JPH0464252B2 - - Google Patents
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- JPH0464252B2 JPH0464252B2 JP63050278A JP5027888A JPH0464252B2 JP H0464252 B2 JPH0464252 B2 JP H0464252B2 JP 63050278 A JP63050278 A JP 63050278A JP 5027888 A JP5027888 A JP 5027888A JP H0464252 B2 JPH0464252 B2 JP H0464252B2
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- sheet material
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Links
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Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Carpets (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、カーマツトや玄関マツトとして使用
されるゴム製シート材を裏貼りしたマツトの製造
方法に関するものである。
されるゴム製シート材を裏貼りしたマツトの製造
方法に関するものである。
一般に、自動車の室内に敷設するカーマツトと
しては、外観の美麗さ及び良好な感触を得るため
にパイル地等でマツト本体を形成すると共に、ず
れ動きの防止及び防水を図るために、該マツト本
体に、裏面に多数個の滑り止め用脚片を形成した
ゴム製のシート材を裏貼りしたものが普及してい
る。
しては、外観の美麗さ及び良好な感触を得るため
にパイル地等でマツト本体を形成すると共に、ず
れ動きの防止及び防水を図るために、該マツト本
体に、裏面に多数個の滑り止め用脚片を形成した
ゴム製のシート材を裏貼りしたものが普及してい
る。
このようなマツトを製造するには、上下一対の
金型を使用して、下金型内に未加硫ゴムよりなる
シート材とマツト本体とを積層状態で載置し、上
下金型を密閉して加熱すると共に、その密閉室内
に圧力空気を供給して該空気の熱膨張圧によりシ
ート材とマツト本体とを一体に接着させる方法が
採用されている。
金型を使用して、下金型内に未加硫ゴムよりなる
シート材とマツト本体とを積層状態で載置し、上
下金型を密閉して加熱すると共に、その密閉室内
に圧力空気を供給して該空気の熱膨張圧によりシ
ート材とマツト本体とを一体に接着させる方法が
採用されている。
しかしながら、金型の加熱による空気の膨張圧
のみでは、シート材とマツト本体とを強固に接着
一体化することが困難である。また、シート材の
裏面が金型成形面から浮き上がつた状態で配設さ
れる場合には、マツトの円滑な製造が困難とな
る。更に、下金型に多数個の脚片形成用凹所を設
けて該凹所内にシート材の一部を軟化充填させる
ことにより、シート材の裏面に多数の脚片を形成
することが行われているが、凹所内の空気の存在
等によつてシート材の一部が凹所内に完全に充満
することができず、高さの不揃いな脚片が形成さ
れるばかりでなく、脚片の下端面を粗面に形成す
ることができないという問題点があつた。
のみでは、シート材とマツト本体とを強固に接着
一体化することが困難である。また、シート材の
裏面が金型成形面から浮き上がつた状態で配設さ
れる場合には、マツトの円滑な製造が困難とな
る。更に、下金型に多数個の脚片形成用凹所を設
けて該凹所内にシート材の一部を軟化充填させる
ことにより、シート材の裏面に多数の脚片を形成
することが行われているが、凹所内の空気の存在
等によつてシート材の一部が凹所内に完全に充満
することができず、高さの不揃いな脚片が形成さ
れるばかりでなく、脚片の下端面を粗面に形成す
ることができないという問題点があつた。
このため、従来方法によつて製造されたマツト
にあつては、前記シート材の裏面に設けられる多
数個の脚片の高さが不均一なため、床面との摩擦
力が小さく、不確かな滑り止め機能しか得られな
かつた。この問題点は各脚片の高さを均一に揃え
ると共に、該脚片の下端面を粗面に形成すること
で解消されるものであるが、従来、このような脚
片を効率よく、確実に形成し得る製法が開発され
るに至つていない。
にあつては、前記シート材の裏面に設けられる多
数個の脚片の高さが不均一なため、床面との摩擦
力が小さく、不確かな滑り止め機能しか得られな
かつた。この問題点は各脚片の高さを均一に揃え
