JP3630953B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の室外ユニットおよび複数台の室内ユニットからなり、制御系が同一の通信配線を介して接続された空気調和システムに係り、より詳しくは各室内ユニットに当該室内ユニットの属性を表すアドレスを自動設定可能な空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大型ビル等の空気調和システムには、複数の室外ユニットと各室外ユニットに複数の室内ユニットを組み合わせた構成が用いられる。これらの各室外ユニットおよび室内ユニットは互いに独立あるいは協働して運転されるため、制御系を連動させる必要がある。そのために、各室外ユニットおよび室内ユニットの制御系に一本の通信線を配線して必要なデータを各制御系に送信することが行われる。このようなシステムでは、一本の通信線に複数の室外ユニットおよび室内ユニットが接続されるため、室外ユニットと室内ユニットの対応関係を明確にする必要があり、この対応関係の明確化のために、各室内ユニットに対して当該室内自身を特定する識別符号であるアドレスを設定することが行われる。通常、このアドレスの設定はシステムの設置時に行われるが、設置作業員による手動設定では設定ミスが発生する場合があるため、自動設定が求められる。
【0003】
従来、アドレスの自動設定方法として、アドレス設定のために室外ユニットの圧縮機を運転して冷媒を室内ユニット側に供給し、例えば、圧縮機の運転前後で熱交換器温度が所定温度差以上変化した室内ユニットを検出して各室内ユニットにアドレスを設定するようにした方式が知られている(例えば、特開平6−147605号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の従来の空気調和装置では、設置現場で前記自動アドレス処理に従って室内ユニットにアドレスを自動設定した場合に設置現場の希望通りにアドレスが設定されない場合がある。この場合には、当該アドレスを設置現場の希望通りに振り直したいという要望があった。
【0005】
本発明は上記状況に鑑みなされたもので、任意の室内ユニットに対してアドレス変更を簡単に行うことのできる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、室外ユニットとこの室外ユニットに接続された1台もしくは複数台の室内ユニットとで構成される複数の冷媒系統を有する空気調和装置において、各冷媒系統の各室外ユニット及び各室内ユニットを接続する信号線と、前記信号線を介して各室内ユニットのアドレスを自動設定する自動設定手段と、前記複数台の室内ユニットのうち少なくとも1台に接続され、前記自動設定手段に前記室内ユニットのアドレスの自動設定を指示する信号入力手段を備え、前記信号入力手段は、前記自動設定手段によって自動設定されたアドレスを変更する手段であり、前記複数の冷媒系統のいずれか1つの冷媒系統を選択すると共に、この選択された冷媒系統に属する室内ユニットに既に自動設定されたアドレスの変更後のアドレスを仮アドレスとしてメモリーし、前記選択された冷媒系統に属する室内ユニットのアドレスの変更が完了した後、前記仮アドレスを一斉に正式アドレスに設定するグループ制御内アドレス変更手段と、前記自動設定手段によって自動設定されたアドレスを変更する手段であり、1つの冷媒系統に属する室内ユニットに既に自動設定されたアドレスの変更後のアドレスを仮アドレスとしてメモリーし、前記1つの冷媒系統に属する室内ユニットのアドレスの変更が完了した後、前記仮アドレスを一斉に正式アドレスに設定する操作を前記冷媒系統ごとに順次繰り返して、室内ユニットの各々に既に自動設定されたアドレスを変更する全部アドレス変更手段とを有し、前記グループ制御内アドレス変更手段と前記全部アドレス変更手段とが選択可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】
この発明では、信号入力手段を介してアドレスを変更できるので、当該アドレスを設置現場の希望通りに簡単に振り直すことができる。
【0009】
この発明では、設置作業者やサービス作業者が信号入力手段から、全部アドレス変更手段と、グループ制御内アドレス変更手段とのいずれかを選択することができる。全部アドレス変更手段を選択すれば、リンク配線を行っている場合には建屋全体の全室内ユニットのアドレスを一か所の信号入力手段から変更することができ、またグループ制御内アドレス変更手段を選択すれば、全体のシステムを停止することなくグループ制御内の室内ユニットに対してアドレスを変更でき、アドレス変更の作業性を向上できる。
