JPH06121187A - 高品位テレビジョン受像器のクロック同期化回路 - Google Patents

高品位テレビジョン受像器のクロック同期化回路

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JPH06121187A
JPH06121187A JP4271321A JP27132192A JPH06121187A JP H06121187 A JPH06121187 A JP H06121187A JP 4271321 A JP4271321 A JP 4271321A JP 27132192 A JP27132192 A JP 27132192A JP H06121187 A JPH06121187 A JP H06121187A
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circuit
signal
voltage
controlled oscillator
horizontal synchronizing
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JP4271321A
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Yoshihiro Hori
吉宏 堀
Noburo Ito
修朗 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力されるMUSE信号の水平同期信号とし
て使用するクロック信号の制御精度を向上させ、ジッタ
成分を小さくすること。 【構成】 MUSE方式により帯域圧縮され、かつ、A
/D変換された高品位テレビジョン信号中の水平同期信
号と、電圧制御発振器13から発生されるクロック信号
との分周結果とを位相比較回路9で位相比較し、その比
較出力から前記電圧制御発振器13の制御電圧を制御電
圧発生回路11で発生させ、保持回路12を介して前記
電圧制御発振器13に入力する。一方、基準波形発生回
路22で発生した基準となる水平同期信号パターンと入
力MUSE信号の水平同期信号部の波形パターンの相関
を相関演算回路10で求める。入力されるMUSE信号
の水平同期信号波形と基準となる水平同期信号波形との
相関が所定の範囲外となったとき、保持回路12によっ
て制御電圧を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MUSE方式により帯
域圧縮された高品位テレビジョン信号(以下、単に『M
USE信号』という)を受信する高品位テレビジョン受
像器のクロック同期化回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MUSE方式により帯域圧縮された高品
位テレビジョン信号のクロック同期化回路の従来例とし
ては、例えば、1985年テレビジョン学会の全国大会
予稿集第377頁乃至第378頁に記載されており公知
である。その構成は図3のようになっている。
【0003】図3は従来の高品位テレビジョン受像器の
クロック同期化回路の回路構成図である。
【0004】図3において、位相比較回路9は、A/D
変換されたMUSE信号の水平同期信号部分と後述の第
1分周回路14からの内部水平同期信号HD1(=3
3.75KHz)との位相誤差を検出する。そして、位
相比較回路9で得られた位相誤差信号が制御電圧発生回
路11で位相誤差信号をその位相誤差に対応した振幅の
電圧値に変換した後、それをクロック信号発生用の電圧
制御発振器(VCO)13の制御電圧として与える。そ
して、この電圧制御発振器13からのクロック信号は第
1分周回路14により分周され、伝送サンプリング周波
数としての前述の内部水平同期信号HD1が生成され
る。
【0005】また、前記A/D変換後のMUSE信号中
のフレームパルスFP2がフレームパルス検出回路16
で検出され、このフレームパルスFP2と第2分周回路
15で作成された内部フレームパルスFP1(=30H
z)がフレームパルス比較回路17により位相比較さ
れ、その比較結果によって第1分周回路14及び第2分
周回路15をそれぞれリセットするようになっている。
【0006】前記位相比較回路9は、具体的には、例え
ば、図4のように構成される。
【0007】図4は従来の高品位テレビジョン受像器の
クロック同期化回路で使用された位相比較回路9の回路
