JPH06113251A - 適応型映像記録システム - Google Patents

適応型映像記録システム

Info

Publication number
JPH06113251A
JPH06113251A JP4258577A JP25857792A JPH06113251A JP H06113251 A JPH06113251 A JP H06113251A JP 4258577 A JP4258577 A JP 4258577A JP 25857792 A JP25857792 A JP 25857792A JP H06113251 A JPH06113251 A JP H06113251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
recording
image
recorded
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4258577A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Sugawara
和明 菅原
Hideo Ito
秀夫 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP4258577A priority Critical patent/JPH06113251A/ja
Priority to US08/077,841 priority patent/US5471316A/en
Publication of JPH06113251A publication Critical patent/JPH06113251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セキュリティシステムや中央管理システムな
どにおいて、映像ソースの入力数の変動あるいは静止画
像などに対応して効率的に記録がなされ、多様な表示が
高速に容易になされるようにする。 【構成】 切換え手段において、例えばビデオカメラな
どの映像ソースから入力される複数の映像信号が、例え
ばフィールド単位またはフレーム単位に切換えられる。
その切換えでは、映像変化検出手段により検出された映
像変化のある映像信号のみ切換えられて順次記録手段に
出力され、ランダムアクセス可能な記録媒体に記録され
る。これにより、例えば最初にそれぞれの映像信号を例
えば1フレーム単位に切換えて記録し、以後はそれぞれ
の映像信号において映像が変化した場合のみ切換えて記
録することにより、記録媒体への記録が効率化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の複数
の映像ソースの映像信号を切換えて、フィールド単位ま
たはフレーム単位に記録する適応型映像記録システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、防犯などの監視目的のために
複数のビデオカメラを設置し、それぞれの映像をモニタ
ーするセキュリティシステムが知られている。このよう
なシステムでは、後の検証等のために複数の映像を同時
に記録し、後に再生するための装置が必要となってい
る。ビデオカメラなどの複数の映像ソースの出力信号を
入力し、同時に記録するシステムとしては、映像ソース
の数だけ記録装置を備える構成が考えられるが、そのよ
うなシステムでは装置構成が大規模なものとなり、コス
トアップを余儀なくされる。
【0003】かかる欠点を改善するものとして、従来で
は、特開平3−13190号公報に開示されている時分
割による複数動画像の伝送・記録・再生方法、あるいは
特開平3−190387号公報に開示されている記録再
生方式があった。特開平3−13190号公報に開示さ
れている技術は、複数の動画像データをフィールド・フ
レーム単位に切換えて単一の複合画像データ信号として
伝送し、受信された複合画像データ信号からフィールド
・フレーム信号を分離し、カウンタにより希望する画像
データ信号だけをフィールド・フレームメモリに書込
み、目的の動画像データを再現するものである。また、
特開平3−190387号公報に開示されている技術
は、2つの映像信号をフィールド毎に切換えて磁気テー
プに記録し、再生では記録時のフィールド切換え周期で
一方の映像のみを独立して再生するというものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術は、複数の映像信号をフィールド毎に切換
えて単一の複合映像信号を生成しているものの、その生
成した信号を磁気テープ等にシーケンシャルかつ連続的
に記録する、または伝送して選択的に表示するに止まる
ものであった。したがって、一定のタイミングで所望す
る映像を選択することにより、動画を再生することは比
較的容易になされるが、フィールド単位またはフレーム
単位に映像を扱うことが困難であったため、セキュリテ
ィシステムや中央管理システムなどの記録再生におい
