JPS63235240A - 帯状物の通紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば二輪延伸フィルム製造装置、無延伸フ
ィルム製造装置等に適用される他、紙、布等の通紙にも
使用可能な帯状物の通紙装置に関するものである。

（従来の技術） 第３図に従来の帯状物通紙装置を示す。従来の通紙装置
はエンドレスロープ２に帯状物１の先端部を固定し、ガ
イドロール７、ロープテンショナ１８を介して、駆動モ
ータ９でロープ２が廻される。駆動トルク設定器１２か
ら所定の駆動トルクに見合う設定値が電圧調整器１３に
入力され、その出力電圧が電磁接触器１７を介して駆動
モータ９に印加される。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の帯状物通紙装置にあっては、上述のように１個の
駆動モータによりエンドレスのロープを廻しながら通紙
を行っているため、ロープの張力を制御することが難し
く、過張力によりロープの継ぎ目が切れるという問題が
あった。

本発明はこの点を解決しようとするもので、ロープの継
ぎ目をなくし、かつロープ移動時の張力を適正に制御す
るようにして、通紙が安定して行える帯状物の通紙装置
を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） このため、本発明は移動するロープに帯状物の端部を固
定して同帯状物を所定の部分に案内する通紙装置におい
て、ロープの一端を固定した巻きドラムと同ロープの他
端を固定した巻きドラムを並設し、両ロールをそれぞれ
駆動装置により独立して回転駆動すると共に、ロープの
巻取り側駆動装置は駆動トルク設定器によりロープ巻取
制御を行い、ロープの巻出し側駆動装置はブレーキトル
ク設定器によりブレーキ制御を行うようにすることを構
成とし、これを上記問題点の解決手段とするものである
。

即ち、ロープを巻取る一方で巻出しを行うために独立し
て回転駆動する２個のドラムを設け、巻出し側はブレー
キトルク設定器によってトルクモータの負方向トルク特
性によるブレーキ制御を行い、巻取り側は駆動トルク設
定器によってトルクモータの正方向トルク特性による巻
取トルク制御を行う。

（作用） 通紙時及びロープの巻戻し時に、ブレーキトルク設定器
と駆動トルク設定器により得られる巻出し側ドラムと巻
取り側ドラムのトルク差（駆動トルク−ブレーキトルク
）に基づき両ドラム間で所望のロープ張力を発生させ、
ロープを巻取る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示し、１１はフィルム状物
体で、同フィルム状物体１１の案内方向に巻きドラムで
ある２個の下流側ドラム１３と上流側ドラム１６が軸を
平行にして並設される。両ドラム１３．１６には１本の
ロープ１２の端部が固定されており、同ロープ１２はガ
イドロール１５で案内される。両ドラム１３．１６はそ
れぞれが独立してモータ１Ｂ、　１９により駆動される
もので、両モータ１８．１９の駆動で各ドラム１３．１
６が回転し、前記ロープ１２を引張りながら、一方のド
ラムで巻取ると同時に他方のドラムで巻出しを行う。

つまり、フィルム状物体１１の通紙を行うときは、その
端部をロープ１２に固定し、上流側ドラム１６をロープ
１２の巻取りドラム、下流側ドラム１３をロープ１２の
巻出しドラムとしてロープ１２に所定の張力を与えなが
ら回転させて、ロープ１２をフィルム状物体１１と共に
ガイドロールに沿って移動させる。通紙を終えると、上
記両ドラム１３、１６を共に逆回転させてロープ１２を
巻戻す。

従って、この巻戻しのときは下流側ドラム１３が巻取り
ドラムとなり、上流側ドラム１６が巻出しドラムとなる
。

本発明では、上記各モータ１８．１９の作動時、巻取り
側ドラムは駆動トルク設定器２４からの設定値に見合っ
た電圧に調整されて駆動され、巻出し側ドラムはブレー
キトルク設定器２０からの信号で電圧が調整されて所定
のブレーキがかかるようにして駆動される。このモーフ
駆動制御装置として、本実施例の場合、ブレーキトルク
設定器２０とつながった電圧調整器２１の出力端を負方
向回転用電磁接触器２３．２７を介して両モータ１Ｂ、
　１９につなぐと共に、駆動トルク設定器２４とつなが
った電圧調整器２５の出力端を２つの正方向回転用電磁
接触器２２．２４を介してそれぞれ前記両モータ１８．
１９につないでいる。なお、同図中１４．１７はそれぞ
れ下流側ドラム１３と上流側ドラム１６に設置されたロ
ープトラバースである。

