JPH06120780A - 受信機 - Google Patents

受信機

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JPH06120780A
JPH06120780A JP29635292A JP29635292A JPH06120780A JP H06120780 A JPH06120780 A JP H06120780A JP 29635292 A JP29635292 A JP 29635292A JP 29635292 A JP29635292 A JP 29635292A JP H06120780 A JPH06120780 A JP H06120780A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EONサービスが実施されても、これに対応
できるPTYサーチを実現する。 【構成】 メモリに登録されている周波数データNにし
たがって受信周波数帯を順にスキャンする。このスキャ
ンによる放送の受信時、RDSデータのPTYコード
と、リスナの入力したPTYコードとを比較する。両P
TYコードが一致したとき、このときの受信周波数に関
する情報nを記憶する。RDSデータがEONサービス
のデータを有するときには、このデータに含まれるPT
Yコードと、リスナの入力したPTYコードとを比較す
る。両PTYコードが一致したとき、EONサービスの
データに含まれるPTYコードの対応する受信周波数に
関する情報nを記憶するとともに、この記憶した情報n
に該当する受信周波数の受信をスキップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はRDSデータを利用す
る受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパにおけるFM放送局の中に
は、RDSサービスを行っている局がある。このRDS
サービスは、本来のオーディオ信号にRDSデータを付
加して放送するものである。そして、そのRDSデータ
は、放送局や番組などに関するデジタルデータの集まり
であり、このRDSデータには、 PIコード ・・・ 放送局の識別コード PSデータ ・・・ 放送局名を示す文字データ PTYコード ・・・ 番組の種類の識別コード などのデータが含まれている。
【0003】なお、PTYコードは、ニュース、ポップ
ス、教育、スポーツ、インフォメーションなどの番組の
種類を5ビットのコードで示している。
【0004】そして、このRDSデータにエラー訂正用
のエンコード処理が行われ、このエンコード処理の行わ
れたRDSデータにより、周波数が57kHz(これは、ス
テレオパイロット信号の周波数19kHzの3倍の値)のサ
ブキャリア信号が平衡変調され、その被変調信号が、モ
ノラル信号あるいはステレオコンポジット信号に加算さ
れて周波数多重化され、この多重化信号がFM波により
送信される。
【0005】したがって、RDSデータを利用すること
により、特定の放送局や特定の番組などを受信したり、
交通情報などを得ることができる。
【0006】例えば、PTYコードを利用する場合に
は、スポーツを放送している放送局を順にサーチすると
ともに、そのサーチした放送局をメモリに順に記憶し、
以後、その記憶した放送局の中から好みの内容、例えば
スポーツの中でもサッカーの放送を選局する、というよ
うな選局が可能となる(以下、このようにPTYコード
を使用したサーチ及び記憶の処理を、「PTYサーチ」
と呼ぶ)。
【0007】ところで、RDSサービスには、上記の基
本機能に対して、EONサービスと呼ばれる機能が追加
されるようになった。
【0008】すなわち、例えば、BBC−R1局がRD
Sサービスの基本機能だけのときには、上述のように、
そのBBC−R1局は自局のRDSデータだけを送信し
ている。しかし、BBC−R1局がEONサービスを行
っているときには、そのBBC−R1局のRDSデータ
に加えて、BBC−R2局やBBC−Kent局などのPI
コードやPTYコードなども一緒に送信する。つまり、
EONサービスを実施している放送局は、自局のRDS
データに加えて、自局に関連する他局のRDSデータの
一部も一緒に送信する。
【0009】したがって、このEONサービスを利用で
きれば、さらに便利でカスタマーフレンドリーな受信機
を構築することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ある放送局
の受信状態から次の放送局を選局し、PTYコードによ
りその放送局の番組の種類を判別するには、1秒以上の
時間を必要とする。そして、ヨーロッパにおけるFM放
送の周波数帯は87.5〜108 MHzで、周波数間隔は50kHz
なので、FM放送は平均して100 局程度受信することが
できる。したがって、FM放送の全帯域をPTYサーチ
すると、100 秒以上の時間がかかってしまう。
【0011】また、FM放送を100 局程度受信すること
ができると、PTYサーチを行ったとき、かなりの数の
放送局がPTYサーチの結果としてメモリに記憶される
ことになるが、その記憶される放送局の局数を予測する
ことは不可能である。また、番組の内容や時間によって
も、PTYサーチの結果の局数は大きく異なる。
【0012】したがって、PTYサーチの結果を記憶す
るメモリの容量を例えば30局分としておくと、PTYサ
ーチを行った場合、FM放送帯をすべてPTYサーチし
ないうちにメモリがいっぱいになってしまうことがあ
る。
【0013】しかも、メイン局とサテライト局とのよう
に、まったく同じ内容の番組を異なる周波数で放送して
いる場合があり、このような場合も、そのメイン局とサ
テライト局との両方が、PTYサーチの結果としてメモ
リに記憶されるので、見かけ上、メモリに記憶できる放
送局の数が減ってしまう。
【0014】もちろん、記憶用のメモリの容量を十分に
大きくしておけば、すべてのPTYサーチの結果をメモ
リに記憶できるが、メモリの使用効率が悪くなってしま
う。また、メイン局とサテライト局とのように、同じ内
容の番組でも周波数の異なる放送局は、すべて記憶され
るので、PTYサーチの結果に対して選局を行ったと
き、同じ番組が選択されることがあり、使い勝手が悪く
なってしまう。
【0015】さらに、RDSサービス、特にEONサー
ビスは、ヨーロッパの各国や放送局の事情により、過渡