て、多様な表示等をすることが容易にはなされなかっ
た。
【0005】また、磁気テープへの記録では、記録され
た物理的位置に無関係に所望のフレームの画像をアクセ
スする制御は容易ではなく、アクセス時間も多く要する
ものであった。また、例えば設置するビデオカメラ数な
ど映像ソース数が変動するような用途の場合には、常に
最大の記録エリアを設定しなければならず、入力数が少
ないときに記録エリアに無駄が生じるものとなってい
た。さらに、セキュリティシステムや中央管理システム
では、監視する対象に変化の無い場合が多く発生し、そ
のような変化の無い静止画像が連続して記録されるた
め、やはり記録エリアに無駄が生じるものとなってい
た。
【0006】本発明は、このような課題によりなされた
もので、セキュリティシステムや中央管理システムなど
において多様な表示が高速に容易になされ、さらに、映
像ソースの入力数の変動あるいは静止画像などに対応し
て効率的に記録がなされる適応型映像記録システムを提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の適応型映像記録システム
は、少なくとも映像信号とその映像信号に係る記録情報
とが、アドレスにより前記映像信号のフィールド単位ま
たはフレーム単位でランダムアクセス可能に記録される
記録媒体と、前記映像信号とその映像信号に係る記録情
報を前記記録媒体に記録する記録手段と、複数の映像信
号のそれぞれについて映像変化を検出する映像変化検出
手段と、前記複数の映像信号の中から前記検出された映
像変化のある映像信号を切換えて前記記録手段に出力す
る切換え手段と、を備えて構成される。
【0008】また、請求項2に記載した発明の適応型映
像記録システムは、少なくとも映像信号とその映像信号
に係る記録情報とが、アドレスにより前記映像信号のフ
ィールド単位またはフレーム単位でランダムアクセス可
能に記録される記録媒体と、前記映像信号とその映像信
号に係る記録情報を前記記録媒体に記録する記録手段
と、画像データ内における表示情報の変化位置を検出す
る変化位置検出手段と、前記画像データから複数の画像
データを抽出し、前記検出された変化位置により変化の
ある前記抽出した画像データを選択して順次映像信号と
して前記記録手段に出力する画像抽出手段と、を備えて
構成する。
【0009】
【作用】請求項1記載の適応型映像記録システムでは、
切換え手段において、例えばビデオカメラなどの映像ソ
ースから入力される複数の映像信号が、例えばフィール
ド単位またはフレーム単位に切換えられて記録手段に順
次出力されて記録媒体に記録される。切換え手段におけ
る切換えでは、映像変化検出手段により検出された映像
変化のある映像信号のみ切換えられて順次出力されて記
録媒体に記録される。例えば最初にそれぞれの映像信号
を例えば1フレーム単位に切換えて記録し、以後はそれ
ぞれの映像信号において映像が変化した場合のみ切換え
て記録するようにする。そして、それぞれの映像信号に
ついて、例えば映像が静止していて記録しなかった時間
を記録情報として映像信号に対応させて記録しておけ
ば、再生においては記録されている1フレームの映像信
号を、静止時間だけ連続して繰り返し再生することによ
り実際の現象を時間的に忠実に再生することが可能とな
る。
【0010】したがって、本発明の適応型映像記録シス
テムによれば、映像が静止している時間の映像信号が記
録されないため、記録媒体への記録が効率的になされ、
1記録媒体への記録をより長時間化させることができ
る。
【0011】また、請求項2記載の適応型映像記録シス
テムは、例えばコンピュータグラフィックスなどの高精
細度の画像データを分割してそれぞれを映像信号として
記録するのに好適である。すなわち、画像抽出手段は、
所定の分割情報により原画像データから複数の画像デー
タが抽出され、それぞれの画像データは選択されて映像
信号として記録手段に出力する機能を有する。一方、変
化位置検出手段において原画像データの例えば部分的に
更新される表示情報の変化位置が検出される。画像抽出
手段は、変化位置検出手段において検出された変化位置
情報により、変化のあった抽出画像データのみを選択し
て映像信号として記録手段へ出力する。したがって、請
求項1記載の適応型映像記録システムと同様に、静止し
ている抽出画像データは記録されないため、1記録媒体
への記録をより長時間化することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。第1の実施例 図1に、本発明第1の実施例の適応型映像記録/再生シ
ステムの構成図を示す。同図に示すように、本実施例の
適応型映像記録/再生システムは、複数の映像ソースV
S1〜VSkと、それらの映像ソースVS1〜VSkの
出力信号を入力し1フレームごとに切換えて順次出力す
る切換え装置10と、書換え可能な光記録媒体であるビ
デオディスク11と、ビデオディスク11への映像信号
等の記録およびその再生を行なう書換型ビデオディスク
