JPH06117813A - T形継手の溶接線検出方法 - Google Patents

T形継手の溶接線検出方法

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JPH06117813A
JPH06117813A JP26581292A JP26581292A JPH06117813A JP H06117813 A JPH06117813 A JP H06117813A JP 26581292 A JP26581292 A JP 26581292A JP 26581292 A JP26581292 A JP 26581292A JP H06117813 A JPH06117813 A JP H06117813A
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JP26581292A
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Inventor
Kenichi Kato
研一 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、平面部を有する第1部材とこの第1
部材の平面部に対し略直交するように配置された第2部
材とからなるT形継手の溶接線位置を検出する溶接線検
出方法に関し、T形継手の溶接線位置を正確かつ確実に
検出可能にし、T形継手についての溶接作業の自動化を
実現できるようにすることを目的とする。 【構成】そこで、第1部材1Aの位置および第2部材1
Bの寸法,形状が既知である場合に、第2部材1Bの表
面位置を検出する位置検出手段2をそなえ、この位置検
出手段2により、第2部材1Bの第1部材1Aとの対向
面側辺1dを除く辺1a〜1cのうちの少なくとも2つ
の辺上の3ヵ所の位置を検出し、位置検出手段2による
検出結果,第1部材1Aの位置および第2部材1Bの寸
法,形状に基づいて、T形継手の溶接線4の位置を検出
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面部を有する第1部
材と、この第1部材の平面部に対して略直交するように
配置された第2部材とからなるT形継手の溶接線位置を
検出するためのT形継手の溶接線検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動溶接機や溶接ロボット等に
おいては、精密な溶接作業を行なうために、その作業対
象であるワークの形状を認識して溶接線の位置を正確に
検出する必要がある。
【0003】そこで、従来、特開平3−52774号公
報,特開平3−142069号公報,特開平3−193
270号公報,特開平3−207577号公報,特開平
3−221267号公報などに開示されるように、光学
式センサを用い作業対象ワークにレーザ光等を照射する
ことにより画像データを得てから、その画像データに基
づいてワークの形状を認識し溶接線の位置を検出するこ
とが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶接線検出手段は、いずれも突合せ継手部において、突
き合わされた部材どうしの間隔(ギャップ)の大きさ、つ
まりはその溶接線の位置を検出することはできるが、T
形継手についての溶接線位置(ギャップの大きさ)の検出
に適用することができなかった。
【0005】つまり、T形継手では、通常、第1部材の
平面部に対して第2部材が略直交するように配置されて
いるため、第2部材に略直交する方向から光学式センサ
によるセンシングを行なった場合、第1部材と光学式セ
ンサとが干渉し合うことになり、第1部材と第2部材と
の間の溶接線位置を検出できない場合があった。
【0006】そこで、光学式センサによるセンシング動
作を、第1部材の平面部に対して所定角度を成す方向か
ら行ない、T形継手の溶接線位置を検出する手段も提案
されているが、この手段では、光学式センサにより走査
される検出線がすべてワーク(第1部材および第2部材)
上に位置することになり、ワークの表面が鏡面体の場合
には、光学式センサからの照射光(レーザ光)が正反射す
