JPH0611949U - センサの防油構造 - Google Patents

センサの防油構造

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JPH0611949U
JPH0611949U JP11027891U JP11027891U JPH0611949U JP H0611949 U JPH0611949 U JP H0611949U JP 11027891 U JP11027891 U JP 11027891U JP 11027891 U JP11027891 U JP 11027891U JP H0611949 U JPH0611949 U JP H0611949U
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JP
Japan
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heat
main body
lead wire
shrinkable tube
sensor
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Pending
Application number
JP11027891U
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English (en)
Inventor
収 播間
順一 山下
進 宗像
Original Assignee
トーソク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサの本体内部への油の侵入を確実に防止
する。 【構成】 素子が収容された金属センサ1の本体12の
小径部12aと、本体12より検出するリード線13と
に、第1の熱収縮チューブ3を外嵌させたのち、これを
加熱収縮させる。第1の熱収縮チューブ3の端末部3a
とリード線13に、第2の熱収縮チューブ4を外嵌させ
たのち、これを加熱収縮させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として油が飛散し又は霧状となって存在する環境内で用いられる センサの防油構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油が飛散し又は霧状となって存在する環境内で用いられるセンサとして は、図3に示すようなものがある。すなわち、このセンサは、旋削機械のバイト の近傍に配設されるとともに、施削機械の作動時に加工対象物の存在を検知する ための金属センサ11であって、該金属センサ11は本体12とリード線13と を有している。前記本体12は筒伏の部材であるとともに、その内部には各種の 電子部品を有する素子基板14が収容されており、該素子基板14に前記リード 線13の一端側が接続されている。
【0003】 また、前記本体12の内部には樹脂製モールド材15が充填されるとともに、 該樹脂製モールド15によってリード線13の延出する本体12の開口部が閉鎖 されている。これにより、金属センサ11は、加工対象物の旋削作業時に飛散さ れたり、施削機械のバイトに絡んだ切粉を除去するため噴射される切削油が、リ ート線の延出部Aから本体12内部へ侵入することを防止されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の金属センサ11においては、リード線13と 樹脂製モール材15の接着性が余りよくなく、しかも使用期間の経過に伴い樹脂 製モールド材15が付着する油によって浸蝕され、リード線13の延出部Aにお けるシール性が低下する。このため、本体2の内部へ切削油か侵入することによ り金属センサ11の検知機能が阻害され、金属センサ11が使用不可能な状態と なる場合が多かった。殊に金属センサ11に付着する切削油が塩素や硫黄の含有 量が多い雑削用の油である場合には、切削油による樹脂製モールド材15の浸触 が著しい。したがって、金属センサ11の交換頻度が増加する一方、かかる交換 に要する物的ならびに人的費用が工場内の施設維持費を増加させる一因ともなっ ていた。
【0005】 本考案は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、センサの本体内部への油 の侵入を確実に防止するセンサの防油構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、素子が収容されたセンサの本体 と、該本体より延出するリード線と、常温時に前記本体および前記リード線の延 出部に外嵌されたのち加熱されることによって前記本体および前記リード線に密 着された熱収縮チューブとを備えたものである。
【0007】 また、前記熱収縮チューブの端末部に、該熱収縮チューブの常温時の開口径よ りも小さい常温時の開口径を有する他の熱収縮チューブが、外嵌かつ密着された ものである。
【0008】
【作用】
前記構成においては、本体およびリード線の延出部に外嵌かつ密着された熱収 縮チューブによって、前記リード線の延出部から前記本体の内部への油の侵入が 阻止される。また熱収縮チューブの端末部に、該熱収縮チューブの常温時の開口 径よりも小さい常温時の開口径を有する他の熱収縮チューブが、外嵌かつ密着さ れるものであっては、(前者の)熱収縮チューブの端末部と前記リート線との密 着状態を確保できない場合、(後者の)熱収縮チューブによって前記端末部にお ける油の侵入が阻止される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。図1は本考案にかかる金 属センサ1を示したものであって、該金属センサ1は、図3に示した金属センサ 11が有するものと同一の本体12と、該本体より延出するリード線13とを有 している。前記本体12は内部に阻止を収容する筒状の部材からなり、前記リー ド線13が延出する一端側には該リード線13よりも大径状の小径部12aを形 成されている。また、リード線13には、一端部を本体12と接着されたビニー ルチューブ2(φ4.5)が外嵌されるとともに、該ビニールチューブ2と本体 12の前記小径部12aには第1の熱収縮チューブ3(φ7)が被覆されている 。該第1の熱収縮チューブ3は加熱されることによって収縮する性質を有するも のであり、例えば、電気部品の端子の絶縁保護やパイプの防触用として一般に利 用されているものである。