レコーダー(以下、「VDR」という)12と、映像等
の表示を行なうCRT(Cathode Ray Tube)13と、操
作表示部および操作入力部を有し切換え装置10および
VDR12を制御するコントローラ14と、各装置に各
装置の動作を同期して行わせるための基準となる同期信
号を出力する同期信号発生装置15と、映像ソースVS
1〜VSkから出力される映像信号を入力して画像の変
化を検出する映像変化検出装置C1〜Ckと、を備えて
構成される。
【0013】上記構成において、映像ソースVS1〜V
Skは、例えばビデオカメラ,ビデオテープレコーダー
等のビデオ再生装置,あるいはテレビジョンのチューナ
ー等である。ビデオディスク11は、例えば光磁気方式
により記録/再生がなされる光メモリであり、本実施例
では記録エリアが図2に示すように、映像信号とPCM
オーディオデータを記録する信号エリアSと記録内容等
の情報を記録するデータエリアDが設定されている。信
号エリアSには1トラックに映像信号の1フレームが記
録され、データエリアDには映像信号で1000フレー
ム相当(500kワード)の情報が記録されるエリアが
確保されている。また、ディスク上にはアドレス情報
(トラックナンバーやセクターナンバー)がプリフォー
マットされ、記録時及び再生時共にランダムアクセスが
なされるようにされている。アドレス情報は、グルーブ
の位置の変調により記録され、ディスクの特定箇所に記
録されているのではなく、全周にわたって同じデータが
繰り返し記録されている。このため1回転を待たずに即
座にアドレスが認識される。また、記録時に必要なクロ
ック情報もプリフォーマットされており、記録のタイミ
ングはその記録されているクロックに同期して行なわれ
る。
【0014】VDR12は、コントローラ14とRS−
232Cにより接続され、コントローラ14からの制御
情報によりビデオディスク11への記録あるいは再生位
置等が制御される。また、コントローラ14から送られ
た記録情報をデータエリアDに記録し、逆にデータエリ
アDからの再生情報をコントローラ14に送出する処理
を行なう。映像信号の記録は、1フレーム単位に制御さ
れて記録/再生される。また、映像信号の記録はコンポ
ーネント信号を時間軸圧縮して行うため、装置にはA/
D,D/Aコンバータ,フレームメモリ等を備える。さ
らに、高速化のために消去用と記録用の2つの独立した
ピックアップが備えられ、再生においては2つのピック
アップを同時に動作させて使用することができるように
されている。したがって、一方のピックアップによる再
生中に他方のピックアップを次の再生トラックに移動さ
せることにより、離れたトラックに記録されている映像
を連続して再生することができる。
【0015】映像変化検出装置C1〜Ckの構成を図3
に示す。同図に示すように映像変化検出装置Cn(nは
1〜kの整数)は、映像信号を入力してディジタル情報
に変換するA/Dコンバータ50と、A/Dコンバータ
50から出力される映像情報を1フレーム単位で記憶す
るフレームメモリ51と、フレームメモリ51に記憶さ
れた映像情報と新たに入力した映像情報とを比較する比
較器52と、を備えて構成される。それぞれの映像変化
検出装置C1〜Ckには、コントローラ14から記憶指
示信号が入力され、それぞれの映像変化検出装置C1〜
Ckからコントローラ14には、映像変化の検出結果を
出力するようになされている。
【0016】それぞれの映像変化検出装置C1〜Ckで
は、コントローラ14から記憶指示信号を入力すると、
その時に入力する1フレームの映像情報をフレームメモ
リ51に記憶して保持する。フレームメモリ51に映像
情報が記憶されると、比較器52は同期信号に基づいて
比較処理を開始し、A/Dコンバータ50の出力する次
フレーム以降の映像情報出力タイミングに同期してフレ
ームメモリ51から対応する映像情報を読み出し、順次
A/Dコンバータ50の出力する映像情報との比較を行
う。1フレームの映像情報の比較が終了すると、1フレ
ームの映像情報に所定の誤差範囲以上に変化があるか否
かを判定する。映像情報に変化がある場合にはその旨を
示す信号をコントローラ14に出力する。1フレームの
比較処理が終了すると、さらに続いて入力される次のフ
レームの映像情報について同様に比較処理を順次繰り返
す。コントローラ14では、映像に変化がある旨を示す
信号により映像変化フラグがセットされ、それぞれの映
像信号について映像の変化があるか否かを認識できるよ
うにされている。
【0017】次に、上記構成による映像信号の記録処理
の動作について説明する。 (1)記 録 システムが起動され記録指示の入力があると、コントロ
ーラ14は、まずVDR12を起動してデータエリアD
に記録されている情報を読み出し、ビデオディスク11
への記録開始アドレスを検出する。次にその検出した開
始アドレス情報をVDR12に出力し、記録開始位置を
制御してスタンバイ状態にする。続いて、コントローラ
14は切換え装置10,VDR12および映像変化検出