るために正確な検出結果が得られなくなる。
【0007】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、T形継手の溶接線位置を正確かつ確実に検
出可能にして、T形継手についての溶接作業の自動化を
実現できるようにした、T形継手の溶接線検出方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のT形継手の溶接線検出方法(請求項1)は、
平面部を有する第1部材と、該第1部材の平面部に対し
て略直交するように配置された第2部材とを溶接するに
際し、これらの第1部材と第2部材とからなるT形継手
の溶接線の位置を検出するものであって、前記第1部材
の位置および前記第2部材の寸法,形状が既知である場
合に、前記第2部材の表面位置を検出する位置検出手段
をそなえ、前記位置検出手段により、前記第2部材の前
記第1部材との対向面側辺を除く辺のうちの少なくとも
2つの辺上の3ヵ所の位置を検出し、前記位置検出手段
による検出結果,前記第1部材の位置および前記第2部
材の寸法,形状に基づいて、前記T形継手の溶接線位置
を検出することを特徴としている。
【0009】また、請求項1において、前記第2部材が
正方形もしくは長方形の板状のものである場合、前記第
2部材の前記対向面側辺を除く3つの辺のうち直交する
2つの辺上の3ヵ所の位置を、前記位置検出手段によ
り、各辺に交差する方向への検出線に沿ってセンシング
してそれぞれ検出し、同一辺上で検出された2ヵ所の位
置を結んだ直線と、他辺上で検出された1ヵ所の位置を
通り前記直線に直交する直線との交点位置を求め、該交
点位置,前記第1部材の位置および前記第2部材の寸
法,形状に基づいて、前記T形継手の溶接線位置を検出
してもよい(請求項2)。
【0010】さらに、請求項1において、前記第2部材
が正方形もしくは長方形の板状のものである場合、前記
第2部材の前記対向面側辺を除く3つの辺上において、
各辺につき1ヵ所の位置を、前記位置検出手段により、
各辺に交差する方向への検出線に沿ってセンシングして
それぞれ検出し、検出された3ヵ所の位置のうち、前記
第2部材の前記対向面側辺に対して直交する一方の辺上
の検出位置を中心とし、前記対向面側辺の寸法を半径と
する円を求め、前記第2部材の前記対向面側辺に対して
直交する他方の辺上の検出位置からの前記円に対する接
線と、前記対向面側辺に対して平行な辺上の検出位置を
通り前記接線に直交する直線との交点位置を求め、該交
点位置,前記第1部材の位置および前記第2部材の寸
法,形状に基づいて、前記T形継手の溶接線位置を検出
してもよい(請求項3)。
【0011】そして、請求項1〜3において、前記第2
部材の前記対向面側辺を除く3つの辺のうち直交する2
つの辺上において、各辺につき1ヵ所の位置を前記位置
検出手段により検出する際に、前記直交する2つの辺の
いずれにも交差する1本の検出線に沿って、前記位置検
出手段によるセンシング動作を行なってもよい(請求項
4)。
【0012】
【作用】上述した本発明のT形継手の溶接線検出方法
(請求項1)では、位置検出手段により、第2部材の第1
部材との対向面側辺を除く辺のうちの少なくとも2つの
辺上の3ヵ所の位置(エッジ部分)を検出するため、光学
式の位置検出手段を用いても正反射の影響を受けること
なく、各位置情報を得ることができる。また、その各位
置情報と、予め既知の第1部材の位置および第2部材の
寸法,形状とに基づいて、T形継手の溶接線位置が検出
(自動認識)される。
【0013】また、請求項2の方法では、請求項1の方
法において第2部材が正方形もしくは長方形の板状のも
のである場合、位置検出手段により、第2部材の対向面
側辺を除く3つの辺のうち直交する2つの辺上の3ヵ所
の位置が、各辺に交差する方向への検出線に沿ってセン
シングしてそれぞれ検出された後、同一辺上で検出され
た2ヵ所の位置を結んだ直線と、他辺上で検出された1
ヵ所の位置を通り前記直線に直交する直線との交点位置
が求められる。この交点位置は、第2部材の4つの頂点
のうちの1つの頂点位置であることから、その交点位
置,第1部材の位置および第2部材の寸法,形状に基づ
いて、T形継手の溶接線位置が検出(自動認識)される。
