JPH0611846Y2 - 放射性廃棄物の運搬台車 - Google Patents

放射性廃棄物の運搬台車

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JPH0611846Y2
JPH0611846Y2 JP16798688U JP16798688U JPH0611846Y2 JP H0611846 Y2 JPH0611846 Y2 JP H0611846Y2 JP 16798688 U JP16798688 U JP 16798688U JP 16798688 U JP16798688 U JP 16798688U JP H0611846 Y2 JPH0611846 Y2 JP H0611846Y2
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和彦 太田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は放射性廃棄物を収容したドラム缶などを、貯蔵
室の貯蔵レーン上に運搬して自動的に貯蔵を行う放射性
廃棄物の運搬台車に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来の放射性廃棄物の運搬台車の一例を示すも
ので、貯蔵室1の床上に敷設された走行レール2上を、
親台車走行モータ3の駆動により走行車輪4を介して走
行する親台車5を設け、更に、該親台車5の側方に、前
記走行レール2に対して直角方向に延びる2本1対の貯
蔵チャンネル6,7からなる貯蔵レーン8を複数配設する
と共に、前記親台車5上に、前記貯蔵チャンネル6,7と
平行な2本の案内チャンネル9,10を設ける。
更に、前記親台車5には、走行車輪11を介して前記案内
チャンネル9,10及び貯蔵チャンネル6,7に沿って移動可
能な子台車12を設けている。
子台車12は、バッテリー13によって前記走行車輪11を回
転駆動する子台車走行モータ14、及びバッテリー13によ
って駆動される昇降用モータ15により放射性廃棄物が収
容されたドラム缶16の昇降を行い、下降時に該ドラム缶
16を前記貯蔵レーン8の貯蔵チャンネル6,7上に載置で
きるようにしたリフト台17を有している。
ドラム缶16の貯蔵を行う際は、貯蔵室1外部のホームポ
ジション(第3図の上下方向位置)において、ドラム缶
16を支持した子台車12を親台車5の案内チャンネル9,10
内に引き込んだ状態において、親台車5を走行レール2
に沿って貯蔵室1内に走行させ、貯蔵すべき貯蔵レーン
8の前面で停止させる。このときの位置決めは、図示し
ないリミットスイッチ、光電管、或いはテレビカメラ等
によって行う。
続いて子台車12の子台車走行モータ14を駆動することに
より子台車12を案内チャンネル9,10から貯蔵すべきレー
ンの貯蔵チャンネル6,7に沿って走行させ、貯蔵位置に
停止させる。
続いて、昇降モータ15によりリフト台17を下降させ、ド
ラム缶16を貯蔵チャンネル6,7上に載置する。その後、
子台車12は再び親台車5位置に戻り、親台車5は貯蔵室
1外(ホームポジション)に移動し、以後同様の作業を
行う。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来装置においては、親台車5が何等かの
原因で走行不能となった場合、親台車5は重量物(約2
t前後)であるため、移動させることが大変困難であ
り、親台車5の回収が不可能となってしまう問題を有し
ていた。又、貯蔵室1内は放射性レベルが高いために、
作業員が中に入って修理するようなことはできない。
本考案は、親台車の走行が不能になったような場合に
も、親台車を貯蔵室外部からの操作で確実に貯蔵室外部
に搬出し、修理することを可能にすることを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 走行レールに沿って貯蔵室内外に走行可能な親台車と、
該親台車と前記走行レールに対して直角方向に前記貯蔵
室内に設けられた貯蔵レーンとの間を移動して放射性廃
棄物の貯蔵を行う子台車を有した放射性廃棄物の運搬台
車において、前記親台車の駆動車輪側下面に支持ローラ
を設けると共に、前記親台車の下側に、該親台車の走行
方向に沿って移動可能で、且つ貯蔵室外方向に向って移
動して親台車の下側に侵入した際に前記支持ローラを持
ち上げ得る押上げ傾斜面を有する押上げレールを備えた
救援トロリーを設け、前記親台車の走行方向における貯
蔵室最奥部に設けた従動スプロケットと貯蔵室外部に設
けた駆動スプロケットとの間に掛け回し、その両端部を
前記救援トロリーに固定したチェーンを設け、前記駆動
スプロケットの回転を行うチェーン駆動装置を設けたこ
とを特徴とする放射性廃棄物の運搬台車にかかるもので
ある。
[作用] 通常の放射性廃棄物の貯蔵作業時は、救援トロリーは親
台車走行方向の貯蔵室最奥部に位置されている。
親台車が何等かの原因で走行が不能になった場合には、
チェーン駆動装置を作動させることにより、チェーンの
引張り作用によって救援トロリーを貯蔵室外方に向って
移動させる。すると、救援トロリーの押上げレールの押
上げ傾斜面によって支持ローラが押上げることになって
親台車の駆動車輪側を浮かせることができ、この状態で
更に救援トロリーを引張り移動させると、親台車は貯蔵
室外に引き出される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1、2図は本考案の一実施例であり、図中第3図と同
一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
第3図と同様に、子台車12を収容して走行レール2に沿
って貯蔵室1の内部から外部に亘って走行可能に設けら
れた親台車の5の下部に、前記走行レール2の内側に位
置するようにチャンネル状のトロリー走行レール18,19
を設け、該トロリー走行レール18,19にガイドローラ20,
21により案内されて走行可能な救援トロリー22を設け
る。
又、前記トロリー走行レール18,19の中間部位置に、上
下2段のチェーンガイド23,24を設け、前記救援トロリ
ー22の一端固定点25に固定したチェーン26を、前記上段
のチェーンガイド23に沿って導き、貯蔵室1における親
台車5の走行最奥部Aに設けた従動スプロケット27によ
り反転させた後、下段のチェーンガイド24に沿って導
き、貯蔵室1外部に設けた駆動スプロケット28により再
び反転させた後、上段のチェーンガイド23に沿わせ、そ
の他端を前記救援トロリー22の他端固定点29に固定す
る。
更に、前記駆動スプロケット28には手動或いは自動で該
スプロケット28の回転駆動を行うチェーン駆動装置30を
設ける。
前記親台車5における走行車輪4のうちの親台車走行モ
ータ3によって駆動される側の駆動車輪4′(通常ブレ
