーコート部材とを備えていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5の画像記録装置は、請求
項3の画像記録装置であって、前記ステージは中間媒体
に沿ってスライドして画像記録装置のハウジングから出
入するスライド機構を備えていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6の画像記録装置は、請求
項4の画像記録装置であって、前記支持板は画像記録装
置のハウジングから出入するスライド機構を備えている
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1にかかる画像記録装置によれ
ば、中間媒体上に形成されている第1転写層上に転写部
材により第2転写層を形成するので、第1転写層と第2
転写層との被転写物の位置合わせが容易となり、最終的
に被転写物上に転写する場合に、位置ずれ或は色ずれを
極力少なくすることが出来る。
【0014】又、本発明の請求項2にかかる画像記録装
置によれば、ドラム上に中間媒体をフィルム固定手段に
より固定した状態で、転写ヘッド部材によりテープ状の
転写部材から中間媒体に転写を行なうので、中間媒体が
ずれないと共に、転写ヘッド部材による熱は転写フィル
ムと中間媒体の両者に伝達するので、両者の延びの違い
が非常に少なく、第1転写層と第2転写層との色ずれや
位置ずれが極めて少ない。この多重転写した中間媒体に
より被転写物に最終的に転写を行なうので、被転写物に
は色ずれや位置ずれのない非常にきれいな転写が行なわ
れる。
【0015】更に、本発明の請求項3にかかる画像記録
装置によれば、ステージ上の被転写物の上に中間媒体を
載せ、オーバーコート部材の加熱部を発熱させて押圧す
ることにより、中間媒体に転写された第1転写層及び第
2転写層を被転写物の上に転写させるので、被転写物に
位置ずれや色ずれのない画像若しくは文字などの記録が
転写される。
【0016】本発明の請求項4の画像記録装置によれ
ば、キャリアのプレートに中間媒体を支持させてテープ
状の転写部材を中間媒体に接触させ、転写ヘッド部材に
より転写を行なうために、水平な動きにより転写を行な
うことが出来、円周方向の位置ずれが発生しないので、
より精密な二重転写を行なうことが出来ると共に、プレ
ートにより中間媒体を支持するので、ドラムよりも小型
化を促進できる。
【0017】又、請求項5、6の画像記録装置によれ
ば、画像記録装置のハウジングからステージあるいは支
持板が出入するので、ステージあるいは支持板上にプラ
スチックカードなどの被転写物を載せれば、容易に多重
転写を行なうことが出来る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる画像記録装置
を図面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の実施例にかかる画像記録装
置の概略構成を示したものである。
【0020】図1において、符号1は片面側に第1転写
層1aを有する中間媒体としてのフィルムであり、符号
2は片面側に第2転写層としての熱転写インク層2aを
有する転写部材としての熱転写リボンであり、符号3は
熱転写リボン2の熱転写インク層2aをフィルム1の第
1転写層1aに接触させて、第1転写層1a上に熱転写
インク層2aを転写して第1転写層1a上に画像を形成
する第1転写装置である。符号4は被転写物本体として
のシート5を保持する一方、転写済みのフィルム1が供
給され、シート5上に熱転写インク層2aが転写されて
画像が形成された第1転写層1aを転写する第2転写装
置である。
【0021】この画像記録装置に於ける間接転写方式を
概略すると、フィルム1は、ロール6からローラを介し
て第1転写装置3に送り出され、第1転写装置3におい
て転写リボン2から第2熱転写層2aを転写される。熱
転写インク層2aが転写されたフィルム1には、図2に
示すような断面構成の層が形成され、ローラ7を介して
第2転写装置4に送られる。第2転写装置4にはシート
5が保持されており、フィルム1下面の第1転写層1a
及び熱転写インク層2aからなる画像がシート5に転写
され、シート5への転写の完了後にローラ8を介して巻
き取りローラ9に巻取られる。
【0022】具体的に説明すると、転写前のフィルム1
は、図2に示すような断面構成を有しており、ポリエチ
レンテレフタノールの樹脂シートからなる基材10aの
下面に剥離層10、セキュリティ層11、受像層12が
積層されている。セキュリティ層11には透明ホログラ
ム或は細紋印刷等によって個人情報などの秘匿性の高い
データが記録されている。受像層12には個人の顔写真
等の画像が記録されている。
【0023】転写リボン2の熱転写インク層を形成する
