JP2000135580A - レーザ溶接部の検査方法 - Google Patents

レーザ溶接部の検査方法

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JP2000135580A JP10308049A JP30804998A JP2000135580A JP 2000135580 A JP2000135580 A JP 2000135580A JP 10308049 A JP10308049 A JP 10308049A JP 30804998 A JP30804998 A JP 30804998A JP 2000135580 A JP2000135580 A JP 2000135580A
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博記 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、レーザ溶接部を検査するにあた
り、従来のように溶接部を切断したり、または破壊検査
したりするような手間や工数をかけるのを防止する。 【解決手段】 レーザ溶接によって生じたワーク面のビ
ードの幅方向にレーザ変位センサSを移動させながら、
基準位置からビードの両側の凹部X、Yまでの距離A、
Cを測定し、ビード幅(A−C)と、ビード幅の中心位
置までの距離B((A+C)/2)を算出する。そして
このビード幅とビード幅の中心位置の測定値をそれぞれ
の基準値と比較して溶接の良否を判定する。またワーク
がプーリ半体1であるような時、ビードの高さも測定し
て良否判断材料の一つとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ溶接した溶
接部の溶接品質を検査する検査技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばレーザ溶接した個所の溶接
品質を確認するような場合、溶接個所を切断して溶着状
態を目視確認したり、または破壊検査等を行って検査す
るような方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な検査方法では一回の検査に手間と工数がかかるため、
例えば連続して多数の溶接品を製造する場合、抜き取り
検査等によって品質保証をせざるを得なかった。
【0004】そこで本発明は、従来のように溶接部を切
断したり、または破壊検査したりするような手間や工数
をかけずに、効率的に検査できるようにし、可能ならば
全数検査できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、接合面をレーザビームで溶融接合したレーザ
溶接部を検査する方法において、レンザーセンサにより
ワーク面に生じたビード幅の値と、ビード幅中心位置を
測定し、基準となるビード幅、及びビード幅中心位置と
の比較により溶接の良否を判断するようにした。
【0006】すなわち、ビード幅の測定と基準値との比
較により、例えばレーザ溶接時のレーザパワーの良否や
溶着深さの良否等が判断でき、またビード幅中心位置の
測定と基準値との比較によりレーザビームの照射位置の
良否等が判断できる。この際、ビード幅やビード幅中心
位置の具体的な測定方法は任意であり、例えばレーザセ
ンサをビード幅方向に移動させながら測定しても良く、
逆にワーク側を移動させながら測定しても良く、その他
の方法で測定しても良い。
【0007】また請求項2では、接合されるワークが、
Vベルトを保持するプーリ部材とその中心のボス部材で
ある場合、レーザセンサによりビードの高さも測定し、
溶接の良否の判断は、ビード幅とビード幅中心位置の基
準値との比較のほか、ビードの高さの基準値との比較も
判断材料の一つとするようにした。
【0008】ここで、プーリ部材とボス部材をレーザ溶
接する際、プーリ部材のベルト当接面側からレーザビー
ムを照射するためベルト当接面側のワーク面にビードが
形成される。そしてビードの高さが基準値を超えると、
Vベルトがビードに接触する可能性が生じるため、Vベ
ルトに接触しないビード高さを良品とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
レーザセンサによる検査状態の一例を示す説明図、図2
はレーザセンサによってビード幅やビードの高さ等を算
出する時の説明図、図3は溶接状態の良否を説明する説
明図である。
【0010】本発明に係るレーザ溶接部の検査方法は、
例えばスクータ等の無段変速機構の構成部品であるドラ
イブプーリ半体1とその中心のボス部材2をレーザ溶接
した際、その溶接品質等を非破壊状態で迅速且つ正確に
検査することができるようにされ、このレーザ溶接は、
プーリ半体1のベルト接触面1a側から、プーリ半体1
の嵌合孔とボス部材2の嵌合面の接合部に向けてレーザ
ビームを照射して接合面を溶融接合するようにされてい
る。
【0011】すなわち、プーリ半体1の中心部には嵌合
孔が形成され、この嵌合孔内に円筒状のボス部材2が嵌
合された後、両者の接合部に向けてベルト接触面1a側
からレーザビームを照射しつつ、例えばレーザ溶接機を
接合部uに沿って円周方向に1回転させることで、接合
部uを全周に亘って溶接するようにしている。
【0012】因みに、このようなプーリ半体1は、対称
形状をした他のプーリ半体とお互いのベルト接触面1a
を向き合わせた状態で組み付けられて使用され、Vベル
トがお互いのベルト接触面1aに接触して挟みこまれた
状態で巻き付けられるとともに、お互いのプーリ半体1
同士の間隔を変化させることで、Vベルトの巻き付け位
置を半径方向に移動させて変速するようにされる。
【0013】ところで、レーザ溶接機で溶接した場合、
レーザビームを照射した照射面側のワーク面にはビード
b(図3)が形成される。そこで本発明では、このビー
ドをレーザ変位センサSで測定して溶接の良否、品質を
