JPH06111941A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH06111941A
JPH06111941A JP4255219A JP25521992A JPH06111941A JP H06111941 A JPH06111941 A JP H06111941A JP 4255219 A JP4255219 A JP 4255219A JP 25521992 A JP25521992 A JP 25521992A JP H06111941 A JPH06111941 A JP H06111941A
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JP
Japan
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remote controller
lighting
signal
temperature
output
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Withdrawn
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JP4255219A
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English (en)
Inventor
Akira Yamamoto
山本  彰
Hideaki Mizumoto
秀顕 水本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リモコンの消費電力を極力増加させないで、
確実にリモコンからの照明制御信号を照明器具の信号受
信部側に受信させること。 【構成】 リモコン10からの照明器具1の信号受信部
4への出力信号のパワーを増加させる期間を期間設定回
路部12で設定する。この期間においては、信号送信部
11を制御して発光素子13の出力が増加する。このよ
うに、照明器具1をリモコン10にて遠隔制御する時、
照明器具1の光源2からの光ノイズに対して、リモコン
10の出力を一定条件下にて一時的に増加させる。従っ
て、リモコン10の消費電力を極力抑制し、且つ確実に
遠隔制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明器具の光源の点滅
をリモートコントローラにより行う照明装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】天井や壁等に取り付けられた照明器具を
赤外線等の光による無線媒体を用いたリモートコントロ
ーラ(以下、リモコンと略す)によって遠隔制御するこ
とは従来行われている。リモコンは、対応する照明器具
の点灯、消灯等を行う操作ボタンを有し、この操作ボタ
ンを押すと、各操作ボタンに対応した照明制御信号を赤
外線等の光による無線媒体で照明器具に向けて送信する
ようになっている。
【0003】そして、空間を伝搬した光による無線媒体
は、照明器具内に設けられた信号受信部で受信され、該
信号受信部では光による無線媒体にて送られてきた照明
制御信号を復調し、マイクロコンピュータ等で構成され
た制御部に入力される。制御部は、入力された照明制御
信号に基づいて光源を点灯させたり、消灯させたりする
のである。
【0004】この時、リモコンからの照明制御信号の出
力は、リモコンでの電池寿命を延ばすために、実使用
上、不具合のない範囲で極力低出力で送信が行われてい
る。図13は、従来のリモコンからの送信部から送信さ
れる照明制御信号を示し、一定の光出力Aで、間欠的に
パルス信号として送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】照明器具を赤外線等の
光による無線媒体を用いたリモコン(以下、光リモコン
と略す)により、遠隔制御する場合、他のリモコン機器
(エアコン、オーディオ等)とは異なる照明器具特有の
課題が生じる。すなわち、一般に光リモコンの送信器か
らの照明制御信号を受信する信号受信部は、照明器具に
備えられている。その場合、信号受信部を天井面に向け
て配置し、照明器具の光源からの光が直接、信号受信部
に入らないように配慮した照明器具が従来から提案され
ている。
【0006】しかしながら、この場合、光リモコンの送
信器からの照明制御信号を天井面等へ反射させて信号受
信部へ入力することになり、天井面の材質等により受信
条件が異なってくる。一方、天井面への直付けの照明器
具によっては、天井面へ向けて信号受信部を配置するこ
とは器具の構造上、困難となる。
【0007】また、リモコンの操作性(照明器具への狙
い撃ち)、あるいは、信号受信部周辺のスイッチ類の扱
い易さの面からも、信号受信部を照明器具の光源側に配
置し、信号受信部を下方に向けた照明器具が増加しつつ
ある。このように、照明器具の光源側に信号受信部を配
