JPH06117262A - 2サイクルエンジンのリードバルブ装置 - Google Patents

2サイクルエンジンのリードバルブ装置

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JPH06117262A
JPH06117262A JP26244092A JP26244092A JPH06117262A JP H06117262 A JPH06117262 A JP H06117262A JP 26244092 A JP26244092 A JP 26244092A JP 26244092 A JP26244092 A JP 26244092A JP H06117262 A JPH06117262 A JP H06117262A
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JP
Japan
Prior art keywords
reed
reed valve
valve device
curvature
radial direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP26244092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Nishikawa
岳彦 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP26244092A priority Critical patent/JPH06117262A/ja
Publication of JPH06117262A publication Critical patent/JPH06117262A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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Abstract

(57)【要約】 【目的】キャブレタとリードバルブ装置との間を接続す
る吸気マニホールドが湾曲していても、濃度分布の一定
な混合気をエンジンに供給できるようにする。 【構成】2サイクルエンジン3に設けられたリードバル
ブ装置29と、キャブレタ4との間を接続する吸気マニ
ホールド31が湾曲しているものにおいて、上記リード
バルブ装置29のリードユニット33L,33Rを、上
記吸気マニホールド31の湾曲半径方向Rに沿って複数
個設け、上記湾曲半径方向Rの内側に位置するリードユ
ニット33Lのリード弁角度αを、湾曲半径方向Rの外
側に位置するリードユニット33Rのリード弁角度βよ
りも大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャブレタとリードバ
ルブ装置との間を接続する吸気マニホールドが湾曲して
いても、濃度分布の一定な混合気をエンジンに供給する
ことができるようにした2サイクルエンジンのリードバ
ルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの自動二輪車では、エンジンやキャ
ブレタの周囲に多数の補機類が近接配置されるため、キ
ャブレタがこれらの補機類を避ける形で設置され、この
キャブレタとエンジンとを接続する吸気マニホールドが
湾曲した形状となっている場合が多い。
【0003】上記エンジンが2サイクルエンジンである
場合、上記吸気マニホールドはエンジンに設けられたリ
ードバルブ装置に接続される。このリードバルブ装置
は、エンジンからの混合気の吹き返しを防止するための
逆止弁となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、湾曲した吸
気マニホールド内を上記リードバルブ装置に向かって流
れる混合気には、吸気マニホールド湾曲半径方向の外側
に向かう遠心力が作用し、これによって混合気に含まれ
ている燃料の粒子が上記湾曲半径方向の外側に片寄る傾
向が見られる。
【0005】このため、吸気マニホールドの湾曲通路の
外側を流れる混合気の濃度が内側を流れる混合気の濃度
よりも濃くなり、このように濃度分布の不安定な混合気
が前記リードバルブを通り抜けてそのままエンジンのシ
リンダ内に吸気され、燃焼してしまうため、シリンダ内
の離れた2カ所における燃焼温度や燃焼時間に差が生
じ、異常燃焼などに繋る懸念があった。
【0006】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、キャブレタとリードバルブ装置との間を接
続する吸気マニホールドが湾曲していても、濃度分布の
一定な混合気をエンジンに供給することのできる2サイ
クルエンジンのリードバルブ装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る2サイクルエンジンのリードバルブ装
置は、2サイクルエンジンに設けられたリードバルブ装
置と、キャブレタとの間を接続する吸気マニホールドが
湾曲しているものにおいて、上記リードバルブ装置のリ
ードユニットを、上記吸気マニホールドの湾曲半径方向
に沿って複数個設け、上記湾曲半径方向の内側に位置す
るリードユニットのリード弁角度を、湾曲半径方向の外
側に位置するリードユニットのリード弁角度よりも大き
くしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】2サイクルエンジンのリードバルブ装置をこの
