JPH06120935A - タイミング抽出装置 - Google Patents

タイミング抽出装置

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JPH06120935A
JPH06120935A JP3023062A JP2306291A JPH06120935A JP H06120935 A JPH06120935 A JP H06120935A JP 3023062 A JP3023062 A JP 3023062A JP 2306291 A JP2306291 A JP 2306291A JP H06120935 A JPH06120935 A JP H06120935A
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JP
Japan
Prior art keywords
complex
signal
narrow band
timing
extraction device
Prior art date
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Pending
Application number
JP3023062A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Tanaka
孝一 田中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3023062A priority Critical patent/JPH06120935A/ja
Publication of JPH06120935A publication Critical patent/JPH06120935A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]デジタル処理信号処理にかかる装置の小型化、
低価格化、演算の高速化を可能とする。 [構成]複素狭帯域フイルタのC−BPF13は復調部
11で復調した複素信号を複素狭帯域でフイルタリング
し、複素狭帯域フイルタのC−BPF13’は復調部1
1で復調した複素信号を複素共役化装置12で複素共役
化した後に複素狭帯域でフイルタリングし、複素乗算器
14はC−BPF13、C−BPF13’でそれぞれフ
イルタリングした複素信号間の乗算によつてタイミング
波形を抽出する。このように、直流分を除去するフイル
タを使わずに済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デイジタル信号処理に
よるデータ復調装置等において、受信アナログ信号をA
/D変換器でデイジタル信号化する際のタイミング波形
を抽出するタイミング抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置においては、図3に
示されるように、データ復調装置の復調部31から出力
される複素信号からタイミング波形を抽出するために、
実部、虚部の信号をそれぞれ、ボーレイト周波数fB
1/TB の1/2が通過域中心周波数である狭帯域フイ
ルタ32,32’に通してから複素自乗回路33,3
3’で自乗し、更にfB が通過域中心周波数である狭帯
域フイルタ34,34’に通してから加算器35で加え
ることが行われている。
【0003】復調部31から出力された信号の実部S1R
(t)が狭帯域フイルタ32を通過した後の信号S
2R(t)を、
【0004】
【数1】
【0005】とすると、自乗回路33の出力信号S
3R(t)は、
【0006】
【数2】
【0007】となる。必要とされるタイミング波形は、
ボーレイト周波数の正弦波であるので、信号S3R(t)
から直流分A2 /2を除去する必要がある。そのため
に、信号S3R(t)を通過域中心周波数がfB である狭
帯域フイルタ34に通して、タイミング波形、
【0008】
【数3】
【0009】を得る。同様にして、復調部31から出力
された信号の虚部S1I(t)から、タイミング波形S4I
(t)を得ることができる。ところで、送信されるデー
タの内容によつては、復調部31の出力信号の実部もし
くは虚負の値が連続的に同じ値を得ることがある。
【0010】この場合、実部のみあるいは虚部のみの信
号を使つて、正弦波状のタイミング波形を得ることが困
難になる。そのため、復調部31から出力された信号の
実部S1R(t)と虚部S1I(t)から独立に抽出したタ
イミング波形S4R(t),S4I(t)を加算器35で加
算する方法が行われている。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記実施例では、周波数がfB /2である信号から、周波
数がfB である信号を得るために自乗回路33,33’
を使つているために、後段に直流分を除去するフイルタ
34,34’が必要となる。自乗回路33の出力S
