JP2796774B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2796774B2
JP2796774B2 JP5354359A JP35435993A JP2796774B2 JP 2796774 B2 JP2796774 B2 JP 2796774B2 JP 5354359 A JP5354359 A JP 5354359A JP 35435993 A JP35435993 A JP 35435993A JP 2796774 B2 JP2796774 B2 JP 2796774B2
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一朗 阪本
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機イオン交換体及び
/又はその水和物を含有する洗浄剤組成物に関する。さ
らに詳しくは、イオン交換能とアルカリ能にすぐれ耐水
溶性を有する無機イオン交換体及び/又はその水和物を
含有し、吸湿下において水不溶物の生成の少ない洗浄剤
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】洗浄剤に
配合するビルダーには、現在までに多くのキレート剤、
ビルダー、沈澱剤、分散剤等が報告されている。近年、
トリポリ燐酸塩は、湖沼等の閉鎖系水域の富栄養化への
懸念から使用が減少し、特開昭50−12381号公
報、特開昭51−12805号公報に代表される結晶性
アルミノ珪酸塩が多く用いられている。
【0003】珪酸ナトリウムはゼオライト以上のイオン
交換容量を有しているが、水に溶解するため、その利用
が限られていた。それを解決する手段として、珪酸ナト
リウムを加熱脱水、焼成して、粉末化する方法が特開昭
60−239320号公報に、また同様の手法で珪酸ナ
トリウムの珪素の一部をアルミニウムで同型置換する方
法が特開平3−93649号公報に開示されているが、
いずれも耐水溶性が不十分で、イオン交換能も低い。ま
た、水熱合成により得られる結晶性の珪酸カルシウムア
ルカリ水和物が特公昭61−59245号公報に開示さ
れているが、耐水溶性は充分であるが、イオン交換能は
低く、実質的に洗剤用ビルダーとして適さない。さら
に、粒子形状が粗大の長繊維状あるいは雲母状であるた
め水への分散性が悪く、実質的なイオン交換能はさらに
低下する。またDD−279234A1公報には水熱合
成により得られる結晶性のマグネシウム含有シリケート
が開示されているが、イオン交換能が極端に低く、実用
上洗剤用ビルダーとしては適用できないと言う問題が指
摘されている。
【0004】これらの結晶性のケイ酸塩は、その構造に
基づき、陰イオンの形による分類に従って分類すること
ができる(Friedrich Liebau,“St
ructural Chemistry of Sil
icates”p72,Springer−Verla
g,1985年発行)。即ち、例えば、代表的な無機ビ
ルダーであるNa2 O・Al23 ・2SiO2 の組成で
示される4A型ゼオライトはSiの1部がA1に同型置
換したテクトケイ酸塩構造に、また、Na2 O・2Si
2 の組成で示されるジメタケイ酸塩(層状シリケー
ト)はフィロケイ酸塩構造に分類される。さらに、Ca
O・MgO・2SiO2 ・nH2 Oの組成でしめされる
メタケイ酸塩(輝石、Diopside)およびNa2
O・SiO2 の組成で示されるメタケイ酸塩(メタケイ
酸ソーダ)は、イノケイ酸塩(ポリシリケート)構造に
それぞれ分類される。
【0005】さらに、詳しく説明すれば、Siに結合す
る酸素の架橋酸素数(Si−O−Si)で分類でき、そ
の架橋酸素数が4、3、2、1、0に対応して、それぞ
れQ4 、Q3 、Q2 、Q1 、Q0 ユニットに分類される
(Y.Tsunawaki,N.Iwamoto,T.
Hattori and A.Mitsuishi,
J.Non−Cryst.Solids,vol44,
p369(1981))。テクトケイ酸塩構造の場合は
架橋酸素数が4であるからQ4 ユニットのみから、フィ
ロケイ酸塩構造の場合は架橋酸素数が3であるからQ3
ユニットのみから、イノケイ酸塩構造の場合は架橋酸素
数が2.0〜2.5であるからQ2 ユニットのみあるい
はQ2 ユニットとQ3 ユニットとから形成される。ここ
で、Q2 ユニットのみからなるシリケート、Q2 ユニッ
トとQ3 ユニットとからなるシリケートのように少なく
ともQ2 ユニットを含むシリケートは、鎖状構造又は帯
状構造であるといわれている。これに対して、Q3 ユニ
ットのみからなるシリケートは層状構造であるといわれ
ており、両者は構造的に明確に区別されている。
【0006】これらの分類に従って、洗浄剤に用いられ
る無機ビルダーである前記のケイ酸塩化合物をみると、
4 ユニットから形成されるテクトケイ酸塩構造をもつ
4A型ゼオライトは、理論的に高いカチオン交換能を示
すものの、水中への分散性が悪く洗浄剤への配合量が限
定される。また、Q3 ユニットから形成されるフィロケ
イ酸塩構造をもつ層状シリケートとしては、前記のよう
な特開昭60−239320号公報、特開平3−936
49号公報に記載のものが挙げられるが、これらは前記
のように水中での分散性は、その水和特性故に優れる
が、逆に水中への溶解量が大きくなり、カチオン交換能
が4A型ゼオライトに比べて小さく、洗浄剤用ビルダー
としては不十分である。
【0007】一方、Q2 ユニットから構成されるイノケ
イ酸塩構造をもつ輝石はカチオン交換能はほとんど示さ
ず、無機ビルダーとしては不十分である。また、イノケ
イ酸塩で高いカチオン交換容量をもつ組成(Na2 O・
SiO2 )が結晶性のメタケイ酸塩として存在するが、
水中への溶解性が著しく、その構造が破壊されるため、
実際上のカチオン交換能は極端に低くなり、無機ビルダ
ーとして適さない。以上のように、耐水溶性、イオン交
換能がともに優れる無機ビルダーを得ることは困難であ
り、これらを改善した無機ビルダーの開発が求められて
いる。
【0008】一方近年、洗浄剤の使用者の便利性の追求
から洗浄剤の濃縮高密度化が進められており、洗浄剤に
使用されるビルダーは結晶性アルミノ珪酸塩のようなイ
オン交換能のみの単機能のものに代わって、洗浄剤配合
の濃縮化に適した多機能のものが当業界で求められてい
る。即ち、無機ビルダーが優れたイオン交換能、アルカ
