JPH06113719A - 魚体の内臓取出し装置 - Google Patents

魚体の内臓取出し装置

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JPH06113719A
JPH06113719A JP27062492A JP27062492A JPH06113719A JP H06113719 A JPH06113719 A JP H06113719A JP 27062492 A JP27062492 A JP 27062492A JP 27062492 A JP27062492 A JP 27062492A JP H06113719 A JPH06113719 A JP H06113719A
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Yutaka Ogawa
豊 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速で搬送される魚体から内臓を押出して確
実に分離し、内臓の取出し処理効率を向上する。 【構成】 頭部が切断された魚体Fを挟持して搬送方向
A下流側に搬送する搬送ベルト4a,4bと、搬送ベル
ト4a,4bの一側方に近接して設けられる押圧手段2
5とを備え、前記押圧手段には搬送経路に沿って複数の
押圧部材14aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば鱈などの魚体
の卵巣などを含む内臓を取出すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば本件出願
人によって提案された特公平3−39651(特願昭6
2−80685)に開示されている。この先行技術で
は、頭部が切断された魚体を搬送手段によって挟持して
搬送し、この魚体の搬送経路の途中に設けられる単一の
押圧部材によって魚体の腹部を押圧して採卵するように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、前記押圧部材は単一個しか設けられていないので、
この押圧部材によって前記魚体の腹腔内から卵巣などを
含む内臓が押出されても、卵管や腸管などを断切ること
ができない場合が生じ、前記卵巣などを含む内臓を確実
に取出すことができず、したがってむやみに魚体の搬送
速度を大きくして、内臓の取出し処理速度を向上するこ
とができないという問題がある。
【0004】したがって本発明の目的は、腹腔内から押
出された内臓を魚体から確実に分離して、内臓の取出し
速度を向上することができるようにした魚体の内臓取出
し装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭部が切断さ
れた魚体を挟持して搬送方向下流側に搬送する搬送手段
と、搬送手段の一側方に近接して設けられ搬送されてき
た魚体の腹部を押圧する押圧手段とを備える魚体の内臓
取出し装置において、前記押圧手段は、搬送経路に沿っ
て設けられる複数の押圧部材を含むことを特徴とする魚
体の内臓取出し装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、頭部が切断された魚体は搬送
手段によって挟持されて搬送方向下流側に搬送され、こ
の搬送手段の一側方に設けられる押圧手段によって前記
魚体の腹部が押圧され、腹腔内の内臓が押出される。こ
のような押出し手段は、複数の押圧部材を有し、前記魚
体は搬送方向下流側に搬送されながら各押圧部材によっ
て押圧される。このように複数の押圧部材を設けるよう
にしたので、最も搬送方向上流側に配置される押圧部材
によって押出された内臓が卵管あるいは腸管などによっ
て魚体から完全に分離されない場合が生じても、前記最
も搬送方向上流側の押圧部材よりも下流側の押圧部材に
よって卵管あるいは腸管を確実に断切ることができる。
このようにして魚体とその魚体から取出された内臓とを
確実に分離することができるので、魚体の搬送速度を大
きくすることが可能となり、押圧部材が単一である場合
に比べて内臓の取出し処理速度が向上される。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す内臓取出し
装置1の平面図であり、図2はその側面図である。内臓
取出し装置1は、水平な回転軸線まわりに矢符方向に回
転駆動される一対の始端側プーリ2a,2bと、これら
の始端側プーリ2a,2bに従動して回転駆動される終
端側プーリ3a,3bと、各プーリ2a,3a;2b,
3b間にわたって巻掛けられて張架される一対の搬送ベ
ルト4a,4bとを有し、これらの搬送ベルト4a,4
bの相互に対向する挟持面5a,5b間で魚体Fを挟持
して搬送方向A下流側に向けて搬送するように構成され
る。各搬送ベルト4a,4bの挟持面5a,5bが相互
