JPH06116588A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH06116588A JPH06116588A JP29784592A JP29784592A JPH06116588A JP H06116588 A JPH06116588 A JP H06116588A JP 29784592 A JP29784592 A JP 29784592A JP 29784592 A JP29784592 A JP 29784592A JP H06116588 A JPH06116588 A JP H06116588A
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Abstract
周期表のIIa,IIb,IIIa,IVaもしくはVIII族元素を示
し、y/x=0.5〜2.0、z/x=0.01〜1.
0、n/m=0.5〜2.0である。)で表される組成
からなる結晶性珪酸塩であって、少なくとも100mg
CaCO3 /g以上のイオン交換容量を有する無機イオ
ン交換体および/またはその水和物、および界面活性
剤、要すれば洗浄ビルダーを含有する洗浄剤組成物。 【効果】本発明の洗浄剤組成物は、イオン交換能とアル
カリ能に優れるとともに、耐水溶性を有する無機イオン
交換体を含有するため、洗浄効果が優れるとともに、洗
浄剤の濃縮化に適したものである。
Description
有する洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、イオン
交換能とアルカリ能にすぐれ耐水溶性を有する無機イオ
ン交換体を含有する洗浄剤組成物に関する。
配合するビルダーには、現在までに多くのキレート剤、
イオン交換体、沈澱剤、分散剤等が報告されている。近
年、トリポリ燐酸塩は、湖沼等の閉鎖系水域の富栄養化
への懸念から使用が減少し、特開昭50−12381号
公報、特開昭51−12805号公報に代表される結晶
性アルミノ珪酸塩が多く用いられている。またその他に
も、特開昭60−239320号公報、特開平3−93
649号公報には、イオン交換性の珪酸ナトリウムの使
用が提案されており、また特公昭61−59245号公
報には珪酸カルシウムアルカリ水和物、DD−2792
34A1公報にはマグネシウム含有シリケートが開示さ
れている。
性が充分でないためイオン交換能が充分とはいえなかっ
た。また近年、洗浄剤の使用者の便利性の追求から洗浄
剤の濃縮高密度化が進められており、洗浄剤に使用され
るビルダーは結晶性アルミノ珪酸塩のようなイオン交換
能のみの単機能のものに代わって、洗浄剤配合の濃縮化
に適した多機能のものが当業界で求められている。従っ
て、本発明の目的はイオン交換能とアルカリ能に優れる
とともに、耐水溶性を有する無機イオン交換体を含有す
る、濃縮化に適した洗浄剤組成物を提供する事にある。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の組成から
なる新規な無機イオン交換体を配合した洗浄剤組成物を
見出し、本発明を完成するに至った。
M2 O・ySiO2 ・zMem On (但し、Mは水素または周期表のIa族元素を、Meは
周期表のIIa,IIb,IIIa,IVaもしくはVIII族元素を示
し、y/x=0.5〜2.0、z/x=0.01〜1.
0、n/m=0.5〜2.0である。)で表される組成
からなる結晶性珪酸塩であって、少なくとも100mg
CaCO3 /g以上のイオン交換容量を有する無機イオ
ン交換体および/またはその水和物、および界面活性剤
を含有する洗浄剤組成物、(2)界面活性剤が陰イオン
界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤
及び両性界面活性剤からなる群より選択される一種以上
である前記(1)記載の洗浄剤組成物、(3)無機イオ
ン交換体の含有量が0.5〜70重量%、界面活性剤の
含有量が1〜60重量%である前記(1)または(2)
記載の洗浄剤組成物、(4)さらに洗浄ビルダーを含有
することを特徴とする前記(1)、(2)または(3)
記載の洗浄剤組成物、並びに(5)洗浄ビルダーの含有
量が1〜80重量%である前記(4)記載の洗浄剤組成
物に関する。
チオン交換能を有する無機物質をいい、本発明における
無機イオン交換体は、その組成が一般式、xM2 O・y
SiO2 ・zMem On で表される結晶性珪酸塩であ
る。但し、Mは水素または周期表のIa族元素を、Me
は周期表のIIa,IIb,IIIa,IVaまたはVIII族元素を示
し、y/x=0.5〜2.0、z/x=0.01〜1.