構成図である。
【0008】図4において、1a,1b,1c,1dは
それぞれ1クロック周期の遅延時間を有する遅延素子で
あり、図中のA点とE点の出力信号(ディジタル値)を
加算器3で加算し、また、図中のC点の値を乗算器2で
2倍した後、減算器4で乗算器2で2倍した値と前記加
算器3の加算結果との出力との差をとる。この差信号は
Dフリップフロップ5において内部水平同期信号HD1
のタイミングで整形され、その整形後の信号が位相誤差
信号として図3の制御電圧発振回路13に出力されるの
である。なお、極性制御回路21はA/D変換後のMU
SE信号の水平同期信号部の極性を制御する。即ち、前
記極性制御回路21はライン単位で極性の異なる水平同
期信号部を一定にそろえるものである。
【0009】図5はA/D変換後のMUSE信号の水平
同期信号部の波形を示す水平同期信号波形説明図であ
る。
【0010】この波形中のcp4 ,cp5 ,cp6 ,c
p7 ,cp8 点にそれぞれ図4のA,B,C,D,E点
の値が対応したとき、内部水平同期信号HD1が発生
し、このときの位相差がゼロとなるようにクロックを再
生する内部水平同期信号HD1のタイミングが決められ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力M
USE信号としてMUSE−VTRやMUSEディスク
プレーヤ等の再生信号を用いる場合に、ドロップアウト
やサーチ等の特殊再生の影響で水平同期信号が欠落する
等の不具合が生ずると、ジッタ成分が大きくなる等によ
り、同期動作が不安定になる。
【0012】そこで、本発明は、入力されるMUSE信
号の水平同期信号として使用するクロック信号の制御精
度を向上させ、ジッタ成分を小さくした高品位テレビジ
ョン受像器のクロック同期化回路の提供を課題とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
高品位テレビジョン受像器のクロック同期化回路は、入
力された制御電圧によって、その出力のクロック信号の
繰返しパルス周波数を決定する電圧制御発振器と、MU
SE方式により帯域圧縮され、かつ、A/D変換された
高品位テレビジョン信号中の水平同期信号と前記電圧制
御発振器から発生されるクロック信号との分周結果とを
位相比較し、その比較出力から前記電圧制御発振器の制
御電圧を発生する制御電圧発生回路と、基準となる水平
同期信号パターンを発生する基準波形発生回路で発生し
た基準となる水平同期信号パターンと入力MUSE信号
の水平同期信号部の波形パターンの相関を求める相関演
算回路と、前記相関演算回路の出力に応じて前記電圧制
御発振器の制御電圧を保持する保持回路とを有するもの
である。
【0014】請求項2の発明にかかる高品位テレビジョ
ン受像器のクロック同期化回路は、入力された制御電圧
によって、その出力のクロック信号の繰返しパルス周波
数を決定する電圧制御発振器と、基準となる水平同期信
号パターンを発生する基準波形発生回路で発生した基準
となる水平同期信号パターンと入力MUSE信号の水平
同期信号部の波形パターンの相関を求める相関演算回路
と、MUSE方式により帯域圧縮され、かつ、A/D変
換された高品位テレビジョン信号中の水平同期信号と、
前記電圧制御発振器から発生されるクロック信号との分
周結果とを位相比較する位相比較回路の比較出力から前
記電圧制御発振器の制御値を算出し、前記相関演算回路
の出力と前記電圧制御発振器から発生されるクロック信
号の分周結果とに応じて、動作クロック信号を停止し、
制御電圧を保持するループフィルタと、前記ループフィ
ルタの出力の制御値をD/A変換して前記電圧制御発振
器に供給するD/A変換回路とを有するものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明においては、MUSE方式によ
り帯域圧縮され、かつ、A/D変換された高品位テレビ
ジョン信号中の水平同期信号と、電圧制御発振器から発
生されるクロック信号との分周結果とを位相比較回路で
位相比較し、その比較出力から前記電圧制御発振器の制
御電圧を制御電圧発生回路で発生させ、保持回路を介し
て前記電圧制御発振器に入力する。一方、基準波形発生
回路で発生した基準となる水平同期信号パターンと入力
MUSE信号の水平同期信号部の波形パターンの相関を
相関演算回路で求める。入力されるMUSE信号の水平
同期信号波形と基準となる水平同期信号波形との相関が
