JPH0550664U - 電線接続端子 - Google Patents

電線接続端子

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Publication number
JPH0550664U
JPH0550664U JP10899591U JP10899591U JPH0550664U JP H0550664 U JPH0550664 U JP H0550664U JP 10899591 U JP10899591 U JP 10899591U JP 10899591 U JP10899591 U JP 10899591U JP H0550664 U JPH0550664 U JP H0550664U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire connection
terminal
electric wire
insulating sleeve
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP10899591U
Other languages
English (en)
Inventor
勝久 森
敬治 園田
久蔵 山方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichifu Terminal Industries Co Ltd
Original Assignee
Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nichifu Terminal Industries Co Ltd filed Critical Nichifu Terminal Industries Co Ltd
Priority to JP10899591U priority Critical patent/JPH0550664U/ja
Publication of JPH0550664U publication Critical patent/JPH0550664U/ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線接続部分に於ける異常発熱を目視で容易
に、しかも確実に検知することが出来るようにした電線
接続端子を従来と変わらない価格で提供する。 【構成】 電線接続筒部(1a)を有する金属製端子(1)
と、該電線接続筒部(1a)を内嵌被覆する小径部(2a)並び
に電線(3)の被覆部(3a)上を外套するための大径部(2b)
とを有する絶縁スリーブ(2)とから成り、前記小径部(2
a)が端子筒部(1a)の外周面に密着固定されている電線接
続端子であって、前記絶縁スリーブ(2)が熱収縮性のナ
イロン樹脂で形成され、且つ少なくともその外表面が温
度変化によって変色する感温色素を混合した熱感応塗料
でコーティングされている構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被覆電線を接続するために用いられる電線接続端子に関するもので 、特に、電線接続部の異常発熱を視覚によって容易に認識できるようにした電線 接続端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、端子の電線接続部に接触不良や過負荷電流等の原因によって異常発熱 が生じた場合、これを速やかに対処しないと火災発生の原因となって大変危険で ある。そこで従来では、例えば実開昭62ー67468号で開示されているよう に、端子の絶縁スリーブにセンサーを組み込んで、設定値異常の発熱があると警 報器で知らせるようにしたものや、実開昭62ー37173号に示すように、絶 縁スリーブの一部を切り抜いてこれに温度変化により変色する素材からなる温度 センサーを嵌め込んだものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前者の公知手段では、小さな端子にセンサーを組み込んだり、警報器 までの配線をしたりするのが大変面倒で実用的でなく、又後者の場合は、絶縁ス リーブに小さな穴をあけてこれに温度センサーを嵌め込む作業が面倒であると共 に、温度センサー自体が非常に小さくなるので確認し難い等の問題点がある。
【0004】 そこで本考案では、端子の筒部外周面に密着固定した絶縁スリーブの少なくと も外表面を、温度変化によって変色する感温色素を混合した熱感応塗料でコーテ ィングすることによって、接続端子部分に於ける異常発熱を目視で容易に、しか も確実に検知することが出来るようにすると共に、従来と変わらない価格で製作 することのできる電線接続端子を提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案に係る電線接続端子にあっては、電線接続 筒部(1a)を有する金属製端子(1)と、該電線接続筒部(1a)を内嵌被覆する小径部( 2a)並びに電線(3)の被覆部(3a)上を外套するための大径部(2b)とを有する絶縁ス リーブ(2)とから成り、前記小径部(2a)が端子筒部(1a)の外周面に密着固定され ている電線接続端子であって、前記絶縁スリーブ(2)が熱収縮性のあるナイロン 樹脂で形成され、且つ少なくともその外表面が温度変化によって変色する感温色 素を混合した熱感応塗料でコーティングされている構造とした。
【0006】
【作用】
