JP2010227756A - 洗浄方法およびこれに用いる洗浄補助具 - Google Patents

洗浄方法およびこれに用いる洗浄補助具 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄槽内の洗浄液に被洗浄物を浸漬して、洗浄槽内の減圧と復圧とにより被洗浄物の洗浄を図る洗浄方法において、被洗浄物が管状部を有していても、その管状部内の洗浄を効果的に図る。
【解決手段】被洗浄物4は、管状部3の一端に洗浄補助具1を設けて、洗浄を図られる。洗浄補助具1は、洗浄槽8内の減圧時に洗浄液の沸騰による蒸気を溜める一方、洗浄槽8内の復圧時に前記蒸気の凝縮により、管状部3を介して洗浄液の流入を受ける。洗浄槽8内の減圧と復圧とにより、被洗浄物4の管状部3に洗浄液が流通するので、被洗浄物4の管状部3内は効果的に洗浄される。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療器具の他、電子部品や機械部品などの洗浄方法と、これに用いる洗浄補助具とに関するものである。
従来、下記特許文献1および特許文献2に開示されるように、医療器具などの被洗浄物の洗浄に際し、被洗浄物の管内に洗浄液を通過させて、管内の洗浄を図ることが提案されている。しかしながら、いずれの発明も、洗浄装置自体の構成が複雑になるだけでなく、一度に洗浄できる被洗浄物の数に制約を受け易く、またセッティング作業にも改善の余地がある。
ところで、本件発明者は、先に、洗浄槽内に貯留した洗浄液に被洗浄物を浸漬して洗浄を図るに際し、洗浄槽内を減圧して洗浄液を沸騰させ、この沸騰中に洗浄槽内を洗浄液の沸騰が止むまで瞬時に復圧し、その後再び減圧することを繰り返す洗浄装置および洗浄方法について発明し、既に特許出願を済ませている(特願2009−56792)。
この先の発明によれば、洗浄槽内を減圧して洗浄液を沸騰させ、この沸騰中に洗浄槽内を瞬時に復圧して、洗浄液の沸騰を一気に止める。この復圧時、それまでの沸騰により洗浄液中に生じていた水蒸気の気泡は、瞬時に凝縮する。この凝縮時の圧力波や圧力差で、洗浄液が攪拌および移送され、被洗浄物の洗浄が図られる。そして、このような操作が繰り返されるが、減圧に伴い洗浄液は冷却されてしまうので、これに対応するために、減圧レベルを徐々に低下させることで、各回における減圧時に洗浄液を確実に沸騰させて、確実で安定した洗浄効果を得るものである。
また、この先の発明によれば、洗浄槽内を減圧させて洗浄液を沸騰させることで蒸気溜まりとなる箇所(たとえばチューブやコップの内側)は、復圧時にその蒸気が凝縮することで、蒸気溜まりとなっていた箇所に洗浄液が流入し、その勢いで洗浄が図られるものである。ところが、被洗浄物がたとえば鉗子類の場合、被洗浄物には蒸気の溜まる箇所がないため、被洗浄物は水蒸気の気泡と常に接していないので、上述した洗浄効果が十分に得られないおそれがある。また、内径の細い管の場合、内部に溜まった蒸気の体積は内壁の表面積に対して少なく、復圧した際に内部に通水される洗浄液量が内壁の汚れ量に対して少なく、上述した洗浄効果が乏しくなるおそれがある。
特開2006−81829号公報 特開2000−175993号公報
本発明が解決しようとする課題は、被洗浄物がたとえば鉗子類や管などであっても、洗浄液の流れを作って被洗浄物の効果的な洗浄を図ることにある。また、蒸気溜まりの形成とその凝縮による洗浄液の流動とを起こし、それにより被洗浄物の効果的な洗浄を図ることを課題とする。しかも、簡易な構成および作業で実現することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、洗浄槽内の洗浄液に被洗浄物を浸漬して、前記洗浄槽内の減圧と復圧とにより前記被洗浄物の洗浄を図る洗浄方法において、前記洗浄槽内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを起こす洗浄補助具を用いて、その流れにより前記被洗浄物の洗浄を図ることを特徴とする洗浄方法である。
