JPH0611304Y2 - コンクリ−ト壁住宅の内壁構造 - Google Patents
コンクリ−ト壁住宅の内壁構造Info
- Publication number
- JPH0611304Y2 JPH0611304Y2 JP1986188389U JP18838986U JPH0611304Y2 JP H0611304 Y2 JPH0611304 Y2 JP H0611304Y2 JP 1986188389 U JP1986188389 U JP 1986188389U JP 18838986 U JP18838986 U JP 18838986U JP H0611304 Y2 JPH0611304 Y2 JP H0611304Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- concrete
- concrete wall
- columnar member
- house
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- Expired - Lifetime
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は外周部をコンクリート又はコンクリートブロッ
クで構築し、その内部を木構造、いわゆるハイブリッド
型家屋構造の内壁構造に関する。
クで構築し、その内部を木構造、いわゆるハイブリッド
型家屋構造の内壁構造に関する。
<従来の技術> 出願人は、特願昭59-23719号、特願昭59-68287号、特願
昭60-57018号により、ハイブリッド型家屋構造を提案し
ている。
昭60-57018号により、ハイブリッド型家屋構造を提案し
ている。
<考案が解決しようとする問題点> このようなハイブリッド型家屋構造においては、外周部
を構成するコンクリート部の形状寸法の精度が低く、こ
れに比べて内部の木造軸組構造は工場で集中的に量産加
工され形状寸法の精度が非常に高いため、両者の結合を
画一化することができず、コンクリート部の構築された
作業現場で簡単かつ迅速に両者を結合させることが問題
であった。
を構成するコンクリート部の形状寸法の精度が低く、こ
れに比べて内部の木造軸組構造は工場で集中的に量産加
工され形状寸法の精度が非常に高いため、両者の結合を
画一化することができず、コンクリート部の構築された
作業現場で簡単かつ迅速に両者を結合させることが問題
であった。
<問題点を解決するための手段> 第1図を参照しながら本考案を説明する。本考案の構造
は、外壁を構成するコンクリート壁1の内面の天井下面
及び床面に設けられた上ランナー2及び下ランナー3
と、その上下両ランナー2,3間に鉛直に支持された木
製の柱状部材4又は14と、一辺がコンクリート壁1に
接着され、他辺が柱状部材4にネジクギ又はクギにより
固着されたL字形連結部材5を有することにより特徴づ
けられる。
は、外壁を構成するコンクリート壁1の内面の天井下面
及び床面に設けられた上ランナー2及び下ランナー3
と、その上下両ランナー2,3間に鉛直に支持された木
製の柱状部材4又は14と、一辺がコンクリート壁1に
接着され、他辺が柱状部材4にネジクギ又はクギにより
固着されたL字形連結部材5を有することにより特徴づ
けられる。
<作用> コンクリート壁1の内面には多少のうねりや凹凸があ
る。そこで、床面及び天井下面の所定鉛直面と交差する
線上に沿って上下ランナー2,3を固定したのち、その
ランナー2,3に柱状部材4を含む壁面用フレーム又は
柱14を支持すると、その柱状部材4等とコンクリート
壁内面間距離は一定せず各位置により多少変動する。ま
た、上下ランナー2,3間距離は、例えば2.5mと長いた
め、柱状部材4等の中央部が前後方向に撓む。そこで本
考案のL字形連結部材5の一辺をまずコンクリート壁内
面に接着し、柱状部材4等を完全に鉛直に保持した状態
でL字形連結部材5の他辺と固着すれば、コンクリート
壁1の形状寸法の精度のいかんに左右されずに木構造部
材を正確に固定することができる。
る。そこで、床面及び天井下面の所定鉛直面と交差する
線上に沿って上下ランナー2,3を固定したのち、その
ランナー2,3に柱状部材4を含む壁面用フレーム又は
柱14を支持すると、その柱状部材4等とコンクリート
壁内面間距離は一定せず各位置により多少変動する。ま
た、上下ランナー2,3間距離は、例えば2.5mと長いた
め、柱状部材4等の中央部が前後方向に撓む。そこで本
考案のL字形連結部材5の一辺をまずコンクリート壁内
面に接着し、柱状部材4等を完全に鉛直に保持した状態
でL字形連結部材5の他辺と固着すれば、コンクリート
壁1の形状寸法の精度のいかんに左右されずに木構造部
材を正確に固定することができる。
<実施例> 第1図に本考案の実施例の透視図を示し、第2図にL字
形連結部材5の斜視図を示す。
形連結部材5の斜視図を示す。
住宅の外壁部はコンクリート壁1により構成される。こ
のコンクリート床上に大引6、根太7・・・7、及び床板
8が設けられる。一方、例えば階上との境界を形成する
スラブ等から垂下ボルト9が吊り下げられ、天井板10
が張られる。天井板10の下面及び床板8の上面の所定
鉛直面とな交線に沿って上ランナー2及び下ランナー3
が設けられる。この上下ランナー間に木構造の壁が構成
される。
のコンクリート床上に大引6、根太7・・・7、及び床板
8が設けられる。一方、例えば階上との境界を形成する
スラブ等から垂下ボルト9が吊り下げられ、天井板10
が張られる。天井板10の下面及び床板8の上面の所定
鉛直面とな交線に沿って上ランナー2及び下ランナー3
が設けられる。この上下ランナー間に木構造の壁が構成
される。
壁を構成する枠フレーム11は、例えばタテ240cm,ヨ
コ60cmの長方形であって、左右両辺に柱状部材4.4が
貫通し、いくつかの水平部材12・・・12が2本の柱状
部材4.4を連結している。また、通常は枠フレーム1
1と隣接して設けられる独立した柱状部材14がある。
この柱状部材14は、例えば電気コンセント等を取付け
る場所に配設されるもので、正面中央に配線を埋設する
ための溝15が刻設されている。この柱状部材14が枠
フレーム11と隣接するときは、クギ等により両者が連
結される。
コ60cmの長方形であって、左右両辺に柱状部材4.4が
貫通し、いくつかの水平部材12・・・12が2本の柱状
部材4.4を連結している。また、通常は枠フレーム1
1と隣接して設けられる独立した柱状部材14がある。
この柱状部材14は、例えば電気コンセント等を取付け
る場所に配設されるもので、正面中央に配線を埋設する
ための溝15が刻設されている。この柱状部材14が枠
