JPH1070775A

JPH1070775A - 照明装置

Info

Publication number: JPH1070775A
Application number: JP8224732A
Authority: JP
Inventors: Tomomi Yasuda; 智美安田; Rei Horiguchi; 玲堀口; Hitoshi Ishii; 均石井; Kaoru Ataka; 薫安宅; Yosuke Kondo; 陽介近藤
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1996-08-27
Filing date: 1996-08-27
Publication date: 1998-03-10

Abstract

(57)【要約】【課題】人体検知センサの出力により照明器具を自動
的に点滅制御でき、また照明器具を確実に消灯できるよ
うにする。【解決手段】無線媒体で送信される信号の受信部１ｂ
を備え受信信号により点滅制御される照明器具１と、人
体検知センサ２ａとその人体検知信号に基づいて照明器
具１に点灯信号を送信する送信部２ｂを備えたリモコン
送信器２とを有してなる照明装置において、リモコン送
信器２が、照明器具１が点灯状態にあって人体検知セン
サ２ａが人体を検知しないときに、照明器具１に消灯信
号を送信するようにさせた。また、照明器具１に、設定
点灯保持時間を計時し送信部２ｂからの点灯保持信号で
リセットされる点灯保持タイマ１ｃを設け、受信部１ｂ
が消灯信号を受信しない場合であっても、点灯保持タイ
マ１ｃが設定点灯保持時間の計時を完了することによ
り、照明器具１を消灯させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、照明装置に関し、
特にリモコン送信器に設けられた人体検知センサの出力
により遠隔制御される照明装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、赤外線等の無線媒体を利用し
て照明器具の点灯、消灯等の制御を行うようにした照明
装置が知られている。このような照明装置では、照明器
具を点灯、または消灯させるには、リモコン送信器に設
けられたスイッチを選択して照明器具に制御信号を送信
させ、照明器具に設けた受信器で信号を受信させて、そ
の制御を行っていた。

【０００３】しかしながら、このような照明装置では、
照明器具を点灯、消灯制御させるにはリモコン送信器が
必要であって、特に、暗所で照明器具を点灯させたい場
合には、暗所でリモコン送信器を捜す必要がある等の不
都合を生ずる。そこで、リモコン送信器に人体検知セン
サを内蔵させて人体を検知させ、照明器具を人体検知セ
ンサにより自動的に点灯させるようにした照明装置が開
発されるに至っている。

【０００４】図８は、このように構成された従来の照明
装置（第１の従来例）を示すもので、この照明装置は、
特開平４−３４５７８９号公報に開示された照明装置で
あって、照明器具１と、リモコン送信器２とを有して構
成されている。

【０００５】照明器具１は、リモコン送信器２から送信
される遠隔制御信号の受信部（図示せず）と、受信部で
受信した遠隔制御信号により点滅制御される光源（図示
せず）とを備えてなり、室内の略中央に位置して、例え
ば天井に吊り下げられるようにされている。

【０００６】リモコン送信器２は、人体３を検知する人
体検知センサ２ａと、遠隔制御信号の送信部（図示せ
ず）とを備え、室内の例えば入口近くの壁面に設置され
るようにされている。そして、人体検知センサ２ａが、
入口から入って来る人体３を検知し、その人体検知信号
に基づいて送信部から赤外線による点灯信号を遠隔制御
信号として送信させ、照明器具１を自動的に点灯させる
ようにされている。また、点灯信号の送信後は、人体検
知センサ２ａからの信号を受け付けないようにされてお
り、照明器具１は、リモコン送信器２を手動で操作する
ことにより消灯信号を送信させて消灯制御される。

【０００７】図９は、従来の別の照明装置（第２の従来
例）を示すもので、この照明装置は、特開平２−２１６
７９３号公報に開示された照明装置であって、照明器具
１と、それぞれが人体検知センサ２ａを有する２つのリ
モコン送信器２とを有して構成されている。

【０００８】照明器具１は、２つのリモコン送信器２か
ら送信される遠隔制御信号を受信してカウントし、その
値により照明器具１の駆動状態を切換制御する制御装置
４と、受信部で受信した遠隔制御信号により点滅制御さ
れる光源１ａとを備えてなり、例えば階段等の天井に吊
り下げられるようにされている。

