JPH0612191B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH0612191B2
JPH0612191B2 JP1104137A JP10413789A JPH0612191B2 JP H0612191 B2 JPH0612191 B2 JP H0612191B2 JP 1104137 A JP1104137 A JP 1104137A JP 10413789 A JP10413789 A JP 10413789A JP H0612191 B2 JPH0612191 B2 JP H0612191B2
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忠志 松下
昭 堀川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気調和装置に関し、特に複数台の空調ユニッ
トを有し、該各空調ユニットを同一運転状態にグループ
制御するようにしたものの改良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種の空気調和機として、例えば特開昭5
9−63438号公報に開示されるように、熱交換器を
内蔵する空調ユニットを多数備えると共に、これらのう
ちの必要に応じた複数台を同一運転状態に画一的にグル
ープ制御するための単一の遠隔制御機を備え、該遠隔制
御機からの運転指令信号の出力の有無により、上記複数
台の空調ユニットを同時に運転又は停止させて、室内を
空調するようにしたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の如く複数台の空調ユニットをグループ
制御する場合、その各空調ユニットの運転状態が正常か
異常か、又は内蔵する熱交換器の凍結防止運転等を要す
るか否かを判別するためにも、各空調ユニットの各々を
上記の如き遠隔制御機等で判別することが好ましく、こ
の関係から、予め、各空調ユニットにアドレスをスイッ
チ等で設定しておくことが行われる。
その場合、複数台の空調ユニットを単一の遠隔制御機に
接続する据付け時には、各空調ユニットのアドレス設定
が正常で、同一アドレスの重複設定が無いか否か、また
遠隔制御機との接続が正常か否かを予め確認しておくこ
とが望まれる。
しかるに、各空調ユニット毎にそのスイッチ状態を確認
して、逐次アドレスを確認する作業では、その各空調ユ
ニットの設置位置までの移動を要して作業が煩しく、作
業性が悪い欠点がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、単一の遠隔制御機に着目し、この遠隔制御機を利
用して、各空調ユニットのアドレス設定の確認や、遠隔
制御機との正常接続を容易に確認し得るようにすること
にある。
また、1台の室外ユニットに対して複数台の室内ユニッ
トを接続したマルチ形式の空気調和機を1系統としてこ
れを複数系統備えた空調調和装置では、各系統に属する
室内ユニットが自系統の室外ユニットに対して正規に接
続されているか否か、つまり自系統の室外ユニットに対
して冷媒配管及び運転制御用の渡り配線が正常に接続さ
れているか否かを各系統毎に確認することは上記と同様
に困難である。即ち、従来ではこの確認作業は上記渡り
配線を辿ったり、各室内ユニットを運転してこれに連動
して動作する室外ユニットを確認することにより行って
おり、これ等作業は多くの工数を要して確認作業に時間
が要かり、サービス性の点で問題がある。特に、1台の
リモコン装置で自系統及び他系統の室内ユニットをグル
ープとして制御するものでは、その正規の接続の確認作
業は極めて困難になる。
そこで、本発明では、更に、マルチ形式の空気調和機を
複数系統備えた空気調和装置において、各系統別に、室
外ユニットに接続した室内ユニットの台数やアドレスを
表示することにより、各系統別に、室内ユニットの正規
な接続を容易に確認して、サービス性の向上を図ること
にある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、本発明の解決手段は、請求
項(1)に係る発明では、第1図に示すように、空調ユニ
ット(A1)〜(A8)を複数台備えるとともに、該複数台の空