ると共に、該脚片の下端面を粗面に形成すること
で解消されるものであるが、従来、このような脚
片を効率よく、確実に形成し得る製法が開発され
るに至つていない。
本発明はこのような問題点を解消することを目
的としたマツトの製造方法を提供するものであ
る。
的としたマツトの製造方法を提供するものであ
る。
上記目的を達成するために、本発明のマツトの
製造方法は、金型キヤビテイに連通する多数個の
脚片形成用小孔を穿設してなる上部下金型の下面
に表面が粗面に形成された通気性シート材を介し
て前記脚片形成用小孔に連通する吸気孔を穿設し
た下部下金型を重ね合わせ、前記上部下金型上に
上面にマツト本体を重ねた未加硫ゴムからなるシ
ート材を載置し、しかる後、上金型を上部下金型
に密着してシート材を加熱すると共に上金型に設
けた空気供給口から圧力空気を供給することによ
り加硫中のシート材上面にマツト本体を一体に接
着させる一方、下部下金型の前記吸気孔を介して
脚片形成用小孔に真空吸引力を発生させることに
よりシート材の一部を該小孔内に吸入、充填させ
て下端が通気性シート材表面に達する脚片を形成
することを特徴とするものである。
製造方法は、金型キヤビテイに連通する多数個の
脚片形成用小孔を穿設してなる上部下金型の下面
に表面が粗面に形成された通気性シート材を介し
て前記脚片形成用小孔に連通する吸気孔を穿設し
た下部下金型を重ね合わせ、前記上部下金型上に
上面にマツト本体を重ねた未加硫ゴムからなるシ
ート材を載置し、しかる後、上金型を上部下金型
に密着してシート材を加熱すると共に上金型に設
けた空気供給口から圧力空気を供給することによ
り加硫中のシート材上面にマツト本体を一体に接
着させる一方、下部下金型の前記吸気孔を介して
脚片形成用小孔に真空吸引力を発生させることに
よりシート材の一部を該小孔内に吸入、充填させ
て下端が通気性シート材表面に達する脚片を形成
することを特徴とするものである。
上部下金型上に未加硫ゴムからなるシート材を
直接載置しているので、金型からの加熱伝達が円
滑に行われてシート材が迅速に溶融状態に軟化
し、上金型から供給される空気の圧力によつてマ
ツト本体をシート材に一体に接着させることがで
きる。
直接載置しているので、金型からの加熱伝達が円
滑に行われてシート材が迅速に溶融状態に軟化
し、上金型から供給される空気の圧力によつてマ
ツト本体をシート材に一体に接着させることがで
きる。
この際、マツト本体に起毛を施している場合で
も、その起毛を金型に接触させることなく空気圧
によつてシート材に押付けることができるから、
何等の変形も生じることなく美麗な外観を保持す
る。
も、その起毛を金型に接触させることなく空気圧
によつてシート材に押付けることができるから、
何等の変形も生じることなく美麗な外観を保持す
る。
また、上部下金型には、下部下金型の吸気孔及
び通気性シート材を介して金型キヤビテイに連通
する多数個の脚片形成用小孔が穿設されているの
で、シート材の外底面が吸気孔に発生させる真空
吸引力によつてキヤビテイ面に確実に密着する。
また、シート材の一部が、通気性シート材によつ
て下端を閉塞された脚片形成用小孔に吸引され
て、該小孔内に充填されると共に、充填されたシ
ート材部分の下端面が通気性シート材の表面に押
付けられて、下端面が滑り止めに最適な粗面に形
成されると共に全てが同一高さの脚片を正確に形
成することができる。
び通気性シート材を介して金型キヤビテイに連通
する多数個の脚片形成用小孔が穿設されているの
で、シート材の外底面が吸気孔に発生させる真空
吸引力によつてキヤビテイ面に確実に密着する。
また、シート材の一部が、通気性シート材によつ
て下端を閉塞された脚片形成用小孔に吸引され
て、該小孔内に充填されると共に、充填されたシ
ート材部分の下端面が通気性シート材の表面に押
付けられて、下端面が滑り止めに最適な粗面に形
成されると共に全てが同一高さの脚片を正確に形
成することができる。
こうして得られたマツトには同一高さの多数の
脚片が突設されているので、全部の脚片が床面か
ら浮き上がることなく確実に当接する状態で敷設
され、しかも各脚片の下端面は粗面に形成されて
いるので、前記床面に対して強い摩擦力が生じ、
確実で強力な滑り止め機能を発揮する。
脚片が突設されているので、全部の脚片が床面か
ら浮き上がることなく確実に当接する状態で敷設
され、しかも各脚片の下端面は粗面に形成されて
いるので、前記床面に対して強い摩擦力が生じ、
確実で強力な滑り止め機能を発揮する。
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明すると、1は上金型、2は下金型で、これらの
金型1,2を閉止させた状態においては、上金型
1内に加圧室3が形成されると共に、この加圧室
