JP3573932B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の室外ユニットおよび複数台の室内ユニットからなり、制御系が同一の通信配線を介して接続された空気調和システムに係り、より詳しくは各室内ユニットに当該室内ユニットの属性を表すアドレスを自動設定可能な空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大型ビル等の空気調和システムには、複数の室外ユニットと各室外ユニットに複数の室内ユニットを組み合わせた構成が用いられる。これらの各室外ユニットおよび室内ユニットは互いに独立あるいは協働して運転されるため、制御系を連動させる必要がある。そのために、各室外ユニットおよび室内ユニットの制御系に一本の通信線を配線して必要なデータを各制御系に送信することが行われる。このようなシステムでは、一本の通信線に複数の室外ユニットおよび室内ユニットが接続されるため、室外ユニットと室内ユニットの対応関係を明確にする必要があり、この対応関係の明確化のために、各室内ユニットに対して当該室内自身を特定する識別符号であるアドレスを設定することが行われる。通常、このアドレスの設定はシステムの設置時に行われるが、設置作業員による手動設定では設定ミスが発生する場合があるため、自動設定が求められる。
【0003】
従来、アドレスの自動設定方法として、アドレス設定のために室外ユニットの圧縮機を運転して冷媒を室内ユニット側に供給し、例えば、圧縮機の運転前後で熱交換器温度が所定温度差以上変化した室内ユニットを検出して各室内ユニットにアドレスを設定するようにした方式が知られている(例えば、特開平6−147605号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和装置では、室外ユニットの制御手段を介して室内ユニットのアドレス設定が行われているが、特に大規模空調システムや中規模空調システムにおいては、室外ユニットの台数が多いので、その制御手段を介して設定を行うとなると、アドレス設定作業が大変面倒になるという問題がある。また、全ての室内ユニットに対してアドレスを全自動設定できるように構成した空気調和システムにおいては冷媒配管と電気工事の終了していない冷媒系統がある場合、冷媒配管と電気工事の終了している運転可能な冷媒系統のみを選択して、その選択した冷媒系統の室内ユニットに自動アドレス設定することができなかった。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みなされたもので、大中規模の空気調和システムが構築されても、自動アドレスの設定作業を簡単に行うことのできる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、室外ユニットとこの室外ユニットに接続された1台もしくは複数台の室内ユニットとで構成される冷媒系統を複数有する空気調和装置において、各冷媒系統の各室外ユニット及び各室内ユニットを接続する信号線と、前記信号線を介して各室内ユニットのアドレスを自動設定する自動設定手段と、前記複数台の室内ユニットのうち少なくとも1台に接続され、前記自動設定手段に前記室内ユニットのアドレスの自動設定を指示する信号入力手段を備え、前記信号入力手段は、前記複数の冷媒系統のいずれか1つの冷媒系統を選択する冷媒系統選択手段を有し、前記冷媒系統選択手段により冷媒系統が選択されている場合には、この選択された冷媒系統に属する室内ユニットに対してのアドレスの自動設定を自動設定手段に指示すると共に、前記冷媒系統選択手段により冷媒系統が選択されていない場合には、前記室内ユニットのアドレスの自動設定を前記冷媒系統ごとに順次行うことを前記自動設定手段に指示することを特徴とする。
【0007】
この発明では、信号入力手段から、室内ユニットの自動アドレス処理を行うことができるので、大中規模の空気調和システムが構築されても、自動アドレスの設定作業性を向上できる。
【0009】
また、この発明では、信号入力手段から、全ての冷媒系統に接続された室内ユニットのアドレスを設定することができるため、大中規模の空気調和システムが構築されても、冷媒系統毎に自動アドレス処理を施す必要がなく全体の室内ユニットに対して自動アドレス設定を効率よく行うことができ、自動アドレス設定作業性を向上できる。
【0010】
