JPH06119210A - マイクロコンピュータのウォッチドッグ相互監視回路 - Google Patents

マイクロコンピュータのウォッチドッグ相互監視回路

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JPH06119210A
JPH06119210A JP4270203A JP27020392A JPH06119210A JP H06119210 A JPH06119210 A JP H06119210A JP 4270203 A JP4270203 A JP 4270203A JP 27020392 A JP27020392 A JP 27020392A JP H06119210 A JPH06119210 A JP H06119210A
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microcomputer
circuit
watchdog
signal
abnormality
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JP4270203A
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Inventor
Hitoshi Hashiba
仁志 羽柴
Norio Isshiki
功雄 一色
Hironao Ishii
浩直 石井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 マイクロコンピュータのプログラムでの制御
対象物の制御をマイクロコンピュータの誤動作等の影響
を受けずに異常検出し相互監視し得るウォッチドッグ相
互監視回路。 【構成】 マイクロコンピュータ10、11のほぼ対称
な構成の異常検出回路20、20’は互いに相手方マイ
クロコンピュータのウォッチドッグパルスを相互監視す
る。異常検出回路20は、エッジ検出部21でウォッチ
ドッグパルス信号の立上り、立下りエッジを検出し、そ
の時間タイミングを時間幅測定部23のカウンタで測定
し、所定時間幅より短い、あるいは長い異常状態になる
と異常判定部24で判定し、異常信号出力部25から異
常信号を出す。エッジ検出部21は自己の系のクロック
信号E0 で動作し、他の系のウォッチドッグパルス信号
WDP1 を検出する。検出回路20、20’のいずれか
から異常出力信号が出ると異常保持回路31が一定時間
異常出力状態を保持し、安全性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車走行車輪のア
ンチロック制御装置等高い安全性や信頼性が要求される
電子制御装置に用いられるマイクロコンピュータの誤動
作又は暴走を検出するマイクロコンピュータのウォッチ
ドッグ相互監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用、特に自動車の走行車輪をアンチ
ロック制御する電子制御回路に用いられるマイクロコン
ピュータ(以下マイコンということもある)は、その性
質上高い安全性及び信頼性が要求されるため、種々の対
策が施されている。その対策の1つしてウォッチドッグ
回路(監視回路)がある。
【0003】かかるウォッチドッグ回路ではウォッチド
ッグタイマを用いてソフトウェアやハードウェアの暴走
や誤動作が検出される。この検出は、マイコンの動作が
正常であればそのことを示すパルス(ウォッチドッグパ
ルス)を所定の最大周期以下の周期で繰返し出力してウ
ォッチドッグタイマを繰返しリセットし、ウォッチドッ
グパルスが欠落したりあるいは周期が所定の設定時間を
超えると、オーバフロー信号によりマイコンにリセット
信号を出力することによって行なわれ、このリセット信
号によりマイコンをリセット/再起動、あるいは警報出
力等リセット割込みによる所定動作を行なわせる。
【0004】上述したウォッチドッグ回路の一例を図4
に示す。この回路では分周されたクロック信号(fCLK
2 8、fCLK 2 10 、fCLK 2 12 )をセレクタ101
により選択し、このクロック信号により所定周期をウォ
ッチドッグタイマ102がカウントする。103はウォ
ッチドッグタイマのクリア信号とリセット信号のいずれ
かを通過させるORゲート、104はフリップフロッ
プ、105はタイマである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載用、特
に前述したアンチロック制御用の電子制御回路では走行
車輪の回転を制動するという安全性に直結する制御を行
なう性質上、電子制御回路は十分安全なものでなければ
ならない。かかる従来の電子制御回路は一般に制御信号
を相互監視するため複数(一般に2つ)のマイクロコン
ピュータから成り、それぞれのマイクロコンピュータを
監視するウォッチドッグ回路は同一チップ(ハードウェ
ア)内に構成されている。
【0006】しかし、ウォッチドッグ回路のクロックを
設定するセレクタ、ウォッチドッグ回路の動作指定、割
込み優先順位の設定等は自己の系のソフトウェアで行な
われ、ウォッチドッグ回路による監視機能は相互監視す
るようには構成されていない。
【0007】このため、同一チップ内での故障等による
影響で自己の系のウォッチドッグ回路が作動しない、あ
るいは異常動作等を監視するためのウォッチドッグ回路
自体は正常であるのにソフトウェアの異常動作に起因し
てウォッチドッグ回路が誤動作する可能性がある。又、
2つのマイクロコンピュータの基準発振周波数(クロッ
ク)がずれた時でも異常を検出できないという問題もあ
る。
【0008】この発明は、上述した従来のマイクロコン
ピュータにおけるウォッチドッグ回路の問題点に留意し
て、マイクロコンピュータの異常動作を確実に検知する
ため自己の系のマイクロコンピュータとは別個に相互監
視する検知回路を設け、マイクロコンピュータのソフト
プログラムの異常動作による影響を受けずにウォッチド
ッグパルス信号の異常の有無を検知することによってマ
イクロコンピュータの異常動作を相互監視することがで
き、高い安全性、信頼性のあるマイクロコンピュータの
ウォッチドッグ相互監視回路を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、それぞれ独立した発振源により動作
する2つのマイクロコンピュータを用いる電子制御装置
において、それぞれのマイクロコンピュータは自分の動
作を他方のマイクロコンピュータへ知らせる為の定期的
なON/OFF信号であるウォッチドッグパルス信号を
出力する出力端子を持ち、それぞれのマイクロコンピュ
ータ内に他のマイクロコンピュータの動作を監視するウ
ォッチドッグタイマ回路を内蔵し、他のマイクロコンピ
ュータのウォッチドッグパルス出力信号を相互に監視す
るように構成して成るマイクロコンピュータのウォッチ
ドッグ相互監視回路の構成としたのである。
【0010】この場合、前記相互監視回路としてマイク
ロコンピュータのチップ内に外部から到来するウォッチ
ドッグパルス信号のパルス周期、パルス幅を監視するウ
ォッチドッグタイマ回路を集積したものとすることがで
きる。また、前記ウォッチドッグタイマ回路は、これを
同一チップ内に集積しているマイクロコンピュータのプ
ログラムと独立に構成するとさらに信頼性があがる。
【0011】さらに、上記いずれかの相互監視回路の構
成では、前記ウォッチドッグタイマ回路において、同一
チップ内のマイクロコンピュータの外部リセット信号で
ウォッチドッグタイマ回路を初期状態とし、そのマイク
ロコンピュータのクロック信号または被監視マイクロコ
ンピュータのクロックと独立したクロック信号を計数す
るタイマ回路と、外部からのウォッチドッグパルス信号
の立上り、立下りエッジと検出する回路と、上記タイマ
にクリア信号を送る回路とを有し、かつエッジの時間間
隔が正常か否かをタイマの値より判定する異常判定回路
を持つように構成することができる。
【0012】この場合、前記ウォッチドッグタイマ回路
において、エッジの時間間隔が一定時間よりも長いこ
と、または予め決めた時間よりも短いことをもって異常
判定をする異常判定回路を持つようにするのが好まし
い。又、前記ウォッチドッグタイマ回路において、リセ
ット時または異常判定回路による異常判定時にはただち
