JPH0611034A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH0611034A
JPH0611034A JP5078313A JP7831393A JPH0611034A JP H0611034 A JPH0611034 A JP H0611034A JP 5078313 A JP5078313 A JP 5078313A JP 7831393 A JP7831393 A JP 7831393A JP H0611034 A JPH0611034 A JP H0611034A
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/08Timing control

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランスルー状態(シフト完了前にアキュムレ
ータのストロークが完了してしまい、それに伴い急激に
シフトが完了する状態)を検出し、これに基づき、以後
のシフトにおけるライン圧力を増大させ、ランスルー状
態を防止する自動変速機の制御装置を提供する。 【構成】 改善した適応ライン圧力制御は、ランスルー
状態の発生を検出し、検出したランスルー状態に応答し
て通常の適用圧力制御を無効にし、引き続きのシフトに
おけるライン圧力を(減少させる代わりに)増大させ、
アキュムレータのストロークに要する圧力を増大させ
る。ランスルー状態はシフト期間中の速比の変化のイン
ターバル(シフト時間)及びシフトコマンドの発生時と
速比の変化の実際の開始時との間のインターバル(遅れ
時間)にそれぞれ対応する第1及び第2の時間を測定
し、これらを比較することにより、検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機(トランス
ミッション)の制御装置に関し、特に、ランスルー状態
(後述)の発生を検出する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する型式の自動変速機はク
ラッチ等の数個の流体作動トルク伝達装置を備え、これ
らのトルク伝達装置は所定のパターンに従って自動的に
係合又は係合解除(離反)し、自動変速機の入力シャフ
トと出力シャフトとの間に異なる速比を確立する。入力
シャフトはトルクコンバータの如き流体カップリングを
介してエンジンに接続し、出力シャフトは1以上の車両
の車輪を駆動するように機械的に接続されている。
【0003】自動変速機の種々の速比は典型的にはNi
/No比(Niは入力シャフト速度、Noは出力シャフ
ト速度)により決まる。比較的大きな数値を有する速比
は比較的小さな出力速度を提供し、低速比と呼ばれる。
比較的小さな数値を有する速比は比較的大きな出力速度
を提供し、高速比として呼ばれる。従って、一定の速比
からそれより低い速比へのシフトはダウンシフトと呼
び、一定の速比からそれより高い速比へのシフトをアッ
プシフトと呼ぶ。
【0004】大半の自動変速機においては、速比シフト
はポンプの流体圧力出力(ライン圧力)を1以上のシフ
ト弁を介して自動変速機の種々のクラッチへ選択的に導
くことにより実行される。低速比からそれより高い速比
へのアップシフトにおいては、例えば、対応するシフト
弁を(電気的又は液圧的に)作動させて、高速比側即ち
目標速比を達成するクラッチ(本明細書では、これをオ
ンカミングクラッチという)への流体圧力の供給を開始
する。それと同時に、これまで係合されていた低速比の
クラッチ(本明細書においては、これをオフゴーイング
クラッチという)を解除する。これは、このクラッチへ
供給されていた流体圧力を排圧するか、オンカミングク
ラッチが所要のトルク伝達容量に達したときに無効(オ
ーバーライド)になる1方向装置を設けることにより、
行われる。
【0005】大半の自動変速機においては、液圧アキュ
ムレータを使用してオンカミングクラッチへの流体圧力
の供給を制御している。アキュムレータはオンカミング
クラッチと並列な関係で流体の一部を吸収し、アキュム
レータのピストンが内側緩衝バネを圧縮する行程(スト
ローク)を行いながらクラッチ供給圧力を漸進的に増大
させる。
【0006】アキュムレータのストローク期間中の平均
クラッチ供給圧力は、クラッチ供給圧力に対抗するアキ
ュムレータのバイアス圧力即ちトリム圧力に直接関連し
て変化し、そして、シフトの堅さ(firmness) はトリム
圧力の適応調整により自動変速機の全寿命にわたって所
望の値に制御できることが知られている(例えば、米国
特許第4,283,970号及び同第4,653,35
0号各明細書を参照されたい)。これらの制御において
は、トリム圧力はライン圧力に応じて変化し、ライン圧
力は、テーブル検索により決定した基礎圧力値と、同じ
型式の先のシフト期間中に観察された実際のシフト時間
と所望のシフト時間との間のずれに基づく適応圧力値と
の組合せ関数としてスケジュールされる。
【0007】大半の状態の下では、オンカミングクラッ
チの係合はアキュムレータピストンのストローク期間中
に完了し、シフト期間中の駆動列のトルク不安定を最小
化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アキュムレー
タに供給されるライン圧力、従ってまた、それに抗する
トリム圧力が低過ぎると、クラッチ係合の開始時点は、
クラッチが十分に係合する前にアキュムレータピストン
のストロークが完了してしまう時点まで遅れてしまうこ
とがある。アキュムレータのストロークの終了時に、ク
ラッチ圧力はライン圧力まで迅速に上昇し、クラッチ係
合を急激に完成させてしまう。この状態は、アキュムレ
ータがそのストロークを「達成」即ち「ランスルー」(r
un-through) してしまった後にシフトが完了するので、
ランスルー状態という。
【0009】シフトの終了時における粗い衝撃の発生に
加えて、ランスルー状態はクラッチ供給圧力とシフト時
間との間の正常な関係をも損ねてしまう。その結果、適
応制御は、引き続きのシフトにおいてさえ、ライン圧力
を減少させるように作動してしまうことがある。ランス
ルー状態を検出するための種々の試みが提案されている
が、変速機毎にその状態が異なるため、いずれの試みも
十分なものではなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段並びに作用効果】本発明に
係る制御装置の特徴とするところは、目標の速比へのシ
フト期間中に、(イ)シフト弁の作動と検出した速比の
変化との間のインターバルに対応する遅れ時間、及び
(ロ)検出した速比の変化の持続期間に対応するシフト
時間を測定するための測定手段と;測定したシフト時間