所定の範囲外となったとき、保持回路によって制御電圧
を保持する。したがって、入力されるMUSE信号の水
平同期信号波形と基準となる水平同期信号波形との相関
が所定の範囲外となったとき、電圧制御発振器に印加す
る制御電圧を保持することにより、入力されるMUSE
信号の水平同期信号として使用するクロック信号のタイ
ミングの乱れを抑制できるから、その制御精度を向上さ
せ、ジッタ成分を小さくすることができる。
【0016】請求項2の発明においては、基準波形発生
回路で発生した基準となる水平同期信号パターンと入力
MUSE信号の水平同期信号部の波形パターンの相関を
相関演算回路で求める。また、MUSE方式により帯域
圧縮され、かつ、A/D変換された高品位テレビジョン
信号中の水平同期信号と、電圧制御発振器から発生され
るクロック信号との分周結果とを位相比較回路で位相比
較する。前記位相比較回路の比較出力から前記電圧制御
発振器の制御値を算出し、その制御電圧を保持するルー
プフィルタとD/A変換回路とを介して前記電圧制御発
振器の入力とする。前記相関演算回路の出力と前記電圧
制御発振器から発生されるクロック信号の分周結果が所
定の範囲外となったとき、動作クロック信号を停止し、
ループフィルタによって制御電圧を保持する。したがっ
て、入力されるMUSE信号の水平同期信号波形と基準
となる水平同期信号波形との相関が所定の範囲外となっ
たとき、電圧制御発振器に印加する制御電圧をループフ
ィルタによって保持することにより、入力されるMUS
E信号の水平同期信号として使用するクロック信号のタ
イミングの乱れを抑制できるから、その制御精度を向上
させ、ジッタ成分を小さくすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例の高品位テレビジョン
受像器のクロック同期化回路について説明する。
【0018】図1は本発明の第一実施例の高品位テレビ
ジョン受像器のクロック同期化回路の回路構成図、図2
は本発明の第二実施例の高品位テレビジョン受像器のク
ロック同期化回路の回路構成図である。なお、図中、図
3及び図4に示した従来例と同一符号及び記号は従来例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示すもので
あるから、ここでは重複する説明を省略し、特に、従来
例と相違する構成のみを説明する。
【0019】図1に示す実施例においては、図4に示し
た従来例の高品位テレビジョン受像器のクロック同期化
回路構成に対して、基準波形発生回路22と相関演算回
路10と保持回路12とが追加されている。相関演算回
路10は、A/D変換されたMUSE信号の水平同期信
号部の波形パターンと基準波形発生回路22において発
生した基準となる水平同期信号の波形パターンとの相関
を演算し、演算された相関が予め定めた範囲内であれば
前記保持回路12に対して制御電圧発生回路11より出
力された制御電圧を電圧制御発振器13に入力し、相関
が予め定めた範囲以外であれば前記保持回路12に対し
て直前の制御電圧を保持するように指示する相関判定信
号Gを出力する。この相関判定信号Gにより保持回路1
2が動作する。
【0020】前記基準波形発生回路22としては、A/
D変換されたMUSE信号の水平同期信号部の波形パタ
ーンと原理的に一致するパルス波形を出力するもので、
通常初期状態でA/D変換されたMUSE信号の水平同
期信号部によって出力信号の引込みを行なう他励発振回
路、或いは単に基準周波数を出力する自走発振回路の使
用も可能である。
【0021】また、相関演算回路10は、A/D変換さ
れたMUSE信号の水平同期信号部の波形パターンと基
準波形発生回路22において発生した基準となる水平同
期信号の波形パターンとの位相差を検出し、その位相差
が所定の許容差内にあるか否かを判断するものである。
具体的には、過去複数回のA/D変換されたMUSE信
号の水平同期信号部の波形パターンと基準波形発生回路
22において発生した基準となる水平同期信号の波形パ
ターンとの位相差をメモリに格納しておき、その正しい
位相差を常に学習し、その位相差が所定の許容差内にあ
るか否かを判断する回路である。特に、このとき、基準
波形発生回路22に自走発振回路の使用が可能となる。
また、基準波形発生回路22に他励発振回路を使用した
場合には、通常状態でA/D変換されたMUSE信号の
水平同期信号部の波形パターンと基準波形発生回路22
