JP3428227B2 - 冷凍サイクルシステム - Google Patents

冷凍サイクルシステム

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JP3428227B2
JP3428227B2 JP12129195A JP12129195A JP3428227B2 JP 3428227 B2 JP3428227 B2 JP 3428227B2 JP 12129195 A JP12129195 A JP 12129195A JP 12129195 A JP12129195 A JP 12129195A JP 3428227 B2 JP3428227 B2 JP 3428227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気調和装置や冷凍
装置などに適用される冷凍サイクルシステムに係り、詳
しくはシステムの故障判定を容易にするとともに、故障
時のサービス性を向上化する冷凍サイクルシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の冷凍サイクルシステムを
示す冷媒回路図である。図において、1は容量制御可能
な圧縮機、2は四方切換弁、3は熱源機側熱交換器、4
は流量制御装置、5は利用側熱交換器、6は圧縮機1か
ら吐出される冷媒の圧力を検出する圧力センサ、7は圧
縮機1から吐出される冷媒の温度を検出するサーミス
タ、8は熱源機側熱交換器3に空気を送って冷媒と熱交
換させるための送風機、9,10は利用側熱交換器5の
前後の冷媒温度をそれぞれ検出するサーミスタ、11は
流量制御装置4と利用側熱交換器5とサーミスタ9,1
0を備えた室内機、12は圧縮機1と四方切換弁2と熱
源機側熱交換器3と圧力センサ6とサーミスタ7と送風
機8とを備えた室外機、13,14は室外機12と室内
機11とを配管接続する冷媒配管である。図中実線は冷
房運転時の冷媒の流れを、破線は暖房運転時の流れをそ
れぞれ示す。また、図14はこの従来システムにおける
制御ブロック図である。図において、15は室内機11
が冷房、暖房、停止のいずれのモードで運転するかを指
定するためのコントローラ、16はコントローラ15、
圧力センサ6、サーミスタ7,9,10で検出された運
転所要の物理量の値によって圧縮機1、四方切換弁2、
流量制御装置4、送風機8といった制御部品の運転を制
御する制御部、17は圧力センサ6の検出値を制御部1
6に伝える入力部、18,20,21はそれぞれサーミ
スタ7,9,10の検出値を制御部16に伝える入力部
である。
【0003】ここで、冷房運転時の冷媒の流れについて
説明する。圧縮機1から出た高温高圧のガス冷媒は四方
切換弁2を経て熱源機側熱交換器3へと入る。このと
き、四方切換弁2の制御信号はOFFになっている。こ
こで、ガス冷媒は凝縮されて高圧の液冷媒となる。この
液冷媒は室外機12を出て冷媒配管14を通り室内機1
1へと流れる。室内機11では流量制御装置4によって
減圧され、低温低圧のガスと液の混ざった二相冷媒とな
る。この二相冷媒は、室内機11の利用側熱交換器5で
吸熱、蒸発することで室内側の冷房を行い、利用側熱交
換器5の出口では低温低圧のガス冷媒となる。そして、
この冷媒は冷媒配管13を通って室内機12に流れ、四
方切換弁2を経て圧縮機1の吸入側に戻ることにより、
冷房運転時の冷凍サイクルが形成される。次に、暖房運
転時の冷媒の流れを説明する。四方切換弁2は予め制御
部16からのON信号により流路が切り換わっている。
そこで、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は
四方切換弁2を通って室内機11に向けて流れる。冷媒
配管13を通って室内機11に流れたガス冷媒は、利用
側熱交換器5において放熱、凝縮し、高圧の液冷媒とな
る。この放熱により室内側では暖房が行われる。高圧の
液冷媒は流量制御装置4により減圧されて低温低圧のガ
スと液の混ざった二相冷媒となる。この冷媒は室内機1
1を出て冷媒配管14を通り、室外機12へと流れる。
そして、熱源機側熱交換器3で放熱、蒸発して低温のガ
ス冷媒となり、四方切換弁2を経て圧縮機1の吸入側へ
と流れる。このようにして暖房運転時の冷凍サイクルが
形成される。
【0004】つぎに、圧縮機1の制御について説明す
る。図15は圧縮機1の制御フローチャートを示す。ま
ず、ステップS4でコントローラ15から運転信号(O
N)が出力されると(YES)、ステップ1で圧縮機1
を起動する。次に、コントローラ15から停止信号(O
FF)が出力されると(S2,YES)、ステップS3
で停止させ、再びステップS4によって運転信号が出力
されない限り停止している。ステップ2でコントローラ
15から停止信号が出力されなければ、ステップS5に
進む。ステップS5では、圧力センサ6で検出した圧力
Pdが目標とする基準圧力Pmよりも高ければ(YE
S)、ステップS6で圧縮機1の運転周波数を低下させ
て吐出容量を小さくすることにより、圧力Pdを下げよ
うとする。一方、Pd≦Pmであれば(S5,NO)、
ステップS7に進み、更にPd<Pmのときは(S7,
YES)、ステップS8で圧縮機1の運転周波数を上昇
させようとする。このように、圧力センサ6で検出した
圧力Pdを目標圧力Pmに近づけるように制御が行われ
る。
【0005】続いて、流量制御装置4の制御について説