及び測定した遅れ時間により決定される作動点を所定の
シフト時間対遅れ時間の関数と比較して、アキュムレー
タ手段のストローク期間後に速比の変化が完了するよう
な異常シフト状態を検出するための比較手段と;異常シ
フト状態の検出に応答して、目標の速比への引き続きの
シフトにおいて、ライン圧力を増大させるような方向へ
所定の圧力コマンドを調整し、異常シフト状態の再発生
を阻止するための調整手段と;を有することである。
【0011】本発明は、ランスルー状態の発生を検出
し、検出したランスルー状態に応答して通常の適応圧力
制御を無効にし、引き続きのシフト期間中におけるライ
ン圧力を(減少させるのではなく)増大させて、ランス
ルー状態の再発生を阻止するような改善した制御装置を
提供する。
【0012】本発明によれば、第1及び第2の時間表示
を測定しこれらを比較することにより、ランスルー状態
を検出する。第1の時間表示(以下に述べる実施例にお
いてはシフト時間という)はシフト期間中の速比変化の
インターバルに対応する。第2の時間表示(遅れ時間)
はシフトコマンドの発生時と速比変化の実際の開始時と
の間のインターバルに対応する。一般に、一定のアップ
シフトにおいて、短いシフト時間と長い遅れ時間とが同
時に観察された場合に、ランスルー状態が検出される。
図示の実施例においては、シフト時間の関数として限界
遅れ時間を経験的に決定し、測定した遅れ時間が限界遅
れ時間より長い場合に、ランスルー状態を表示する。
【0013】ランスルー状態の表示が無い場合は、制御
装置は実際のシフト時間と所望のシフト時間との間の測
定したずれに関連して適応圧力誤差を決定する。この圧
力誤差は基礎圧力コマンドの増大又は減少に対して正の
値又は負の値を有する。
【0014】しかし、ランスルー状態を検出した場合
は、制御装置は、実際のシフト時間と所望のシフト時間
との間のずれに拘わりなく、正の圧力誤差を発生させ、
基礎圧力コマンドを増大させる。この場合、圧力誤差は
測定した遅れ時間と限界遅れ時間との間のずれに関連し
て決定される。圧力誤差は、測定した遅れ時間及び限界
遅れ時間の双方をオンカミングクラッチの所定の遅れ時
間対圧力の特性に適用することにより、形成される。
【0015】
【実施例】図1、2を参照すると、自動車の駆動列10
はエンジン12と、1つの後進速比及び5つの前進速比
を有する自動(遊星)変速機14とを具備する。エンジ
ン12はアクセルペダル(図示せず)の如き運転手操作
装置に機械的に接続したスロットル機構16を有してい
て、エンジンの吸入空気を規制する。エンジン12は吸
入空気に関連して普通の方法で燃料供給を受け、これに
比例する出力トルクを発生させる。このトルクはエンジ
ンの出力シャフト18を介して自動変速機14へ供給さ
れる。自動変速機14は、トルクコンバータ24と1以
上の(流体作動)クラッチC1−C5、OC、後進クラ
ッチCR及び1方向クラッチ26ー30とを介して、エ
ンジン出力トルクを変速機の出力シャフト20へ伝達す
る。これらのクラッチは所定のスケジュールに従って係
合(適用)又は係合解除せしめられ、変速機の所望の速
比を確立する。
【0016】自動変速機14を更に説明すると、トルク
コンバータ24の入力部材即ちインペラ36は入力シェ
ル38を介してエンジン出力シャフト18により回転駆
動せしめられるように接続している。トルクコンバータ
24の出力部材即ちタービン40はインペラ36との間
の流体伝達によりこのインペラによって回転駆動せしめ
られ、タービンシャフト42を回転駆動するように接続
している。ステータ部材44はインペラ36をタービン
40に結合させるように流体を導く。ステータ部材は1
方向装置46を介して自動変速機14のハウジングに接
続している。
【0017】トルクコンバータ24はまた、タービンシ
ャフト42に固定したクラッチ板50を有するクラッチ
TCCを具備する。クラッチ板50はエンジン出力シャ
フト18とタービンシャフト42との間に直接的な機械
的駆動を提供するように入力シェル38の内面に係合す
るようになった摩擦表面52を有する。クラッチ板50
は入力シェル38とタービン40との間の空間を2つの
流体室、即ち適用室54及び解除室56に分割する。
【0018】適用室54内の流体圧力が解除室56内の
流体圧力を越えた場合は、クラッチ板50の摩擦表面5
2が移動して入力シェル38と係合し、クラッチTCC
を係合させてトルクコンバータ24に並列な機械的駆動
連結を提供する。この場合、インペラ36とタービン4
0との間にはスリップが生じない。解除室56内の流体
圧力が適用室54内の流体圧力を越えた場合は、クラッ
チ板50の摩擦表面52が入力シェル38から離れるよ
うに移動し(図1)、上記機械的駆動連結を解除し、イ
ンペラ36とタービン40との間のスリップを許容す
る。
【0019】タービンシャフト42は入力として前進遊
星ギヤセットfのキャリヤCfに接続される。サンギヤ
Sfは1方向クラッチ(F5)26と摩擦クラッチOC
との並列組合せ体を介してキャリヤCfに接続する。ク
ラッチC5は選択的に係合してサンギヤSfを固定でき
る。リングギヤRfは、1方向クラッチ(F1)28と
摩擦クラッチC3との組合せ体を介して、入力として複
合後進遊星ギヤセットrのサンギヤS1rに接続され
る。クラッチC2は(前進ギヤセットの)リングギヤR
fを(後進ギヤセットの)リングギヤRrに選択的に接
続し、後進クラッチCRはリングギヤRrを選択的に固
定する。サンギヤS2rはクラッチC4により又は1方
向クラッチ(F2)30を介してクラッチC1により選
択的に固定せしめられる。ピニオンPrはピニオンギヤ
を機械的に結合し、出力として変速機の出力シャフト2
0に接続する。
【0020】種々の速比及びこれらを確立するに必要な
種々のクラッチ状態を図3の表に示す。図3を参照する
と、駐車/ニュートラル状態(P/N)はクラッチOC
以外のすべてのクラッチを解除する(OFFする)こと
により確立されることが分かる。後進(R)へのガレー
ジシフトはクラッチC3、CRを係合(ON)させるこ
とにより実行する。前進速比レンジにおいては、1速へ
のガレージシフトはクラッチC1、C4を係合させるこ
とにより実行する。この場合、前進遊星ギヤセットfは
ロックアップされ、1方向クラッチF1がタービン速度
Ntを入力として後進遊星ギヤセットrのサンギヤ素子
Srへ供給して、3.61のNi/No比を提供する。
【0021】車速が増大すると、クラッチC2を係合さ
せることにより1速から2速へのアップシフトが行われ
る。オンカミングクラッチC2が十分なトルク伝達容量
を発生させた直後に、1方向クラッチF1はオーバーラ
ンする。前進遊星ギヤセットfはロックアップされたま
まであり、クラッチC2はタービン速度Ntを入力とし
