JPH0611145Y2 - マット製造用金型 - Google Patents

マット製造用金型

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JPH0611145Y2
JPH0611145Y2 JP6412089U JP6412089U JPH0611145Y2 JP H0611145 Y2 JPH0611145 Y2 JP H0611145Y2 JP 6412089 U JP6412089 U JP 6412089U JP 6412089 U JP6412089 U JP 6412089U JP H0611145 Y2 JPH0611145 Y2 JP H0611145Y2
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JP
Japan
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mold
lower mold
groove
mat
unvulcanized rubber
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JP6412089U
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JPH034024U (ja
Inventor
丘悦 新井
Original Assignee
新井ゴム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のフロアマットのようなマットの裏
面に滑止めの突起を形成するための金型に関する。
〔従来の技術〕
自動車の運転席フロアに泥よけとして設けるフロアマッ
トは、アクセル、ブレーキを踏込む際に靴で押されて少
しずつ滑るためその裏面には滑り止め用の突起を複数個
設けておくのが望ましい。
従来このようなフロアマットとしては、裏面に多少の凹
凸模様を設けたもの、あるいは複数個の半球形状の小さ
な凹部が設けられたもの等がある。そして、これらのマ
ットは、上記それぞれの凹凸模様又は凹部に対応するネ
ガテイブ凹凸模様又は凹部を有する金型で形成されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような凹凸模様、小さな半球形状
の凸部程度ではフロアマットの滑り止めとしては不十分
であり、フロアマットの滑りを完全に防止することはで
きない。
そこでさらにより強力な滑り止めとして、フロアマット
10の裏面ゴムシートに第5図のようなある程度の深さ
と大きさを有する複数個の突起11を設けることが考えら
れる。このような突起を形成するのに用いられる加硫金
型は当然のことながらこの突起形状に対応する凹入部を
有するものとして形成されるが、この凹入部に未加硫の
フロアマット10の裏面ゴムシートを加熱加圧して成形
すると、第6図に示すように加熱時の気泡のため突起1
1の任意の位置に欠損部12又は空洞部13が生じて製
品としては不良品となる。この場合、気泡は未加硫ゴム
の加熱硬化時に生ずる、成形材料の水分、持込まれた空
気、又は揮発性物質等から成るものである。
また、複数の突起がある場合、一般に成形材料の成形過
程の初期にごく短時間金型を開き気泡を逃がす、いわゆ
る通常のガス抜きの操作では、完全にエアーを逃がすこ
とができないという問題もある。
この考案はかかゝる従来のフロアマット等を作る金型の
現状に鑑みてなされたものであり、その目的は一般にガ
ス抜きと呼ばれる操作を省略し、かつフロアマット等の
裏面ゴムシートの突起に欠損部等を生じさせることなく
マットを製造できる金型を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
そこでこの考案では上記課題を解決するための手段とし
て、フロアマット等用の未加硫ゴムシートを間に挿置し
てこれを加熱加圧するための上金型と下金型とから成
り、下金型はマットの未加硫ゴムシート裏面に複数個の
突起を形成するためこれに対応する複数個の凹部を有
し、下金型の下面には所定形状の切欠断面を有する溝部
を、この溝部に上記複数個の凹部下面が連通するように
設け、溝部にはジーンズ生地あるいはフエルトのような
所定厚さの布地を挿置し、さらにこれを押さえるほヾ溝
部形状と同一形状の押板を嵌合させ、下金型の下に設け
られる基台と下金型を固定具で固定して押板を溝部に保
持して成るマット製造用金型の構成を採用したのであ
る。
〔作用〕
以上のように構成したこの考案による金型は、上金型と
下金型の間に未加硫のゴムシートを挿置し、下金型には
複数個の凹部が設けられているから、両金型でゴムシー
トを加熱加圧すると所望の突起をその裏面に有するマッ
トが形成される。
下金型には予め複数個の凹部が設けられ、この凹部下端
は下金型の下面に所定方向に延びる溝部に連通してお
り、この溝部には所定厚さの布地とその押板が嵌合され
