JPH06113874A - ラミナリオリゴ糖の製造法 - Google Patents

ラミナリオリゴ糖の製造法

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JPH06113874A
JPH06113874A JP4289457A JP28945792A JPH06113874A JP H06113874 A JPH06113874 A JP H06113874A JP 4289457 A JP4289457 A JP 4289457A JP 28945792 A JP28945792 A JP 28945792A JP H06113874 A JPH06113874 A JP H06113874A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水可溶化β−1,3−グルカンに、リン酸非
存在下、ユーグレナ藻体および/またはその抽出物を作
用させてラミナリアオリゴ糖を得ることよりなるラミナ
リアオリゴ糖の製造法。 【効果】 収率よく多量にラミナリアオリゴ糖を得るこ
とができる。ラミナリアオリゴ糖は、ビフィズス菌増殖
促進作用など種々の生理活性が期待されており、医薬、
機能性食品、飼料などの素材として利用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーグレナ藻体および
/またはユーグレナ藻体抽出物を用い、β−1,3−グ
ルカンからラミナリオリゴ糖を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラミナリオリゴ糖は、D−グルコースが
2分子以上β−1,3−結合したオリゴ糖類の総称であ
り、D−グルコースが2分子β−1,3−結合したラミ
ナリビオース、D−グルコースが3分子β−1,3−結
合したラミナリトリオース、D−グルコースが4分子β
−1,3−結合したラミナリテトラオースなどが知られ
ている。従来、β−1,3−グルカンの中には、腫瘍増
殖抑制活性を有するものが知られている。例えば、椎茸
に含まれるβ−1,3−結合を主体とする分子量95〜
105万のグルカンであるレンチナンは、水に難溶であ
るが、アルカリに可溶であって、ザルコーマ180に対
する腫瘍増殖抑制効果を示す(Nature,222
687,1969)。また、ユーグレナの生産するβ−
1,3−グルカンであるパラミロンのアルカリ溶解物に
ついてもレンチナンと同様の効果を示すことが知られて
いる(がん,67,455,1976)。したがって、
β−1,3−グルカンの構成単位であるラミナリオリゴ
糖についても、腫瘍増殖抑制作用、ビフィズス菌増殖促
進作用などの種々の生理活性が期待されている。
【0003】ラミナリオリゴ糖の製造法としては、パラ
ミロンやカードランなどのβ−1,3−グルカンを出発
原料として用い、微生物のAlcaligenes
aecalis subsp.myxogenes由来
のグルカンエンド−1,3−β−グリコシダーゼ(E
C.3.2.1.39)を作用させて酵素的に分解し、
ラミナリオリゴ糖を取得する方法が考えられている。し
かしながら、現在までに見出されているグルカンエンド
−1,3−β−グリコシダーゼは、高分子のβ−1,3
−グルカンに対して直接作用しないので、上記の方法は
実用化されるに至っていない。このため、高分子のβ−
1,3−グルカンに対して直接作用するグルカンエンド
−1,3−β−グリコシダーゼの探索が盛んに行われて
いる現状にある。また、β−1,3−グルカンに酸を作
用させて分解し、ラミナリオリゴ糖を取得する方法も考
えられているが、分解を制御するに当たり、特異性がな
いため、オリゴ糖類まで分解した段階で反応を停止する
ことは、極めて難しいという問題がある。
【0004】一方、グルコース−1−リン酸とグルコー
スを出発原料として用い、ラミナリビオースホスホリラ
ーゼ(EC.2.4.1.31)および/または1,3
−β−グルカンホスホリダーゼ(EC.2.4.1.9
7)を作用させてラミナリオリゴ糖を酵素的に合成する
方法が提案されている(特開平4−66092号公
報)。この方法は、ラミナリビオースホスホリラーゼの
作用によって等モル量のグルコース−1−リン酸とグル
コースから等モル量のラミナリビオースとリン酸を生成
する酵素反応を利用したものである。しかしながら、現
状ではグルコース−1−リン酸を安価に供給する方法が
無いので、得られるラミナリオリゴ糖は大変高価なもの
となることが明らかである。さらに、このグルコース−
