JPH0612002Y2 - 軌条固定金物 - Google Patents

軌条固定金物

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JPH0612002Y2
JPH0612002Y2 JP1988018559U JP1855988U JPH0612002Y2 JP H0612002 Y2 JPH0612002 Y2 JP H0612002Y2 JP 1988018559 U JP1988018559 U JP 1988018559U JP 1855988 U JP1855988 U JP 1855988U JP H0612002 Y2 JPH0612002 Y2 JP H0612002Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
retainer
wedge
pressing
bolt
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988018559U
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English (en)
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JPH01124802U (ja
Inventor
賢一 安戸
猛 大沢
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SUMIHATSU CO., LTD.
Nippon Steel Corp
Original Assignee
SUMIHATSU CO., LTD.
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、タイプレート、鋼製枕木・クレーンガーダ等
に敷設するレール用の固定金物に関するものである。
(ロ)従来技術 クレーンガーダのレール敷設に使用されている従来の固
定金物は、第6図に示すように、受台aをクレーンガー
ダ9に溶接し、押え金具bをボルトcで締付け、この押
え金具bの先端でレール6のレールフランジ7を押えて
固定するものであった。
しかしながら、受台aは敷設工事の作業のバラツキによ
りレールフランジ7との間に若干のギャップが生じ易い
ため、そのギャップ部分に第8図のような調整板dを複
数枚挿入したり、または第7図のように台受aと押え金
具bとの嵌合部にくさびeを挿入するなどしてレール押
え部の密着性を高めるようにしていた。
しかし、くさびの挿入は振動によって緩んだり、抜け落
ちたりする危険性がある。また、調整板などの選択が適
切でないとレールの小返りや横圧に対して機能的に対処
することができず、やむなく大型化するなどの方法で安
全性を補うようにしていた。
また、ボルトcをレール側から受台内へ挿入する構造で
あるので、工事時の溶接カスや埃が溜り易い欠点があ
る。また、構造的にも太いボルトが要求される等の欠点
があった。
そこで、本出願人は、上記の欠点を解決するために、
「前記押え金具の押え面と反対側の位置に受台の一部位
に圧接係合する押付部を形成し、該押付部に対応する受
台の一部上面を凹曲面に形成し、ボルトのT字形頭部と
受台のボルト頭部嵌受空間部を共にわん曲に形成して該
ボルトの起立姿勢をわずかに可動できるようにし、前記
レール押えくさびの幅小側端部に抜け止め用ストッパを
形成したことを特徴とする軌条固定金物」を先に提案し
た(実願昭61−137462号(実開昭63−426
87号))。
しかし、この軌条固定金物においても、くさびが緩みや
すく、密着性が損なわれ、機能的働きと安全性に欠け
る。また、軌間の調整量が少なく、レールの摩耗等に追
従できず、使用範囲が限られていた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、レールと固定金具の
密着性、および固定金具各部相互の密着性を高めること
と、軌条間の調整を容易にし、小型で、機能的働きと安
定性が高く使用範囲が広い軌条固定金物を得ることにあ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の軌条固定金物はタイプレート、鋼製枕木または
クレーンガーダ上に敷設するレールの固定金物であっ
て、レールの側部適所に配置されそれ自体はタイプレー
ト、鋼製枕木またクレーンガーダに固定される受台と、
頭部をT字形に形成され前記受台に頭部を支持されて逆
垂立するボルトと、幅方向の一側がレールフランジのコ
ーナ部分に当接しかつ他側が後述する押え金具に当接す
るレール押えくさびと、該レール押えくさびの他側に係
合する押え面を有し前記ボルトに挿通固定されてレール
押えくさびを押え込む金具と、前記押え金具の上側にワ
ッシャおよび座金を伴ってボルトに螺合されるナットと
から成る軌条固定金物において、前記レール押えくさび
の側面と上面とに互いに逆向きの長手方向に向かうテー
パを付け、前記押え金具の押え面に前記レール押えくさ
びに整合する互いに逆向きのテーパを付け、レールの両
側に取り付けられる対の押え金具の長さ寸法を互いに異
ならせることによって、上記課題を解決している。
(ホ)実施例 本考案の軌条固定金物は、受台1、押え金具2、ボルト
3、レール押えくさび4、ナット5等の主要部材を第1
図および第2図に示すように、所定の形態に組み合せて
レール6の両側で対称状に固定配置する。ナット5の緩
み止めのために、慣用のロックナット・ワッシャ10お
よび平ワッシャ8を用いることが好ましい。
レール6はレールガーダ9に軌条固定金物によって固定
される。
第2図に最もよく示すように、レール押えくさび4は、
押え金具2の先端部分とレールフランジ7との間に取り
付けられる。第4図に最もよく示すように、レール押え
くさび4の側面41にはテーパが付けられ、また上面4
2には、逆向きのテーパが付けられている。側面41の
テーパは、レールフランジ7と押え金具2および受台1
との密着性をよくするとともに微調整を行うために設け
られている。上面42の勾配は、レール押えくさび4の
緩み防止のために設けられている。また、上面42の端
部には、はずれ止め43を設けて、レール押えくさび4
が抜けないようにする。