【０００９】リモコン送信器２は、例えば階段の上下の
壁面にそれぞれ１つずつ設けられてなり、それぞれが人
体検知センサ２ａと遠隔制御信号の送信部とを備えて構
成されている。また、人体検知センサ２ａは、その前を
横切る人体３の移動方向を検出して送信部から送信させ
るようにされており、制御装置４は、２つのリモコン送
信器２から送信されて来る人体３の移動方向を含めた信
号を、人体検知センサ２ａの位置と人体３の移動方向を
もとにカウントして階段での人の有無を判定させ、人が
いると判断された場合には、それにより照明器具１を自
動的に点灯させ、人がいなくなった場合には、比較的短
い一定時間だけ点灯させた後に、消灯させるようにされ
ている。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された第１の従来例に示す照明装置において
は、照明器具１の消灯は自動的には行えず、したがって
リモコン送信器２を手動で消灯操作をしなければ照明器
具１は点灯を続けるばかりか、照明器具１の受信部が、
リモコン送信器２を手動で操作して送信させた消灯信号
の受信に失敗した場合にも照明器具１は点灯を続け、電
力の浪費につながるおそれがあるという問題点があっ
た。

【００１１】また、第２の従来例に示す照明装置におい
ても、照明器具１を点滅させるためには、リモコン送信
器２が２つ必要となるほか、受信部が、一方のリモコン
送信器２から送られて来る信号の受信に失敗した場合に
は、照明器具１が点灯を続ける恐れもあって、電力が浪
費されるおそれがあるという問題点があった。

【００１２】本発明は、上記問題点に鑑みてなされもの
で、その目的とするところは、人体検知センサの出力に
より照明器具を自動的に点滅制御できる照明装置を提供
することにあり、また、別の目的とするところは、照明
器具を確実に消灯できる照明装置を提供することにあ
る。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項１記載の発明にあっては、無線媒
体で送信される信号の受信部１ｂを備え受信した信号に
より点滅制御される照明器具１と、人体検知センサ２ａ
とその人体検知信号に基づいて前記照明器具１に点灯信
号を無線媒体で送信する送信部２ｂを備えたリモコン送
信器２とを有してなる照明装置において、前記リモコン
送信器２が、前記照明器具１が点灯状態にあって前記人
体検知センサ２ａが人体を検知しないときに、前記人体
検知センサ２ａの出力情報に基づいて前記送信部２ｂか
ら前記照明器具１に消灯信号を無線媒体で送信すること
を特徴とするものである。

【００１４】請求項２記載の発明にあっては、請求項１
記載の照明装置において、前記リモコン送信器２に、前
記人体検知センサ２ａが人体を検知することにより動作
を開始しその後に人体を検出する毎にリセットされて所
定の設定遅延時間を計時する消灯遅延タイマ２ｃを設
け、この消灯遅延タイマ２ｃが前記設定遅延時間の計時
を完了したときに、前記消灯信号を送信させたことを特
徴とするものである。

【００１５】請求項３記載の発明にあっては、請求項２
記載の照明装置において、前記照明器具１に、前記消灯
遅延タイマ２ｃの設定遅延時間よりも長く設定された設
定点灯保持時間を計時する点灯保持タイマ１ｃを設ける
と共に、前記消灯遅延タイマ２ｃが前記設定遅延時間の
計時を完了する前の状態であって前記設定点灯保持時間
よりも短い所定時間毎に、前記リモコン送信器２の送信
部２ｂから前記点灯保持タイマ１ｃをリセットさせる点
灯保持信号を送信させ、前記受信部１ｂが消灯信号を受
信しない場合であっても、前記点灯保持タイマ１ｃが前
記設定点灯保持時間の計時を完了することにより、前記
照明器具１を消灯させたことを特徴とするものである。

【００１６】請求項４記載の発明にあっては、請求項３
の照明装置において、前記照明器具１が、前記点灯保持
タイマ１ｃが前記設定点灯保持時間の計時を完了する前
であっても、前記受信部１ｂが消灯信号を受信すること
により点灯保持を終了して消灯されることを特徴とする
ものである。