て後進遊星ギヤセットrのリングギヤ素子Rrへ供給し
て、1.85のNi/No比を提供する。2速から1速
へのダウンシフトはクラッチC2を解除することにより
行われる。
【0022】2速から3速へのアップシフトは、前進遊
星ギヤセットfがオーバードライブとして作動するよう
にクラッチC5を係合させクラッチOCを解除すること
により行われ、1.37のNi/No比を提供する。3
速から2速へのダウンシフトは、クラッチC5を解除す
ると共にクラッチOCを係合させて前進遊星ギヤセット
fをロックアップ状態へ戻すことにより、行われる。
【0023】3速から4速へのアップシフトは、前進遊
星ギヤセットfをロックアップ状態へ戻すようにクラッ
チC5を解除すると共にクラッチOCを係合させ、後進
遊星ギヤセットrをロックアップするようにクラッチC
4を解除すると共にクラッチC3を係合させ、1方向ク
ラッチF2により後進ピニオンPrを解除させることに
より、行われる。この場合、タービン速度Ntは変速機
の出力シャフト20へ直接伝達され、1.00のNi/
No比を提供する。4速から3速へのダウンシフトは前
進遊星ギヤセットfをオーバードライブ状態へ戻すよう
にクラッチOCを解除すると共にクラッチC5を係合さ
せ、タービン速度Ntを入力としてリングギヤ素子Rr
へ供給するようにクラッチC3を解除すると共にクラッ
チC4を係合させることにより、行われる。
【0024】4速から5速へのアップシフトは、前進遊
星ギヤセットfをオーバードライブ状態で作動させるよ
うにクラッチC5を係合させる(エンジンブレーキを選
択する場合には、クラッチOCをも解除する)ことによ
り、行われ、0.74のNi/No比を提供する。5速
から4速へのダウンシフトはクラッチC5を解除する
(エンジンブレーキを選択する場合には、クラッチOC
をも係合させる)ことにより、行われる。
【0025】(容積式液圧)ポンプ60はエンジン出力
シャフト18により機械的に駆動せしめられる。ポンプ
60はフィルタ65を介して流体リザーバ64から低圧
液圧流体を受取り、出力ライン66を介して変速機制御
素子へライン圧力(Pline)流体を供給する。圧力
調整弁(PRV)68は出力ライン66に接続し、ライ
ン圧力の一部をライン70を介して流体リザーバ64へ
戻すことによりライン圧力を規制する機能を果たす。圧
力調整弁68の一端はライン71内の絞られたライン圧
力により偏倚され、他端はバネ力と、ライン72内の後
進比流体圧力(REV)と、ライン74内の制御された
バイアス圧力との合力により偏倚されている。
【0026】後進比流体圧力は後述する手動弁76によ
り供給される。制御されたバイアス圧力は電力モータ8
0へ供給された電流に関連して圧力を発生させるライン
圧力バイアス弁78により供給される。ライン圧力はラ
イン82、圧力制限弁84及びフィルタ85を介して入
力としてライン圧力バイアス弁78へ供給される。制限
されたライン圧力(ACT FEED圧力として参照す
る)はライン86を介して入力として制御装置の他の電
動アクチュエータへ供給される。上述の弁構成のため、
自動変速機14のライン圧力は電力モータ80により電
気的に規制されることが分かる。
【0027】ライン圧力の規制に加えて、圧力調整弁6
8はトルクコンバータ24のための規制されたコンバー
タ供給(CF)圧力をライン88内に発生させる。CF
圧力は入力としてTCC制御弁90へ供給され、この弁
は、開コンバータ作動が必要な場合に、CF圧力をトル
クコンバータ24の解除室56へ導く。この場合、トル
クコンバータ24からの帰還流体はライン94、TCC
制御弁90、オイルクーラー96及びオリフィス98を
介して排液される。
【0028】閉コンバータ作動が必要な場合は、TCC
制御弁90はトルクコンバータ24の解除室56内の圧
力をオリフィス付き排出部100へ排圧し、ライン10
2内の規制したTCC供給圧力を適用室54へ供給し、
クラッチTCCを係合させる。ライン102内のTCC
供給圧力はTCC調整弁104によりライン圧力から発
生せしめられる。
【0029】TCC制御弁90及びTCC調整弁104
は開コンバータ作動を生じさせるようにバネ偏倚されて
おり、それぞれの場合、バネ力はライン106内の電気
的に発生した制御圧力に対抗する。ライン106内の制
御圧力は(ソレノイド作動)TCCバイアス弁108に
よるライン110内の流体圧力の比例的規制によって発
生せしめられる。
【0030】閉コンバータ作動が必要な場合は、TCC
バイアス弁108のソレノイドが制御されたデューティ
サイクルでパルス幅変調せしめられ、ライン106内の
バイアス圧力を増大させる。TCC制御弁90を閉コン
バータ状態へ移動させるに要する圧力以上のバイアス圧
力を用いて、TCC調整弁104によりライン102内
に発生せしめられたTCC供給圧力を制御する。このよ
うにして、TCCバイアス弁108は、閉コンバータ作
動が必要な場合にクラッチTCCのトルク伝達容量を制
御するために使用される。
【0031】摩擦クラッチC1−C5、OC、CRは普
通の流体作動ピストンP1−P5、POC、PCRによ
りそれぞれ作動せしめられる。これらのピストンは、上
述の手動弁76、シフト弁120、122、124及び
アキュムレータ126、128、130を有する流体供
給装置に接続している。手動弁76は、運転手による変
速機のレンジセレクタ77の位置決めに応じて、後進
(REV)レンジ及び種々の前進レンジ(DR、D3
2)のための供給圧力を発生させる。REV圧力、DR
圧力及びD32圧力はライン72、132、134を介
して種々のシフト弁120ー124へ供給され、流体作
動ピストンP1−P5、POC、PCRへ適用される。
シフト弁120、122、124は制御されたバイアス
圧力に対抗してそれぞれバネ偏倚され、制御されたバイ
アス圧力はソレノイド作動弁A、C、Bにより発生せし
められる。アキュムレータ126、128、130はク
ラッチC5、C2、C3の係合(及び時には解除)に対
してそれぞれクッションを与えるために使用される。
【0032】変速機の種々の速比を確立するためのソレ
ノイド弁A、C、BのON/OFF状態の表を図4に示
す。ニュートラル及び駐車においては、ソレノイドA、
B、CはすべてOFF状態にある。この状態において
は、ライン圧力はオリフィス176を通してクラッチピ
ストンPOCへ供給されるが、残りのクラッチはすべて
解除状態にある。運転手によるレンジセレクタ77の移
動に応答して手動弁76により発生せしめられた後進比
流体圧力はライン72、73、140を介してクラッチ
ピストンP3へ直接供給され、ライン72、142、オ
リフィス144及びシフト弁124を介してクラッチピ
ストンPCRへ供給される。
【0033】前進(ドライブ)レンジへのガレージシフ
