JPH06114206A - 消泡方法およびその装置 - Google Patents

消泡方法およびその装置

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JPH06114206A
JPH06114206A JP28672692A JP28672692A JPH06114206A JP H06114206 A JPH06114206 A JP H06114206A JP 28672692 A JP28672692 A JP 28672692A JP 28672692 A JP28672692 A JP 28672692A JP H06114206 A JPH06114206 A JP H06114206A
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JP
Japan
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heating
bubbles
foam
cleaning
liquid
Prior art date
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Application number
JP28672692A
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English (en)
Inventor
Masahide Uchino
正英 内野
Kanehiro Tajiri
兼博 田尻
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Japan Field Co Ltd
Original Assignee
Japan Field Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06114206A publication Critical patent/JPH06114206A/ja
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄装置等の、液体を沸騰させたり、激しく
揺動、撹拌させたりする装置で発生する泡の消泡を、薬
剤等を用いずに迅速に消泡する。そのため、多量の泡が
発生しても、内容液が装置の外に漏れたり、内容液と接
触するのが好ましくない装置内の部分と接触することが
ない。 【構成】 泡の発生源9に隣接して、泡が進出してくる
部分に、水分を蒸発し得る温度に加熱した加熱部6を形
成する。また、泡の発生源9は、洗浄装置1の洗浄部、
加熱蒸発槽10の沸騰部、混合撹拌機の混合撹拌部等で
ある。また、加熱部6は、加熱パイプ12を位置しても
良いし、熱風、過熱蒸気等を直接噴射しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄装置、加熱蒸発
槽、混合撹拌機等の液体をエアーバブリングさせたり、
沸騰させたり、激しく揺動、撹拌させたりする装置に於
いて発生する泡の消泡方法およびその装置に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄装置の洗浄部とか、加熱蒸発
槽の沸騰部、混合撹拌機の混合撹拌部等で洗浄作業を行
ったり、蒸留作業を行ったり、混合撹拌作業を行うと、
多量の泡が発生する場合がある。そして、この泡が外部
に漏れて不都合を生じたり、装置内で、内容液が接触し
ては好ましくない部分にまで、内容液を接触させたりす
る不都合を生じるものとなる。そこで、従来は内容液中
に消泡剤を投入したり、泡の立ちにくくなる内容液を選
択して泡対策を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、消泡剤や泡の
立ちにくい内容液を選択しても、泡の発生が完全に押え
られるものではなく、この泡が多量に発生すれば装置の
外に溢れたり、装置内で泡が接触しては好ましくない部
分に泡が接触する不都合をやはり生じるものとなる。
【0004】また、洗浄装置等に於いては消泡剤を投入
したり、泡の立ちにくい内容液を選択すると、洗浄装置
の場合には洗浄効果を低下させ、食品等の場合には味を
損ねる等の支障を生じる場合も生じる。
【0005】本発明は上述のごとき問題点を解決するも
のであって、泡の発生を無理に押えるのではなく、発生
した泡を迅速に消泡することによって、外部に泡となっ
た内容液が漏れたり、内容液が装置内の好ましくない部