ーキ機能を有している)に近い位置に支持ローラ31を設
け、又前記救援トロリー22の上面における前記支持ロー
ラ31に対応する位置に押上げ傾斜面32を有した押上げレ
ール33を設ける。
該押上げレール33は、貯蔵室1の最奥部A側に向って高
くなる押上げ傾斜面32を有しており、低い側は前記支持
ローラ31下部に自由にもぐり込むことができるが、更に
救援トロリー22を親台車5下部にもぐり込ませると、押
上げ傾斜面32によって支持ローラ31を押し上げ、よって
親台車5の駆動車輪4′側を走行レール2上から持ち上
げて浮かせることができるようになっている。34は押上
げロール33の最奥部A側端部に設けた安全用ストッパー
である。又35は最奥部Aに設けた救援トロリー22のスト
ッパー、36は最奥部Aに設けた親台車5のストッパー、
37は貯蔵室1外部に設けた親台車5のストッパーを示
す。
親台車5が第3図に示したように子台車12を収容してド
ラム缶16の貯蔵作業を行う通常時は、第1、2図中実線
で示すように、救援トロリー22は貯蔵室1の最奥部Aに
位置させておく。
親台車5が何等かの原因で走行レール2上で移動不能に
なった場合には、チェーン駆動装置30により駆動スプロ
ケット28を介してチェーン26を作動させ、救援トロリー
22をトロリー走行レール18,19に沿って貯蔵室1外部側
に向って移動させる。
救援トロリー22が停止している親台車5位置に来ると、
仮想線で示すように救援トロリー22の押上げレール33が
親台車5の支持ローラ31下部に入り込み、押上げ傾斜面
32により支持ローラ31を押し上げて親台車5の駆動車輪
4′側を走行レール2から持ち上げる。
上記により、ブレーキ機能を有する駆動車輪4′側が救
援トロリー22によって支持されることになるので、前記
チェーン駆動装置30により更に救援トロリー22を貯蔵室
1外部方向に移動させると、親台車5は救援トロリー22
に押されて貯蔵室1外部(ホームポジション)に移動さ
れる。
上記により、親台車5を確実に回収して修理を行うこと
ができる。
又、ドラム缶16の貯蔵作業を再開する場合には、前記と
同様に、救援トロリー22を貯蔵室1の最奥部Aに位置さ
せておく。
尚、本考案の放射性廃棄物の運搬台車は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、支持ローラを救援トロ
リー側に設け、押上げレールを親台車側に設けるように
しても良いこと、チェーン駆動装置は手動、自動を問わ
ず種々の方式を実施し得ること、その他本考案の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の放射性廃棄物の運搬台車
によれば、親台車が何等かの原因で走行が不能になった
場合にも貯蔵室外部のチェーン駆動装置を作動するのみ
で、容易、確実に親台車を貯蔵室外部に回収することが
でき、且つ救援トロリーに何等の駆動装置も備えていな
いので、軽量、小型とすることができ、しかも故障が生
じにくく信頼性が高い、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は従来の放射性廃棄物の運搬台車の平面
図である。 1は貯蔵室、2は走行レール、3は親台車走行モータ、
4は走行車輪、4′は駆動車輪、5は親台車、8は貯蔵
レーン、12は子台車、18,19はトロリー走行レール、22
は救援トロリー、26はチェーン、27は従動スプロケッ
ト、28は駆動スプロケット、30はチェーン駆動装置、31
は支持ローラ、32は押上げ傾斜面、33は押上げレールを
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行レールに沿って貯蔵室内外に走行可能
    な親台車と、該親台車と前記走行レールに対して直角方
    向に前記貯蔵室内に設けられた貯蔵レーンとの間を移動
    して放射性廃棄物の貯蔵を行う子台車を有した放射性廃
    棄物の運搬台車において、前記親台車の駆動車輪側下面
    に支持ローラを設けると共に、前記親台車の下側に、該
    親台車の走行方向に沿って移動可能で、且つ貯蔵室外方
    向に向って移動して親台車の下側に侵入した際に前記支
    持ローラを持ち上げ得る押上げ傾斜面を有する押上げレ
    ールを備えた救援トロリーを設け、前記親台車の走行方
    向における貯蔵室最奥部に設けた従動スプロケットと貯
    蔵室外部に設けた駆動スプロケットとの間に掛け回し、
    その両端部を前記救援トロリーに固定したチェーンを設
    け、前記駆動スプロケットの回転を行うチェーン駆動装
    置を設けたことを特徴とする放射性廃棄物の運搬台車。
JP16798688U 1988-12-26 1988-12-26 放射性廃棄物の運搬台車 Expired - Lifetime JPH0611846Y2 (ja)

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JP16798688U JPH0611846Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 放射性廃棄物の運搬台車

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JP16798688U JPH0611846Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 放射性廃棄物の運搬台車

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Publication Number Publication Date
JPH0287671U JPH0287671U (ja) 1990-07-11
JPH0611846Y2 true JPH0611846Y2 (ja) 1994-03-30

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JP16798688U Expired - Lifetime JPH0611846Y2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 放射性廃棄物の運搬台車

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JP5519881B1 (ja) * 2014-01-06 2014-06-11 原電事業株式会社 運搬車

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JPH0287671U (ja) 1990-07-11

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