インクは、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4
色のインクで構成され、この4色からなる1ユニットが
一定ピッチで配列されている。これらのインクには昇華
転写型のインク及び溶融転写型のインクが用いられてい
る。転写リボン2はロール状に巻回されており、ロール
13からローラ14に送られる。
【0024】第1転写装置3は、周面にフィルム1を巻
き付けるドラム15と、ドラム15の周面のフィルム1
を固定させるフィルム固定手段としてのプレスローラ1
6、17と、転写リボン2をドラム15周面のフィルム
1に沿って密着させるプレスローラ18、19と、転写
リボン2の熱転写インク層2aをフィルム1の第1転写
層1aに転写するサーマルヘッド20とを備えている。
【0025】ドラム15は、図示しない回転駆動装置に
より正逆方向に回転調整可能とされており、ドラム15
の側端部の周面にはドラム15の回動角度を検出する標
識pが等ピッチで多数設けられており、この標識pの近
傍に対しては光学的若しくは機械的或は電気的の何れか
の方式により標識を検知するセンサS1(例えばホトカ
プラ等)が配設されている。ドラム15の回動量はセン
サS1からの検知データをCPUの回動量演算手段に送
信して演算する。
【0026】ドラム15の周面には、図3に示すよう
に、フィルム1に設けられた第1転写層1aの回動方向
前端位置Aと第1転写層1aの回動方向後端位置Bとが
設定されている。ドラム15が回動開始位置にあると
き、第1転写層1aの回動方向前端位置Aは、サーマル
ヘッド20の発熱部20aが転写を行なう位置に位置す
ると共に、ドラム15の周面に一定ピッチで配列されて
いる標識pのドラム回転方向前端部がセンサS1の位置
に位置している。ドラム15が回動開始位置で停止して
いるとき、ローラ9を回転させることにより、フィルム
1がドラム15の周面に沿って移動する。このとき、フ
ィルム1の送りは、第1転写層1aの回動方向前端部F
がドラム15の回動方向前端位置Aに位置したときに停
止する。第1転写層1aの前端部がドラム15の前端位
置Aに位置したことは、例えば図4に示すように、フィ
ルム1に第1転写層1aと一定の位置関係にある位置合
わせマークMを設け、ドラム15にこの位置合わせマー
クMを検知するホトカプラ等のセンサS2を設けること
により、検出できる。図7のフローチャートには、この
ようなフィルム1の第1転写層1aの位置出し後の流れ
が示されている。
【0027】フィルム1の第1転写層1aの前端位置F
がドラム15の回動方向前端位置Aに位置したら、アク
チュエータを収縮させてプレスローラ16、17をドラ
ム15側に圧接し、フィルム1をドラム15に固定す
る。
【0028】フィルム1をドラム15に固定したら、ロ
ーラ14を回転させてイエロー(y)の転写インク層2
aの該当部をサーマルヘッド20の転写位置に位置さ
せ、プレスローラ18、19をドラム15に圧接する。
【0029】次に、フィルム1の第1転写層1aのイエ
ロー転写位置がサーマルヘッド20の発熱部20aに位
置するように、ドラム15を熱転写インク層2aのイエ
ロー転写位置まで回動させる。ドラム15をこのように
回動させたら、サーマルヘッド20の発熱部をドラム1
5に接触させ、サーマルヘッド20の発熱部を発熱す
る。
【0030】これらの一連の動作は、記録を行なう画像
データのドット構成に関する位置データ並びに色彩デー
タに基づいて行なう。これらのドット構成に関するデー
タは、CPUの画像データ領域に保存されており、この
ドット構成データはCPUのドラム回動量演算手段から
の回動量演算結果に基づいてサーマルヘッド20の発熱
部20aに送信され、サーマルヘッド20の発熱制御が
行なわれる。
【0031】プレスローラ16、17は、ドラム15の
直径方向に変位可能とされ、ドラム15の周面に対して
当接・離間するアーム機構(図示せず)を備えている。
アーム機構の回動中心線はドラム15の回転中心線から
ずれた位置にあってこの回動中心線に対して平行に延び
ており、アーム機構をそれぞれ自己の回動中心線に沿っ
て回動させることにより、プレスローラ16、17をド
ラム15に対して接近・離間できるようになっている。
アーム機構の回動制御は図示しないが、例えばアクチュ
エータ等の電気的制御により伸縮する部材により行なわ
れる。
【0032】サーマルヘッド20により熱転写インク層
2aのイエロー部分の転写が完了したら、図5に示すよ
うに、プレスローラ18、19をドラム15から離し、
ローラ14を回転させて発熱部20aの位置にマゼンタ
(M)の最初の部分を送ると共に、ドラム15を逆回転
させて第1転写層1aのマゼンタドット転写位置の最前
列部位をサーマルヘッド20の発熱部20aの転写位置