【0014】請求項3の方法では、請求項1の方法にお
いて第2部材が正方形もしくは長方形の板状のものであ
る場合、位置検出手段により、第2部材の対向面側辺を
除く3つの辺上において、各辺につき1ヵ所の位置が各
辺に交差する方向への検出線に沿ってセンシングしてそ
れぞれ検出された後、検出された3ヵ所の位置のうち、
第2部材の対向面側辺に対して直交する一方の辺上の検
出位置を中心とし、対向面側辺の寸法を半径とする円を
求められる。そして、対向面側辺に対して直交する他方
の辺上の検出位置からの前記円に対する接線と、対向面
側辺に対して平行な辺上の検出位置を通り前記接線に直
交する直線との交点位置が求める。この交点位置は、第
2部材の4つの頂点のうちの1つの頂点位置であること
から、その交点位置,第1部材の位置および第2部材の
寸法,形状に基づいて、T形継手の溶接線位置が検出
(自動認識)される。
【0015】請求項4の方法では、請求項1〜3の方法
において、第2部材の対向面側辺を除く3つの辺のうち
直交する2つの辺上それぞれにつき1ヵ所の位置を位置
検出手段により検出する際に、直交する2つの辺のいず
れにも交差する1本の検出線に沿い、位置検出手段によ
るセンシング動作を行なうことで、1回のセンシング動
作により2ヵ所の位置を検出することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、図1〜図6は本発明の第1実施例としてのT
形継手の溶接線検出方法を示すもので、図1(a)はその
手順を説明するためのフローチャート、図1(b)はその
方法を適用された装置の外観を模式的に示す斜視図、図
2はそのセンシング動作を説明するための模式的な斜視
図、図3はその位置センサによる検出データを説明する
ための図、図4(a)はそのセンシング動作による検出位
置を示す斜視図、図4(b)は図4(a)に示す検出位置に
基づく第2部材の位置の導出手順を説明するための斜視
図、図5はその第2部材の寸法を示す斜視図、図6(a)
〜(c)はいずれも第1実施例のセンシング動作の変形例
を説明するための模式的な斜視図である。
【0017】図1(b)および図2において、1Aは平面
部を有し配置位置が既知の平板状の第1部材、1Bはこ
の第1部材1Aの平面部に対して略直交するように配置
された第2部材で、この第2部材1Bは、図5に示すよ
うに、長方形(もしくは正方形)の板状のもので、各辺1
a〜1dの寸法は既知(短辺1a,1dの寸法l1,長辺
1b,1cの寸法l2)のものであり、辺1dが第1部材
1Aの平面部に対向する対向面側辺となっている。本実
施例では、これらの部材1A,1BからなるT形継手部
を溶接する際に、これらの部材1A,1B相互間の溶接
線4の位置を検出する。
【0018】また、2は部材1A,1Bの表面位置を検
出するための光学式位置センサ(位置検出手段)で、この
位置センサ2は、光(例えばレーザ光)を発光して部材1
A,1Bの表面にスポット状に照射する発光部と、この
発光部から照射された後に部材1A,1Bの表面にて反
射されてきた反射光を受光する受光部とをそなえて構成
されている。さらに、位置センサ2は、図示しない駆動
機構により駆動され、各辺1a,1bに交差する方向へ
の検出線5に沿ってセンシング動作するようになってい
る。なお、上述した駆動機構は、位置センサ2自体を全
体的に駆動するものであってもよいし、または、位置セ
ンサ2内部においてミラー等を用い発光部からの光の照
射方向を変更するものであってもよい。
【0019】そして、本実施例では、位置センサ2から
の光は、図1(b),図2に示すように、第2部材1Bの
略直上から照射され、駆動機構にて位置センサ2を駆動
することにより、第2部材1Bの表面位置が、各辺1
a,1bに交差する方向への検出線5に沿って検出され
るようになっている。
【0020】これにより、位置センサ2の受光部にて得
られた受光データ(例えば光路差データ,反射光強度等)
に基づき、位置センサ2と第2部材1Bの表面との距離
が得られ、図3に示すような検出データが求められ、第
2部材1Bの辺1a,1b上の位置がエッジとして検出
されるようになっている。本実施例では、上述のような