装置C1〜Ckを制御して映像信号の記録制御を行う。
記録開始時には、映像ソースVS1からVSkまでの出
力信号を切換え装置10により1フレーム毎に順次切換
えてVDR12に出力させ、それぞれの映像ソースVS
1〜VSkの出力する映像信号をまず1フレームずつビ
デオディスク11に記録する。コントローラ14は、映
像信号のビデオディスク11への記録において、切換え
装置10の切換えと同時に、その時VDR12へ出力さ
れる映像信号の映像変化を検出する映像変化検出装置に
記憶指示信号を出力する。これにより、ビデオディスク
11に記録される映像信号と同一の映像信号が映像変化
検出装置のフレームメモリ51に記憶される。
【0018】次に、コントローラ14は、所定の時間毎
に映像変化フラグを検査し、映像変化のあった映像ソー
スの映像信号を切換え装置10により1フレームずつ順
次切換えてVDR12に出力させ、ビデオディスク11
に記録する制御を行う。このとき、映像変化フラグは記
録される都度にリセットされる。また前述したように記
録される映像信号の変化を検出する映像変化検出装置に
はその都度記憶指示信号を出力し、次のフレームからの
比較の基準とする。また、コントローラ14は、上記記
録処理に伴い所定時間毎にブロックNo. をカウントし、
そのブロックNo. とそのカウント時に記録した映像ソー
スの番号からなる記録情報を生成する。この記録情報に
より、映像が記録されない静止映像が記録した映像によ
り実時間で再生される。
【0019】コントローラ14は、停止の指示入力があ
ると、切換え装置10とVDR12に停止信号を出力し
て記録動作を停止する。続いて、前記記録情報,記録開
始アドレス,入力した映像ソース数k,記録ブロック数
n,および記録開始時の時刻等を映像記録情報として、
ビデオディスク11のデータエリアDに記録する制御を
行い、記録動作を終了する。
【0020】なお、映像ソースについては、記録対象と
すべき映像ソースを予めオペレータが選択できるように
しておくこともできる。また、コントローラ14は、記
録開始と共に1フレームごとに時刻を表わすタイムコー
ドやフレームNo. を表わすデータを生成し、信号エリア
Sに記録すべき映像信号と共に記録させることができ
る。
【0021】図4を参照して、上記処理を具体的に説明
する。ここでは説明の簡略化のため映像ソース数を4
(k=4)とし、それぞれをA,B,C,Dとして示し
ている。また、それぞれの映像ソースA,B,C,Dか
らの映像信号の記録は、1秒間に1フレームの記録間隔
により行われるものとする。まず、記録開始時にはそれ
ぞれの映像ソースの1フレームA1 ,B1 ,C1 ,D1
(記録フレームNo. 1〜4)が記録され、ブロックNo.
n=0がカウントされる。次にその記録から1秒後にブ
ロック数n=1がカウントされると共に、映像変化フラ
グが検査され、図に示すように、映像ソースC,Dに変
化があるときにはそれぞれの映像信号の1フレーム
2 ,D2 (記録フレームNo. 5,6)が記録される。
同様に次の1秒後にはブロック数n=2がカウントさ
れ、映像変化フラグが検査され、同じく映像ソースC,
Dに更に変化があればそれぞれの映像信号の1フレーム
3 ,D3(記録フレームNo. 7,8)が記録され、以
後も図に示すように、1秒毎に変化のある映像ソースの
信号が記録される。このとき図に示すように、ブロック
No.と記録した映像ソースの識別番号等が記録情報とし
て生成される。
【0022】(2)再 生 次に、再生について説明する。コントローラ14は、再
生の指示入力があると、VDR12を制御してデータエ
リアDに記録されている映像記録情報を読み出す。続い
て、指示された時刻またはファイル名等から再生すべき
記録を選択し、その映像記録情報を得る。そして、記録
情報から再生指示された映像ソースの再生情報を作成す
る。例えば図4(a)のように記録がなされたとする
と、再生情報は同図(b)のように作成される。同図に
示すように、映像ソースAの再生では、記録フレームN
o. 1の1フレームの記録映像が4秒間再生され、続い
て記録フレームNo. 11の1フレームの記録映像が1秒
間再生される。また、映像ソースBの再生では、記録フ
レームNo. 2の1フレームの記録映像が3秒間再生さ
れ、続いて記録フレームNo. 9の1フレームの記録映像
が1秒間、記録フレームNo. 12の1フレームの記録映
像が1秒間再生される。このように記録情報からは、そ
れぞれの映像ソース毎に再生すべき記録フレームNo. と
再生すべき時間についての再生情報が作成され、VDR
12が制御されて再生が行われる。
【0023】なお、例えばAのみのフレームを0.5秒
間ずつ再生するといったようにサーチ的な再生を行なう
ようにしてもよい。また、本実施例においては、同期信
号発生装置15により、映像ソース機器としてのテレビ
カメラやVTRに外部同期がかけられることを前提とし
たが、外部同期がかけられない映像ソースを扱う場合に
は、たとえばフレームシンクロナイザを切換え装置10