【0011】
この発明では、仮アドレスとしてメモリーした後に、当該仮アドレスを一斉に正式アドレスに変更するので、仮アドレスとして変更した室内ユニットのアドレスに間違いがないかを確認することができ、仮アドレスを重複して設定することのないように設定することができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、信号入力手段はリモートコントローラである。
【0013】
この発明では、例えば設置作業者やサービス作業者が、リモートコントローラにおいて確認しながら全部アドレス変更処理あるいはグループ制御内アドレス変更処理を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る空気調和システムの全体を示す概略構成図であり、図2は室外ユニットおよび室内ユニット内の機器構成を示す概略図である。尚、これらの図において、冷凍サイクルは実線により示し、制御・通信回路は一点鎖線により示してある。
【0015】
図1に示したように、本実施形態の空気調和システムは、システム全体を制御・統括する集中コントローラ1と、共に集中コントローラ1に無極性2線方式のバスライン3を介してリンク配線接続された、多数台の室内ユニット5−1〜5−nと、第1〜第3室外ユニット7−1〜7−3とから構成されている。図中、9は室内ユニットにリモコンライン4を介して接続されたワイヤードリモートコントローラ(以下、リモコンと略称する)である。
【0016】
図2に示したように、室内ユニット5−1〜5−n側には、室内熱交換器21、電動ファン23、電動膨張弁25、電動フラップ27等が設置されている。また、室外ユニット7−1〜7−3側には、圧縮機31、電磁式の四方弁33、室外熱交換器35、電動ファン37、アキュムレータ39等が設置されている。冷媒回路を構成する機器は、ガス冷媒あるいは液冷媒の流通に供される冷媒配管41〜47により接続されている。
【0017】
各室内ユニット5−1〜5−n内には、室内側コントロールユニット(以下、室内側ECUと記す)61が設置されている。室内側ECU61はCPUを始め、入出力インタフェースやROM、RAM等から構成され、室内側ECU61では、入力インタフェースに室温Tr を検出する室温センサ81や、室内熱交換器21の冷房運転時における入口側および出口側の冷媒温度Tfi,Tfoを検出する第1,第2冷媒温度センサ83,85等が接続し、出力インタフェースに電動ファン23や電動膨張弁25、電動フラップ27等が接続している。
【0018】
一方、各室外ユニット7−1〜7−3内には、室外側コントロールユニット(以下、室外側ECUと記す)91が設置され、各リモコン9内にはリモコン側コントロールユニット(以下、リモコン側ECUと記す)93が設置されている。両ECU91,93は、室内側ECU61と略同様の構成を有しており、室外側ECU91には圧縮機31、四方弁33、電動ファン37の他、圧縮機31の吐出側冷媒圧力Pd を検出する圧力センサ93、外気温Ta を検出する外気温センサ95等が接続し、リモコン側ECU93には後述するディスプレイや各種スイッチが接続している。
【0019】
図4は、リモコン9の表示・操作部を示す正面図であり、図中の符号101は運転情報等の表示に供される液晶ディスプレイである。液晶ディスプレイ101には、左上方に制御対象となるユニットナンバ表示(系統表示103−室内ユニット表示105)、右中央に項目コード表示107、下方に設定データ表示109がそれぞれなされる。また、液晶ディスプレイ101の左側には、上から順に、ユニット選択スイッチ111、スイング/風向スイッチ113、タイマ設定スイッチ115、タイマ時間スイッチ117,119、セットスイッチ121、取消スイッチ123が配設されている。
【0020】
また、液晶ディスプレイ101の右側には、上から順に、運転切換スイッチ125、温度設定スイッチ127,129、風速切換スイッチ131、フィルタ交換ランプ133、そのリセットスイッチ135、試運転/点検スイッチ137が配設されている。更に、液晶ディスプレイ101の下部には、運転表示ランプ139と運転/停止スイッチ141とが配設されている。