3R(t)は周波数fB の近傍にスペクトルを持つので、
後段のフイルタ34は2fB より高いサンプリング周波
数で動作させなければならない。
【0012】そのため、復調部31以後の回路を2fB
より高いサンプリング周波数で動作させる必要がある。
これらのことが、デイジタル信号処理にかかる装置の小
型化、低価格化、演算の高速化を妨げるという欠点があ
つた。本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、デイジタル信
号処理にかかる装置の小型化、低価格化、演算の高速化
を可能とするタイミング抽出装置を提供する点にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係るタイミング抽出装置
は、タイミング抽出装置において、復調した複素信号を
複素狭帯域フイルタリングする第1のフイルタリング手
段と、前記復調した複素信号を複素共役化した後、複素
狭帯域フイルタリングする第2のフイルタリング手段
と、前記第1のフイルタリング手段でフイルタリングし
た複素信号と前記第2のフイルタリング手段でフイルタ
リングした複素信号との乗算を行つてタイミング波形を
抽出する抽出手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】かかる構成によれば、第1のフイルタリング手
段は復調した複素信号を複素狭帯域フイルタリングし、
第2のフイルタリング手段は復調した複素信号を複素共
役化した後、複素狭帯域フイルタリングし、抽出手段は
第1のフイルタリング手段でフイルタリングした複素信
号と第2のフイルタリング手段でフイルタリングした複
素信号との乗算を行つてタイミング波形を抽出する。
【0015】
【実施例】以下に、添付図面を参照して、本発明の好適
な実施例を詳細に説明する。 (第1の実施例)図4は図3の従来例の一変形例を示す
ブロツク図である。図4中、太線は複素信号、41は復
調部、42は通過域中心周波数がfB /2である狭帯域
フイルタ、43は複素共役をとる複素共役化装置、44
は複素乗算器をそれぞれ示している。また、45は通過
域中心周波数がfB であり直流を遮断するフイルタを示
している。
【0016】上記回路構成においては、乗算によつて直
流分が生じるため、本実施例においては、これを更に改
良して、乗算によつて直流分を生じない回路構成を得
る。図1は本発明に係るタイミング抽出装置の一実施例
の構成を示すブロツク図である。図1において、12は
複素共役をとる装置、13及び13’は通過域中心周波
数が+fB /2で遮断周波数が−fB /2である複素狭
帯域フイルタ、14は複素乗算器をそれぞれ示してい
る。
【0017】復調部11から出力された複素信号S1
(t)を複素狭帯域フイルタ13に通して得られた複素
信号S2 (t)と、S1 (t)の複素共役信号、即ち、
【0018】
【数4】
【0019】を複素狭帯域フイルタ13’に通して得ら
れた複素信号S3 (t)のスペクトルは、いずれも正の
周波数に集中している。したがつて、S2 (t)とS3
(t)を複素乗算器14で乗算して得られた複素信号S
4 (t)は直流分を含まないという結果が得られる。以
上説明したように、復調部出力信号及びその複素共役信
号を複素狭帯域フイルタリングし、それらを複素乗算す
ることによつて、直流分を除去するフイルタを使わず
に、タイミング波形を抽出することが可能になつた。
【0020】そのため、復調部出力以後の信号処理をボ
ー・レイト周波数の2倍のサンプリング周波数で行うこ
とができ、デイジタル信号処理にかかる装置の小型化、
低価格化、演算の高速化を図ることができる。 (第2の実施例)上述した第1実施例における複素狭帯
域フイルタ(図1参照)の伝達関数をH(z)とおき、
そのインパルス応答を連続域でh(t)とおく。
【0021】このとき、タイミング波形S4 (t)は、
【0022】
【数5】
【0023】と表される。*は、コンボリユーシヨンを
表す。上式は、
【0024】
【数6】
【0025】と変形できる。上式(5)を回路で表現す
ると図2の様になる。図2は第2の実施例によるタイミ
ング抽出装置の構成を示すブロツク図である。図2にお
いて、42は伝達関数がH(z)である複素狭帯域フイ
ルタ、42’は伝達関数が、
【0026】
【数7】
【0027】である複素狭帯域フイルタである。 (第3の実施例)第1及び第2の実施例において、得ら
れたタイミング波形は複素信号であつたが、最終段の複
素乗算器の出力を実部または虚部のみに簡略化してさし
つかえない。 (第4の実施例)上記第1〜第3の実施例の各装置をデ
イジタル・シグナル・プロセツサ(DSP)もしくはC
PUのソフトウエアによつて構成することも可能であ
る。
【0028】図5は第4の実施例によるソフトウエアの
動作を説明するフローチヤートである。この動作は、第
1の実施例をソフトウエアに適用した一例である。第4
の実施例の構成は、CPU、このCPUをプログラムに
