JPH06114977A - 反り発生防止方法 - Google Patents
反り発生防止方法Info
- Publication number
- JPH06114977A JPH06114977A JP28496492A JP28496492A JPH06114977A JP H06114977 A JPH06114977 A JP H06114977A JP 28496492 A JP28496492 A JP 28496492A JP 28496492 A JP28496492 A JP 28496492A JP H06114977 A JPH06114977 A JP H06114977A
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- JP
- Japan
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- roller
- web
- laminating
- tension
- warpage
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 貼合せ材料の貼合せ時に発生し易いツイスト
反りを簡単な方法で防止する。 【構成】 貼合せローラ1,1の直前の張力制御用ロー
ラ2に対してウエブ5を折り返すフリクションローラ3
を設け、同ローラ3の両端にアクチュエータ4,4′を
取付け、夫々のアクチュエータ4,4′のロッドを伸縮
させてフリクションローラ3と前記貼合せローラ1,1
との相対的平行度を変化させ、ウエブ5の対角方向の張
力を均等に制御してツイスト反りを防止する。
反りを簡単な方法で防止する。 【構成】 貼合せローラ1,1の直前の張力制御用ロー
ラ2に対してウエブ5を折り返すフリクションローラ3
を設け、同ローラ3の両端にアクチュエータ4,4′を
取付け、夫々のアクチュエータ4,4′のロッドを伸縮
させてフリクションローラ3と前記貼合せローラ1,1
との相対的平行度を変化させ、ウエブ5の対角方向の張
力を均等に制御してツイスト反りを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貼合せ材料製造時に生じ
るツイスト反りを防止する反り発生防止方法に関するも
のである。
るツイスト反りを防止する反り発生防止方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の貼合せ材料の貼合せ時の反
り発生防止方法の説明図を示し、原料ウエブ10を巻い
たリール11の送り出し速度を貼合せローラ12の周速
に近づけて制御するもので、送り出し速度が貼合せロー
ラ12の周速に近づく程、ウエブ10の張力は小さくな
る。従来はこのウエブ10の張力を適正値において一定
に保つことで、ウエブ10の皺やたるみを除き、それら
から生じる貼合せ時の反りを防いでいた。
り発生防止方法の説明図を示し、原料ウエブ10を巻い
たリール11の送り出し速度を貼合せローラ12の周速
に近づけて制御するもので、送り出し速度が貼合せロー
ラ12の周速に近づく程、ウエブ10の張力は小さくな
る。従来はこのウエブ10の張力を適正値において一定
に保つことで、ウエブ10の皺やたるみを除き、それら
から生じる貼合せ時の反りを防いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】貼合せ材料の貼合せ時
に発生する反りは、ウエブ10の皺やたるみによって部
分的な張力変動が存在し、それが貼合せ後の残留応力の
発生原因となり、ひいては商品価値を著しく低下せしめ
る反りとなる事は知られている。しかし前記従来の方法
は、貼合せ時の反りを取り除くには有効な手段であった
が、この従来方法においては、ウエブ10の幅方向にわ
たる張力の変動により発生する対角方向の反り(以下ツ
イスト反りと云う)については考慮されておらず、従っ
てウエブ10の巻き斑や、原料の経時変化に伴うウエブ
自体の伸縮についての張力補正は困難であった。本発明
は簡便な方法でウエブの幅方向の張力変動を制御し、ツ
イスト反りを防止することができる反り発生防止方法を
提供せんとするものである。
に発生する反りは、ウエブ10の皺やたるみによって部
分的な張力変動が存在し、それが貼合せ後の残留応力の
発生原因となり、ひいては商品価値を著しく低下せしめ
る反りとなる事は知られている。しかし前記従来の方法
は、貼合せ時の反りを取り除くには有効な手段であった
が、この従来方法においては、ウエブ10の幅方向にわ
たる張力の変動により発生する対角方向の反り(以下ツ
イスト反りと云う)については考慮されておらず、従っ
てウエブ10の巻き斑や、原料の経時変化に伴うウエブ
自体の伸縮についての張力補正は困難であった。本発明
は簡便な方法でウエブの幅方向の張力変動を制御し、ツ
イスト反りを防止することができる反り発生防止方法を
提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、貼合