3内の所定位置に必要に応じてヒールパツド成形
用押型4が配設される。
明すると、1は上金型、2は下金型で、これらの
金型1,2を閉止させた状態においては、上金型
1内に加圧室3が形成されると共に、この加圧室
3内の所定位置に必要に応じてヒールパツド成形
用押型4が配設される。
上金型1には周壁外面の適所から前記加圧室3
に連通する圧力空気供給通路5を形成していると
共に、内周壁の下部開口端は拡開する方向に傾斜
成形面6に形成され、更に、該傾斜成形面6を形
成した開口周端部にV字状の環状突条7を突設す
ると共に、この突条7の外周下面に適宜幅の周溝
8を刻設してある。25は上金型1の適所に設け
た加熱エア放出口で、金型内で加熱された空気を
少量ずつ流量調整弁(図示せず)を介して外部に
放出することにより、過加熱によるパイルの変色
を防止するものである。
に連通する圧力空気供給通路5を形成していると
共に、内周壁の下部開口端は拡開する方向に傾斜
成形面6に形成され、更に、該傾斜成形面6を形
成した開口周端部にV字状の環状突条7を突設す
ると共に、この突条7の外周下面に適宜幅の周溝
8を刻設してある。25は上金型1の適所に設け
た加熱エア放出口で、金型内で加熱された空気を
少量ずつ流量調整弁(図示せず)を介して外部に
放出することにより、過加熱によるパイルの変色
を防止するものである。
一方、下金型2は上下に二分割されており、上
部下金型2aには、前記加圧室3に対応してその
中央部にキヤビテイ(凹所)9を設けていると共
に、該キヤビテイ9の底面(肉厚が全面的に等し
く形成されている)に同一高さを有する多数個の
脚片形成用小孔10,10…10を形成してあ
り、更に、金型キヤビテイ9の外周に台形状の周
壁部11を突設し、この周壁部11の外周面を前
記上金型1の傾斜成形面6に小間隔を存して対向
させるようにすると共に、該外周面の下部に環状
突条7と対向するV字状環状溝12を設けてあ
る。
部下金型2aには、前記加圧室3に対応してその
中央部にキヤビテイ(凹所)9を設けていると共
に、該キヤビテイ9の底面(肉厚が全面的に等し
く形成されている)に同一高さを有する多数個の
脚片形成用小孔10,10…10を形成してあ
り、更に、金型キヤビテイ9の外周に台形状の周
壁部11を突設し、この周壁部11の外周面を前
記上金型1の傾斜成形面6に小間隔を存して対向
させるようにすると共に、該外周面の下部に環状
突条7と対向するV字状環状溝12を設けてあ
る。
また、下部下金型2bは上部下金型2aの下面
に、織物などの布地からなる表面がメツシユ調の
粗面に形成された通気性シート材13を介して重
ね合わされており、該下部下金型2bには、前記
各小孔10,10…10の下端に前記通気性シー
ト材13を介して連通する環状の吸気孔14,1
4…14が設けられ、更に、各吸気孔14,14
…14の下端に連通する空気吸引通路15がそれ
ぞれの吸気孔14,14…14に共通となるよう
に配設され、該空気吸引通路15は適宜な真空吸
引装置(図示せず)に連結、連通させてある。前
記各吸気孔14,14…14は下部下金型2bに
穿設されたテーパ状の円孔16,16…16と、
その中央部に配設された台錐形の通気性シート材
受止部材17,17…17との間に形成された環
状の隙間からなるものである。また、前記受止部
材17,17…17は、円孔16,16…16と
同じ高さに形成され、平担に形成された上面17
aが小孔10,10…10と対向して通気性シー
ト材13を受止することにより、真空吸引圧によ
る該通気性シート材13の撓み変形を防止するも
のであるが、通気性シート材13が比較的張力の
大きい布地等からなる場合等においては、特に設
ける必要はない。
に、織物などの布地からなる表面がメツシユ調の
粗面に形成された通気性シート材13を介して重
ね合わされており、該下部下金型2bには、前記
各小孔10,10…10の下端に前記通気性シー
ト材13を介して連通する環状の吸気孔14,1
4…14が設けられ、更に、各吸気孔14,14
…14の下端に連通する空気吸引通路15がそれ
ぞれの吸気孔14,14…14に共通となるよう
に配設され、該空気吸引通路15は適宜な真空吸
引装置(図示せず)に連結、連通させてある。前
記各吸気孔14,14…14は下部下金型2bに
穿設されたテーパ状の円孔16,16…16と、
その中央部に配設された台錐形の通気性シート材
受止部材17,17…17との間に形成された環
状の隙間からなるものである。また、前記受止部
材17,17…17は、円孔16,16…16と
同じ高さに形成され、平担に形成された上面17
aが小孔10,10…10と対向して通気性シー
ト材13を受止することにより、真空吸引圧によ
る該通気性シート材13の撓み変形を防止するも