てその下方の基台により固定されている。従って、加熱
加圧中に未加硫ゴムに発生する気泡は布地に吸収され
る。
従って、従来のように金型で加熱加圧中に生ずる気泡の
ため加硫中のゴムシートの特に突起の外周の任意の位置
にできる欠損部又は空洞部を全く生じず、完全な形状の
突起を有するマットが得られる。
〔実施例〕
以下この考案の実施例について添付図を参照して説明す
る。
第1図に示すように、この実施例の金型は上金型1と下
金型2から成り、基台3の上に載置されている。上金型
1と下金型2の間にはフロアマット等用の未加硫ゴムシ
ート4が挿置され、これを両金型で加熱加圧して所望形
状のマットを成形する。
未加硫ゴムシート4が、図示のような先端を落とした円
錐状の複数の突起5を有し、下金型2には突起5に対応
する円錐状の凹部5′が複数個設けられている。下金型
2の下面には所定長さ方向に走る複数本の溝部7′が設
けられ、この溝部7′は所定の切欠断面、この実施例で
は矩形状、を有し、かつ上記下金型2の凹部5′とその
下面で連通している。溝部7′にはジーンズ生地あるい
はフエルトのような所定厚さの布地6が挿置され、これ
をほヾ溝部7′と同一形状の押板としての鋼材7で押さ
えるようにしている。さらにこの鋼材7は、基台3をボ
ルト8により下金型2に固定することにより保持され
る。また、布地6の層はその端が第2図に示すように、
下金型2の端と同一端まで延びており、これによって布
地層が外気と連通するようになっている。
第2図は第1図の線II−IIから見た断面図であり、鋼材
7が所定方向に延びているのが分かる。第3図はその部
分拡大図である。
第4図は第1図の下金型2に対して布地6、鋼材7を嵌
合する状態の前後を示す斜視図であり、図の左側列の布
地6と鋼材7は溝部7′に嵌合する前の状態である。
上記のように構成したこの実施例の金型では、上金型1
と下金型2の間に未加硫ゴムシート4が挿置され、下金
型2に対してその溝部7′に布地6と鋼材7を嵌合した
状態で基台3と下金型2をボルト8で固定し、この状態
で両金型を加熱加圧してマットを製造する。
この場合、加熱時に未加硫ゴムシートに生ずる気泡は布
地6によって吸収される。従って、この布地6のない従
来の金型であれば生ずる気泡等による突起5の外周の任
意の位置に出来る欠損部又は内部に出来る空洞部は全く
生じず、完全な円錐形状の突起が得られる。
〔効果〕
以上詳細に説明したように、この考案では下金型の凹部
を下金型下面に設けた溝部と連通させ、両金型で未加硫
ゴムシートを加熱加圧するときは、加熱によって生ずる
気泡は上記溝部に嵌合せしめた布地層によって吸収され
るため、成形されたマットの突起に欠損部又は空洞部等
が全く生じず、完全な形状の突起が得られるという利点
がある。
また、気泡が布地によって吸収されるから、一般に成形
材料の成形過程の初期にごく短時間金型を開き気泡を逃
がす、いわゆるガス抜きの操作はこれを省略することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による金型で未加硫ゴムシートを加熱
加圧する状態の主要断面図、第2図は第1図の線II−II
から見た断面図、第3図は第2図の部分拡大図、第4図
は下金型の詳細の分解斜視図、第5図は完全な突起を有
するマットの部分断面図、第6図は第5図の突起に欠損
部が生じている状態の説明図である。 1……上金型、2……下金型、 3……基台、 4……未加硫ゴムシート、 5……突起、5′……凹部、 6……布地、7……鋼材、 7′……溝部、8……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアマット等用の未加硫ゴムシートを間
    に挿置してこれらを加熱加圧するための上金型と下金型
    とから成り、下金型はマットの未加硫ゴムシート裏面に
    複数個の突起を形成するためこれに対応する複数個の凹
    部を有し、下金型の下面には所定形状の切欠断面を有す
    る溝部を、この溝部に上記複数個の凹部下面が連通する
    ように設け、溝部にはジーンズ生地あるいはフェルトの
    ような所定厚さの布地を挿置し、さらにこれを押さえる
    ほヾ溝部形状と同一形状の押板を嵌合させ、下金型の下
    に設けられる基台と下金型を固定具で固定して押板を溝
    部に保持して成るマット製造用金型。
JP6412089U 1989-05-31 1989-05-31 マット製造用金型 Expired - Lifetime JPH0611145Y2 (ja)

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JPH034024U JPH034024U (ja) 1991-01-16
JPH0611145Y2 true JPH0611145Y2 (ja) 1994-03-23

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