請求項1に記載の発明によれば、洗浄槽内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを洗浄補助具で起こし、その流れにより被洗浄物の洗浄を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記被洗浄物に前記洗浄補助具を設けるか、前記被洗浄物を前記洗浄補助具に収容して、前記被洗浄物の洗浄を図り、前記洗浄補助具は、前記洗浄槽内の減圧時に洗浄液の沸騰による蒸気を溜める一方、前記洗浄槽内の復圧時に前記蒸気の凝縮により前記被洗浄物を介して洗浄液の流入を受けることを特徴とする請求項1に記載の洗浄方法である。
請求項2に記載の発明によれば、洗浄槽内の減圧時、洗浄液の沸騰による蒸気は洗浄補助具に溜められ、洗浄槽内の復圧時、前記蒸気の凝縮により洗浄補助具へ流入する洗浄液は、被洗浄物を介して洗浄補助具へ流入する。このような洗浄槽内の減圧と復圧とによる洗浄液の流動で、被洗浄物の洗浄を図ることができる。洗浄槽内の減圧時に蒸気溜まりとなる箇所を洗浄補助具で設けることで、被洗浄物がたとえば鉗子類や管などであっても、効果的な洗浄を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、前記被洗浄物は、管状部を有し、前記洗浄補助具は、前記管状部の一端に、着脱可能に設けられる中空容器であることを特徴とする請求項2に記載の洗浄方法である。
請求項3に記載の発明によれば、洗浄槽内の減圧と復圧とにより、洗浄液が管状部内を流動するので、管状部内の洗浄を効果的に図ることができる。
請求項4に記載の発明は、前記洗浄補助具は、前記被洗浄物を収容する蓋付きの中空容器であり、この中空容器の底部に、洗浄液の流通穴が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の洗浄方法である。
請求項4に記載の発明によれば、蓋付きの中空容器からなる洗浄補助具内に被洗浄物を収容して洗浄することで、洗浄槽内の減圧と復圧とにより、洗浄補助具に対し洗浄液を出入りさせて、被洗浄物の洗浄を効果的に図ることができる。この場合、被洗浄物に凹部や管状部がなくても、被洗浄物の洗浄を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、前記洗浄方法のために前記被洗浄物に設けるか前記被洗浄物を収容する前記洗浄補助具からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄方法に用いる洗浄補助具である。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄方法による作用効果を奏する洗浄補助具を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、洗浄槽内の洗浄液に被洗浄物を浸漬して、前記洗浄槽内の減圧と復圧とにより前記被洗浄物の洗浄を図る洗浄方法に用いられ、前記洗浄槽内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを前記被洗浄物に作ることを特徴とする洗浄補助具である。
請求項6に記載の発明によれば、洗浄槽内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを洗浄補助具で起こし、その流れにより被洗浄物の洗浄を図ることができる。
さらに、請求項7に記載の発明は、前記被洗浄物に着脱可能に設けるか、前記被洗浄物を収容し、前記洗浄槽内の減圧時に洗浄液の沸騰による蒸気を溜める一方、前記洗浄槽内の復圧時に前記蒸気の凝縮により前記被洗浄物を介して洗浄液の流入を受けることを特徴とする請求項6に記載の洗浄補助具である。
請求項7に記載の発明によれば、洗浄槽内の減圧時、洗浄液の沸騰による蒸気は洗浄補助具に溜められ、洗浄槽内の復圧時、前記蒸気の凝縮により洗浄補助具へ流入する洗浄液は、被洗浄物を介して洗浄補助具へ流入する。このような洗浄槽内の減圧と復圧とによる洗浄液の流動で、被洗浄物の洗浄を図ることができる。洗浄槽内の減圧時に蒸気溜まりとなる箇所を洗浄補助具で設けることで、被洗浄物がたとえば鉗子類や管などであっても、効果的な洗浄を図ることができる。