明する。図16に流量制御装置4の制御フローチャート
を示す。まず、ステップS9においては、冷凍サイクル
の運転モードが冷房か暖房か停止かで制御の態様が分か
れる。冷房で運転している場合には、ステップS11で
利用側熱交換器5の出口側における冷媒の過熱度SHに
より制御される。ここで、過熱度SHは、サーミスタ9
とサーミスタ10でそれぞれ検出した温度をT9、T1
0とすると、SH=T10−T9である。ステップS1
1では過熱度SHがその目標値bに対してSH<bであ
ると、流量が大きすぎると判断し、ステップS12で流
量制御装置4の開度を低下させる。一方、SH≧bであ
ればステップS13に進み、ここでSH>bであればス
テップS14で流量制御装置4の開度を増加させて、過
熱度SHを目標値bに近づけるように制御する。次に、
暖房で運転している場合には、ステップS9からステッ
プS15へと進み、冷媒の過冷却度SCによって制御が
行われる。ここで、過冷却度SCはサーミスタ9の検出
温度T9と、圧力センサ6の検出圧力Pdにおける換算
飽和温度TC6とによって、SC=TC6−T9であ
る。ステップS15で過冷却度SCが目標値aに対して
SC<aであれば、流量が大きすぎると判断し、ステッ
プS16で流量制御装置4の開度を低下させる。SC≧
aならばステップS17に進み、更にSC>aであれば
ステップS18で流量制御装置4の開度を増加させる。
このように、過冷却度SCを目標値aに近づけるように
流量制御装置4の開度が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の冷
凍サイクルシステムは構成されており、圧力センサ、サ
ーミスタといった物理量検出手段で検出された物理量
(冷媒回路における各所の圧力、温度、駆動電流等)
は、主として圧縮機1や流量制御装置4などの制御に使
用されている。圧縮機1、流量制御装置4、四方切換弁
2、送風機8などの制御部品が正常に動作しているかど
うかを知るには、その制御部品の前後の冷媒温度や圧
力、あるいは制御部品が電気駆動式であればそのときの
消費電流などを基に、それぞれの故障判定が可能とな
る。ところが、これらの制御部品は本来、正常に動作す
ることが前提とされているため、故障判定のためだけに
その制御部品の前後にサーミスタ、圧力センサなどを備
えることは製品コストの上昇を招くといった理由からほ
とんど実現されていない。
【0007】また、冷凍サイクルシステムを備える空気
調和装置などの製品を組み立てた際や客先に設置した際
には、試運転によってそれぞれの製品部品の動作を確認
する必要がある。サーミスタや圧力センサが備わってい
ない場合に、その温度や圧力を知るうえで通常の温度計
や圧力計は形状が大きいので、冷媒配管の入り組んだ部
位の測定などには使用が困難である。そこで、このとき
は小形のサーミスタや圧力センサを準備して、サーミス
タ、圧力センサがついていない部品に取り付けて点検す
ればよい。しかしながら、通常、サーミスタや圧力セン
サの動作は感知した温度や圧力に応じて電気抵抗が変化
する特性を利用しており、まず入力電源を必要とし、さ
らに棒状温度計や圧力計のように直接温度や圧力を表示
するわけではないので、サーミスタやセンサの出力電圧
等を具体的に温度、圧力といった値に変換する変換装置
も必要とする。つまり、サーミスタや圧力センサなど小
形の検出手段を用いる場合には、それとは別に入力装置
などを準備する必要があることから、点検作業の効率が
悪かった。
【0008】また、ある制御部品が故障したまま運転を
続行すると、別の制御部品が故障してしまうといった二
次的な不具合を生ずることがある。例えば、流量制御装
置4が大きな開度のまま故障して制御不良になった場
合、絞り効果が小さくなることから低圧が上昇する。低
圧が上昇すると冷媒の密度も上昇し、冷媒循環量が増加
する。そうすると、圧縮機1内の潤滑油も冷媒に伴って
吐出されるので、その吐出量が増加して圧縮機1内に常
時存在すべき潤滑油量が減少し、最悪の場合には圧縮機
1が油不足による損傷を起こすなどという場合である。
このような場合、低圧のレベルが潤滑油の過剰な吐出に
至るレベルであるかどうかを検知できない以上、新しい
流量制御装置4が手配されるまでは、この空気調和装置
を停止させておく必要があり、その間は空気調和装置を
利用できないといった不都合があった。
【0009】また、制御部品ではなく、検出手段である
サーミスタ、圧力センサ自体に不具合がある場合も同様
である。例えば、サーミスタ7は圧縮機1の吐出ガス冷
媒温度を検出しているが、冷媒不足などでこの温度が過
昇すると、圧縮機1の内部部品が過熱して圧縮機が損傷
する恐れがある。そこで、サーミスタ7の検出温度が所
定温度以上になると、圧縮機1を強制停止させる制御が
行われ、この制御は公知となっている。但し、もしサー
ミスタ7に不具合があり、正確に温度検出ができない場
合に代替のサーミスタを入手するまでは、圧縮機1を停
止させておく必要がある。
【0010】さらに、冷媒回路部品の故障判定は既に述
べたように、各部品の前後の圧力、温度、あるいは消費
電流などを調べる必要があるが、温度、圧力等をみて故
障診断できるには、ある程度以上の技術的あるいは経験
的な知識を必要とする。また、温度、圧力の測定部位も
配管上のどのあたりが妥当であるかという判断にも高度
な経験的知識を必要とする場合がある。このため、個人
の知識、技術力により点検作業効率が左右されるので、