に位置させる。ドラム15のマゼンタドット転写位置の
最前列部位が発熱部20aの転写位置に位置したら、プ
レスローラ18、19により転写リボン2をフィルム1
に固定し、サーマルヘッド20の発熱部20aをドラム
15に押し当て、マゼンタドット構成に関するデータを
CPUの画像データ領域から呼び出し、CPUのドラム
回動量演算手段からの回動量演算結果に基づいて、マゼ
ンタドットの構成データをサーマルヘッド20の発熱部
20aに送信して、サーマルヘッド20の発熱制御を行
なう。
【0033】転写リボン2のシアン(C)、黒(Bk)
についても同様であり、図7のフローチャートにおいて
プレスローラ16、17の固定ステップと転写リボン2
の位置出しステップの前に戻るので、イエロー、マゼン
タの手順説明を援用する。
【0034】フィルム1の第1転写層1aに転写リボン
2の熱転写インク層2aが転写されたら、ローラ9を回
転させて転写済みの部分を第2転写装置4に移動させ
る。図6は、この状態を示すもので、プレスローラ1
6、17、18、19並びにサーマルヘッド20の発熱
部20aは、それぞれドラム15から離れ、ローラ9、
ローラ14が回転し、フィルム1は第2転写装置4に送
られ、転写リボン2はローラ14に巻取られる。尚、イ
エロー、マゼンタ、シアン、黒の二次転写の時に、ドラ
ム15が正逆回転を繰り返すため、第1転写装置3と第
2転写装置4との間でフィルム1が弛緩することが生じ
得るが、これは弛緩を防止するテンションローラを介在
させてたるみを解消する。
【0035】第2転写装置4は、シート5を保持するス
テージ21と、ステージ21を昇降する図示しない昇降
手段と、この昇降手段によりフィルム1の下面に上昇し
たステージ21上面のシート5にフィルム1の間接転写
画像を熱圧着により転写するヒートローラ22とにより
構成されている。ヒートローラ22は丸い円筒状の断面
を有しており、周面に加熱圧着用の円筒型周面を有する
凸部23が形成されている。
【0036】図8はこの第2転写装置の流れ図を示すも
のであり、ヒートローラ22はフィルム1の流れてゆく
方向に転動するように設けられており、ステージ21の
シート5の上方にフィルム1の所定の転写画像が位置し
たら(フィルムの転写位置出しステップ)、ヒートロー
ラ22のヒータ24が加熱され(温度適正判断)、フィ
ルム1が停止すると共に、ステージ21が上昇し、ヒー
トローラ22が回転する。これにより、凸部24がステ
ージ21と共同してフィルム1及びシート5とを熱圧着
する。シート5の転写が繰り返される場合には再度フィ
ルムの転写位置出しステップに戻る。
【0037】図9、図10はドラムの変形例を示したも
のであり、このドラム30には軸方向に延びる凹部31
が形成されており、この凹部31の開口縁部近傍であっ
てドラム30の円周半径より短い距離内にプレスローラ
16、17が備えられている。このため、この変形例に
よれば、凹部31内にフィルム1の固定手段が配備され
るため、転写する範囲を第1実施例より大きくとれるこ
ととなり、より大きなシートの多重転写が可能となる。
【0038】又、図11はサーマルヘッドの変形例を示
したもので、この実施例ではサーマルヘッド40は縦型
のものとされているため、サーマルヘッドの接触範囲を
小さくでき、精密な転写が有利なものとなる。尚、図1
2、図13、図14は第2転写装置の変形例を示すもの
である。図12のステージは固定式のもので、フィルム
1を張っているローラ7、8及びヒートローラ22が上
下に昇降する。又、図13ではステージは第1実施例と
同様に上下方向に昇降するタイプのものが用いられてお
りローラ7、8とヒートローラ22が一体に横移動し、
図14ではスクリューネジ50によるスライド式のステ
ージ51が用いられている。
【0039】図15、図16は第1実施例の第1転写装
置の変形例を示すものであり、符号100はドラム、1
01・102はフィルム1を送るローラ、103はアー
ム、104はプレスローラ、105はコイルスプリン
グ、106はガイドローラ、107はガイドローラアー
ム、108はストッパピン、109はテンションロー
ラ、110はテンションローラアームである。
【0040】ドラム100の左右両端部には一対の支軸
111が設けられており、この一対の支軸111の各々
にはアーム103が互いに接近離間する方向に回動自在
に軸支されている。一対のアーム103の回動端部に設
けられたプレスローラ104は一対のアーム103の回
動動作によりドラム100に対して接触したり、離れた
り出来るようになっている。一対のアーム103の中間
部には、一端がドラム100の固定点に止められたコイ
ルスプリングの他端が止められている。一対のアーム1
03、103の回動動作はガイドローラアーム107、
107の開閉動作により行なわれる。