の各入力側に設けることにより実施できる。なお、待ち
時間を容認すればフレームシンクロナイザはVDR12
の入力側に1つあればよい。
【0024】さらに、本実施例では、映像変化検出装置
において映像の変化の検出に加えて映像信号の有無を判
別するようにしてコントローラに通知し、コントローラ
では映像信号の無い映像ソースへの切換えを行わないよ
うに制御するようにしてもよい。
【0025】また、本実施例の映像変化検出装置におい
て基準となる映像情報は、フレームメモリ51に保持さ
れているが、検査対象となったフレームの映像情報は記
憶されないため、比較器52において映像変化が検出さ
れ、その結果としてその映像ソースの記録を行うときに
は、時間が経過しているので別のフレームを記録するこ
ととなる。しかし、この時間のズレはわずかであり、例
えば1秒程度に1回記録するような用途では問題となら
ない。しかし、厳密に変化したそのフレームを記録する
必要がある場合は、更に、フレームメモリとD/Aコン
バータを設け、被検査対象フレームの映像情報も保持す
るようにして、それを記録するようにすることもでき
る。
【0026】また、映像情報の比較方法の詳細について
は述べなかったが、照明のフリッカや映像信号のノイズ
等による誤動作を避けるため、数フレームに亘ってデー
タを平均化したり、小さな変化には応じないようフィル
タリングを施したりするなと、公知の画像処理の手法が
適用できる。
【0027】第2の実施例 図5に、本発明第2の実施例の適応型映像記録/再生シ
ステムの構成図を示す。この第2の実施例は、入力する
複数の映像ソースの1つの態様として、高精細度画像の
分割した映像を入力とするように構成したものである。
この様なシステムは、例えば工場の集中管理システムに
おいて、生産プロセスを示すグラフィックス画像を異常
時に備えてバックアップする場合などに利用される。
【0028】同図において、20は高精細度画像出力装
置であり、例えばコンピュータの表示(コンピュータグ
ラフィックスや端末装置のディスプレイ)装置である。
21は高精細度画像出力装置20の画像出力を分割する
画像分割装置である。22は画像分割装置21、切換え
装置10およびVDR12の動作の基準となる同期信号
を出力する同期信号発生装置である。その他の構成は図
1と同様であるが、コントローラ14には、高精細度画
像出力装置20の出力する画像変化位置の情報が入力さ
れている。画像変化位置情報は、例えば高精細度画像出
力装置20に備えられるフレームメモリへの書込みアド
レスである。コントローラ14では、その書込みアドレ
スにより画像内の変化位置を検出する。
【0029】上記構成において、切換え装置10と画像
分割装置21とにより画像抽出手段が形成される。画像
分割装置21は画像切取り部E1〜Ekを有し、例えば
1024×512ドットの高精細度画像を複数に分割し
て、それぞれを現行標準テレビジョン方式の映像信号と
して出力する。画像切取り部E1〜Ekのそれぞれは、
高精細度画像出力装置20の出力する画像の設定された
範囲の画像を切り取る。それぞれの画像切取り部E1〜
Ekの出力は、切換え装置10において1フレーム毎に
切換えられてVDR12に出力される。切換え装置10
は、コントローラ14からの信号により出力する映像信
号をフレーム単位に切換える。なお、画像切取り部の数
は必要な処理速度に応じて設定すればよく、1個の場合
は切換え装置10はなくてもよい。
【0030】次に、上記構成による動作を説明する。こ
こでは、例えば、画像分割装置21は5個の画像切取り
部E1〜E5を備え、図6に示すように、画像切取り部
E1は、高精細度画像出力装置20の出力する高精細度
の原画像Hを縮小した全画像を切取って出力し、画像切
取り部E2〜E5は、原画像Hを4分割したA,B,
C,Dの各画像のそれぞれを切取って出力するものとし
て説明する。ここで、各画像は1秒毎に切取りが行われ
るものとする。
【0031】まず、記録について説明する。コントロー
ラ14により切換え装置10,VDR12が制御され、
図7に示すように、記録開始時のブロックNo. n=0で
は、画像切取り部E1〜E5の出力それぞれが1フレー
ム毎に切換えて順次記録される。また、ビデオディスク
11への記録制御と平行して、高精細度画像出力装置2
0が常時監視され画像変化位置の情報を得て画像変化が
検査される。ブロックNo. n=1の記録のタイミングに
おいて、ブロックNo. n=0での記録画像から例えばB
画像内の表示情報のみに変化が発生したとすると、画像
切取り部E1と画像切取り部E3のみに切換えられ、全
画像HとB画像についてそれぞれ1フレームが記録され
る。同様にブロックNo. n=2の記録タイミングにおい
て全画像H内すべてにわたって変化が発生した場合に
は、全画像HとA,B,C,Dの画像についてそれぞれ
1フレームが記録される。また、ブロックNo. n=3の
ように全画像に変化がないときには記録は行われない。
【0032】このように、画像に変化が発生したときに