分に接触したりする障害を除去しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、発生源から発生する泡を、水分を蒸
発し得る温度で加熱する事により、消泡を行う事を特徴
として成るものである。
【0007】また、上記方法を実施する装置は、泡の発
生源に隣接し、泡が進出してくる部分に、水分を蒸発し
得る温度に加熱した加熱部を形成して成るものである。
【0008】また、泡の発生源は、洗浄装置の洗浄部で
あっても良い。
【0009】また、泡の発生源は、加熱蒸発槽の沸騰部
であっても良い。
【0010】また、泡の発生源は、混合撹拌機の混合撹
拌部であっても良い。
【0011】
【作用】本発明は上述のごとく構成したものであるか
ら、使用する装置の内容液を、エアーバブリングさせた
り、沸騰させたり、激しく揺動、撹拌させたりすること
により泡が発生しても、泡が加熱部まで進出した段階
で、水分を蒸発されるものとなる。泡は、界面活性剤等
の原液のみでは発生することはなく、水分との混合によ
ってのみ発生するものであるから、加熱部に於いて水分
が蒸発されると、泡は極めて迅速に消泡されるものとな
り、この加熱部から先に泡が進出することはない。
【0012】従って、内容液に消泡剤を混入して用いた
り、泡の立ちにくい内容液を選択したりする必要は全く
ない。そのため、洗浄等の目的とする効果に支障を生じ
る事がなく、作業目的に最も適した内容液を、泡の発生
を考慮する事なく選択することができる。
【0013】
【実施例】本発明の第一実施例を図1に於いて説明すれ
ば、(1)は洗浄装置であって、洗浄槽(2)の下底に被洗
浄物(3)を載置し、この被洗浄物(3)に噴射ノズル(4)
から、界面活性剤を含んだ水系洗剤を、激しく被洗浄物
(3)に噴射することにより、被洗浄物(3)の洗浄を行う
ものである。この被洗浄物(3)の洗浄部が泡の発生源
(9)となる。
【0014】そして、噴射ノズル(4)から被洗浄物(3)
に洗浄液を強く噴射すると、被洗浄物(3)と洗浄液との
接触によって泡が発生するものとなる。この泡は、発生
量が多くなるに従い、被洗浄物(3)部分から洗浄装置
(1)の洗浄槽(2)内を上昇し、上部方向に進出するもの
となる。
【0015】そして、この進出方向には、ヒーター、過
熱蒸気発生機等の加熱源(5)と連通した加熱部(6)を形
成している。この加熱部(6)は、加熱源(5)で発生した
過熱蒸気を流通するコイル状のパイプ(7)により形成し
ている。また、他の方法では、過熱蒸気を加熱部(6)に
直接噴射するように形成したものであっても良いし、熱
風をパイプ(7)に流通させても良いし、熱風を加熱部
(6)に噴射するものであっても良い。
【0016】この加熱部(6)に供給する熱エネルギー
は、水分を蒸発し得る温度に保たれる必要があり、常圧
状態では、100℃以上の温度でなければならない。ま
た、熱エネルギーは、水分を蒸発し得る温度であれば良
いから、洗浄槽(2)内を減圧状態とした場合には、10
0℃以下の温度であっても良い。
【0017】このように、加熱部(6)を形成することに
より、被洗浄物(3)と洗浄液との噴射衝突により発生し
た泡は、加熱部(6)まで上昇進出した段階で水分を蒸発
されるものとなる。界面活性剤等の原液のみでは泡を発
生することはなく、水分との混合によってのみ、泡は発
生するものであるから、加熱部(6)に於いて水分が蒸発
されると、泡は極めて迅速に消泡されるものとなり、こ
の加熱部(6)から上部に泡が進出することはない。
【0018】従って、被洗浄物(3)に噴射する洗浄液
は、消泡剤を用いたり、泡の立ちにくい洗剤を選択した
りする必要は全くない。そのため、被洗浄物(3)の洗浄
作業に於いては、最も洗浄に好ましい洗剤を選択し、十
分に泡を発生させても良いものとなる。
【0019】また、上記の実施例に於いては、被洗浄物
(3)に噴射ノズル(4)を介して洗浄液を吹き付けること
により、泡の発生する装置の消泡を行ったが、他の異な
る実施例に於いては、図2に示すごとく、洗浄液(8)中
に被洗浄物(3)を浸漬し、洗浄液(8)中で被洗浄物(3)
の洗浄を行おうとするものである。そして、この洗浄液
(8)部分が泡の発生源(9)となる。
【0020】この装置は、被洗浄物(3)を洗浄液(8)内
に於いて激しく上下移動したり、回転したり、また、回
転と上下移動を同時に行なったり、被洗浄物(3)に超音
波振動を加えたりすることにより、被洗浄物(3)の洗浄
を行うものである。この場合、被洗浄物(3)を洗浄する
洗浄液(8)は、加熱状態で行うと洗浄効果が高いものと
なるが、泡の発生も著しく多いものとなる。このように
洗浄液(8)中で被洗浄物(3)を激しく回転したり、上下