【0041】即ち、図15の一点鎖線で示すように、ド
ラム100の左右両端部から突出するロッド114の回
転動作若しくは軸方向への変位動作などにより、ガイド
ローラアーム107、107が互いに離間する方向に開
くと、フィルム1のテンションによりプレスローラ10
4、104にたいして互いに離れる方向に引っ張り力が
加わり、一対のアーム103、103がコイルスプリン
グ105の引張力に抗して開く。他方、ガイドローラア
ーム107、107を閉じるとコイルスプリング105
の引張力により一対のアーム103、103が閉じてス
トッパ112、112に当たって停止すると共に、プレ
スローラ104、104がドラム100に接触する。ガ
イドローラアーム107、107はドラム100と同時
に一体に等速度で回転し、ドラム100の回転中は開く
ことはない。
【0042】又、テンションローラアーム110は図1
5においては一方のみ図面に表わされているが、実際は
ロッド114を中心として左右に設けられるものであ
る。テンションローラアーム110の回動端部にはテン
ションローラ109が設けられている。左右一対のテン
ションローラアーム110も同様にドラム100と一体
に回転し、フィルム1の弛緩を除いていると共に、ドラ
ム100が停止してガイドローラアーム107、107
が開閉するとき、フィルム1に適正な引張力を加えるた
めにローラ101、102間を変位してドラム100周
面におけるフィルム1の移動摩擦抵抗を減少させる。
【0043】ドラム100の転写を行なう部分には、図
16に示すように、サーマルヘッド120が当接する。
サーマルヘッド120は支軸121を中心に回動可能と
なっており、転写リボン2はローラ13からローラ12
2、123、121を介してローラ14に巻取られる。
ドラム100にはサーマルヘッド120の付勢力に抗し
てフィルム1を支持する円弧断面形状のプレート125
が設けられている。
【0044】図17ないし図20は、本発明の第2実施
例を示すものであり、この実施例では符号200が第2
実施例の画像記録装置、符号201が中間媒体としての
テープ状のフィルム、符号202が転写部材としての転
写リボン、符号203は画像記録装置のハウジング、符
号210が中間媒体供給装置、符号220が第1転写装
置、符号230が第2転写装置である。
【0045】ハウジング200には被転写物としてのプ
ラスチックカード204を出入させる出入口205が開
口している。ハウジング200内には中間媒体供給装置
210を配設するフレーム206が立設されている。
【0046】中間媒体供給装置210はフレーム206
から突出した軸207、208にそれぞれ装着された第
1リール211と、第2リール212、及び、クリーナ2
13、ホログラムセンサ214、ガイドローラ215、
216並びに軸207、208を回転させる図示しない
ステッピングモータ、ステッピングモータ及びクリーナ
213、ホログラムセンサ214を制御するマイコン2
17から構成されている。
【0047】ステッピングモータは、マイコンからの正
逆の回転方向並びに回転数及び回転速度が制御される。
軸207、208はマイコン217によって正逆方向に
回転調整され、フィルム201を第1リール201から
第2リール202に送るときには図17の半時計方向L
に回転するが、フィルム201をプレート221に固定
する場合は、軸207は矢印L1方向にトルクを発生さ
せ、軸208は矢印R2方向にトルクを発生してフィル
ム201の所定部位をプレート221に固定する。
【0048】クリーナ213は第1リール211のフィ
ルム201を洗浄するように例えばシリコンゴムなどの
ような粘着性のある樹脂を表面に有している。マイコン
217の命令によりホログラムセンサ214はフィルム
201に記録された回折格子にレーザーを照射し、所定
の回折光を受光センサ214aにて検知してマイコン2
17に検知データを送ることにより、フィルム201の
所定の部位がプレート221の所定部位に位置すること
をマイコン217に伝える。尚、ローラ215、216
は回転自在になっている。
【0049】第1転写装置220は、プレート221
と、キャリア222と、キャリア222を駆動するスク
リューロッド223、スクリューロッド223を回転さ
せるモーター224、モーター224の動力を伝達する
ベルト機構225を備えている。キャリア222には、
第3リール226、第4リール227、転写ヘッドとして
の端面に発熱素子を有するサーマルヘッド228、転写
リボン202の送り量を検知するためのセンサ228
a、サーマルヘッド228を上下動させるモータ229
a、ギア機構229bが備えられている。
【0050】プレート221はフィルム201の走行領
域に対してほぼ平行に延びている。プレート221の下