的な状態にある。このため、メーカがEONサービスに
100%対応した受信機を発売しても、EONサービスが
例えば20%程度しか実施されていない国、あるいはEO
Nサービスがまったく実施されていない国で、その受信
機を使用すると、PTYサーチが一部の放送局に対して
機能しなかったり、あるいはまったく機能しないという
事態が発生する。
【0016】したがって、受信機がEONサービスに10
0 %対応していても、ユーザから見れば、PTYサーチ
を100 %使用することのできない不完全な受信機を購入
したことになる。
【0017】この発明は、以上のような問題点を一掃し
ようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】ところで、シンセサイザ
方式の受信機について考えると、このシンセサイザ方式
の受信機には、一般にプリセット機能が用意されてい
る。すなわち、普段よく受信する放送局について、その
受信周波数のデータをメモリに記憶しておくことがで
き、所定のキーを押すと、その記憶しておいたデータの
放送局を直ちに選局できるようにされている。
【0019】また、PTYサーチについて考えると、P
TYサーチを行う場合、このPTYサーチは、普段よく
受信する放送局について行えば十分であり、普段受信し
ないような放送局に対してPTYサーチを行う必要はな
い。
【0020】この発明は、以上のような点に着目し、プ
リセットされている放送局に対してのみ、RDSサービ
スの基本機能及びEONサービスのデータを使用してP
TYサーチを行うようにしたものである。
【0021】すなわち、この発明においては、各部の参
照符号を後述の実施例に対応させると、メモリ44に登
録されている周波数データNにしたがって受信周波数帯
を順にスキャンし、このスキャンによる放送の受信時、
RDSデータS33のPTYコードと、リスナの入力した
PTYコードとを比較し、両PTYコードが一致したと
き、このときの受信周波数f12に関する情報nを記憶
し、RDSデータS33がEONサービスのデータを有す
るときには、このデータに含まれるPTYコードと、リ
スナの入力したPTYコードとを比較し、両PTYコー
ドが一致したとき、EONサービスのデータに含まれる
PTYコードの対応する受信周波数に関する情報nを記
憶するとともに、この記憶した情報nに該当する受信周
波数の受信をスキップするようににしたものである。
【0022】
【作用】メモリ44に登録されているデータにしたがっ
て、PTYサーチが実行される。そして、このPTYサ
ーチ時、EONサービスの実施されている放送局が選局
されたときには、そのEONサービスのデータにより、
EONサービスの行われている放送局のPTYコードが
チェックされるとともに、そのEONサービスの行われ
ている放送局に対する本来のPTYサーチはスキップさ
れる。
【0023】
【実施例】図1においては、10はシンセサイザ方式に
構成されたFM放送の受信回路を示し、アンテナ11の
受信信号が電子同調方式のアンテナ同調回路12に供給
されて目的とする周波数f12のFM放送波信号S12が取
り出される。
【0024】そして、この信号S12が、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数f21が、例えば、 f21=f12+10.7[MHz] ・・・ (1) の発振信号S21が取り出され、この信号S21がミキサ回
路14に局部発振信号として供給され、信号S12は中間
周波信号S14(中間周波数は10.7MHz)に周波数変換さ
れる。
【0025】そして、この中間周波信号S14が、中間周
波アンプ15を通じてFM復調回路16に供給されてオ
ーディオ信号(モノラル信号あるいはステレオコンポジ
ット信号)S17と、RDSデータにより変調された被変
調信号S31とが取り出され、オーディオ信号S17が、ロ
ーパスフィルタ17及び低周波アンプ18を通じてスピ
ーカ19に供給される。
【0026】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号S21が、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給されるとともに、発振回路24
から基準周波数、例えば周波数50kHzの発振信号が取り
出され、この発振信号が比較回路23に供給され、その
比較出力がローパスフィルタ25を通じてVCO21に
その制御電圧として供給される。また、フィルタ25の
出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供給され
る。
【0027】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号S21の周波数
f21は、 f21=N×50[kHz] =N×0.05[MHz] ・・・ (2) となり、(1) 、(2) 式から f12=N×0.05−10.7[MHz] となる。
【0028】したがって、分周比Nを、1964〜2374の間
において、「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数f
21が、98.2MHz〜118.7 MHzの間を50kHzの間隔で変化
するので、受信周波数f12は、87.5MHz〜108.0 MHzの
周波数帯を50kHzの周波数ステップで、かつ、分周比N
に対応して変化することになる。
【0029】さらに、40はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、41はそのCPU、42
は各種の処理ルーチン及び例えば図2〜図5に示す処理
ルーチン100が書き込まれているROM、43はワー
クエリア用のRAM、44は各種のデータを記憶するた
めのメモリで、これらメモリ42〜44はシステムバス
49を通じてCPU41に接続されている。
【0030】この場合、メモリ44は、電気的に消去及
び書き込みのできるROMとされ、あるいは、図示はし
ないが、電池によりバックアップされたRAMとされて
いる。すなわち、メモリ44は不揮発性メモリとされ、
電源をオフにしたときでも、書き込まれたデータを保持
できるようにされている。
【0031】そして、このメモリ44には、例えば図6
に示すようなデータテーブルDTBLが用意されている。す
なわち、このデータテーブルDTBLは、全体が30局分のエ