に近接して対向する張架部分の背後には、複数対のロー
ラ6a,6bが設けられる。各ローラ6a,6bには、
引張ばね9が取付けられ、各ローラは相互に近接する方
向に弾発的にばね付勢される。これによって搬送ベルト
4a,4bの垂下りを防止している。
【0008】始端側プーリ2a,2bの搬送方向A下流
側近傍には、魚体Fの頭部を切断するための頭部切断用
回転丸刃10が設けられ、図示しない駆動用モータによ
って水平な回転軸線まわりに矢符方向に回転駆動され
る。この頭部切断用回転丸刃10の前記搬送方向A下流
側近傍には、下方に垂下した魚体の頭部を支持するため
の送りベルト11が設けられる。この送りベルト11
は、水平な回転軸線まわりに矢符方向に回転駆動される
駆動側プーリ12aと、この駆動側プーリ12aに従動
する従動側プーリ12bとにわたって巻掛けられて張架
され、走行方向Bに走行駆動される。各プーリ12a,
12b間には、前記送りベルト11の垂下りを防止する
ためにローラ12cが設けられる。
【0009】前記従動側プーリ12bの搬送方向A下流
側近傍には、駆動手段13によって鉛直な回転軸線まわ
りに矢符C方向に回転駆動され、搬送されてきた魚体F
の腹部が当接して卵巣などの内臓を取出すための複数
(本実施例では3)の押圧部材14aを有する押圧手段
25が設けられる。なお、本発明の他の実施例として、
前記プーリ2a,2b;3a,3bに代えてスプロケッ
トホイールを設け、また前記搬送ベルト4a,4bに代
えて搬送チエンを用いて魚体Fの尾部を挟持して搬送す
るようにしてもよい。
【0010】前記押圧部材14aは、図3および図4に
示されるように、遊通孔14eを有し、大略的に直円筒
状であって、下端部には半径方向外方に延びる支持部1
4fが形成され、魚体Fの腹部を保持する弯曲した受面
14cが形成される。押圧部材14aの遊通孔14eに
は回転軸14bが遊通され、この回転軸14bの基端部
はプーリ15aの軸線と同軸に固定され、遊端部には押
圧部材14aの抜止めするための抜止めフランジ14d
が形成される。押圧部材14aの遊通孔14eの内周面
と回転軸14bの外周面との間には隙間が形成され、こ
れによって押圧部材14aは回転軸14bに対して回転
自在な状態で抜止めされている。
【0011】このような押圧部材14aは、搬送経路に
沿って複数(本実施例では3)設けられる。各押圧部材
14aは、合成ゴムまたは合成樹脂製の内層である内筒
体14a1と、内筒体14a1の外周面に固着され、シ
リコンゴムなどの可撓性および弾発性ならびに撥水性を
有する材料から成る外層である外被層14a2とを有す
る。この外被層14a2を形成することによって、魚体
Fの腹腔内から押出された内臓である卵巣Fa,Fbの
損傷を防止することができる。
【0012】なお、後述する本発明の他の実施例に示さ
れる全ての押圧部材30,41,51,57,61,7
2,76もまた、上記押圧部材14aと同様に、金属な
どの剛性の材料から成る軸に合成ゴムなどの様な硬質の
弾発性材料から成る内層が形成され、内層の外表面には
シリコンゴムなどのような軟質の外層が形成される。
【0013】前記プーリ15aは、軸16aに固定さ
れ、軸16aは軸受17によって軸支される。この軸受
17aは、連結部材18を介して軸受17bに連結され
る。前記軸受17bには、軸16bが軸支され、軸16
bの下端部にはプーリ15bが固定される。これらの軸
16a,16bの各軸線は相互に平行である。前記軸1
6bの上端部は、図示しない駆動モータに連結され、矢
符C1方向に回転駆動される。各プーリ15a,15b
にはベルト19が巻掛けられて張架され、一方のプーリ
15bの回転はベルト19を介して他方のプーリ15a
に伝達される。このようにして回転軸14bは矢符C方
向に回転駆動される。
【0014】前記連結部材18には案内棒20が突設さ
れる。案内棒20は、固定位置に固定された阻止片22
に形成された遊通孔21を遊通して、その端部に当接片
23が形成される。前記押圧部材14aは、軸16bを
中心にして連結部材18の一側面で阻止片22が当接す
る第1位置B1と、当接片23が阻止片22に当接する
第2位置B2との範囲にわたって角変位可能な構成とな
っている。さらに、軸受17aには、一端部が固定され
たばね24が取付けられ、これによって一定位置に固定
された軸16bを回転中心として押圧部材14aが搬送
ベルト4a,4bに近接する方向Dに弾発的にばね付勢
される。これによって連結部材18が阻止片22に当接
した状態で矢符D方向の角変位が阻止されるため、押圧
部材14aは搬送ベルト4a,4bの近傍位置で停止し
て、搬送ベルトに当接することが防止される。また、魚
体Fの通過時には、前記第1位置P1および第2位置P
2の範囲で角変位可能であるため、魚体の大小にかかわ
らず、腹部を押圧することができる。
【0015】次に、図1〜図4を参照して、内臓取出し