は全画像と変化位置に対応する分割画像を記録するよう
にしている。また、第1の実施例と同様に、それぞれの
ブロックにおいてブロックNo. と記録画像の情報からな
る記録情報が生成され、記録停止が指示された時に、映
像記録情報としてビデオディスク11のデータエリアD
に記録する。
【0033】なお、ここでは原画像を縮小した画質の悪
い全画像も記録するようにしたが、これは再生時に全画
像により観察を行い、より詳細な再生が必要となるとき
に分割した高精細な画面に切換えて再生するためのもの
であり、再生の態様によっては全画像を記録する必要は
ない。
【0034】また、画像の抽出は常に行われるようにし
たが、変化位置の情報を得てから抽出動作を開始するよ
うにしてもよい。この場合、画像分割装置21の入力部
に原画像を保持するためのフレームメモリを備えておけ
ば、時間的なズレは解消される。
【0035】記録画像の再生は、第1の実施例と同様
に、記録情報からそれぞれの画像について記録フレーム
No. と再生時間からなる再生情報が作成され、その再生
情報に従ってVDR12を制御して行われる。
【0036】なお、上記第1および第2の実施例の記録
制御において、データエリアDへの記録情報の書き込み
を記録停止が指示入力されたときとしたが、本発明はこ
れに限られるものでなく、例えばコントローラ内のRA
Mに一旦蓄えておき、全ての記録を終了するときに一括
して、もしくは所定期間毎に、または映像信号のソース
数が変る毎に書き込むようにしてもよい。
【0037】さらに、上記各実施例においては、記録及
び再生は実時間で、すなわちフレームとフレームの間隔
はあけずに行われるものを示したが、必要に応じてイン
ターバルを有して行うようにしてもよい。
【0038】また、セキュリティシステム等においては
連続記録が必要となるが、上記実施例において使用した
ビデオディスクの記録容量は有限であるため、バックア
ップ時間が短くてよい場合は、適宜上書きしながらエン
ドレスに記録するようにすることができる。
【0039】また、上記各実施例における映像記録再生
装置及び記録媒体として、VDR及びビデオディスクを
示したが、ランダムアクセス可能なものであればよい。
また、記録及び再生はフレーム単位でなくともフィール
ド単位でよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の適応型映
像記録システムによれば、複数の映像ソースの出力する
映像信号に適応して、フィールド単位またはフレーム単
位でランダムアクセス可能な記録媒体に映像信号を記録
するため、映像の記録および表示の操作が多様化され、
しかも高速に容易になされる。さらに、変化の無い静止
画像であるときには映像信号が記録されないため、記録
媒体への記録が効率化され、1記録媒体への記録をより
長時間化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施例の適応型映像記録システム
の構成図である。
【図2】実施例のビデオディスクの説明図である。
【図3】実施例の映像変化検出装置の構成図である
【図4】第1の実施例における映像信号の記録と再生の
説明図である。
【図5】本発明第2の実施例の適応型映像記録システム
の構成図である。
【図6】第2の実施例の具体的な構成の説明図である。
【図7】第2の実施例における映像信号の記録と再生の
説明図である。
【符号の説明】
VS1,VS2,…,VSk…映像ソース 10…切換え装置 11…ビデオディスク 12…VDR(書換型ビデオディスクレコーダー) 13…CRT 14…コントローラ 15,22…同期信号発生装置 C1,C2,…,Ck,Cn…映像変化検出装置 S…信号エリア D…データエリア 20…高精細度画像出力装置 21…画像分割装置 E1,E2,…,Ek…画像切取り部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも映像信号とその映像信号に係
    る記録情報とが、アドレスにより前記映像信号のフィー
    ルド単位またはフレーム単位でランダムアクセス可能に
    記録される記録媒体と、 前記映像信号とその映像信号に係る記録情報を前記記録
    媒体に記録する記録手段と、 複数の映像信号のそれぞれについて映像変化を検出する
    映像変化検出手段と、 前記複数の映像信号の中から前記検出された映像変化の
    ある映像信号を切換えて前記記録手段に出力する切換え
    手段と、 を備えることを特徴とする適応型映像記録システム。
  2. 【請求項2】 少なくとも映像信号とその映像信号に係
    る記録情報とが、アドレスにより前記映像信号のフィー
    ルド単位またはフレーム単位でランダムアクセス可能に
    記録される記録媒体と、 前記映像信号とその映像信号に係る記録情報を前記記録
    媒体に記録する記録手段と、 画像データ内における表示情報の変化位置を検出する変
    化位置検出手段と、 前記画像データから複数の画像データを抽出し、前記検