リアA00〜A29に分割されている。そして、エリアA00
〜A29には、放送を受信するための周波数データとして
分周比Nと、PSデータ(局名の文字データ)と、PI
コード(局の識別コード)と、PTYコード(番組の種
類のコード)とが、1組ずつ登録されている。
【0032】さらに、エリアA00〜A29には、フラグPT
YF、SKPFも用意されている。この場合、リスナの希望す
る種類の番組を放送している放送局があると、その放送
局のデータが登録されているエリアのフラグPTYFが
“1”となるものである。また、PTYサーチを行う必
要のない放送局では、その放送局のデータが登録されて
いるエリアのフラグSKPFが“1”となるものである。
【0033】図6のテーブルDTBLは、エリアA00、A0
1、A02にBBCの各局の各データが登録されていると
ともに、エリアA03にXYZ局の各データが登録されて
いる場合である。なお、BBCの各局は、RDSサービ
スのEONサービスまで実施しているが、XYZ局はR
DSサービスの基本機能のみ実施しているものとする。
【0034】さらに、この例においては、図7に示すよ
うに、データテーブルDTBLは、10エリアごとに分割さ
れ、エリアA00〜A09がAページ、エリアA10〜A19が
Bページ、エリアA20〜A29がCページとされる。
【0035】また、45は出力ポート、46は入力ポー
ト、47はキーインターフェイス回路、48はディスプ
レイコントローラで、これら回路45〜48はシステム
バス49を通じてCPU41に接続されている。そし
て、ポート45は分周回路22に接続され、後述するプ
ログラムが実行されて分周回路22に分周比Nがセット
される。
【0036】さらに、復調回路16からの信号S31がバ
ンドパスフィルタ31を通じて復調回路32に供給され
てRDSデータS32が復調され、このRDSデータS32
がデコーダ回路33においてエラー訂正が行われたRD
SデータS33とされ、このRDSデータS33がポート4
6に供給される。また、中間周波アンプ15から中間周
波信号S14の一部が検出回路35に供給されて中間周波
信号S14の有無が検出され、その検出信号S35がポート
46に供給される。
【0037】また、キーインターフェイス回路47に
は、操作キーとして、アップキーKUP、ダウンキーKD
W、ページキーKPG、メモリキーKMM、PTYサーチキ
ーKPT、ダイレクトキーKDI、「0」〜「9」の数字キ
ーKN0〜KN9が接続され、ディスプレイコントローラ4
8には、受信状態などを表示する表示手段としてLCD
51が接続される。
【0038】なお、キーKUP〜KN9は、いずれもノンロ
ックタイプのプッシュスイッチにより構成されている。
また、これらキーKUP〜KN9の使用法あるいは用途につ
いては、後述から明きらかとなるが、図7に示すよう
に、ページキーKPGを押すごとに、データテーブルDTBL
のA〜Cページが、A→B→C→A→B→…のように、
1ページずつ順に、かつ、サイクリックに選択されると
ともに、その選択されたページに属する10エリアのうち
の1つのエリアが、数字キーKN0〜KN9により選択され
るものである。
【0039】したがって、例えば、 エリアA00は、AページでキーKN0 エリアA11は、BページでキーKN1 エリアA29は、CページでキーKN9 とによりそれぞれ選択される。
【0040】そして、この受信機の各動作は、マイコン
40により制御されて次のように実行される。
【0041】《PTYサーチ》PTYサーチを行う場合
には、まず、PTYサーチキーKPTを押す。
【0042】すると、CPU41の処理がルーチン10
0のステップ101からスタートし、次にステップ10
2において、キー入力待ちとなる。そこで、アップキー
KUPあるいはダウンキーKDWを押すと、CPU41の処
理はステップ102からステップ103に進み、このス
テップ103において、ステップ102のキー入力がチ
ェックされ、そのキー入力がアップキーKUPあるいはダ
ウンキーKDWのときには、処理はステップ103からス
テップ104に進む。
【0043】そして、このステップ104において、変
数DPTが「1」だけインクリメントあるいはディクリメ
ントされる。この場合、変数DPTは、リスナが番組の種
類を指定するためのデータであり、PTYコードにより
指定できる番組の種類のうち、変数DPTと等しい値のP
TYコードの示す種類の番組が、結果として選択される
ものである。また、ステップ104において、変数DPT
の値が、PTYコードの最大値(=31)あるいは最小値
(=0)を越えたときには、最小値あるいは最大値とさ
れる。
【0044】続いて、CPU41の処理はステップ10
5に進み、このステップ105において、変数DPTにし
たがったキャラクタデータがコントローラ48に供給さ
れ、例えば図8に示すように、LCD51には、変数D
PTに対応して「SPORTS」などの番組の種類を指定する文
字51Aが表示され、その後、処理はステップ102に
戻る。
【0045】したがって、アップキーKUPあるいはダウ
ンキーKDWを押すと、その押すごとに、変数DPTが変化
するとともに、その変数DPTの値に対応して、LCD5
1に表示されている番組の種類を示す「SPORTS」などの
文字51Aが、次の文字あるいは前の文字に変更され
る。
【0046】そして、PTYサーチを希望する(番組の
種類を示す)文字51AがLCD51に表示されたと
き、PTYサーチキーKPTを再び押すと、CPU41の
処理はステップ103からステップ111に進み、この
ステップ111において、変数nが、n=0にクリアさ
れるとともに、データテーブルDTBLのフラグPTYF、SKPF
がすべて“0”にリセットされる。なお、変数nは、デ
ータテーブルDTBLのエリアA00〜A29を指定する変数で
あり、PTYサーチ時、n=0〜29の間で変化する。
【0047】次に、ステップ112において、変数nの
示すエリアAnのフラグSKPFが、“0”であるか“1”
であるかがチェックされる。
【0048】そして、今の場合、SKPF=“0”とすれ
ば、処理はステップ112からステップ113に進み、
このステップ113において、データテーブルDTBLのう
ち、変数nの示すエリアAnから、そのエリアAnに書
き込まれている分周比Nが読み出され、この読み出され
た分周比Nがポート45を通じて可変分周回路22にセ
ットされ、受信回路10は、その分周比Nに対応した周
波数f12の受信状態とされる。
【0049】例えば、n=0で、変数nがエリアA00を
示していれば、このエリアA00からN=2190が読み出さ
れ、これがポート45を通じて可変分周回路22にセッ
トされる。したがって、この場合には、f12=98.8MHz
となり、BBC−R1局が選局される。
【0050】そして、次に、ステップ114において、
デコーダ33の出力信号をチェックすることにより、現
在受信中の放送局がRDSサービスを行っているかどう
かがチェックされる。
【0051】そして、RDSサービスを行っているとき
には、処理はステップ114からステップ115に進
み、このステップ115において、デコーダ33から得
られるRDSデータS33に含まれるPTYコードが変数
DPTと等しいかどうか、すなわち、現在受信されている
放送の番組の種類がリスナの希望しているものであるか
どうかがチェックされ、希望している種類のときには
(PTYコード=DPTのときには)、処理はステップ1
15からステップ116に進み、このステップ116に
おいて、データテーブルDTBLのうち、このときの変数n
の示すエリアAnのフラグPTYFが“1”にセットされ、
その後、処理はステップ117に進む。
【0052】また、ステップ115において、受信され
ている放送の番組の種類がリスナの希望している種類で
はないときには(PTYコード≠DPTのときには)、処
理はステップ115からステップ117に進む。
【0053】そして、このステップ117において、デ
コーダ33の出力信号をチェックすることにより、現在
受信中の放送局がEONサービスを行っているかどうか
がチェックされ、現在受信中の放送局がEONサービス
を行っていないときには、処理はステップ117からス
テップ125に進む。
【0054】また、ステップ114において、現在受信
中の放送局がRDSサービスを行っていないときには、
処理はステップ114からステップ125に進む。
【0055】そして、ステップ125において、変数n
が「1」だけインクリメントされ、その後、ステップ1
26において、n<30であるかどうかがチェックされ、
n<30のときには処理はステップ126からステップ1
12に戻る。
【0056】したがって、もし、データテーブルDTBLの
フラグSKPFのすべてが“0”であり、かつ、データテー
ブルDTBLに登録されている放送局のすべてが、EONサ
ービスを行っていない場合には、ステップ112〜11
7、125、126が繰り返される。そして、この繰り
返しにより、変数nが「1」ずつ大きくなり、データテ
ーブルDTBLに登録されている分周比Nの放送局が、1局
ずつ順に選局されていくとともに、その選局された放送
局の番組の種類が、リスナの希望している種類のときに
は、データテーブルDTBLのエリアA00〜A29のうち、そ
の放送局の分周比Nの登録されているエリアAnのフラ
グPTYFが“1”にセットされる。
【0057】一方、図6に示すように、データテーブル
DTBLにEONサービスを実施している放送局が登録され
ている場合には、その放送局が選局され、ステップ11
7において、EONサービスの実施がチェックされたと
き、処理はステップ117からステップ121に進む。
【0058】そして、このステップ121において、こ
のときデコーダ33から出力されているRDSデータS
33から、これに含まれるEONサービスのPTYコード
及びPIコードが取り出され、この取り出されたPTY
コードが、エリアA00〜A29のうち、取り出されたPI
コードと等しいPIコードの登録されているエリアに登
録される。
【0059】ただし、この例においては、データテーブ
ルDTBLに登録されていないPIコードが、EONサービ
スのデータに含まれていても、そのPIコード及びPT
Yコードは無視される。したがって、データテーブルDT
BLに登録されていないPIコード及びPTYコードが、
EONサービスのデータにより追加登録されることはな
い。
【0060】例えば、n=0で、ステップ113により
BBC−R1局を選局している場合には、EONサービ
スにより、BBC−R2局、BBC−Kent局及びBBC
−R3局など他のBBC局のPIコード及びPTYコー
ドが得られる。しかし、データテーブルDTBLには、BB
C−R1局、BBC−R2局、BBC−Kent局が登録さ
れているので、そのBBC−R2局、BBC−Kent局の
PTYコードが、更新される(ここでいう「更新」に
は、RTYコードの値が実質的に変化しない場合も含
む。以下同様)。
【0061】そして、次にステップ122において、テ
ーブルDTBLのエリアA00〜A29のうち、ステップ121
によりPTYコードの更新されたエリアのフラグSKPF
が、“1”にセットされる。今の場合、BBC−R2
局、BBC−Kent局のPTYコードが更新されているの
で、これらの放送局のデータが登録されているエリアA
01、A02のフラグSKPF、SKPFが“1”にセットされる次
に、ステップ123において、データテーブルDTBLのP
TYコードのうち、ステップ121により更新されたP
TYコードが変数DPTと比較される。今の場合、ステッ
プ121においてBBC−R2局、BBC−Kent局のP
TYコードが更新されているので、これらBBC−R2
局、BBC−Kent局のPTYコードが、変数DPTと比較
される。そして、PTYコードが図6の状態であるとと
もに、変数DTPが「3」であるとすれば、BBC−2局
のPTYコードが変数DTPと一致する。
【0062】続いて、ステップ124において、ステッ
プ123の比較結果のうち、変数DTPと一致したPTY
コードの登録されているエリアのフラグPTYFが“1”に
セットされ、その後、処理はステップ125に進む。今
の場合、ステップ123においてBBC−2局のPTY
コードが変数DTPと一致しているので、ステップ124
においては、このBBC−2局の登録されているエリア
A01のフラグPTYFが“1”にセットされる。
【0063】こうして、例えば、図6のデータテーブル
DTBLであって、DTP=3の状態であれば、BBC−R1
局が選局されたときに、DTP=3に該当するBBC−2
局のデータが登録されているエリアA01のフラグPTYFが
“1”にセットされる。また、BBC−R1局によりE
ONサービスされているBBC−R2局、BBC−Kent
局ののデータが登録されているエリアA01、A02のフラ