上記のごとく構成された電線接続端子では、図2に示すように、端子(1)の筒 部(1a)に電線(3)の芯線(3b)を差し込んだ後、図3のように、端子筒部(1a)を圧 着工具で圧着して使用されるものであるが、その使用中に、万一接触不良や過負 荷電流によって端子の電線接続部分に異常発熱が発生すると、端子筒部(1a)の外 周面に密着固定された絶縁スリーブ(2)の表面が変色して外部から目視で容易に 危険を察知することができ、速やかにこれに対処することが出来るものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照にして説明する。 図1乃至図3に示す実施例では、平板状の連結用先端部(1b)を丸孔(1c)のある 円形に形成し、他端に筒部(1a)を形成した所謂丸形端子に本考案を応用した例を 示した。金属端子(1)は銅板製でその筒部(1a)の外周面に、同芯円形の大小二段 の筒形部分を持つ熱収縮性ナイロンで成型された絶縁スリーブ(2)の小径部(2a) が加熱収縮によって密着固定されている。又、前記絶縁スリーブ(2)の大径部(2b )は加熱前の未収縮の状態にあって被覆電線(3)の被覆部(3a)を容易に挿入し得る ような内径で形成されている。
【0008】 而して、前記合成樹脂製スリーブ(2)の少なくとも外表面は温度変化によって 変色する感温色素を混合した熱感応塗料で塗装されている。この塗装は、例えば 成型後のスリーブ(2)を吹付け塗装機のブース内部を通過させて噴霧コーティン グにより行ったり、或は塗料を収納した塗料槽にスリーブ(2)を浸積する所謂ド ブ浸けの手段によって行うことができる。前者の噴霧コーティングによる場合は スリーブ(2)の外表面のみに塗装され、後者のドブ浸けの場合はスリーブ内外の 全表面に塗装されることになる。この塗装において、スリーブ(2)の素材として 吸水性に優れたナイロン樹脂を使用したものであるから、塗料はスリーブ(2)の 表面に含浸して強固に付着し、これにより比較的薄い被膜でも剥れの無い状態で 確実に塗装することができると共に塗装時間も短縮することが出来る。
【0009】 前記熱感応塗料に混合される感温色素としては微粒子状クロム化合物(英 Chr omium Compound)が使用され、絶縁スリーブの成形素材となるポリエチレンやポ リプロピレン或はポリ塩化ビニール等の合成樹脂材に適当量混合される。感温色 素の混合比率によって発色温度が異なるが、絶縁スリーブが摂氏60度〜70度 で変色するようにしておくのが良い。尚、この絶縁スリーブ(2)は内部透視可能 な透明体で形成するのがこのましく、これにより電線の挿入状態や圧着状態を透 視確認することができて便利である。
【0010】 上記実施例は、本考案を丸形端子に応用した例を示したが、図4に示すように 端子(1)の先端部(1b)をUの字状に形成したものや、図5に示すようにフアスト ン形のもの、或いは図6のように先端部(1b)を棒形にした構造のものや、図7の ような平らな板状にしたもの等、種々の形態を持つ端子に実施することが可能で ある。又、本考案は上記の実施例構造のみに限定されるものでなく、本考案の構 成要件を備え、且つ効果を有する範囲内で適宜変更して実施出来ることは勿論で ある。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、上記のごとく構成されたものであるから、その使用中に、万一接触 不良や過負荷電流によって端子の電線接続部分に異常発熱が発生すると、絶縁ス リーブ(2)の表面が変色して外部から目視で容易に危険を察知することができる ものであり、特に、本考案の絶縁スリーブはその小径部分において金属端子筒部 の外周面に密着固定されているものであるから、金属端子の筒部の熱を効率良く 感受して設定温度で確実に変色することができるものであり、これにより異常発 熱を正確に知らせることができ、更には、端子や絶縁スリーブ自体に二次加工を したり、付属部品を加えたりするものでないから、低コストで生産することがで き、加えて絶縁スリーブの素材として含水性に優れたナイロン樹脂を使用したも のであるから、塗料は絶縁スリーブの表面に含浸して強固に付着し、これにより 比較的薄い被膜でも剥れの無い状態で確実に塗装することができると共に塗装時 間も短縮することが出来る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電線接続端子の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1で示した端子の断面図である。
【図3】図1で示した端子の電線接続状態を示す断面図
である。
【図4】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】本考案の更に他の実施例を示す斜視図である。
【図6】本考案の別の実施例を示す斜視図である。
【図7】本考案の更に他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 金属端子 (1a) 金属端子の筒部 (2) 絶縁スリーブ (2a) 絶縁スリーブの小径部 (2b) 絶縁スリーブの大径部 (3) 電線 (3a) 電線の被覆部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線接続筒部(1a)を有する金属製端子
    (1)と、該電線接続筒部(1a)を内嵌被覆する小径部(2a)
    並びに電線(3)の被覆部(3a)上を外套するための大径部
    (2b)とを有する絶縁スリーブ(2)とから成り、前記小径
    部(2a)が端子筒部(1a)の外周面に密着固定されている電
    線接続端子であって、前記絶縁スリーブ(2)が熱収縮性
    のナイロン樹脂で形成され、且つ少なくともその外表面
    が温度変化によって変色する感温色素を混合した熱感応
    塗料でコーティングされている電線接続端子。
JP10899591U 1991-12-06 1991-12-06 電線接続端子 Pending JPH0550664U (ja)

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JPH0550664U true JPH0550664U (ja) 1993-07-02

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