点検者が初心者の場合には作業がはかどらないこともあ
った。
【0011】本発明は、上記したような従来の問題点に
鑑みてなされたものであり、システムの故障判定を容易
に、かつ、精度よく行えるとともに、点検時や故障時の
サービス性を向上化できる冷凍サイクルシステムの提供
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明による冷凍サイクルシステムは、冷媒回路
における運転所要の物理量をそれぞれ検出する所定数の
物理量検出手段と、物理量検出手段に対応してそれぞれ
接続され各物理量検出手段で検出された物理量を入力す
るための所定数の入力部とを有し、冷媒回路の冷媒状態
を変化させる制御部品を、入力部から入力された物理量
に基づいて制御するように構成されている冷凍サイクル
システムにおいて、冷媒回路の適宜部位での物理量を入
力するために入力部とは別に配備された予備入力部と、
予備入力部から入力された適宜部位の物理量を表示デー
タに変換して出力する第1の制御部と、第1の制御部に
接続して設けられ適宜部位の物理量を表示する第1の表
示部とを具備してなる構成を採用した。
【0013】また、冷媒回路における運転所要の物理量
をそれぞれ検出する所定数の物理量検出手段と、物理量
検出手段に対応してそれぞれ接続され各物理量検出手段
で検出された物理量を入力するための所定数の入力部と
を有し、冷媒回路の冷媒状態を変化させる制御部品を、
入力部から入力された物理量に基づいて制御するように
構成されている冷凍サイクルシステムにおいて、入力部
とは別に配備される予備入力部と、予備入力部に着脱可
能に接続されるとともに冷媒回路の適宜部位に装着され
て当該部位の物理量を検出する予備物理量検出手段と、
予備入力部から入力された物理量と入力部から入力され
た物理量とを用いて前記制御部品を制御する予備物理量
併用制御に切換えるための制御切換手段と、制御切換手
段の切換状態が予備物理量併用制御に設定されている場
合は、予備入力部からの入力を含めた物理量に基づいて
制御部品を制御する第2の制御部とを具備してなるもの
である。
【0014】また、制御切換手段が、手動による切換ス
イッチで構成されているものである。
【0015】また、制御切換手段が、予備物理量併用制
御に係る制御切換信号を発信する信号発信手段と、信号
発信手段と通信可能に設けられ制御切換信号を受信して
第2の制御部に出力する信号受信手段とで構成されてい
るものである。
【0016】また、第2の制御部により各制御部品を制
御した際に物理量検出手段および予備物理量検出手段に
よりそれぞれ検出された物理量と、各物理量に対応して
予め設定されている目標物理量との比較結果に基づい
て、制御部品の故障判定を行う故障判定手段を設けたも
のである。
【0017】また、予備物理量検出手段を装着すべき冷
媒回路の被検出部位を予め設定する設定手段と、故障判
定手段による制御部品の故障判定を行うにあたり設定さ
れた冷媒回路の被検出部位を表示する第2の表示部とを
設けたものである。
【0018】また、冷媒回路における運転所要の物理量
をそれぞれ検出する所定数の物理量検出手段と、物理量
検出手段に対応してそれぞれ接続され各物理量検出手段
で検出された物理量を入力するための所定数の入力部と
を有し、冷媒回路の冷媒状態を変化させる制御部品を、
入力部から入力された物理量に基づいて制御するように
構成されている冷凍サイクルシステムにおいて、所定数
の物理量検出手段のうち、特定の物理量検出手段が装着
されていた冷媒回路の被検出部位に、特定の物理量検出
手段からの物理量を用いて制御される特定の制御部品の
制御とは無関係の他の物理量検出手段が代替装着される
とともに、特定の物理量検出手段により検出された物理
量を用いることなく、かつ、他の物理量検出手段により
検出された物理量を代用して特定の制御部品を制御する
第3の制御部を備えているものである。
【0019】
【作用】この発明においては、点検作業にあたり、運転
所要の物理量検出手段とは別に冷媒回路の適宜部位に取
り付けられる予備物理量検出手段が、予備入力部に接続
される。すると、第1の制御部は、予備入力部からの適
宜部位での物理量を表示データに変換して第1の表示部
に出力する。そこで、第1の表示部は適宜部位の物理量
を表示する。従って、この表示内容は、点検作業者によ
り一層多くの運転情報として簡便に利用される。
【0020】また、制御切換手段により、制御が、予備
物理量検出手段で検出され予備入力部を経て入力された
物理量と入力部から入力された物理量とを用いて制御部
品を制御する予備物理量併用制御に切換えられると、第
2の制御部は、予備入力部からの入力を含めた物理量に
基づいて制御部品を制御する。これにより、制御部品は
より多くの情報をもとに制御される。
【0021】また、制御切換手段は手動による切換スイ
ッチで構成されている。従って、予備物理量併用制御へ
の切換が容易である。
【0022】また、制御切換手段は通信手段で構成され
ている。従って、予備物理量併用制御への切換動作が、
作業効率のよい遠隔操作で行われる。
【0023】また、故障判定手段により、予備物理量検
出手段で検出された物理量をも用いた運転制御の比較結
果に基づいて制御部品の故障が判定される。従って、よ
り多くの制御部品を対象とした故障判定が可能となる。
【0024】また、第2の表示部は、設定手段により予