トは、手動弁76をD(ドライブ)位置へ移動させてラ
イン圧力をDR圧力供給ライン132へ接続したときに
行われる。DR圧力はライン146及びオリフィス14
8を介してクラッチピストンP1へ供給され、クラッチ
C1を漸進的に係合させる。同時に、ソレノイド作動弁
A、Cが付勢され、シフト弁120、122を作動させ
る。シフト弁122はライン132内のDR圧力を調整
弁150及びライン152を介してクラッチピストンP
4へ導く。シフト弁120はライン154を介してバイ
アス圧力を調整弁150へ供給し、クラッチC4の圧力
を昇圧させる。このようにして、クラッチC1、C4、
OCが係合し、1速比を確立する。
【0034】図4の表を参照すると、1ー2アップシフ
トは、ソレノイド作動弁Aを去勢してシフト弁120を
その不履行状態へ戻すことにより、行われる。これによ
り、ライン132内のDR圧力はシフト弁120、ライ
ン156、158、162及びオリフィス160を介し
てクラッチピストンP2へ導かれ、クラッチC2を係合
させる。ライン162はまた入力としてアキュムレータ
128へ接続され、その反対側は弁164により発生せ
しめられた規制圧力に維持される。それ故、クラッチC
2の係合に対しては、バネ力により抵抗を受けるC2ク
ラッチ供給圧力がアキュムレータ128のピストンをス
トローク運動させるときに、クッションが与えられる。
もちろん、2ー1ダウンシフトはソレノイド作動弁Aを
付勢することにより行われる。
【0035】2ー3アップシフトは、ソレノイド作動弁
Bを付勢してシフト弁124を作動させることにより、
行われる。これにより、オリフィス166を介してクラ
ッチピストンPOCの圧力が排圧されてクラッチOCを
解除し、ライン66内のライン圧力がオリフィス168
及びライン170を介してクラッチピストンP5へ供給
され、クラッチC5を漸進的に係合させる。ライン17
0はライン172を介してアキュムレータ126へ入力
として接続され、その反対側は弁164により発生せし
められた規制圧力に維持される。それ故、クラッチC5
の係合に対しては、バネ力により抵抗を受けるC5クラ
ッチ供給圧力がアキュムレータ126のピストンをスト
ローク運動させるときに、クッションが与えられる。も
ちろん、3ー2ダウンシフトはソレノイド作動弁Bを去
勢することにより行われる。
【0036】3ー4アップシフトは、ソレノイド作動弁
B、Cを去勢してシフト弁124、122をその不履行
状態へ戻す(図1、2)ことにより、行われる。これに
より、シフト弁124は(イ)クラッチピストンP5及
びアキュムレータ126の圧力をライン170及びオリ
フィス174を介して排圧し、クラッチC5を解除し、
(ロ)ライン66、171及びオリフィス176を介し
てクラッチピストンPOCに圧力を供給し、クラッチO
Cを係合させる。シフト弁122は(イ)ライン152
及びオリフィス178を介してクラッチピストンP4の
圧力を排圧し、クラッチC4を解除し、(ロ)シフト弁
120、オリフィス180及びライン182、184、
73、140を介してライン132内のDR圧力をクラ
ッチピストンP3へ供給し、クラッチC3を係合させ
る。
【0037】ライン182はライン186を介して入力
としてアキュムレータ130へ接続され、その反対側は
弁164により発生せしめられた規制圧力に維持され
る。それ故、クラッチC3の係合に対しては、バネ力に
より抵抗を受けるC3クラッチ供給圧力がアキュムレー
タ130のピストンをストローク運動させるときに、ク
ッションが与えられる。もちろん、4ー3ダウンシフト
はソレノイド作動弁B、Cを付勢することにより行われ
る。
【0038】4ー5アップシフトは、ソレノイド作動弁
Bを付勢してシフト弁124を作動させることにより、
行われる。これにより、オリフィス166を介してクラ
ッチピストンPOCの圧力が排圧されてクラッチOCを
解除し、ライン66内のライン圧力がオリフィス168
及びライン170を介してクラッチピストンP5へ供給
され、クラッチC5を漸進的に係合させる。後述する
が、ライン170はまたライン172を介してアキュム
レータ126へ入力として接続され、このアキュムレー
タは、クラッチC5の係合に対して、バネ力により抵抗
を受けるC5クラッチ供給圧力がアキュムレータ126
のピストンをストローク運動させるときに、クッション
を与える。もちろん、5ー4ダウンシフトはソレノイド
作動弁Bを去勢することにより行われる。
【0039】ソレノイド作動弁A、B、C、TCCバイ
アス弁108及びライン圧力バイアス弁78はすべてラ
イン192ー196を介して(コンピュータベースの)
変速機制御ユニット(TCU)190により制御され
る。上述のように、ソレノイド作動弁A、B、Cは簡単
なON/OFF制御で済むが、バイアス弁108、78
はパルス幅変調(PWM)せしめられる。制御は、ライ
ン197上のエンジンスロットル信号%T、ライン19
8上のタービン速度信号Nt及びライン199上の出力
速度信号Noを含む多数の入力信号に応答して実行され
る。スロットル信号はトランスデューサTにより感知さ
れるが如きスロットル機構16の位置に基づくものであ
り、タービン速度信号はセンサ200により感知される
が如きタービンシャフト42の速度に基づくものであ
り、出力速度信号はセンサ202により感知されるが如
き変速機の出力シャフト20の速度に基づくものであ
る。制御を実行するに当り、TCU190は後述する図
12ー16のフローチャートにより表される一連のコン
ピュータプログラムインストラクションを実施する。
【0040】上述のように、本発明はランスルー状態と
いう異常シフト状態の検出に関連する。上述のように、
オンカミングクラッチの完全係合は、通常は、それぞれ
のアキュムレータ126、128、130のストローク
の終了前に生じる。この状態を図5、6のグラフに示
し、これらのグラフでは、変速機の実際の速比(Nt/
No)及びオンカミングクラッチ供給圧力を示す。
【0041】ソレノイド状態は時間t0で作動してシフ
トを開始させ、流体圧力をそれぞれのクラッチ供給回路
へ導く。それぞれのクラッチピストンの適用室に流体が
満たされ、それぞれのクラッチの摩擦板が係合すると
(時間t1)、クラッチ圧力は図6にPinitにて示
す初期レベルまでジャンプする。圧力Pinitはライ
ン圧力、アキュムレータのバネ力及びアキュムレータピ
ストンのバネ側に供給された流体圧力により決定され
る。ライン圧力が増大すると、圧力Pinitも増大
し、ライン圧力が減少すれば、圧力Pinitも減少す
る。
【0042】時間t1後、アキュムレータのバネが圧縮
し始め、クラッチ圧力は図示のようにライン圧力Pli
neに向かって前進的に増大する。時間t2において、