判断するようにしている。
【0014】すなわち、図1に示すように、レーザ変位
センサSをベルト接触面1a側の接合部uの上方でビー
ド幅方向に移動させながらレーザ光を照射して、ワーク
面に形成されるビードbの左右、上下方向の位置関係等
を計測する。
【0015】ここで図2はレーザ変位センサSによる測
定画面の一例であるが、この画面の横軸はレーザ変位セ
ンサSの移動方向の距離を示し、縦軸はレーザ光の照射
距離によるビードの高さを示す。そして、ビードの形状
は画面上の実線で表されるものとする。
【0016】そしてレーザ変位センサSは、ある基準位
置からビードの両側に形成される凹部X、Yまでの距離
A、Cを測定する。そしてこの測定値A、Cに基づき、
ビード幅が(C−A)の値で算出され、またビード幅の
中心位置までの距離Bが((A+C)/2)の値で算出
される。因みに、このような計算は、レーザ変位センサ
S自体で行われる。
【0017】そしてこのビード幅の値とビード幅の中心
位置は、それぞれの基準値と比較され、例えばビード幅
の中心位置が基準値から所定値以上ずれているときは、
レーザ溶接のレーザビームの照射位置がずれていること
が予測されるため、不良と判定する。すなわち、図3
(A)に示すように、レーザ溶接のレーザビームの照射
位置が正規であれば、接合面は全域に亘って融着してい
るが、(B)に示すように、ビード幅の中心位置が横に
所定値以上ずれると、接合面に未融着部分が生じている
可能性がある。このため、所定値以上の位置ズレは不良
と判断する。
【0018】また、ビード幅が所定範囲以外である場合
も不良と判定する。これは図3(C)及び(D)に示す
ように、ビード幅が不良であると、例えばレーザ溶接時
のレーザパワー等の不良により未融着部分が生じている
可能性があるからである。
【0019】また、本実施形態では、図2に示すよう
に、ある基準位置からのビードの高さDも測定し、この
ビードの高さが基準範囲をはずれるようなときは不良と
判定するようにしている。これは、Vベルトが半径方向
へ移動する際、ビードの位置も移動範囲に含まれるから
である。
【0020】因みに、この実施形態では、レーザ変位セ
ンサSによる測定位置は、円周上の接合部uのうち、レ
ーザ溶接を開始した位置のビードを測定するようにして
いる。これは、レーザ溶接機の円形軌道の狂いは殆ど生
じることがなく、レーザ溶接を開始した位置(終了する
位置とほぼ同位置)の良否を判定すれば充分であること
が経験上明かなためである。但し、ワークを移動させ、
レーザ変位センサも移動させるようなときは、ビードの
相対位置を適正に測定するため、複数箇所を測定する場
合もある。
【0021】そしてこのような検査方法により、従来で
あれば例えば抽出検査等で溶接部をカットしたり、破壊
検査等を行うため検査時間に1〜2時間程度かかってい
たものを、1個あたりわずか2〜3秒で全数を検査でき
るようになった。
【0022】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載し
た事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を
奏するものは本発明の技術的範囲に属する。例えば、プ
ーリ半体以外のワークのレーザ溶接部の検査に適用する
ことも可能であり、またワークの種類等によっては、ビ
ードの高さの検査は必ずしも必要ではない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明に係るレーザ溶接部
の検査方法は、レンザーセンサによりワーク面に生じた
ビード幅の値と、ビード幅中心位置を測定し、基準とな
るビード幅、及びビード幅中心位置との比較により溶接
の良否を判断するようにしたため、非破壊状態で迅速且
つ正確に検査することが出来、溶接品質等を良好にする
面から極めて有効である。また接合されるワークが、プ
ーリ部材とボス部材である場合、ビードの高さも測定す
ることで良否に判断をより適切ならしめることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査方法の一例を示す説明図
【図2】レーザセンサによってビード幅やビードの高さ
等を測定する時の説明図
【図3】溶接状態の良否を説明する説明図で(A)は良
好、(B)乃至(D)は不良
【符号の説明】
1…プーリ半体、2…ボス部材、S…レーザ変位セン
サ、b…ビード、u…接合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA15 AA17 AA22 AA24 AA52 BB05 CC15 DD06 FF09 FF11 GG04 HH04 MM06 PP22 QQ21 QQ25 RR05 4E068 BA03 CA17 CC06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合面をレーザビームで溶融接合したレ
    ーザ溶接部を検査する方法であって、レーザセンサによ
    りワーク面に生じたビード幅の値と、ビード幅の中心位
    置を測定し、基準となるビード幅、及び基準となるビー
    ド幅中心位置との比較により溶接の良否を判断すること
    を特徴とするレーザ溶接部の検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザ溶接部の検査方
    法において、前記接合されるワークが、Vベルトを保持
    するプーリ部材とその中心のボス部材である場合、前記
    レーザセンサによりビードの高さも測定し、前記溶接の
    良否の判断は、前記ビード幅とビード幅中心位置の基準
    値との比較のほか、ビードの高さの基準値との比較も判
    断材料の一つとすることを特徴とするレーザ溶接部の検
    査方法。
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