リ度調整能、緩衝効果等の機能を有することにより、こ
れを配合する洗浄剤組成物の濃縮化を可能とするもので
ある。
【0009】本発明者らは、先にイオン交換能とアルカ
リ能に優れ耐水溶性を有する無機イオン交換体を使用
し、濃縮化に適した洗浄剤組成物について検討を行って
きた。しかしながら、この無機イオン交換体は高湿下で
の保存後に洗濯槽に入れて洗濯すると水不溶物が生成し
て衣料に付着、残留するなどの問題があり、更なる改良
が必要とされた。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは、イオン交換能とアルカリ能に優れ耐水溶性
を有する無機イオン交換体を使用した洗浄剤の保存安定
性について鋭意研究を続けた。その結果、該無機イオン
交換体の平均粒径を特定の数値以下にし、特定の粒度分
布をもつものを用いることにより、吸湿保存下において
も水不溶物の生成がないことを見いだし本発明を完成し
た。
【0011】すなわち本発明の要旨は、下記の成分を含
有することを特徴とする洗浄剤組成物に関する。 (a)界面活性剤、10〜60重量% (b)一般式、xM2 O・ySiO2 ・zMem n (但し、Mは水素または周期表のIa族元素を、Meは
周期表のIIa,IIb,IIIa,IVa またはVIII族元素を示
し、y/x=0.5〜2.0、z/x=0.005〜
1.0、n/m=0.5〜2.0である。)で表される
組成からなる合成の結晶性珪酸塩であって、少なくとも
100mgCaCO3 /g以上のイオン交換容量を有
し、かつ、平均粒径が30μm以下であって50μm以
下の粒径のものが全体の70%以上を占める粒度分布を
有する無機イオン交換体および/又はその水和物、5〜
50重量%
【0012】本発明に用いられる(a)成分の界面活性
剤としては、一般的に洗浄剤に用いられるものであれば
特に限定されるものではない。具体的には、以下に例示
される陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イ
オン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群より選択
される一種以上である。例えば、陰イオン界面活性剤の
中から複数選択する場合のごとく同一種類のみから選択
してもよく、また陰イオン界面活性剤と非イオン界面活
性剤の中からそれぞれ選択する場合のごとく各種のもの
を複数選択してもよい。
【0013】(1)陰イオン界面活性剤としては、以下
のものが例示される。 1)平均炭素数10〜16のアルキル基を有する直鎖又は分
岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩。 2)平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又
はアルケニル基を有し、1分子内に平均 0.5〜8モルの
エチレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドある
いはブチレンオキサイドあるいはエチレンオキサイド/
プロピレンオキサイド= 0.1/9.9 〜 9.9/ 0.1の比で
あるいはエチレンオキサイド/ブチレンオキサイド=
0.1/9.9 〜 9.9/ 0.1の比で付加したアルキル又はア
ルケニルエーテル硫酸塩。
【0014】3)平均炭素数10乃至20のアルキル基又は
アルケニル基を有するアルキル又はアルケニル硫酸塩。 4)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するオレフイ
ンスルホン酸塩。 5)平均10〜20の炭素原子を1分子中に有するアルカン
スルホン酸塩。 6)平均10〜24の炭素原子を1分子中に有する飽和又は
不飽和脂肪酸塩。 7)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を
有し、1分子中に平均0.5 〜8モルのエチレンオキサイ
ドあるいはプロピレンオキサイドあるいはブチレンオキ
サイドあるいはエチレンオキサイド/プロピレンオキサ
イド= 0.1/9.9〜 9.9/ 0.1の比であるいはエチレン
オキサイド/ブチレンオキサイド= 0.1/9.9 〜 9.9/
0.1の比で付加したアルキル又はアルケニルエーテルカ
ルボン酸塩。 8)下記の式で表わされるα−スルホ脂肪酸又はエステ
ル。
【0015】
【化1】
【0016】(式中Yは炭 数1〜3のアルキル基又は
対イオン、Zは対イオンである。Rは炭素数10〜20のア
ルキル基又はアルケニル基を表わす。)
【0017】ここで陰イオン性界面活性剤の対イオンと
してはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、
カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオ
ン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のアルカノー
ル基を1〜3個有するアルカノールアミン(例えばモノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、トリイソプロパノールアミンなど)を挙げる
ことができる。
【0018】9)下記一般式で表わされるアミノ酸型界
面活性剤。 No.1
【0019】
【化2】
【0020】(ここでR1 は炭素数8〜24のアルキル又
はアルケニル基を、R2 は水素又は炭素数1〜2のアル
キル基を、R3 はアミノ酸残基を、Xはアルカリ金属又
はアルカリ土類金属イオンを示す。) No.2
【0021】
【化3】
【0022】(R1 ,R2 およびXは前述の通り。nは
1〜5の整数を示す。) No.3
【0023】
【化4】
【0024】(R1 およびXは前述の通り。mは1〜8
の整数を示す。) No.4
【0025】
【化5】
【0026】(R1 ,R3 およびXは前述の通り。R4
は、水素又は炭素数1〜2のアルキル又はヒドロキシア
ルキル基を示す。) No.5
【0027】
【化6】
【0028】(R2 ,R3 およびXは前述の通り。R5
は炭素数6〜28のβ−ヒドロキシアルキル又はβ−ヒド
ロキシアルケニル基を示す。) No.6
【0029】
【化7】
【0030】(R3 ,R5 およびXは前述の通り。)