に異常信号を外部出力し、かつウォッチドッグパルスが
正常に復帰した時には復帰後ある一定時間だけ外部出力
は異常信号が保持されるようにすることもできる。
【0013】
【作用】以上のように構成した第一、第二、第三の発明
では、いずれも他の系のマイクロコンピュータの動作の
異常をそれと独立なウォッチドッグ相互監視回路により
相互監視し、異常を起こしたマイクロコンピュータの動
作を正常なマイクロコンピュータ側の相互監視回路で確
実に検出することができる。
【0014】第四の発明のウォッチドッグ相互監視回路
では、マイクロコンピュータのウォッチドッグパルス信
号がエッジ検出部に入力されると、それぞれのパルスの
立上り、立下りの両エッジが検出され、その検出信号を
クリア信号としてマイクロコンピュータからのクロック
信号で動作するカウンタ回路で時間を測定する。
【0015】測定した時間が所定範囲内であればカウン
タ回路からは何ら出力されないが、所定範囲より短けれ
ば短時間異常として、又長ければ長時間異常として異常
判定部により判定され、その判定信号に基づいて異常出
力信号が出力される。
【0016】この異常出力信号を用いてマイクロコンピ
ュータの制御対象を直ちに動作停止させるようにしても
よいが、第六の発明のように、異常保持回路を介して異
常状態を保持しておき、その間は制御対象を不作動とす
るべく異常出力を出力するようにすればより高い安全性
が確保される。所定時間異常保持されると、その後通常
状態に戻される。
【0017】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例のウォッチドッグ相互監視回
路の概略ブロック図である。図示省略しているが、図中
の2つのマイクロコンピュータ10、11には、例えば
自動車の走行車輪の速度情報を表す信号が2つに分岐さ
れてそれぞれ入力され、その速度信号に基づいて所定の
プログラムに従って演算が行なわれ、アンチロック制御
などの所要の制御が行なわれる。
【0018】マイクロコンピュータ10、11のそれぞ
れは、水晶発振器等の独立した基準発振源によって動作
し、その発振周波数をいくらか分周したクロック信号を
それぞれE0 、E1 (以下クロック信号という)とす
る。この実施例ではE0 、E1は2MHzである。又、
マイクロコンピュータ10、11はマイクロコンピュー
タ自身の動作が正常であることを表す信号として、マイ
クロコンピュータ内のプログラムの演算周期毎にパルス
信号(ウォッチドッグパルス)を発しており、それぞれ
WDP0 、WDP1 とする。
【0019】上記クロック信号E0 、E1 、ウォッチド
ッグパルス信号WDP0 、WDP1、及び外部RESE
T信号を受けて、それぞれのマイクロコンピュータの異
常を検出する異常検出回路20、20’が図示のように
マイクロコンピュータ外にハードブロックとして設けら
れている。
【0020】異常検出回路20は、エッジ検出部21、
分周回路22、時間幅測定部23、異常判定部24、異
常信号出力部25、ブロック回路26などを備えてい
る。
【0021】エッジ検出部21は、相手系のマイクロコ
ンピュータからクロスして入力されるウォッチドッグパ
ルス信号WDP1 の立上り、立下りの両エッジをE0
クロック信号で動作して検出するカウンタから成り、両
エッジを検出するとそれぞれのエッジで信号を出力し、
これを時間幅測定部23へクリア信号として送る。
【0022】時間幅測定部23は、クロック信号E0
分周回路22を介して分周(例えばE0 /210)したク
ロック信号IRQ0 によって動作し、エッジ検出部21
のクリア信号によりWDP1 の両エッジ間の時間を測定
するカウンタから成る。
【0023】異常判定部24は、上記時間幅測定部23
で測定された両エッジ間の時間が正常か異常かを判定す
る回路であり、短時間異常判定部24aと長時間異常判
定部24bとの組合せ回路から成る。そして短時間異常
判定部24a、長時間異常判定部24bはいずれも図示
のように論理回路から成り、それぞれの異常判定時には
0 信号を出力する。
【0024】異常信号出力部25は、D−フリップフロ