置した場合、光源からの光出力が、光リモコンの送信器
からの照明制御信号に対し、ノイズとして作用し、信号
受信部の受信条件が悪化してしまうという問題が生じ
る。また、照明器具の光源からの光出力によっても、受
信条件が変化する。
【0008】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、リモコンの消費電力を極力増加させないで、確
実にリモコンからの照明制御信号を照明器具の信号受信
部側に受信させることを目的とした照明装置を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源と、この
光源を点灯させるための点灯回路と、無線媒体で送信さ
れてくる照明制御信号を受信する信号受信部と、この信
号受信部から入力される上記照明制御信号に基づいて上
記点灯回路を制御する制御部とで構成される照明器具を
備え、上記照明制御信号を無線媒体で送信する信号送信
部を有するリモートコントローラを備えた照明装置にお
いて、所定の期間あるいは上記照明制御信号が受信しに
くい所定の条件の元で上記リモートコントローラの信号
送信部の出力を増加させる制御手段を備えたものであ
る。
【0010】また、請求項2においては、照明器具側に
照明制御信号の受信状態をリモートコントローラへ送信
する送信部を設け、この送信部からの信号を受信する受
信部をリモートコントローラ側に設け、受信部からの照
明器具側の照明制御信号の受信状態が悪い場合にリモー
トコントローラの信号送信部の出力を増加させる制御手
段を設けたものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、照明器具をリモートコントロ
ーラにより遠隔操作する場合に、光源のノイズに対して
もリモートコントローラの信号送信部の出力を一時的に
増加させることで、リモートコントローラの消費電力を
極力抑制することができ、且つ確実に遠隔操作を行うこ
とができる。
【0012】また、請求項2においては、照明器具側が
リモートコントローラからの照明制御信号の受信状態が
悪い時だけ、リモートコントローラの信号送信部の出力
を増加させることで、リモートコントローラの消費電力
を極力抑制することができ、且つ確実に遠隔操作を行う
ことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本実施例は、光リモコンの送信器から出力される
照明制御信号の出力を従来よりも増加させる期間を設け
たものである。図1は全体のブロック図を示し、図2は
光リモコンから送信される出力信号を示している。図1
において、照明器具1は、蛍光灯等などの光源2と、こ
の光源2を点灯駆動させるための点灯回路3と、無線媒
体で送信されてくる照明制御信号を受信する信号受信部
4と、この信号受信部4から入力される照明制御信号に
基づいて上記点灯回路3を制御する制御部5とで構成さ
れている。また、信号受信部4にはリモコン(リモート
コントローラ)10からの赤外線等の光による無線媒体
の照明制御信号を受信するホトダイオードのような受光
素子6が設けてある。
【0014】リモコン10は、光源2の点灯、消灯をは
じめとする照明器具1への照明制御信号を無線媒体に変
換して送信する信号送信部11と、発光ダイオードのよ
うな発光素子13の送信出力のパワーを増加させる期間
を設定する期間設定回路部12とで構成されている。ま
た、リモコン10の電源として例えば、電池を用いてい
る。
【0015】次に、動作について説明する。リモコン1
0からの照明器具1の信号受信部4への出力信号のパワ
ーを増加させる期間を上記期間設定回路部12で設定す
る。そして、この期間においては、図2(a)に示すよ
うに期間設定回路部12からHレベルの信号が出力さ
れ、この信号により信号送信部11が制御されて、図2
(b)に示すように、ある期間のパルス列の信号の光出
力のレベルをAからA’に増加させて送信する。
【0016】この時の出力信号のパワーを増加させる期
間の設定は任意に設定でき、また、期間設定回路部12
の出力のタイミングも一定周期でも、ランダムでも任意
に設定できる。このように、照明器具1を光リモコン、
つまりリモコン10にて遠隔制御する時、照明器具1の
光源2からの光ノイズに対して、リモコン10の出力を
一定条件下にて一時的に増加させることで、リモコン1
0の消費電力を極力抑制し、且つ確実に遠隔制御が可能
な照明装置を提供することができる。
【0017】(実施例2)図3は実施例2を示し、図4
は本実施例の制御フローチャートを示している。本実施
例では、照明器具1の信号受信部4を、受信部21と送
信部23とで構成し、受信部21には受光素子22、送
信部23には発光素子24がそれぞれ設けられている。
【0018】また、リモコン10の信号送信部11は、
送信部32と、受信部34とで構成し、送信部32には
発光素子33が、受信部34には受光素子35がそれぞ
れ設けてある。また、送信部32及び受信部34を制御