【0031】10)リン酸エステル系活性剤。 No.1 アルキル(又はアルケニル)酸性リン酸エス
テル
【0032】
【化8】
【0033】(R’は炭素数8〜24のアルキル基、又は
アルケニル基、n’+m’=3,n’=1〜2) No.2 アルキル(又はアルケニル)リン酸エステル
【0034】
【化9】
【0035】(R’は前述の通り、n”+m”=3、
n”=1〜3) No.3 アルキル(又はアルケニル)リン酸エステル
【0036】
【化10】
【0037】(R’,n”,m”は前述の通り、MはN
a,K,Ca)
【0038】(2)非イオン界面活性剤としては、以下
のものが例示される。 11)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基
を有し、1〜20モルのエチレンオキサイドを付加したポ
リオキサイドエチレンアルキル又はアルケニルエーテ
ル。 12)平均炭素数6〜12のアルキル基を有し、1〜20モ
ルのエチレンオキサイドを付加したポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル。 13)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基
を有し、1〜20モルのプロピレンオキサイドを付加した
ポリオキシプロピレンアルキル又はアルケニルエーテ
ル。
【0039】14)平均炭素数10〜20のアルキル基又は
アルケニル基を有し1〜20モルのブチレンオキサイドを
付加したポリオキシブチレンアルキル又はアルケニルエ
ーテル。 15)平均炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基
を有し、総和で1〜30モルのエチレンオキサイドのプロ
ピレンオキサイドあるいはエチレンオキサイドとブチレ
ンオキサイドを付加した非イオン性活性剤(エチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイド又はブチレンオキサイ
ドとの比は 0.1/ 9.9〜 9.9/ 0.1) 。
【0040】16)下記の一般式で表わされる高級脂肪
酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキサイド付
加物。
【0041】
【化11】
【0042】(式中、R' 11は炭素数10〜20のアルキル
基、又はアルケニル基であり、R' 12はH又はCH3
あり、n2は1〜3の整数、m3は0〜3の整数であ
る。)
【0043】17)平均炭素数10〜20の脂肪酸とショ糖
から成るショ糖脂肪酸エステル。 18)平均炭素数10〜20の脂肪酸とグリセリンから成る
脂肪酸グリセリンモノエステル。 19)下記の一般式で表わされるアルキルアミンオキサ
イド。
【0044】
【化12】
【0045】(式中R' 13は炭素数10〜20のアルキル基
又はアルケニル基であり、R' 14,R' 15は炭素数1〜
3のアルキル基である。) このうち、特に非イオン性界面活性剤として、炭素数1
0〜20の直鎖または分岐鎖の1級または2級アルコー
ルのエチレンオキサイド付加物であって、平均付加モル
数5〜15のポリオキシエチレンアルキルエーテルを使
用するのが望ましい。より好ましくは炭素数12〜14
の直鎖または分岐鎖の1級または2級のアルコールのエ
チレンオキサイド付加物であって、平均付加モル数6〜
10のポリオキシエチレンアルキルエーテルを使用する
のが望ましい。
【0046】(3)陽イオン界面活性剤としては、以下
のものが例示される。 20)下記一般式で示されるカチオン界面活性剤。 No.1
【0047】
【化13】
【0048】(ここでR' 1 ,R' 2 ,R' 3 ,R' 4
のうち少なくとも1つは炭素数8〜24のアルキル又はア
ルケニル基、他は炭素数1〜5のアルキル基を示す。X
' はハロゲンを示す。) No.2
【0049】
【化14】
【0050】(ここでR' 1 ,R' 2 ,R' 3 およびX
' は前述の通り。) No.3
【0051】
【化15】
【0052】(ここでR' 1 ,R' 2 ,およびX' は前
述の通り。R' 5 は炭素数2〜3のアルキレン基、n4
は1〜20の整数を示す。)
【0053】21)下記一般式で示されるアルキル又は
アルケニルアミン。 No.1 R”1 R”2 NH (式中、R1 はC12−C26アルキルもしくはアルケニル
基であり、R2 はHまたはC1 −C7 アルキルまたはC
12−C26アルキルもしくはアルケニル基である。) No.2
【0054】
【化16】
【0055】(式中R1 およびR”3 は同一または異な
っていてもよく、それぞれC12〜C22アルキル基であ
り、そしてR”4 はメチルまたはエチル基又は─(R”
5 O)n5Hであり、R”5 は炭素数2〜3のアルキレン
基、n5は1〜20の整数を示す。)
【0056】(4)両性界面活性剤としては、以下のも
のが例示される。 22)下記一般式で示されるスルホン酸型両性界面活性
剤。 No.1
【0057】
【化17】
【0058】(ここでR11は炭素数8〜24のアルキル又
はアルケニル基、R12は炭素数1〜4のアルキレン基、
13は炭素数1〜5のアルキル基、R14は炭素数1〜4
のアルキレン又はヒドロキシアルキレン基を示す。) No.2
【0059】
【化18】
【0060】(ここでR11およびR14は前述の通り、R
15,R16は炭素数8〜24又は1〜5のアルキル又はアル
ケニル基を示す。) No.3
【0061】
【化19】
【0062】(ここでR11およびR14は前述の通り、n
1は1〜20の整数を示す。)
【0063】23)下記一般式で示されるベタイン型両
性活性剤。 No.1
【0064】
【化20】
【0065】(ここでR21は炭素数8〜24のアルキル又
はアルケニル又はβ−ヒドロキシアルキル又はβ−ヒド
ロキシアルケニル基、R22は炭素数1〜4のアルキル
基、R23は炭素数1〜6のアルキル又はヒドロキシアル
キレン基を示す。) No.2
【0066】
【化21】
【0067】(ここでR21およびR22は前述の通り、n
2は1〜20の整数を示す。) No.3
【0068】
【化22】
【0069】(ここでR21およびR23は前述の通り。R
24は炭素数2〜5のカルボキシアルキル又はヒドロキシ
アルキル基を示す。)
【0070】本発明においては以上のような界面活性剤
を用いることができるが、特に濃縮化という点からは、