ように構成した場合、エンジンからの吸気負圧が上記複
数のリードユニットに掛かった時に、上記湾曲半径方向
の内側に位置するリードユニットのリード弁開度が、上
記湾曲半径方向の外側に位置するリードユニットのリー
ド弁開度よりも大きくなり、内側に位置するリードユニ
ットの通気抵抗が小さくなる。
【0009】したがって、湾曲した吸気マニホールド内
をリードバルブ装置に向かって流れる混合気の流速が、
湾曲通路の内側と外側とでほぼ同等になり、上記湾曲半
径方向の外側へ向かう遠心力が混合気に作用しなくなっ
て濃度分布の一定な混合気がエンジンに供給される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例が適用された自
動二輪車の左側面図である。この自動二輪車1は、例え
ばセミダブルクレードル型の車体フレーム2を備え、こ
の車体フレーム2の前半部分に2サイクルエンジン3が
搭載されている。そして、上記2サイクルエンジン3の
後部にキャブレタ4、続いてエアクリーナ5が配置さ
れ、2サイクルエンジン3の前部には排気マフラ6が接
続されている。
【0012】車体フレーム2の上部には、前方より順に
燃料タンク7、着座シート8、リヤフェンダ9が設置さ
れ、車体フレーム2の前頭部には前輪11を支持するフ
ロントフォーク12が、ハンドルバー13、灯火類1
4、フロントフェンダ15などとともに左右回動自在に
枢着され、車体フレーム2の中央下部に架設されたピボ
ット軸16には、後輪7を支持するスイングアーム18
が上記ピボット軸16廻りに回動自在に取り付けられて
いる。
【0013】上記スイングアーム18の枢着部には、シ
ョックアブソーバ20およびリンク21,22などから
なるサスペンション装置が構成されており、スイングア
ーム18の回動ショックが緩衝されるようになってい
る。
【0014】図2は、前記2サイクルエンジン3、キャ
ブレタ4、およびエアクリーナ5等の拡大図であり、図
3は図2に対応する平面略図である。
【0015】エアクリーナ5は、例えばクリーナボック
ス24と、このクリーナボックス24をキャブレタ4に
接続させるクリーナダクト25と、クリーナダクト25
の入口部に設けられたクリーナエレメント26とから構
成されている。
【0016】エアクリーナ5の前方には、前記ショック
アブソーバ20が位置しているため、キャブレタ4はシ
ョックアブソーバ20を避ける形で例えば左寄りにオフ
セットされ、その吸入側(後部)が左斜め後、吐出側
(前部)が右斜め前を向くように角度付けられている。
そして、前記クリーナダクト25がショックアブソーバ
20の左側を迂回してキャブレタ4の吸入側に接続され
ている。
【0017】2サイクルエンジン3のクランクケース2
7には、リードバルブハウジング28が一体形成されて
おり、このリードバルブハウジング28内に設けられた
リードバルブ装置29と、キャブレタ4の吐出側との間
が吸気マニホールド31によって接続されている。上記
吸気マニホールド31は、左側にオフセットされたキャ
ブレタ4に向かって湾曲したものとなっている。
【0018】図4は上記リードバルブ装置29の斜視
図、図5は本発明の一実施例を示すリードバルブ装置2
9周辺の平面図、そして図6および図7は、それぞれ図
5のVI−VI線、VII −VII 線に沿う断面図である。
【0019】リードバルブ装置29は、前記リードバル
ブハウジング28と吸気マニホールド31との間に挟持
されるベースプレート32に、複数個、例えば2個のリ
ードユニット33L,33Rが設けられたものとなって
いる。各リードユニット33L,33Rは、山型のバル
ブボディ34と、このバルブボディ34の両斜面に開設
された通気口35を閉塞するリード弁36と、このリー
ド弁36の開度を規制するストッパ37とを備えた一般
的な構成のものとされ、リード弁36およびストッパ3
7は、リベット38などでバルブボディ34に固定され
ている。
【0020】図5に示すように、2個のリードユニット
33L,33Rは、前記吸気マニホールド31の湾曲半
径方向Rに沿って横並びに設置されており、上記湾曲半
径方向Rの内側に位置するリードユニット33Lのリー
ド弁角度α(図6参照)は、湾曲半径方向Rの外側に設
置するリードユニット33Rのリード弁角度β(図7参
照)よりも大きくされている。なお、両リードユニット
33L,33Rに設けられた通気口35の開口面積は同
一であり、4つのリード弁36およびストッパ37は全
て同一規格品とされている。
【0021】このように、リードユニット33Lのリー
ド弁角度αをリードユニット33Rのリード弁角度βよ
りも大きくしたため、2サイクルエンジン3からの吸気
負圧が両リードユニット33L,33Rに掛かったとき
に、リードユニット33Lのリード弁開度がリードユニ
ット33Rのリード弁開度よりも大きくなり、リードユ
ニット33Lの通気抵抗がリードユニット33Rの通気
抵抗より小さくなる。
【0022】したがって、湾曲した吸気マニホールド3
1内をリードバルブ装置29に向かって流れる混合気の
流速が、湾曲通路の内側と外側とでほぼ同等になり、上
記湾曲半径方向Rの外側へ向かう遠心力が混合気に作用
しなくなる。これによって、混合気中の燃料粒子が湾曲
半径方向Rの外側に片寄ることがなくなり、濃度分布の
一定な混合気が2サイクルエンジン3に供給され、良好
な燃焼が促される。
【0023】なお、本実施例におけるリードバルブ装置