本発明によれば、洗浄槽内の洗浄液に被洗浄物を浸漬した状態で、洗浄槽内の減圧と復圧とにより被洗浄物の洗浄を図るに際し、被洗浄物がたとえば鉗子類や管などであっても、洗浄液の流れを作って被洗浄物の効果的な洗浄を図ることができる。また、蒸気溜まりの形成とその凝縮による洗浄液の流動とを起こし、それにより被洗浄物の効果的な洗浄を図ることができる。しかも、簡易な構成および作業で実現することができる。
本発明の一実施例の洗浄補助具を用いた洗浄方法を使用中の洗浄装置の一例を示す概略図である。 図1の洗浄装置の洗浄槽内を減圧した状態を示す図である。 図1の洗浄装置を用いた洗浄方法の一例を示す図であり、洗浄開始からの経過時間と洗浄槽内圧力との関係、および、洗浄開始からの経過時間と洗浄液温度との関係を示している。 図1の洗浄装置を用いた洗浄方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例の洗浄補助具を用いた洗浄方法を使用中の洗浄装置の一例を示す概略図である。 図5の洗浄装置の洗浄槽内を減圧した状態を示す図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明の一実施例の洗浄補助具1と、これを用いた洗浄方法を実施中の洗浄装置2の一例とを示す概略図であり、図1は洗浄装置2内を減圧する前の状態、図2は洗浄装置2内を減圧した後の状態を示している。
本実施例の洗浄方法は、管状部3を有する被洗浄物4の洗浄、特にその管状部3内の洗浄に適する。このような被洗浄物4として、医療用の管状器具がある。具体的には、たとえば、内視鏡処置具の生検鉗子、クリップ装置または把持鉗子などである。
図示例の被洗浄物4も、内視鏡処置具の一種であり、管状部3を有している。この管状部3は、その長手方向両端部において、開口されている。そして、被洗浄物4の管状部3の一端部には、洗浄補助具1が着脱可能に設けられる。
本実施例の洗浄補助具1は、被洗浄物4の管状部3の一端部に着脱可能に設けられる中空容器である。洗浄補助具1は、中空部を有すればその構成を特に問わないが、本実施例では、中空の本体部5と、この本体部5から外方へ延出する管状の接続部6とから構成される。図示例では、本体部5は球状とされ、接続部6は円管状とされる。そして、本体部5内は、管状の接続部6の中空穴を介してのみ、外部と連通される。
洗浄補助具1は、洗浄装置2内の圧力変化に耐えるように、硬質に形成される。本実施例の洗浄補助具1は、たとえばガラスにより形成されるが、金属などの他の材料により形成されてもよい。
このような構成の洗浄補助具1は、被洗浄物4の管状部3に着脱可能に設けられる。本実施例では、洗浄補助具1の接続部6が、被洗浄物4の管状部3に、コネクタ7を介して着脱可能に設けられる。コネクタ7は、パイプまたはチューブのような管状材から構成され、一端部に洗浄補助具1の接続部6が接続され、他端部に被洗浄物4の管状部3が接続される。具体的には、コネクタ7の中空穴には、一端部に洗浄補助具1の接続部6が気密にはめ込まれ、他端部に被洗浄物4の管状部3が気密にはめ込まれる。但し、場合により、洗浄補助具1の接続部6の中空穴にコネクタ7の一端部を気密にはめ込んだり、被洗浄物4の管状部3の中空穴にコネクタ7の他端部を気密にはめ込んだりしてもよい。
このようにして、被洗浄物4に予め洗浄補助具1を取り付けた後、その洗浄補助具1付きの被洗浄物4は、洗浄装置2内の洗浄液に浸漬されて、洗浄を図られる。洗浄装置2は、洗浄槽8内の減圧と復圧とにより被洗浄物4の洗浄を図るものであれば、その構成を特に問わないが、特願2009−56792に開示した装置や方法を好適に用いることができる。そこで、ここでは、この先の出願に開示した洗浄装置や洗浄方法と共に、本実施例の洗浄補助具1を用いる場合について説明する。