面には二重転写の開始位置のためにサーマルヘッドが位
置させるためのセンサ221aが設けられている。セン
サ221aはキャリア222のサーマルヘッド228が
真下に位置したことを検知してマイコン217に伝え
る。
【0051】キャリア222は図18に示すようにボッ
クス状に形成されており、側面にスクリューロッド22
3と螺合するナット部223aが突設されている。キャ
リア222の側面にはスクリューロッド223と平行な
ガイドロッド223bをスライド自在に保持する軸受2
23cが突設されている。スクリューロッド223及び
ガイドロッド223bは、一対の軸受板223d、22
3dに保持されている。キャリア222の下面には転が
り軸受222aが設けられている。
【0052】キャリア222には第3リール226、第4
リール227から延びる転写リボン202を支持するガ
イドロッド226a、227aが設けられている。ガイ
ドロッド226a、226bの間にはサーマルヘッド2
28が上下動可能に設けられている。サーマルヘッド2
28はガイド板228b、228bに挟持され、下面の
ガイドロッド228c,228cによって上下に案内さ
れる。キャリア222のモーター224側の端部には、
プラスチックカード204を搭載するステージ231が
固着されている。ステージ231の左右端部はハウジン
グ203の下部に設けられ一組のガイド板232、23
2に支持されている。
【0053】キャリア222はモータ224の駆動力に
よりスクリューロッド223により左右にスライドす
る。モータ224はマイコン217の命令により正逆方
向に回転する。第3リール226、第4リール227は図
示しないモータにより正逆方向に回転する。第3リール
226、第4リール227を回転させるモータは、マイ
コン217によって回転方向、回転量が調整される。
【0054】第2転写装置230は、キャリア222に
取り付けられたステージ231と、縦方向に延在するフ
レーム206に取り付けられたヒートローラ232と、
ヒートローラ232を支持するアーム233と、アーム
233を上下方向に回動させる図示しないエアシリンダ
とを備えている。
【0055】ヒートローラ232にはマイコン217に
よって発熱制御されるヒータを内蔵している。アーム2
33はフレーム206に取り付けられた軸受234に支
持され、マイコン217によって伸縮調整されるエアシ
リンダによって上下する。
【0056】プラスチックカード204の転写開始端部
204a、転写終了端部204bがヒートローラ232
の真下位置近傍に到達したことは光学センサ232bに
より検知される。
【0057】エアシリンダは、光学センサ232bがプ
ラスチックカード204の転写開始位置204aを検知
し、受光センサ214aの送り量検知によりフィルム2
01の二次転写部位がヒートローラ232の下方に位置
したときに、ヒートローラ232を下降させる。キャリ
ア222が二次転写中に移動してプラスチックカード2
04の二次転写終了端部204bが光学センサ232b
に検知されたら、光学センサ232bからマイコン21
7に二次転写が完了したことが伝えられ、ヒートローラ
232が上方に移動する。尚、240は画像記録装置2
00のスタートストップボタン、241は所定のプラス
チックカード204に転写すべき所定の転写データを選
択する選択ボタンである。
【0058】次に、第2実施例の画像記録装置200の
動作について説明する。
【0059】先ず、画像記録装置200が待機状態にあ
るとき、キャリア222はステージ231にプラスチッ
クカード204を搭載できるように、出入口205の近
傍に位置し、第3リール226、第4リール227は転写
リボン202のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の転写色の順序において最初に印刷する例えば、イエロ
ーの部分をサーマルヘッド228の上方に位置させて待
機する。
【0060】この待機状態から、スタートボタン240
をオンさせ、ステージ231にプラスチックカード20
4を搭載し、選択ボタン241により所定の転写データ
を選択すると、第1リール211、第2リール212を回
転させるモータが回転し、フィルム201が第1リール
211から第2リール212に送られる。
【0061】クリーナ213によって洗浄されたフィル
ム201の所定の回折格子がホログラムセンサ214の
受光センサ214aにより検知されると、第1リール2
11、第2リール212のモータは停止し、第1リール2
11と第2リール212に互いにフィルム201を引っ
張る方向にトルクを与える。これによって、プレート2
21の下方の所定位置に中間媒体の所定の一次転写部位
が位置する。
【0062】次に、マイコン217からモータ214に