【００１７】請求項５記載の発明にあっては、請求項
３、または請求項４記載の照明装置において、前記点灯
保持タイマ１ｃの設定点灯保持時間の長さを、前記リモ
コン送信器２から送信される点灯保持信号の受信回数に
より変更させたことを特徴とするものである。

【００１８】請求項６記載の発明にあっては、請求項
１、乃至請求項５のうち１つの請求項記載の照明装置に
おいて、前記リモコン送信器２を、消灯信号を送信する
際には信号の出力を上げて送信するようにしたことを特
徴とするものである。

【００１９】請求項７記載の発明にあっては、請求項
１、乃至請求項５のうち１つの請求項記載の照明装置に
おいて、前記リモコン送信器２を、消灯信号を送信する
際には信号を複数回送信するようにしたことを特徴とす
るものである。

【００２０】請求項８記載の発明にあっては、請求項
１、乃至請求項７のうち１つの請求項記載の照明装置に
おいて、前記リモコン送信器２に照度センサ２ｄを設
け、計測された照度値が所定レベルを越えることにより
前記送信部２ｂから消灯信号を送信させたことを特徴と
するものである。

【００２１】

【発明の実施の形態】図１乃至図３は、本発明の照明装
置の第１の実施の形態を示すものであり、この照明装置
は、照明器具１と、リモコン送信器２とにより構成され
ている。

【００２２】照明器具１は、リモコン送信器２から送信
される遠隔制御信号の受信部１ｂと、受信部１ｂで受信
した遠隔制御信号により光源１ａを点滅制御させる点滅
制御部１ｄ、及び点灯保持タイマ１ｃとそのタイマ調節
部１ｅとを備えて構成されている。点灯保持タイマ１ｃ
は、タイマ調節部１ｅにより所定の設定点灯保持時間Ｔ
１が設定されて、光源１ａの点灯と同時に計時動作を開
始し、設定点灯保持時間Ｔ１の計時の完了により点滅制
御部１ｄで光源１ａを消灯させるように動作するように
されており、この点灯保持タイマ１ｃは、受信部１ｂで
受信した信号によりリセット可能に構成されている。

【００２３】リモコン送信器２は、人体の存在を検知す
る例えば焦電素子からなる人体検知センサ２ａと、その
出力情報に基づいて制御部２ｅにより制御されて遠隔制
御信号を送信する送信部２ｂ、人体検知センサ２ａの人
体検知終了毎に動作を開始し所定の設定遅延時間Ｔ２を
計時して、その計時の完了により消灯信号Ｓ３を送信さ
せると共に人体検知により計時動作がリセットされる消
灯遅延タイマ２ｃ、及びそれらの電源部２ｆとを備えて
構成されている。

【００２４】そして、図２に示すように、制御部２ｅで
は、照明器具１の光源１ａが消灯状態にあって、人体検
知センサ２ａが人体を検知した場合には点灯信号Ｓ１を
送信部２ｂから送信させる。すると、照明器具１では、
受信部１ｂが点灯信号Ｓ１を送信し、点滅制御部１ｄが
光源１ａを点灯させると共に、点灯保持タイマ１ｃが設
定点灯保持時間Ｔ１の計時動作を開始する。また、リモ
コン送信器２では、この設定点灯保持時間Ｔ１よりも短
い所定時間Ｔ３中に、消灯遅延タイマ２ｃが設定消灯遅
延時間Ｔ２の計時を完了すると消灯信号Ｓ３を送信さ
せ、受信部１ｂがその消灯信号Ｓ３を受信すると、照明
器具１の光源１ａが消灯される。

【００２５】一方、消灯遅延タイマ２ｃが人体検知によ
りリセットされて設定消灯遅延時間Ｔ２の計時を完了せ
ずに所定時間Ｔ３を経過すると、制御部２ｅは送信部２
ｂから照明器具１の受信部１ｂに点灯保持信号Ｓ２を送
信させる。これにより点灯保持タイマ１ｃはリセットさ
れて再び設定点灯保持時間Ｔ１の計時動作を開始する
が、このとき照明器具１の光源１ａは点灯状態を維持す
る。そして、人体検知により消灯遅延タイマ２ｃが設定
消灯遅延時間Ｔ２の計時を完了せずに所定時間Ｔ３を経
過する毎に、リモコン送信器２は、点灯保持信号Ｓ２を
送信して照明器具１の点灯状態を維持させる。この点灯
保持信号Ｓ２は、消灯遅延タイマ２ｃが設定消灯遅延時
間Ｔ２の計時を完了して消灯信号Ｓ３が送信された後は
所定時間Ｔ３の計時を完了しても送信されることはな
い。