ップから成り、そのD−入力端子には上記短時間異常判
定部のL0 信号が入力され、かつエッジ検出部21の出
力をゲート28bを介してクロック信号として入力され
ると共に、長時間異常が検出されるとその信号をゲート
27を介してクリア信号として入力される。エッジ検出
部21からのクロック信号はカウンタ23へのクリア信
号よりわずかに早くD−フリップフロップへ入力され
る。
【0025】長時間異常判定部24bの異常判定信号
は、ブロック回路26へも送られ、異常判定時にはその
0 信号により時間幅測定部23のカウンタの動作を停
止させる。
【0026】なお、前記エッジ検出部21の出力はゲー
ト28a、29を介して時間幅測定部23のカウンタへ
クリア信号として送られ、エッジ端を検出する毎にカウ
ンタをクリアする。又、A、B、C……Eはそれぞれ入
力端子である。外部RESET信号は入力端子Bを介し
て入力された後、エッジ検出部21のカウンタや時間幅
測定部23、あるいは異常信号出力部25に対して、直
接にあるいはゲート29、27を介してクリア信号とし
て入力される。
【0027】もう一方の異常検出回路20’は、図示の
ように、基本的には前記異常検出回路20と対称に構成
され、同一機能部材には対応する符号にダッシュを付し
て表示し、詳細な説明は省略する。
【0028】上記2つの異常検出回路20、20’のそ
れぞれの異常信号出力部25、25’の出力信号は、O
Rゲート30を介して次の異常保持回路31に送られ
る。異常保持回路31は、前述した分周されたクロック
信号E1 をブロック回路32のゲートを介してクロック
信号として入力されて動作するカウンタ33と、このカ
ウンタの動作を止めるブロック回路32とから成る。前
記ORゲート30からの信号はカウンタ33のクリア信
号として入力される。
【0029】カウンタ33は、前記異常検出回路20、
20’のいずれかからの異常出力信号が入力されると、
時間測定を開始しかつ異常出力を出力し、またオーバフ
ローしたときに正常出力に戻す機能を有する。ブロック
回路32はカウンタ33の出力がない通常状態ではカウ
ンタ33へクロック信号E1 が送られるのを阻止してお
り、前記ORゲート30から異常出力信号がクリア信号
としてカウンタ33へ送られてカウンタ33が時間測定
を開始すると同時にその出力信号でクロック信号E1
10を通過させてカウンタ33が動作し、時間測定が行
なわれる。カウンタ33による時間測定の間カウンタ3
3からの出力は異常出力信号Hとして出力される。
【0030】オーバフロー信号がカウンタ33から出力
されるまで上記異常出力信号は出力され、図示のFET
34へも送られ、異常信号出力端子35から負荷へと送
られ、負荷の作動を遮断して安全性を確保する。オーバ
フロー信号L0 が出力されると、FET34は正常状態
に戻され、ブロック回路32でクロック信号E1 を阻止
する。
【0031】以上のように構成したこの実施例のウォッ
チドッグ相互監視回路により互いに相手系のマイクロコ
ンピュータの異常が検出される。異常検出回路20で
は、自己の系のマイクロコンピュータ10のクロック信
号E0 、相手系のマイクロコンピュータ11のウォッチ
ドッグパルス信号WDP1が入力され、自己の系のクロ
ック且つ相手系のマイクロコンピュータ11が正常であ
る限り異常信号出力部25から異常出力信号は出力され
ない。
【0032】エッジ検出部21には、マイクロコンピュ
ータ中の制御プログラムの1周期毎にその動作が正常で
あるかどうかを示すウォッチドッグパルス信号WDP1
がカウンタのD−入力に入力され、クロック信号E0
よってカウンタが動作し、パルス信号の立上り、立下が
りの両エッジを検出している。両エッジの信号は時間幅
測定部23のカウンタへクリア信号として送られ、その
度毎にカウンタはリセットされてパルスの時間幅を測定
している。
【0033】時間幅の測定については、図2の異常判定
論理値表に従って行なわれ、表中のWD判定がOK(正
常)である限り、短・長時間異常判定部24a、24b
から何ら出力信号は出力されない。以上については、他
の異常検出回路20’に対しても同じである。
【0034】しかし、何らかの原因でマイクロコンピュ