調ユニット(A1)〜(A8)に接続され、該各空調ユニット(A
1)〜(A8)を同一運転状態にグループ制御する単一の遠隔
制御機等の制御手段(C,D)を備えた空気調和装置を前提
とする。そして、上記グループ制御される各空調ユニッ
ト(A1)〜(A8)は、各々自己のアドレスを設定するアドレ
ス設定手段(10)を備えた基本構成に対して、上記単一の
制御手段(C,D)に、上記複数台の空調ユニット(A1)〜(A
8)の接続台数を表示するための表示部(2)と、上記各空
調ユニット(A1)〜(A8)のアドレスを読込むアドレス読込
手段(24)と、該アドレス読込手段(24)で読込んだアドレ
スの数に相当する空調ユニットの接続台数を上記表示部
(2)に表示する表示制御手段(25)とを設ける構成とした
ものである。
また、請求項(2)に係る発明では、上記請求項(1)に係る
発明の表示制御手段(25)を限定し、アドレス読込手段(2
4)で読込んだアドレスの数に相当する空調ユニットの接
続台数と共に、上記アドレス読込手段(24)で読込んだ各
空調ユニット(A1)〜(A8)の各アドレスを上記表示部(2)
に表示するもので構成する。
さらに、請求項(3)に係る発明では、上記の請求項(2)の
表示制御手段(25)によるアドレス表示を限定し、順次ア
ドレスを1つづつ表示部(2)に表示することを繰返す構
成としている。
加えて、請求項(4)に係る発明では、複数係統の空気調
和機(P),(Q)を備え、該各空気調和機(P),(Q)は、各
々、1台の室外ユニット(H),(K)と、該室外ユニット
(H),(K)に接続された複数台の室内ユニット(I1〜I4),
(L1〜L4)とを有する空気調和装置を対象として、上記各
空気調和機(P),(Q)の各室外ユニット(H),(K)に、予め
該室外ユニット(H),(K)に接続された自系統内の室内ユ
ニット(I1〜I4),(L1〜L4)の台数を記憶しておくと共
に、該各室外ユニット(H),(K)に対し、特定の表示を指
令する表示指令手段(35)と、該表示指令手段(35)による
表示指令時に上記予め記憶した台数を表示する台数表示
部(36)とを設ける構成としている。
また、請求項(5)に係る発明では、上記請求項(4)記載の
発明の構成に加えて、室外ユニット(H),(K)に接続され
た室内ユニット(I1〜I4),(L1〜L4)の台数と共に、その
各室内ユニット(I1〜I4),(L1〜L4)のアドレスをも表示
する構成としている。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)に係る発明では、複数台
の空調ユニット(A1)〜(A8)は適宜相異なる箇所に据付け
られて、その各アドレスがアドレス設定手段(10)で適宜
設定されるが、この据付け時において、各空調ユニット
(A1)〜(A8)のアドレス設定を確認するときには、上記単
一の遠隔制御機等の制御手段(C,D)のアドレス読込手段
(24)により上記設定された各空調ユニット(A1)〜(A8)の
アドレスが読込まれて、その各アドレスの数(種類)に
相当する空調ユニットの設置台数が表示制御手段(25)に
より表示部(2)に表示されるので、作業者はその表示部
(2)に表示された接続台数を見て、その表示された接続
台数と空調ユニットの接続台数とが同数のときには、正
常なアドレス設定時と確認できる。一方、表示された接
続台数が空調ユニットの設置台数と同数でないときに
は、アドレスの重複設定時と判断できると共に、その重
複設定がないことを確認したときには、アドレスの送受
信の無い断線時等の信号の送受信不能時と判断できる。
また、請求項(2)に係る発明では、上記表示部(2)への空
調ユニットの接続台数の表示に加えて、空調ユニット(A
1)〜(A8)の各アドレスが表示されるので、表示された接
続台数が空調ユニット(A1)〜(A8)の設置台数と同数でな
いときには、その各々のアドレス表示を見て、重複設定
のあったアドレスを容易に判断でき、アドレス設定を正
常に直すことが容易に行われる。
さらに請求項(3)に係る発明では、表示部(2)へのアドレ
ス表示が特定されて、その各アドレスが1つづつ順次表
示されるのが繰返されるので、表示部(2)が兼用され
て、その表示面積を小さくできると共に、その表示の繰