のであるが、通気性シート材13が比較的張力の
大きい布地等からなる場合等においては、特に設
ける必要はない。
このように構成した上下金型1,2を用いてマ
ツトを成形するには、未加硫ゴムからなるシート
材18上に、該シート材18よりもやヽ小形のマ
ツト本体19を重ね合わせると共に、必要に応じ
てマツト本体19上の所定位置にヒールパツド用
シート片20を載置、固定して、シート材18が
上部下金型2aに接するようにキヤビテイ9内に
載置、収納する。尚、これらのシート材18とマ
ツト本体19とは予め、仮接着してその取扱いを
容易に行えるようにしてある。
ツトを成形するには、未加硫ゴムからなるシート
材18上に、該シート材18よりもやヽ小形のマ
ツト本体19を重ね合わせると共に、必要に応じ
てマツト本体19上の所定位置にヒールパツド用
シート片20を載置、固定して、シート材18が
上部下金型2aに接するようにキヤビテイ9内に
載置、収納する。尚、これらのシート材18とマ
ツト本体19とは予め、仮接着してその取扱いを
容易に行えるようにしてある。
次に、上部下金型2a上に上金型1を密着させ
て、上下金型1,2を閉止すると、シート材18
及びマツト本体19の周縁部は、上金型1の傾斜
成形面6及びV字状の突条7と、上部下金型2a
の周壁部11の外周面及び環状溝12間で挟圧、
変形される。
て、上下金型1,2を閉止すると、シート材18
及びマツト本体19の周縁部は、上金型1の傾斜
成形面6及びV字状の突条7と、上部下金型2a
の周壁部11の外周面及び環状溝12間で挟圧、
変形される。
この状態で、下金型2を145〜155℃程度に加熱
維持すると共に、上金型1及びヒールパツトド成
形用押型4もやヽ加熱維持すると、前記シート材
18の加硫成形が開始される。この加熱と同時
に、上金型1の圧力空気供給通路5から加圧室3
内に圧力空気(10〜20Kg/cm2)を圧入すると共
に、下部下金型2bの空気吸引通路15及び通気
性シート材13を介して各吸気孔14,14…1
4内に真空吸引力を発生させると、加圧室3内に
圧入した圧力空気によりマツト本体19の上面が
押圧され、加熱により溶融状態に軟化した加硫中
のシート材18と一体に接着する。また、同時に
ヒールパツド成形用押型4によりヒールパツド用
シート片20が押圧されて、マツト本体19の表
面所定位置に埋め込み状に圧着される。
維持すると共に、上金型1及びヒールパツトド成
形用押型4もやヽ加熱維持すると、前記シート材
18の加硫成形が開始される。この加熱と同時
に、上金型1の圧力空気供給通路5から加圧室3
内に圧力空気(10〜20Kg/cm2)を圧入すると共
に、下部下金型2bの空気吸引通路15及び通気
性シート材13を介して各吸気孔14,14…1
4内に真空吸引力を発生させると、加圧室3内に
圧入した圧力空気によりマツト本体19の上面が
押圧され、加熱により溶融状態に軟化した加硫中
のシート材18と一体に接着する。また、同時に
ヒールパツド成形用押型4によりヒールパツド用
シート片20が押圧されて、マツト本体19の表
面所定位置に埋め込み状に圧着される。
一方、シート材18の外底面は前記真空吸引力
により上部下金型2aのキヤビテイ9面に完全に
密着すると共に、該シート材18の一部が、前記
通気性シート材13によつて下端面が閉塞された
脚片形成用小孔10,10…10内に流動、浸入
し、該小孔10,10…10内に充満して脚片2
1が形成され、更に、この脚片21,21…21
を構成するシート材18部分の下端面が通気性シ
ート材13の表面に押付けられて粗面24に形成
される。この押付け時において、通気性シート材
13は各吸気孔14上で受止部材17の平坦上面
17aの通気性シート材13に受止されて、撓ま
ないので、脚片21,21…21は全て同一高さ
に揃う状態で正確に形成される。
により上部下金型2aのキヤビテイ9面に完全に
密着すると共に、該シート材18の一部が、前記
通気性シート材13によつて下端面が閉塞された
脚片形成用小孔10,10…10内に流動、浸入
し、該小孔10,10…10内に充満して脚片2
1が形成され、更に、この脚片21,21…21
を構成するシート材18部分の下端面が通気性シ
ート材13の表面に押付けられて粗面24に形成
される。この押付け時において、通気性シート材
13は各吸気孔14上で受止部材17の平坦上面
17aの通気性シート材13に受止されて、撓ま
ないので、脚片21,21…21は全て同一高さ
に揃う状態で正確に形成される。
また、上金型1の傾斜成形面6及びV字状の突
条7と、上部下金型2aの周壁部11の外周面と
環状溝12との間に配設されたシート材18と、
マツト本体19の外周縁部は、これらの上下対向
面で強固に挟圧されて、腰の強い肉薄の堤状膨隆