せ材料の貼合せローラ直前の張力制御用ローラに対して
ウエブを折り返すローラを配置し、同ローラの両端に夫
々アクチュエータを取付けて、前記貼合せローラとの相
対的平行度を変化させるようにしてなるもので、これを
課題解決のための手段とするものである。
せ材料の貼合せローラ直前の張力制御用ローラに対して
ウエブを折り返すローラを配置し、同ローラの両端に夫
々アクチュエータを取付けて、前記貼合せローラとの相
対的平行度を変化させるようにしてなるもので、これを
課題解決のための手段とするものである。
【0005】
【作用】張力制御用ロールに対してウエブを折り返すロ
ーラの両端に、アクチュエータを設置して貼合せローラ
との相対的な平行度を変えることにより、ウエブの走行
長を変化させ、ウエブ幅における両端の張力が等しくな
るように制御する。
ーラの両端に、アクチュエータを設置して貼合せローラ
との相対的な平行度を変えることにより、ウエブの走行
長を変化させ、ウエブ幅における両端の張力が等しくな
るように制御する。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1及び図2は本発明の実施例を示し、1,1は貼
合せローラで、図示の場合はウエブ(ライナー)5と芯
紙6を貼合せる場合である。2は貼合せローラ1,1の
直前に設けられているウエブの張力を制御する制御用ロ
ーラで、同ローラ2の直前にウエブ5を折り返すフリク
ションローラ3が配設されている。このフリクションロ
ーラ3の両端にはアクチュエータ4,4′が取付けられ
ており、同アクチュエータ4,4′の作動によりフリク
ションローラ3を図3の如く傾け、貼合せローラ1,1
との相対的平行度を変化させ、ウエブ5の両側端におけ
る走行長を変えることができるようになっている。
と、図1及び図2は本発明の実施例を示し、1,1は貼
合せローラで、図示の場合はウエブ(ライナー)5と芯
紙6を貼合せる場合である。2は貼合せローラ1,1の
直前に設けられているウエブの張力を制御する制御用ロ
ーラで、同ローラ2の直前にウエブ5を折り返すフリク
ションローラ3が配設されている。このフリクションロ
ーラ3の両端にはアクチュエータ4,4′が取付けられ
ており、同アクチュエータ4,4′の作動によりフリク
ションローラ3を図3の如く傾け、貼合せローラ1,1
との相対的平行度を変化させ、ウエブ5の両側端におけ
る走行長を変えることができるようになっている。
【0007】図4及び図5に示す如く、ウエブ対角方向
の張力6,6′が異なる場合には、他の材料と貼合わさ
れた後この張力の差が残留応力の形で残り、これがツイ
スト反りと呼ばれる対角方向の反りを生じさせる(図
6)。この反りを除くには対角方向の張力を均等にすれ
ばよく、その方法としては張力の小さい方向BDに張力
を与えればよい。その方法としては、ABに比べてCD
が長くなるようにする。即ち、一方のアクチュエータの
ロッドを縮めることによってフリクションローラ3を傾
けて、ウエブ5のDC側が引張られるようにすればよ
い。図3の場合はアクチュエータ4のロッドを伸ばし、
他方のアクチュエータ4′のロッドを縮めた場合で、こ
れにより貼合せローラ1に対するフリクションローラ3
の平行度が変わり、図4に示す如くDC間が張力7によ
り引張られるようになり、所期の目的を達成できる。以
上のようにウエブ5の両端の走行長が変わることによ
り、対角方向の張力6,6′を均等に制御することがで
きる。なお、走行長をウエブ両端において変える方法
は、前記実施例によることなく、貼合せローラ又は制御
ローラの移動によっても達成できるが、制御の容易さ等
からフリクションローラ3の移動により行なうのが好ま
しい。
の張力6,6′が異なる場合には、他の材料と貼合わさ
れた後この張力の差が残留応力の形で残り、これがツイ
スト反りと呼ばれる対角方向の反りを生じさせる(図
6)。この反りを除くには対角方向の張力を均等にすれ
ばよく、その方法としては張力の小さい方向BDに張力
を与えればよい。その方法としては、ABに比べてCD
が長くなるようにする。即ち、一方のアクチュエータの
ロッドを縮めることによってフリクションローラ3を傾
けて、ウエブ5のDC側が引張られるようにすればよ
い。図3の場合はアクチュエータ4のロッドを伸ばし、
他方のアクチュエータ4′のロッドを縮めた場合で、こ
れにより貼合せローラ1に対するフリクションローラ3
の平行度が変わり、図4に示す如くDC間が張力7によ
り引張られるようになり、所期の目的を達成できる。以
上のようにウエブ5の両端の走行長が変わることによ
り、対角方向の張力6,6′を均等に制御することがで
きる。なお、走行長をウエブ両端において変える方法
は、前記実施例によることなく、貼合せローラ又は制御
ローラの移動によっても達成できるが、制御の容易さ等
からフリクションローラ3の移動により行なうのが好ま
しい。
【0008】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、ウエ
ブを折り返すローラの両端に夫々アクチュエータを取付