グSKPF、SKPFが“1”にセットされる。
【0064】すなわち、ステップ117、121〜12
4によれば、EONサービスを実施している放送局(例
えば、BBC−R1局)を選局した場合には、その選局
した放送局によりEONサービスされている放送局(B
BC−R2局、BBC−Kent局)のデータの登録されて
いるエリアA01、A02のフラグSKPF、SKPFが“1”にセ
ットされる。また、EONサービスされている放送局
が、希望する種類の番組を放送しているかどうかが、P
TYコードによりチェックされ、該当する番組を放送し
ている放送局(BBC−2局)のデータエリアA01のフ
ラグPTYFが“1”にセットされる。
【0065】そして、以後、n≧30になるまで、ステッ
プ112〜126の処理が繰り返されるが、ステップ1
25において、例えばn=1となり、処理がステップ1
25からステップ126を通じてステップ112に進む
と、今の場合、n=1の示すエリアA01のフラグSKPFは
“1”にセットされているので、処理はステップ112
からステップ125に進む。また、n=2のときも、対
応するエリアA02のフラグSKPFは“1”にセットされて
いるので、処理はステップ112からステップ125に
進む。
【0066】すなわち、EONサービスされている放送
局を選局した場合には、そのEONサービスされている
放送局のフラグSKPFが“1”にセットされているので、
その放送局の選局は、ステップ112によりスキップさ
れる。
【0067】そして、選局がスキップされても、そのス
キップされた放送局については、ステップ123によ
り、PTYコードと変数DTPとの一致・不一致の比較結
果がフラグPTYFに納められている。
【0068】こうして、ステップ112〜126によれ
ば、PTYサーチの結果が、放送局ごとに、フラグPTYF
にセットされる。また、そのPTYサーチは、EONサ
ービスされている放送局に対しては、フラグSKPFにした
がって、スキップされる。
【0069】そして、データテーブルDTBLに登録されて
いるすべての放送局のデータについて以上の処理が行わ
れると、このとき、ステップ125によりn=30とされ
ているので、CPU41の処理はステップ126からス
テップ131に進み、このステップ131において、変
数n、CNTRが、n=0、CNTR=0にクリアされる。な
お、変数CNTRは、データテーブルDTBLにおいて、“1”
とされたフラグPTYFの数を知るためのものである。
【0070】そして、次にステップ132において、デ
ータテーブルDTBLのエリアA00〜A29のうち、変数nの
示すエリアAnからフラグPTYFが取り出されるととも
に、その取り出されたフラグPTYFが“0”であるか
“1”であるかがチェックされる。そして、PTYF=
“1”のときには、処理はステップ132からステップ
133に進み、このステップ133において、変数nの
値がRAM43のバッファエリアにスタックされる。
【0071】続いて、ステップ134において、変数CN
TRが「1」だけインクリメントされ、次にステップ13
5において、変数nが「1」だけインクリメントされ、
その後、ステップ136において、n<30であるかどう
かがチェックされ、n<30のときには、処理はステップ
136からステップ132に戻る。
【0072】また、ステップ132において、変数nの
示すエリアAn取り出されたフラグPTYFが、PTYF=
“0”のときには、処理はステップ132からステップ
135に進む。
【0073】したがって、n≧30になるまで、ステップ
132〜136が繰り返されるとともに、データテーブ
ルDTBLのエリアA00〜A29のうち、PTYF=“1”である
エリアを示す変数nが、RAM43のバッファエリアに
順にスタックされる。すなわち、RAM43のバッファ
エリアには、PTYサーチによりサーチされた放送局の
データの登録されているエリアを示す変数nがスタック
される。また、このとき、そのスタックされた変数nの
数が、変数CNTRによりカウントされる。
【0074】そして、データテーブルDTBLに登録されて
いる放送局のデータについて以上の処理が行われると、
このとき、ステップ135によりn=30とされているの
で、CPU41の処理はステップ136からステップ1
41に進む。なお、このステップ136までの処理が、
PTYサーチである。
【0075】《PTYサーチの結果を利用した選局》P
TYサーチキーKPTを押すと、上述のようにPTYサー
チが実行され、その後、CPU41の処理はステップ1
41に進むが、このステップ141において、変数iが
i=0にクリアされ、次にステップ142において、R
AM43にスタックされている第i番目の変数nが取り
出される。そして、ステップ143において、データテ
ーブルDTBLのエリアA00〜A29のうち、ステップ142
で取り出された変数nの示すエリアから、ここに登録さ
れている分周比Nが取り出され、この取り出された分周
比Nがポート45を通じて可変分周回路22にセットさ
れる。
【0076】したがって、この時点から、データテーブ
ルDTBLのエリアA00〜A29のうち、RAM43の第i番
目にスタックされている変数nの示すエリアの分周比N
の放送局が選局される。
【0077】続いて、ステップ144において、データ
テーブルDTBLのエリアA00〜A29のうち、ステップ14
2で取り出された変数nの示すエリアAnから、ここに
登録されている放送局名を示すPSデータが取り出さ
れ、このPSデータがコントローラ48に供給される。
また、RAM43から、これにスタックされているすべ
て変数nが取り出され、この取り出された変数nが、図
7のA〜Cページ及びキーKN0〜KN9を示す文字データ
に変換されてからコントローラ48に供給される。こう
して、LCD51には、例えば図9Aに示すように、P
TYサーチの結果が表示される。
【0078】すなわち、コントローラ48に供給された
PSデータにより、ステップ143において選局された
放送局の局名を示す文字51Bが表示される。また、変
数nから変換された文字データにより、(その変数nが
示す)エリアAnに対応するページ及び数字キーKNj
(j=0〜9のいずれか)が、文字51C、51Dによ
り表示される。なお、文字51Cは、文字51Bにより
局名が表示されている放送局のデータの登録されている
ページ及び数字キーKNjを示す。また、この場合、この
文字51A〜51Dの表示は、点滅表示とされる。