返しにより表示の見落しを防止できる。
また、請求項(4)に係る発明では、マルチ形式の空気調
和機を複数系統備える場合にも、各室内ユニットの正規
な接続の状態を確認しようとする室外ユニット(例えば
H)では、その表示指令手段(35)により特定の表示を指令
すると、該室外ユニット(H)に接続された室内ユニット
の台数が台数表示部(36)にて表示される。このことによ
り、正規接続の確認を行う者は、この室外ユニット(H)
に対する正しい接続台数を把握できるので、正規接続の
確認作業が行い易くなる。
また、請求項(5)に係る発明では、接続された室内ユニ
ットの台数表示と共に、各室内ユニットの各アドレスが
表示されるので、接続された室内ユニットを特定でき、
より一層に正規な接続の確認作業が行い易くなる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)に係る発明では、複数
台の空調ユニットを単一の制御手段でグループ制御する
場合、その単一の制御手段の表示部に各空調ユニットの
接続台数を表示したので、各空調ユニットの設置箇所へ
の移動を不要にして、据付け時での正常なアドレス設定
を容易に確認できる。
また、請求項(2)に係る発明では、単一の制御手段の表
示部への接続台数表示に加えて、各空調ユニットのアド
レスを表示したので、アドレスの重複設定時には、その
重複設定されたアドレスを容易に特定できて、正常なア
ドレス設定に直すことが容易に行い得る。
さらに、請求項(3)に係る発明では、各アドレスを表示
部に順次1つづつ表示することを繰返すので、正常なア
ドレス設定を容易に確認できる効果に加えて、表示部を
小さくできると共に、その見落しを防止できる。
加えて、請求項(4)に係る発明では、マルチ形式の空気
調和機を複数系統備えた空気調和装置において、各室外
ユニット毎に、これに接続した室内ユニットの台数を該
室外ユニットに表示するので、室内ユニットの正規な接
続状態の確認作業を容易に行うことができる。
更に、請求項(5)に係る発明では、室内ユニットの台数
表示と共に各室内ユニットのアドレス表示を行うので、
上記請求項(4)記載の発明の効果に加えて、接続された
室内ユニットを特定でき、一層に正規な接続の確認作業
が行い易くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説明
する。
第2図は複数台の空調ユニットを一台のリモコン装置で
同一運転状態に画一的に制御する実施例を示す。同図に
おいて、(A1)〜(A8)は内部に室内熱交換器を有する同一
内部構成の複数台(例えば8台であり、図では最初の3
台及び最後の一台のみ図示)の空調ユニットを構成する
室内機である。また、(B1)〜(B8)は上記室内機(A1)〜(A
8)に対応して同数台設けられ、内部に圧縮機、冷/暖切
換用の四路切換弁、電動膨張弁及び室外熱交換器を有す
る室外機である。上記各室内機(A1)〜(A8)は、各々対応
する室外機(B1)〜(B8)に対して冷媒の循環可能に接続さ
れていて、多数(8系統)の冷媒循環系統を形成する。ま
た、(C)は、上記各室内機(A1)〜(A8)を暖房又は冷房の
同一運転状態に画一的にグループ制御するための単一の
制御手段としてのリモートコントロール装置(以下、リ
モコン装置という)である。該リモコン装置(C)は、上
記各室内機(A1)〜(A8)に対して信号線(X)を介して信号
の送受信可能に接続されていると共に、該各室内機(A1)
〜(A8)は、対応する室外機(B1)〜(B8)に対して各々信号
線(Y)を介して信号の送受信可能に接続されている。
上記リモコン装置(C)の内部には、第3図に示す如く、
運転/停止スイッチや、暖房,冷房スイッチ等の各種ス
イッチ類を備えた操作部(1)と、、第4図に示すような
運転状態表示用で且つ室内機(A1)〜(A8)の接続台数やそ
の各アドレスを表示するための表示部としての液晶表示
部(2)と、全室内機(A1)〜(A8)を同一運転状態に画一的
に制御するよう各室内機(A1)〜(A8)に対して、運転モー
ド指令信号や親機信号等を含んだ制御信号を作成する本
体マイコン(5)と、該本体マイコン(5)により作成された
制御信号等の送受信を各室内機(A1)〜(A8)との間で行う
伝送回路部(6)とが備えられている。
上記液晶表示部(2)は、第4図に示すように、その表面
が上側に小さく上下に区画されていると共に、下側の区
画部はさらに左右にほぼ4等分されている。而して、上
側の区画部には、左から順に、「送風」、「マイコンド
ライ」、「自動」、「冷房」、「暖房」、「除霜中」、
「試運転」、「集中管理中」の各文字が「除霜中」の文
字を除いてその運転時に□形状の枠線で囲まれて表示さ
れる。また、下側の区画部は、最も左側部では、運転パ
ワーの状態が10段階で「パワーモニタ」の文字と共に数
字表示されると共に、その下側でパワーセーブの状態が
棒グラフ状に「パワーセーブ」の文字と共に表示され、
その下側では「点検」の文字が表示される。また、その
右側の区画部では、室内温度や空調運転の目標温度、タ
イマの設定時間が「℃」の記号、「時間」、「設定温
度」の文字と共に表示されると共に、その下側で予約運
転が「入」,「切」の文字や「時計」の画像と共に表示
される。さらに、その右側の区画部では風向が「風
向」、「スイングフラップ」の文字と共に図示表示され
る。加えて、その右側の区画部では、風量が「風量調
節」の文字と共に、「急」、「強」、「自動」、「弱風
速UP」の文字で表示されると共に、その下側でフィル
タの洗浄の要求時には、これが文字及び図示表示され
る。
また、第3図において、各室内機(A1)〜(A8)は、各々そ
の内部に(室内機(A1)の内部構成のみ図示)、自己のア
ドレスが設定者により設定されるディップスイッチ等か
らなるアドレス設定手段としてのアドレス設定部(10)
と、上記リモコン装置(C)との間で制御信号の送受信を
行う伝送回路部(11)と、該伝送回路部(11)で受信した制
御信号及び上記アドレス設定部(10)で設定された自己ア
ドレスを入力すると共に、その正常な受信を検出する機
能等を有する伝送用マイコン(12)と、内蔵する室内熱交
換器の室内送風ファン等を作動制御する本体制御用マイ
コン(13)と、受信した制御信号を対応する室外機(B1)に
送信するための伝送回路部(14)とを有する。
而して、上記各室内機(A1)〜(A8)は、各々、そのアドレ
ス設定部(10)により、自己のアドレスが「0#」,「1
#」,「2#」…「5#」に連続番号で設定されてい
る。
さらに、各室外機(B1)〜(B8)の内部(室外機(B1)のみ図
示している)には、対応する室内機(A1)の伝送回路部(1
4)との間で制御信号等の送受信を行う伝送回路部(20)
と、該伝送回路部(20)で受信した制御信号を入力して、
内蔵する圧縮機、室外熱交換器の室外送風ファン及び電
動膨張弁等を作動制御するための本体制御用マイコン(2
1)とを備えている。
次に、据付け時での各室内機(A1)〜(A8)の正常なアドレ
ス設定の基本的な確認制御を第5図の制御フローに基い
て説明する。
運転/停止スイッチの運転側操作に基いて電源がONする
とスタートして、ステップSA1でアドレスNをN=0
に初期設定した後、ステップSA2で各室内機(A1)〜(A
8)に対してアドレスN信号を送信する。
しかる後、ステップSA3で上記送信したアドレスN(当
初はN=0)に対応する室内機(A1)から受信信号の返送が
有ったか否かを判別し、返送の無い場合には、対応する
アドレスの室内機が存在しないと判断して、直ちにステ
ップSA5に進む一方、返送の有る場合には、ステップ
A4で送信したアドレスNに対応する室内機が存在し
たと判断して、ステップSA5でアドレスNが室内機の
最大接続台数(16台)に相当する値か否かを判別し、N<
16の場合にはステップSA6でアドレスNをN=N+1に
更新して上記ステップSA2に戻り、次の室内機の接続
を確認することとする。
そして、上記ステップSA5でN=16になると、室内機
の接続の確認が終了したと判断して、ステップSA7
上記接続された室内機(A1)〜(A8)の各アドレスNをメモ
リした後、通常の信号伝送(機器の停止状態)を行っ
て、次のステップSA8以降で液晶表示部(2)へのアド
レス表示を行うこととする。
つまり、ステップSA8で試運転スイッチの入力の有無
を判別し、その入力の無い場合には直ちに通常停止に移
行するが、入力の有る場合には、ステップSA9で該リ
モコン装置(C)に接続された各室内機のアドレスNを第