0、n/m=0.5〜2.0である。
から選ばれ、Ia族元素としてはNa、K等が挙げられ
る。これらは単独であるいは例えばNa2 OとK2 Oと
が混合してM2 O成分を構成していてもよい。Meは周
期表のIIa,IIb,IIIa,IVaまたはVIII族元素から選ば
れ、例えばMg、Ca、Zn、Y、Ti、Zr、Fe等
が挙げられる。これらは特に限定されるものではない
が、資源及び安全上の点から好ましくはMg、Ca、F
eである。また、これらは単独であるいは2種以上混合
していてもよく、例えばMgO、CaOなどが混合して
Mem On 成分を構成していてもよい。また、本発明に
おける無機イオン交換体においては、水和物であっても
よく、この場合の水和量はH2 Oのモル量換算として通
常0〜20である。
2.0であり、好ましくは1.0〜1.8である。y/
xが0.5未満では耐水溶性が不十分であり、2.0を
越えると、イオン交換能が低くなり、イオン交換体とし
て不十分である。z/xは0.01〜1.0であり、好
ましくは0.02〜0.9である。z/xが0.01未
満では耐水溶性が不十分であり、1.0を越えるとイオ
ン交換能が低くなり、イオン交換体として不十分であ
る。x,y,zは前記のy/xおよびz/xに示される
ような関係であれば、特に限定されるものではない。な
お、前記のようにxM2 Oが例えばx’Na2 O・x”
K2 Oとなる場合は、xはx’+x”となる。このよう
な関係は、zMem On 成分が2種以上のものからなる
場合におけるzにおいても同様である。また、n/m=
0.5〜2.0は、当該元素に配位する酸素イオン数を
示し、実質的には0.5、1.0、1.5、2.0の値
から選ばれる。
の一般式に示されるようにM2 O、SiO2 、Mem O
n の三成分よりなっている。したがって、本発明におけ
る無機イオン交換体を製造するには、その原料として各
成分が必要になるが、本発明においては特に限定される
ことなく公知の化合物が、適宜用いられる。例えば、M
2 O成分、Mem On 成分としては、各々の当該元素の
単独あるいは複合の酸化物、水酸化物、塩類、当該元素
含有鉱物が用いられる。具体的には例えば、M2 O成分
の原料としては、NaOH、KOH、Na2 CO3 、K
2 CO3 、Na2 SO4 等が、Mem On 成分の原料と
しては、CaCO3 、MgCO3 、Ca(OH)2 、M
g(OH)2 、MgO、ZrO2 、ドロマイト等が挙げ
られる。SiO2 成分としてはケイ石、カオリン、タル
ク、溶融シリカ、珪酸ソーダ等が用いられる。
法は、目的とする無機イオン交換体のx,y,zの値と
なるように所定の量比で上記の原料成分を混合し、通常
300〜1500℃、好ましくは500〜1000℃、
さらに好ましくは600〜900℃の範囲で焼成して結
晶化させる方法が例示される。この場合、加熱温度が3
00℃未満では結晶化が不十分で耐水溶性に劣り、15
00℃を越えると粗大粒子化しイオン交換能が低下す
る。加熱時間は通常0.1〜24時間である。このよう
な焼成は通常、電気炉、ガス炉等の加熱炉で行う事がで
きる。また、焼成後、必要に応じて粉砕し所定の粒度に
調整される。粉砕機としては例えばボールミル、ローラ
ーミル等を用いてなされる。
和物を調製するには、公知の方法により容易に行う事が
でき、特に制限されるものではない。例えば、前記のよ
うにして得られた無機イオン交換体の無水物をイオン交
換水に懸濁して水和させ、乾燥せしめて粉末化する方法
が挙げられる。
機イオン交換体またはその水和物は、イオン交換容量と
して少なくとも100mgCaCO3 /g以上、好まし
くは200〜600mgCaCO3 /gを有するもので
ある。また、水へのSi溶出量はSiO2 換算で通常1
00mg/g以下であり、実質的に水に不溶である。な
お、本発明において実質的に水に不溶であるとは、試料
2gをイオン交換水100g中に加え、25℃で30分
攪拌した場合におけるSi溶出量がSiO2 換算で通常
100mg/gより少ないものをいう。
1重量%分散液において11以上のpHを示し、優れた
アルカリ能を示す。またアルカリ緩衝効果についても、
特に優れており、炭酸ソーダや通常の無定形珪酸ナトリ
ウムと比較してもアルカリ緩衝効果が優れるものであ
る。本発明における無機イオン交換体は、前記のように
優れたイオン捕捉能、アルカリ度調整能、さらに緩衝効
果を有するため、これを配合した本発明の洗浄剤組成物
は、優れた洗浄性能を有するとともに、濃縮化に適す
る。
の水和物の含有量は、全組成物中、通常0.5〜70重
量%、好ましくは2〜60重量%である。0.5重量%
未満であると、無機イオン交換体の性能が組成物として
発現されず、70重量%を越えると、洗浄剤に含まれる
他の成分の配合量が制約され、洗浄剤としての成分バラ
ンスに支障をきたす。
一般的に洗浄剤に用いられるものであれば特に限定され
るものではない。具体的には、以下に例示される陰イオ