1−リン酸は非常に不安定な物質であるため、酵素反応
を行う際の条件設定が非常に複雑になるという問題もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上述の
問題を鑑み、β−1,3−グルカンを出発原料として用
いてラミナリオリゴ糖を安価に製造する方法を鋭意検討
したところ、β−1,3−グルカンを弱酸部分分解処理
して水可溶化したものを出発原料として用い、ユーグレ
ナ藻体および/またはユーグレナ藻体抽出物を作用させ
ることにより、ラミナリオリゴ糖を容易かつ安価に製造
することを見出し、本発明を完成するに至った。 した
がって、本発明は、弱酸で部分分解処理して水可溶化し
たβ−1,3−グルカンを出発原料として用い、ユーグ
レナ藻体および/またはユーグレナ藻体抽出物を作用さ
せることにより、ラミナリオリゴ糖を容易かつ安価に製
造する方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明で用いるβ−1,
3−グルカンとしては、ユーグレナの貯蔵多糖として知
られているパラミロンが好ましい。パラミロンは、平均
重合度がグルコース単位で約700の直鎖状β−1,3
−グルカンである。このパラミロンは、以下のような処
理を行うことにより得ることができる。ユーグレナ属の
EuglenagracilisEuglena
iridisなどの藻体をハトナー培地やコーレン・ハ
トナー培地などの適当な培養液を用いて、20〜30
℃、3〜10日間、50〜200rpmで振盪培養した
後、遠心分離によって培養液から藻体を回収する。次
に、回収した藻体にエタノールやクロロホルム−メタノ
ールなどの有機溶剤を加えて脱脂処理した後、ドデシル
硫酸ナトリウム(SDS)水溶液中で加熱抽出処理し、
沈殿を遠心分離により回収する。そして、この沈殿にS
DSと尿素を加えて蛋白質を変性させた後、DMSOに
溶解し、遠心分離によりパラミロンを回収する。このよ
うにして回収したパラミロンを水で洗浄し、メタノー
ル、アセトン、エーテルなどの有機溶剤で脱水し、さら
に、真空下で乾燥させたものが精製パラミロンとなる。
【0007】上記のようにして得られたパラミロンを酸
部分分解して水溶性パラミロンを調製する。酸部分分解
は、例えば、ギ酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸を用
いる公知の手段により行うことができる。パラミロンを
70〜100℃に加温した低濃度の有機酸溶液中に5〜
30分間保持することで水溶性パラミロンを調製するこ
とができる。この水溶性パラミロンは、水に可溶化でき
る程度に加水分解されておれば十分であり、その分解度
の指標として一例を挙げれば、HPTLCを用い、1−
ブタノール:アセトン:水=4:5:1で2回展開して
も原点から移動しない程度の重合度を持つものが好まし
い。
【0008】通常、リン酸存在下で、水可溶化β−1,
3−グルカンにユーグレナ藻体および/またはユーグレ
ナ藻体抽出物を作用させると、完全分解されて、グルコ
ース−1−リン酸とグルコースが生成する。しかしなが
ら、リン酸非存在下で、水可溶化β−1,3−グルカン
にユーグレナ藻体および/またはユーグレナ藻体抽出物
を作用させると、グルコース−1−リン酸、グルコース
と共に、ラミナリビオース、ラミナリトリオース、ラミ
ナリテトラオースなどのラミナリオリゴ糖類が生成す
る。この場合、グルコース−1−リン酸とグルコースの
生成量は極めて少量であり、ラミナリビオース、ラミナ
リトリオース、ラミナリテトラオースなどのラミナリオ
リゴ糖類が大量に得られる。
【0009】ユ−グレナ藻体および/またはユーグレナ
藻体抽出物を水溶性パラミロン等の水可溶化β−1,3
−グルカンに作用させ、ラミナリビオース、ラミナリト
リオース、ラミナリテトラオースなどのラミナリオリゴ
糖類を得るには、以下のような処理を行うとよい。ま
ず、本発明に用いるユ−グレナ藻体の調製法は、次の通
りである。ユ−グレナ藻体を4℃前後の低温に保持した
有機溶剤−緩衝液中に10分間〜4時間浸漬処理し、細
胞膜複合体(ペリクル)を固定化する。ここで用いるこ
とのできる有機溶剤としては、1〜3%濃度に調製した
ホルムアルデヒド、グルタールアルデヒド、パラホルム
アルデヒドなどを例示することができる。また、緩衝液
としては、リン酸を含まないものであれば特に限定はさ
れないが、中性域のpHのものが好ましく、例えば、ク
エン酸−クエン酸ナトリウム、カコジル酸ナトリウム−