【0010】 また、第1の熱収縮チューブ3は前記ビニールチューブ2よりも長尺状であっ て、一端部が前記小径部12aと密着するとともに、その端縁を本体12に接着 される一方、他端部すなわち端末部3aが前記リード線13を被覆している。そ して、第1の熱収縮チューブ3の端末部3a側には、第1の熱収縮チューブより も小径である第2の熱収縮チューブ4(φ5)が被覆されている。該第2の熱収 縮チューブ4の一端側は前記端末部3aに密着されており、その他端側はリード 線13と密着されている。
【0011】 一方、前述した金属センサ1の被覆工程は図2に示した作業手順により行われ る。すなわち、先ず前記リード線13に前記ビニールチューブ2を外嵌し、その 一端を前記本体12の小径部12aに接着する(イ)。次に、この小径部12a に外嵌可能な開口径を有する収縮前の第1の熱収縮チューブ3を小径部12aお よびリード線13に外嵌させたのち加熱収縮させ、その一端縁と本体12との間 に接着剤を塗布する(ロ)。なお、このとき第1の熱収縮チューブ3の端末部3 aは、リード線13と密着するまでには至らない。そして、収縮前の前記第2の 熱収縮チューブ4を外嵌するとともに、その一端側を収縮した第1の熱収縮チュ ーブ3の端末部3aに外嵌させた状態で加熱し収縮させ、第2の熱収縮チューブ 4の両端縁に接着剤を塗布し終了する(ハ)。
【0012】 以上の構成においては、前記リード線13の延出部Aから本体12の内部への 油の侵入が第1の熱収縮チューブ3によって阻止される。また、第1の熱収縮チ ューブ3の端末部3aには、第1の熱収縮チューブ3よりも小口径の第2の熱収 縮チューブ4が外嵌かつ密着されている。したがって、上記のように、本体12 の小径部12aがリード線13よりも大径であり、第1の熱収縮チューブ3が熱 収縮された際、その前記端末部3aがリード線13とが密着なくとも、第2の熱 収縮チューブ4によって、前記端末部3aとリード線13との隙間から油が侵入 されることを阻止されている。よって、前記金属センサ1が、油が飛散し又は霧 状となって存在する環境内で用いる場合であっても、本体12内部へ油が侵入す るとこを確実に阻止し、前の侵入に起因して金属センサ1が使用不能状態となる ことを未然に防止することが可能となる。
【0013】 また、図2を示し説明したように、第1の熱収縮チューブ3及び第2の熱収縮 チューブ4は加熱するだけで、本体12やリード線13に容易に密着させること ができる。よって、既存する金属センサに対しても本考案の防油構造を施すこと が可能であり、しかもその作業を短時間にかつ容易に行うことが可能である。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、センサの本体および、該本体より延出するリー ド線の延出部に熱収縮チューブを外嵌かつ発着させたことから、前記本体への油 の侵入によりセンサが使用不能状態となることを未然に防止できる。
【0015】 また、前記熱収縮チューブの端末部に他の熱収縮チューブを外嵌させるように したとこから、前記端末部と前記リード線との密着状態が確保できなくとも、前 記他の熱収縮チューブによって、前記端末部からの油の侵入を阻止できる。よっ て、前記本体の外径寸法が前記リード線の外径寸法よりも大きな場合であっても 、確実に本体への油の侵入を確実に阻止することが可能となる。 さらに、熱収縮チューブは加熱されることによりセンサの本体および、該本体 より延出するリード線と密着されるものであることから、本考案の防油構造を容 易に既存のセンサに施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】熱収縮チューブの被覆工程を示す図である。
【図3】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 金属センサ(センサ) 3 第1の熱収縮チューブ(熱収縮チューブ) 3a 端末部 4 第2の熱収縮チューブ(他の熱収縮チューブ) 12 本体 13 リード線 A リード線の延出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 センサの防油構造

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子が収容されたセンサの本体と、該本
    体より延出するリード線と、常温時に前記本体および前
    記リード線の延出部に外嵌されたのち加熱されることに
    よって前記本体および前記リード線に密着された熱収縮
    チューブとを備えたことを特徴とするセンサの防油構
    造。
  2. 【請求項2】 前記熱収縮チューブの端末部に、該熱収
    縮チューブの常温時の開口径よりも小さい常温時の開口
    径を有する他の熱収縮チューブが外嵌、かつ密着された
    ことを特徴とする請求項1記載のセンサの防油構造。
JP11027891U 1991-11-14 1991-11-14 センサの防油構造 Pending JPH0611949U (ja)

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JP11027891U JPH0611949U (ja) 1991-11-14 1991-11-14 センサの防油構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637928B2 (ja) * 1979-12-03 1988-02-19 Mitsui Du Pont Polychemical

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS637928B2 (ja) * 1979-12-03 1988-02-19 Mitsui Du Pont Polychemical

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