圧力がP1に到達すると、オンカミングクラッチのトル
ク伝達容量が臨界容量に達し、この時点で、タービン速
度が低下し始め、測定した比が2速から3速への移行を
開始する。図5に示すように、時間t3において、クラ
ッチは完全に係合して速比の進行を完了する。アキュム
レータピストンのストロークは時間t4で完了し、この
時点で、クラッチ圧力がライン圧力Plineまで急激
に増大する(図6)。クラッチは時間t4の前に完全に
係合するので、車両の乗員はアキュムレータストローク
の終了時に生じる圧力の急激な上昇に気づかない。
【0043】上記米国特許第4,283,970号及び
同第4,653,350号各明細書に開示されているよ
うに、シフトの質は、実際のシフト時間を測定し、実際
のシフト時間を基準時間即ち所望時間と比較することに
より、決定される。これに関し、図5のグラフに示すよ
うに、速比の完了(RATCOMP)に対する百分率を
計算し、速比の所定進行期間中に経過する時間を測定す
ることにより、最良の結果が得られる。図示の実施例に
おいては、例えば、測定したシフト時間は速比の完了に
対する20%から80%までのインターバル、即ち時間
taからtbまでのインターバルとして定められる。
【0044】図7、8のグラフはランスルー状態を生じ
る異常に低いライン圧力で行われたアップシフトを示
す。全体の圧力レベルは低いライン圧力に対応して低下
するので、臨界クラッチ圧力P1の達成(時間t2)は
図6の正常なシフトに比べて大幅に遅れる。従って、速
比変化の開始も同様に遅れ、アキュムレータストローク
の終了時においてもシフトはいまだ進行中となる。図示
の例においては、時間tb(80% RATCOM
P)、時間t4(アキュムレータストロークの終了)及
び時間t3(シフトの終了)は図示のように実質上同時
に生じる。アキュムレータストロークの終了に関連する
クラッチ圧力の急激な上昇はシフト完成の速度を急激に
増大させ、このためシフトの質が低下する。
【0045】図7のグラフを参照すると、ランスルー状
態を生じるようなシフトの場合における測定したシフト
時間は図5に示す正常なシフト時間より著しく短いこと
が分かる。これは、正常な(ランスルー状態のない)シ
フト期間中に観察される圧力対シフト時間の関係に反す
るものである。正常なシフトにおいては、所望のシフト
時間より短い場合は、次の同様のシフトにおいてクラッ
チ圧力を減少させる必要性があることを指示する。しか
し、ランスルー状態を生じるシフトにおいては、所望の
シフト時間より短いシフト時間は異常に低い圧力により
生じる。圧力を更に減少させても、次のシフトにおける
ランスルー状態を悪化させるだけである。
【0046】本発明の制御は、ランスルー状態の発生を
検出したときに、シフト時間の誤差に無関係に、引き続
きのシフトに対して圧力を適応増大させることにより、
上述の不当な作動を回避する。本発明によれば、ランス
ルー状態は、シフト開始(時間t0)と比の進行の開始
(時間ta)との間のシフト時間と遅れ時間との相対値
を決定することにより、検出する。図11の構成図に関
連して後述するが、限界遅れ時間はシフト時間の関数と
して経験的に決定され、測定した遅れ時間が限界遅れ時
間より長いときにはランスルー状態を表示する。
【0047】図9の曲線210、212は一定の入力ト
ルクに対する種々のレベルのライン圧力でのアップシフ
ト期間中に測定した遅れ時間(t0−ta)及びシフト
時間(ta−tb)をそれぞれ示す。Pxより大きなラ
イン圧力で行ったシフトは、比の進行が対応するアキュ
ムレータストローク期間中に完了又は実質上完了する点
で、図5、6に照らし、正常であるとみなす。この状態
の下では、遅れ時間及びシフト時間は、曲線210、2
12の右側部分にて示すように、ライン圧力の増大につ
れてほぼ直線的に減少する。上述のように、既知の適応
圧力制御の基礎になるのがこの関係である。
【0048】しかし、ライン圧力がPx以下に下がる
と、遅れ時間は、図7、8に示すランスルー状態に関連
して上述したように、増大する。圧力が更に下がる(例
えば、Py以下に下がる)と、図7、8の例に示すよう
に、ランスルー状態は測定したシフト時間を更に縮め、
適応圧力制御の基礎となるシフト時間対ライン圧力の関
係を反転させる。
【0049】本発明によれば、シフト時間及び遅れ時間
の上述の発散を、ランスルー状態の発生を検出する手段
として利用する。図10はライン圧力の種々の値に対し
て図9の測定した遅れ時間とシフト時間との関係をプロ
ットしたものである。正常な(ランスルー状態のない)
シフト期間中に測定した時間は実質上点線214により
画定された帯域内に存在し、ランスルー状態でのシフト
期間中に測定した時間は実質上点線216により画定さ
れた帯域内に存在する。
【0050】本発明の制御は実線218により画定され
るような許容可能なシフトのしきい値を有効に確立す
る。遅れ時間対シフト時間の作動点が実線218の下に
存在する場合、正常なシフトが表示され、適応圧力制御
が可能となって、例えば上記米国特許第4,283,9
70号及び同第4,653,350号各明細書に開示さ
れているように、シフト時間誤差に関して、スケジュー
ルしたライン圧力を適当に修正する。しかし、遅れ時間
対シフト時間の作動点が実線218より上に存在する場
合は、ランスルー状態でのシフトが表示され、適応圧力
修正値はシフト時間誤差に関係なく増大せしめられる。
この増大の大きさは、多数の反復修正工程を必要とせず
にランスルー状態を排除できるように、測定した作動点
と実線218との間のずれに関連して決定される。
【0051】図示の実施例においては、図10に実線2
18で表されるしきい値は、測定したシフト時間(MS
T)の関数として限界遅れ時間(LDT)を記憶させる
ことにより、定められる。測定した遅れ時間(MDT)
が限界遅れ時間(LDT)より長い場合は、ランスルー
状態が表示され、差(MDT−LDT)に関連して圧力
増大が決定される。もちろん、代わりに、反対(逆)の
構成を用いてもよい。すなわち、測定した遅れ時間の関
数として限界遅れ時間を記憶させ、測定したシフト時間
と限界シフト時間とを比較してもよい。
【0052】本発明の制御装置の概略構成図を図11に
示す。正常な(ランスルー状態のない)作動において
は、ブロック220、222が各スケジュールしたアッ
プシフトの完了時の全体の圧力誤差PEを決定する。ブ
ロック220は目標速比Rdes及びシフトトルクST
Qの見積もり値の関数として所望のシフト時間(DS
T)を提供する。シフトトルクSTQはシフトを完了さ
せるに必要な慣性トルクとギヤセット入力トルクとの合
計に従って決定される。ギヤセットトルクはエンジン出
力トルクとトルクコンバータ24により提供される見積
もりトルク倍率との積に関連して計算する。慣性トルク