め設定されており、かつ、予備物理量検出手段を装着す
べき冷媒回路の被検出部位を、故障判定動作に先立って
表示する。これにより、点検作業者に対して、被検出部
位が的確に示唆される。
【0025】また、特定の物理量検出手段からの物理量
を用いて制御される特定の制御部品の制御とは無関係
の、他の物理量検出手段が、特定の物理量検出手段が装
着されていた冷媒回路の被検出部位に代替装着される。
次に、第3の制御部は、特定の物理量検出手段により検
出された物理量を用いることなく、他の物理量検出手段
により検出された物理量を代用して特定の制御部品を制
御する。これにより、各物理量検出手段および入力部の
適用範囲や様とが拡大化される。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による実施例1を示す冷媒回
路図、図2は実施例1における制御ブロック図である。
この実施例による冷凍サイクルシステムは、図13、図
14に示した従来の冷凍サイクルシステムとほぼ同様の
構成であるので、同様の構成に係る詳細な説明は省略す
る。そして、冷凍サイクルシステムが従来システムと構
成の異なる点は、図2に示すように、冷媒回路の適宜部
位での冷媒温度(物理量)を検出する予備のサーミスタ
(図示省略)の検出温度データを入力できる予備入力部
22と、予備入力部22から入力された温度を表示する
表示部25(第1の表示部の一例)とを設けたことであ
る。また、制御部16(第1の制御部の一例)は、予備
入力部22から入力された適宜部位の冷媒温度を表示デ
ータに変換して表示部25に出力する機能を備えてい
る。通常、冷房運転時において、圧縮機1から出た高温
高圧のガス冷媒は四方切換弁2を通って熱源機側熱交換
器3に流れる。一方、暖房運転時は四方切換弁2の流路
が切り換わるため、圧縮機1から出た高温高圧の吐出ガ
ス冷媒は室内機11の利用側熱交換器5へと流れる。四
方切換弁2のこうした動きが正常に行われているかどう
か確認するには、四方切換弁2の出入口である図1のA
点ないしB点の冷媒温度を、予備のサーミスタで測定し
て表示部25で確認することにより、例えば冷房運転時
であればA点の温度が圧縮機1からの吐出ガス冷媒の温
度であるサーミスタ7の温度よりやや低く、暖房運転時
であればB点の温度がサーミスタ7の温度よりもやや低
ければ、正常であるという判断をすることで容易に実現
できる。このように、予備のサーミスタ等を装着できる
予備入力部22とその表示部25を備えたことにより、
点検者は小形の予備サーミスタを持つだけで、より多く
の部位の温度データを入手できるため、多くの情報から
詳細なデータを簡単に入手することが可能となり、空気
調和装置の点検作業性を向上させることができる。
【0027】実施例2.図3はこの発明による実施例2
を示す冷媒回路図、図4は実施例2における制御ブロッ
ク図である。この実施例による冷凍サイクルシステム
は、図13、図14に示した従来の冷凍サイクルシステ
ムとほぼ同様の構成であるので、同様の構成および制御
動作に係る詳細な説明は省略する。そして、この実施例
の冷凍サイクルシステムが異なる点は、予備の圧力セン
サ24(予備物理量検出手段の一例)を装着できる予備
入力部22、予備入力部22から入力された検出信号を
も用いて流量制御装置4等を制御する「予備物理量併用
制御」に切換えるための切換スイッチ23(制御切換手
段の一例)、表示部25、および作業者が別途準備した
予備の圧力センサ24を備えていることである。また、
制御部16(第2の制御部の一例)は、切換スイッチ2
3の切換状態が予備物理量併用制御に設定されている場
合は、予備入力部22からの入力も含めた検出信号に基
づいて流量制御装置4等を制御する機能を備えている。
【0028】図5は実施例2における制御フローチャー
トである。本実施例では、例えば流量制御装置4が故障
し、ある開度のままで固定されている場合を想定してい
る。図5におけるステップS19からステップS25ま
での処理は、従来例の図15で示したステップS1から
ステップS7までの処理と同様である。本実施例の場
合、ステップS27において切換スイッチ23がOFF
であれば、ステップS20に戻って従来例と同じ動作と
なるが、切換スイッチ23がONであれば予備入力部2
2から取り込んだ値による流量制御装置4の故障時の保
護制御を行うものと判断し、ステップS28に進む。ス
テップS28においては、予備入力部22より入力され
た圧力Ps(Psは圧縮機1の吸入部に取り付けられた
予備の圧力センサ24で検出された圧力)が圧縮機1の
許容吸入圧力Pnを超えていないかを判断する。もし、
Ps>Pnであれば、圧縮機1の循環量が増加して圧縮
機1内の潤滑油量が不足し低圧上昇により損傷に至ると
判断し、ステップS29で圧縮機1を強制停止させる。
そして、ステップS30では表示部25が強制停止の表
示を行う。ステップS28でPs>Pnでなければ、特
に運転継続させても問題ないものとしてステップS20
に進み、コントローラ15からOFF信号がないかぎり
そのまま運転を継続させる。このように予備の圧力セン
サ24の予備入力部22と、その検出圧力をも用いた運
転制御に変更するための切換スイッチ23とを設けて、
圧縮機1の吸入圧力を確認しながら制御することによ
り、かりに流量制御装置4が故障しても、低圧が許容圧
力を超えた場合には圧縮機1を停止させて圧縮機1の損
傷を未然に防ぐことができるので、故障した冷媒回路部