この洗浄装置2は、図1に示すように、洗浄液を貯留して被洗浄物4が浸漬される洗浄槽8と、この洗浄槽8内に洗浄液を供給する給水手段9と、洗浄槽8内の気体を外部へ吸引排出して洗浄槽8内を減圧する減圧手段10と、減圧された洗浄槽8内へ外気を導入して洗浄槽8内を復圧する復圧手段11と、洗浄槽8内の洗浄液を加熱する加熱手段12と、洗浄槽8内の洗浄液を排出する排水手段13と、洗浄槽8内の圧力を検出する圧力センサ14と、洗浄槽8内の洗浄液の温度を検出する液温センサ15と、これらセンサ14,15の検出信号などに基づき前記各手段9〜13を制御する制御手段(図示省略)とを備える。なお、洗浄槽8内の圧力を検出する圧力センサ14に代えてまたはこれに加えて、洗浄槽8内の気相部の温度を検出する温度センサ(図示省略)を備えてもよい。
洗浄槽8は、内部空間の減圧に耐える中空容器である。本実施例の洗浄槽8は、上方へ開口して中空部を有する本体16と、この本体16の開口部を開閉する蓋17とを備える。本体16に蓋17をした状態では、本体16と蓋17との隙間はパッキン18で封止される。これにより、本体16の中空部は密閉され、洗浄槽8内に密閉空間が形成される。
洗浄槽8には、洗浄槽8内に洗浄液を供給する給水手段9が接続される。給水手段9は、給水路19を介して洗浄槽8に洗浄液を供給する。給水路19に設けた給水弁20を開くことで、洗浄槽8内への洗浄液の供給が可能とされる。洗浄液は、減圧手段10による洗浄槽8内の減圧により沸騰可能であれば特に問わないが、たとえば水である。本実施例では、洗浄液は、洗浄剤を0.5%前後含んだ水である。但し、洗浄液は、洗剤を含む水の他、洗剤を含まない水でもよい。また、洗浄液は、軟水、純水、溶剤など、洗浄に使用できるその他の液体でもよい。
洗浄槽8には、洗浄槽8内の気体を外部へ吸引排出して洗浄槽8内を減圧する減圧手段10が接続される。減圧手段10は、排気路21を介して洗浄槽8内の気体を吸引排出する真空発生装置22である。真空発生装置22は、特に問わないが、典型的には水封式の真空ポンプを備え、この真空ポンプより上流側に、排気路21内の蒸気を凝縮させる間接熱交換器をさらに備えてもよい。
洗浄槽8には、減圧下の洗浄槽8内へ外気を導入して洗浄槽8内を復圧する復圧手段11が接続される。復圧手段11は、減圧下の洗浄槽8内に、給気路23を介して外気を導入する。給気路23には給気弁24が設けられており、洗浄槽8内が減圧された状態で給気弁24を開くと、差圧により洗浄槽8内へ外気を導入して、洗浄槽8内を復圧することができる。
洗浄槽8には、洗浄槽8内の洗浄液を加熱する加熱手段12が設けられる。本実施例の加熱手段12は、洗浄槽8内の洗浄液中に蒸気を吹き込んで、洗浄液を加熱する。具体的には、洗浄槽8には、ボイラなどの蒸気供給源から給蒸路25を介して蒸気が供給可能とされる。給蒸路25に設けた給蒸弁26を開閉することで、洗浄槽8内への蒸気供給の有無を切り替えることができる。
洗浄槽8には、洗浄槽8内の洗浄液を排出する排水手段13が設けられる。排水手段13は、洗浄槽8内の洗浄液を、洗浄槽8の底部から排水路27を介して排出する。排水路27には、排水弁28が設けられており、洗浄槽8内に洗浄液が貯留された状態で排水弁28を開くと、洗浄液を洗浄槽8外へ自然に導出することができる。
洗浄槽8には、洗浄槽8内の圧力を検出する圧力センサ14と、洗浄槽8内の洗浄液の温度を検出する液温センサ15とが設けられる。さらに、前述したように、洗浄槽8には、洗浄槽8内の気相部の温度を検出する温度センサを設けてもよい。
給水手段9、減圧手段10、復圧手段11、加熱手段12および排水手段13は、制御手段により制御される。この制御手段は、前記各センサ14,15の検出信号などに基づき、前記各手段9〜13を制御する制御器(図示省略)である。具体的には、給水弁20、真空発生装置22、給気弁24、給蒸弁26、排水弁28、圧力センサ14および液温センサ15は、制御器に接続されている。そして、制御器は、以下に述べるように、所定の手順(プログラム)に従い、洗浄槽8内の被洗浄物4の洗浄を図る。