【００２６】また、リモコン送信器２から消灯信号Ｓ３
が送信された場合であって、図３に示すように、照明器
具１の受信部１ｂが、その信号の受信に失敗した場合に
は、照明器具１に設けられた点灯保持タイマ１ｃが、あ
らかじめ設定された設定点灯保持時間Ｔ１の計時動作を
完了することにより、照明器具１の光源１ａは点滅制御
部１ｄにより消灯制御される。

【００２７】このように構成されているため、本実施の
形態における照明装置においては、リモコン送信器２に
設けた人体検知センサ２ａの出力情報に基づいて、照明
器具１に点灯信号Ｓ１のほかに消灯信号Ｓ３をも送信さ
せるようにさせたため、照明器具１を、人の存在の有無
に合わせて自動的に点滅制御させることができて、照明
器具１の消し忘れ等による電力の浪費を防止することが
できる。また、リモコン送信器２の電源部２ｆの電圧低
下や、障害物の存在等により、消灯信号Ｓ３が受信部１
ｂで受信できなかった場合にも、照明器具１に設けた点
灯保持タイマ１ｃの設定点灯保持時間Ｔ１の計時完了に
より照明器具１が消灯されるため、受信部１ｂが消灯信
号Ｓ３の受信に失敗することがあっても、照明器具１を
確実に消灯できて、電力の浪費を防止することができ
る。また、照明器具１が消灯信号Ｓ３により消灯される
場合にも、最後の人体検知の終了から設定遅延時間Ｔ２
だけ遅れて消灯信号Ｓ３は送信されるため、人が照明装
置から離れる間に必要とする照明を確保することができ
る。

【００２８】図４は、本発明の照明装置の第２の実施の
形態を示すもので、前記第１の実施の形態と異なる点
は、照明器具１とリモコン送信器２で、リモコン送信器
２の送信部２ｂから送信される点灯保持信号Ｓ２の数を
カウントさせ、その数が所定の数Ｎである例えば１０回
以上となった場合には、照明器具１の点灯保持タイマ１
ｃの設定点灯保持時間Ｔ１とリモコン送信器２の点灯保
持信号Ｓ２を送信させる間隔である所定時間Ｔ３とを、
例えばあらかじめ設定された略同じ時間だけ自動的に短
くするように、それぞれＴ４（Ｔ１＞Ｔ４）、Ｔ５（Ｔ
３＞Ｔ５）とさせた点であり、他は前記第１の実施の形
態と同様に構成されている。

【００２９】このように構成しても前記第１の実施の形
態と同様の効果を奏すると共に、受信部１ｂが消灯信号
Ｓ３の受信に失敗しても、点灯保持タイマ２ｃの設定点
灯保持時間Ｔ４が短くされているため、さらに早く照明
器具１を消灯させることができる。これは、比較的頻繁
には人が使用しない場所に照明装置が設置された場合等
であって、点灯保持タイマ１ｃを所定の数である例えば
１０回以上リセットさせるだけ時間が経過すれば、人が
退散する可能性が高いような場所に使用される場合に特
に有効である。

【００３０】なお、本実施の形態においては、照明器具
１の点灯保持タイマ１ｃとリモコン送信器２の点灯保持
信号Ｓ２を送信させる間隔である所定時間とを自動的に
短くさせるものとしたが、本発明はこれに限らず、手動
により任意の長さに自在に変更できるようにさせたもの
であっても良い。

【００３１】図５は、本発明の照明装置の第３の実施の
形態を示すものであり、前記第１の実施の形態と異なる
点は、消灯遅延タイマ２ｃが設定遅延時間Ｔ２の計時を
完了し、消灯信号Ｓ３を送信させる際には、受信部１ｂ
での受信の失敗を防ぐように、例えば消灯信号Ｓ３を複
数回送信させるようにした点であり、他は前記第１の実
施の形態と同様に構成されている。なお、同図では、消
灯信号Ｓ３を３回送信しても照明器具１がその受信に失
敗した例を示している。また、同図では、点灯信号をＳ
１、点灯保持信号をＳ２、消灯信号をＳ３として、それ
らを送信信号としてタイムチャート上に示している。