次にその作用を説明する。通紙時はフィルム状物体１１
の先端部をロープ１２に固定し、上流側駆動モータ１９
によりロー１１２がガイドロール１５、ローブトラバー
ス１７を介して、上流側ドラム１６に巻取られ、フィル
ム状物体１１が上流側へ導かれる。一方、このとき下流
側ドラム１３に巻かれているロープ１２は下流側駆動モ
ータ１８による電気的ブレーキ作用を受けながらローブ
トラバース１４を介して巻出される。

上記モータ制御装置の通紙作業時における作用は、駆動
トルク設定器２４から所定の駆動トルクに見合う設定値
が電圧調整器２５に入力され、その出力電圧が正方向回
転用電磁接触器２６を介して上流側駆動モータ１９に印
加される。一方、ブレーキトルク設定器２０からは所定
のブレーキトルクに見合う設定値が電圧調整器２１に入
力され、その出力電圧が負方向回転用電磁接触器２３を
介して下流側駆動モータ１８に印加される。

各駆動モータ１Ｂ、　、１９の作用は第２図のトルク特
性図において、上流側駆動モータ１９の電圧をＶ４（Ｖ
）にしたときの駆動トルクをτ４とし、下流側駆動モー
タ１８の電圧をＶ！（Ｖ）にしたときのブレーキトルク
をτ２とすると、ロープ１２の張力は駆動トルクτ４と
ブレーキトルクτ２との差（Δτ）でロープ１２に張力
を発生させる。

通紙が終ったロープ巻戻し時においては、下流側駆動モ
ータ１８により、ロープ１２がガイドロール１５、ロー
プトラバース１４を介して下流側ドラム１３に巻取られ
る。−力士流側ドラム１６に巻取られていたロープ１２
は上流側駆動モータ１９により電気的ブレーキ作用を受
けながらローブトラバース１７を介して巻出される。

モータ制御装置の巻戻し時の作用は、駆動トルク設定器
２４から所定の巻戻し駆動トルクに見合う設定値が電圧
調整器２５に入力され、その出力電圧が正方向回転用電
磁接触器２２を介して、下流側駆動モータ１８に印加さ
れる。ブレーキトルク設定器２０から所定の巻戻しプレ
ー革トルクに見合う設定値が電圧調整器２１に入力され
、その出力電圧が負方向回転用電磁接触器２７を介して
、上流側駆動モータ１９に印加される。このときのロー
プには前記通紙時と同様のトルク差で張力が発生する。

（発明の効果） 以上、詳細に説明した如く本発明は、ロープ端を固定し
た２個の巻きドラムを用い、ブレーキトルク設定器と駆
動トルク設定器により巻出し側ドラムには所定のブレー
キトルクを発生させ、巻取り側ドラムには所定の駆動ト
ルクを発生させるようにして、ロープに所定の張力を与
えながら巻出し及び巻取制御をすることによってロープ
切れがなくなり、安定した通紙が行えるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す帯状物通紙装置の概略
構成図、第２図は駆動モータのトルク特性図、第３図は
従来の帯状物通紙装置の概略構成図である。 図の主要部分の説明 １１・・・フィルム伏物体 １２−　ロープ ２０−ブレーキトルク設定器 ２１、２５−電圧調整器 ２２、２６・−正方向回転用電磁接触器２３、２７−負
方向回転用電磁接触器 ２４−駆動トルク設定器 第２図 τ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 移動するロープに帯状物の端部を固定して同帯状物を所
   定の部分に案内する通紙装置において、ロープの一端を
   固定した巻きドラムと同ロープの他端を固定した巻きド
   ラムを並設し、両ロールをそれぞれ駆動装置により独立
   して回転駆動すると共に、ロープの巻取り側駆動装置は
   駆動トルク設定器によりロープ巻取制御を行い、ロープ
   の巻出し側駆動装置はブレーキトルク設定器によりブレ
   ーキ制御を行うようにすることを特徴とする帯状物の通
   紙装置。