4図の液晶表示部(2)の運転パワーの表示部位にて最小
値(N=0)のものから順次所定時間(例えば1秒)毎に数
字で表示する。その後は、ステップSA10及びステッ
プSA11で各々試運転スイッチ及び運転/停止スイッ
チの入力を判別し、試運転スイッチが切られても運転/
停止スイッチが停止側にある場合には、上記ステップS
A9に戻って液晶表示部(7)への各アドレスNの数字表
示を繰返し、運転/停止スイッチが運転側に操作される
と、アドレス表示を停止して、通常運転に移行する。
よって、上記第5図の制御フローにおいて、ステップS
A1〜SA6により、各室内機(A1)〜(A8)のアドレスN
を読込むようにしたアドレス読込手段(24)を構成してい
る。
したがって、上記基本的なアドレス設定の確認制御で
は、各室内機(A1)〜(A8)の据付け時に、その正常なアド
レス設定を確認する際には、試運転スイッチが操作され
る。このことにより、アドレス読込手段(24)が各室内機
(A1)〜(A8)のアドレスNを読込んで、表示制御手段(25)
がその各アドレスNをリモコン装置(C)の液晶表示部(2)
に、第6図に示す如く、試運転スイッチの操作時から以
後所定時間(1秒)毎に1つづつ最少値のものから順次
「0」、「1」…「5」と数字表示し、その数字表示が
運転/停止スイッチの運転側操作時まで繰返し続行され
る。
次に、本発明の特徴としてのアドレス設定の確認制御、
即ちリモコン装置(C)の液晶表示部(2)への室内機(A1)〜
(A8)の接続台数表示と、各室内機(A1)〜(A8)のアドレス
表示との両制御を第7図及び第8図に基いて説明する。
上記接続台数表示及びアドレス表示を第7図の制御フロ
ーに基いて説明する。尚、ステップSB6までは上記第
5図の基本制御フローのステップSA6までと同一であ
るので、その説明を省略し、ステップSB7以降から説
明する。
つまり、ステップSB7で読込んだ室内機(A1)〜(A8)の
各アドレスNをメモリすると共に、そのアドレスNの数
を室内機の接続台数としてメモリし、その後、通常の信
号伝送(機器の停止状態)を行って、ステップSB8
降で液晶表示部(2)へのアドレス表示を行う。
先ず、ステップSB8で試運転スイッチの入力の有無を
判別し、入力の有る場合には、ステップSB9でリモコ
ン装置(C)に対する室内機の接続台数(読込んだアドレ
スの数(種類))を液晶表示部(2)に所定時間(例えば
2秒)だけ数字表示した後、ステップSB10でリモコ
ン装置(C)に接続された各室内機のアドレスNを液晶表
示部(2)に最小値(N=0)のものから順次所定時間(例え
ば1秒)毎に数字で表示し、その後は、ステップS
B11で再び室内機の接続台数(読込んだアドレス数)
を液晶表示部(2)に数字表示する。
しかる後、ステップSB12及びステップSB13で各
々試運転スイッチ及び運転/停止スイッチの入力を判別
し、試運転スイッチが切られても運転/停止スイッチが
停止側にある場合には、上記ステップSB11に戻って
液晶表示部(2)への室内機の接続台数の数字表示を続行
し、運転/停止スイッチが運転側に操作されると、この
接続台数表示を停止して、通常運転に移行する。
よって、上記第7図の制御フローにおいて、ステップS
B7〜SB13により、アドレス読込手段(24)で読込ん
だアドレスNの数に相当する室内機の接続台数と、その
読込んだ各室内機のアドレスNとを液晶表示部(2)に表
示し、その表示の順序を接続台数、アドレス、再び接続
台数の順序としつつ、室内機の接続台数を所定時間(2
秒)だけ液晶表示部(2)に表示した後、各室内機のアド
レスNを所定時間(1秒)毎に順次1つづつ液晶表示部
(2)に数字表示するようにした表示制御手段(25)を構成
している。
したがって、本実施例では、試運転スイッチが操作され
ると、リモコン装置(C)の液晶表示部(2)には、正常なア
ドレス設定のときには、第8図に示す如く、先ず室内機
の接続台数が「6」と所定時間(2秒)の間数字表示さ
れた後、各室内機(A1)〜(A8)のアドレスが所定時間(1
秒)毎に順次「0」「1」…と数字表示され、最後アド
レス「5」の表示が終わると、更に接続台数が「6」と
数字表示されるので、室内機の接続台数表示を実際の室