部22に形成され、また、マツト本体19の周縁
端からやや突出したシート材18の周縁部は、マ
ツト本体19の周縁部の起毛23が強化される。
条7と、上部下金型2aの周壁部11の外周面と
環状溝12との間に配設されたシート材18と、
マツト本体19の外周縁部は、これらの上下対向
面で強固に挟圧されて、腰の強い肉薄の堤状膨隆
部22に形成され、また、マツト本体19の周縁
端からやや突出したシート材18の周縁部は、マ
ツト本体19の周縁部の起毛23が強化される。
更に、加圧室3内に圧入した圧力空気は、加熱
によつて高温化するが、その高温空気を少量ずつ
放出口25から外部に放出するので、マツト本体
19のパイルの加熱による変色をなくすることが
できる。
によつて高温化するが、その高温空気を少量ずつ
放出口25から外部に放出するので、マツト本体
19のパイルの加熱による変色をなくすることが
できる。
尚、余分なシート材18の周縁部は上金型1の
周溝8内に流出してバリとなるものである。
周溝8内に流出してバリとなるものである。
こうして製造されたマツトは、第4図及び第5
図に示すように、表面に起毛23を有するマツト
本体19の裏面にゴム製シート材18を一体に接
着し、該マツト本体15の周端面に亙つてゴム製
シート材18が加硫によつて一体に裏貼りされ、
その外周部に堤状膨隆部22が形成されていると
共に、ゴム製シート材18の裏面に下端面がメツ
シユ調の粗面24に形成された同一高さの多数の
脚片21,21…21を突設している形状を有す
るもので、必要に応じマツト本体19の表面所定
位置にシート片20を圧着してなるヒールパツド
20aが設けられている。
図に示すように、表面に起毛23を有するマツト
本体19の裏面にゴム製シート材18を一体に接
着し、該マツト本体15の周端面に亙つてゴム製
シート材18が加硫によつて一体に裏貼りされ、
その外周部に堤状膨隆部22が形成されていると
共に、ゴム製シート材18の裏面に下端面がメツ
シユ調の粗面24に形成された同一高さの多数の
脚片21,21…21を突設している形状を有す
るもので、必要に応じマツト本体19の表面所定
位置にシート片20を圧着してなるヒールパツド
20aが設けられている。
このヒールパツド20aは、マツトを自動車室
内の運転座席前方の床面に敷設した時に、丁度ア
クセルを踏む右足の踵が載る位置に配置されて、
アクセル操作時における踵のずれ動きを防止する
滑り止め作用をなすものである。
内の運転座席前方の床面に敷設した時に、丁度ア
クセルを踏む右足の踵が載る位置に配置されて、
アクセル操作時における踵のずれ動きを防止する
滑り止め作用をなすものである。
以上のように本発明のマツトの製造方法によれ
ば、金型キヤビテイに連通する多数個の脚片形成
用小孔を穿設してなる上部下金型の下面に表面が
粗面に形成された通気性シート材を介して前記脚
片形成用小孔に連通する吸気孔を穿設した下部下
金型を重ね合わせ、前記上部下金型上に上面にマ
ツト本体を重ねた未加硫ゴムからなるシート材を
載置し、しかる後、上金型を上部下金型に密着し
てシート材を加熱すると共に上金型に設けた空気
供給口から圧力空気を供給することにより加硫中
のシート材上面にマツト本体を一体に接着させる
一方、下部下金型の前記吸気孔を介して脚片形成
用小孔に真空吸引力を発生させることによりシー
ト材の一部を該小孔内に吸入、充填させて下端が
通気性シート材表面に達する脚片を形成するもの
であるから、上部下金型内に未加硫ゴムからなる
シート材を直接載置しているので、金型からの加
熱伝達が円滑に行われてシート材を迅速に溶融状
態に軟化させることができ、上金型から供給され
る空気の圧力によつてマツト本体をシート材の加
硫時における溶融によりシート材に強固に接着一
体化させることができるものである。
ば、金型キヤビテイに連通する多数個の脚片形成
用小孔を穿設してなる上部下金型の下面に表面が
粗面に形成された通気性シート材を介して前記脚
片形成用小孔に連通する吸気孔を穿設した下部下
金型を重ね合わせ、前記上部下金型上に上面にマ
ツト本体を重ねた未加硫ゴムからなるシート材を
載置し、しかる後、上金型を上部下金型に密着し
てシート材を加熱すると共に上金型に設けた空気
供給口から圧力空気を供給することにより加硫中
のシート材上面にマツト本体を一体に接着させる
一方、下部下金型の前記吸気孔を介して脚片形成
用小孔に真空吸引力を発生させることによりシー
ト材の一部を該小孔内に吸入、充填させて下端が
通気性シート材表面に達する脚片を形成するもの
であるから、上部下金型内に未加硫ゴムからなる
シート材を直接載置しているので、金型からの加
熱伝達が円滑に行われてシート材を迅速に溶融状
態に軟化させることができ、上金型から供給され