する制御部31を設けている。次に、本実施例の動作に
ついて図3及び図4を参照しながら説明する。リモコン
10の送信部32から発光素子33を介して出力される
照明制御信号を照明器具1の受光素子22を介して受信
部21が受信すると、照明器具1の送信部23からリモ
コン10へ受信確認信号を受光素子35を介して受信部
34へ送る。
【0019】リモコン10がこの受信確認信号を受信す
るものである。しかし、リモコン10が照明制御信号を
送信したにも関わらず、一定時間内にリモコン10が照
明器具1からの受信確認信号を受信できない時には、制
御部31により送信部32を制御し、発光素子33に流
れる電流量を増加させる。従って、次の送信時の照明制
御信号の出力を増加させるものであり、その後、リモコ
ン10から照明制御信号を送信した後、一定時間内に照
明器具1側から受信確認信号をリモコン10が受信した
場合には、リモコン10の発光素子33に流れる電流量
を元のレベルまで戻すように制御する。
【0020】(実施例3)ところで、リモコン機器にお
いて使用されている信号は赤外線であるが、赤外線リモ
コンは、コスト的にも安価に作成できるなどの利点があ
り、リモコン機器の主流になっている。しかし、照明器
具を考えた場合、受信側である照明器具自体が、ランプ
から多量の赤外線を放出しており、受光モジュールに入
射されるリモコンからの赤外線信号とランプからの赤外
線ノイズとのS/N比が悪くなる。
【0021】従って、確実にリモコン操作を行うために
は、送信信号の出力パワーを先の実施例のように大きく
しなければならない。光源であるランプから放出される
赤外線は、ランプ光束、点灯方式等で多少異なるが、一
般的にランプ管壁温度が低い程、その量が多くなるとい
う傾向にある。ランプ管内には数種のガスが封入されて
おり、通常は主に水銀による発光が行われているが、ラ
ンプ管壁温度が低い場合、アルゴンによる発光が多くな
ることが原因であると考えられている。
【0022】従って、特に低温での点灯初期にはランプ
管壁温度が低いため、常温での安定点灯時に比べ、ラン
プから放出される赤外線量は非常に多くなる。このた
め、周囲温度が低く、ランプ点灯初期のランプ管壁温度
が低い間は、リモコンからの照明制御信号が受信されに
くくなり、リモコン操作に対し不動作もしくは誤動作と
いう問題が考えられる。
【0023】従って、リモコンからの照明制御信号の出
力パワーを連続的に大きくすることによって、周囲温度
が低く、且つ点灯初期でランプ管壁温度が低い場合で
も、確実にリモコン操作ができる。しかし、この方法の
場合、リモコンからの照明制御信号を連続的に大きくす
るために、信号送信に要するエネルギーが大きい。つま
り、消費電力が大きいという問題が起こり、リモコンに
使用している電池の寿命が短くなるなどの問題が生じ
る。
【0024】また、常温で安定点灯時のようにランプ管
壁温度が高く、ランプから放出される赤外線が少ない場
合であっても、同様に大きな出力で信号を送信してお
り、必要以上の電力を使用していることになり、無駄が
あった。そこで、本実施例では、ランプ管壁温度が低く
ても、確実にリモコン操作ができるように送信出力を上
げ、且つランプ管壁温度が高い場合には、送信出力を下
げて、消費電力を小さく抑えるようにしている。
【0025】すなわち、本実施例では、ランプの状態に
よりリモコンからの送信出力を変化させることにより、
確実に且つ、少ない消費電力でリモコン送信を行うもの
である。図5はリモコン10のブロック図を示し、発光
ダイオードからなる発光素子13と直列に感温素子Rt
hを接続したものである。信号送信部11は、対象とな
る照明器具を制御する照明制御信号を無線媒体に変換す
るものであり、発光素子13を駆動することにより、信
号送信部11からの無線媒体を送信するものである。
【0026】ここで、信号送信部11から送信する無線
媒体としては、赤外線を使用し、本実施例では、発光素
子13に赤外線発光ダイオードを使用している。上記発
光素子13と直列に接続した感温素子Rthには、本実
施例では正特性サーミスタを使用している。正特性サー
ミスタは、図6に示すように、周囲温度に応じてその抵
抗値が連続的に変化するものであり、周囲温度が低くな
る程、抵抗値は小さくなる。
【0027】従って、図5の信号送信部11から供給さ
れ、感温素子Rthを介して発光素子13に流れ込む電
流I0 は、感温素子Rthの抵抗値によって制御される
ことになる。つまり、周囲温度が低くなる程、感温素子
Rthの抵抗値が小さくなるので、電流I0 の電流値は
大きくなる。反対に周囲温度が高くなるにつれて、電流
0の値は小さくなる。この電流I0 と感温素子Rth
の抵抗値との関係を式に示す。
【0028】V0 =Rth−I0 +Vd I0 =(V0 −Vd)/Rth ・・・・・ ここで、V0 は、信号送信部11から出力される出力電
圧であり、一定値をとる。また、Vdは、発光素子13
の順方向降下電圧である。図6及び式より発光素子1