において発生した基準となる水平同期信号の波形パター
ンとの位相差が最小となっているから、その位相差が所
定の位相差内にあるか否かを判断できる回路であればよ
い。そして、保持回路12は相関判定信号Gにより保持
するホールド回路またはサンプリングホールド回路の使
用が可能である。
【0022】図2に示す第二実施例においては、図3に
示した従来例の高品位テレビジョン受像器のクロック同
期化回路の制御電圧発生回路11を、ループフィルタ1
8とD/A変換回路19で構成し、基準波形発生回路2
2と相関演算回路10とループフィルタ用クロック信号
HD2を停止させるゲート20を追加したものである。
即ち、電圧制御発振器13を制御する制御電圧は、位相
比較回路9からの位相誤差信号をループフィルタ18及
びD/A変換回路19を通して与えられる。ループフィ
ルタ用クロック信号は内部水平同期信号HD1から少し
遅れた水平同期信号HD2であり、位相誤差信号をDフ
リップフロップ5において整形された後、ループフィル
タ18に取込むタイミング信号となる。相関演算回路1
0は、図1と同様に動作し、入力MUSE信号の水平同
期信号部の波形パターンと基準波形発生回路22から発
生した基準となる水平同期信号の波形パターンとの相関
を演算し、予め定めた範囲内であればゲート20を開
き、範囲外であればゲート20を閉じるように指示する
相関判定信号Gを出力する。この相関判定信号Gにより
ゲート20は動作し、水平同期信号HD2の有無によ
り、ループフィルタの動作を制御し、A/D変換された
MUSE信号の水平同期信号部の形状により電圧制御発
振器13の制御電圧の変化を制限する。
【0023】したがって、図1に示す第一実施例によれ
ば、MUSE方式により帯域圧縮され、かつ、A/D変
換された高品位テレビジョン信号中の水平同期信号部
と、電圧制御発振器13から発生されるクロック信号の
分周結果とを位相比較回路9で位相比較し、その位相比
較回路9の比較出力によって前記電圧制御発振器13の
制御電圧を保持回路12で保持し、入力された制御電圧
によって、その出力のクロック信号の繰返しパルス周波
数(位相)を決定する。一方、相関演算回路10は、A
/D変換されたMUSE信号の水平同期信号部の波形パ
ターンと基準波形発生回路22において発生した基準と
なる水平同期信号の波形パターンとの相関、即ち、位相
関係を演算し、演算された相関関係が予め定めた範囲内
であれば前記保持回路12に対して制御電圧発生回路1
1より出力された制御電圧を電圧制御発振器13に入力
し、相関が予め定めた範囲以外であれば前記保持回路1
2に対して直前の制御電圧を保持するように指示する相
関判定信号Gを出力する。これによって、保持回路12
は、A/D変換されたMUSE信号の水平同期信号部の
波形パターンと、基準波形発生回路22において発生し
た基準となる水平同期信号の波形パターンとの相関関係
が予め定めた範囲以外のとき、直前の制御電圧を継続保
持する。故に、A/D変換されたMUSE信号の水平同
期信号の位相が乱れたとき、電圧制御発振器13の制御
電圧の変化を制限し、電圧制御発振器13の制御電圧を
保持でき、入力MUSE信号の状態に拘束されることな
く、ジッタ成分の少ない安定した同期信号が得られる。
【0024】また、図2に示す第二実施例によれば、M
USE方式により帯域圧縮され、かつ、A/D変換され
た高品位テレビジョン信号中の水平同期信号部と、電圧
制御発振器13から発生されるクロック信号の分周結果
とを位相比較回路9で位相比較し、その位相比較回路9
の比較出力によって前記電圧制御発振器13の制御値を
ループフィルタ18で決定し、そのループフィルタ18
で決定された制御値をD/A変換回路19でD/A変換
して前記電圧制御発振器13に入力している。一方、相
関演算回路10は、A/D変換されたMUSE信号の水
平同期信号部の波形パターンと基準波形発生回路22に
おいて発生した基準となる水平同期信号の波形パターン
との相関、即ち、位相関係を演算し、演算された相関関
係が予め定めた範囲内であれば前記ループフィルタ18
より出力された制御電圧を電圧制御発振器13に入力
し、相関が予め定めた範囲以外であればループフィルタ
18に対して直前の制御電圧を保持するように指示する
相関判定信号Gを出力する。これによって、前記ループ
フィルタ18は、A/D変換されたMUSE信号の水平
同期信号部の波形パターンと、基準波形発生回路22に
おいて発生した基準となる水平同期信号の波形パターン