【0021】
次に、冷房運転時における冷媒の流れを簡単に説明する。
【0022】
室外ユニット7−1〜7−3内では、冷媒配管47から圧縮機31に吸引されたガス冷媒が、断熱圧縮により高温高圧となって圧縮機31から吐出され、冷媒配管41、四方弁33、冷媒配管42を経由して室外熱交換器35に流入する。高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器35内を通過する間に外気により冷却され、凝縮することにより液冷媒となった後、冷媒配管43を経由して各室内ユニット5−1〜5−nの電動膨張弁25に流入する。
【0023】
液冷媒は、電動膨張弁25で流量を調整された後、冷媒配管44を経由して室内熱交換器21に流入する。液冷媒は、室内熱交換器21内を通過する間に気化してガス冷媒となり、気化潜熱により電動ファン23が送風した室内空気を冷却する。この際、室内側ECU61は、設定温度Ts と室温Tr との偏差に基づき電動ファン23の回転数(rpm )を制御すると共に、室内熱交換器21の入口側冷媒温度Tfiと出口側冷媒温度Tfoとの偏差が所定値(例えば、0〜1℃)となるように電動膨張弁25の開弁量(弁体駆動用ステップモータのステップ数)を制御する。室内熱交換器21内で気化したガス冷媒は、冷媒配管45から室外ユニット7−1〜7−3内の四方弁33、冷媒配管46を経由してアキュムレータ39に流入し、冷媒配管47から再び圧縮機31に吸引される。
【0024】
また、暖房運転時には、室外側ECU91により、四方弁33が破線で示すように切り換えられる。これにより、圧縮機31から吐出された高温高圧のガス冷媒が室内熱交換器21内で凝縮熱を放出して液冷媒となった後、室外熱交換器35に流入して外気から気化潜熱を吸収することになる。
【0025】
ところで、本実施形態では、前記構成の空気調和システムの建屋への設置にあたり、各室内ユニット5−1〜5−nに対して、当該室内ユニット5−1〜5−nの属性を表すアドレスの自動設定が行われる。
【0026】
図3に、この実施の形態における室内ユニットへのアドレス設定の基本的な手順を示す。まず、一つの室外ユニット(例えば、室外ユニット7−2)を暖房運転し(ステップS31)、この室外ユニット7−2の冷媒系統に属する各室内ユニット(例えば、室内ユニット5−21 〜5−25 )の室内熱交換器21に冷媒を循環させる。全ての室内ユニットについて順次、室内熱交換器21の温度変化を検出すし(ステップS32)、所定の温度変化を示す室内熱交換器21を内蔵する室内ユニットに対して運転中の室外ユニットに関するアドレスの割当てを行う(ステップS33)。ステップS32、S33の処理は、ステップS34にて全ての室内ユニットについて処理が実行されたと判定されるまで実行される。
【0027】
以上のアドレス設定手順は、任意の室外ユニットの室外側ECU91内に格納されたアドレス設定プログラムにより自動的に行われる。
【0028】
なお、アドレス設定に際して行われる運転モードとして暖房運転を用いる理由は、冷房運転時に比べて暖房運転の方が熱交換器の温度変化幅を大きく、したがって温度変化の有無の確定が明確であり、アドレス設定の信頼性が高いからである。しかしながら、温度変化幅が大きくとれる場合には冷房運転モードでアドレス設定することは可能である。
【0029】
本実施形態では、図3に従い設定された室内ユニットのアドレスをリモコン9を用いて変更することに特徴を有する。自動アドレス設定が行われた場合、設置現場の希望どうりにはアドレスが設定されていない場合がある。この場合、リモコン9を用いて室内ユニットのアドレスを現場の希望通りに変更して、整然とアドレスを設定し直したいという要望がある。
【0030】
この要望を実現するために、リモコン9を用いてのアドレス設定変更時には「全部アドレス変更」と「グループ制御GR内アドレス変更」とのいずれかの処理選択を可能とする。「全部アドレス変更」処理が選択されると、リンク配線されている全部の冷媒系統の室内ユニットのアドレスを変更する処理が行われ、「グループ制御GR内アドレス変更」処理が選択されると、ある冷媒系統のグループ制御GR(図1参照)配線内の室内ユニットのみのアドレスを変更する処理が行われる。
【0031】
