JPH06118715A - カラートナー - Google Patents

カラートナー

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JPH06118715A
JPH06118715A JP4291943A JP29194392A JPH06118715A JP H06118715 A JPH06118715 A JP H06118715A JP 4291943 A JP4291943 A JP 4291943A JP 29194392 A JP29194392 A JP 29194392A JP H06118715 A JPH06118715 A JP H06118715A
Authority
JP
Japan
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color
toner
yellow
color toner
binder resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4291943A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Yamamoto
保夫 山本
Yutaka Sugizaki
裕 杉崎
Taichi Yamada
太一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4291943A priority Critical patent/JPH06118715A/ja
Publication of JPH06118715A publication Critical patent/JPH06118715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー製造時における耐熱性が優れており、
透明性、耐光性が優れたフルカラー用のイエロートナー
として使用するカラートナーを提供する。 【構成】 少なくとも結着樹脂と、着色剤としてC.
I.ピグメント・イエロー185を含有することを特徴
とする。C.I.ピグメント・イエロー185の含有量
は、トナー中に0.1重量%〜15重量%であり、また
結着樹脂としては、ガラス転移温度が50℃〜70℃、
軟化点が80℃〜150℃のものが使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐光性に優れた電子写
真用イエローカラートナーに関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラートナーに求められる色材特性
として、色再現性のよい色材の分光特性、トナー製造時
における色材の耐熱性および複写画像の耐光性があげら
れる。従来、フルカラートナーに用いられる色材は、特
開昭62−157051号公報および同62−2559
56号公報に記載のシアン、マゼンタ、イエローの減法
混色用の色材が用いられている。すなわち、シアン色材
としてはフタロシアニンが、また、マゼンタ色材として
はローダミンレーキ、カーミン6BCなどのレーキ顔料
が使用されており、染料の色材と比較して、これらは耐
光性、色再現性、耐熱性共に優れたものである。またイ
エロー色材に関しては、特開平3−276161号公報
に記載されているC.I.ソルベントイエロー162、
特開平2−207274号公報に記載されているC.
I.ダイレクトイエロー160や、特開平2−2072
73号公報に記載されているC.I.ソルベントイエロ
ー112などの染料や、特開平3−41472号公報に
記載されている染料が知られており、これらの染料は、
透明性は優れているものの、耐熱性、色材の移行性(ブ
リード)、耐光性が顔料に比べて劣っている。また、特
開平2−210363号、特開昭62−157051号
および同62−255956号公報に記載のC.I.ピ
グメント・イエロー12、13、14、16および17
などのジスアゾ顔料が使用されている。これらのジスア
ゾ顔料は、耐熱性、色材の移行性(ブリード)、耐光性
は染料に比べて優れているが、レーキ顔料に比べて耐光
性が劣り、フルカラーコピーの耐光性もイエローの特性
が悪いため、長時間の光の暴露に対して、色相が変化し
てしまうことから、改善が求められている。また、特開
平2−210364号公報などに記載のイエロー色材の
モノアゾ顔料は、耐光性、耐熱性が優れているものが多
いが、隠蔽力が強すぎて、透明性が悪いためにフルカラ
ートナー用色材としては適していない。
【0003】色材の光による耐光性の劣化の機構は、一
般に紫外線により、色材の化学構造にラジカル分解が生
じることによるものと考えられている。そのため、特開
平2−264966および同2−264965号公報に
記載されているように、色材と併用して紫外線吸収剤を
用いることが試みられている。しかしながら、紫外線吸
収剤は、光をよりよく吸収するためには、ポリマーに溶
解するものでなければならない。また、紫外線吸収剤の
化学構造は、トナーの帯電性を変化させてしまう構造を
持つ。したがって、紫外線吸収剤は、時間がたてば、ト
ナー表面にブリードしてしまい、トナーの帯電安定性が
得られないと言う欠点をもつ。また、紫外線に対して安
定化させるためには、長時間の照射下においても、その
光エネルギーを吸収して励起状態になっても構造変化を
起こすことなく、光エネルギーを有効に熱エネルギーに
変換して基底状態に戻るような性質を維持する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
る。すなわち、本発明の目的は、イエロートナー製造時
における耐熱性が優れ、透明性、色分光特性を満足し、
かつ耐光性に優れたイエローカラートナーを提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、耐光性の優れた良好な
フルカラー画像が得られるフルカラー用イエロートナー
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は検討の結
果、C.I.ピグメント・イエロー185が上記の目的
を達成することを見出だし、本発明を完成した。本発明
のカラートナーは、少なくとも結着樹脂と、着色剤とし
てC.I.ピグメント・イエロー185を含有すること
を特徴とする。
【0006】C.I.ピグメント・イエロー185は、
下記構造式で示されるものであって、
【化1】 カラートナー中に0.1重量%〜15重量%、好ましく
は2.0重量%〜10重量%含有させる。
【0007】本発明においては、場合によっては、他の
イエロー顔料を併用することも可能である。本発明にお
いて、C.I.ピグメント・イエロー185を分散させ