との相関関係が予め定めた範囲以外のとき、ゲート20
のクロック信号が停止されることにより、直前の制御電
圧を継続保持する。故に、A/D変換されたMUSE信
号の水平同期信号の位相が乱れたとき、電圧制御発振器
13の制御電圧の変化を制限し、電圧制御発振器13の
制御電圧を保持でき、入力MUSE信号の状態に拘束さ
れることなく、ジッタ成分の少ない安定した同期信号が
得られる。
【0025】なお、本実施例におけるゲート20のクロ
ック信号は、基準波形発生回路22が自走で所定のパル
スパターンを発生する回路であるから、第1分周回路1
4の出力とのANDによって電圧制御発振器13のクロ
ックパルスの引込みを行なっている。
【0026】ところで、上記実施例の電圧制御発振器1
3は、位相制御を前提に説明してきたが、本発明を実施
する場合には、入力された制御電圧によって、その出力
のクロック信号の繰返しパルス周波数を決定する電圧制
御発振器とすることができる。即ち、部分的にみれば位
相を制御するものであるが、繰返しパルス間隔からすれ
ば結果的に周波数の制御である。
【0027】また、上記実施例の位相比較回路9は、図
4に示すように、4クロック間の出力信号(ディジタル
値)を加算器3で加算し、また、中間点の値を乗算器2
で2倍した後、減算器4で乗算器2で2倍した値と前記
加算器3の加算結果との出力との差をとるものである
が、本発明を実施する場合には、MUSE方式により帯
域圧縮され、かつ、A/D変換された高品位テレビジョ
ン信号中の水平同期信号と、電圧制御発振器13から発
生されるクロック信号との分周結果とを位相比較するも
のであればよい。
【0028】そして、上記実施例の制御電圧発生回路1
1は、位相差を直接制御電圧に変換しているが、本発明
を実施する場合には、位相比較回路9の比較出力から電
圧制御発振器13の制御電圧を発生するものであればよ
い。
【0029】更に、上記実施例の基準波形発生回路22
は、本発明を実施する場合、自走発振回路または入力M
USE信号によってトリガされる他励発振回路とするこ
とができる。何れにせよ、基準となる水平同期信号パタ
ーンを有するパルスパターンを発生できればよい。
【0030】更にまた、上記実施例の相関演算回路10
は、基準波形発生回路22で発生した基準となる水平同
期信号パターンと入力MUSE信号の水平同期信号部の
波形パターンの相関を求めるものであるが、本発明を実
施する場合には、自己学習機能によって、所定以上の位
相差が発生したとき、電圧制御発振器13の制御電圧を
保持するように制御することができる。
【0031】加えて、上記実施例のループフィルタ18
は、本発明を実施する場合、位相比較回路9の比較出力
から電圧制御発振器13の制御値を算出し、前記相関演
算回路10の出力と前記電圧制御発振器13から発生さ
れるクロック信号の分周結果とに応じて動作を停止し、
制御電圧を保持する能力を有しておればよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の高品位
テレビジョン受像器のクロック同期化回路は、A/D変
換されたMUSE信号の水平同期信号部の波形パターン
と基準波形発生回路において発生した基準となる水平同
期信号の波形パターンとの相関を相関演算回路が演算
し、演算された相関関係が予め定めた範囲以外であれば
保持回路に対して直前の制御電圧を保持させる。したが
って、保持回路は、A/D変換されたMUSE信号の水
平同期信号部の波形パターンと基準波形発生回路におい
て発生した基準となる水平同期信号の波形パターンとの
相関関係が予め定めた範囲以外のとき、直前の制御電圧
を継続保持するから、A/D変換されたMUSE信号の
水平同期信号の位相が乱れたとき、電圧制御発振器の制
御電圧の変化を制限し、電圧制御発振器の制御電圧を保
持でき、入力MUSE信号の状態に拘束されることな
く、ジッタ成分の少ない安定した同期信号が得られる。
【0033】故に、入力されるMUSE信号の水平同期
信号波形と基準となる水平同期信号波形との相関を求
め、前記相関が所定の範囲以外に達したとき、電圧制御
発振器の制御電圧を保持するから、入力MUSE信号の
状態の影響を受け難い安定した動作を達成でき、高品位
テレビジョン信号受像器に実施して好適である。
【0034】請求項2の発明の高品位テレビジョン受像
器のクロック同期化回路は、A/D変換されたMUSE
信号の水平同期信号部の波形パターンと基準波形発生回