3に流れ込む電流I0 の周囲温度特性は図7に示すよう
に表され、周囲温度が低くなるにつれて電流I0 は大き
くなり、従って、送信出力が大きくなる。
【0029】これにより、本実施例では周囲温度に応じ
てリモコン10の信号送信部11からの送信出力を制御
することが可能であり、低温である程、送信出力を大き
くしてリモコン操作を確実に行うことができる。上述し
たように、ランプ(光源)からの赤外線ノイズ放射によ
り問題となるのは、ランプ管壁温度が低温である時、つ
まり周囲温度が低い中での点灯初期である。また、ラン
プ管壁温度は、周囲温度と等しいか、あるいはランプ点
灯等により高いかである。
【0030】従って、周囲温度を監視することにより、
ランプ管壁温度が低く、ランプからの多量の赤外線ノイ
ズが放射されていても、確実にリモコン送信を可能とす
ることができる。且つ、その照明器具を使用している部
屋などが温まってくる、すなわち、周囲温度が上昇する
にしたがい、リモコン10からの送信出力を小さくし
て、消費電力を抑えることができる。
【0031】尚、本実施例では、感温素子Rthに正特
性サーミスタを使用しているが、これに限る必要はな
く、温度を検出して出力を制御するものであれば、どの
ようなものでも良い。 (実施例4)先の実施例3では、正特性サーミスタを図
5のように使用したため、送信出力は、周囲温度に対し
て連続的に変化するが、本実施例は図8に示すように、
感温スイッチ等を使用した場合、送信出力は図9に示す
ように段階的に変化するようにしている。
【0032】以下、具体的に説明する。基本的なことは
図5の回路と同じである。図5の感温素子Rthの代わ
りに、固定抵抗R1 と、これと並列に固定抵抗R2 及び
感温スイッチTPとの直列回路を用いたものである。感
温スイッチTPは、所定の温度以下では導通状態(スイ
ッチオンの状態)で、所定の温度以上になると、非導通
状態(スイッチオフの状態)となるものである。尚、感
温スイッチTPとして、例えば温度ヒューズが適用でき
る。
【0033】つまり、所定の温度以下では、感温スイッ
チTPがオンであるので、発光素子13に流れる電流I
0 は、抵抗R1 を介して流れる電流と、抵抗R2 を介し
て流れる電流を合わせたものであり、以下の式で表さ
れる。 V0 =Vd+I0 {(R1 2 )/(R1 +R2 )} I0 ={(V0 −Vd)/R1 }・{(R1 +R2 )/R2 }・・・ 一方、所定の温度以上になると、感温スイッチTPはオ
フとなり、発光素子13に流れる電流I0 は、抵抗R1
を介して流れる電流だけであり、それを式に示す。
【0034】V0 =Vd+I0 ・R10 =(V0 −Vd)/R1 ・・・・ このように、図8に示す実施例では、所定の温度以上の
送信出力に比べて、所定温度以下では、(R1 +R2
/R2 倍の送信出力を得ることができる。また、ここで
は、周囲温度に応じて2段階に切り換えているが、組み
合わせ方や、制御方法により、数段階にレベルを切り換
えるようにしても良いのはもちろんである。
【0035】(実施例5)実施例5を図10に示す。本
実施例は、照明器具1にランプ管壁温度を検出するラン
プ管壁温度検出部25を設け、検出したランプ管壁温度
に応じて照明器具1側からリモコン10に対して信号を
送り、リモコン10側は、その信号を受けて、リモコン
10側からの送信出力を変化させるようにしたものであ
る。
【0036】これにより、ランプ管壁温度に応じてリモ
コン10側の送信出力を制御するために、確実な操作が
可能となるものである。図10に示すように、照明器具
1は、蛍光灯などの光源2と、この光源2を点灯駆動さ
せるための点灯回路3と、無線媒体で送信されてくる照
明制御信号を受信する信号受信部4と、この信号受信部
4から入力される照明制御信号に基づいて上記点灯回路
3を制御する制御部3とから構成されている。
【0037】本実施例では、さらにランプ管壁温度を検
出するランプ管壁温度検出部25と、このランプ管壁温
度検出部25で検出したランプ管壁温度に応じて温度検
出信号を無線媒体に変換して送信する温度検出信号送信
部26を設けている。また、温度検出信号送信部26に
は発光素子27が設けてある。一方、リモコン10は、
光源2の点灯、消灯をはじめとする照明器具1への照明
制御信号を無線媒体に変換して送信する信号送信部11
と、照明器具1の温度検出信号送信部26から送られる
温度検出信号を受信する温度検出信号受信部36とで構
成されている。また、温度検出信号受信部36には受光
素子37が設けてある。
【0038】ここで、照明器具1のランプ管壁温度検出
部25にてランプソケットあるいはランプ近辺の温度
を、感温素子あるいは熱電対等により検出し、その温度
に応じて温度検出信号送信部26から信号を切り替えて
送信する。この温度検出信号送信部26から発光素子2
7にて送信された信号をリモコン10の受光素子37を
介して温度検出信号受信部36で受信し、その信号に応
じて信号送信部11にて送信出力を変化させる。