以下、図1の洗浄装置2を用いた洗浄方法について具体的に説明する。図3は、図1の洗浄装置2を用いた洗浄方法の一例を示す図であり、線Pは洗浄開始からの経過時間と洗浄槽8内の圧力との関係を示し、線Tは洗浄開始からの経過時間と洗浄液の温度との関係を示している。また、図4は、図1の洗浄装置2を用いた洗浄方法の一例を示すフローチャートである。
初期状態において、洗浄槽8内に洗浄液はなく、給気弁24以外の各弁20,26,28は閉じられ、真空発生装置22は作動を停止している。この初期状態から、注水工程S1、加熱工程S2、減復圧パルス工程S3および排水工程S4が順次になされる。
注水工程S1は、給水手段9により洗浄槽8内に洗浄液を入れる工程である。具体的には、給水弁20が開けられて洗浄槽8内に洗浄液が入れられ、洗浄槽8内に所望量の洗浄液が貯留されると、給水弁20が閉じられる。注水工程S1において、洗浄槽8の蓋17が閉じられている場合、洗浄槽8への注水に伴い、洗浄槽8内の空気は給気路23から排出される。但し、給気弁24を閉じる代わりに減圧手段10を作動させてもよい。その場合、洗浄槽8内への洗浄液の供給中、洗浄槽8内からの空気排除を図ることができる。
注水工程S1に先立って、洗浄槽8内には被洗浄物4が入れられ、洗浄槽8の蓋17は閉じられる。但し、被洗浄物4は、注水工程S1の直後に洗浄槽8内に入れてもよく、その場合も、洗浄槽8内に被洗浄物4を入れた後、洗浄槽8の蓋17は閉じられる。いずれにしても、被洗浄物4は、洗浄槽8内の洗浄液内に浸漬される。
被洗浄物4は、前述したように本実施例では管状器具とされ、その管状部3には洗浄補助具1が設けられている。洗浄補助具1付きの被洗浄物4を洗浄液に浸漬する際、洗浄補助具1および被洗浄物4内には、空気が残らない方が好ましいが、空気が残留しても、減復圧パルス工程S3における洗浄槽8内の減圧により、残留空気の排除が図られる。
加熱工程S2(S21〜S23)は、洗浄槽8内の洗浄液を減復圧パルス開始温度(たとえば50℃)まで加熱する工程である。具体的には、洗浄液が減復圧パルス開始温度になるまで、加熱手段12により洗浄液を加熱する。本実施例では、給蒸弁26を開いて、洗浄槽8内の洗浄液中に蒸気を吹き込んで、洗浄液を加熱する(S21)。この給蒸中、液温センサ15により洗浄液の温度を監視し、洗浄液が減復圧パルス開始温度になると、給蒸弁26を閉じて次工程へ移行する(S22,S23)。この際、好ましくは、洗浄液が減復圧パルス開始温度になると、その温度を所定時間保持するように、液温センサ15の検出信号に基づき給蒸弁26の開閉を制御した後、給蒸弁26を閉じて次工程へ移行する。洗浄液を減復圧パルス開始温度で所定時間保持することで、洗浄液の温度を場所によらず一定にすることができる。
ところで、洗浄装置2に超音波振動子(図示省略)をさらに設け、加熱工程S2において、超音波振動子を作動させてもよい。加熱工程S2は、洗浄液を加熱するだけで洗浄には直接に寄与しないため、この工程において洗浄液に超音波振動を与えることで、被洗浄物4を超音波洗浄して、洗浄効果を一層向上することができる。
減復圧パルス工程S3(S31〜S35)では、洗浄槽8内の洗浄液が減復圧パルス終了温度(たとえば30℃)になるまで、洗浄液を沸騰させ続けるように洗浄槽8内の減圧が図られる(S31,S32)。この間、洗浄液の沸騰中には、所定タイミングで洗浄槽8内を瞬時に復圧して、洗浄液の沸騰を一時的に中断させる操作が繰り返される(S33,S34)。このようにして、減圧と瞬時の復圧とが繰り返される。
より具体的に説明すると、減復圧パルス工程S3では、減圧手段10の作動を継続して、洗浄槽8内の圧力を徐々に低下させ、それにより洗浄液の沸騰の継続が図られる(S31,S32)。但し、この間、液温センサ15により洗浄液の温度を監視し、洗浄液の温度が所定ずつ下がるたびに、復圧手段11により洗浄槽8内を一時的に復圧する(S33,S34)。減圧手段10による洗浄槽8内の減圧は、給気弁24を閉じて、真空発生装置22を作動させればよい。また、復圧手段11による設定圧力までの瞬時の復圧は、電磁弁からなる給気弁24を開けばよい。この復圧時にも、減圧手段10は作動させたままでよい。そして、給気弁24を開けて洗浄槽8内を復圧して、洗浄液の沸騰を中断させた後は、給気弁24を再び閉じて、洗浄槽8内の減圧とそれによる洗浄液の沸騰が図られる(S31)。