路において発生した基準となる水平同期信号の波形パタ
ーンとの相関を相関演算回路で演算し、演算された相関
関係が予め定めた範囲以外であればループフィルタに対
して直前の制御電圧を保持するように指示する相関判定
信号を出力する。これによって、前記ループフィルタ
は、A/D変換されたMUSE信号の水平同期信号部の
波形パターンと基準波形発生回路において発生した基準
となる水平同期信号の波形パターンとの相関関係が予め
定めた範囲以外のとき、直前の制御電圧を継続保持する
から、A/D変換されたMUSE信号の水平同期信号の
位相が乱れたとき、電圧制御発振器の制御電圧の変化を
制限し、電圧制御発振器の制御電圧を保持でき、入力M
USE信号の状態に拘束されることなく、ジッタ成分の
少ない安定した同期信号が得られる。
【0035】故に、入力されるMUSE信号の水平同期
信号波形と基準となる水平同期信号波形との相関を求
め、前記相関が所定の範囲以外に達したとき、電圧制御
発振回路の制御電圧を保持するから、入力MUSE信号
の状態の影響を受け難い安定した動作を達成でき、高品
位テレビジョン信号受像器に実施して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例の高品位テレビジョ
ン受像器のクロック同期化回路の回路構成図である。
【図2】図2は本発明の第二実施例の高品位テレビジョ
ン受像器のクロック同期化回路の回路構成図である
【図3】図3は従来の高品位テレビジョン受像器のクロ
ック同期化回路の回路構成図である。
【図4】図4は高品位テレビジョン受像器のクロック同
期化回路で使用された位相比較回路の回路構成図であ
る。
【図5】図5はA/D変換後のMUSE信号の水平同期
信号部の波形を示す水平同期信号波形説明図である。
【符号の説明】
9 位相比較回路 10 相関演算回路 11 制御電圧発生回路 12 保持回路 13 電圧制御発振器 18 ループフィルタ 19 D/A変換回路 22 基準波形発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された制御電圧によって、その出力
    のクロック信号の繰返しパルス周波数を決定する電圧制
    御発振器と、 MUSE方式により帯域圧縮され、かつ、A/D変換さ
    れた高品位テレビジョン信号中の水平同期信号と、前記
    電圧制御発振器から発生されるクロック信号との分周結
    果とを位相比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較出力から前記電圧制御発振器の
    制御電圧を発生する制御電圧発生回路と、 基準となる水平同期信号パターンを発生する基準波形発
    生回路と、 前記基準波形発生回路で発生した基準となる水平同期信
    号パターンと入力MUSE信号の水平同期信号部の波形
    パターンの相関を求める相関演算回路と、 前記相関演算回路の出力に応じて前記電圧制御発振器の
    制御電圧を保持する保持回路とを具備することを特徴と
    する高品位テレビジョン受像器のクロック同期化回路。
  2. 【請求項2】 入力された制御電圧によって、その出力
    のクロック信号の繰返しパルス周波数を決定する電圧制
    御発振器と、 基準となる水平同期信号パターンを発生する基準波形発
    生回路と、 前記基準波形発生回路で発生した基準となる水平同期信
    号パターンと入力MUSE信号の水平同期信号部の波形
    パターンの相関を求める相関演算回路と、 MUSE方式により帯域圧縮され、かつ、A/D変換さ
    れた高品位テレビジョン信号中の水平同期信号と、前記
    電圧制御発振器から発生されるクロック信号との分周結
    果とを位相比較する位相比較回路と、 前記位相比較回路の比較出力から前記電圧制御発振器の
    制御値を算出し、前記相関演算回路の出力と前記電圧制
    御発振器から発生されるクロック信号の分周結果とに応
    じて、動作クロック信号を停止し、制御電圧を保持する
    ループフィルタと、 前記ループフィルタの出力の制御値をD/A変換して前
    記電圧制御発振器に供給するD/A変換回路とを具備す
    ることを特徴とする高品位テレビジョン受像器のクロッ
    ク同期化回路。
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