回転命令が出力され、スクリューロッド223が所定数
回転してキャリア222をプレート221の下方に位置
させる。プレート221のセンサ221aがサーマルヘ
ッド228がプレート221の所定位置に位置したこと
を検知したら、図19に示すように、マイコン217
は、モータ229aを回転させてサーマルヘッド228
を上昇させ、第3リール226、第4リール227を回転
させ、サーマルヘッド228の発熱素子に転写すべきド
ットデータを送ってフィルム201に間接転写を行な
う。サーマルヘッド228により例えばイエローの間接
転写が終わったら、サーマルヘッド228を一次的に下
降させ、モータ224を逆回転させてキャリア222を
間接転写の開始位置に戻し、次のマゼンタの転写を行な
うために、第3、第4リール226、227を回転させて
サーマルヘッド228の上方にマゼンタの転写開始端部
を位置させ、サーマルヘッド228を上昇させ、マゼン
タのドットのための所定の発熱命令をサーマルヘッド2
28に送って転写を開始する。以下、シアン、ブラック
についても同様な工程を繰り返す。
【0063】中間媒体であるフィルム201にプラスチ
ックカード204に間接転写すべき色彩ドットが転写さ
れたら、図20に示すように、サーマルヘッド228の
発熱を終了させて下降させる。他方、第3リール22
6、第4リール227を新たなイエローの転写インク層
がサーマルヘッド228の上部に位置するように、所定
量回転させ、出入口205近傍にプラスチックカード2
04が位置するようにマイコン217からモータ224
に回転命令を出力する。又、第1リール211から第2リ
ール212に向かってフィルム201を送る。この送り
量はホログラムセンサ214、受光センサ214aにて
検知する。フィルム201の間接転写部位がプレート2
21からヒートローラ232の真下に位置したら、第1
リール211、第2リール212を停止して、再度フィ
ルム201にテンションを与えるように、第1リール2
11、第2リール212にトルクを与える。
【0064】フィルム201の間接転写部位がヒートロ
ーラ232の真下に位置したら、プラスチックカード2
04の転写開始端部204aがヒートローラ232の真
下に位置するようにモータ224を回転する。受光セン
サ232bがプラスチックカード204の転写開始端部
204aを検知したら、ヒートローラ232を発熱させ
ると共に下降させてプラスチックカード204の所定部
位に二次転写を行なう。
【0065】プラスチックカード204の二次転写工程
時にモータ224は回動し、ヒートローラ232のヒー
タを発熱させてフィルム201の間接転写部位をプラス
チックカード上に転写する。二次転写工程後、光学セン
サ232bが転写終了端部204bを検知したら、ヒー
トローラ232の発熱を停止し、上昇させ、キャリア2
22を待機位置に戻す。
【0066】これによって、プラスチックカード231
上に位置ずれの非常に少ない精密な転写が行なわれる。
【0067】図21は本発明の第3実施例を示すもので
ある。
【0068】この図の画像記録装置300は、中間媒体
供給装置310、第1転写装置320、第2転写装置33
0を備えている。
【0069】画像記録装置300のハウジング301に
はプラスチックカード302の出入口303が設けられ
ている。
【0070】中間媒体供給装置310は中間媒体として
のフィルム311を巻回する第1リール312と巻き取
り用の第2リール313とを備えている。フィルム31
1は第1リール312からクリーナ314で洗浄され、
ホログラムセンサ315で移動量を検知される。フィル
ム311は第1転写装置320のドラム321に巻き付
けられた後に、テンションローラ331、ガイドローラ
332に案内されて第2リール313に巻取られる。
【0071】第1転写装置310は、ドラム321の両
端部に設けられたアーム322、323に治具ローラ3
24、325が支持されており、フィルム311がドラ
ム321に固定される。アーム322、323はドラム
321と一体回転し、ドラム321の周面に対して接近
・離間してフィルム311の固定・固定解除を行なう。
ドラム321に対しては転写フィルム326が当接す
る。転写フィルム326は第3リール327から第4リー
ル328に送られ、サーマルヘッド329により間接転
写が行なわれる。サーマルヘッド329はアーム329
aに支持されており、アーム329aは軸329bを中
心に回動する。サーマルヘッド329は間接転写を行な
う際に、回転するドラム321に向かって転写フィルム
326を押圧して間接転写を行い、転写フィルム326
の色順(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に合
うように転写を繰り返す。符号329cは転写フィルム