【0079】したがって、今の場合、ステップ142〜
144により、リスナの希望している番組の種類を放送
している放送局のうち、第1番目の放送局が選局され、
また、その放送局などに関する情報が表示されたことに
なる。
【0080】さらに、CPU41の処理はステップ14
4に続いてステップ145に進み、このステップ145
において、ステップ143が実行されてから例えば4秒
が経過したかどうかがチェックされ、経過していない場
合には、CPU41の処理はステップ145からステッ
プ146に進み、このステップ146において、キーK
UPが押されたかどうかがチェックされ、押されていない
ときには、処理はステップ146からステップ145に
戻る。こうして、ステップ143が実行されると、続い
てステップ145、146により4秒間にわたってキー
KUPがモニタされる。
【0081】そして、その4秒の間にキーKUPが押され
ると、処理はステップ146からステップ147に進
み、このステップ147において、変数iが「1」だけ
インクリメントされ、次にステップ148において、i
≦CNTRであるかどうかがチェックされ、i≦CNTRのとき
には、処理はステップ148からステップ142に戻
る。
【0082】したがって、今の場合、ステップ142、
143により、PTYサーチした結果の第2番目の放送
局が選局されるとともに、ステップ144により、LC
D51には例えば図8Bに示すように、その第2番目の
放送局などについての情報が点滅表示される。
【0083】また、ステップ148において、i>CNTR
になったときには、処理はステップ148からステップ
141に進み、i=1とされる。
【0084】したがって、ステップ142〜144によ
り選局及び表示が行われてから4秒以内に(このとき、
LCD51の表示は点滅している)、キーKUPを押す
と、RAM43にスタックされている変数nにしたがっ
て、PTYサーチによりサーチされた放送局が、次々
に、かつ、繰り返し選局されていく。
【0085】こうして、ある放送局を選局し、そのまま
キーKUPを押さないでいると、ステップ143が実行さ
れてから4秒が経過したとき、処理はステップ145か
らステップ151に進み、このステップ151におい
て、CPU41からコントローラ48に所定のコマンド
が供給され、これによりLCD51の表示はそれまでの
点滅表示から、その表示内容を変更しないで、例えば図
8Cに示すように、連続表示に変更される。そして、そ
の後、ステップ152によりこのルーチン100を終了
する。
【0086】したがって、PTYサーチ後、LCD51
が点滅表示している期間に、キーKUPを押せば、PTY
サーチした結果の放送局の中でも、さらにリスナの希望
する放送内容の放送局を選局することができる。例え
ば、スポーツを放送している放送局をPTYサーチし、
その中でも、サッカーを放送している放送局を選局する
ことができる。そして、その選局後、キーKUPを押さず
にそのままにしておけば、その選局状態が確定される。
【0087】こうして、 PTYサーチキーKPTを押す。
【0088】 キーKUPあるいはKDWにより、希望す
る番組の種類を選択する。
【0089】 もう一度、PTYサーチキーKPTを押
す。
【0090】という操作を行うと、データテーブルDTBL
に登録されている放送局を対象にしてPTYサーチが実
行される。
【0091】そして、さらに、 キーKUPを押す。
【0092】という操作を行うと、キーKUPを押すごと
に、で選択した番組の種類の放送局を、さらに選択し
て希望する放送内容の放送局を選局することができる。
【0093】《プリセットされている局の選局》これ
は、一般的な選局であり、データテーブルDTBLに登録さ
れている放送局を選局する場合である。そして、これ
は、ページキーKPG及び数字キーKN0〜KN9により行
う。
【0094】すなわち、ページキーKPGを押すと、その
押すごとに、図7に示すように、データテーブルDTBLの
ページが、1ページずつ順に、かつ、サイクリックに選
択されるとともに、このとき、その選択されたページを
示す文字がLCD51に表示される。
【0095】そして、希望する放送局の分周比Nの書き
込まれているページが選択されたら、数字キーKN0〜K
N9のうちの、その希望する放送局に対応する数字キーK
Njを押す。すると、データテーブルDTBLのエリアA00〜
A29のうち、ページキーKPGにより選択されたページ
の、数字キーKNjにより指定されたエリアから、そのエ
リアに書き込まれている分周比Nが読み出され、この読
み出された分周比Nがポート45を通じて可変分周回路
22にセットされる。
【0096】さらに、選局した放送局がRDSサービス
を行っている場合には、データテーブルDTBLのうち、先
に分周比Nを読み出したエリアから送局名を示すPSデ
ータが読み出され、このPSデータがコントローラ48
に供給され、LCD51には、その放送局名が表示され
る。
【0097】したがって、ページキーKPG及び数字キー
KN0〜KN9により、データテーブルDTBLに登録されてい
る放送局を選局することができる。
【0098】《ダイレクト選局》これは、受信周波数f
12を示す数字を直接入力して、その周波数f12を選局す
る場合である。そして、この場合には、まず、ダイレク
トキーKDIを押し、次に受信したい周波数f12を示す数
字を数字キーKN0〜KN9から直接入力し、その後、再び
ダイレクトキーKDIを押す。例えば、90MHzを受信した
いときには、ダイレクトキーKDI、「9」キーKN9、
「0」キーKN0、ダイレクトキーKDIを順に押す。
【0099】そして、そのようなキー操作を行うと、そ
の数字キーKN0〜KN9により入力された数値の示す周波
数f12が分周比Nに変換され、その分周比Nがポート4
5を通じて可変分周回路22にセットされる。
【0100】したがって、ダイレクトキーKDI及び数字
キーKN0〜KN9により、任意の周波数f12を直接指定し
て選局をすることができる。また、選局した放送局がR
DSデータを送信している場合には、デコーダ33のR
DSデータD32から放送局名を示すPSデータが取り出
され、このPSデータがコントローラ48に供給され、
LCD51には、その放送局名が表示される。
【0101】《スキャン受信》これは、FM放送波帯を
スキャンしていき、放送波信号を受信できたら、その受
信を続ける場合である。そして、この場合には、アップ