減復圧パルス工程S3では、洗浄液の沸騰中に復圧がなされる限り、復圧のタイミングは特に問わない。本実施例では、液温センサ15に基づき洗浄液の温度を監視して、その温度が所定温度ずつ下がるたびに復圧しているが、圧力センサ14に基づき洗浄槽8内の圧力を監視して、その圧力が所定圧力ずつ下がるたびに復圧してもよい。あるいは、洗浄槽8内の気相部に温度センサを設け、この温度センサに基づき洗浄槽8内の気相部の温度を監視して、その温度が所定温度ずつ下がるたびに復圧してもよい。
前記所定温度(前記所定圧力もこれに準じて同様に決められる)は、適宜に設定されるが、本実施例では、たとえば2℃が採用される。従って、加熱工程S2で50℃まで洗浄液を加熱した場合、初回の復圧は洗浄液が48℃になると実行される。一方、瞬時の復圧は、洗浄液の沸騰が止む圧力までなされる。洗浄液の沸騰が止む圧力であれば、大気圧未満の圧力でよく、処理時間の短縮などの観点から、むしろその方が好ましい。
このように、本実施例の洗浄方法によれば、洗浄槽8内を減圧して洗浄液を沸騰させ、この沸騰中に、洗浄槽8内を設定圧力まで瞬時に復圧して、洗浄液の沸騰を一気に止めることになる。従って、復圧時、それまでの沸騰により洗浄液中に生じていた水蒸気の気泡は、瞬時に凝縮することになる。この凝縮時の圧力波や圧力差で、洗浄液が攪拌および移送され、被洗浄物4の洗浄が図られる。
また、被洗浄物4には、その管状部3に洗浄補助具1が設けられている。従って、洗浄槽8内の減圧時(図2)、洗浄液の沸騰による蒸気は洗浄補助具1内に溜められ、洗浄槽8内の復圧時(図1)、その蒸気が一気に凝縮することになる。この蒸気の凝縮により、洗浄液は、被洗浄物4の管状部3内を通って、洗浄補助具1内へ流入する。その後、再び洗浄槽8内が減圧されると、洗浄補助具1内には蒸気溜まりが生じる一方、洗浄槽8内が復圧されると、その蒸気溜まりが消滅して、洗浄液が被洗浄物4を介して洗浄補助具1内に流入することが、繰り返される。このようにして、洗浄槽8内の減圧と復圧とにより、被洗浄物4の管状部3には洗浄液が出入りすることになる。これにより、被洗浄物4の管状部3内の洗浄が効果的になされる。
このような減復圧パルス工程S3は、洗浄液が減復圧パルス終了温度になるまで行われる(S32)。洗浄液が減復圧パルス終了温度になると、真空発生装置22の作動を停止する。その後、給気弁24を開けて洗浄槽8内を大気圧まで復圧して、洗浄を終了してもよいが、図3に示すように、加熱工程S2と減復圧パルス工程S3とのセットを複数回繰り返してもよい(S35)。
すなわち、洗浄液が減復圧パルス終了温度になると、洗浄液が減復圧パルス開始温度になるまで再加熱して、再び洗浄液が減復圧パルス終了温度になるまで、減圧と復圧とを繰り返してもよい。そして、洗浄液が減復圧パルス開始温度になるまでの洗浄液の加熱と、洗浄液が減復圧パルス終了温度になるまでの洗浄槽8内の減復圧の繰り返しとからなるサイクルを、設定回数(図3では2回)行うのがよい。一回のサイクルでは、減復圧の繰り返しにより洗浄液温度が次第に低下して、たとえば脂肪分が固まって洗浄効果が薄れる場合があるが、再度洗浄液温度を上昇させてから減復圧の繰り返しを行うことで、より確実で安定した洗浄を行うことができる。
なお、洗浄液を減復圧パルス開始温度になるまで加熱後には、図3に示すように、洗浄液を減復圧パルス開始温度にて所定時間保持するのが好ましい。また、洗浄液が減復圧パルス終了温度になるまで、洗浄槽8内の減圧と復圧とを繰り返したが、洗浄槽8内が減復圧パルス終了圧力になるか、洗浄槽8内が減復圧パルス終了温度になるまで、洗浄槽8内の減圧と復圧とを繰り返してもよい。