センシング動作を、図2に示すように3回行なって、第
2部材1Bの辺1a上の2ヵ所の位置P1,P2と、第2
部材1Bの辺1b上の1ヵ所の位置P3との計3ヵ所の
位置を検出している。
【0021】一方、3は位置センサ2に接続されたコン
ピュータで、このコンピュータ3は、位置センサ2によ
る検出結果,第1部材1Aの位置および第2部材1Bの
寸法,形状に基づいて、図1(a)に示すフローチャート
に従い、部材1A,1BからなるT形継手の溶接線4の
位置を演算・検出(自動認識)するものである。
【0022】次に、上述のごとく構成された本実施例の
装置による、部材1A,1B相互間の溶接線4の演算・
検出プロセスを、図1(a),図2および図4(a),(b)
により説明する。まず、本実施例では、位置センサ2に
より、第2部材1Bの略直上方向から、図2に示すよう
なセンシング動作を3回行なって、図4(a)に示すよう
に、第2部材1Bの辺1a上の2ヵ所の位置P1,P
2と、第2部材1Bの辺1b上の1ヵ所の位置P3との計
3ヵ所の位置を検出する(ステップA1)。
【0023】そして、図4(b)に示すように、辺1a上
で検出された2ヵ所の位置P1,P2を結んだ直線L
1と、辺1b上で検出された1ヵ所の位置P3を通り直線
1に直交する直線L2との交点位置P4を求める(ステッ
プA2)。この交点位置P4は、第2部材1Bの4つの頂
点のうちの1つの頂点位置であることから、その交点位
置P4と第2部材1Bの寸法l1,l2および形状とに基
づいて、図4(b)に示すように、第2部材1Bの他の頂
点位置P5〜P7、つまり、第2部材1Bの位置が求めら
れる(ステップA3)。
【0024】この後、予め既知である第1部材1Aの配
置位置と、ステップA3にて求められた第2部材1Bと
に基づいて、これらの部材1A,1BからなるT形継手
の溶接線4の位置を決定することができる(ステップA
4)。
【0025】このように、本発明の第1実施例の方法に
よれば、第2部材1Bの第1部材1Aとの対向面側辺1
d以外の辺1a,1b上の3ヵ所の位置(エッジ部分)を
検出し、その検出結果に基づいて溶接線4の位置を検出
することができるため、光学式位置センサ2を用いても
正反射の影響を受けることなく、各位置情報を得ること
ができ、T形継手の溶接線4の位置を正確かつ確実に検
出し自動認識することができ、さらには、部材1A,1
BからなるT形継手の溶接作業を自動化できる利点があ
る。
【0026】なお、上述した第1実施例では、辺1a上
の2ヵ所の位置P1,P2と、辺1b上の1ヵ所の位置P
3とを位置センサ2による3回のセンシング動作を行な
って検出しているが、対向面側辺1d以外の直交する2
つの辺上の3ヵ所の位置を検出できれば、上述と同様の
手順で溶接線4の位置が検出されることは言うまでもな
い。
【0027】例えば、図6(a)に示すように、辺1b上
の2ヵ所の位置P1,P2と、辺1a上の1ヵ所の位置P
3とを位置センサ2による3回のセンシング動作を行な
って検出してもよいし、図6(b)もしくは(c)に示すよ
うに、1回のセンシング動作により辺1aもしくは1b
上の1ヵ所の位置P1を検出するとともに、直交する2
つの辺1a,1bのいずれにも交差する1本の検出線に
沿って位置センサ2によるセンシング動作を行なうこと
により、2つの辺1a,1b上それぞれにつき1ヵ所の
位置P2,P3を1回のセンシング動作により検出しても
よい。この図6(b),(c)に示すセンシング動作を採用
することにより、センシング動作の回数を減少すること
ができ、より効率の良いセンシングを行なえる利点もあ
る。
【0028】次に、図7〜図9により本発明の第2実施
例としてのT形継手の溶接線検出方法について説明する
と、図7はその手順を説明するためのフローチャート、
図8はそのセンシング動作を説明するための模式的な
図、図9(a)は第2実施例のセンシング動作による検出
位置を示す斜視図、図9(b),(c)はそれぞれ図9(a)
に示す検出位置に基づく第2部材の位置の導出手順を説
明するための斜視図および平面図である。
【0029】この第2実施例の方法を適用される装置
は、図1(b)にて説明した第1実施例のものと全く同様