より動作させるためのROM、ROM中のプログラムを
実行するためのワークエリアとして用いるRAM及び図
1の復調部を備える。
【0029】まず、復調部からのS1 (t)をRAMに
記憶し(ステツプS1)、S1 (t)に対してC−BP
F13対応のフイルタリングを行つて(ステツプS
2)、その結果であるS2 (t)をRAMに記憶する
(ステツプS3)。続いてRAMに記憶したS1 (t)
に対して複素共役化装置12対応の複素共役化を行い
(ステツプS4)、
【0030】
【数8】
【0031】を得る。これに対してさらにC−BPF1
3’対応のフイルタリングを行い(ステツプS5)、そ
の結果であるS3 (t)をRAMに記憶する(ステツプ
S6)。このようにして得たS2 (t)とS3 (t)を
RAMより読み出し、複素乗算器14対応の乗算処理を
施す(ステツプS7)。このようにソフトウエア処理し
ても、同様の直流成分を含まない複素信号S4(t)を
得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直流分を除去するフイルタを使わずに、タイミング波形
を抽出することが可能になつた。そのため、復調部出力
以後の信号処理をボー・レイト周波数の2倍のサンプリ
ング周波数で行うことができ、デイジタル信号処理にか
かる装置の小型化、低価格化、演算の高速化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイミング抽出装置の一実施例の
構成を示すブロツク図である。
【図2】第2の実施例によるタイミング抽出装置の構成
を示すブロツク図である。
【図3】従来例によるタイミング抽出装置の構成を示す
ブロツク図である。
【図4】図3の従来例の一変形例を示すブロツク図であ
る。
【図5】第4の実施例によるソフトウエアの動作を説明
するフローチヤートである。
【符号の説明】
11,21,31,41 復調部 12,23,43 複素共役化装置 13,13’,22,22’ 複素狭帯域フイルタ 14,24,33,33’,44 複素乗算器 32,32’,42,45 フイルタ 35 加算器
【手続補正書】
【提出日】平成3年4月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】と変形できる。上式(5)を回路で表現す
ると図2の様になる。図2は第2の実施例によるタイミ
ング抽出装置の構成を示すブロツク図である。図2にお
いて、22は伝達関数がH(z)である複素狭帯域フイ
ルタ、22’は伝達関数が、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミング抽出装置において、復調した複
    素信号を複素狭帯域フイルタリングする第1のフイルタ
    リング手段と、前記復調した複素信号を複素共益化した
    後、複素狭帯域フイルタリングする第2のフイルタリン
    グ手段と、前記第1のフイルタリング手段でフイルタリ
    ングした複素信号と前記第2のフイルタリング手段でフ
    イルタリングした複素信号との乗算を行つてタイミング
    波形を抽出する抽出手段とを備えることを特徴とするタ
    イミング抽出装置。
  2. 【請求項2】前記タイミング波形は、アナログ/デジタ
    ル変換処理のサンプリングのため使用されることを特徴
    とする請求項1記載のタイミング抽出装置。
  3. 【請求項3】前記抽出手段で抽出される信号は、実部、
    虚部のいずれか一方であることを特徴とする請求項1記
    載のタイミング抽出装置。
  4. 【請求項4】前記第1のフイルタリング手段、前記第2
    のフイルタリング手段、前記抽出手段をソフトウエアに
    よつて構成したことを特徴とする請求項4記載のタイミ
    ング抽出装置。
JP3023062A 1991-02-18 1991-02-18 タイミング抽出装置 Pending JPH06120935A (ja)

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JP3023062A JPH06120935A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 タイミング抽出装置

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WO2005006694A1 (ja) * 2003-07-11 2005-01-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. タイミング抽出装置及び方法並びにそのタイミング抽出装置を備えた復調装置
CN117111109A (zh) * 2023-08-28 2023-11-24 南京威翔科技有限公司 一种用于低空监视的时序控制方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990524