その後の排水工程S4は、洗浄槽8内を大気圧まで復圧して、洗浄槽8内の洗浄水を排出する工程である。具体的には、給気弁24を開いて洗浄槽8内を大気圧まで復圧した後、排水弁28を開けて洗浄水を排水すればよい。その後は、所望により、被洗浄物4のすすぎや乾燥工程が行われる。
図5および図6は、本発明の他の実施例の洗浄補助具1と、これを用いた洗浄方法を実施中の洗浄装置2の一例を示す概略図であり、図5は洗浄装置2内を減圧する前の状態、図6は洗浄装置2内を減圧した後の状態を示している。図5および図6に示す本実施例も、基本的には図1および図2に示す前記実施例と同様である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
前記実施例では、管状部3を有する被洗浄物4を洗浄する場合について説明したが、本実施例では、管状部3を有しない被洗浄物4を洗浄する場合にも適用可能である。たとえば、被洗浄物4は、管状部3を有しない鉗子類とされる。
本実施例では、洗浄補助具1の構成において、前記実施例と異なる。本実施例の洗浄補助具1は、被洗浄物4を収容する蓋付きの中空容器とされる。具体的には、洗浄補助具1は、上方へ開口する容器本体29と、この容器本体29の上部開口に気密に閉じられる蓋体30とから構成される。
そして、容器本体29の底部には、一または複数の貫通穴31が形成されている。この貫通穴31は、洗浄補助具(蓋付き中空容器)1の内外を連通させ、洗浄液の流通穴として機能する。この貫通穴31は、中空容器の底部をメッシュ状またはパンチングメタル状にすることで形成されてもよい。なお、図示例では、容器本体29の底部全体に複数の貫通穴31を設けたが、所望により、容器本体29の底部中央部に一または複数の貫通穴31を設けるだけでもよい。
本実施例では、蓋付き容器から構成される洗浄補助具1内に、一または複数の被洗浄物4が収容される。洗浄補助具1内への被洗浄物4の収容は、容器本体29に対し蓋体30を取り外して行うことができる。容器本体29内に被洗浄物4を入れた後、容器本体29に蓋体30が気密になされる。そのようにして被洗浄物4が収容された洗浄補助具1は、洗浄槽8内の洗浄液に浸漬される。
洗浄装置2の構成および制御は、前記実施例と同様であるが、減復圧パルス工程S3において、洗浄槽8内の減圧時には、図6に示すように洗浄液の蒸気が洗浄補助具1内に溜まる一方、洗浄槽8内の復圧時には、図5に示すようにその蒸気が凝縮することで、洗浄補助具1内に前記貫通穴31を介して洗浄液が流入する。このようにして、洗浄槽8内の減圧と復圧とにより、洗浄補助具1内に洗浄液が出入りすることになる。これにより、洗浄補助具1内に収容された被洗浄物4に洗浄液が流通して、被洗浄物4の洗浄が効果的になされる。洗浄槽8内の復圧時に、被洗浄物4の全面に洗浄液を勢いよく当てるために、洗浄補助具1は、被洗浄物4が置かれる真下の開口率を高くしておくのが好ましい。また、被洗浄物4の表面を洗浄液が流れる時間を長くするために、洗浄補助具1内は、被洗浄物4の真上の空間をできるだけ大きくしておくのが好ましい。その他は、前記実施例と同様のため、説明は省略する。
本発明の洗浄方法およびこれに用いる洗浄補助具は、前記各実施例の構成に限らず適宜変更可能である。特に、洗浄槽8内の洗浄液に被洗浄物4を浸漬して、洗浄槽8内の減圧と復圧とにより被洗浄物4の洗浄を図る洗浄方法において、洗浄槽8内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを起こす洗浄補助具1を用いて、その流れにより被洗浄物4の洗浄を図る構成であれば、洗浄装置2の構成や制御の他、洗浄補助具1の構成は適宜に変更可能である。
たとえば、前記各実施例で述べた洗浄装置2に代えて、従来公知の洗浄装置を用いることもできる。その場合も、被洗浄物4に洗浄補助具1を設けるか、被洗浄物4を洗浄補助具1に収容するなどした状態で、洗浄槽内の洗浄液に浸漬し、洗浄槽内の減圧と復圧とを行えばよい。洗浄槽内の減圧時、洗浄液の沸騰による蒸気は洗浄補助具1に溜められ、洗浄槽内の復圧時、前記蒸気が凝縮することで、洗浄補助具1に対して洗浄液が出入りする。その洗浄液の流れが被洗浄物4に当たることで、被洗浄物4の洗浄が図られる。