図5は「全部アドレス変更」処理のフローを示す。通常リモコンモード時に、図4に示すリモコン9の試運転/点検スイッチ137とタイマー時間スイッチ119とが、例えば4秒以上押されると、アドレス変更モードに移行する(ステップS1)。アドレス変更モードに移行すると、リモコン側ECU93は室内側ECU61に、すなわち、バスライン3と全室内ユニットのリモコンライン4にシステム停止の信号を送信する(ステップS2)。ついで、ユニット選択スイッチ111とスイング/風向スイッチ113の押下により、冷媒系統(例えば、室外ユニット7−1)が選択され、セットスイッチ121の押下により、アドレスを変更する冷媒系統が確定される(ステップS3)。
【0032】
リモコン側ECU93は選択した冷媒系統内の全ての室内側ECU61に対して室内アドレスを要求し(ステップS4)、室内側ECU61から送信されてきた全ての室内アドレスをメモリーする(ステップS5)。リモコン9のユニット選択スイッチ111を押下する毎に、順次室内アドレスが呼び出されてリモコン9の液晶ディスプレー101に「現選択室内アドレス」として表示される(ステップS6)。
【0033】
リモコン側ECU93はリモコン9に表示中の室内ユニットにファンとフラップのオン信号を送信する(ステップS7)。設置作業員はアドレス変更対象の室内ユニットのファンとフラップの動作によりその位置を目視で確認することができる。設置作業員が、リモコン9のタイマー時間スイッチ117,119の押下により、現に選択中の室内ユニット5−1のアドレスを変更して、その変更したアドレスの設定完了操作を行うと、変更したアドレスが「仮アドレス」として当該室内ユニットに設定される(ステップS8)。
【0034】
ステップS6〜S8までの操作を繰り返して行うことにより、変更した室内ユニットのアドレスの重複設定等の間違いがないかを確認し、リモコン9の試運転/点検スイッチ137の押下により、同一冷媒系統の室内ユニットに対してアドレスの設定が完了する(ステップS9)。
【0035】
試運転/点検スイッチ137が押下されると、リモコン側ECU93は室内側ECU61に、アドレスリセット信号を送信し(ステップS10)、室内側ECU61は、変更された「仮アドレス」を「正式アドレス」として一斉に設定して確定する(ステップS11)。リモコン9の試運転/点検ボタン137の押下により、リモコン側ECU93はバスライン3にシステムリブート信号を送信し、アドレス変更モードを終了する。
【0036】
以上のようにして、リモコン9を用いて「全部アドレス変更」処理が選択されると、リンク配線されている全部の冷媒系統に接続された室内ユニットのアドレスを変更でき、簡単にアドレス変更を行うことができる。
【0037】
図6は「グループ制御GR内アドレス変更」処理のフローを示す。通常リモコンモード時に、リモコン9の試運転/点検スイッチ137とタイマー時間スイッチ119とが、例えば4秒以上押下されると、アドレス変更モードに移行する(ステップS20)。アドレス変更モードに移行すると、リモコン側ECU93はリモコンライン4を介して室内側ECU61にシステム停止信号を送信して、グループ内のシステムを停止させる(ステップS21)。
【0038】
リモコン9の操作によりグループ制御GR内の室内ユニットの中から変更したい室内ユニットが呼び出されて、リモコン9の液晶ディスプレー101に「現選択室内アドレス」として表示される(ステップS22)。選択された室内ユニットのファンとフラップとはオンされる(ステップS23)。
【0039】
その室内ユニットのアドレスの現データが呼び出され(ステップS24)、設置作業員はリモコン9の操作によりアドレスデータを変更し(ステップS25)、ステップS22〜S24を繰り返して、グループ制御GR内の室内ユニットのアドレス変更が完了したかを確認する。試運転/点検スイッチ137が押下されるとリモコン側ECU93は、グループ制御GR内の全ての室内ユニットと、その室内ユニットにつながる室外ユニットに対してシステムリブートを送信する(ステップS26)。システムリブート時において、変更した「仮アドレス」を「正式アドレス」に書き換えて終了する(ステップS27)。
【0040】
この実施形態では「グループ制御内アドレス変更」処理が選択されると、ある冷媒系統のグループ制御配線内の室内ユニットのみのアドレスが変更され、簡単にアドレス変更を行うことができる。
【0041】