内機の設置台数と比較すれば、アドレス設定が正常に行
なわれたか否かを一目で容易に確認できる。
しかも、室内機の接続台数表示が実際の室内機の設置台
数と一致しない場合には、液晶表示部(2)での各室内機
のアドレス表示により、例えばアドレス「3」が重複
し、アドレス「2」が無い状況を容易に判断できるの
で、正常なアドレス設定に直すことを容易に行い得ると
ともに、例えばアドレス設定の重複は無いがアドレス
「2」が無い状況では、リモコン装置(C)との接続の断
線等の送受信異常時と容易に判断できて、その異常を容
易に修復できる。
ここに、アドレス設定の確認や送受信異常の判断は、作
業者がリモコン装置(C)の液晶表示部(2)のアドレス表示
のみを見て確認可能であるので、従来の如く各室内機(A
1)〜(A8)の設置位置まで移動する必要がなく、アドレス
設定の確認の作業性の向上を図ることができる。また、
アドレス表示の繰返しにより、各アドレスの表示を見落
すことがなく、アドレス設定の確認が容易に行い得る。
第9図は請求項(4)に係る発明の実施例を示す。同図に
おいて、(H)は室外ユニット、(I1)〜(I4)は4台の室内
ユニットであって、該各室内ユニット(I1)〜(I4)は図示
しない冷媒配管にて上記室外ユニット(H)に対して並列
に接続されてマルチ形式の空気調和機(P)を構成してい
ると共に、各室内ユニット(I1)〜(I4)には各々リモコン
装置(J1)〜(J4)が接続され、室外ユニット(H)と室内ユ
ニット(I1)間、及び各室内ユニット(I1)〜(I4)間は互い
に渡り配線(30)…で信号の授受可能に接続されている。
同様に、(Q)は他の系統のマルチ形式の空気調和機であ
って、該空気調和機(Q)は、1台の室外ユニット(K)と、
これに冷媒配管で並列接続された4台の室内ユニット(L
1)〜(L4)とで構成され、室外ユニット(K)と室内ユニッ
ト(L1)間、及び各室内ユニット(L1)〜(L4)間は渡り配線
(31)…で信号の授受可能に接続されている。更に、室内
ユニット(L1)は室内ユニット(I4)のリモコン装置(J4)を
共用していて、リモコン装置(J4)により室内ユニット(I
4)及び(L1)をグループとして作動させる構成としてい
る。他の室内ユニット(L2)〜(L4)は自己専用のリモコン
装置(M2)〜(M4)を有している。
而して、上記各室外ユニット(H),(K)は、各々、図示し
ないが工場出荷時での製品検査に使用するライン検査ピ
ン(34)を有し、該ライン検査ピン(34)の操作により特定
の表示を指令する表示指令手段(35)を構成している。ま
た、各室外ユニット(H),(K)の内部には、装置の据付け
時において予め自系統内の室内ユニットの台数が記憶さ
れる。そして、第10図に示すように、各室外ユニット
(H),(K)には、4個の発光素子(R1)〜(R4)を横一列に配
置した台数表示部(36)が備えられていて、該台数表示部
(36)は、上記ライン検査ピン(34)の操作による表示指令
時に、記憶された室内ユニットの台数を4ビットで二進
表示する機能を有する。
したがって、本実施例においては、例えば室外ユニット
(H)に属する室内ユニット(I1)〜(I4)の渡り配線に支障
が生じた際などの正規接続の確認時には、ライン検査ピ
ン(34)が操作される。このことにより、室外ユニット
(H)の台数表示部(36)には、該室外ユニット(H)に接続さ
れた室内ユニット(I1)〜(I4)の台数が二進表示されて、
該室外ユニット(H)に対する正しい接続台数を把握でき
るので、これら室内ユニット(I1)〜(I4)の正規接続の確
認作業が行い易くなる。
その場合、室外ユニット(H),(K)内の制御部に各室内ユ
ニット(I1)〜(I4)の各アドレスを記憶しておくととも
に、上記台数表示部(36)に加えて、第4図に示す液晶表
示部(2)を簡易化したものを各室外ユニット(H),(K)に
設け、この液晶表示部(2)を簡易化したものをアドレス
表示部(37)として各室内ユニット(I1)〜(I4)の各アドレ
スを数字表示するように構成してもよい。而して、この
場合には、接続された室内ユニットを特定でき、より一
層に正規接続の確認作業が行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