ン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性
剤及び両性界面活性剤からなる群より選択される一種以
上である。例えば、陰イオン界面活性剤の中から複数選
択する場合のごとく同一種類のみから選択してもよく、
また陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤の中から
それぞれ選択する場合のごとく各種のものを複数選択し
てもよい。
ンゼンスルホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキルまたはアルケニル硫酸塩、α−オレ
フィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩またはエステ
ル塩、アルキルまたはアルケニルエーテルカルボン酸
塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面
活性剤、アルキルまたはアルケニル燐酸エステルまたは
その塩等が例示され、好ましくはアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルまたはアルケニルエーテル硫酸塩、
アルキルまたはアルケニル硫酸塩等である。
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エ
ステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪
酸アルカノールアミド、アルキルグルコシド、アルキル
アミンオキサイド等が挙げられる。このうち、特に非イ
オン性界面活性剤として、炭素数10〜15の直鎖また
は分岐鎖の1級または2級アルコールのエチレンオキサ
イド付加物であって、平均付加モル数5〜15のポリオ
キシエチレンアルキルエーテルを使用するのが望まし
い。より好ましくは炭素数12〜14の直鎖または分岐
鎖の1級または2級のアルコールのエチレンオキサイド
付加物であって、平均付加モル数6〜10のポリオキシ
エチレンアルキルエーテルを使用するのが望ましい。
ウム塩等が例示される。両性界面活性剤としては、カル
ボキシ型またはスルホベタイン型等の両性界面活性剤が
例示される。
中、好ましくは1〜60重量%、より好ましくは5〜5
0重量%配合される。1重量%未満であると洗浄剤とし
ての本来の性能を著しく欠くことになり、60重量%を
越えると、洗浄剤に含まれる他の成分の配合量が制約さ
れ、洗浄剤としての成分バランスに支障をきたす。
機イオン交換体および/またはその水和物、および界面
活性剤を含有するものであるが、本発明では更に、洗浄
剤に通常配合される各種添加剤を適宜配合することがで
きる。このような添加剤としては、洗浄ビルダーが好ま
しいが、用いられる洗浄ビルダーとしては、以下に例示
される無機化合物および/または有機化合物が挙げられ
る。洗浄ビルダーとしては、例えば、次に示されるよう
な結晶性あるいは非結晶性アルミノ珪酸塩が挙げられ
る。
塩 p(M’2 OまたはM”O)・Al2 O3 ・qSiO2
・wH2 O (式中、M’はアルカリ金属原子、M”はカルシウムと
交換可能なアルカリ土類金属原子、p,q,wは各成分
のモル数を表し、通常、0.7≦p≦1.5、0.8≦
q≦6、wは任意の正数である。) このうち、特に次式で示されるものが洗浄ビルダーとし
て好ましい。 Na2 O・Al2 O3 ・rSiO2 ・w’H2 O (ここでrは1.8〜3.0、w’は1〜6の数を表
す。) (2)次式で示される非結晶性アルミノ珪酸塩 tQ2 O・Al2 O3 ・uSiO2 ・wH2 O (式中、Qはナトリウム及び/またはカリウム原子を表
し、t,u,wは次の数値範囲内にある各成分のモル数
を表し、0.7<t≦1.2、1.6≦u≦2.8、w
は任意の正数である。)
燐酸塩等の燐酸塩、アミノトリ(メチレンホスホン
酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン
酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、
ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、
及びそれらの塩、2−ホスホノブタン−1,2−ジカル
ボン酸等のホスホノカルボン酸の塩、アスパラギン酸、
グルタミン酸等のアミノ酸の塩、ニトリロ三酢酸塩、エ
チレンジアミン四酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩、ポリア
クリル酸、ポリアコニット酸等の高分子電解質、ポリエ
チレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等の非解離高分子、特開昭54−52196