キーKUPあるいはダウンキーKDWを押す。
【0102】すると、可変分周回路22の分周比Nが、
そのときの値から「1」ずつインクリメントあるいはデ
ィクリメントされ、これにより、受信周波数f12が50k
Hzずつ上昇あるいは下降していく。そして、ある受信周
波数f12のとき、放送波信号S12が受信されると、中間
周波信号S15が得られ、この信号S12が受信されたこと
が、検出信号S35によりマイコン40に通知される。す
ると、受信周波数f12のスキャンは、その中間周波信号
S15の得られた受信周波数f12で停止され、以後、その
スキャンの停止した周波数f12における受信状態が続け
られる。
【0103】なお、受信周波数f12が上限あるいは下限
に達したときには、そこでスキャンは停止する。
【0104】したがって、アップキーKUPあるいはダウ
ンキーKDWによりスキャン受信を行うことができる。
【0105】《受信周波数のプリセット》これは、デー
タテーブルDTBLの任意エリアに、任意の受信周波数f12
を登録する場合である。
【0106】この場合には、登録する周波数f12を上記
のいずれかの方法で選局する。また、ページキーKPGに
より、登録するページを選択する。なお、この選局と、
登録するページの選択との順序は自由である。
【0107】そして、次に、メモリキーKMMを押しなが
ら数字キーKNjを押す。
【0108】すると、このときの受信周波数f12を示す
分周比N、RDSデータS33により得られるPSデー
タ、PIコード及びPTYコードが、データテーブルDT
BLのエリアA00〜A29のうち、選択されているページ
で、押された数字キーKNjに対応するエリアに書き込ま
れる。
【0109】こうして、受信周波数f12のプリセットが
行われ、このプリセットされた周波数の放送局は、以
後、上述の《プリセットされている局の選局》により、
選局することができる。また、《PTYサーチ》、《P
TYサーチの結果を利用した選局》は、このプリセット
された放送局に対して実行される。
【0110】《その他》なお、ステップ146におい
て、ダウンキーKDWが押されたら、ステップ147にお
いて、変数iをディクリメントし、ステップ142〜1
44における選局及び表示を逆順にすることもできる。
また、キーKUP、KDWの代わりに、ダイヤル及びロータ
リーエンコーダを使用し、そのエンコーダ出力により、
キーKUP、KDWの場合と同様の処理を行うこともでき
る。さらに、数字キーKN0〜KN9とは別に同様の複数の
選局キーを設け、ページキーKPGで選択したページの放
送局を、その選局キーにより選局することもできる。
【0111】また、ステップ115において、フラグPT
YFをセットする代わりに、変数nをRAM43にスタッ
クすれば、ステップ131〜136の処理を省略するこ
ともできる。さらに、AM放送も受信及びプリセットで
きる場合には、例えばステップ111の次に受信バンド
がFM放送であるかAM放送であるかをチェックするス
テップを設け、AM放送のときには、ステップ112〜
124をスキップすればよい。
【0112】さらに、上述においては、ステップ121
において、データテーブルDTBLに登録されていないPI
コードが、EONサービスのデータに含まれていても、
そのPIコード及びPTYコードは無視されるとした
が、無視しないで、データテーブルDTBLに登録すること
もできる。
【0113】
【発明の効果】この発明によれば、EONサービスが実
施されていない国や放送局でも、PTYサーチを機能さ
せることができる。そして、この発明においては、PT
Yサーチを行う場合、そのPTYサーチは、普段よく受
信する放送局について行えば十分であり、普段受信しな
いような放送局に対してPTYサーチを行う必要はない
点に着目し、データテーブルDTBLに登録されている放送
局に対してPTYサーチを行うようにしたので、多数の
放送局を受信できるような地域においても、PTYサー
チに必要とされるメモリエリアを少なくすることができ
る。
【0114】また、PTYサーチの結果をすべて得るこ
とができ、サーチ漏れを生じることもない。さらに、周
波数は異なるが、番組内容が同じ放送局をPTYサーチ
の結果として記憶してしまうこともなく、使い勝手もよ
い。また、データテーブルDTBLに登録されている放送局
を対象にしてPTYサーチを行うので、FM放送波帯の
全域をPTYサーチする場合に比べ、PTYサーチが速
く終了し、したがって、希望する番組をすばやく選局す
ることができる。
【0115】さらに、EONサービスを実施している放
送局(例えば、BBC−R1局)を選局したときには、
その選局した放送局によりEONサービスされている放
送局(BBC−R2局、BBC−Kent局)に対して、E
ONサービスのデータを使用してPTYサーチを行い、
EONサービスされている放送局に対しては、本来のP
TYサーチをスキップしているので、PTYサーチに必
要とする時間を短縮することができる。
【0116】また、RDSサービスの基本機能しか実施
していない放送局と、EONサービスまで実施している
放送局とが混在していても、RDSサービスの基本機能
を使用したPTYサーチと、EONサービスを使用した
PTYサーチとが機能するので、ユーザにEONサービ
スの実施・未実施を感じさせることなくPTYサーチを
行うことができる。そして、将来、EONサービスが10
0 %実施されるようになったときには、受信機は、その
EONサービスを使用したPTYサーチだけを実行する
ようになり、受信機を買い換える必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の一例の一部を示すフローチャートで
ある。
【図3】図2の続きの一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】図3の続きの一例を示すフローチャートであ
る。
【図5】図4の続きの一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】データテーブルの一例を示す図である。
【図7】データテーブルと操作キーとの関係を示す図で
ある。
【図8】表示状態の一例を示す図である。