る結着樹脂としては、公知のものならば、如何なるもの
でも使用することができるが、特にガラス転移温度(T
g)が50℃〜70℃、軟化点(Tm)が80℃〜15
0℃であるものが、トナーの保存性が良好であり、かつ
光沢のあるフルカラー画像を得ることができるので好ま
しい。具体的には、スチレン、クロロスチレン、ビニル
スチレン等のスチレン類;エチレン、プロピレン、ブチ
レン、イソブチレン等のモノオレフィン類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル
等のビニルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸ドデシル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエ
ーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類;
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイ
ソプロペニルケトン等のビニルケトン類の単独重合体或
いは共重合体を例示することができる。さらにポリエス
テル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポ
リアミド、変性ロジン、パラフィン、ワックス類をあげ
ることができる。
【0008】本発明のカラートナーには、さらに、添加
剤として、他の成分を含有させることができる。例え
ば、サリチル酸金属塩、含ほう素化合物および第4アン
モニウム塩等の無色の電荷制御剤、低分子量ポリプロピ
レン、低分子量ポリエチレン、ワックス等のオフセット
防止剤、定着助剤等を結着樹脂中に添加することができ
る。また、シリカ、チタニア、アルミナ等の流動化剤、
ポリスチレン微粒子、ポリメチルメタクリレート微粒
子、ポリフッ化ビニリデン微粒子等のクリーニング助剤
または転写助剤等の外添剤を添加することもできる。特
に一次粒子径5nm〜30nmの疎水性シリカが好まし
く用いられる。
【0009】本発明のカラートナーを製造するために
は、従来公知の方法が適用できる。すなわち、上記着色
材を、結着樹脂および必要により添加される添加剤と共
に、バンバリーミキサー、ニーダー、コンティニアスミ
キサー、ロールミル、エクストルーダー等により溶融混
練し、冷却した後、ジェットミル等の手段で粉砕し、分
級することによって製造することができる。その場合、
トナーの平均粒径は、3〜12μmの範囲、好ましくは
4〜10μmの範囲にになるように分級すればよい。な
お、着色剤は直接結着樹脂と混合してもよいが、予めフ
ラッシング法、マスターバッチ法等により加工色材を形
成し、それを結着樹脂と混合するのが好ましい。
【0010】
【実施例】
実施例1〜5および比較例1〜5 結着樹脂として次の2種を使用した。 ポリマー1:スチレン−n−ブチルメタクリレート共重
合体(Tg=63℃、Tm=110℃) ポリマー2:ビスフェノールA−エチレンオキサイド付
加物/テレフタル酸縮合物(Tg=65℃、Tm=11
0℃) また、着色剤としては次のものを使用した。 (1)C.I.ピグメントイエロー185(Paliotol Y
ellow d1155 、BASF社製) (2)C.I.ピグメントイエロー12(Seikafast Ye
llow 2300 、大日精化社製) (3)C.I.ピグメントイエロー13(Lionol Yello
w FG-1310 、東洋インキ社製) (4)C.I.ピグメントイエロー17(Pigment Yell
ow 1705 、山陽色素社製) (5)C.I.ピグメントイエロー97(Novoperm Yel
low FGL 、ヘキスト社製)
【0011】上記結着樹脂と着色剤を、表1に示す組み
合わせおよび配合量になるようにバンバリーミキサーに
よって溶融混練し、粉砕機(PJM200、NPK社
製)によって粉砕し、分級機(TC15型、日清エンジ
ニアリング社製)を使用して分級して、体積平均粒径7
〜8μm、体積90%径/体積10%径分布:約1.3
のトナーを作製した。なお、粒度測定はコールターカウ
ンターにて行った。得られたトナー500重量部にシリ
カ(R812、日本アエロジル社製)6重量部を加え、
ヘンシェルミキサーによって2000rmで3分間混合
した。得られたブレンドトナー10重量部と平均粒径5
0μmフェライトコートキャリア100重量部とを混合
して現像剤を得た。
【0012】この現像剤を、複写機(A COLOR
(富士ゼロックス社製)改造機)(定着ロールを外した
もの)の中に入れて、未定着像(トナー現像量は0.7
mg〜0.8mgになるように調製した)を得た。この
未定着像をオフライン定着機(外したA COLORの
定着機を独立で作動するように改造したもの)によって
定着した。得られた定着サンプルを、JIS K710
2−1981に準じて評価を行った。(照射時間:10
0時間)
【0013】判定は、目視により行い、未照射サンプル
との比較によって評価した。 (判定基準) ×:耐光性が劣っている(褪色した)。 △:やや劣っている(やや変色している)。 〇:優れた耐光性を示す(褪色しない)。 それらの結果を表1に示す。
【0014】
【表1】 さらに、A COLOR機にて、実施例2のイエロー現
像剤を用いて、赤、緑、青、黒色のバッチのある原稿を
複写したところ、原稿とほぼ同等色の鮮明な複写画像を
得ることができた。
【0015】
【発明の効果】本発明のカラートナーは、着色剤として
C.I.ピグメント・イエロー185を使用したことに
より、トナー製造時における耐熱性が優れており、また
透明性および耐光性にも優れ、フルカラートナーとして
使用するのに適している。本発明のカラートナーは、特
に、顔料分散が良好であり、透明性に優れているため
に、フルカラーにおける二次色、三次色を良好に再現す
ることができるという効果を生じる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と、着色剤として
    C.I.ピグメント・イエロー185を含有することを
    特徴とするカラートナー。
  2. 【請求項2】 C.I.ピグメント・イエロー185を
    トナー中に0.1重量%〜15重量%含有することを特
    徴とする請求項1記載のカラートナー。
  3. 【請求項3】 結着樹脂のガラス転移温度が50℃〜7
    0℃、軟化点が80℃〜150℃であることを特徴とす
    る請求項1記載のカラートナー。
JP4291943A 1992-10-07 1992-10-07 カラートナー Pending JPH06118715A (ja)

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