る空気の圧力によつてマツト本体をシート材の加
硫時における溶融によりシート材に強固に接着一
体化させることができるものである。
この際、マツト本体に起毛を施している場合で
も、その起毛は金型に接触させられることなく、
原形状態を保つて美麗な外観を呈する商品価値の
高いマツトが得られる。
も、その起毛は金型に接触させられることなく、
原形状態を保つて美麗な外観を呈する商品価値の
高いマツトが得られる。
また、上部下金型には下部下金型の吸気孔及び
通気性シート材を介して金型キヤビテイに連通す
る多数個の小孔を穿設しているので、該吸気孔に
発生させる真空吸引力によつてシート材の外底面
を正確に金型キヤビテイ面に密着させることがで
き、従つて、シート材の裏面をキヤビテイ面に応
じた精度の良い美麗な面に形成することができ
る。
通気性シート材を介して金型キヤビテイに連通す
る多数個の小孔を穿設しているので、該吸気孔に
発生させる真空吸引力によつてシート材の外底面
を正確に金型キヤビテイ面に密着させることがで
き、従つて、シート材の裏面をキヤビテイ面に応
じた精度の良い美麗な面に形成することができ
る。
更に、シート材の一部が、加硫時に通気性シー
ト材によつて下端を閉塞された脚片形成用小孔に
吸引されて、該小孔内に充填されると同時に、充
填されたシート材部分の下端面が織布等の通気性
シート材の表面に押付けられて粗面に形成される
ので、これにより成形された脚片は、全部必然的
に同一高さに揃うので、成形後、改めて脚片の高
さを揃え、また脚片下端面に滑り止めのための粗
面を加工する必要もなく、極めて効率よく、かつ
正確に形が良好な脚片を形成することができる。
ト材によつて下端を閉塞された脚片形成用小孔に
吸引されて、該小孔内に充填されると同時に、充
填されたシート材部分の下端面が織布等の通気性
シート材の表面に押付けられて粗面に形成される
ので、これにより成形された脚片は、全部必然的
に同一高さに揃うので、成形後、改めて脚片の高
さを揃え、また脚片下端面に滑り止めのための粗
面を加工する必要もなく、極めて効率よく、かつ
正確に形が良好な脚片を形成することができる。
更にまた、本発明の製造方法によつて得られた
マツトは同一高さの多数の脚片が突設されている
ので、全部の脚片が床面から浮き上がることなく
確実に当接する状態で敷設され、しかも各脚片の
下端面は粗面に形成されているので、前記床面に
対して強い摩擦力が生じ、確実で強力な滑り止め
機能を発揮し、カーマツトや玄関マツトとして好
適に使用できるものとなつた。
マツトは同一高さの多数の脚片が突設されている
ので、全部の脚片が床面から浮き上がることなく
確実に当接する状態で敷設され、しかも各脚片の
下端面は粗面に形成されているので、前記床面に
対して強い摩擦力が生じ、確実で強力な滑り止め
機能を発揮し、カーマツトや玄関マツトとして好
適に使用できるものとなつた。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
マツト成形前におけるる上下金型を分離して示す
縦断面図、第2図は成形時における縦断面図、第
3図は脚片を拡大して示す半截斜視図、第4図は
得られたマツトの簡略斜視図、第5図はその周縁
部の拡大断面図である。 2a…上部下金型、2b…下部下金型、5…空
気供給口、9…金型キヤビテイ、10…脚片形成
用小孔、13…通気性シート材、14…吸気孔、
18…ゴム製シート材、19…マツト本体、21
…脚片。
マツト成形前におけるる上下金型を分離して示す
縦断面図、第2図は成形時における縦断面図、第
3図は脚片を拡大して示す半截斜視図、第4図は
得られたマツトの簡略斜視図、第5図はその周縁
部の拡大断面図である。 2a…上部下金型、2b…下部下金型、5…空
気供給口、9…金型キヤビテイ、10…脚片形成
用小孔、13…通気性シート材、14…吸気孔、
18…ゴム製シート材、19…マツト本体、21
…脚片。
Claims (1)
- 1 金型キヤビテイに連通する多数個の脚片形成
用小孔を穿設してなる上部下金型の下面に表面が
粗面に形成された通気性シート材を介して前記脚
片形成用小孔に連通する吸気孔を穿設した下部下
金型を重ね合わせ、前記上部下金型上に上面にマ
ツト本体を重ねた未加硫ゴムからなるシート材を
載置し、しかる後、上金型を上部下金型に密着し
てシート材を加熱すると共に上金型に設けた空気
供給口から圧力空気を供給することにより加硫中
のシート材上面にマツト本体を一体に接着させる
一方、下部下金型の前記吸気孔を介して脚片形成
用小孔に真空吸引力を発生させることによりシー
ト材の一部を該小孔内に吸入、充填させて下端が
通気性シート材表面に達する脚片を形成すること