ないし第10図は本発明の実施例を示し、第2図は全体
概略構成図、第3図はリモコン装置、室内機及び室外機
の内部構成を示す図、第4図はリモコン装置の正面図、
第5図はリモコン装置によるアドレス表示制御を示すフ
ローチャート図、第6図はアドレス表示の作動説明図、
第7図はリモコン装置によるアドレス及び接続台数表示
制御のフローチャート図、第8図はアドレス及び接続台
数表示の説明図、第9図はマルチ形式の空気調和機を複
数系統備えた場合の構成図、第10図は室外ユニットに
備える台数表示部の正面図である。 (A1)〜(A8)…室内機(空調ユニット)、(C)…リモコン
装置(単一の制御手段)、(2)…液晶表示部(表示
部)、(10)…アドレス設定手段、(24)…アドレス読込手
段、(25)…表示制御手段、(H),(K)…室外ユニット、(I
1)〜(I4),(L1)〜(L4)…室内ユニット、(34)…ライン検
査ピン、(35)…表示指令手段、(36)…台数表示手段、(3
7)…アドレス表示手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調ユニット(A1)〜(A8)を複数台備えると
    ともに、該複数台の空調ユニット(A1)〜(A8)に接続さ
    れ、該各空調ユニット(A1)〜(A8)を同一運転状態にグル
    ープ制御する単一の制御手段(C,D)を備えた空気調和装
    置であって、上記グループ制御される各空調ユニット(A
    1)〜(A8)は、各々自己のアドレスを設定するアドレス設
    定手段(10)を備えると共に、上記単一の制御手段(C,D)
    は、上記複数台の空調ユニット(A1)〜(A8)の接続台数を
    表示するための表示部(2)と、上記各空調ユニット(A1)
    〜(A8)のアドレスを読込むアドレス読込手段(24)と、該
    アドレス読込手段(24)で読込んだアドレスの数に相当す
    る空調ユニットの接続台数を上記表示部(2)に表示する
    表示制御手段(25)とを備えていることを特徴とする空気
    調和装置。
  2. 【請求項2】表示制御手段(25)は、アドレス読込手段(2
    4)で読込んだアドレスの数に相当する空調ユニットの接
    続台数と共に、上記アドレス読込手段(24)で読込んだ各
    空調ユニット(A1)〜(A8)の各アドレスを上記表示部(2)
    に表示するものであることを特徴とする請求項(1)記載
    の空気調和装置。
  3. 【請求項3】表示制御手段(25)は、読込んだ各空調ユニ
    ット(A1)〜(A8)のアドレスを順次1つづつ表示部(2)に
    表示することを繰返すものである請求項(2)記載の空気
    調和装置。
  4. 【請求項4】複数系統の空気調和機(P),(Q)を備え、該
    各空気調和機(P),(Q)は、各々、1台の室外ユニット
    (H),(K)と、該室外ユニット(H),(K)に接続された複数
    台の室内ユニット(I1〜I4),(L1〜L4)とを有する空気調
    和装置において、上記各空気調和機(P),(Q)の室外ユニ
    ット(H),(K)は、該室外ユニット(H),(K)に接続された
    自系統内の室内ユニット(I1〜I4),(L1〜L4)の台数を予
    め記憶していると共に、特定の表示を指令する表示指令
    手段(35)と、該表示指令手段(35)による表示指令時に、
    上記予め記憶した台数を表示する台数表示部(36)とを備
    えることを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】各空気調和機(P),(Q)の室外ユニット
    (H),(K)は、該室外ユニット(H),(K)に接続された自系
    統内の室内ユニット(I1〜I4),(L1〜L4)の各々のアドレ
    スを予め記憶していると共に、表示指令手段(35)による
    表示指令時に上記予め記憶した各アドレスを表示するア
    ドレス表示部(37)を台数表示部(36)と共に備えることを
    特徴とする請求項(4)記載の空気調和装置。
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