(1)陰イオン界面活性剤の1)、2)、3)、4)、
5)、8)、及び/又は(2)非イオン界面活性剤の1
1)、12)、15)、好ましくは11)を主界面活性
剤として使用するのが好ましい。もちろん、他の界面活
性剤を併用することにより、より優れた洗浄力を得た
り、また特定の効果を得ることは、従来の洗浄剤の場合
と同様である。
【0071】(a)成分である界面活性剤の含有量は、
全組成物中、好ましくは10〜60重量%、より好まし
くは15〜50重量%配合される。10重量%未満であ
ると充分な洗浄力が得られず、60重量%を越えると、
吸湿によるケーキングを起こしてしまう。
【0072】本発明に用いられる(b)成分の無機イオ
ン交換体とは、カチオン交換能を有する無機物質をい
い、その組成が一般式、xM2 O・ySiO2 ・zMe
m nで表される合成の結晶性珪酸塩である。但しMは
水素または周期表のIa族元素を、Meは周期表のII
a,IIb,IIIa,IVaまたはVIII族元素を示し、y/x=
0.5〜2.0、z/x=0.005〜1.0、n/m
=0.5〜2.0である。
【0073】ここで、Mは水素又は周期表のIa族元素
から選ばれ、Ia族元素としてはNa、K等が挙げられ
る。これらは単独であるいは例えばNa2 OとK2 Oと
が混合してM2 O成分を構成していてもよい。Meは周
期表のIIa,IIb,IIIa,IVaまたはVIII族元素から選ば
れ、例えばMg、Ca、Zn、Y、Ti、Zr、Fe等
が挙げられる。これらは特に限定されるものではない
が、資源及び安全上の点から好ましくはMg、Caであ
る。また、これらは単独であるいは2種以上混合してい
てもよく、例えばMgO、CaOなどが混合してMem
n 成分を構成していてもよい。また、本発明における
無機イオン交換体においては、水和物であってもよく、
この場合の水和量はH2 Oのモル量換算として通常20
モル%以下である。
【0074】また、一般式においてy/xが0.5〜
2.0であり、好ましくは1.0〜1.8である。y/
xが0.5未満では耐水溶性が不十分であり、2.0を
越えると、イオン交換能が低くなり、イオン交換体とし
て不十分である。z/xは0.005〜1.0であり、
好ましくは0.02〜0.9である。z/xが0.00
5未満では耐水溶性が不十分であり、1.0を越えると
イオン交換能が低くなり、イオン交換体として不十分で
ある。x,y,zは前記のy/xおよびz/xに示され
るような関係であれば、特に限定されるものではない。
なお、前記のようにxM2 Oが例えばx’Na2 O・
x”K2 Oとなる場合は、xはx’+x”となる。この
ような関係は、zMem n 成分が2種以上のものから
なる場合におけるzにおいても同様である。また、n/
m=0.5〜2.0は、当該元素に配位する酸素イオン
数を示し、実質的には0.5、1.0、1.5、2.0
の値から選ばれる。
【0075】本発明における(b)成分は、好ましくは
MがK及び/又はNaであって、MeがCa及び/又は
Mgであるものが挙げられ、特に(b)成分が aNa2 O・bK2 O・SiO2 ・cCaO・dMgO (但し、a+b=0.5〜2.0、b/a=0.005
〜8.0、c,d≧0でありc+d=0.005〜1.
0である。)で表される合成の結晶性珪酸塩を用いる場
合によりすぐれた洗浄力を得る上で好ましい。
【0076】また、本発明における無機イオン交換体
は、陰イオンの形による分類に従えば、イノケイ酸塩構
造に分類され、且つ、Q2 ユニットのみあるいはQ2
ニットとQ3 ユニットとから形成される結晶性ケイ酸塩
化合物である。換言すれば、本発明における無機イオン
交換体は少なくともQ2 ユニットを有し、鎖状構造を有
するものである。
【0077】具体的には、Q3 、Q2 ユニットの存在
は、ラマン分光測定により同定できる。図1に、FT−
ラマン分光(日本電子製、形式:JRS−FT650
0、励起光:YAGレーザー、波長=1064nm、検
知器:InGaAs)により測定したラマンスペクトル
例(後述の実施例で得られた無機イオン交換体粉末K)
を示す。
【0078】即ち、本発明における無機イオン交換体
は、970±20cm-1にQ2 ユニットに由来する主た
るシフトピークが少なくとも存在する。ここで、主たる
シフトピークとは、900〜1200cm-1の範囲につ
いてのラマン散乱スペクトルにおいて、実質的に識別で
きる明確なシフトピークを指す。一方、Q3 ユニットに
由来するシフトピークは、1070±30cm-1に観察
される。
【0079】従って、本発明における無機イオン交換体
は、Q2 ユニットのみあるいはQ2ユニットとQ3 ユニ
ットとにより構成されているため、900〜1200c
-1の範囲において、970±20cm-1のみ、または
970±20cm-1と1070±30cm-1にシフトピ
ークを有し、また、結晶性であるためQ0 ,Q1 ユニッ
トに由来するシフトピークは実質的に存在しない。Q2
ユニットとQ3 ユニットにより構成されている場合に
は、Q2 ユニットに由来するシフトピークとQ3に由来
するシフトピークの強度比(Q2 /Q3 )は、0.1〜
100となる。ここで、シフトピークの強度比は107
0±30cm-1に表れるシフトピークの高さに対する9
70±20cm-1に表れるピークの高さの比より算出さ
れたものである。
【0080】また、Q2 ユニット構造から形成されてい
るにもかかわらず、水中での高い構造安定性を示すの
は、Ca及び/又はMgイオンを適量シリカネットワー
ク中に含有させているためであり、このことは後述の実
施例におけるカチオン交換能及びSi溶出量の測定結果
から明らかである。
【0081】このように(b)成分として、900cm
-1〜1200cm-1の範囲についてのラマン散乱スペク
トルにおいて、少なくとも970±20cm-1に主たる
シフトピークを示す合成の結晶性珪酸塩を用いる場合、
耐ケーキング性により効果的であり、特に(b)成分の
ラマン散乱スペクトルにおける970±20cm-1の主
たるシフトピ−クが、1070±30cm-1のシフトピ
ークに対して、0.1〜100の強度比を有するものを
用いるのが好ましい。
【0082】本発明における無機イオン交換体は、前記
の一般式に示されるようにM2 O、SiO2 、Mem
n の三成分〜五成分よりなっている。したがって、本発
明における無機イオン交換体を製造するには、その原料