装置1の動作を説明する。搬送ベルト4a,4bの始端
側から魚体Fがその腹部を搬送方向A下流側に向けて投
入される。この投入された魚体は、その両側部を挟持面
5a,5bによって挟持されて搬送され、頭部切断用回
転丸刃10によって頭部が切断される。このようにして
頭部が切断された魚体Fはさらに搬送されてその切断部
近傍位置でかつ下側の側部Fcが送りベルト11によっ
て支持され、これによって魚体Fの切断分側の端部が垂
下ることはなく水平に支持されて、押圧部材14a近傍
まで搬送され、押圧部材14aの受面14cに腹部が当
接する。このとき、押圧部材14aはばね24のばね力
によって矢符D方向に弾発的にばね付勢されているの
で、魚体Fの腹部は受面14cにぴったりと当接して、
保持される。
【0016】このような状態で、魚体Fは搬送ベルト4
a,4bによって搬送方向A下流側に向けて搬送され
る。前記押圧部材14aに当接して押出された卵巣F
a,Fbは受面14cによって支持され、押潰されるこ
となく、かつ卵巣Fa,Fbおよび内臓の一部などが押
圧部材14aの表面に付着することなく、円滑に取出す
ことができる。また魚体Fに不所望に大きな力が作用し
ても押圧部材14aは回転軸14bに対して回転自在で
あるため、魚体Fに作用する力を緩和して、魚体Fおよ
び卵巣Fa,Fbの損傷を防ぐことができる。
【0017】また、魚体Fが押圧部材14a付近を通過
すると、その押圧部材14aは自由回転し、押圧部材1
4aの表面に付着した卵巣Fa,Fbおよび内臓の一部
が振払われ、押圧部材14aの表面にこれらの卵巣F
a,Fbおよび内臓の一部が付着することがなく、後続
して搬送されてくる魚体Fの内臓取出し動作を円滑に行
うことができる。
【0018】本発明の他の実施例として、仮想線25で
示されるように、押圧部材14aの表面にその軸線方向
に延びる複数の突条25を周方向に間隔をあけて形成し
て、押圧部材14aに当接した魚体Fの腹部を矢符C方
向の回転によって強制的に押圧するようにしてもよい。
【0019】さらに前記押圧部材14aは、搬送ベルト
4a,4bの一側方に近接して複数(本実施例では3)
設けるようにしたので、最も搬送方向A上流側に配置さ
れる押圧部材14aによって断切ることができなかった
卵巣および腸管などを第2および第3の押圧部材14a
によって確実に断切ることができ、魚体Fの搬送速度を
向上しても、確実に卵巣Fa,Fbを含む内臓を取出す
ことができる。このような押圧部材14aが単一本であ
る場合には、搬送速度が10m/分で50尾の魚体Fし
か処理されなかったけれども、前記押圧部材14aを2
本にすれば搬送速度を20m/分にして100尾の魚体
Fを処理することができ、さらに3本の押圧部材14a
を用いれば、搬送速度を30m/分にして150尾の魚
体Fを処理することが本件発明者によって確かめられて
いる。このように押圧部材14aを複数設けることによ
って、内臓の取出し処理効率を格段に向上することがで
きる。
【0020】図5は本発明の他の実施例を示す内臓取出
し装置1の平面図であり、図6は押圧部材30を示す斜
視図である。なお、前述の実施例と対応する部分には同
一の参照符を付す。本実施例の内臓取出し装置1は、複
数(本実施例では3)の押圧部材30を備える押圧手段
31を有する。この押圧手段31は、ゴムなどの可撓性
および弾発性を有する材料から成る押圧部材30と、各
押圧部材30を搬送ベルト4a,4bに近接する方向に
弾発的にばね付勢するばね32と、押圧部材30を搬送
ベルト4a,4bに近接/離反変位自在に案内する案内
孔33が形成されるケーシング34とを有する。各押圧
部材30は、搬送ベルト4a,4bによって搬送されて
きた魚体Fの腹部が当接する中空の当接部35と、当接
部35の一端部に一体的に形成される抜止めフランジ3
6と、当接部35の下端部から搬送方向A上流側に向け
て突出する受部37とを有する。この受部37は前記当
接部35と角度θをなし、この角度θは、たとえば12
0度程度に選ばれている。このような押圧部材30に
は、前記当接部35から受部37にわたって複数の突条
38が間隔をあけて形成される。
【0021】始端側から前記押圧手段31の搬送方向A
上流側近傍に搬送されてきた無頭魚体Fは、まず、最も
搬送方向A上流側に配置される押圧部材30の当接部3
5に腹部を当接させ、さらに搬送されるにつれて押圧部
材30は搬送方向A下流側に弾発的に弯曲して、魚体F
の腹腔内の卵巣などを含む内臓が突条38によって大き
な力で押出され、受部37によって支持される。この状
態から魚体Fがさらに搬送方向A下流側に搬送されるに
つれて、魚体Fは押圧部材30から離反して、その押圧
部材30は弾性回復力によって初期位置に復帰する。前
記受部37上の内臓は突条38によって大きな摩擦力で
係止されるけれども、これによって断切れなかった卵巣
および腸管などは搬送方向A下流側に配置される第2お