け、貼合せローラとの相対的平行度、即ち、走行長を変
化させるようにしたので、対角方向の張力を均等に制御
することができ、これによりツイスト反りを防ぐ事がで
きる。
ブを折り返すローラの両端に夫々アクチュエータを取付
け、貼合せローラとの相対的平行度、即ち、走行長を変
化させるようにしたので、対角方向の張力を均等に制御
することができ、これによりツイスト反りを防ぐ事がで
きる。
【図1】本発明の貼合せ材料の貼合せ時の反りの発生を
防止する装置の平面図である。
防止する装置の平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1においてツイスト反りを防止する状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図4】ウエブの対角方向の張力の大きさを示す説明図
である。
である。
【図5】ウエブの対角方向の張力の大小によりツイスト
反りが発生する状態の説明図である。
反りが発生する状態の説明図である。
【図6】図5のZ矢視図である。
【図7】従来の貼合せ材料の貼合せ時の反り発生防止方
法の説明図である。
法の説明図である。
1 貼合せローラ 2 制御用ローラ 3 フリクションローラ 4,4′ アクチュエータ 5 ウエブ 6,6′ 張力
Claims (1)
- 【請求項1】 貼合せ材料の貼合せローラ直前の張力制
御用ローラに対してウエブを折り返すローラを配置し、
同ローラの両端に夫々アクチュエータを取付けて、前記
貼合せローラとの相対的平行度を変化させることを特徴
とする反り発生防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28496492A JPH06114977A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 反り発生防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28496492A JPH06114977A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 反り発生防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114977A true JPH06114977A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17685362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28496492A Withdrawn JPH06114977A (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | 反り発生防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114977A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003066319A1 (fr) * | 2002-02-05 | 2003-08-14 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Systeme de production de feuilles en carton ondule |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP28496492A patent/JPH06114977A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7699084B2 (en) | 2002-01-23 | 2010-04-20 | Mitsubishi Heavy Industries Ltd. | System for fabricating corrugated board |
WO2003066319A1 (fr) * | 2002-02-05 | 2003-08-14 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Systeme de production de feuilles en carton ondule |
US7424901B2 (en) | 2002-02-05 | 2008-09-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | System for fabricating corrugated board |
US7669629B2 (en) | 2002-02-05 | 2010-03-02 | Mitsubishi Heavy Industries Ltd. | System for fabricating corrugated board |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |