JP6352519B1 - 被洗浄物の洗浄方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄溶剤中への浸漬洗浄の洗浄効果を高めることができるとともに、洗浄槽内の洗浄溶剤を二液以上の洗浄溶剤を混合したものであった場合でも、この洗浄溶剤の成分を一定に保持可能にする。【解決手段】洗浄槽1内に収納した洗浄溶剤2を沸騰させるとともに、上記洗浄槽1に連通して設けた冷却槽8内に上記洗浄槽1内の洗浄溶剤2と同じ成分の洗浄溶剤2を収納して冷却し、上記洗浄槽1内で沸騰した洗浄溶剤2内に被洗浄物22を浸漬して被洗浄物22の浸漬洗浄を行った後、この被洗浄物22を洗浄槽1内の洗浄溶剤2の液面24から取り出すとともに、この被洗浄物22に、上記冷却槽8内の冷却された洗浄溶剤2を洗浄槽1内に移送して噴射し、この噴射によって冷却された被洗浄物22に、洗浄槽1内で発生させた洗浄溶剤2の洗浄蒸気を接触させることにより、この被洗浄物22の表面で洗浄蒸気を凝縮液化させる蒸気洗浄を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、機械部品、電子部品、医療機器などの被洗浄物を洗浄するための洗浄方法及びこの洗浄方法を行うために使用する洗浄装置に係るものである。
洗浄槽内に収納した洗浄溶剤に被洗浄物を浸漬させて浸漬洗浄を行う場合には、この洗浄溶剤の液温が高くなるほど洗浄効果が高いものとなる。しかしながら、高温の洗浄溶剤で浸漬洗浄を行った場合には、この洗浄溶剤で被洗浄物が加熱されてしまうため浸漬洗浄後に蒸気洗浄による仕上げ洗浄を行っても、洗浄蒸気が被洗浄物の表面で凝縮液化がなされない。そのため、高温の洗浄溶剤による浸漬洗浄後に蒸気洗浄を行うことは困難であった。
そこで特許文献1に示す如く、洗浄槽内の冷却した洗浄溶剤中に被洗浄物を浸漬して浸漬洗浄を行うとともに被洗浄物を冷却し、その後、上記洗浄槽とは別途設けた蒸気発生槽から洗浄溶剤の洗浄蒸気を洗浄槽内に移送して、洗浄槽内の洗浄溶剤の液面上に配置した被洗浄物に洗浄蒸気を接触させる蒸気洗浄が既に公知となっている。この洗浄方法では、冷やされた被洗浄物の表面に洗浄蒸気が接触することにより、この表面で洗浄蒸気が凝縮液化するものとなる。
特開昭61−50668号公報
しかしながら上記の如き従来の洗浄方法では、冷却した洗浄溶剤中に被洗浄物を浸漬させて浸漬洗浄を行うものであるから、高温の洗浄溶剤による浸漬洗浄と比較して洗浄効果が劣るものとなる。また浸漬洗浄及び蒸気洗浄の際に使用する洗浄溶剤として、沸点の異なる二液から成る洗浄溶剤を用いた場合には、蒸気発生槽内において沸点の低い成分が蒸発して洗浄槽内に流入する一方、沸点の高い成分は蒸気発生槽内に残留したままとなる。そのため、洗浄槽内には沸点の低い成分の割合が増加するものとなることから、洗浄液全体の成分が一定にはならなず一定の洗浄効果を得ることが困難となっていた。
そこで、本願発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、洗浄溶剤中への浸漬洗浄の洗浄効果を高めることができるとともに、洗浄槽内の洗浄溶剤を二液以上の洗浄溶剤を混合したものであった場合でも、この洗浄溶剤の成分を一定に保持可能にしようとするものである。
上述の如き課題を解決するため、本願の第1発明は洗浄槽内に収納した洗浄溶剤を沸騰させるとともに、上記洗浄槽に連通して設けた冷却槽内に上記洗浄槽内の洗浄溶剤と同じ成分の洗浄溶剤を収納して冷却し、上記洗浄槽内で沸騰した洗浄溶剤内に被洗浄物を浸漬して被洗浄物の浸漬洗浄を行った後、この被洗浄物を洗浄槽内の洗浄溶剤の液面上へ取り出すとともに、この被洗浄物に、上記冷却槽内の冷却された洗浄溶剤を洗浄槽内に移送して噴射し、この噴射によって冷却された被洗浄物に、洗浄槽内で発生させた洗浄溶剤の洗浄蒸気を接触させることにより、この被洗浄物の表面で洗浄蒸気を凝縮液化させる蒸気洗浄を行う洗浄方法である。
また本願の第1発明における被洗浄物の冷却及び蒸気洗浄は、洗浄槽内の洗浄溶剤の液面よりも上方で行うものである。これにより、噴射による洗浄や蒸気洗浄の際に使用した洗浄溶剤が洗浄槽の洗浄溶剤中に流下して混入するものとなる。そのため、洗浄作業による洗浄槽内の洗浄溶剤の著しい減少を生じにくいものとして空焚きを防ぐことができるとともに、2種類以上の溶剤を混合して成る洗浄溶剤を用いた場合でも、その成分比を一定に保つことができる。
また本願の第2発明は、上記第1発明の洗浄方法を実現するための洗浄装置であって、沸騰した洗浄溶剤を収納するとともにこの洗浄溶剤中に被洗浄物を浸漬させて被洗浄物の浸漬洗浄を行う洗浄槽と、この洗浄槽内の洗浄溶剤と同じ成分の洗浄溶剤を内部に収納して冷却する冷却槽と、この冷却槽と上記洗浄槽とを連通させる連通管と、この連通管を介して冷却槽から洗浄槽内に移送された冷却した洗浄溶剤を、上記浸漬洗浄を完了するとともに洗浄槽内の洗浄溶剤の液面から取り出された被洗浄物に噴射する噴射機構とを備え、この噴射機構による洗浄溶剤の噴射によって冷却された被洗浄物に、洗浄槽内で発生させた洗浄溶剤の洗浄蒸気を接触させることにより、この被洗浄物表面での洗浄蒸気の凝縮液化を行う蒸気洗浄を可能としたものである。
また本願の第1、2発明における洗浄溶剤は、2種類以上の溶剤を混合したものであってもよい。このように2種類以上の溶剤を混合した洗浄溶剤を用いた場合には、洗浄溶剤を洗浄目的に合ったものに調整することが出来るため、洗浄効果を更に高めることが期待できる。また、同一の洗浄槽内で同一の洗浄溶剤を用いて浸漬洗浄、冷却洗浄、及び蒸気洗浄を行うものであるから、異なる溶剤の成分比を大きく変えることがない。そのため、低価格の溶剤と高価格の溶剤、あるいは可燃性の溶剤と不燃性の溶剤をそれぞれ混合させた洗浄溶剤を使用した場合でも、その混合割合がほとんど変化しないため、洗浄効果やコストなどを一定に保つことが可能となる。
またの第1発明の洗浄方法は、常圧下でも減圧でも行うことが可能である。
本願の第1、2発明は上述の如く構成し、沸騰した洗浄溶剤内に被洗浄物を浸漬して被洗浄物の浸漬洗浄を行うものであるから、低温の洗浄溶剤を使用した浸漬洗浄よりも洗浄効果を高めることが可能となる。またこの浸漬洗浄後に冷却した洗浄溶剤を噴射して被洗浄物の冷却を行うため、その後に蒸気洗浄を行った場合でも被洗浄物の表面で洗浄蒸気を凝縮液化させることが可能となり、被洗浄物の洗浄効果を更に高めることができる。
また、同一の洗浄槽内で浸漬洗浄と蒸気洗浄を行うものであるから、洗浄槽内で洗浄溶剤が著しく減少するという事態を防ぐことができるため、空焚きのおそれがない。よって、洗浄槽内に収納した洗浄溶剤の温度を制御することにより、低コストで簡易且つ安全に被洗浄物の洗浄を行うことができ、洗浄コストを低く抑えることができる。
また、洗浄槽とは別個に冷却槽を設けることにより、この冷却槽内に、冷却した洗浄溶剤を大量に収納することが可能となる。そのため、沸騰した洗浄溶剤による浸漬洗浄の後、高温になった被洗浄物に冷却した多量の洗浄溶剤を噴射して被洗浄物を効率的に冷却することができる。
本願の第1,2発明の実施例1を示す浸漬洗浄時の概念図。 実施例1を示す噴射洗浄時の概念図。 実施例1を示す蒸気洗浄時の概念図。 実施例1を示す自熱乾燥時の概念図。
本願の第1、2発明の実施例1を図1〜4に於いて説明すると、図1に示す如く(1)は洗浄槽であって、その底部側に洗浄溶剤(2)を収納するとともに、開口部(3)付近は、その内周に冷却コイル(4)を巻き回した冷却部(5)としている。また、この洗浄槽(1)の底部側にはヒーター(6)と温度センサー(図示せず。)とを設け、このヒーター(6)により内部に収納した洗浄溶剤(2)を沸騰可能とするとともに、温度センサーにてこの洗浄溶剤(2)の温度を制御可能なものとしている。
またこの洗浄槽(1)とは別体に、洗浄溶剤(2)を冷却可能とする第1冷却槽(8)及び第2冷却槽(10)を設けている。そしてこの第1冷却槽(8)及び第2冷却槽(10)には、それぞれ内周に冷却コイル(25)(26)を巻き回すことにより、内部に収納した洗浄溶剤(2)を冷却可能としている。そしてこの第1冷却槽(8)には、洗浄槽(1)の底部側に連通する第1連通管(14)と、洗浄槽(1)内に配置した第1シャワーヘッド(15)に第1ポンプ(16)及びフィルタ(11)を介して連通する第2連通管(17)とを設けている。尚、上記第1シャワーヘッド(15)は、本願の第1、第2発明の噴射機構(21)を構成するものである。
上記の如く、第1冷却槽(8)を洗浄槽(1)とは別個に設けるとともに、この第1冷却槽(8)内に洗浄溶剤(2)を多量に収納することができるため、上記浸漬洗浄によって熱せられた被洗浄物(22)に大量の冷却した洗浄溶剤(2)を噴射することが可能となり、被洗浄物(22)を効果的に冷やすことができる。
また第2冷却槽(10)には、水分分離器(13)を介して洗浄槽(1)の冷却部(5)に連通する第3連通管(18)と、洗浄槽(1)内に配置した第2シャワーヘッド(20)に第2ポンプ(23)を介して連通する第4連通管(27)とを設けている。
次に、上記の如く構成した洗浄装置を用いた被洗浄物(22)の洗浄方法について以下に説明する。本実施例では常圧下での洗浄を行うものであって、図1に示す如く洗浄槽(1)内に洗浄溶剤(2)を収納するとともに、この洗浄溶剤(2)をヒーター(6)にて加熱し沸騰させる。また、第1冷却槽(8)内にも、上記洗浄溶剤(2)と同じ成分の洗浄溶剤(2)を収納するとともにこの洗浄溶剤(2)を冷却コイル(25)にて予め冷却しておく。そして図1に示す如く、洗浄槽(1)内の沸騰した洗浄溶剤(2)中に被洗浄物(22)を浸漬させて浸漬洗浄を行う。このように沸騰した洗浄溶剤(2)にて浸漬洗浄を行うことにより、低温の洗浄溶剤(2)を使用した浸漬洗浄よりも洗浄効果を高めることが可能となる。
そしてこの浸漬洗浄が終了した後、冷却した洗浄溶剤(2)による噴射洗浄を行う。即ち、洗浄槽(1)内の洗浄溶剤(2)中に浸漬していた被洗浄物(22)を、図2に示す如く洗浄溶剤(2)の液面(24)よりも上方に取り出して配置する。そして、第2連通管(17)に設けた第1ポンプ(16)を作動させることにより、第1冷却槽(8)内にて冷却した洗浄溶剤(2)を、第2連通路を通じて洗浄槽(1)内の第1シャワーヘッド(15)から被洗浄物(22)に向けて噴射する。
上記の如く、第1冷却槽(8)にて多量に冷却した洗浄溶剤(2)を被洗浄物(22)に噴射することによって、上記浸漬洗浄によって高温となった被洗浄物(22)の温度を低下させて冷却することができる。
また第2冷却槽には、洗浄槽(1)内で発生した洗浄溶剤(2)の洗浄蒸気を冷却部(5)で凝縮させた後、この凝縮液(28)を水分分離器(13)及び第3連通管(18)を介して内部に収納し、冷却コイル(26)にて冷却している。
そして、上記第1シャワーヘッド(15)からの噴射洗浄が終了した後、第4連通管(27)に設けた第2ポンプ(23)を作動させて第2冷却槽(10)内の凝縮液(28)を第2シャワーヘッド(20)から被洗浄物(22)に向けて噴射する。この噴射によって、第2冷却槽(10)内の不純物の少ない凝縮液(28)によって被洗浄物(22)が仕上げ洗浄されるため、この被洗浄物(22)の洗浄効果を更に高めることができる。そして上記噴射洗浄によって被洗浄物(22)を十分に冷却した後、以下の蒸気洗浄を行う。
本実施例の蒸気洗浄について説明すると、図3に示す如く、被洗浄物(22)を洗浄溶剤(2)の液面(24)よりも上方に配置した状態にしておく。そして洗浄槽(1)内のヒーター(6)にて洗浄溶剤(2)を加熱し、この洗浄溶剤(2)から洗浄蒸気を発生させる。これにより、上記噴射洗浄によって冷却した被洗浄物(22)に洗浄蒸気が接触するものとなることから、被洗浄物(22)の表面で洗浄蒸気を凝縮液化させることが可能となり被洗浄物(22)の洗浄効果を更に高めることができる。