【００３２】このように構成しても前記第１の実施の形
態と同様の効果を奏すると共に、リモコン送信器２から
は消灯信号Ｓ３は複数回送信されるために、受信部１ｂ
が消灯信号Ｓ３の受信に失敗しにくく、また、最初の信
号の受信に失敗しても、残りの消灯信号Ｓ３のうちの１
回を受信できれば照明器具１を確実に消灯させることが
できる。

【００３３】なお、本実施の形態においては、消灯信号
Ｓ３を複数回送信させるものとしたが、本発明はこれに
限らず、受信部が消灯信号Ｓ３の受信を失敗しにくくさ
せるために、消灯信号Ｓ３の送信時の出力を上げて送信
させたものや、それらを組み合わせたようなものであっ
ても良い。

【００３４】図６及び図７は、本発明の照明装置の第４
の実施の形態を示すもので、前記第１の実施の形態と異
なる点は、リモコン送信器２に照度センサ２ｄを設け、
その照度センサ２ｄの計測した照度レベルが、所定の照
度値を越えた場合には、その時に人体検知センサ２ａが
人体を検知している場合にはその人体検知が、そうでな
い場合にはその次の人体検知が終了した時点で、消灯遅
延タイマ２ｃを人体検知ではリセットされないように強
制的に計時動作させ、その完了をもって照明器具１を消
灯させる消灯信号Ｓ３を送信させた点であり、他は前記
第１の実施の形態と同様に構成されている。なお、この
場合においても、消灯信号Ｓ３の受信に失敗しても、点
灯保持タイマ２ｃにより照明器具１は消灯されると共
に、リモコン送信器２では照度値が所定レベル以下とな
るまで、点灯信号及び点灯保持信号を送信しないように
されている。

【００３５】このように構成しても前記第１の実施の形
態と同様の効果を奏すると共に、照度が所定のレベル以
上になれば、照明器具１を消灯させて節電を図ることが
できる。

【００３６】なお、前記各実施の形態においては、リモ
コン送信器２の送信部２ｂから、点灯保持信号Ｓ２を所
定の時間毎に送信させる照明装置を例示したが、本発明
はこれに限らず、人体検知センサが人体を検知する毎に
点灯保持信号を送信させるようにしたものであっても良
い。

【００３７】

【発明の効果】このように構成されているため本発明
は、請求項１記載の発明にあっては、リモコン送信器に
設けた人体検知センサの出力情報に基づいて、照明器具
に点灯信号のほかに消灯信号をも送信させるようにさせ
たため、照明器具を、人の存在の有無に合わせて自動的
に点滅制御させることができて、照明器具の消し忘れ等
による電力の浪費を防止することができる。

【００３８】請求項２記載の発明にあっては、請求項１
記載の発明の効果に加えて、照明器具が消灯信号により
消灯される場合にも、最後の人体検知の終了から設定遅
延時間だけ遅れて消灯信号は送信されるため、人が照明
装置から離れる間に必要とする照明を確保することがで
きる。

【００３９】請求項３乃至請求項５記載の発明にあって
は、請求項２記載の発明の効果に加えて、照明器具が、
リモコン送信器の電源部の電圧低下や、障害物の存在等
により、消灯信号を受信部で受信できなかった場合に
も、照明器具に設けた点灯保持タイマの計時完了により
照明器具が消灯されるため、受信部が消灯信号の受信に
失敗することがあっても、照明器具を確実に消灯でき
て、電力の浪費を防止することができる。

【００４０】請求項６記載の発明にあっては、請求項
１、乃至請求項５のうち１つの請求項記載の発明の効果
に加えて、リモコン送信器からは消灯信号は複数回送信
されるために受信部が消灯信号の受信に失敗しにくく、
また、最初の信号の受信に失敗しても、残りの消灯信号
のうちの１回を受信できれば照明器具を確実に消灯でき
る。