として各成分が必要になるが、本発明においては特に限
定されることなく公知の化合物が、適宜用いられる。例
えば、M2 O成分、Mem n 成分としては、各々の当
該元素の単独あるいは複合の酸化物、水酸化物、塩類、
当該元素含有鉱物が用いられる。具体的には例えば、M
2 O成分の原料としては、NaOH、KOH、Na2
3 、K2 CO3 、Na2 SO4 等が、Mem n 成分
の原料としては、CaCO3 、MgCO3 、Ca(O
H)2 、Mg(OH)2 、MgO、ZrO2 、ドロマイ
ト等が挙げられる。SiO2 成分としてはケイ石、カオ
リン、タルク、溶融シリカ、珪酸ソーダ等が用いられ
る。
【0083】本発明における無機イオン交換体の調製方
法は、目的とする無機イオン交換体のx,y,zの値と
なるように所定の量比で上記の原料成分を混合し、通常
300〜1500℃、好ましくは500〜1000℃、
さらに好ましくは600〜900℃の範囲で焼成して結
晶化させる方法が例示される。この場合、加熱温度が3
00℃未満では結晶化が不十分で耐水溶性に劣り、15
00℃を越えると粗大粒子化しイオン交換能が低下す
る。加熱時間は通常0.1〜24時間である。このよう
な焼成は通常、電気炉、ガス炉等の加熱炉で行う事がで
きる。また、焼成後、必要に応じて粉砕し所定の粒度に
調整される。粉砕機としては例えばボールミル、ローラ
ーミル等を用いてなされる。
【0084】また本発明における無機イオン交換体の水
和物を調製するには、公知の方法により容易に行う事が
でき、特に制限されるものではない。例えば、前記のよ
うにして得られた無機イオン交換体の無水物をイオン交
換水に懸濁して水和させ、乾燥せしめて粉末化する方法
が挙げられる。
【0085】このようにして得られた本発明における無
機イオン交換体またはその水和物は、イオン交換容量と
して少なくとも100mgCaCO3 /g以上、好まし
くは200〜600mgCaCO3 /gを有するもので
ある。また、水へのSi溶出量はSiO2 換算で通常1
10mg/g以下であり、実質的に水に不溶である。な
お、本発明において実質的に水に不溶であるとは、試料
2gをイオン交換水100g中に加え、25℃で30分
攪拌した場合におけるSi溶出量がSiO2 換算で通常
110mg/gより少ないものをいうが、本発明におい
ては、100mg/g以下のものが、本効果を満たす上
でより好ましい。
【0086】本発明における無機イオン交換体は、0.
1重量%分散液において11以上のpHを示し、優れた
アルカリ能を示す。またアルカリ緩衝効果についても、
特に優れており、炭酸ソーダや通常の無定形珪酸ナトリ
ウムと比較してもアルカリ緩衝効果が優れるものであ
る。本発明における無機イオン交換体は、前記のように
優れたイオン捕捉能、アルカリ度調整能、さらに緩衝効
果を有するため、これを配合した本発明の洗浄剤組成物
は、優れた洗浄性能を有するとともに、濃縮化に適す
る。
【0087】本発明において、(b)成分である無機イ
オン交換体および/又はその水和物は、その平均粒径
が、30μm以下、好ましくは25μm以下であって、
50μm以下の粒径のものが全体の70%以上、好まし
くは85%以上を占める粒度分布を有するものが使用さ
れる。平均粒径が30μmを超えるか、又は50μmを
超える粒径のものが全体の30%を超える粒度分布を示
す場合は、吸湿条件下で水不溶物が生成しやすくなる。
尚、ここでいう平均粒径とは、粒度分布のメジアン径で
ある。このような平均粒径及び粒度分布を有する(b)
成分は、振動ミル、ハンマーミル、ボールミル、ローラ
ーミル等の粉砕機を用い、粉砕することによって調製す
ることができる。例えば、HB−O型振動ミル(中央化
工機(株)製)にて粉砕することにより、容易に得るこ
とが出来る。
【0088】(b)成分である無機イオン交換体および
/またはその水和物の含有量は、全組成物中、5〜50
重量%、好ましくは7〜35重量%配合される。(b)
成分の配合量が5重量%未満では、十分なイオン交換体
としての機能をもたず、50重量%を越えると保存時に
ケーキングしやすくなる。
【0089】本発明における好適な態様として、より好
ましくは、界面活性剤として融点が40℃以下の非イオ
ン界面活性剤を主基材とし、且つ、更に(c)成分とし
て吸油能80ml/100g以上の水不溶性のシリカ誘
導体を5〜85重量%、好ましくは、10〜50重量%
含有するのが好ましい。融点が40℃以下の非イオン界
面活性剤は、40℃でスラリー状、または液体状である
ものが、好ましく、融点が40℃以上のものであって
も、他の非イオン界面活性剤を多量に混合することによ
り、液状又はスラリー状になれば、使用することができ
る。
【0090】非イオン界面活性剤は前記のようなものが
使用できるが、洗浄性の点から特に非イオン界面活性剤
として、炭素数10〜20のアルコールにエチレンオキ
サイドを平均付加モル数5〜15で付加させて得られる
ポリオキシエチレンアルキルエーテルを用いるのが好ま
しい。もちろん他の界面活性剤も非イオン界面活性剤1
00部に対して50部以下で且つ、非イオン界面活性剤
を固化させないものであれば、非イオン界面活性剤と混
合して使用しても良い。
【0091】(c)成分のシリカ誘導体は、(b)成分
以外のものであって、JIS K6220に記載の方法
で測定される吸油能が、80ml/100g以上、好ま
しくは150ml/100g以上のものが、耐ケーキン
グ性に優れる。このようなシリカ誘導体としては、HS
Zシリーズ(東ソー(株)製)、TIXOLEX(コフ
ラン・ケミカル社製)、TIXOSIL(コフラン・ケ
ミカル社製)、トクシール(徳山曹達(株)製)、ニッ
プシール(日本シリカ(株)製)、カープレックス(塩
野義製薬(株)製)、SIPERNART(デグッサ社
製)等の商標名で市販されている吸油担体等が挙げられ
る。例えば、TIXOLEX 25(コフラン・ケミカ
ル社製)、トクシールAL−1(徳山曹達(株)製)、
ニップシールNA(日本シリカ(株)製)、カープレッ
クス#100(塩野義製薬(株)製)、SIPERNA
RT D10(デグッサ社製)等が挙げられる。
【0092】本発明において用いられる(c)成分は非
晶質のものが好ましく、特に下記式に示される非晶質ア
ルミノ珪酸塩が洗浄力の上で好ましい。 一般式、αMeO・βM2 O・Al2 3 ・γSiO2 (但し、Meはアルカリ土類金属を、Mはアルカリ金属