【0039】これにより、ランプ管壁温度に対してリモ
コン10からの送信出力を図7あるいは図9のように制
御することが可能となる。本実施例では、温度検出信号
送信部26及びリモコン10の信号送信部11から送信
する無線媒体としては、赤外線発光ダイオードからなる
発光素子27及び13を使用している。
【0040】また、照明器具1の信号受信部4及び温度
検出信号受信部36ではホトダイオード等の受光素子6
及び37をそれぞれ使用している。但し、本実施例は、
赤外線リモコンに限るものではなく、可視領域以外も含
めた光リモコンにに関するものである。特に、温度検出
信号送信部26より送信される無線媒体は、光に限らず
とも電波、超音波等どのような無線媒体でも本発明を制
限するものではない。
【0041】(実施例6)図11に実施例6を示す。本
実施例の基本概念は、実施例5と同じであるが、ランプ
管壁温度を検出するのではなく、ランプ(光源2)から
放出されている赤外線量を測定し、それに応じてリモコ
ンからの送信出力を変化させるようにしたものである。
【0042】図11に示すように、先の実施例5では、
ランプ管壁温度を検出していところを本実施例では、ラ
ンプ、つまり光源2から放出される赤外線ノイズ量を赤
外線ノイズ検出部28にて直接検出し、その量に応じて
赤外線ノイズ信号送信部29から発光素子30を介して
送信するようにしている。そして、赤外線ノイズ信号送
信部29からの信号を、リモコン10側の赤外線ノイズ
信号受信部38にて受光素子39を介して受信し、リモ
コン10の信号送信部11の送信出力を制御するもので
ある。
【0043】本実施例では、ランプ近辺に向けてホトダ
イオードを設置する方法を採用し、それによりランプか
ら放出される赤外線量を検出するが、これに限らず、赤
外線を検出するものであれば、他のものでも良い。ま
た、本実施例では、照明器具1に赤外線ノイズ検出部2
8を設けているが、リモコン10側に設けるようにして
も良い。
【0044】(実施例7)図12は実施例7の概念を示
すものである。以下、本実施例の基本概念を説明する。
ランプから放出されるアルゴン発光による赤外線ノイズ
が多い時というのは、ランプ管壁温度が低い場合であ
る。ランプは、点灯することにより管壁温度が上昇する
ため、問題となるのは、点灯初期ということになる。従
って、ランプの点灯初期だけリモコンからの送信出力を
大きくすることにより、確実なリモコン操作を行うよう
にしたものである。
【0045】具体的手段として、本実施例ではタイマー
を用いる。リモコンから点灯信号を送信すると、それか
らタイマーで定められた所定時間ts内は、リモコンか
らの送信出力を大きくするものである。図12(a)は
上記点灯信号を示している。図12(b)は、上記点灯
信号から所定時間ts内にリモコンからの照明制御信号
が送信された場合の送信出力を示している。また、図1
2(c)は、上記点灯信号から所定時間ts以降にリモ
コンからの照明制御信号が送信された場合の送信出力を
示している。
【0046】本実施例より、点灯初期の間は、リモコン
からの送信出力が大きくなるため、低温で点灯初期のラ
ンプ管壁温度が低い時でも、確実にリモコン操作ができ
ることになる。ここで、点灯信号後の第2番目のリモコ
ンからの照明制御信号が出力された際、これにより、点
灯状態が、調光あるいは消灯になる場合は、その後も大
きい送信出力を出す必要はないため、リモコンからの送
信出力を通常の大きさに戻しても本実施例には差し支え
ない。
【0047】また、本実施例では、点灯信号を送信した
後の所定時間となっているが、リモコンによっては、同
信号によって点灯モードを、例えば、全点灯→調光点灯
→豆球点灯→消灯→全点灯というように順送りするよう
にしても良い。この場合、リモコン側では、現在の点灯
モードを確認することができないので、リモコン送信に
より照明器具の点灯モードが切り替わると、照明器具か
らリモコンへ、現在の点灯モードを知らせるアンサーバ
ック信号を送信し、その信号を受けて全点灯後は、リモ
コンからの送信出力を所定時間だけ大きくするというよ
うに構成しても良い。
【0048】このように、上記実施例3〜7において
は、ランプの状態を直接的、あるいは間接的に検出する
ことにより、それに応じてリモコンからの送信出力を変
化させることで、ランプから放出される赤外線量が多い
条件下においても、確実にリモコン操作が行え、かつラ
ンプから放出される赤外線量が少ない条件下において
は、リモコンの消費電力を小さく抑えることが可能とな
るものである。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように、光源と、この光
源を点灯させるための点灯回路と、無線媒体で送信され
てくる照明制御信号を受信する信号受信部と、この信号
受信部から入力される上記照明制御信号に基づいて上記
点灯回路を制御する制御部とで構成される照明器具を備
え、上記照明制御信号を無線媒体で送信する信号送信部