塩酸、マレイン酸ナトリウム−水酸化ナトリウム、Go
odの緩衝液(Bistris,ADA,PIPES,
Bistrispropane,ACES,MOPS,
BES,TES,HEPES)などを用いることができ
る。なお、いずれの緩衝液を用いる場合でも、その濃度
は50〜200mM当量が好ましい。次に、固定化した
ユ−グレナ藻体を4℃前後の低温に保持した有機溶剤中
に5分間〜1時間浸漬処理し、脱脂する。ここで用いる
ことのできる有機溶剤としては、エタノール、アセトン
などを例示することができる。そして、脱脂した固定化
ユ−グレナ藻体を、そのまま、あるいは凍結乾燥して、
本発明に用いる。
【0010】また、本発明に用いるユーグレナ藻体抽出
物の調製は、次の通りである。ユーグレナ藻体の湿重量
に対して5倍量の緩衝液を加え、4℃の低温に保持しな
がら超音波処理を行い、遠心分離処理を行って上澄液を
得る。そして、この上澄液を30%以上の飽和硫安分画
し、生成する沈殿を回収してユーグレナ藻体抽出物とす
る。なお、回収したユーグレナ藻体抽出物は、透析など
の操作によって濃縮しておくことが好ましい。ここで用
いることのできる緩衝液としては、リン酸を含まないも
のであれば特に限定はされないが、中性域のpHのもの
が好ましく、クエン酸−クエン酸ナトリウム、カコジル
酸ナトリウム−塩酸、マレイン酸ナトリウム−水酸化ナ
トリウム、Goodの緩衝液(Bistris,AD
A,PIPES,Bistrispropane,AC
ES,MOPS,BES,TES,HEPES)などを
例示することができる。いずれの緩衝液を用いる場合で
も、その濃度は50〜200mM当量が好ましい。さら
に、用いる緩衝液には0.5〜2mMのEDTAと10
〜35%濃度のグリセロールを添加しておくとよい。
【0011】このようにして調製したユーグレナ藻体お
よび/またはユーグレナ藻体抽出物を、水可溶化β−
1,3−グルカン、例えば水溶性パラミロン1gに対
し、藻体の湿重量換算で0.5〜5g添加する。ユーグ
レナ藻体および/またはユーグレナ藻体抽出物を水溶性
パラミロンに作用させるに当たっては、10〜70℃、
好ましくは20〜50℃の温度条件下、8時間〜4日
間、好ましくは1〜2日間の処理を行う。なお、反応液
に加える緩衝液はリン酸を含まないものであれば特に制
限されないが、中性域のpHのものが好ましい。また、
いずれの緩衝液を用いる場合においても50〜200m
M当量が好ましい。
【0012】このようにして得られたラミナリビオー
ス、ラミナリトリオース、ラミナリテトラオースなどの
ラミナリオリゴ糖類は、公知の分離・精製手段、例え
ば、十分量の水で平衡化した活性炭などの担体に吸着さ
せた後、5、10、15、20、25、50%(v/
v)の各濃度に調整したエタノール水溶液で段階的に溶
出するラカムクロマトグラフィーによって分別すること
ができる。なお、ユーグレナ由来のパラミロンとはグル
コースの重合度が異なるものの同様の糖鎖構造を有する
微生物由来のカードランなど、いずれのβ−1,3−グ
ルカンについても、水可溶化すれば同様にラミナリオリ
ゴ糖類の生産原料として用いることができる。
【0013】次に実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。
【実施例1】改変ハトナー培地を用い、ユーグレナ・グ
ラチリス(Euglena gracilis)SM−
ZK株を25℃、7日間振盪培養した後、培養液を遠心
分離処理(3,000×g、10分間)し、ユーグレナ
藻体を得た。このようにして得られたユーグレナ藻体を
エタノールで洗浄し、さらにクロロホルム−メタノール
で洗浄した後、1%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)
に浸漬し、100℃、5分間の加熱抽出を2度行った。
加熱抽出後、遠心分離処理(15,000×g、10分
間)によって回収した沈澱を0.1%SDSで洗浄し、
次いで、6M尿素で処理を行った後、DMSOに溶解さ
せた。そして、この溶液を遠心分離し、回収した上澄液
に水を加え一夜放置した後、再び遠心分離を行って回収
した沈澱を水で洗浄し、次いで50%メタノールで洗浄
した後、アセトンおよびエーテルで予備脱水し、真空下
で乾燥させ、精製パラミロンを調製した。
【0014】このようにして調製した精製パラミロン1
gを90%ギ酸200mlに溶解し、90℃、15分間
加熱処理した後、減圧下でギ酸を除去し、さらに水を加
えた後、ホルミル化したグルカンよりホルミル基を外す