はシフト開始時のタービン速度Ntに関連して見積もる
ことができる。ブロック220内に示す曲線224は一
定の目標比に対する記憶したDST対TPSの関係を表
す。
【0053】ブロック220にて発生した所望のシフト
時間DST、測定したシフト時間MST及び目標速比R
desは、圧力誤差PEを発生させるためのブロック2
22への入力として提供される。ブロック222は、図
9に関連して上述した曲線212の右側部分と同様、各
目標速比に対する測定シフト時間MSTと変速機のライ
ン圧力との間の経験的に導いた関係を記憶している。測
定シフト時間MST及び所望シフト時間DSTは記憶さ
れた関数(関係)に適用され、対応するライン圧力値P
mst、Pdstを決定する。圧力値の差(Pmst−
Pdst)は圧力誤差出力PEを形成する。重要なこと
は、圧力誤差は正の値でも負の値でもとることができ、
同じ型式の引き続きのシフトにおいて、スケジュールし
たライン圧力を増大(正の場合)又は減少(負の場合)
させる。
【0054】ランスルー状態を検出しなかった場合は、
ブロック222からの圧力誤差は論理ゲート226を介
して制御装置の特徴付け部分228へ適用される。制御
装置のこの部分(後に詳説する)は論理ゲート226の
圧力誤差出力PEに基づき高低の圧力修正量PChi、
PCloを形成する。
【0055】所望のシフト時間に基づく圧力誤差PEの
決定(ブロック220、222)と並行して、本発明の
制御は限界遅れ時間LDTに基づき別の圧力誤差PEを
決定する。この決定はブロック230、232により行
う。ブロック230は図10に関連して上述した実線2
18に基づき、測定したシフト時間MST及び目標速比
Rdesの関数として限界遅れ時間DTを提供する。ブ
ロック230により発生せしめられた限界遅れ時間LD
T、測定した遅れ時間MDT及び目標速比Rdesは圧
力誤差PEを発生させるためのブロック232への入力
として提供される。ブロック232は、図9に関連して
上述した曲線210と同様、各目標速比に対する測定遅
れ時間MDTと変速機のライン圧力との間の経験的に導
いた関係を記憶している。測定遅れ時間が限界遅れ時間
を越えた場合は、これら両方の時間は記憶された関数
(関係)に適用され、対応するライン圧力値Pmdt、
Pldtを決定する。これらの圧力値間の差(Pldt
−Pmdt)は圧力誤差出力PEを形成する。DSTに
基づく圧力誤差とは異なり、この圧力誤差は、これが正
の値の場合にのみ使用される。
【0056】ランスルー圧力誤差PEは、正常時の圧力
誤差PEと共に、入力として論理ゲート226へ供給さ
れる。論理ゲート226は、上述のように、ランスルー
状態の検出がなかった場合に正常時の圧力誤差を通過さ
せるように作動するが、ランスルー状態が検出された場
合には、ランスルー圧力誤差を通過させるように作動す
る。従って、ランスルー圧力誤差は正常な適応圧力制御
を無効にすることができる。
【0057】上述のように、誤差特徴付け制御部分22
8は論理ゲート226の圧力誤差出力PEに基づき高低
の圧力修正量PChi、PCoを形成する。これらの修
正量はシフトトルクSTQの関数としての圧力修正2点
テーブルを形成する。図13のフローチャートに関連し
て後述するが、シフト期間中の圧力コマンドは、スケジ
ュールされた基礎圧力と2点修正テーブルから決定した
修正値との組合せ関数として決定される。
【0058】誤差特徴付け部分は、ブロック233ー2
38の作動を介して、高低の圧力誤差値PEhi、PE
lo間で圧力誤差PEを最初に割り当てる。ブロック2
33、236はシフトトルクSTQに関連して高低のセ
ル重量因子HCWF、LCEFを発生させ、これらの重
量因子HCWF、LCWFはブロック238、234に
おける圧力誤差PEに加えられて、高低の圧力誤差値P
Ehi、PEloを形成する。高低の圧力誤差値PEh
i、PEloはブロック242、240で個々に積分さ
れ、ブロック244のゲインテーブルに適用されて、高
低の積分因子IFhi、IFloを形成する。これらの
積分因子IFhi、IFloはブロック248、246
におけるPEhi、PEloにそれぞれ適用され、高低
の圧力修正項PChi、PCloを形成する。
【0059】ここで、図12ー16を参照すると、図1
2のフローチャートは本発明の制御を実施する際に車両
の作動中に周期的に実行される主コンピュータプログラ
ムを示す。ブロック250は、種々の項目及びタイマー
値を初期の状態に設定するために車両の各作動の開始時
に実行する一連のプログラムインストラクションを示
す。その後、フローチャートの流れに従ってブロック2
54ー259を順々にしかも反復して実行する。
【0060】ブロック252においては、前述のTCU
190が図1で示した種々の入力を読取り、必要ならル
ープタイマーをアップデートさせる。ブロック254は
所望の速比Rdes及び、所望の速比を達成するための
ソレノイド作動弁A、B、Cの所要の状態を決定する。
所望の速比Rdesはエンジンのスロットル位置TPS
及び車速Nvの所定の関数として普通の方法で決定でき
る。
【0061】図13のフローチャートにおいて更に詳細
に説明するが、ブロック256は所望のライン圧力LP
desを決定する。ブロック258は所望のライン圧力
LPdesを電力モータ80のためのPWMデューティ
サイクルに変換し、電力モータ80、TCCバイアス弁
108、ソレノイド作動弁A、B、Cを含む種々の電気
液圧素子を適当に付勢する。図14ー16のフローチャ
ートにおいて更に詳細に説明するが、ブロック259は
図11の制御装置の構成図に関連して上述したように適
応圧力修正値を発生させる。
【0062】図13のライン圧力を決定するフローチャ
ートを参照すると、ブロック260をまず実行して、自
動変速機14が非シフトモードにあるか、エンジンブレ
ーキモードにあるか、又はガレージシフトが進行中かを
判定する。これらの状態のうちのいずれかである場合、
ブロック262を実行して、モード特定検索テーブル
(説明しない)を利用して所望のライン圧力PLdes
を決定する。その他の場合は、自動変速機14はシフト
モードにあり、ブロック264ー270を実行して、シ
フトトルクSTQ及び車速Nvの関数として基礎ライン
圧力LPdesを検索し、適当な偏り量OSを加え、適
応修正量LPadを検索し、適用する。
【0063】ブロック266で示される偏り量はダウン
シフト偏り量OSds及び温度偏り量OStmpを含
む。ダウンシフト偏り量OSdsはギヤ及び車速Nvの
関数として決定され、温度偏り量OStmpは変速機の
オイル温度の関数として決定される。
【0064】図11の制御装置に関連して上述したよう
に、適応圧力修正値LPadはシフトトルクSTQ及び