フレーム11と隣接するときは、クギ等により両者が連
結される。
これらの柱状部材4又は14は、1個所又は複数個所に
おいて、コンクリート壁1の壁面の間をL字形連結部材
5・・・5により連結される。この連結部材5は例えば第
2図に示すように、多孔鉄板を長方形に切断し、L字形
に折り曲げたものである。寸法を例示すれば、短辺の長
さaが30〜40mm、長辺の長さbが40〜60mm、幅cが40〜
50mm、孔の直径2〜3mmである。これを用いるときは、
例えば短辺51の外表面に接着剤を塗布してコンクリー
ト壁1に接着したのち、柱状部材4を鉛直に保って長辺
52と柱状部材4をクギ等により固着するだけでよい。
コンクリート壁1と柱状部材4の間隔が小さい場合は長
辺52をコンクリート壁面に接着して使用することもで
きる。
おいて、コンクリート壁1の壁面の間をL字形連結部材
5・・・5により連結される。この連結部材5は例えば第
2図に示すように、多孔鉄板を長方形に切断し、L字形
に折り曲げたものである。寸法を例示すれば、短辺の長
さaが30〜40mm、長辺の長さbが40〜60mm、幅cが40〜
50mm、孔の直径2〜3mmである。これを用いるときは、
例えば短辺51の外表面に接着剤を塗布してコンクリー
ト壁1に接着したのち、柱状部材4を鉛直に保って長辺
52と柱状部材4をクギ等により固着するだけでよい。
コンクリート壁1と柱状部材4の間隔が小さい場合は長
辺52をコンクリート壁面に接着して使用することもで
きる。
第3図に本考案の連結部材の変形実施例5Aを示す。こ
の実施例が第2図のものと相違している点は、一辺51
Aには孔がなく、外表面に予め接着剤が塗布され、その
表面がシート53で保護されていることである。これを
用いるときはシート53を剥離すれば直ちに接着するこ
とができる。
の実施例が第2図のものと相違している点は、一辺51
Aには孔がなく、外表面に予め接着剤が塗布され、その
表面がシート53で保護されていることである。これを
用いるときはシート53を剥離すれば直ちに接着するこ
とができる。
<考案の効果> 本考案によれば、コンクリート壁の鉛直度、平面度に多
少の狂いがあっても、精度の高い木質規格部材を用いて
内部の木造部分を組立てることができ、長尺の柱状部材
をコンクリート壁に容易に固着することができる。
少の狂いがあっても、精度の高い木質規格部材を用いて
内部の木造部分を組立てることができ、長尺の柱状部材
をコンクリート壁に容易に固着することができる。
また本考案によれば、水平方向のランナーと鉛直方向の
柱の接合面に凹凸の嵌合部を形成することができるの
で、ランナーに定規機能をもたせることが可能となり、
マーク合わせなどの作業が省かれて、現場の作業性が向
上する。
柱の接合面に凹凸の嵌合部を形成することができるの
で、ランナーに定規機能をもたせることが可能となり、
マーク合わせなどの作業が省かれて、現場の作業性が向
上する。
さらに、L字形連結部材の少くとも片側が多孔板で形成
されているので、この部材の肉厚を大きくしても現場で
の穿孔作業が不要になり、コンクリート面および柱材へ
固着する作業性が向上する。
されているので、この部材の肉厚を大きくしても現場で
の穿孔作業が不要になり、コンクリート面および柱材へ
固着する作業性が向上する。
また、ランナーと柱を規格化することにより、胴ぶち、
内装パネルの取付け作業が容易になる。
内装パネルの取付け作業が容易になる。
第1図は本考案実施例を示す透視図、 第2図は本考案の連結部材4の一例を示す斜視図、 第3図は連結部材の変形例を示す斜視図である。 1……コンクリート壁 2……上ランナー 3……下ランナー 4,14……柱状部材 5……連結部材
Claims (1)
- 【請求項1】外壁を構成するコンクリート壁の内面の天
井下面及び床面に設けられた上ランナー及び下ランナー
と、その上下両ランナー間の所定位置に鉛直に支持され
た木製の柱状部材と、L字形をなす二辺のうち少くとも
一辺に多孔板が形成され残る辺の外表面に接着材が塗布
されており、一辺が上記コンクリートにコンクリートク
ギ又は接着により固着され、他辺が上記柱状部材にネジ
クギ又はクギにより固着されたL字形連結部材を有する
ハイブリッド住宅の内壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986188389U JPH0611304Y2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | コンクリ−ト壁住宅の内壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986188389U JPH0611304Y2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | コンクリ−ト壁住宅の内壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6394213U JPS6394213U (ja) | 1988-06-17 |
JPH0611304Y2 true JPH0611304Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31139705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986188389U Expired - Lifetime JPH0611304Y2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | コンクリ−ト壁住宅の内壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611304Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826515U (ja) * | 1971-07-31 | 1973-03-30 | ||
JPS56153065A (en) * | 1980-04-25 | 1981-11-26 | Naka Tech Lab | Bath room construction |
-
1986
- 1986-12-05 JP JP1986188389U patent/JPH0611304Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6394213U (ja) | 1988-06-17 |
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