移動したり、回転と上下移動を同時に行う状態に於いて
は、被洗浄物(3)を洗浄する洗浄液(8)に、多量の泡を
生じる場合が多いものとなる。
【0021】この洗浄作業によって発生した泡の消泡
は、前記図1における実施例と全く同一であって、加熱
源(5)と接続するパイプ(7)に、過熱蒸気、熱風等を流
通するか、熱風、過熱蒸気等を、加熱部(6)に直接に供
給することによって、発生している泡の水分が蒸発され
るから、泡は極めて迅速に消泡することが出来る。
【0022】また、上記の実施例では洗浄装置(1)にお
ける消泡について説明したが、泡の発生源は洗浄装置
(1)に限定されるものではなく。図3に示すごとく、加
熱蒸発槽(10)に於いて発生する泡も、容易に消泡する
ことが出来るものである。
【0023】この図3に示す加熱蒸発槽(10)は、下部
方向に蒸留処理すべき、使用後の洗浄溶剤、汚濁液等の
被蒸留液(11)を充填し、この被蒸留液(11)内に複数
本の加熱パイプ(12)を挿入している。この加熱パイプ
(12)は、ボイラー等の加熱源(5)に接続し、熱エネル
ギーを供給される事により、加熱蒸発槽(10)内の液体
を加熱沸騰させる。そして、上端に設けた蒸気の排出口
(13)からこれを排出し、この蒸気を凝縮することによ
り蒸留作業を行うものである。
【0024】通常、この加熱蒸発槽(10)は、加熱パイ
プ(12)の全てを挿入できる程度に被蒸留液(11)を充
填するのが好ましいが、消泡作業を行う場合には、その
加熱パイプ(12)の上部方向の一部を液から外部に露出
させる。このように形成することにより、被蒸留液(1
1)を加熱し沸騰させることによって生じる泡を、原液
から上部に突出した突出加熱パイプ(14)と接触させ
る。または、突出加熱パイプ(14)によって、泡の進行
する部分を、水分が蒸発できる温度の加熱温度域とする
ことにより、泡の水分を蒸発して容易に消泡を行うこと
が出来るものである。
【0025】また、更に異なる実施例に於いて消泡は、
食品、その他の化学物質等の混合撹拌機の混合撹拌部に
発生する泡を消泡でするものであっても良い。また、更
には種々の装置に於いて発生する泡を任意に消泡するこ
とが出来るものである。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したもので、
泡の発生を薬剤等で無理に押えるのではなく、発生した
泡の水分を蒸発させることにより、迅速に消泡するもの
である。そのため、多量の泡が発生しても、内容液が装
置の外に漏れたり、内容液と接触するのが好ましくない
装置内の部分と接触することがない。
【0027】また、消泡剤等を用いないから、洗浄等の
目的とする効果に支障を生じる事がなく、作業目的に最
も適した内容液を、泡の発生を考慮する事なく選択する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャワー式洗浄装置に用いた実施例の断面図。
【図2】浸漬式洗浄装置に用いた実施例の断面図。
【図3】加熱蒸留装置に用いた実施例の断面図。
【符号の説明】
6 加熱部 9 発生源 10 加熱蒸発槽

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生源から発生する泡を、水分を蒸発し
    得る温度で加熱する事により行う事を特徴とする消泡方
    法。
  2. 【請求項2】 泡の発生源に隣接し、泡が進出してくる
    部分に、水分を蒸発し得る温度に加熱した加熱部を形成
    した事を特徴とする消泡装置。
  3. 【請求項3】 泡の発生源は、洗浄装置の洗浄部である
    事を特徴とする請求項1記載の消泡方法。
  4. 【請求項4】 泡の発生源は、洗浄装置の洗浄部である
    事を特徴とする請求項2記載の消泡装置。
  5. 【請求項5】 泡の発生源は、加熱蒸発槽の沸騰部であ
    ることを特徴とする請求項1記載の消泡方法。
  6. 【請求項6】 泡の発生源は、加熱蒸発槽の沸騰部であ
    ることを特徴とする請求項2記載の消泡装置。
  7. 【請求項7】 泡の発生源は、混合撹拌機の混合撹拌部
    であることを特徴とする請求項1記載の消泡方法。
  8. 【請求項8】 泡の発生源は、混合撹拌機の混合撹拌部
    であることを特徴とする請求項2記載の消泡装置。
JP28672692A 1992-10-01 1992-10-01 消泡方法およびその装置 Pending JPH06114206A (ja)

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