よび第3の押圧部材30に当接して、確実に断切ること
ができる。しかも各押圧部材30はばね32によって弾
発的に押圧されているので、魚体Fに不所望に大きな力
が作用するおそれはない。
【0022】図7は本発明の他の実施例を示す内臓取出
し装置1bの平面図であり、図8は押圧手段40を示す
斜視図である。本実施例の内臓取出し装置1bには、大
略的直円柱状の押圧部材41を備える押圧手段40が設
けられる。各押圧部材41はゴムなどの可撓性および弾
発性を有する材料から成り、その外周面には複数の突条
42が周方向に間隔をあけて一体的に形成される。これ
らの突条42は押圧部材41の軸線と平行であってもよ
く、下方になるにつれて回転方向C下流側に傾斜してい
てもよい。このような押圧部材41は軸43に回動自在
に軸支され、軸43の軸線方向両端部は一対のL字状ア
ーム44の各遊端部に固定される。これらのアーム44
の各基端部は支軸45に回動自在に軸支され、引張ばね
46によって押圧部材41が搬送ベルト4a,4bに近
接する方向にばね付勢されている。前記押圧部材41は
軸43の軸線まわりに回転自在であってもよく、図1〜
図4に示される実施例のように、モータからの動力によ
って強制的に矢符C方向に回転駆動するようにしてもよ
い。
【0023】図9は本発明のさらに他の実施例を示す押
圧手段50の正面図であり、図10は図9の切断面線X
−Xから見た断面図である。本実施例は図1〜図4に示
される実施例に類似し、前記押圧部材14aに代えて押
圧部材51が設けられる。この押圧部材51には、魚体
Fの腹部が嵌り込む凹溝52が形成され、凹溝52の外
周面には周方向に間隔をあけて軸線方向に延びる複数の
突条53が形成される。この押圧部材51は中空であっ
て、ゴムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成
り、軸14bに対して回転自在に支持されている。この
ような押圧手段50を前記搬送ベルト4a,4bに沿っ
て複数設けることによってもまた、内臓の取出し処理速
度を向上して、腹腔内から押出された内臓を魚体から確
実に分離することができる。
【0024】本発明の他の実施例として、図11に示さ
れるように、矢符方向に走行駆動されるベルト80にゴ
ムなどの可撓性および弾発性を有する材料から成る複数
の押圧部材81が相互に間隔をあけて設けられる押圧手
段82を用いるようにしてもよい。
【0025】本発明のさらに他の実施例として、図12
に示されるように、矢符G方向に回転駆動される回転ド
ラム56の受部としての外周面に複数(本実施例では
8)の押圧部材57が周方向に等間隔をあけて立設され
る押圧手段58を搬送ベルト4a,4bの一側方に近接
して設けるようにしてもよい。また、このような押圧手
段58は、搬送方向Aに沿って複数設けるようにしても
よく、また魚体Fの搬送経路に関して上下に対をなして
設けるようにしてもよい。
【0026】本発明のさらに他の実施例として、図13
に示されるように、搬送方向Aに沿って複数(本実施例
では3)の略U字状の押圧部材61を有する押圧手段6
2を用いるようにしてもよい。これらの押圧部材61
は、魚体Fの搬送経路から離反する方向に凸に弯曲した
当接部63を有し、部材軸直角断面がU字状の取付部材
64の側壁65,66間に介在される圧縮コイルばね6
7によって魚体Fの搬送経路に近接する方向に弾発的に
付勢され、ナット68によって突出量を調整自在にして
抜止めされている。各押圧部材61の直下には、搬送方
向A上流側になるにつれて下方に弯曲した受板69が設
けられ、魚体Fから押出された卵巣Fa,Fbの損傷を
防止するとともに、卵管や腸管の押圧部材61への巻付
きを防止している。このような押圧手段62もまた、搬
送方向Aに沿って複数設けるようにしてもよい。
【0027】さらに本発明の他の実施例として、図14
に示されるように、直円柱状の押圧部材72を周方向に
複数(本実施例では4)設けた押圧手段73を前記搬送
ベルト4a,4bの一側方に近接して設けるようにして
もよい。これらの押圧部材72にもまた、前述の実施例
と同様に、周方向に間隔をあけて軸線方向に延びる複数
の突条を形成するようにしてもよい。
【0028】さらに本発明の他の実施例として、図15
に示されるようにゴムなどの可撓性および弾発性を有す
る材料から成るローラである押圧部材76を搬送方向A
に沿って水平面に対して角度θ1,θ2をなして交互に
傾斜した押圧手段77を設けるようにしてもい。
【0029】本発明は、上述した図1〜図15の実施例
に示される態様に限らず、各押圧手段25,31,4
0,50,58,62,73,77,82を適宜組合せ
て搬送経路に沿って設けるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、魚体の搬送経路に沿っ
て複数の押圧部材を設けるようにしたので、魚体の搬送