押え金具2は、受台1の上部に取り付け、レール押えく
さび4をかいして、レールフランジ7を押える。レール
押えくさび4との接触面は、レール押えくさび4のテー
パと相補的な逆のテーパが付けられており、作用する力
の方向を変えないようにしている。
押え金具2は第5図に示すように、レール6の両側で対
となって固定されるものについて、寸法(例えば、長さ
l1,l2)を互いに相違させてある。これは、長さ寸法の
異なる大小の押え金具2を用いることにより、これを互
いに入れ換えることで長さ寸法の差だけ軌条間調整がで
き、従来の固定金物より調整量が増すからである。
受台1は、ボルト3と押え金具2との取付け台として使
用する。中央にボルト頭部用の挿入口とボルト頭部受け
の空間が設けられている。ボルト頭部受けの上部は、わ
ん曲部になっている。さらに、レール側の角を落し、周
囲側面の下方を内側に切欠き、溶接肉盛り形成をしやす
いようにしている。
組付けは、ボルト3の頭部を受台1の頭部受けに挿入し
て起立させる。その後、押え金具2をボルト3を通して
受台1の上に乗せる。このとき、レール押えくさび4
を、レールフランジ7と押え金具2との間に挿入し、受
台1、押え金具2とレールフランジ7との密着性がよく
なるように横移動させる。次に、ボルト3にロックナッ
トワッシャ10、平ワッシャ8、ナット5の順で通して
から、ナット5を所定トルクで締め付けて、レールの固
定を完了する。
(へ)効果 本考案の軌条固定金物は、自由なレール位置調整が可能
であり、調整量も従来品にくらべて多いので、レールの
摩耗等による軌条間調整に追従できる。また、数種のレ
ールに取り付けができ、クレーンレールおよび鉄道を含
めた広範囲のレール締結装置として使用可能である。さ
らに、密着性が高いので、振動等によりガタツキがな
く、レールの匐進抵抗を大きくでき、軌条固定金物とし
ての機能に優れ、構造的な安全性が極めて良い。
受台は、溶接肉盛量を多くとれる形状を備えており、ボ
ルトは、熱処理品を使用することによって径を小さくで
き、軽量小形化することが好ましい。軌条間調整は、無
段階であって部品数が少なく、操作も容易である。振動
等によるくさびの緩みにくい構造になっているので、安
全性が高い。その他、埃等の清掃がしやすいので、ゴミ
が溜りにくい構造になっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の軌条固定金物のレール取付け状態を示
す斜視図。第2図は第1図のII−II線からみた平面図。
第3図は本考案の軌条固定金物の分解斜視図。第4図は
レール押えくさびの斜視図。第5図は押え金具の斜視
図。第6図は従来の軌条固定金物のレール取付け状態を
示す斜視図。第7図は従来の受台と調整板の部分的斜視
図。第8図は従来の調整板の斜視図。第9図は従来の受
台の斜視図。 1:受台、2:押え金具 3:ボルト、4:レール押えくさび 5:ナット、6:レール 9:クレーンガーダ、7:レールフランジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイプレート、鋼製枕木またはクレーンガ
    ーダ上に敷設するレールの固定金物であって、レールの
    側部適所に配置されそれ自体はタイプレート、鋼製枕木
    またはクレーンガーダに固定される受台と、頭部をT字
    形に形成され前記受台に頭部を支持されて逆垂立するボ
    ルトと、幅方向の一側がレールフランジのコーナ部分に
    当接しかつ他側が後述する押え金具に当接するレール押
    えくさびと、該レール押えくさびの他側に係合する押え
    面を有し前記ボルトに挿通固定されてレール押えくさび
    を押え込む押え金具と、前記押え金具の上側にワッシャ
    および座金を伴ってボルトに螺合されるナットとから成
    る軌条固定金物において、前記レール押えくさびの側面
    と上面とに互いに逆向きの長手方向に向かうテーパを付
    け、前記押え金具の押え面に前記レール押えくさびに整
    合する互いに逆向きのテーパを付け、レールの両側に取
    り付けられる対の押え金具の長さ寸法を互いに異ならせ
    ることを特徴とした軌条固定金物。
JP1988018559U 1988-02-15 1988-02-15 軌条固定金物 Expired - Lifetime JPH0612002Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988018559U JPH0612002Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 軌条固定金物

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01124802U JPH01124802U (ja) 1989-08-25
JPH0612002Y2 true JPH0612002Y2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=31233314

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988018559U Expired - Lifetime JPH0612002Y2 (ja) 1988-02-15 1988-02-15 軌条固定金物

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JP (1) JPH0612002Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495404A (en) * 1978-01-13 1979-07-27 Tokyo Fuaburitsuku Kougiyou Kk Rail gauge adjusting connecting device
JPS5517839U (ja) * 1978-07-19 1980-02-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01124802U (ja) 1989-08-25

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