    出された変化位置により変化のある前記抽出した画像デ
    ータを選択して順次映像信号として前記記録手段に出力
    する画像抽出手段と、 を備えることを特徴とする適応型映像記録システム。
JP4258577A 1992-06-18 1992-09-28 適応型映像記録システム Pending JPH06113251A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4258577A JPH06113251A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 適応型映像記録システム
US08/077,841 US5471316A (en) 1992-06-18 1993-06-15 Adaptive system for selectively recording from a plurality of video sources and method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4258577A JPH06113251A (ja) 1992-09-28 1992-09-28 適応型映像記録システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06113251A true JPH06113251A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17322186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4258577A Pending JPH06113251A (ja) 1992-06-18 1992-09-28 適応型映像記録システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06113251A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807360B1 (en) 1999-07-28 2004-10-19 Optex Co., Ltd. Digital image recording system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6807360B1 (en) 1999-07-28 2004-10-19 Optex Co., Ltd. Digital image recording system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2528789B2 (ja) 映像情報管理装置
KR19980041973A (ko) 영상 기록 장치
US5471316A (en) Adaptive system for selectively recording from a plurality of video sources and method thereof
EP0280573B1 (en) Device for reproducing still pictures with an audio portion
JPS6358690A (ja) 画像信号再生装置
JP3238747B2 (ja) 適応型映像記録再生システム、適応型映像再生システム、適応型映像記録再生方法および適応型映像再生方法
JPH06113251A (ja) 適応型映像記録システム
JP2839494B2 (ja) 複数入力映像信号の選択記録及び再生装置
JP3308523B2 (ja) 圧縮画像の多画面再生装置
JPS63313382A (ja) プログラム再生装置
US7298958B2 (en) Magnetic recording/reproducing apparatus
JPH11238181A (ja) 画像記録装置
JP2596551B2 (ja) 音声付静止画再生装置
JP3075440B2 (ja) 磁気記録再生装置およびその頭出し検索方法
JPH06309797A (ja) ディスク再生装置
KR100529138B1 (ko) 디브이디 로더를 이용한 타임 랩스 녹화/재생 장치 및 방법
JP2693848B2 (ja) ディジタルオーディオテープレコーダの再生信号モニタ方法
KR0175034B1 (ko) 감시용 디지털 영상 재생 방법
US20030091327A1 (en) Monitor recording and reproducing device
JPH11275508A (ja) 画像再生装置およびビデオテープレコーダ
JPH03280236A (ja) ディジタルオーディオテープレコーダ
JP2003179914A (ja) 監視カメラ装置
JPH04324152A (ja) Vtr連続制御装置
JPS6313480A (ja) 記録再生装置
JPH03291079A (ja) 画像再生装置