ため、100℃、3時間加熱処理した。そして加熱処理
した後、減圧下で水を除去することにより、酸部分分解
した水溶性パラミロン0.7gを得た。
【0015】一方、ユーグレナ・グラチリス(Eugl
ena gracilis)SM−ZK株(大阪府立大
学より分譲)を改変ハトナー培地で25℃、3日間、暗
黒下に振盪培養した後、遠心分離処理(3,000×
g、10分間)して得られたユーグレナ藻体3g (湿重
量) を2mMのEDTAおよび25%濃度のグリセロー
ルを含む0.1MのHEPES緩衝液(pH7.0)1
5mlに懸濁し、超音波破砕装置(トミー精工(株)
製、UR−100P型)を用い、出力3の強さで30秒
間づつ5回超音波破砕処理を行った。得られた破砕液を
遠心分離処理(20,000×g、20分間)し、その
上澄液17mlをユ−グレナ藻体抽出物とした。
【0016】上述のようにして調製した水溶性パラミロ
ン0.5gとユ−グレナ藻体抽出物2.5mlに、2m
MのEDTAおよび25%濃度のグリセロールを含む
0.1MのHEPES緩衝液(pH7.0)2.5ml
に懸濁させた後、蒸留水2mlを添加し、37℃、8時
間反応させた。100℃、4分間加熱処理して反応を停
止した後、遠心分離処理(20,000×g、20分
間)して得られた上澄液をHPTLC上で1−ブタノー
ル:2−プロパノール:水=3:12:5の溶媒を用い
て1度展開し、さらに1−ブタノール:アセトン:水=
4:5:1の溶媒を用いて2度展開した後、オルシノー
ルで染色を行ったところ、ラミナリビオース、ラミナリ
トリオース、およびそれ以上の重合度を有するラミナリ
オリゴ糖類の生成が認められた。ラミナリオリゴ糖類の
収率は61%であった。また、グリコース、グルコース
−1−リン酸あるいは未反応の水溶性パラミロンの量は
39%であった。
【0017】
【実施例2】実施例1と同様の方法で得られたユ−グレ
ナ藻体20g (湿重量) を4℃の低温に保持した2.5
%ホルムアルデヒド−200mMカコジル酸ナトリウム
緩衝液(pH7.0)50ml中に2時間浸漬処理して
固定化した後、4℃の低温に保持した50%エタノール
50ml中に30分間浸漬処理して脱脂し、凍結乾燥を
行って本発明に用いるユ−グレナ藻体を得た。このよう
にして得られたユ−グレナ藻体と実施例1と同様の方法
で得られた水溶性パラミロン10gを2mMのEDTA
および25%濃度のグリセロールを含む0.1MのHE
PES緩衝液50mlに懸濁させた後、蒸留水40ml
を添加し、40℃、1日間反応させた。そして、遠心分
離処理(3,000×g、10分間)を行ってユ−グレ
ナ藻体を除去した後、その上澄液を100℃、4分間加
熱処理して反応を停止し、遠心分離処理(20,000
×g、20分間)を行って上澄液を得た。この上澄液を
十分量の水で平衡化した活性炭カラム(5×45cm)
に供給した後、活性炭カラムを蒸留水5lで洗浄し、副
産物のグルコースおよびグルコース−1−リン酸を除去
した後、50%エタノール溶液5lでラミナリオリゴ糖
類を溶出させた。このラミナリオリゴ糖類を含む50%
エタノール溶液については、ロータリーエバポレーター
を用いて、約100mlとなるまで濃縮した後、凍結乾
燥を行ったところ、ラミナリビオース、ラミナリトリオ
ース、ラミナリテトラオースなどのラミナリオリゴ糖類
混合物5.8gが得られた。
【0018】
【発明の効果】本発明の方法によると、ユ−グレナ藻体
および/またはユ−グレナ藻体抽出物を用いることによ
り、多量かつ安価にラミナリオリゴ糖を合成することが
できる。このようにして得られるラミナリオリゴ糖につ
いては、ビフィズス菌の増殖促進作用など、種々の生理
活性が期待されており、医薬品、機能性食品、飼料など
の素材としての利用が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 3/06 (C12P 19/00 C12R 1:89)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水可溶化β−1,3−グルカンにリン酸
    非存在下、ユーグレナ藻体および/またはユーグレナ藻
    体抽出物を作用させることを特徴とするラミナリオリゴ
    糖の製造法。
  2. 【請求項2】 水可溶化β−1,3−グルカンが、ユー
    グレナ藻体の生産するパラミロンである請求項1記載の
    ラミナリオリゴ糖の製造法。
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