速度を向上しても腹孔内から押出された内臓を確実に分
離することができ、これによって内臓の取出し処理速度
の効率を格段に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す内臓取出し装置1の平
面図である。
【図2】図1に示される内臓取出し装置1の側面図であ
る。
【図3】押圧手段25付近の斜視図である。
【図4】押圧部材14aおよびそれに関連する構成を示
す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す内臓取出し装置1の
平面図である。
【図6】押圧部材30の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す内臓取出し装置1b
の平面図である。
【図8】押圧手段40を示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す押圧手段50の正面
図である。
【図10】図9の切断面線X−Xから見た断面図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例を示す押圧手段82付近
の平面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す押圧手段58の斜
視図である。
【図13】本発明の他の実施例を示す押圧手段62の斜
視図である。
【図14】本発明の他の実施例を示す押圧手段73の斜
視図である。
【図15】本発明の他の実施例を示す押圧手段77の正
面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 内臓取出し装置 4a,4b 搬送4ベルト 14a,30,41,51,57,61,72,76
押圧部材 25,31,40,50,58,62,73,77,8
2 押圧手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部が切断された魚体を挟持して搬送方
    向下流側に搬送する搬送手段と、搬送手段の一側方に近
    接して設けられ搬送されてきた魚体の腹部を押圧する押
    圧手段とを備える魚体の内臓取出し装置において、 前記押圧手段は、搬送経路に沿って設けられる複数の押
    圧部材を含むことを特徴とする魚体の内臓取出し装置。
JP4270624A 1992-10-08 1992-10-08 魚体の内臓取出し装置 Expired - Lifetime JPH0759174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4270624A JPH0759174B2 (ja) 1992-10-08 1992-10-08 魚体の内臓取出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4270624A JPH0759174B2 (ja) 1992-10-08 1992-10-08 魚体の内臓取出し装置

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Publication Number Publication Date
JPH06113719A true JPH06113719A (ja) 1994-04-26
JPH0759174B2 JPH0759174B2 (ja) 1995-06-28

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ID=17488686

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JP4270624A Expired - Lifetime JPH0759174B2 (ja) 1992-10-08 1992-10-08 魚体の内臓取出し装置

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JPH01257425A (ja) * 1987-02-20 1989-10-13 Nippon Fillester Co Ltd 採卵装置
JPH01172384U (ja) * 1988-05-24 1989-12-06
JPH03272638A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Nippon Fillester Co Ltd 魚体処理機

Patent Citations (3)

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JPH0759174B2 (ja) 1995-06-28

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