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、運転設定の変更にリモコンを用いたが、専用の設定変更端末機等を用いるようにしてもよい。運転設定変更時の表示形態を始め、具体的な装置構成や制御手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0042】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、信号入力手段を介してアドレスを変更できるので、当該アドレスを設置現場の希望通りに簡単に振り直すことができる。
【0043】
請求項1記載の発明では、設置作業者やサービス作業者が信号入力手段から、全部アドレス変更手段と、グループ制御内アドレス変更処理とのいずれかを選択することができる。全部アドレス変更手段を選択すれば、リンク配線を行っている場合には建屋全体の全室内ユニットのアドレスを一か所の信号入力手段から変更することができ、またグループ制御内アドレス変更手段を選択すれば、全体のシステムを停止することなくグループ制御内の室内ユニットに対してアドレスを変更でき、アドレス変更の作業性を向上できる。
【0044】
請求項2記載の発明では、仮アドレスとしてメモリーした後に、当該仮アドレスを一斉に正式アドレスに変更するので、仮アドレスとして変更した室内ユニットのアドレスに間違いがないかを確認することができ、仮アドレスを重複して設定することのないように設定することができる。
【0045】
請求項3記載の発明では、例えば設置作業者やサービス作業者が、リモートコントローラにおいて確認しながら全部アドレス変更処理あるいはグループ制御内アドレス変更処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和システムの全体を示す概略構成図である。
【図2】室内ユニットおよび室外ユニット内の機器構成を示す概略図である。
【図3】自動アドレスの手順を示すフローチャートである。
【図4】リモコンの表示・操作部を示す正面図である。
【図5】全部アドレス変更処理の手順を示したフローチャートである。
【図6】グループ制御内アドレス変更処理の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 集中コントローラ
3 バスライン
4 リモコンライン
5−1〜5−n 室内ユニット
7−1〜7−3 室外ユニット
9 ワイヤードリモートコントローラ(リモコン)
61 室内側ECU
91 室外側ECU
93 リモコン側ECU
101 液晶ディスプレイ
Claims (2)
- 室外ユニットとこの室外ユニットに接続された1台もしくは複数台の室内ユニットとで構成される複数の冷媒系統を有する空気調和装置において、
各冷媒系統の各室外ユニット及び各室内ユニットを接続する信号線と、
前記信号線を介して各室内ユニットのアドレスを自動設定する自動設定手段と、
前記複数台の室内ユニットのうち少なくとも1台に接続され、前記自動設定手段に前記室内ユニットのアドレスの自動設定を指示する信号入力手段を備え、
前記信号入力手段は、
前記自動設定手段によって自動設定されたアドレスを変更する手段であり、前記複数の冷媒系統のいずれか1つの冷媒系統を選択すると共に、この選択された冷媒系統に属する室内ユニットに既に自動設定されたアドレスの変更後のアドレスを仮アドレスとしてメモリーし、前記選択された冷媒系統に属する室内ユニットのアドレスの変更が完了した後、前記仮アドレスを一斉に正式アドレスに設定するグループ制御内アドレス変更手段と、
前記自動設定手段によって自動設定されたアドレスを変更する手段であり、1つの冷媒系統に属する室内ユニットに既に自動設定されたアドレスの変更後のアドレスを仮アドレスとしてメモリーし、前記1つの冷媒系統に属する室内ユニットのアドレスの変更が完了した後、前記仮アドレスを一斉に正式アドレスに設定する操作を前記冷媒系統ごとに順次繰り返して、室内ユニットの各々に既に自動設定されたアドレスを変更する全部アドレス変更手段とを有し、
前記グループ制御内アドレス変更手段と前記全部アドレス変更手段とが選択可能に構成されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記信号入力手段はリモートコントローラであることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
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