【図9】表示状態の変化の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 受信回路 12 アンテナ同調回路 14 ミキサ回路 16 FM復調回路 19 スピーカ 20 PLL 21 VCO 22 可変分周回路 32 復調回路 33 デコーダ回路 35 検出回路 40 マイクロコンピュータ 41 CPU 42 ROM 43 RAM 44 不揮発性メモリ 48 ディスプレイコントローラ 51 LCD 100 処理ルーチン KUP〜KN9 操作キー DTBL データテーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに登録されている周波数データに
    したがって受信周波数帯を順にスキャンし、 このスキャンによる放送の受信時、RDSデータのPT
    Yコードと、リスナの入力したPTYコードとを比較
    し、 両PTYコードが一致したとき、このときの受信周波数
    に関する情報を記憶し、 上記RDSデータがEONサービスのデータを有すると
    きには、このデータに含まれるPTYコードと、上記リ
    スナの入力したPTYコードとを比較し、 両PTYコードが一致したとき、上記EONサービスの
    データに含まれるPTYコードの対応する受信周波数に
    関する情報を記憶するとともに、 この記憶した情報に該当する受信周波数の受信をスキッ
    プするようにした受信機。
  2. 【請求項2】 メモリに登録されている周波数データに
    したがって受信周波数帯を順にスキャンし、 このスキャンによる放送の受信時、RDSデータのPT
    Yコードと、リスナの入力したPTYコードとを比較
    し、 両PTYコードが一致したとき、このときの受信周波数
    に関する情報を記憶し、 上記RDSデータがEONサービスのデータを有すると
    きには、このデータに含まれるPTYコードと、上記リ
    スナの入力したPTYコードとを比較し、 両PTYコードが一致したとき、上記EONサービスの
    データに含まれるPTYコードの対応する受信周波数に
    関する情報を記憶するとともに、 この記憶した情報に該当する受信周波数の受信をスキッ
    プし、 上記スキャンの終了後、上記記憶した情報にしたがった
    周波数を選択し、 その選択した周波数で受信を行うようににした受信機。
  3. 【請求項3】 シンセサイザ方式の受信回路と、 放送局を選局するための周波数データと、RDSデータ
    のPIコードとの組を記憶するメモリと、 キー操作にしたがって、上記メモリに記憶されている上
    記周波数データを取り出すとともに、 この取り出した周波数データを上記受信回路に供給して
    その周波数データにしたがった周波数の放送局を選局さ
    せる制御回路と、 上記受信回路の受信した放送波信号から上記RDSデー
    タを復調する復調回路と、 番組の種類を示すPTYコードを指定するための入力手
    段とを有し、 上記メモリに記憶されている周波数データにしたがった
    周波数をスキャン受信し、 このスキャン受信時、受信した上記RDSデータに含ま
    れるPTYコードと、上記入力手段により指定したPT
    Yコードとを比較し、 これらPTYコードが一致したとき、このときの受信周
    波数に関する周波数情報を記憶し、 上記RDSデータがEONサービスによるデータを有す
    るときには、そのEONサービスにより得られるPIコ
    ードを、上記メモリに記憶されているPIコードと順に
    比較し、 上記EONサービスにより得られるPIコードが、上記
    メモリに記憶されているPIコードと一致したとき、上
    記EONサービスにより得られるPIコードと一緒に得
    られるPTYコードと、上記入力手段により指定したP
    TYコードとを比較し、 これらPTYコードが一致したとき、上記EONサービ
    スにより得られるPIコードと組となって記憶されてい
    る上記周波数データに関する周波数情報を記憶するとと
    もに、 この記憶した周波数情報に対応する周波数のスキャン受
    信をスキップするようにした受信機。
  4. 【請求項4】 シンセサイザ方式の受信回路と、 放送局を選局するための周波数データと、RDSデータ
    のPIコードとの組を記憶するメモリと、 キー操作にしたがって、上記メモリに記憶されている上
    記周波数データを取り出すとともに、 この取り出した周波数データを上記受信回路に供給して
    その周波数データにしたがった周波数の放送局を選局さ
    せる制御回路と、 上記受信回路の受信した放送波信号から上記RDSデー
    タを復調する復調回路と、 番組の種類を示すPTYコードを指定するための入力手
    段とを有し、 上記メモリに記憶されている周波数データにしたがった
    周波数をスキャン受信し、 このスキャン受信時、受信した上記RDSデータに含ま
    れるPTYコードと、上記入力手段により指定したPT
    Yコードとを比較し、 これらPTYコードが一致したとき、このときの受信周
    波数に関する周波数情報を記憶し、 上記RDSデータがEONサービスによるデータを有す
    るときには、そのEONサービスにより得られるPIコ
    ードを、上記メモリに記憶されているPIコードと順に
    比較し、 上記EONサービスにより得られるPIコードが、上記
    メモリに記憶されているPIコードと一致したとき、上
    記EONサービスにより得られるPIコードと一緒に得
    られるPTYコードと、上記入力手段により指定したP
    TYコードとを比較し、 これらPTYコードが一致したとき、上記EONサービ
    スにより得られるPIコードと組となって記憶されてい
    る上記周波数データに関する周波数情報を記憶するとと
    もに、 この記憶した周波数情報に対応する周波数のスキャン受
    信をスキップし、 上記スキャン受信の終了後、上記記憶した情報にしたが
    った周波数を選択し、 その選択した周波数で受信を行うようににした受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201021A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Nec Electronics Corp Rdsラジオ受信機

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