また、1つの冷媒系統に接続された室内ユニットのみを選択して自動アドレスのアドレスを設定することができるため、全ての冷媒配管工事や電気工事等が完了しておらず全空調システムが動作できない場合に、冷媒配管工事や電気工事等が完了している冷媒系統のみを選択して自動アドレス処理を行うことができる。従って、大中規模の空気調和システムが構築されても、自動アドレスの設定作業性を向上できる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、信号入力手段は空調運転動作を指示するリモートコントローラであることを特徴とする。
【0012】
この発明では、例えば設置作業者やサービス作業者が、空調運転動作を指示するリモートコントローラにおいて確認しながら全体自動アドレス処理あるいは一冷媒系統自動アドレス処理を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る空気調和システムの全体を示す概略構成図であり、図2は室外ユニットおよび室内ユニット内の機器構成を示す概略図である。尚、これらの図において、冷凍サイクルは実線により示し、制御・通信回路は一点鎖線により示してある。
【0014】
図1に示したように、本実施形態の空気調和システムは、システム全体を制御・統括する集中コントローラ1と、共に集中コントローラ1に無極性2線方式のバスライン3を介してリンク配線接続された、多数台の室内ユニット5−1〜5−nと、第1〜第3室外ユニット7−1〜7−3とから構成されている。図中、9は室内ユニットにリモコンライン4を介して接続されたワイヤードリモートコントローラ(以下、リモコンと略称する)である。
【0015】
図2に示したように、室内ユニット5−1〜5−n側には、室内熱交換器21、電動ファン23、電動膨張弁25、電動フラップ27等が設置されている。また、室外ユニット7−1〜7−3側には、圧縮機31、電磁式の四方弁33、室外熱交換器35、電動ファン37、アキュムレータ39等が設置されている。冷媒回路を構成する機器は、ガス冷媒あるいは液冷媒の流通に供される冷媒配管41〜47により接続されている。
【0016】
各室内ユニット5−1〜5−n内には、室内側コントロールユニット(以下、室内側ECUと記す)61が設置されている。室内側ECU61はCPUを始め、入出力インタフェースやROM、RAM等から構成され、室内側ECU61では、入力インタフェースに室温Tr を検出する室温センサ81や、室内熱交換器21の冷房運転時における入口側および出口側の冷媒温度Tfi,Tfoを検出する第1,第2冷媒温度センサ83,85等が接続し、出力インタフェースに電動ファン23や電動膨張弁25、電動フラップ27等が接続している。
【0017】
一方、各室外ユニット7−1〜7−3内には、室外側コントロールユニット(以下、室外側ECUと記す)91が設置され、各リモコン9内にはリモコン側コントロールユニット(以下、リモコン側ECUと記す)93が設置されている。両ECU91,93は、室内側ECU61と略同様の構成を有しており、室外側ECU91には圧縮機31、四方弁33、電動ファン37の他、圧縮機31の吐出側冷媒圧力Pd を検出する圧力センサ93、外気温Ta を検出する外気温センサ95等が接続し、リモコン側ECU93には後述するディスプレイや各種スイッチが接続している。
【0018】
図4は、リモコン9の表示・操作部を示す正面図であり、図中の符号101は運転情報等の表示に供される液晶ディスプレイである。液晶ディスプレイ101には、左上方に制御対象となるユニットナンバ表示(系統表示103−室内ユニット表示105)、右中央に項目コード表示107、下方に設定データ表示109がそれぞれなされる。また、液晶ディスプレイ101の左側には、上から順に、ユニット選択スイッチ111、スイング/風向スイッチ113、タイマ設定スイッチ115、タイマ時間スイッチ117,119、セットスイッチ121、取消スイッチ123が配設されている。
【0019】
また、液晶ディスプレイ101の右側には、上から順に、運転切換スイッチ125、温度設定スイッチ127,129、風速切換スイッチ131、フィルタ交換ランプ133、そのリセットスイッチ135、試運転/点検スイッチ137が配設されている。更に、液晶ディスプレイ101の下部には、運転表示ランプ139と運転/停止スイッチ141とが配設されている。
【0020】
次に、冷房運転時における冷媒の流れを簡単に説明する。
【0021】
室外ユニット7−1〜7−3内では、冷媒配管47から圧縮機31に吸引されたガス冷媒が、断熱圧縮により高温高圧となって圧縮機31から吐出され、冷媒配管41、四方弁33、冷媒配管42を経由して室外熱交換器35に流入する。高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器35内を通過する間に外気により冷却され、凝縮することにより液冷媒となった後、冷媒配管43を経由して各室内ユニット5−1〜5−nの電動膨張弁25に流入する。