品を修理するまでの間も最低限の運転を確保するための
特別制御が可能となり、製品のコストを上昇させること
なく品質とサービス性を向上させることが可能となる。
【0029】実施例3.図6はこの発明の実施例3の制
御部を搭載した基板を示す説明図である。この実施例に
よる冷凍サイクルシステムは、図3乃至図5に示した実
施例2の冷凍サイクルシステムとほぼ同様の構成である
ので、同様の構成および制御動作に係る詳細な説明は省
略する。そして、この実施例の冷凍サイクルシステムが
異なる点は、図5のステップS27におけるスイッチの
ON/OFF状態を切り換える制御切換手段を、手動に
よる切換スイッチ23Aにより具現化したことがある。
図6は図4の一部を示しており、入力部17〜21、予
備入力部22、切換スイッチ23、手動のON/OFF
スイッチである切換スイッチ23A、表示部25が同じ
制御部16を構成する基板16A上に設けてある。ま
た、26は中継コネクタであり、作業者が準備した予備
の圧力センサ24のリード線を長くして、より遠い部位
の圧力検出に使用できるようにしている。このように予
備の圧力センサ24を用いた制御を行うための切換スイ
ッチ23を手動式としたことにより、切換操作が容易に
なるため、サービス性が向上する。
【0030】実施例4.図7はこの発明による実施例4
における制御ブロック図である。この実施例による冷凍
サイクルシステムは、図3乃至図5に示した実施例2の
冷凍サイクルシステムとほぼ同様の構成であるので、同
様の構成および制御動作に係る詳細な説明は省略する。
そして、この実施例の冷凍サイクルシステムが異なる点
は、図5のステップS27における切換スイッチのON
/OFF状態を切り換える手段を有線による通信手段で
行っていることである。図7において、27は機能切り
換え信号を対話方式で送信させ、制御部16から送信さ
れた信号により表示部25への表示内容と同じ内容を表
示できるプログラムを持ったコンピュータ、28はコン
ピュータ27の命令によって切り換え信号をシリアル信
号として送信し、制御部16からの信号を受信するコン
ピュータ側の送受信部(信号発信手段または信号受信手
段の一例)、29はシリアル信号を伝送する伝送線、3
0は送受信部28から送信された切り換え信号を制御部
16に伝え、制御部16からの信号を送受信部28に送
信する制御部側の送受信部(信号発信手段または信号受
信手段の一例)である。通常、基板16Aは風雨を避け
るためパネルなどで仕切られていて、切換スイッチ23
もこうしたパネルで囲まれていると、点検のたびにパネ
ルの取り付け・取り外しという同じ操作を繰り返すこと
になる。そこで、このように通信による制御切換手段を
備えることによって、送受信部30、伝送線29まで準
備しておけば、コンピュータ27と送受信部28とはす
ぐに接続できるので、パネルをいちいち取り外す必要が
なくコンピュータ27からの遠隔操作によってスイッチ
切換操作の実行や表示部25への表示内容の確認がで
き、点検のための準備時間が短縮化できてサービス性が
向上する。
【0031】実施例5.図8はこの発明による実施例5
における制御ブロック図である。この実施例による冷凍
サイクルシステムは、図1および図2に示した実施例1
の冷凍サイクルシステムとほぼ同様の構成であるので、
同様の構成および制御動作に係る詳細な説明は省略す
る。そして、この実施例の冷凍サイクルシステムが異な
る点は、予備入力部22に、作業者が持参した予備のサ
ーミスタ31が接続されていることである。この予備の
サーミスタ31は四方切換弁2の室内機11側の出口で
ある図1の点Bの温度を検出するように取り付けられて
いる。また、故障判定モードスイッチ32が制御部16
(故障判定手段の一例)に接続して設けられている。
【0032】図9は実施例5における制御フローチャー
トである。まず、ステップS31で故障判定モードスイ
ッチ32をONさせる。これにより、サーミスタ31を
用いた故障判定モードを開始する。ステップS32では
サーミスタ31による検出温度を入力している予備入力
部22の検出温度T31が所定範囲Rに入っているかど
うかを判断する。所定範囲Rは予備入力部22にサーミ
スタ31が接続されていない場合(オープン状態)に検
出される範囲に設定されており、所定範囲R内であれば
サーミスタ31が接続されていないものと判断し、ステ
ップS33においてサーミスタ未装着の表示を表示部2
5に出し、作業者にサーミスタ31の装着を促す。温度
T31が所定範囲R外であり、かつ、サーミスタ31が
接続されていれば、ステップS34、S35において停
止中のサーミスタ7,9の検出温度をそれぞれT7*,
T9*として記憶しておく。そして、ステップS37で
は流量制御装置4を開度Sjに開き、送風機8をON
し、圧縮機1を起動させる。そして、ステップS38で
冷媒の温度が変化したと見られる所定時間t分が経過し
たあと、ステップS39で圧縮機1の故障判定処理に入
る。ここでは、検出された吐出温度T7が起動前の吐出
温度T7*+所定温度a(目標物理量)よりも高けれ
ば、正常に起動して温度が上昇したものと判断し、ステ
ップS41において正常表示を表示部25に出力する。
もし、T7≦T7*+aであって吐出温度T7が上昇し
ていなければ、圧縮機1の起動不能あるいは回転不良と
判断し、ステップS40で異常表示を表示部25に出力
し、ステップS49で圧縮機1の停止制御を行う。圧縮