326を案内するローラである。
【0072】第2転写装置330は、ヒートローラ33
3と、ヒートローラ333を支えるアーム334と、プ
ラスチックカード302を載せるステージ335とで構
成される。ステージ335はヒートローラ333の下方
にラックアンドピニオン機構336によりスライド可能
になっており、ヒートローラ333はアーム334の回
動によりステージ335上のプラスチックカード302
に二次転写画像を転写する。
【0073】図22は図21の画像記録装置の変形例で
あり、この画像記録装置300’ではドラム321の配
設位置がハウジング301の内側に配設されているた
め、図21に示す画像記録装置300よりコンパクトに
なっている。そのほかの構成はほぼ図21の画像記録装
置300と同様であるので、その説明を援用する。
【0074】
【発明の効果】本発明の請求項1にかかる画像記録装置
によれば、中間媒体上に形成されている第1転写層上に
転写部材により第2転写層を形成するので、第1転写層
と第2転写層と被転写物との位置合わせが容易となり、
最終的に被転写物上に転写する場合に、位置ずれ或は色
ずれを極力少なくすることが出来、機械構成をコンパク
トにすることが出来る。
【0075】又、本発明の請求項2にかかる画像記録装
置によれば、ドラム上に中間媒体をフィルム固定手段に
より固定した状態で、転写ヘッド部材によりテープ状の
転写部材から中間媒体に転写を行なうので、中間媒体が
ずれないと共に、転写ヘッド部材による熱は転写フィル
ムと中間媒体の両者に伝達するので、両者の延びの違い
が非常に少なく、第1転写層と第2転写層との色ずれや
位置ずれが極めて少ない。この多重転写した中間媒体に
より被転写物に最終的に転写を行なうので、被転写物に
は色ずれや位置ずれのない非常にきれいな転写が行なわ
れる。
【0076】更に、本発明の請求項3にかかる画像記録
装置によれば、ステージ上の被転写物の上に中間媒体を
載せ、オーバーコート部材の加熱部を発熱させて押圧す
ることにより、中間媒体に転写された第1転写層及び第
2転写層を被転写物の上に転写させるので、被転写物に
位置ずれや色ずれのない画像若しくは文字などの記録が
転写される。
【0077】本発明の請求項4の画像記録装置によれ
ば、キャリアのプレートに中間媒体を支持させてテープ
状の転写部材を中間媒体に接触させ、転写ヘッド部材に
より転写を行なうために、水平な動きにより転写を行な
うことが出来、円周方向の位置ずれが発生しないので、
より精密な二重転写を行なうことが出来ると共に、プレ
ートにより中間媒体を支持するので、ドラムよりも小型
化を促進できる。
【0078】又、請求項5、6の画像記録装置によれ
ば、画像記録装置のハウジングからステージあるいは支
持板が出入するので、ステージあるいは支持板上にプラ
スチックカードなどの被転写物を載せれば、容易に多重
転写を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成を示す図
【図2】 フィルムの層断面構成を示す図
【図3】 ドラムの回動開始位置及び回動量検出用の標
識の説明図
【図4】 フィルムの転写インク層の説明図
【図5】 ドラムを逆回転させて転写フィルムの位置を
変える状態の説明図
【図6】 プレスローラ等を離して二次転写済みフィル
ムを送る説明図
【図7】 フィルムに転写フィルムのインクを転写する
工程の流れ図
【図8】 第2転写装置での転写工程を示す流れ図
【図9】 第1実施例のドラムに軸方向の凹部を形成し
た変形例の断面図
【図10】 図9の変形例のドラムの回転状態説明図
【図11】 サーマルヘッドの設置変形例を示す図
【図12】 第2転写装置のフィルム係止ローラの変形
例の構成図
【図13】 第2転写装置のローラ及びヒートローラの
変形例構成図
【図14】 第2転写装置のステージの変形例構成図
【図15】 第1実施例の第1転写装置の別の構成例を示
す図
【図16】 第1実施例の第1転写装置の別の構成例の説
明図
【図17】 本発明の第2実施例の画像記録装置の断面
【図18】 第2実施例のキャリアの断面図
【図19】 第2実施例のプレートにサーマルヘッドを
押し当ててキャリアを移動させる状態の側面図
【図20】 第2実施例のヒートローラを支持板上のカ
ードに押し当てて二次転写を行なう状態の側面図
【図21】 第3実施例の画像記録装置の概略構成を示
す側面図
【図22】 第3実施例の画像記録装置の変形例を示す
側面図
【符号の説明】