【0022】
液冷媒は、電動膨張弁25で流量を調整された後、冷媒配管44を経由して室内熱交換器21に流入する。液冷媒は、室内熱交換器21内を通過する間に気化してガス冷媒となり、気化潜熱により電動ファン23が送風した室内空気を冷却する。この際、室内側ECU61は、設定温度Ts と室温Tr との偏差に基づき電動ファン23の回転数(rpm )を制御すると共に、室内熱交換器21の入口側冷媒温度Tfiと出口側冷媒温度Tfoとの偏差が所定値(例えば、0〜1℃)となるように電動膨張弁25の開弁量(弁体駆動用ステップモータのステップ数)を制御する。室内熱交換器21内で気化したガス冷媒は、冷媒配管45から室外ユニット7−1〜7−3内の四方弁33、冷媒配管46を経由してアキュムレータ39に流入し、冷媒配管47から再び圧縮機31に吸引される。
【0023】
また、暖房運転時には、室外側ECU91により、四方弁33が破線で示すように切り換えられる。これにより、圧縮機31から吐出された高温高圧のガス冷媒が室内熱交換器21内で凝縮熱を放出して液冷媒となった後、室外熱交換器35に流入して外気から気化潜熱を吸収することになる。
【0024】
本実施形態では、前記構成の空気調和システムの建屋への設置にあたり、各室内ユニット5−1〜5−nに対して、当該室内ユニット5−1〜5−nの属性を表すアドレスをリモコン9を用いて設定することに特徴を有する。
【0025】
図3に、この実施の形態における室内ユニットへのアドレス設定の基本的な手順を示す。すなわち、一つの室外ユニット(例えば、室外ユニット7−2)を暖房運転し(ステップS31)、この室外ユニット7−2の冷媒系統に属する各室内ユニット(例えば、室内ユニット5−21 〜5−25 )の室内熱交換器21に冷媒を循環させる。全ての室内ユニットについて順次、室内熱交換器21の温度変化を検出し(ステップS32)、所定の温度変化を示す室内熱交換器21を内蔵する室内ユニットに対して運転中の室外ユニットに関連するアドレスの割当てを行う(ステップS33)。ステップS32とステップS33の処理は、ステップS34にて、全ての室内ユニットについて処理が実行されたと判定されるまで実行される。以上のアドレス設定手順は、任意の室外ユニットの室外側ECU91内に格納されたアドレス設定プログラムにより自動的に行われる。
【0026】
なお、アドレス設定に際して行われる運転モードとして暖房運転を用いる理由は、冷房運転時に比べて暖房運転の方が熱交換器の温度変化幅を大きく、したがって温度変化の有無の確定が明確であり、アドレス設定の信頼性が高いからである。しかしながら、温度変化幅が大きくとれる場合には冷房運転モードでアドレス設定することは可能である。
【0027】
本実施形態では、リモコン9を用いたアドレスの設定時に「全体自動アドレス」と「一冷媒系統自動アドレス」の処理選択が可能になる。
【0028】
「全体自動アドレス」処理は全部の室外ユニット7−1乃至7−3に電源を投入して自動アドレス処理を行う。この処理では全部の冷媒系統の室内ユニットのアドレスが自動的に設定される。「一冷媒系統自動アドレス」処理は1つの冷媒系統の室外ユニットに電源を投入して自動アドレス処理を行う。この処理では冷媒系統毎の室内ユニットのアドレスが設定される。
【0029】
図5は動作フローを示す。ステップS1において通常リモコンモード時に、図4に示すリモコン9の試運転/点検スイッチ137とタイマー時間スイッチ117を、例えば4秒以上押下されたか否かが判定される。4秒以上押下された場合、自動アドレス設定モードにセットされる。4秒以上これらのスイッチが押されなければ自動アドレス設定モードに移行することはない。つぎに、温度設定スイッチ127,129を押して「全体自動アドレス」または「一冷媒系統自動アドレス」の自動アドレス処理を選択する(ステップS2)。
【0030】
「全体自動アドレス」処理が選択されると、リモコン9の項目コード表示107に「AA」が表示され(ステップS3)、「一冷媒系統自動アドレス」処理が選択されると、リモコン9の項目コード表示107に「A1」が表示される(ステップS23)。リモコン9の項目コード表示107には初期時に「AA」が表示され、温度設定スイッチ127,129を押すことにより、表示は「AA」→「A1」→「AA」の順に切り替わる。
【0031】