目標速比の関数として決定される。この検索は図11に
関連して決定された高低の圧力修正値PChi、PCl
o間の補間を含む。
【0065】図14ー16の適応アップデートについて
のフローチャートにおいては、TCU190は図5ー8
に関連して定められた如き遅れ時間t0−ta及びシフ
ト時間ta−tbを測定し、図11に関連して定められ
た如き高低の圧力修正項PChi、PCloを発生させ
る。適応アップデートの無効が発効中か又は単一比のア
ップシフトが進行中でない場合(ブロック280ー28
2で判定)は、フローチャートのライン(線)284に
て示すように、ルーチンの以後の実行を行わない。アッ
プシフトが進行中であると判定された場合は、ブロック
268ー288が作動して、遅れ時間t0−taを測定
するための遅れタイマーを初期化する。ブロック290
ー292で判定されるように、比の完成(RATCOM
P)の百分率が20%に到達すると、ブロック294を
実行して、シフト時間ta−tbを測定するためのシフ
トタイマーを初期化し、遅れタイマーを停止させる。ブ
ロック296にて判定されるように、比の完成の百分率
が80%に到達すると、ブロック298ー300を実行
して、シフト進行中インジケータ(表示器)をリセット
し、遅れタイマーを停止させる。更に、ブロック302
を実行し、図11のブロック230に関連して上述した
測定シフト時間に関して限界遅れ時間(LDT)を検索
する。
【0066】次いで、ブロック306を実行し、図11
のブロック232に関連して上述した限界遅れ時間LD
T及び測定遅れ時間MDTに対応する圧力Pldt、P
mdtを検索する。ブロック308は差(Pmdt−P
ldt)に従って全体の圧力誤差PEを決定する。ブロ
ック309で判定されるように、この差が正の値のとき
は、ランスルー状態が表示され、ルーチンの残りを実行
し、対応する圧力修正を決定する。しかし、差が負又は
ゼロの場合は、ブロック310ー314を実行し、シフ
ト時間の考慮に基づき全体の圧力誤差PEを決定する。
【0067】ブロック310は図11のブロック220
に関連して上述したシフトトルクSTQ及び目標速比R
desに関して所望のシフト時間DSTを決定する。ブ
ロック312は図11のブロック222に関連して上述
した測定シフト時間NST及び所望のシフト時間DST
に対応する圧力Pmst、Pdstを決定する。次い
で、ブロック314が差(Pmst−Pdst)に従っ
て全体の圧力誤差PEを決定する。この差は正でも負で
もよく、図13のブロック264で定められた基礎圧力
コマンドを増大(正の場合)又は減少(負の場合)させ
る。
【0068】比の進行期間中の任意のときに、スロット
ル位置TPS及び駆動列の温度(TEMP)が所定の限
界外となった場合(ブロック316で判定)は、ブロッ
ク298ー314及び図14ー16のフローチャートの
残りを飛ばすとよい。この場合、ブロック318を実行
し、無効(オーバーライド)インジケータを設定して、
ブロック280がその後肯定(YES)に応答できるよ
うにする。
【0069】図15を参照すると、ブロック320ー3
22をまず実行し、全体の圧力誤差PEの値が+dbと
ーdbとで画定されるデッドバンド内に存在する場合
は、全体の圧力誤差をゼロに設定する。次いで、ブロッ
ク324ー326を実行し、高低のセル重量因子HCW
F、LCWFに基づき、高低の圧力誤差セルPEhi、
PElo間で全体の圧力誤差を割り当てる。図11のブ
ロック233、236で示したような重量因子はシフト
トルクSTQに関連して決定される。
【0070】ブロック328ー334は低セル圧力誤差
PEloを低セル適応修正積分項ACIloと比較す
る。PEloが十分に負で、ACIloが正の場合(ブ
ロック328ー330で判定)は、ブロック336を実
行し、ACIloをゼロにリセットする。同様に、PE
loが十分に正で、ACIloが負の場合(ブロック3
32ー334で判定)は、ブロック338を実行し、A
CIloをゼロにリセットする。その他の場合は、ブロ
ック340を実行し、ACIloにPEloを加えて、
積分項をアップデートする。
【0071】ブロック342ー348は高セル圧力誤差
PEhiを高セル適応修正積分項ACIhiと比較す
る。PEhiが十分負で、ACIhiが正の場合(ブロ
ック342ー344で判定)は、ブロック350を実行
し、ACIhiをゼロにリセットする。同様に、PEh
iが十分正で、ACIhiが負の場合(ブロック346
ー348で判定)は、ブロック352を実行し、ACI
hiをゼロにリセットする。その他の場合は、ブロック
354を実行し、ACIhiにPEhiを加えて、積分
項をアップデートする。
【0072】ブロック328ー338及びブロック34
2ー352は一緒になって作動し、圧力誤差PEの決定
に際し疑似のデータの影響を減少させる。それぞれの誤
差セルの符号が突然変わったときに積分項をリセットす
ることにより、疑わしい圧力誤差情報に基づく適応圧力
修正を回避する。
【0073】図16のフローチャートを参照すると、ブ
ロック358をまず実行し、図11のブロック244に
関連して上述したACIhi、ACIloにそれぞれ基
づく高低の積分因子IFhi、IFloを決定する。次
いで、ブロック360ー362がIFhi、IFloを
対応する高低の圧力誤差セルPEhi、PEloに適用
して、高低の圧力修正項PChi、PCloを形成す
る。最後に、ブロック364を実行し、目標速比Rde
sの関数として圧力修正項PChi、PCloを記憶さ
せ、図13のブロック268においてアドレスする2点
適応圧力修正テーブルをアップデートする。
【図面の簡単な説明】
【図1】(コンピュータベースの)制御ユニットにより
本発明に従って制御される(5速)自動変速機の一部の
構成図である。
【図2】(コンピュータベースの)制御ユニットにより
本発明に従って制御される(5速)自動変速機の残りの
部分の構成図である。
【図3】図1、2の自動変速機のクラッチの状態を示す
表である。
【図4】1つの速比から別の速比へのシフトを行うに必
要な電気的状態の変化を示す表である。
【図5】正常なシフトのためのシフトパラメータを示す
グラフである。
【図6】正常なシフトのためのシフトパラメータを示す
グラフである。
【図7】ランスルー状態でのシフトのためのシフトパラ
メータを示すグラフである。
【図8】ランスルー状態でのシフトのためのシフトパラ
メータを示すグラフである。
【図9】ライン圧力の関数としての測定遅れ時間及びシ
フト時間特性を示すグラフである。
【図10】本発明に従ってランスルー状態を検出するた
めに使用する測定シフト時間と遅れ時間との特徴的な関
係を示すグラフである。
【図11】本発明の制御装置の概略構成図である。
【図12】本発明の制御を実施するに当って図1の制御