また上記の如く、同一の洗浄槽(1)内で浸漬洗浄と蒸気洗浄を行うことができるため、別途蒸気発生槽を必要とすることなく洗浄装置全体を簡易なものとすることができるとともに、洗浄槽(1)内で洗浄溶剤(2)が減少して空焚きを防ぐことができる。更に、2種類以上の溶剤を混合して成る洗浄溶剤(22)を用いた場合でも、その成分比を一定に保つことができる。従って、洗浄槽(1)内に収納した洗浄溶剤(2)の温度を制御するのみで、低コストで簡易且つ安全に、また洗浄効果を一定に保持した洗浄を行うことができる。
そして凝縮比がなくなった時点で蒸気洗浄を終了し、図4に示す如く、被洗浄物(22)を更に上方の蒸気圧が低い冷却部(5)に配置し、この位置で自熱乾燥を行う。以上で本実施例の洗浄作業が終了する。尚、蒸気洗浄時に発生した洗浄蒸気は冷却部(5)の冷却コイル(4)にて冷やされた後、第3連通管(18)及び水分分離器(13)を介して第2冷却槽(10)内に回収される。
尚、本実施例で使用する洗浄溶剤(2)は1種類の溶剤のみで構成するものであってもいいし、また、2種類以上の溶剤を混合したものであっても良い。2種類以上の溶剤を混合した洗浄溶剤(2)を用いた場合には、洗浄溶剤(2)を洗浄目的に合った成分に調整することが出来るため、洗浄効果を更に高めることが期待できる。
また、同一の洗浄槽(1)内で同一の洗浄溶剤(2)を用いて浸漬洗浄、噴射洗浄、及び蒸気洗浄を行うものであるから、洗浄溶剤(2)の各種成分比が大きく変化することがない。そのため、低価格の溶剤と高価格の溶剤、あるいは可燃性の溶剤と不燃性の溶剤をそれぞれ混合させた洗浄溶剤(2)を使用した場合でも、その混合割合がほとんど変化しないことから、洗浄効果、安全性、あるいはコスト等を一定に保つことが可能となる。
1 洗浄槽
2 洗浄溶剤
8 冷却槽
14 連通管
21 噴射機構
22 被洗浄物
24 液面

Claims (4)

  1. 洗浄槽内に収納した洗浄溶剤を沸騰させるとともに、上記洗浄槽に連通して設けた冷却槽内に上記洗浄槽内の洗浄溶剤と同じ成分の洗浄溶剤を収納して冷却し、上記洗浄槽内で沸騰した洗浄溶剤内に被洗浄物を浸漬して被洗浄物の浸漬洗浄を行った後、この被洗浄物を洗浄槽内の洗浄溶剤の液面上へ取り出すとともに、この被洗浄物に、上記冷却槽内の冷却された洗浄溶剤を洗浄槽内に移送して噴射し、この噴射によって冷却された被洗浄物に、洗浄槽内で発生させた洗浄溶剤の洗浄蒸気を接触させることにより、この被洗浄物の表面で洗浄蒸気を凝縮液化させる蒸気洗浄を行うことを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。
  2. 沸騰した洗浄溶剤を収納するとともにこの洗浄溶剤中に被洗浄物を浸漬させて被洗浄物の浸漬洗浄を行う洗浄槽と、この洗浄槽内の洗浄溶剤と同じ成分の洗浄溶剤を内部に収納して冷却する冷却槽と、この冷却槽と上記洗浄槽とを連通させる連通管と、この連通管を介して冷却槽から洗浄槽内に移送された冷却した洗浄溶剤を、上記浸漬洗浄を完了するとともに洗浄槽内の洗浄溶剤の液面から取り出された被洗浄物に噴射する噴射機構とを備え、この噴射機構による洗浄溶剤の噴射によって冷却された被洗浄物に、洗浄槽内で発生させた洗浄溶剤の洗浄蒸気を接触させることにより、この被洗浄物表面での洗浄蒸気の凝縮液化を行う蒸気洗浄を可能としたことを特徴とする被洗浄物の洗浄装置。
  3. 洗浄溶剤は、2種類以上の溶剤を混合して成ることを特徴とする請求項1の被洗浄物の洗浄方法。
  4. 請求項1、3に係る被洗浄物の洗浄方法は、常圧下、又は減圧下で行うことを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。
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