「全体自動アドレス」処理が選択された場合、ステップS4乃至S11に移行する。これによると、作業者がいちいち冷媒系統を選択して各冷媒系統の室外ユニットに対して自動アドレス処理を行わなくても「全体自動アドレス」処理をスタートすることにより全ての冷媒系統の自動アドレス処理を簡単に行うことができ、自動アドレス処理の作業性が向上する。
【0032】
「全体自動アドレス」処理が選択されると(ステップS3)、室外ユニット7−1乃至7−3の順に、冷媒系統毎に、図3に示す手順に従って室内ユニット5−1〜5−nのアドレスが自動設定され、現在自動アドレス中の室外ユニットアドレスはリモコン9のユニットナンバ表示(系統表示103)に表示される。例えば、室外ユニット7−1の室外ユニットアドレスは「01」で表示され、室外ユニット7−2の室外ユニットアドレスは「02」で表示され、室外ユニット7−3の室外ユニットアドレスは「03」で表示される。
【0033】
開始する室外ユニットアドレスは、図4のリモコン9のユニット選択スイッチ111を押すことにより変更することができる(ステップS4)。ステップS5においては室外ユニットアドレスが系統アドレスデータにセットされ、この系統アドレスデータにセットされた、例えば室外ユニット7−1に自動アドレススタートが送信される。これにより自動アドレス処理が開始される。
【0034】
室外ユニット7−1からの受信完了信号を、リモコン9のECU93が受信すると(ステップS6)、自動アドレス終了の確認を当該室外ユニット7−1に送信した後(ステップS7)、当該室外ユニット7−1に接続された室内ユニットの自動アドレスを終了する(ステップS8)。そして、リモコン9のECU93は、室外ユニット7−1から自動アドレス処理の終了信号を受信すると(ステップS9)、系統アドレスデータに「+1」して系統アドレスデータを7−1から7−2にインクリメントする(ステップS10)。その系統アドレスデータが所定値(7−3)に達していなければ(ステップS11)、自動的にステップS3からステップS9の処理が行われ、その系統アドレスデータが所定値(7−3)に達すると「全体自動アドレス」処理が終了する。
【0035】
次に「一冷媒自動アドレス」処理について説明する。設置現場においては全部の空調システムを動作させることができない場合がある。例えば冷媒配管と電気工事の終了していない冷媒系統がある場合には、冷媒配管と電気工事の終了している運転可能な冷媒系統のみを選択して、その選択した冷媒系統の室内ユニットに自動アドレス処理を行いたい場合がある。
【0036】
この場合には、リモコン9において前記のように「一冷媒系統自動アドレス」処理が選択される(ステップS23)。つぎに、室外ユニットアドレスが、図4のリモコン9のユニット選択ボタン111を押すことにより選択される(ステップS24)。ステップS25においては室外ユニットアドレスが系統アドレスデータにセットされ、この系統アドレスデータにセットされた、例えば室外ユニット7−2に自動アドレススタートが送信される。これにより「一冷媒系統自動アドレス」処理が、図3に示す手順に従って開始される。
【0037】
室外ユニット7−2からの受信完了信号を、リモコン9のECU93が受信すると(ステップS26)、自動アドレス終了の確認を当該室外ユニット7−2に送信した後(ステップS27)、当該室外ユニット7−2に接続された室内ユニットの自動アドレスを終了する(ステップS28)。そして、リモコン9のECU93は、室外ユニット7−1から自動アドレス処理の終了信号を受信すると(ステップS29)、「一冷媒系統自動アドレス」処理を終える。
【0038】
以上説明したように、この実施形態では、空調システムの設置事情により「全体自動アドレス」処理、あるいは「一冷媒系統自動アドレス」処理を、1箇所のリモコン9により選択して実行することができ、空調システムの設置事情に応じて室内ユニットの自動アドレス処理を簡単に行なうことができる。
【0039】
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、アドレス設定の操作にリモコンを用いるようにしたが、専用の端末機等を用いるようにしてもよい。アドレス設定時の表示形態を始め、具体的な装置構成や制御手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、信号入力手段から、室内ユニットの自動アドレス処理を行うことができるので、大中規模の空気調和システムが構築されても、自動アドレスの設定作業性を向上できる。
【0041】
また、請求項1記載の発明では、信号入力手段から、全ての冷媒系統に接続された室内ユニットのアドレスを設定することができるため、大中規模の空気調和システムが構築されても、冷媒系統毎に自動アドレス処理を施す必要がなく全体の室内ユニットに対して自動アドレス設定を効率よく行うことができ、自動アドレス設定作業性を向上できる。