ユニットにより実行されるコンピュータプログラムイン
ストラクションを表すフローチャートである。
【図13】本発明の制御を実施するに当って図1の制御
ユニットにより実行されるコンピュータプログラムイン
ストラクションを表すフローチャートである。
【図14】本発明の制御を実施するに当って図1の制御
ユニットにより実行されるコンピュータプログラムイン
ストラクションを表すフローチャートである。
【図15】本発明の制御を実施するに当って図1の制御
ユニットにより実行されるコンピュータプログラムイン
ストラクションを表すフローチャートである。
【図16】本発明の制御を実施するに当って図1の制御
ユニットにより実行されるコンピュータプログラムイン
ストラクションを表すフローチャートである。
【符号の説明】 14 自動変速機 60 ポンプ 68 圧力調整弁 120、122 シフト弁 126、128、130 アキュムレータ 190 変速機制御ユニット C2、C3、C5 クラッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の速比から目標の速比へ自動変速機
    をシフトさせるように係合可能な流体作動式のトルク伝
    達装置(C2、C3、C5)と、流体圧力源(60)
    と、規制したライン圧力を形成するために所定の圧力コ
    マンドに従って流体圧力を規制するための規制手段(6
    8)と、規制したライン圧力をトルク伝達装置へ導いて
    そのトルク伝達装置を係合させるように作動できるシフ
    ト弁(120、122)と、前記シフト弁により前記ト
    ルク伝達装置へ導かれる流体の一部を吸収するための流
    体アキュムレータ手段(126ー130)とを有する自
    動変速機(14)のための制御装置において、 目標の速比へのシフト期間中に、(イ)前記シフト弁の
    作動と検出した速比の変化との間のインターバルに対応
    する遅れ時間、及び(ロ)検出した速比の変化の持続期
    間に対応するシフト時間を測定するための測定手段(1
    90)と;測定したシフト時間及び測定した遅れ時間に
    より決定される作動点を所定のシフト時間対遅れ時間の
    関数と比較して、前記アキュムレータ手段のストローク
    期間後に速比の変化が完了するような異常シフト状態を
    検出するための比較手段(190)と;異常シフト状態
    の検出に応答して、目標の速比への引き続きのシフトに
    おいて、ライン圧力を増大させるような方向へ前記所定
    の圧力コマンドを調整し、異常シフト状態の再発生を阻
    止するための調整手段(190)と;を有することを特
    徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記異常シフト状態が比較的長い測定遅
    れ時間と比較的短い測定シフト時間との組合せにより特
    徴づけられることを特徴とする請求項1の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の圧力コマンドの調整が、前記
    作動点と前記所定のシフト時間対遅れ時間の関数との間
    のずれに関連して決定されることを特徴とする請求項1
    又は2の制御装置。
  4. 【請求項4】 正常状態の下での高質シフトを特徴づけ
    る所定のシフト時間と測定したシフト時間との間の検出
    したずれに基づき前記所定の圧力コマンドを調整するた
    めのシフト質制御手段を更に備え;前記調整手段が、異
    常シフト状態の検出に応答して前記シフト質制御手段の
    調整を無効にするか、目標の速比への引き続きのシフト
    において前記ライン圧力を増大させるような方向へ前記
    所定の圧力コマンドを調整して、異常シフト状態の再発
    生を阻止するための無効手段を有することを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 現在の速比から目標の速比へ自動変速機
    をシフトさせるように係合可能な流体作動式のトルク伝
    達装置(C2、C3、C5)と、流体圧力源(60)
    と、規制したライン圧力を形成するために所定の圧力コ
    マンドに従って流体圧力を規制するための規制手段(6
    8)と、規制したライン圧力をトルク伝達装置へ導いて
    そのトルク伝達装置を係合させるように作動できるシフ
    ト弁(120、122)と、前記シフト弁により前記ト
    ルク伝達装置へ導かれる流体の一部を吸収するための流
    体アキュムレータ手段(126ー130)とを有する自
    動変速機(14)のための制御装置において、 目標の速比へのシフト期間中に、(イ)前記シフト弁の
    作動と検出した速比の変化との間のインターバルに対応
    する遅れ時間、及び(ロ)検出した速比の変化の持続期
    間に対応するシフト時間を測定するための測定手段(1
    90)と;測定したシフト時間に応答し、前記アキュム
    レータ手段のストローク期間後に速比の変化が生じるよ
    うな異常シフト状態を特徴づける遅れ時間に対応する限
    界遅れ時間を提供するための手段(190)と;測定し
    た遅れ時間が前記限界遅れ時間を越えたときに、異常シ
    フト状態の発生を表示するための表示手段(190)
    と;異常シフト状態の検出に応答して、目標の速比への
    引き続きのシフトにおいて、ライン圧力を増大させるよ
    うな方向へ前記所定の圧力コマンドを調整し、異常シフ
    ト状態の再発生を阻止するための調整手段(190)
    と;を有することを特徴とする制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の圧力コマンドの調整が、測定
    した遅れ時間と前記限界遅れ時間との間のずれに関連し
    て決定されることを特徴とする請求項5の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記調整手段が、前記限界遅れ時間及び
    測定した遅れ時間にそれぞれ対応する第1及び第2の圧
    力信号を形成するために、当該限界遅れ時間及び測定し
    た遅れ時間を所定の遅れ時間対ライン圧力の特性に適用
    するための手段と;前記第1圧力信号と第2圧力信号と
    の間の差に関連して圧力修正を行う手段と;前記圧力修
    正に従って前記所定の圧力コマンドを調整する手段と;
    を有することを特徴とする請求項5又は6の制御装置。
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