ータ10、11のいずれかが異常動作を起すと、異常動
作をしているマイクロコンピュータ内の制御プログラム
が異常となり、プログラム周期が短かくなったり長くな
ったり、あるいはパルス信号がなくなったりする。
【0035】このため、エッジ検出部での両エッジ検出
のタイミングが短かくなったり長くなったりする。この
時間幅測定を時間幅測定部23により測定し、カウンタ
に設定されている所定時間幅以下であれば短時間異常判
定部24aが異常出力信号を出力し、カウンタに設定さ
れている時間を越える長時間異常であれば長時間異常判
定部24bが異常出力信号を出力する。
【0036】この実施例では、例えばマイクロコンピュ
ータのプログラムの1周期を8ms、デューティ比を5
0%とし、パルスの幅が4ms±2ms(片側)を基準
値としている。従って、図2の表中でパルス数5〜11
の時間2.56〜5.632msであれば正常と判断さ
れ、それ以下では短時間異常、それ以上では長時間異常
と判断される。以上の作用については基本的に異常検出
回路20’においてもほぼ同じである。
【0037】上記により異常状態が判断され、異常出力
信号が異常検出回路20又は20’のいずれかで発生す
ると、その異常出力信号は異常保持回路31へ送られ、
異常状態が所定時間保持される。これは、たとえ異常状
態が短時間あるいは一瞬であったにせよ、異常状態が検
知された限り、マイクロコンピュータによるプログラム
制御動作に何らかの異常原因が含まれているのであるか
ら、ウォッチドッグ回路としての指令は異常状態が持続
しているものとして異常出力信号により制御対象を不作
動とし、安全性を確保し、一定時間経過すると正常状態
に復帰させるようにするためである。
【0038】なお、外部RESET信号は異常状態が生
じた時に、エッジ検出部21、時間幅測定部23、異常
信号出力部25をリセットすると共に異常信号出力部2
5から異常信号を出力して異常状態を保持するのに用い
られる。
【0039】図3は、マイクロコンピュータ内に異常検
出回路及び異常保持回路を内蔵した例を示す概略ブロッ
ク図であり、マイクロコンピュータ自身の内部構成は図
示省略している。上記異常検出回路、異常保持回路の構
成及び作用については、基本的に第1実施例と同じであ
る。同一機能部材には同一符号を付して説明は省略す
る。
【0040】この実施例では、異常検出回路はマイクロ
コンピュータに内蔵して設けられているが、A、C端子
への入力は互いに相手方マイクロコンピュータの基準ク
ロック信号、ウォッチドッグパルス信号が入力される。
従って、異常検出回路は自己の系のマイクロコンピュー
タ外に設けられているのと同じであり、自己の系のマイ
クロコンピュータの基準クロック信号、ウォッチドッグ
パルス信号が異常であってもそれとは無関係に異常状態
を検知できる。
【0041】
【効果】以上詳細に説明したように、この出願の第一、
第二及び第三の発明ではウォッチドッグ相互監視回路を
自己の系のマイクロコンピュータとは独立に他の系のマ
イクロコンピュータ内に設けて相互監視するようにした
から、自己の系のマイクロコンピュータが異常動作をし
ても確実にその異常状態を検知でき、さらにウォッチド
ッグタイマ回路がソフトウェアと独立しており、従って
ソフトウェアの異常動作による影響を受けないことよ
り、高い安全性、信頼性が得られる。
【0042】又、第四、第五の発明ではエッジ検出部で
検出されるウォッチドッグパルスの時間幅を時間幅測定
部で測定し、短時間又は長時間異常があると異常判定部
で判定し、異常出力信号を出力する異常検出回路から成
るウォッチドッグ相互監視回路の構成とし、さらにハー
ドウェアのみの回路構成にしたから高い安全性、信頼性
のある相互監視回路が得られる。従って、これを自動車
のアンチロックブレーキ等を制御する電子制御装置など
の分野で利用すると効果的である。
【0043】第六の発明は、第四の発明の異常検出回路
に異常保持回路を組合せたものとし、異常が発生した後
正常に戻ってもしばらく異常状態を保持するようにした
から、異常保持回路からのウォッチドッグ異常出力信号
によりマイクロコンピュータの本来の制御対象物の動作