【0042】
また、1つの冷媒系統に接続された室内ユニットのみを選択して自動アドレスのアドレスを設定することができるため、全ての冷媒配管工事や電気工事等が完了しておらず全空調システムが動作できない場合に、冷媒配管工事や電気工事等が完了している冷媒系統のみを選択して自動アドレス処理を行うことができる。従って、大中規模の空気調和システムが構築されても、自動アドレスの設定作業性を向上できる。
【0043】
請求項2記載の発明では、例えば設置作業者やサービス作業者が、空調運転動作を指示するリモートコントローラにおいて確認しながら全体自動アドレス処理あるいは一冷媒系統自動アドレス処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和システムの全体を示す概略構成図である。
【図2】室内ユニットおよび室外ユニット内の機器構成を示す概略図である。
【図3】自動アドレスの手順を示すフローチャートである。
【図4】リモコンの表示・操作部を示す正面図である。
【図5】「全体自動アドレス」処理と「一冷媒系統自動アドレス」処理の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 集中コントローラ
3 バスライン
5−1〜5−n 室内ユニット
7−1〜7−3 室外ユニット
9 ワイヤードリモートコントローラ(リモコン)
61 室内側ECU
91 室外側ECU
93 リモコン側ECU
101 液晶ディスプレイ
Claims (2)
- 室外ユニットとこの室外ユニットに接続された1台もしくは複数台の室内ユニットとで構成される冷媒系統を複数有する空気調和装置において、
各冷媒系統の各室外ユニット及び各室内ユニットを接続する信号線と、
前記信号線を介して各室内ユニットのアドレスを自動設定する自動設定手段と、
前記複数台の室内ユニットのうち少なくとも1台に接続され、前記自動設定手段に前記室内ユニットのアドレスの自動設定を指示する信号入力手段を備え、
前記信号入力手段は、
前記複数の冷媒系統のいずれか1つの冷媒系統を選択する冷媒系統選択手段を有し、
前記冷媒系統選択手段により冷媒系統が選択されている場合には、この選択された冷媒系統に属する室内ユニットに対してのアドレスの自動設定を自動設定手段に指示すると共に、
前記冷媒系統選択手段により冷媒系統が選択されていない場合には、前記室内ユニットのアドレスの自動設定を前記冷媒系統ごとに順次行うことを前記自動設定手段に指示する
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記信号入力手段は空調運転動作を指示するリモートコントローラであることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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JP32037197A JP3573932B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 空気調和装置 |
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JP32037197A JP3573932B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 空気調和装置 |
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JPH11141958A JPH11141958A (ja) | 1999-05-28 |
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JP32037197A Expired - Lifetime JP3573932B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 空気調和装置 |
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- 1997-11-06 JP JP32037197A patent/JP3573932B2/ja not_active Expired - Lifetime
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