JPH06117605A - ボイラの給水制御方法 - Google Patents

ボイラの給水制御方法

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Publication number
JPH06117605A
JPH06117605A JP29200292A JP29200292A JPH06117605A JP H06117605 A JPH06117605 A JP H06117605A JP 29200292 A JP29200292 A JP 29200292A JP 29200292 A JP29200292 A JP 29200292A JP H06117605 A JPH06117605 A JP H06117605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
supply pump
boiler
water
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29200292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Watanabe
茂広 渡辺
Kazuhiro Ikeda
和弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP29200292A priority Critical patent/JPH06117605A/ja
Publication of JPH06117605A publication Critical patent/JPH06117605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水ポンプの吐出能力低下に左右されない、
安定したボイラの給水制御方法を提供することを目的と
する。 【構成】 ボイラ(1) に、缶内の水位を検出する水位検
出器(2) を設けるとともに、給水ポンプ(3) を挿入して
成る給水ライン(4) を接続し、水位検出器(2) からの検
出信号に基づいて給水ポンプ(3) の運転を制御する構成
において、ボイラ燃焼中は給水ポンプ(3) を連続的に運
転し、缶内の水位が予め設定したレベルまで上昇したと
き給水ポンプ(3) の回転数を漸次減少させ、缶内の水位
が予め設定したレベルまで下降したとき給水ポンプ(3)
の回転数を漸次増大させるようにした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボイラにおける給水
制御方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラ特に小型貫流ボイラにお
ける給水制御方法は、缶内の水位を検出する水位検出器
を設け、この水位検出器からの検出信号に基づいて給水
ポンプの運転を制御するようにしているが、通常、給水
ポンプの吐出量は一定に設定されており、水位検出器か
らの検出信号に基づいて給水ポンプをON−OFF稼動
させるようになっている。即ち、缶内の水位が下限レベ
ルまで低下したら給水ポンプを起動させ、缶内の水位が
上限レベルに達したら給水ポンプを停止させるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成におい
て使用される給水ポンプは、小流量、高揚程という特性
を有し、かつ安価に製造可能なウエスコポンプが多用さ
れている。しかしながらウエスコポンプは、その構造
上、吐出能力の個体差が大きく、比較的短時間で吐出能
力が低下することがある。給水ポンプの吐出能力が低下
すると、ボイラに対して必要水量を供給することができ
なくなり、低水位検知によるボイラの緊急停止や缶体過
熱の原因になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みて為されたもので、給水ポンプの吐出能力低下に
左右されない給水制御方法を提供することを目的とし、
具体的には、ボイラに、缶内の水位を検出する水位検出
器を設けるとともに、給水ポンプを挿入して成る給水ラ
インを接続し、水位検出器からの検出信号に基づいて給
水ポンプの運転を制御する構成において、ボイラ燃焼中
は給水ポンプを連続的に運転し、缶内の水位が予め設定
したレベルまで上昇したとき給水ポンプの回転数を漸次
減少させ、缶内の水位が予め設定したレベルまで下降し
たとき給水ポンプの回転数を漸次増大させるようにした
ことを特徴としている。
【0005】
【作用】上述の構成によれば、ボイラ燃焼中は給水ポン
プを連続的に運転し、缶内の水位レベルに応じて給水ポ
ンプの回転数を増減させることによりその単位時間当た
りの吐出量を調節して、缶内の水位を一定レベルに保つ
ことができ、給水ポンプの吐出能力低下の影響を受けな
い給水制御を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に基
づいて説明する。図中(1) はボイラで、加熱用のバーナ
(5) を備えており、該バーナには燃料供給ライン(6) を
接続するとともに、この燃料供給ラインに燃料ポンプ
(7) 及び燃料用電磁弁(8) を挿設している。バーナ(5)
の燃焼、停止は、負荷の状況に応じて制御し、ボイラの
缶内圧を検出する圧力検出器(9) の信号に基づいて、缶
内圧が設定圧力値以上になれば燃焼を停止し、缶内圧が
設定圧力値以下になれば燃焼を開始するように制御す
る。(2) は、ボイラ缶内の水位を検出するための水位検
出器であり、この水位検出器の検出信号に基づいて、給
水ライン(4) 中の給水ポンプ(3) の運転を制御し、缶内
の水位を一定のレベルに保つ。(10)は制御装置で、上記
の各付属機器の運転を予め設定されたプログラムに従っ
て制御するようになっている。
【0007】前記給水ポンプ(3) の運転は、具体的に
は、次のように制御する。ボイラ燃焼中は給水ポンプ
(3) を連続的に運転し、缶内水位のレベルに応じてその
回転数を制御するようにしている。即ち、水位検出器
(2) からの検出信号に基づいて、缶内の水位が予め設定
したレベルLまで上昇したとき給水ポンプ(3) の回転数