1 …フィルム(中間媒体) 1a…第1転写層 2 …転写フィルム(転写部材) 2a…転写インク層 3 …第1転写装置 4 …第2転写装置 5 …シート 6、7、8、9…ローラ 10a…基材 10…剥離層 11…セキュリティ層 12…受像層 13、14…ローラ 15…ドラム 16、17…プレスローラ(固定手段) 18、19…プレスローラ 20…サーマルヘッド 21…ステージ 22…ヒートローラ 23…凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/325 B41M 5/26 8305−2H B41M 5/26 A (72)発明者 大村 国雄 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印刷 株式会社内 (72)発明者 丸亀 知之 東京都台東区台東一丁目5番1号凸版印刷 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面側に第1転写層を有する中間媒体と、 片面側に第2転写層を有する転写部材と、 この転写部材の第2転写層を前記中間媒体の第1転写層
    に接触させて、前記中間媒体の第1転写層上に第2転写
    層を転写する第1転写装置と、 被転写物を支持すると共に、前記第2転写層を転写済み
    の中間媒体が供給され、前記被転写物上に第1転写層と
    第2転写層とを転写する第2転写装置とを備えているこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像記録装置であって、 第1リールに巻回された未転写のテープ状の中間媒体を
    第1転写装置及び第2転写装置を通過させた後に第2リ
    ールによって巻取る中間媒体供給装置を備え、 前記第1転写装置は、前記中間媒体の第1転写層の裏面
    側を支持するドラムと、このドラムの周面に接近・離間
    して前記ドラムと一体回転するように前記中間媒体を固
    定するフィルム固定手段と、このドラム上の中間媒体の
    第1転写層上に前記第2転写層が当接するようにテープ
    状の転写部材を第3リールから第4リールに供給する転
    写部材供給装置と、この転写部材を介して前記ドラムの
    中間媒体を押圧し、前記中間媒体の第1転写層上に転写
    部材の第2転写層を転写させる転写ヘッド部材とを備え
    ていることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2の画像記録装置であ
    って、 前記第2転写装置は、被転写物を保持すると共に、前記
    第1転写層の上に第2転写層を転写した中間媒体が前記
    被転写物上に供給されるステージと、このステージ上の
    被転写物に対して接近・離間し、被転写物上の中間媒体
    に加熱部を押し当てて前記被転写物に前記第1転写層及
    び第2転写層を転写させるオーバーコート部材とを備え
    ていることを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像記録装置であって、 第1リールに巻回された未転写のテープ状の中間媒体
    を、前記第1転写装置及び第2転写装置を通過させた後
    に、第2リールによって巻取る中間媒体供給装置を備
    え、 前記第1転写装置は、前記中間媒体の第1転写層の裏面
    側を支持する平板状のプレートと、このプレートに沿っ
    て平行移動可能なキャリアとを備えており、 このキャリアは、前記プレートに沿って延びる中間媒体
    の第1転写層上に前記第2転写層が当接するようにテー
    プ状の転写部材を第3リールから第4リールに供給する
    転写部材供給装置と、この転写部材を介して前記プレー
    トの中間媒体を押圧し、前記中間媒体の第1転写層上に
    転写部材の第2転写層を転写させる転写ヘッド部材と、
    転写ヘッド部材から中間媒体の下流側に向かって中間媒
    体に沿って延在する支持板とを備え、 前記第2転写装置は、前記中間媒体を介して前記キャリ
    アの支持板に対向する位置に配設され、支持板の被転写
    物近傍の中間媒体に加熱部を押し当てて前記被転写物に
    前記第1転写層及び第2転写層を転写させるオーバーコ
    ート部材とを備えていることを特徴とする画像記録装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3の画像記録装置であって、 前記ステージは中間媒体に沿ってスライドして画像記録
    装置のハウジングから出入するスライド機構を備えてい
    ることを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の画像記録装置であって、 前記支持板は画像記録装置のハウジングから出入するス
    ライド機構を備えていることを特徴とする画像記録装
    置。
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