を示し、α=0〜0.1,β=0.2〜2.0,γ=
0.5〜6である。)
【0093】上式の非晶質アルミノ珪酸塩は、常法によ
り製造することができる。例えば、SiO2 とM2
(Mはアルカリ金属を意味する)のモル比がSiO2
2 O=1.0〜4.0であり、H2 OとM2 Oのモル
比がH2 O/M2 O=12〜200である珪酸アルカリ
金属塩水溶液を用いて、これにM2 OとAl2 3 のモ
ル比がM2 O/Al2 3 =1.0〜2.0であり、H
2 OとM2 Oのモル比がH2 O/M2 O=6.0〜50
0である低アルカリアルミン酸アルカリ金属塩水溶液を
通常15〜60℃、好ましくは30〜50℃の温度のも
とで強攪拌下に添加する。
【0094】次いで生成した白色沈澱物スラリーを通常
70〜100℃、好ましくは90〜100℃の温度で、
通常10分以上10時間以下、好ましくは5時間以下加
熱処理し、その後濾過、洗浄、乾燥する事により有利に
得る事ができる。このとき添加方法は、低アルカリアル
ミン酸アルカリ金属塩水溶液に珪酸アルカリ金属塩水溶
液を添加する方法であってもよい。この方法によりイオ
ン交換能100mgCaCO3 /g以上、吸油能80m
l/100g以上の非晶質アルミノ珪酸塩吸油担体を容
易に得る事ができる(特開昭62−191417号公
報,特開昭62−191419号公報参照)。
【0095】(c)成分であるシリカ誘導体の含有量
は、全組成物中、5〜85重量%、好ましくは10〜5
0重量%配合される。5重量%未満では耐ケーキング性
が低下し、85重量%を越えて配合すると、洗浄力が低
下するだけでなく、耐ケーキング性低下の原因にもな
る。
【0096】本発明においては、さらに次式で示される
ような結晶性アルミノ珪酸塩を配合してもよい。 p(M’2 OまたはM”O)・Al2 3 ・qSiO2
・wH2 O (式中、M’はアルカリ金属原子、M”はカルシウムと
交換可能なアルカリ土類金属原子、p,q,wは各成分
のモル数を表し、通常、0.7≦p≦1.5、0.8≦
q≦6、wは任意の正数である。) このうち、特に次式で示されるものが添加剤として好ま
しい。 Na2 O・Al2 3 ・rSiO2 ・w’H2 O (ここでrは1.8〜3.0、w’は1〜6の数を表
す。)
【0097】このような結晶性アルミノ珪酸塩の配合量
は、(c)成分であるシリカ誘導体との配合量の合計が
85重量%を越えないことが好ましい。
【0098】本発明におけるアルカリ剤としては、炭酸
ソーダ、亜硫酸ソーダなどの種々のものが挙げられる
が、無定形珪酸ナトリウムの添加は、非イオン界面活性
剤を主成分とする場合、特にゼオライトを配合する場合
は、長期保存後の溶解性を低下させる原因にもなるた
め、非イオン粉末洗浄剤組成物においては、5重量%以
下、好ましくは、1重量%以下の配合量であることが望
ましい。また、炭酸塩の添加もケーキング及び嵩密度の
低下の原因にもなるため、配合量は少なくすることが好
ましい。
【0099】本発明の洗浄剤組成物には、上記成分の他
洗剤ビルダー、例えば、トリポリ燐酸塩、ピロ燐酸塩等
の燐酸塩、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレン
ジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレント
リアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、及びそれらの
塩、2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸等のホ
スホノカルボン酸の塩、アスパラギン酸、グルタミン酸
等のアミノ酸の塩、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミ
ン四酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸、ア
クリル−マレイン酸共重合体、ポリアコニット酸等の高
分子電解質、ポリエチレングリコール、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン等の非解離高分子、特開
昭54−52196号公報記載のポリアセタールカルボ
ン酸重合体、ジグリコール酸、オキシカルボン酸塩等の
有機酸の塩等のビルダー、カルボキシメチルセルロース
といった一般的に洗剤に配合することが知られているキ
レート剤や色あせ防止剤、再汚染防止剤などが挙げられ
る。
【0100】その他に本発明の洗浄剤組成物は、以下の
様な成分も含有する事ができる。即ち、プロテアーゼ、
リパーゼ、セルラーゼ等の酵素、パラトルエンスルホン
酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、カルシウムシリケー
ト等のケーキング防止剤、第3ブチルヒドロキシトルエ
ン、ジスチレン化クレゾール等の酸化防止剤、蛍光染
料、青味付剤、香料等を含むことができるが、これらに
ついては特に限定されず、目的に応じた配合がなされて
よい。
【0101】本発明の洗浄剤組成物は、以上の各成分を
含有してなるが、該洗浄剤組成物の製造方法は、特に限
定されることなく、従来より公知の方法を用いることが
できる。例えば、高嵩密度洗剤を得るための方法として
は、特開昭61−69897号公報、特開昭61−69
899号公報、特開昭61−69900号公報、EP5
13824A号明細書記載の方法を使用することができ
る。しかしながら、噴霧乾燥生地を使用する際は、造粒
時にブレンドするか又は別途配合することが好ましい。
【0102】
【実施例】以下、実施例、比較例および試験例により本
発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施
例等によりなんら限定されるものではない。尚、本実施
例等における測定値は、次に示す方法により測定した。
【0103】(1)カチオン交換能 試料0.1gを精秤し、塩化カルシウム水溶液(濃度は
CaCO3 として500ppm)100ml中に加え、
25℃で60分間撹拌した後、孔サイズ0.2μmのメ
ンブランフィルター(アドバンテック社、ニトロセルロ
ース製)を用いて濾過を行い、その濾液10ml中に含
まれるCa量をEDTA滴定により測定した。その値より試料
のカルシウムイオン交換容量(カチオン交換容量)を求
めた。但し、500mgCaCO3 /g以上の場合は、