をその間停止させるようにしてより高い安全性を確保す
ることができ、第四の発明と同様にアンチロックブレー
キ等の電子制御回路に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例のウォッチドッグ相互監視回路の概
略ブロック図
【図2】同上回路における異常判定論理値表
【図3】第二実施例のウォッチドッグ相互監視回路の概
略ブロック図
【図4】従来例のウォッチドッグタイマーの概略ブロッ
ク図
【符号の説明】
10、11 マイクロコンピュータ 20、20’ 異常検出回路 21、21’ エッジ検出部 22、22’ 分周回路 23、23’ 時間幅測定部 24、24’ 異常判定部 24a、24a’ 短時間異常判定部 24b、24b’ 長時間異常判定部 25、25’ 異常信号出力部 26、26’ ブロック回路 30 ORゲート 31 異常保持回路 32 ブロック回路 33 カウンタ 34 FET 35 異常信号出力端

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ独立した発振源により動作する
    2つのマイクロコンピュータを用いる電子制御装置にお
    いて、それぞれのマイクロコンピュータは自分の動作を
    他方のマイクロコンピュータへ知らせるための定期的な
    ON/OFF信号であるウォッチドッグパルス信号を出
    力する出力端子を持ち、それぞれのマイクロコンピュー
    タ内に他のマイクロコンピュータの動作を監視するウォ
    ッチドッグタイマ回路を内蔵し、他のマイクロコンピュ
    ータのウォッチドッグパルス出力信号を相互に監視する
    ことを特徴とするマイクロコンピュータのウォッチドッ
    グ相互監視回路。
  2. 【請求項2】 前記相互監視回路としてマイクロコンピ
    ュータのチップ内に外部から到来するウォッチドッグパ
    ルス信号のパルス周期、パルス幅を監視するウォッチド
    ッグタイマ回路を集積したことを特徴とする請求項1に
    記載のマイクロコンピュータのウォッチドッグ相互監視
    回路。
  3. 【請求項3】 前記ウォッチドッグタイマ回路は、これ
    を同一チップ内に集積しているマイクロコンピュータの
    プログラムと独立に構成にした事を特徴とする請求項1
    に記載のマイクロコンピュータのウォッチドッグ相互監
    視回路。
  4. 【請求項4】 前記ウォッチドッグタイマ回路におい
    て、同一チップ内のマイクロコンピュータの外部リセッ
    ト信号でウォッチドッグタイマ回路を初期状態とし、そ
    のマイクロコンピュータのクロック信号または被監視マ
    イクロコンピュータのクロックと独立したクロック信号
    を計数するタイマ回路と、外部からのウォッチドッグパ
    ルス信号の立上り、立下りエッジを検出する回路と、上
    記タイマにクリア信号を送る回路とを有し、かつエッジ
    の時間間隔が正常か否かをタイマの値より判定する異常
    判定回路を持つことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載のマイクロコンピュータのウォッチドッグ相
    互監視回路。
  5. 【請求項5】 前記ウォッチドッグタイマ回路におい
    て、エッジの時間間隔が一定時間よりも長いことまたは
    予め決めた時間よりも短いことをもって異常判定をする
    異常判定回路を持つことを特徴とする請求項4に記載の
    マイクロコンピュータのウォッチドッグ相互監視回路。
  6. 【請求項6】 前記ウォッチドッグタイマ回路におい
    て、リセット時または異常判定回路による異常判定時に
    はただちに異常信号を外部出力し、かつウォッチドッグ
    パルスが正常に復帰した時には復帰後ある一定時間だけ
    外部出力は異常信号が保持されることを特徴とする請求
    項4に記載のマイクロコンピュータのウォッチドッグ相
    互監視回路。
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