【００４１】請求項７記載の発明にあっては、請求項
１、乃至請求項５のうち１つの請求項記載の発明の効果
に加えて、リモコン送信器からは消灯信号は送信出力を
上げて送信されるために、受信部が消灯信号の受信に失
敗しにくくなって照明器具を確実に消灯できる。

【００４２】請求項８記載の発明にあっては、請求項
１、乃至請求項７のうち１つの請求項記載の発明の効果
に加えて、照度が所定のレベル以上になれば、照明器具
を消灯させて節電を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の照明装置の第１の実施の形態を示すブ
ロック図である。

【図２】同上の動作を説明するタイムチャートである。

【図３】同上の異なる動作を説明するタイムチャートで
ある。

【図４】本発明の照明装置の第２の実施の形態の動作を
説明するタイムチャートである。

【図５】本発明の照明装置の第３の実施の形態の動作を
説明するタイムチャートである。

【図６】本発明の照明装置の第４の実施の形態を示すブ
ロック図である。

【図７】同上の動作を説明するタイムチャートである。

【図８】従来の照明装置（第１の従来例）を示す構成図
で、(a) は側面図、(b) は平面図である。

【図９】従来の別の照明装置（第２の従来例）を示す模
式図である。

【符号の説明】

１照明器具１ｂ受信部１ｃ点灯保持タイマ２リモコン送信器２ａ人体検知センサ２ｂ送信部２ｃ消灯遅延タイマ２ｄ照度センサ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者安宅薫大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内 (72)発明者近藤陽介大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】無線媒体で送信される信号の受信部を備
え受信した信号により点滅制御される照明器具と、人体
検知センサとその人体検知信号に基づいて前記照明器具
に点灯信号を無線媒体で送信する送信部を備えたリモコ
ン送信器とを有してなる照明装置において、前記リモコ
ン送信器が、前記照明器具が点灯状態にあって前記人体
検知センサが人体を検知しないときに、前記人体検知セ
ンサの出力情報に基づいて前記送信部から前記照明器具
に消灯信号を無線媒体で送信することを特徴とする照明
装置。
【請求項２】前記リモコン送信器に、前記人体検知セ
ンサが人体を検知することにより動作を開始しその後に
人体を検出する毎にリセットされて所定の設定遅延時間
を計時する消灯遅延タイマを設け、この消灯遅延タイマ
が前記設定遅延時間の計時を完了したときに、前記消灯
信号を送信させたことを特徴とする請求項１記載の照明
装置。
【請求項３】前記照明器具に、前記消灯遅延タイマの
設定遅延時間よりも長く設定された設定点灯保持時間を
計時する点灯保持タイマを設けると共に、前記消灯遅延
タイマが前記設定遅延時間の計時を完了する前の状態で
あって前記設定点灯保持時間よりも短い所定時間毎に、
前記リモコン送信器の送信部から前記点灯保持タイマを
リセットさせる点灯保持信号を送信させ、前記受信部が
消灯信号を受信しない場合であっても、前記点灯保持タ
イマが前記設定点灯保持時間の計時を完了することによ
り、前記照明器具を消灯させたことを特徴とする請求項
２記載の照明装置。
【請求項４】前記照明器具が、前記点灯保持タイマが
前記設定点灯保持時間の計時を完了する前であっても、
前記受信部が消灯信号を受信することにより点灯保持を
終了して消灯されることを特徴とする請求項３記載の照
明装置。
【請求項５】前記点灯保持タイマの設定点灯保持時間
の長さを、前記リモコン送信器から送信される点灯保持
信号の受信回数により変更させたことを特徴とする請求
項３、または請求項４記載の照明装置。
【請求項６】前記リモコン送信器を、消灯信号を送信
する際には信号の出力を上げて送信するようにしたこと
を特徴とする請求項１、乃至請求項５記載のうち１つの
請求項記載の照明装置。
【請求項７】前記リモコン送信器を、消灯信号を送信
する際には信号を複数回送信するようにしたことを特徴
とする請求項１、乃至請求項５記載のうち１つの請求項
記載の照明装置。
【請求項８】前記リモコン送信器に照度センサを設
け、計測された照度値が所定レベルを越えることにより
前記送信部から消灯信号を送信させたことを特徴とする
請求項１、乃至請求項７のうち１つの請求項記載の照明
装置。