塩化カルシウム溶液の量を200mlにして測定した値
である。
【0104】(2)Si溶出量 試料2gをイオン交換水100g中に加え、2℃で30
分間撹拌する。その後遠心分離を行い、その上澄みを孔
サイズ0.2μmのメンブランフィルターを用いて濾過
する。濾液中のSi濃度をプラズマ発光分析(ICP)
により測定し、SiO2 換算でSiの溶出量を求めた。
【0105】(3)ラマンスペクトル強度比 フーリエ変換ラマン分光光度計(日本電子(株)製,J
SR−FT6500、励起光:YAGレーザー、波長=
1064nm、検知器:InGaAs)を用いてラマン
分光測定を行ない、得られたラマン散乱スペクトルにお
いて、Q2 及びQ3 に帰属する散乱の強度をそれぞれ、
970±20cm-1と1070±30cm-1に現れるシ
フトピークのピークトップの値として、Q2 /Q3 の相
対強度比を求めた。
【0106】(4)平均粒径及び粒度分布 平均粒径及び粒度分布の測定は、レーザー回折式粒度分
布測定装置を用いて行った。すなわち、レーザー回折式
粒度分布測定装置LA−700型((株)堀場製作所
製)の測定セル内に約200mlのエタノールを注入
し、試料約0.5〜5mgを懸濁した。続いて、超音波
を照射しながら1分間攪拌し、試料の分散を十分に行っ
た後、He−Neレーザー(632.8nm)を入射
し、その回折/散乱パターンより粒度分布を測定した。
解析は、Fraunhofer回折理論とMie散乱理
論とを併用し、液中の浮遊粒子の粒度分布を0.04〜
262μmの範囲で測定した。平均粒径は、粒度分布の
メジアン径とした。
【0107】無機イオン交換体合成例 2号珪酸ソーダ(SiO2 / Na2 O=2.5)100
重量部に水酸化ナトリウム4.2重量部を加え、ホモミ
キサーにより、撹拌を行い水酸化ナトリウムを溶解し
た。ここに、微粉砕した無水炭酸カルシウム10重量部
を加え、ホモミキサーを用いて混合した。混合物をニッ
ケル製坩堝に適量採り、700℃の温度で空気中1時間
焼成した後、急冷した。さらに、得られた焼成体200
gを所定の粒径にする為にジルコニアボール約1kg
(7mmφ)と乾式下混合し、HB−O型振動ミル(中
央化工機(株)製)にて3時間粉砕して、本発明の無機
イオン交換体粉末Aを得た。この粉末の平均粒径は12
μmであり、粒径50μm以下の含有率は92%であっ
た。また、カチオン交換能は243mgCaCO3 /g
と高く、かつSi溶出量は、19.7SiO2 mg/g
であり耐水溶性に優れたものであった。また、得られた
焼成体の粉末X線(CuKα)回折パターンは、焼成前
の混合物とは異なる回折パターンを示し、新規な結晶構
造を示す物質であった。これと同様にして表1に示す組
成からなる各無機イオン交換体粉末を合成し、粉砕時間
を1〜5時間の間で変動させることにより、表1に示す
平均粒径の無機イオン交換体粉末B〜Kを得た。
【0108】
【表1】
【0109】非晶質アルミノ珪酸塩の合成例 (A)アルミン酸ナトリウム水溶液(Na2 O 1.5
5重量%、Al2 3 2.30重量%、Na2 O/Al
2 3 =1.11(モル比))1010gを40℃で加
熱し、1500rpmの回転数で攪拌しながら珪酸ナト
リウム水溶液(Na2 O 2.75重量%、SiO2
7.88重量%、SiO2 /Na2 O=2.96(モル
比))700gを20分間滴下反応した。反応後、さら
に15分間加熱処理を行い、その後、濾過、洗浄を行っ
た。得られた湿潤ケーキを105℃、300torr、
10時間乾燥し、粉砕することによりX線回折より非晶
質アルミノ珪酸ナトリウムAの微粉末が得られたことを
確認した。得られた非晶質のアルミノ珪酸塩の組成は、
原子吸光分析及びプラズマ発光分析の結果、Al23
=21.1重量%、SiO2 =57.2重量%、Na2
O=21.7重量%であった。吸油能は210ml/1
00g、Ca交換能は182mgCaCO3/gであっ
た。
【0110】(B)アルミン酸ナトリウム水溶液(Na
2 O:Al2 3 =20.3:28.2(重量比)のア
ルミン酸ナトリウム水溶液100重量部に更にイオン交
換水を2000重量部加えて調製したもの)800重量
部に3号水ガラス溶液(市販3号水ガラス100重量部
を加えて調製したもの)100重量部を20分で滴下
し、60℃で20分間加熱処理を行い、濾過、洗浄し
た。得られた湿潤ケーキを120℃、12時間乾燥し、
解砕機で微粉化して非晶質アルミノ珪酸ナトリウムBを
得た。得られた非晶質アルミノ珪酸塩の組成は、原子吸
光分析及びプラズマ発光分析の結果、Al2 3 =2
7.2重量%、SiO2 =51.2重量%、Na2 O=
21.8重量%であった。吸油能は200ml/100
g、Ca交換能は192mgCaCO3 /gであった。
【0111】実施例1〜13、比較例1〜6 前記の合成例で得られた無機イオン交換体粉末A〜K、
及び非晶質アルミノ珪酸ナトリウムA,Bを用いて表
2、表3に示す組成からなる洗浄剤組成物(本発明品1
〜13及び比較品1〜6)を以下の方法により製造し
た。すなわち、本発明品1〜6及び比較品1〜4におい
ては無機イオン交換体以外の成分を60%固形分水性ス
ラリーにし、これを噴霧乾燥し、得られた粒子を攪拌型
造粒機に入れて、更に配合量相当の無機イオン交換体を
入れ造粒を行った。また、本発明品7〜13及び比較品
5,6では、すべての粉末(無機イオン交換体も含む)
を攪拌式転動造粒機に入れ、液状非イオン活性剤を徐々
に投入しながら混合造粒した。このようにして平均粒径
200〜500μmの粉末の洗浄剤組成物を得た。これ
らの洗浄剤組成物の嵩密度は、JIS K 3362に
準じて測定したところ本発明品1〜4及び比較品1〜2
では740〜770g/リットル、本発明品5〜12及
び比較品3では780〜800g/リットルであった。
【0112】実施例14 無機イオン交換体のうち、Gを10g、500mlのイ
オン交換水中に1時間分散させ、0.2μmのメンブラ
ンフィルターでろ過し、フィルター上の残渣を100℃
の温度で16時間乾燥させ、水和物である無機ビルダー
を得る。無機ビルダー水和物を同様にボールミルにて粉
砕させ、粒径、及び粒径分布に対する水不溶物の生成を
本発明品13と同様の組成にて調べると、平均粒径が小
さく、且つ、50μm以下の粒径のものが大部分を占め
るものほど、水不溶性物質の生成が少ない傾向を示す。
【0113】
【表2】
【0114】