また、前記各実施例では、洗浄液の沸騰中に洗浄槽8内を復圧したが、洗浄槽8内の復圧は、必ずしも洗浄液の沸騰中に行う必要はない。すなわち、洗浄槽8内の減圧により洗浄液を沸騰させて、その蒸気を洗浄補助具1内に溜めた状態で復圧するならば、必ずしも洗浄液の沸騰中に復圧を行う必要はない。
また、図1および図2に示す実施例では、被洗浄物4にコネクタ7を介して洗浄補助具1を設けたが、コネクタ7を設けずに、被洗浄物4の管状部3に洗浄補助具1の接続部6を直接に取り付けてもよい。たとえば、洗浄補助具1の管状の接続部6の中空穴に、被洗浄物4の管状部3を気密にはめ込んでもよいし、逆に、被洗浄物4の管状部3の中空穴に、洗浄補助具1の管状の接続部6を気密にはめ込んでもよい。
さらに、図5および図6に示す実施例において、洗浄補助具1は蓋付き容器としたが、容器本体29に対し蓋体30を気密に着脱可能であれば、容器本体29に対する蓋体30の位置は適宜に変更可能である。また、洗浄槽8内の減圧と復圧とにより洗浄補助具1を出入りする洗浄液が被洗浄物4に流れるのであれば、洗浄補助具1のいずれの位置にどのような貫通穴31を設けるかも適宜に変更可能である。洗浄槽8内の減圧と復圧とにより流動する洗浄液ができるだけ長い時間、被洗浄物4を流れるように、洗浄補助具1に対する貫通穴31の形成位置を定めるのが好ましい。
1 洗浄補助具
2 洗浄装置
3 管状部
4 被洗浄物
5 本体部
6 接続部
7 コネクタ
8 洗浄槽
9 給水手段
10 減圧手段
11 復圧手段
12 加熱手段
13 排水手段
29 容器本体
30 蓋体
31 貫通穴(洗浄液の流通穴)

Claims (7)

  1. 洗浄槽内の洗浄液に被洗浄物を浸漬して、前記洗浄槽内の減圧と復圧とにより前記被洗浄物の洗浄を図る洗浄方法において、
    前記洗浄槽内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを起こす洗浄補助具を用いて、その流れにより前記被洗浄物の洗浄を図る
    ことを特徴とする洗浄方法。
  2. 前記被洗浄物に前記洗浄補助具を設けるか、前記被洗浄物を前記洗浄補助具に収容して、前記被洗浄物の洗浄を図り、
    前記洗浄補助具は、前記洗浄槽内の減圧時に洗浄液の沸騰による蒸気を溜める一方、前記洗浄槽内の復圧時に前記蒸気の凝縮により前記被洗浄物を介して洗浄液の流入を受ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 前記被洗浄物は、管状部を有し、
    前記洗浄補助具は、前記管状部の一端に、着脱可能に設けられる中空容器である
    ことを特徴とする請求項2に記載の洗浄方法。
  4. 前記洗浄補助具は、前記被洗浄物を収容する蓋付きの中空容器であり、
    この中空容器の底部に、洗浄液の流通穴が形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の洗浄方法。
  5. 前記洗浄方法のために前記被洗浄物に設けるか前記被洗浄物を収容する前記洗浄補助具からなる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗浄方法に用いる洗浄補助具。
  6. 洗浄槽内の洗浄液に被洗浄物を浸漬して、前記洗浄槽内の減圧と復圧とにより前記被洗浄物の洗浄を図る洗浄方法に用いられ、
    前記洗浄槽内の減圧と復圧との圧力差による洗浄液の流れを前記被洗浄物に作る
    ことを特徴とする洗浄補助具。
  7. 前記被洗浄物に着脱可能に設けるか、前記被洗浄物を収容し、
    前記洗浄槽内の減圧時に洗浄液の沸騰による蒸気を溜める一方、前記洗浄槽内の復圧時に前記蒸気の凝縮により前記被洗浄物を介して洗浄液の流入を受ける
    ことを特徴とする請求項6に記載の洗浄補助具。
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