号公報記載のポリアセタールカルボン酸重合体、ジグリ
コール酸、オキシカルボン酸塩等の有機酸の塩等のビル
ダー及び二価金属イオン捕捉剤、珪酸塩、炭酸塩、硫酸
塩等のアルカリ剤あるいは無機電解質、特開昭60−2
27895号公報記載の層状珪酸塩、ポリビニルピロリ
ドン、カルボキシメチルセルロース等の再汚染防止剤な
どが挙げられる。
中、1〜80重量%、好ましくは5〜50重量%であ
る。1重量%未満であると、洗浄ビルダーとしての性能
が発現されず、80重量%を越えると、洗浄剤に含まれ
る他の成分の配合量が制約され、洗浄剤としての成分バ
ランスに支障をきたす。
うな成分も含有する事ができる。例えば、プロテアー
ゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素、パラトルエンスル
ホン酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、カルシウムシリ
ケート等のケーキング防止剤、第3ブチルヒドロキシト
ルエン、ジスチレン化クレゾール等の酸化防止剤、蛍光
染料、青味付剤、香料等を含むことができるが、これら
については特に限定されず、目的に応じた配合がなされ
てよい。
剤、食器用洗剤、身体用洗浄剤、金属用洗浄剤等の各種
用途に使用される。
明するが、本発明は実施例によりなんら限定されるもの
ではない。尚、本実施例及び比較例における測定値は、
次に示す方法により測定した。 (1)イオン交換能 試料0.1gを精秤し、塩化カルシウム溶液(濃度はCaC
O3 として1%)50ml中に加え、25℃で60分間撹拌した
後、5種C番の濾紙を用いて濾過を行う。その濾液10ml
を取って濾液中のCa量をEDTA滴定により測定し、その値
より試料のカルシウムイオン交換容量を求めた。 (2)Si溶出量 試料2gをイオン交換水100g中に加え、25℃で30
分間撹拌する。その後遠心分離を行い、その上澄みを孔
サイズ0.2μmのメンブランフィルターを用いて濾過
する。濾液中のSi濃度をプラズマ発光分析(ICP)
により測定し、SiO2 換算でSiの溶出量を求めた。
重量部に水酸化ナトリウム4.2重量部を加え、ホモミ
キサーにより攪拌を行い水酸化ナトリウムを溶解した。
ここに、微分散した無水炭酸カルシウム10重量部を加
え、ホモミキサーを用いて混合した。混合物をニッケル
製坩堝に適量採り、700℃の温度で、空気中1時間焼
成し、急冷後得られた焼成体を粉砕して本発明における
無機イオン交換体粉末Aを得た。この粉末のイオン交換
能は243mgCaCO3 /gと高く、かつSi溶出量
は、19.7mgSiO2 /gであり耐水溶性に優れた
ものであった。また、得られた焼成体の粉末X線(Cu
Kα)回析パターンは、焼成前の混合物とは異なる回折
パターンを示し、新規な結晶構造を示す物質であった。
これと同様にして、表1に示す組成の無機イオン交換体
粉末B,C,Dを得た。
用いて、表2〜7に示す組成からなる本発明の洗浄剤組
成物を以下の方法により製造した。
オン交換体以外の成分を60%固形分水性スラリーに
し、これを噴霧乾燥して得られた粒子に無機イオン交換
体粉末を混合した。実施例12〜19,実施例30〜5
0では、無機イオン交換体以外の成分からなる60%固
形分スラリーを噴霧乾燥し、得られた粒子を攪拌型造粒
機に入れて、更に配合量相当の無機イオン交換体粉末を
入れて造粒を行った。実施例20〜29では、粉末原料
を攪拌式転動造粒機に入れ、液状非イオン界面活性剤を
徐々に投入しながら、混合造粒した。これらのようにし
て、平均粒径200〜500μmの粉末の洗浄剤組成物
を得た。
ること、又は無機イオン交換体粉末を用いないこと以外
は、実施例と同様にして表2〜表6に示す組成からなる
洗浄剤組成物を製造した。
エン酸3Na・2H2Oを用い、洗浄率および洗浄前後
のpHが実施例46〜50と同等になるように配合量を
調整したこと以外は、実施例46〜50と同様にして表
7に示す組成からなる洗浄剤組成物を製造した。
を用いて、以下の条件で洗浄試験を行った。 (人工汚染布の調製)10cm×10cmの木綿布に下
記組成の油脂と微量のカーボンブラックで汚染して調製
した。 綿実油 60% コレステロール 10% オレイン酸 10% パルミチン酸 10% 液体及び固体パラフィン 10% (洗浄条件)2槽式洗濯機(東芝(株)製,銀河)を使
用して、洗濯時間10分、温度20℃、使用水3°DH
(Ca/Mg=3/1)、流水すすぎ8分、洗剤濃度
0.133%で洗濯を行った。 (洗浄率の算出)原布及び洗浄前後の550mμにおけ
る反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次
式によって洗浄率D(%)を算出した。その結果を表2
に併せて示す。 D=(L2 −L1 )/(L0 −L1 )×100(%) L0 :原布の反射率 L1 :洗浄前汚染布の反射率 L2 :洗浄後汚染布の反射率