を特徴とするマツトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5027888A JPH01223909A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | マットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5027888A JPH01223909A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | マットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01223909A JPH01223909A (ja) | 1989-09-07 |
JPH0464252B2 true JPH0464252B2 (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=12854466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5027888A Granted JPH01223909A (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | マットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01223909A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03130726U (ja) * | 1990-04-16 | 1991-12-27 | ||
EP0512904B1 (en) * | 1991-05-03 | 2000-08-16 | COLLINS & AIKMAN ACCESSORY MATS, INC | Floor mat and method of making same |
US5154961A (en) * | 1991-05-03 | 1992-10-13 | The Akro Corporation | Floor mat and method of making same |
JP2796037B2 (ja) * | 1993-04-27 | 1998-09-10 | 早川ゴム株式会社 | 積層カーペットマットの製造方法 |
US6101846A (en) | 1997-02-06 | 2000-08-15 | Micron Technology, Inc. | Differential pressure process for fabricating a flat-panel display face plate with integral spacer support structures |
US6382350B1 (en) | 2001-04-02 | 2002-05-07 | Collins & Aikman Products Corp. | Molded acoustic and decorative mats and methods for forming the same |
FR2886235B1 (fr) * | 2005-05-24 | 2007-12-14 | Fabrication D Accessoires De C | Tapis de sol accessoire pour vehicule automobile |
KR100860511B1 (ko) * | 2007-04-19 | 2008-09-26 | 주식회사 제이엔티 | 차량용 플로어매트 제조용 금형장치 |
JP5900461B2 (ja) * | 2013-10-28 | 2016-04-06 | トヨタ自動車株式会社 | 成形装置及び樹脂部材の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53104284U (ja) * | 1977-01-20 | 1978-08-22 | ||
JPS5894466U (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-27 | ダスキンフランチヤイズ株式会社 | マツトベ−ス |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP5027888A patent/JPH01223909A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01223909A (ja) | 1989-09-07 |
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