【表3】
【0115】なお、表2、表3中の略号等については、
以下の通りである。 LAS-Na:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム AS-Na :アルキル硫酸ナトリウム α-SFE-Na :αスルホ脂肪酸メチルエステルナトリウム
塩 EOP:平均エチレンオキサイド付加モル数 PAS:ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量1万) ポリオキシエチレンアルキルエーテル プライマリーア
ルコール*1:C12EOP=8 融点18℃ ポリオキシエチレンアルキルエーテル セカンダリーア
ルコール*2:C12−15,平均13.5 EOP=
8 融点22℃ 酵素*3:プロテアーゼ(Savinase, NOVO Nordisk Bioi
ndustry 社製)・セルラーゼ(EP 265832 号公報に記載
のアルカリセルラーゼK)・リパーゼ(Lipolase, NOVO
Nordisk Bioindustry社製)・アミラーゼ(Termamyl,N
OVO Nordisk Bioindustry社製)を各0.4%配合し
た。 蛍光染料*4:DM型蛍光染料(住友化学社製)・チノパ
ールCBS-X (チバガイギー社製)を各0.25%配合し
た。
【0116】試験例(水不溶物の測定) 前記の各洗浄剤組成物(本発明品1〜13、比較品1〜
6)をシャーレに入れ、ふたをしないで30℃50%R
Hの条件下に3日間放置した。次いで、0.83gをサ
ンプリングし、10℃1リットルの水道水に加え、マグ
ネチックスターラーにて10分間攪拌後、200メッシ
ュの金網にて濾過した。生成した水不溶物の量は、乾燥
後の濾過残量比率(%)で表わした。その結果を表2、
表3に併せて示すが、本発明品では殆ど水不溶物の生成
がみられず、また、SiO2 溶出量の少ないものほど好
ましい結果を示しているのに対し、比較品では粒径の大
きな粒子の配合量が多いと、水不溶物の生成率が増加す
る傾向が見い出された。 濾過残量比率(%)=(金網上の残量)/(0.83g)×100
【0117】
【発明の効果】本発明における無機イオン交換体は、カ
チオン交換能及び耐水溶性に優れたものであると共に、
特定の平均粒径と特定の粒度分布をもつものである。こ
の無機イオン交換体を配合することにより、洗浄効果に
優れるとともに、吸湿保存下においても水不溶物の生成
という問題のない洗浄剤組成物を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例で得られた無機イオン交換体粉末
Kについて、ラマン分光測定を行ったスペクトルを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪本 一朗 和歌山県和歌山市西浜1130 (56)参考文献 特開 平5−184946(JP,A) 特開 平5−279013(JP,A) 特開 昭54−40298(JP,A) 特開 昭62−153116(JP,A) 特開 平3−26795(JP,A) 特開 昭62−27320(JP,A) 特開 昭50−12381(JP,A) 特開 平6−200291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 1/00 - 19/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分を含有することを特徴とする
    洗浄剤組成物。 (a)界面活性剤、10〜60重量% (b)一般式、xM2 O・ySiO2 ・zMem n (但し、Mは水素または周期表のIa族元素を、Meは
    周期表のIIa,IIb,IIIa,IVa またはVIII族元素を示
    し、y/x=0.5〜2.0、z/x=0.005〜
    1.0、n/m=0.5〜2.0である。)で表される
    組成からなる合成の結晶性珪酸塩であって、少なくとも
    100mgCaCO3 /g以上のイオン交換容量を有
    し、かつ、平均粒径が30μm以下であって50μm以
    下の粒径のものが全体の70%以上を占める粒度分布を
    有する無機イオン交換体および/又はその水和物、5〜
    50重量%
  2. 【請求項2】 (b)成分がaNa2 O・bK2 O・S
    iO2 ・cCaO・dMgO(但し、a+b=0.5〜
    2.0、b/a=0.005〜8.0、c,d≧0であ
    りc+d=0.005〜1.0である。)で表される合
    成の結晶性珪酸塩である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 (b)成分が、900cm-1〜1200
    cm-1の範囲についてのラマン散乱スペクトルにおい
    て、少なくとも970±20cm-1に主たるシフトピー
    クを示す合成の結晶性珪酸塩である請求項1又は2に記
    載の洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 界面活性剤が、炭素数10〜20のアル
    コールにエチレンオキサイドを平均付加モル数5〜15
    で付加させて得られるポリオキシエチレンアルキルエー
    テルである、請求項1〜3いずれかに記載の洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 (a)成分の界面活性剤が、融点40℃
    以下の非イオン界面活性剤であって、更に(c)成分と
    して、(b)成分以外の吸油能が80ml/100g以
    上である水不溶性のシリカ誘導体を5〜85重量%含有
    することを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の洗
    浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 (c)成分が一般式、 αMeO・βM2 O・Al2 3 ・γSiO2 (但し、Meはアルカリ土類金属を、Mはアルカリ金属
    を示し、α=0〜0.1,β=0.2〜2.0,γ=
    0.5〜6である。)で表されるアルミノ珪酸塩である
    請求項5記載の洗浄剤組成物。
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