機1が正常であると判断された場合には、ステップS4
2において流量制御装置4の故障判定に入る。ステップ
S42ではサーミスタ9の検出温度T9を起動前の温度
T9*と比較する。四方切換弁2がOFFの状態で圧縮
機1が起動しているため、冷房サイクルで運転してい
る。よって、運転中は温度T9は低下するはずであるか
ら、所定温度差bを設定してT9<T9*−b(目標物
理量)になれば、正常に流量制御装置4が開いたものと
判断し、ステップS44で正常表示を表示部25に出力
する。もし、T9≧T9*−bであれば、流量制御装置
4が開いていない不具合であると判断し、ステップS4
3にて表示部25に流量制御装置4の異常表示を表示
し、ステップS49で圧縮機1を停止させる。流量制御
装置4が正常であれば、つぎはステップS45に進み、
四方切換弁2の故障判定を行う。温度T7、T9は本来
備わっているサーミスタ7,9により検出できるが、四
方切換弁2の前後には元々サーミスタが存在しないため
実施例のように予備のサーミスタ31の感温部を取り付
けている。続いて、ステップS45で四方切換弁2をO
Nさせ、暖房サイクルとする。暖房サイクルにおいて、
サーミスタ31の設置場所は高温のガス冷媒となるた
め、圧縮機1の出口から四方切換弁2までの配管からの
放熱分を考慮して温度T31は吐出温度T7より所定温
度差cまでは低くなっていると推定できる。よって、こ
のときに温度T31が放熱分を考慮したT7−c(目標
物理量)よりも高ければ、四方切換弁2が正常に切り換
わったものと判断し、ステップS48にて正常表示を表
示部25に表示する。T31≦T7−cであれば、四方
切換弁2の不具合と判断し、ステップS47で表示部2
5に四方切換弁2の異常表示を出力して、ステップS4
9で圧縮機1を停止させる。このように常設のサーミス
タ7,9に加え、予備のサーミスタ31を四方切換弁2
の出口につけ、自動的に運転させて故障判定することに
より、多くの主要部品の故障判定が可能となり、さらに
故障判定においては高度な知識を必要としないため、サ
ービス性の高い冷凍サイクルシステムを提供できる。
【0033】実施例6.図10はこの発明による実施例
6における制御フローチャートである。この実施例によ
る冷凍サイクルシステムは、図1、図8、図9に示した
実施例1、実施例5の冷凍サイクルシステムとほぼ同様
の構成であるので、同様の構成および制御動作に係る詳
細な説明は省略する。但し、この実施例の制御動作を行
う制御部16はこの発明にいう設定手段の機能を備えて
いる。図10において、まずステップS50で故障判断
モードスイッチ32をONさせる。これにより予備のサ
ーミスタ31を用いた故障判定モードの処理が開始され
る。ステップS51では予備のサーミスタ31の取付位
置(被検出部位の一例)を図1の冷媒回路上のB点にす
ることを指示する。この取付位置は制御部16で予め設
定されている。ここでは、例えば“SET B”と表示
部25(第2の表示部の一例)に表示される。B点にサ
ーミスタ31が取り付けられたことはステップS52の
処理によって判断される。すなわち、作業者が予備のサ
ーミスタ31の感温部をB点に取付け、サーミスタ31
からの出力を予備入力部22に入力することにより、サ
ーミスタ31の検出温度がその所定範囲Rから外れるた
め、サーミスタ31が取り付けられたものと判断でき
る。この他にも取付け完了入力スイッチ(図示せず)な
どを設け、これを用いてサーミスタ31の取付け作業が
完了したことを制御部16に入力させる方法もある。ス
テップS53以降の処理手順は、実施例5のステップS
34以降と同様である。このように、常設のサーミスタ
7,9に加え、予備のサーミスタ31を四方切換弁2の
出口につけるように促すための表示を行って、その後自
動的に運転させて故障判定することにより、冷凍回路部
品構成に係る作業者の知識が少なくても、表示部25で
的確に予備のサーミスタ31の取り付け位置を指示する
ので、点検作業効率を向上化できてサービス性の高い冷
凍サイクルシステムを提供できる。
【0034】実施例7.図11はこの発明による実施例
7における制御ブロック図、図12はその制御フローチ
ャートである。この実施例による冷凍サイクルシステム
は、図13、図14に示した従来の冷凍サイクルシステ
ムとほぼ同様の構成であるので、同様の構成に係る詳細
な説明は省略する。そして、この実施例の冷凍サイクル
システムが異なる点は、応急運転モードスイッチ33が
制御部16(第3の制御部の一例)に接続されたことで
ある。
【0035】図12のフローチャートを用いて説明する
と、ステップS68において応急運転モードスイッチ3
3がOFFの状態では、ステップS69、S70のよう
に、圧縮機1の吐出側に配備されているサーミスタ7で
検出された吐出温度T7が所定温度Tdmaxを超えれ
ば、圧縮機1が損傷する恐れがあるものとして圧縮機1
を停止させる。サーミスタ7に断線等の不具合があると
わかっている場合、新しいサーミスタを入手するまでの
間、代替として既存のサーミスタ10を使う。まず、サ
ーミスタ10を利用側熱交換器5の出口部分から取り外
して圧縮機1の吐出部分に取り付ける。このとき、入力
部18,21はそのままサーミスタ7とサーミスタ10
が接続されている。ここで、応急運転モードスイッチ3
3をONする。ステップ68では応急運転モードスイッ
チ33がONとなることによって(YES)、入力部2