29では、吸気マニホールド31の湾曲半径方向Rに沿
って2個のリードユニット33L,33Rを設けている
が、より多数のリードユニットを設けてもよい。また、
各リードユニット33L,33R間において、通気口3
5の開口面積や、リード弁36およびストッパ37の規
格を異ならせてもよい。
【0024】図8および図9は、それぞれ本発明の変形
例を示すリードバルブ装置40の正面図および平面図で
ある。このリードバルブ装置40は、単一のリードユニ
ット41を備えており、そのバルブボディ42は、吸気
マニホールド湾曲半径方向Rの内側に向かってその高さ
Hが大きく、長さLが小さくなるようにされている。
【0025】このため、リード弁43のリード弁角度が
上記湾曲半径方向Rの内側に向かって無断階に大きくな
り、図4〜図7に示すリードバルブ装置29と同様な作
用、効果がもたらされる。なお、このリードバルブ装置
40の場合、リード弁43およびストッパ44等の部品
点数が減少するため、コストダウンとなる。
【0026】ところで、本発明は自動二輪車に限らず、
他のあらゆる2サイクルエンジンにも適用することがで
きる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る2サイ
クルエンジンのリードバルブ装置は、2サイクルエンジ
ンに設けられたリードバルブ装置と、キャブレタとの間
を接続する吸気マニホールドが湾曲しているものにおい
て、上記リードバルブ装置のリードユニットを、上記吸
気マニホールドの湾曲半径方向に沿って複数個設け、上
記湾曲半径方向の内側に位置するリードユニットのリー
ド弁角度を、湾曲半径方向の外側に位置するリードユニ
ットのリード弁角度よりも大きくしたことを特徴とする
ものである。
【0028】このため、エンジンからの吸気負圧が上記
複数のリードユニットに掛かった時に、上記湾曲半径方
向の内側に位置するリードユニットのリード弁開度が、
上記湾曲半径方向の外側に位置するリードユニットのリ
ード弁開度よりも大きくなり、内側に位置するリードユ
ニットの通気抵抗が小さくなる。
【0029】したがって、湾曲した吸気マニホールド内
をリードバルブ装置に向かって流れる混合気の流速が、
湾曲通路の内側と外側とでほぼ同等になり、上記湾曲半
径方向の外側へ向かう遠心力が混合気に作用しなくなっ
て濃度分布の一定な混合気がエンジンに供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用された自動二輪車の左
側面図。
【図2】エンジン、キャブレタ、エアクリーナなどの拡
大図。
【図3】図2に対応する平面略図。
【図4】リードバルブ装置の斜視図。
【図5】本発明の一実施例を示す、リードバルブ装置周
辺の平面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図5のVII −VII 線に沿う断面図。
【図8】本発明の変形例を示すリードバルブ装置の正面
図。
【図9】本発明の変形例を示すリードバルブ装置の平面
図。
【符号の説明】
3 2サイクルエンジン 4 キャブレタ 29 リードバルブ装置 31 吸気マニホールド 33L,33R リードユニット 34 バルブボディ 35 通気口 36 リード弁 37 ストッパ R 吸気マニホールドの湾曲半径方向 α,β リード弁角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2サイクルエンジンに設けられたリード
    バルブ装置と、キャブレタとの間を接続する吸気マニホ
    ールドが湾曲しているものにおいて、上記リードバルブ
    装置のリードユニットを、上記吸気マニホールドの湾曲
    半径方向に沿って複数個設け、上記湾曲半径方向の内側
    に位置するリードユニットのリード弁角度を、湾曲半径
    方向の外側に位置するリードユニットのリード弁角度よ
    りも大きくしたことを特徴とする2サイクルエンジンの
    リードバルブ装置。
JP26244092A 1992-09-30 1992-09-30 2サイクルエンジンのリードバルブ装置 Pending JPH06117262A (ja)

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JP (1) JPH06117262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899066B2 (en) 2002-12-30 2005-05-31 S & S Cycle, Inc. Valve assembly
US7395790B2 (en) 2004-11-18 2008-07-08 S&S Cycle, Inc. Reed valve breather for evolution engine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6899066B2 (en) 2002-12-30 2005-05-31 S & S Cycle, Inc. Valve assembly
US7395790B2 (en) 2004-11-18 2008-07-08 S&S Cycle, Inc. Reed valve breather for evolution engine

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