JPH06120050A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品

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Publication number
JPH06120050A
JPH06120050A JP28961592A JP28961592A JPH06120050A JP H06120050 A JPH06120050 A JP H06120050A JP 28961592 A JP28961592 A JP 28961592A JP 28961592 A JP28961592 A JP 28961592A JP H06120050 A JPH06120050 A JP H06120050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
ferrite core
coil component
coupling agent
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP28961592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Ueda
等 上田
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Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Hitachi Ferrite Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェライトコアと絶縁性樹脂とのぬれ性を改
善し、放熱性、耐圧を改善し、製品の信頼性を向上させ
る。 【構成】 カップリング剤で表面処理したフェライトコ
アにコイルを施した後、型内に入れ液状の絶縁性樹脂を
注型してなるコイル部品。カップリング剤で表面処理し
たフェライトコアに絶縁性樹脂を1〜500ミクロンの
厚さにコーティングし、コイルを施してなるコイル部
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライトコアにコイ
ルを施してなるコイル、トランス等のコイル部品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】フェライトコアにコイルを施してなるコ
イル、トランスを構成する場合、電気絶縁の必要性か
ら、ポッティング又はコーティングといった技術が用い
られている。この従来のポッティング(注型)は、コイ
ルを施したボビンにフェライトコアを挿入し、その後任
意形状のプラスチック成形型内に、ボビンのピン端子を
上向きに入れ、その間隙に液状の絶縁性樹脂(エポキシ
系、ウレタン系、シリコン系)を充填し、真空引き(脱
泡)を行い、樹脂を硬化させ完成品としている。またM
n―Zn系フェライトの様に表面抵抗の低い材質のフェ
ライトコアに直接コイルを施す場合、絶縁性を確保する
ためにフェライトコアの表面を絶縁性樹脂でコーティン
グすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のポッティング、
コーティングでは、フェライトコアと絶縁性樹脂とのぬ
れ性が悪く、樹脂硬化時にフェライトコアと樹脂の界面
に気泡が残るという問題点があった。この気泡の発生に
より、放熱、耐圧の阻害を生じ、製品の信頼性が欠ける
という問題点があった。本発明は、上記の事を鑑みて、
ポッティング、コーティングを施すコイル部品におい
て、信頼性の高いコイル部品を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、カップリング
剤で表面処理したフェライトコアにコイルを施した後、
型内に入れ液状の絶縁性樹脂を注型してなるコイル部品
である。また本発明は、カップリング剤で表面処理した
フェライトコアに絶縁性樹脂を1〜500ミクロンの厚
さにコーティングを行い、コイルを施してなるコイル部
品である。
【0005】
【作用】本発明によれば、ポッティング、コーティング
を行う前に、予めフェライトコアをカップリング剤で表
面処理しておき、フェライトコアと絶縁性樹脂とのぬれ
性を改善するものである。
【0006】
【実施例】
(実施例1)EI形状のフェライトコアをシランカップ
リング剤にディッピングし、100〜150℃の温度で
10分間処理した。次いで、コイルの施されたボビンに
そのフェライトコアを装着し、ボビンのピン端子を上向
きとし、プラスチック成形型内に入れ、エポキシ樹脂を
充填してポッティングを行い、トランスを得た。この実
施例によれば、フェライトコアと樹脂界面との密着性が
よくなり、熱均一性が増し、その結果トランスの温度上
昇の低減に有効であった。特に、複雑形状のフェライト
コアにおいて、効果が顕著であった。 (実施例2)リング状のフェライトコアをシランカップ
リング剤にディッピングし、100〜150℃の温度で
10分間処理した後、エポキシ、ナイロン、パリレン樹
脂をコーティングした。通常コーティングの場合、膜厚
を大きくすると耐圧が上がるが、逆に膜厚を大きくする
と初透磁率が低下するという欠点が生じる。これを図1
に示す。つまり、コーティングの膜厚を増加させていく
と、透磁率μ(グラフ破線)は低下する。ところが、本
発明の実施例によると、従来例よりも膜厚が薄くても高
い耐圧を得ることができた。つまり、本発明の実施例に
よれば、薄い膜厚で高い耐圧が得られ、かつ透磁率の低
下を防ぐことができる。また、ポッティング、コーティ
ングともに気泡を防止し、製品の信頼性を向上させるこ
とができた。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、ポッティングの場合熱
均一性が増し、トランスの温度上昇の低減に有効であ
り、コーティングの場合透磁率の低下を防ぎ、高い耐圧
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例と従来例とのコーティング
の膜厚と耐圧及び初透磁率の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 41/12 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップリング剤で表面処理したフェライ
    トコアにコイルを施した後、型内に入れ液状の絶縁性樹
    脂を注型してなるコイル部品。
  2. 【請求項2】 カップリング剤で表面処理したフェライ
    トコアに絶縁性樹脂のコーティングを行い、コイルを施
    してなるコイル部品。
JP28961592A 1992-10-01 1992-10-01 コイル部品 Pending JPH06120050A (ja)

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JP28961592A JPH06120050A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 コイル部品

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JP28961592A JPH06120050A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 コイル部品

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JPH06120050A true JPH06120050A (ja) 1994-04-28

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397336B2 (en) 2005-11-11 2008-07-08 Sumida Electric Co., Ltd. Coil component
JP2009533590A (ja) * 2006-04-13 2009-09-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電磁弁用の電磁石構造群
US8360327B2 (en) 2002-02-14 2013-01-29 Ensid Investments Ltd. Animal transponder tag

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JP4914493B2 (ja) * 2006-04-13 2012-04-11 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電磁弁用の電磁石構造群

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