1からの検出温度T10を圧縮機1の吐出温度データと
して扱い、ステップS71においてT10>Tdmax
であれば、圧縮機1を停止させる。本来、T10は利用
側熱交換器5出口での検出温度であるが、暖房運転時は
いずれの制御にも用いられないため、制御上は問題な
い。冷房運転時にはサーミスタ10は流量制御装置4の
制御に使用されているが、この場合にも応急運転モード
スイッチONになったときは流量制御装置4の開度を所
定開度に固定するような制御方式とすれば、充分な性能
は得られないものの、運転を続行させることは可能であ
る。このように、サーミスタ7に不具合がある場合に、
他のサーミスタ10を圧縮機1の吐出部に付け換えた
後、応急運転モードスイッチ33の切り替えによって、
入力部21からの入力を入力部18からの入力として取
り扱い、入力部18の入力は無効とすることにより、サ
ーミスタ7の交換部品が手配できるまでの間も、他のサ
ーミスタによって継続運転可能としたので、応急的な対
応ができ、製品の信頼性が向上する。すなわち、この実
施例における制御部16は、特定のサーミスタ7が装着
されていた冷媒回路の被検出部位に、サーミスタ7から
の検出温度を用いて制御される圧縮機1の制御とは無関
係の他のサーミスタ10を代替装着するとともに、サー
ミスタ7の検出温度を用いることなく、かつ、他のサー
ミスタ10からの検出温度を代用して圧縮機1を制御す
るのである。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
予備入力部を別に設けておき、冷媒回路の適宜部位で検
出された物理量を予備入力部を介して第1の表示部に表
示させるようにしたので、冷媒回路の適宜部位に係る物
理量を知ることもできて、より多くの運転情報を簡単に
利用することができる。従って、点検作業性を向上化で
きる。
【0037】また、予備物理量検出手段により検出され
た物理量をも用いて制御部品を制御する予備物理量併用
制御を、通常の制御から切換えて行えるようにしたの
で、より多くの情報をもとに制御することができる。こ
れにより、一層多彩な制御でシステムを運転させること
が可能となり、システムの信頼性とサービス性を向上化
することができる。
【0038】また、制御切換手段を手動による切換スイ
ッチで構成したので、特別な装置を用いることなく予備
物理量併用制御に容易に切換えることができる。従っ
て、システムのサービス性を向上化し得るとともに、正
確な点検を行えることから、システムの信頼性が向上す
る。
【0039】また、予備物理量併用制御に係る制御切換
信号の通信により制御を切換えるようにしたので、制御
切換えに係る遠隔操作が可能となる。従って、繰り返し
同じ点検作業を行う場合には作業時間を短縮でき、サー
ビス性がさらに向上する。
【0040】また、予備物理量検出手段で検出された物
理量をも用いた運転制御結果に基づいて制御部品の故障
を判定するようにしたので、より多くの制御部品を対象
とした故障判定が可能となり、システムのサービス性を
大きく向上させることができる。
【0041】また、予備物理量検出手段を装着すべき冷
媒回路の被検出部位を、故障判定動作に先立って第2の
表示部に表示させるようにしたので、十分に高度な知識
がなくても点検者に被検出部位を的確に示唆することが
できる。これにより、点検時間の短縮化につながるた
め、システムのサービス性が向上する。
【0042】また、特定の物理量検出手段が装着されて
いた冷媒回路の被検出部位に、他の物理量検出手段を代
替装着するとともに、特定の物理量検出手段により検出
された物理量は用いず、他の物理量検出手段により検出
された物理量を代用して特定の制御部品を制御するよう
にしたので、各物理量検出手段および入力部の適用範囲
や用途を拡大化できる。また、特定の物理量検出手段が
故障した場合でも故障に係る危険分散を図ることがで
き、暫時応急運転を行うこともできる。従って、システ
ムの信頼性を大きく向上化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施例1を示す冷媒回路図で
ある。
【図2】 実施例1における制御ブロック図である。
【図3】 この発明による実施例2を示す冷媒回路図で
ある。
【図4】 実施例2における制御ブロック図である。
【図5】 実施例2における制御フローチャートであ
る。
【図6】 この発明による実施例3の制御部を搭載した
基板を示す説明図である。
【図7】 この発明による実施例4における制御ブロッ
ク図である。
【図8】 この発明による実施例5における制御ブロッ
ク図である。
【図9】 実施例5における制御フローチャートであ
る。
【図10】 この発明による実施例6における制御フロ
ーチャートである。
【図11】 この発明による実施例7における制御ブロ
ック図である。
【図12】 実施例7における制御フローチャートであ
る。
【図13】 従来の冷凍サイクルシステムを示す冷媒回
路図である。
【図14】 従来システムにおける制御ブロック図であ
る。
【図15】 従来システムの圧縮機に係る制御フローチ
ャートである。
【図16】 従来システムの流量制御装置に係る制御フ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 圧縮機(制御部品)、2 四方切換弁(制御部
品)、4 流量制御装置(制御部品)、6 圧力センサ
(物理量検出手段)、7 サーミスタ(物理量検出手