であるので、その説明は省略する。本実施例では、図8
に示すように、位置センサ2によるセンシング動作箇所
が第1実施例と異なっており、そのために、図7,図9
(a)〜(c)に示すように、溶接線4の位置を求める際の
手順が第1実施例と異なっている。なお、第2実施例に
おいても、第1実施例と全く同様の部材1A,1Bから
なるT形継手の溶接線4の位置を検出する場合について
説明する。
【0030】つまり、第2実施例では、まず、位置セン
サ2により、第2部材1Bの略直上方向から、図8に示
すようなセンシング動作を行なって、図9(a)に示すよ
うに、第2部材1Bの3つの辺1a〜1cそれぞれにつ
き1ヵ所の位置P1〜P3、計3ヵ所の位置を検出する
(ステップB1)。このとき、本実施例では、3ヵ所の位
置のうちの2ヵ所の位置P1,P2を検出する際には、図
6(b),(c)にて説明した1回のセンシング動作で2ヵ
所の位置を検出する手法を用いて、センシング動作回数
の減少をはかっている。
【0031】そして、図9(c)に示すように、辺1c
(もしくは1b)上の位置P3(もしくはP2)を中心とし辺
1d(辺1a)の寸法l1を半径とする円Rを求めてから
(ステップB2)、辺1b上の位置P2からの円Rに対す
る接線L3と、辺1a上の位置P1を通り接線L3に直交
する直線L4との交点位置P4を求める(ステップB3)。
この交点位置P4は、第2部材1Bの4つの頂点のうち
の1つの頂点位置であることから、その交点位置P4
第2部材1Bの寸法l1,l2および形状とに基づいて、
図9(b)に示すように、第2部材1Bの他の頂点位置P
5〜P7、つまり、第2部材1Bの位置が求められる(ス
テップB4)。なお、位置P2から円Rに対する接線は2
本存在するが、ここでは、直線P23に対して位置P1
とは反対側にある接線L3を選択している。
【0032】この後、予め既知である第1部材1Aの配
置位置と、ステップA3にて求められた第2部材1Bと
に基づいて、これらの部材1A,1BからなるT形継手
の溶接線4の位置を決定することができ(ステップB
5)、このように、本発明の第2実施例の方法によって
も、第1実施例と同様の作用効果が得られる。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。例えば、上記
実施例では、第2部材1Bが長方形もしくは正方形の平
板状のものである場合について説明したが、本発明の方
法は、これに限定されるものでなく、第2部材1Bは他
の形状であってもよく、その場合も上記実施例と同様に
適用され上記実施例と同様の作用効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のT形継手
の溶接線検出方法(請求項1〜3)によれば、位置検出手
段により、第2部材の第1部材との対向面側辺を除く辺
のうちの少なくとも2つの辺上の3ヵ所の位置を検出す
るため、位置検出手段が各部材と干渉し合うことなく、
且つ、光学式の位置検出手段を用いても正反射の影響を
受けることなく各位置情報を確実に得ることができ、T
形継手の溶接線位置を正確かつ確実に検出でき、その溶
接作業の自動化を実現できる効果がある。
【0035】また、第2部材の対向面側辺を除く3つの
辺のうち直交する2つの辺上それぞれにつき1ヵ所の位
置を位置検出手段により検出する際に、直交する2つの
辺のいずれにも交差する1本の検出線に沿い、位置検出
手段によるセンシング動作を行なうことで(請求項4)、
1回のセンシング動作により2ヵ所の位置を検出でき、
より効率の良いセンシングを行なえる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのT形継手の溶接線
検出方法を示すもので、(a)はその手順を説明するため
のフローチャート、(b)は本実施例の方法を適用された
装置の外観を模式的に示す斜視図である。
【図2】第1実施例におけるセンシング動作を説明する
ための模式的な斜視図である。
【図3】第1実施例の位置センサによる検出データを説
明するための図である。
【図4】(a)は第1実施例のセンシング動作による検出
位置を示す斜視図、(b)は(a)に示す検出位置に基づく
第2部材の位置の導出手順を説明するための斜視図であ