を漸次減少させ、缶内の水位が予め設定したレベルLま
で下降したとき給水ポンプ(3) の回転数を漸次増大させ
るようにする。回転数の増減制御は、例えば、給水ポン
プへの供給電源の周波数を調節することにより行い、制
御信号を周波数の増減信号のみで簡単に設定することが
できる。最大周波数値は給水ポンプモーターの過電流の
関係から設定する。また、回転数を変更するための水位
レベルは、増→減の変更点と減→増の変更点が必ずしも
一致する必要はなく、別々の水位レベルを設定すること
もできる。
【0008】図2に、給水ポンプの回転数変化の一例を
示すが、ボイラ起動時(燃焼開始時)は所定の回転数
(周波数を制御する場合は例えば50Hz)まで立ち上
げ(B点)、その後、通常の制御を行う。B−C間は回
転数を漸次増大させている区間であり、C−D間は回転
数を漸次減少させている区間である。回転数の変更制御
は、同図に示すように直線的に変化させる他に、2次曲
線的な変化を行わせることもできる。回転数の増減加速
度は予め設定した値を用いるが、複数の値を設定してお
き、ボイラの運転状況あるいは給水ポンプの能力に応じ
て適切な値を選択するようにしてもよい。
【0009】この発明によれば、給水ポンプの吐出能力
に多少のバラツキがあっても、また、経年変化により給
水ポンプの吐出能力が低下しても、その影響を受けず、
結果的に自己調整される形になり、給水量不足の状態に
なることがない。また、ボイラ燃焼中は給水ポンプを連
続運転させるようにしているので、給水と排ガスの熱交
換を行う節炭器を備えたボイラにおいては、給水ポンプ
をON−OFF運転するものに比較して、節炭器での熱
交換効率を向上させることができる。これは、節炭器内
の配管を常時、水が流れていることによるもので、ボイ
ラから排出される排ガス中の熱を効率良く回収すること
ができる。
【0010】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であり、
次のような実用的効果を得ることができる。 給水ポンプの吐出能力に多少のバラツキがあって
も、また、経年変化により給水ポンプの吐出能力が低下
しても、その影響を受けず、結果的に吐出能力が自己調
整される形になり、給水量不足の状態になることがなく
安定した給水制御を行うことができる。従って、従来の
ような、給水量不足に伴う低水位検知時のボイラの緊急
停止や缶体過熱といった問題を完全に解消することがで
きる。また、給水ポンプの変更により給水能力の変化が
あった場合も同様で、特別な制御方法の変更を行うこと
なく対応可能である。 制御信号は、周波数の増減信号等のみで簡単に設定
することができ、コストアップを招くことなく簡単な制
御回路で実施することができる。即ち、特別な流量検出
手段や給水量調節機構を必要とせず、安価な構成で実施
が可能である。 給水と排ガスの熱交換を行う節炭器を備えたボイラ
においては、ボイラ燃焼中、給水ポンプを連続運転させ
るようにしているので、給水ポンプをON−OFF運転
するものと比較して、節炭器での熱交換効率を大幅に向
上させることができる。 水位制御幅を小さく設定することができ、缶体出口
部の蒸気乾き度の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】この発明の実施例における給水ポンプの回転数
変化の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 水位検出器 3 給水ポンプ 4 給水ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ(1) に、缶内の水位を検出する水
    位検出器(2) を設けるとともに、給水ポンプ(3) を挿入
    して成る給水ライン(4) を接続し、水位検出器(2) から
    の検出信号に基づいて給水ポンプ(3) の運転を制御する
    構成において、ボイラ燃焼中は給水ポンプ(3) を連続的
    に運転し、缶内の水位が予め設定したレベルまで上昇し
    たとき給水ポンプ(3) の回転数を漸次減少させ、缶内の
    水位が予め設定したレベルまで下降したとき給水ポンプ
    (3) の回転数を漸次増大させるようにしたことを特徴と
    するボイラの給水制御方法。
JP29200292A 1992-10-05 1992-10-05 ボイラの給水制御方法 Pending JPH06117605A (ja)

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Publications (1)

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JPH06117605A true JPH06117605A (ja) 1994-04-28

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ID=17776259

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002147709A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd ボイラの給水制御方法及び装置
JP2014025661A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Miura Co Ltd 給水システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002147709A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd ボイラの給水制御方法及び装置
JP4738587B2 (ja) * 2000-11-13 2011-08-03 川重冷熱工業株式会社 ボイラの給水制御装置
JP2014025661A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Miura Co Ltd 給水システム

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