段)、8 送風機(制御部品)、9 サーミスタ(物理
量検出手段)、10サーミスタ(物理量検出手段)、1
6 制御部、17,18,20,21 入力部、22
予備入力部、23 切換スイッチ、23A 手動による
切換スイッチ、24 予備の圧力センサ(予備物理量検
出手段)、25 表示部、28,30送受信部、31
予備のサーミスタ(予備物量検出手段)、33 故障判
定モードスイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 49/02 570 F25B 49/00 F25B 49/02 510

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒回路における運転所要の物理量をそ
    れぞれ検出する所定数の物理量検出手段と、前記物理量
    検出手段に対応してそれぞれ接続され各物理量検出手段
    で検出された物理量を入力するための所定数の入力部と
    を有し、前記冷媒回路の冷媒状態を変化させる制御部品
    を、前記入力部から入力された物理量に基づいて制御す
    るように構成されている冷凍サイクルシステムにおい
    て、前記冷媒回路の適宜部位での物理量を入力するため
    に前記入力部とは別に配備された予備入力部と、前記予
    備入力部から入力された前記適宜部位の物理量を表示デ
    ータに変換して出力する第1の制御部と、前記第1の制
    御部に接続して設けられ前記適宜部位の物理量を表示す
    る第1の表示部とを具備してなることを特徴とする冷凍
    サイクルシステム。
  2. 【請求項2】 冷媒回路における運転所要の物理量をそ
    れぞれ検出する所定数の物理量検出手段と、前記物理量
    検出手段に対応してそれぞれ接続され各物理量検出手段
    で検出された物理量を入力するための所定数の入力部と
    を有し、前記冷媒回路の冷媒状態を変化させる制御部品
    を、前記入力部から入力された物理量に基づいて制御す
    るように構成されている冷凍サイクルシステムにおい
    て、前記入力部とは別に配備される予備入力部と、前記
    予備入力部に着脱可能に接続されるとともに前記冷媒回
    路の適宜部位に装着されて当該部位の物理量を検出する
    予備物理量検出手段と、前記予備入力部から入力された
    物理量と前記入力部から入力された物理量とを用いて前
    記制御部品を制御する予備物理量併用制御に切換えるた
    めの制御切換手段と、前記制御切換手段の切換状態が前
    記予備物理量併用制御に設定されている場合は、前記予
    備入力部からの入力を含めた物理量に基づいて前記制御
    部品を制御する第2の制御部とを具備してなることを特
    徴とする冷凍サイクルシステム。
  3. 【請求項3】 制御切換手段が、手動による切換スイッ
    チで構成されていることを特徴とする請求項第2項記載
    の冷凍サイクルシステム。
  4. 【請求項4】 制御切換手段が、予備物理量併用制御に
    係る制御切換信号を発信する信号発信手段と、前記信号
    発信手段と通信可能に設けられ前記制御切換信号を受信
    して第2の制御部に出力する信号受信手段とで構成され
    ていることを特徴とする請求項第2項記載の冷凍サイク
    ルシステム。
  5. 【請求項5】 第2の制御部により各制御部品を制御し
    た際に物理量検出手段および予備物理量検出手段により
    それぞれ検出された物理量と、各物理量に対応して予め
    設定されている目標物理量との比較結果に基づいて、前
    記制御部品の故障判定を行う故障判定手段を設けたこと
    を特徴とする請求項第2項乃至第4項のいずれかに記載
    の冷凍サイクルシステム。
  6. 【請求項6】 予備物理量検出手段を装着すべき冷媒回
    路の被検出部位を予め設定する設定手段と、故障判定手
    段による制御部品の故障判定を行うにあたり前記設定さ
    れた冷媒回路の被検出部位を表示する第2の表示部とを
    設けたことを特徴とする請求項第5項記載の冷凍サイク
    ルシステム。
  7. 【請求項7】 冷媒回路における運転所要の物理量をそ
    れぞれ検出する所定数の物理量検出手段と、前記物理量
    検出手段に対応してそれぞれ接続され各物理量検出手段
    で検出された物理量を入力するための所定数の入力部と
    を有し、前記冷媒回路の冷媒状態を変化させる制御部品
    を、前記入力部から入力された物理量に基づいて制御す
    るように構成されている冷凍サイクルシステムにおい
    て、前記所定数の物理量検出手段のうち、特定の物理量
    検出手段が装着されていた前記冷媒回路の被検出部位
    に、前記特定の物理量検出手段からの物理量を用いて制
    御される特定の制御部品の制御とは無関係の他の物理量
    検出手段が代替装着されるとともに、前記特定の物理量
    検出手段により検出された物理量を用いることなく、か
    つ、前記他の物理量検出手段により検出された物理量を
    代用して前記特定の制御部品を制御する第3の制御部を
    備えていることを特徴とする冷凍サイクルシステム。
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