る。
【図5】第1実施例における第2部材の寸法を示す斜視
図である。
【図6】(a)〜(c)はいずれも第1実施例のセンシング
動作の変形例を説明するための模式的な斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例としてのT形継手の溶接線
検出方法の手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】第2実施例におけるセンシング動作を説明する
ための模式的な図である。
【図9】(a)は第2実施例のセンシング動作による検出
位置を示す斜視図、(b),(c)はそれぞれ(a)に示す検
出位置に基づく第2部材の位置の導出手順を説明するた
めの斜視図および平面図である。
【符号の説明】
1A 第1部材 1B 第2部材 1a〜1c 辺 1d 対向面側辺 2 光学式位置センサ(位置検出手段) 3 コンピュータ 4 溶接線 5 検出線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面部を有する第1部材と、該第1部材
    の平面部に対して略直交するように配置された第2部材
    とを溶接するに際し、これらの第1部材と第2部材とか
    らなるT形継手の溶接線の位置を検出する方法であっ
    て、 前記第1部材の位置および前記第2部材の寸法,形状が
    既知である場合に、 前記第2部材の表面位置を検出する位置検出手段をそな
    え、 前記位置検出手段により、前記第2部材の前記第1部材
    との対向面側辺を除く辺のうちの少なくとも2つの辺上
    の3ヵ所の位置を検出し、 前記位置検出手段による検出結果,前記第1部材の位置
    および前記第2部材の寸法,形状に基づいて、前記T形
    継手の溶接線位置を検出することを特徴とするT形継手
    の溶接線検出方法。
  2. 【請求項2】 前記第2部材が正方形もしくは長方形の
    板状のものである場合、 前記第2部材の前記対向面側辺を除く3つの辺のうち直
    交する2つの辺上の3ヵ所の位置を、前記位置検出手段
    により、各辺に交差する方向への検出線に沿ってセンシ
    ングしてそれぞれ検出し、 同一辺上で検出された2ヵ所の位置を結んだ直線と、他
    辺上で検出された1ヵ所の位置を通り前記直線に直交す
    る直線との交点位置を求め、 該交点位置,前記第1部材の位置および前記第2部材の
    寸法,形状に基づいて、前記T形継手の溶接線位置を検
    出することを特徴とする請求項1記載のT形継手の溶接
    線検出方法。
  3. 【請求項3】 前記第2部材が正方形もしくは長方形の
    板状のものである場合、 前記第2部材の前記対向面側辺を除く3つの辺上におい
    て、各辺につき1ヵ所の位置を、前記位置検出手段によ
    り、各辺に交差する方向への検出線に沿ってセンシング
    してそれぞれ検出し、 検出された3ヵ所の位置のうち、前記第2部材の前記対
    向面側辺に対して直交する一方の辺上の検出位置を中心
    とし、前記対向面側辺の寸法を半径とする円を求め、 前記第2部材の前記対向面側辺に対して直交する他方の
    辺上の検出位置からの前記円に対する接線と、前記対向
    面側辺に対して平行な辺上の検出位置を通り前記接線に
    直交する直線との交点位置を求め、 該交点位置,前記第1部材の位置および前記第2部材の
    寸法,形状に基づいて、前記T形継手の溶接線位置を検
    出することを特徴とする請求項1記載のT形継手の溶接
    線検出方法。
  4. 【請求項4】 前記第2部材の前記対向面側辺を除く3
    つの辺のうち直交する2つの辺上において、各辺につき
    1ヵ所の位置を前記位置検出手段により検出する際に、
    前記直交する2つの辺のいずれにも交差する1本の検出
    線に沿って、前記位置検出手段によるセンシング動作を
    行なうことを特徴とする請求項1〜3記載のT形継手の
    溶接線検出方法。
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