を有するリモートコントローラを備えた照明装置におい
て、所定の期間あるいは上記照明制御信号が受信しにく
い所定の条件の元で上記リモートコントローラの信号送
信部の出力を増加させる制御手段を備えたものであるか
ら、照明器具をリモートコントローラにより遠隔操作す
る場合に、光源のノイズに対してもリモートコントロー
ラの信号送信部の出力を一時的に増加させることで、リ
モートコントローラの消費電力を極力抑制することがで
き、且つ確実に遠隔操作を行うことができる効果を奏す
るものである。
【0050】また、請求項2においては、照明器具側に
照明制御信号の受信状態をリモートコントローラへ送信
する送信部を設け、この送信部からの信号を受信する受
信部をリモートコントローラ側に設け、受信部からの照
明器具側の照明制御信号の受信状態が悪い場合にリモー
トコントローラの信号送信部の出力を増加させる制御手
段を設けたものであるから、照明器具側がリモートコン
トローラからの照明制御信号の受信状態が悪い時だけ、
リモートコントローラの信号送信部の出力を増加させる
ことで、リモートコントローラの消費電力を極力抑制す
ることができ、且つ確実に遠隔操作を行うことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の照明器具及びリモコンの全体
のブロック図である。
【図2】同上のリモコンの出力信号を示す動作説明図で
ある。
【図3】同上の実施例2の全体のブロック図である。
【図4】同上の制御フローチャートを示す図である。
【図5】同上の実施例3のリモコンのブロック図であ
る。
【図6】同上の正特性サーミスタの特性図である。
【図7】同上の周囲温度と送信出力との関係を示す図で
ある。
【図8】同上の実施例4のリモコンのブロック図であ
る。
【図9】同上の周囲温度と送信出力との関係を示す図で
ある。
【図10】同上の実施例5の照明器具及びリモコンのブ
ロック図である。
【図11】同上の実施例6の照明器具及びリモコンのブ
ロック図である。
【図12】同上の実施例7の基本概念を示す動作説明図
である。
【図13】従来例のリモコンからの送信信号を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 照明器具 2 光源 3 点灯回路 4 信号受信部 5 制御部 6 受光素子 10 リモートコントローラ 11 信号送信部 12 期間設定回路部 13 発光素子 21 受信部 23 送信部 32 送信部 34 受信部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源を点灯させるための点
    灯回路と、無線媒体で送信されてくる照明制御信号を受
    信する信号受信部と、この信号受信部から入力される上
    記照明制御信号に基づいて上記点灯回路を制御する制御
    部とで構成される照明器具を備え、上記照明制御信号を
    無線媒体で送信する信号送信部を有するリモートコント
    ローラを備えた照明装置において、所定の期間あるいは
    上記照明制御信号が受信しにくい所定の条件の元で上記
    リモートコントローラの信号送信部の出力を増加させる
    制御手段を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 照明器具側に照明制御信号の受信状態を
    リモートコントローラへ送信する送信部を設け、この送
    信部からの信号を受信する受信部をリモートコントロー
    ラ側に設け、受信部からの照明器具側の照明制御信号の
    受信状態が悪い場合にリモートコントローラの信号送信
    部の出力を増加させる制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の照明装置。
JP4255219A 1992-09-25 1992-09-25 照明装置 Withdrawn JPH06111941A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174096A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd ワイヤレス配線器具
JP2010171691A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Ishida Co Ltd 赤外線送信装置および赤外線伝送システム
JP2011091860A (ja) * 2011-01-24 2011-05-06 Panasonic Electric Works Co Ltd ワイヤレス配線器具
JP2011259287A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Lixil Corp リモコンユニット

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