物を用い、洗浄条件のみを下記のように変えて、試験例
1と同様に試験を行った。 (洗浄条件)全自動洗濯機(松下電気産業(株)製,愛
妻号)を使用して、温度20℃、使用水3.5°DH
(Ca/Mg=3/1)、洗剤濃度0.0833%で、
標準コースにて洗濯を行った。その結果を表3に併せて
示す。
物を用い、洗浄条件のみを下記のように変えて、試験例
1と同様に試験を行った。 (洗浄条件)ターゴトメーターを使用して、回転数10
0rpm、洗濯時間10分、温度20℃、使用水3°D
H(Ca/Mg=3/1)、洗剤濃度0.0833%で
洗濯を行った。その結果を表4に併せて示す。
物を用い、洗浄条件のみを下記のように変えて、試験例
1と同様に試験を行った。 (洗浄条件)全自動洗濯機(米国Whirlpool
製,Model LA5580XT)を使用して、温度
35℃、使用水8°DH(Ca/Mg=2/1)、洗剤
濃度0.1%で標準コースにて洗濯を行った。その結果
を表5に併せて示す。
成物を用い、洗浄条件のみを下記のように変えて、試験
例1と同様に試験を行った。 (洗浄条件)全自動洗濯機(BOSCH社製WFK400
0,ドラム式)を使用して、温度60℃、使用水16°
DH(Ca/Mg=2/1)、洗剤濃度0.8%で標準
コースにて洗濯を行った。その結果を表6に併せて示
す。
組成物を用い、試験例1と同じ洗浄条件で同様に洗浄試
験を行った。その結果を洗浄剤組成物の全配合量、使用
量、濃縮度、および洗浄前後のpHとともに表7に併せ
て示す。
成物は、従来より洗浄剤用イオン交換体として用いられ
ているゼオライトを用いた場合(比較例1,3,5,
7,9)と同等の洗浄率を示すことが判明した。また、
無機イオン交換体を用いない場合(比較例2,4,6,
8,10)と比較すると洗浄率はかなり向上していた。
また、表7の結果より、本発明の洗浄剤組成物(実施例
46〜50)は従来の配合(比較例11〜12)と比較
して少ない使用量で同等の洗浄性能を得る事ができ、す
なわち同等の洗浄性能の洗浄剤組成物をより少ない使用
量となるように濃縮したことになる。これは本発明にお
ける無機イオン交換体が、イオン交換能とアルカリ能に
優れた多機能のものである為であり、その使用によっ
て、従来の配合ではイオン交換体とアルカリ剤を別々に
相当量用いていたものを、その合計量よりも少ない配合
量で同等の洗浄性能を得る事ができるためである。
とアルカリ能に優れるとともに、耐水溶性を有する無機
イオン交換体を含有するため、洗浄効果が優れるととも
に、洗浄剤の濃縮化に適したものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式、xM2 O・ySiO2 ・zMe
m On (但し、Mは水素または周期表のIa族元素を、Meは
周期表のIIa,IIb,IIIa,IVaもしくはVIII族元素を示
し、y/x=0.5〜2.0、z/x=0.01〜1.
0、n/m=0.5〜2.0である。)で表される組成
からなる結晶性珪酸塩であって、少なくとも100mg
CaCO3 /g以上のイオン交換容量を有する無機イオ
ン交換体および/またはその水和物、および界面活性剤
を含有する洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 界面活性剤が陰イオン界面活性剤、非イ
オン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性
剤からなる群より選択される一種以上である請求項1記
載の洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 無機イオン交換体の含有量が0.5〜7
0重量%、界面活性剤の含有量が1〜60重量%である
請求項1または2記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 さらに洗浄ビルダーを含有することを特
徴とする請求項1、2または3記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項5】 洗浄ビルダーの含有量が1〜80重量%
である請求項4記載の洗浄剤組成物。
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JP2017095585A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 靖志 鎌田 | 粉末洗浄剤 |
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1992
- 1992-10-08 JP JP4297845A patent/JP3008140B2/ja not_active Expired - Fee Related
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