JPH0611008A - 直進運動装置の防塵機構 - Google Patents

直進運動装置の防塵機構

Info

Publication number
JPH0611008A
JPH0611008A JP16153892A JP16153892A JPH0611008A JP H0611008 A JPH0611008 A JP H0611008A JP 16153892 A JP16153892 A JP 16153892A JP 16153892 A JP16153892 A JP 16153892A JP H0611008 A JPH0611008 A JP H0611008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
cover
belt
cover belt
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16153892A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kiriyama
朝浩 桐山
Hiroyuki Takenaka
浩之 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Corp
Original Assignee
Teijin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Seiki Co Ltd filed Critical Teijin Seiki Co Ltd
Priority to JP16153892A priority Critical patent/JPH0611008A/ja
Publication of JPH0611008A publication Critical patent/JPH0611008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、安価で耐久性が高く、カバーの取
り替えもきわめて容易な全く新規な防塵機構を提供する
ことを目的とする。 【構成】 所定長さのラック10とこのラック10の歯11に
噛合する噛合部材21を有する直進機構本体20とがラック
10の長手方向に相対移動する直進運動装置にあって、ラ
ック10の歯面側を覆うようラック10の長手方向に延在す
るとともに直進機構本体20に連結されたカバーベルト31
と、カバーベルト31の両側縁部を案内するとともにラッ
ク10の歯11を歯幅方向両側から覆う一対のガイド45、46
と、ラック10の長手方向両端側でカバーベルト31に当接
し、ラック10とカバーベルト31およびガイド45、46との
間に形成される空間の両端を閉止する一対の閉止部材41
と、を備えるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直進運動装置の防塵機
構、特にそのコスト低減と寿命向上を図った防塵装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種産業機械(例えば組立用ロボ
ット、走行ロボット、パレタイジングロボット、旋盤等
のワークローダ、タレットパンチプレスやレーザ加工機
等のXYテーブル、搬送台車装置、テーブルリフタ、ス
タッカークレーン)において、機械本体に対し移動台や
アーム等を直進運動させる装置が設けられており、その
代表的な例として、例えばラックを用いる直進運動装置
がある。
【0003】この種の直進運動装置では、ラックの歯面
に塵(例えば切粉のような塵)が付着しないようにする
必要があるため、ラックの長手方向に伸縮可能な蛇腹状
の防塵カバーでラックの歯面および両側面を覆うように
した防塵機構が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の直進運動装置の防塵機構にあっては、蛇腹状
の防塵カバーが非常に高価であり、防塵装置がコスト高
になるという問題があった。また、防塵カバーはその耐
用寿命が短かく、しかも、その防塵カバーの取り替え作
業にも手間がかかるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、安価で耐久性が高く、
カバーの取り替えも容易なまったく新規な防塵機構を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る直進運動装置の防塵機構は、所定長さのラッ
クと該ラックの歯に噛合する噛合部材を有する直進機構
本体とがラックの長手方向に相対移動する直進運動装置
にあって、前記ラックの歯面側を覆うようラックの長手
方向に延在するとともに前記直進機構本体に連結された
カバーベルトと、カバーベルトの両側縁部を案内すると
ともにラックの歯を歯幅方向両側から覆う一対のベルト
ガイド部材と、ラックの長手方向両端側でカバーベルト
に当接し、ラックとカバーベルトおよびベルトガイド部
材との間に形成される空間の両端を閉止する一対の閉止
部材と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、ラックの歯面側が直進機構本体に
連結されたカバーベルトによって覆われるとともに、そ
の歯幅方向両側が一対のベルトガイド部材によって覆わ
れ、その結果ラック歯面上に形成される空間が、一対の
閉止部材によって両端を閉止される。したがって、ラッ
クの歯は完全に覆われ、外部から遮断されることにな
る。また、カバーベルトはラックの歯面上方において平
坦なカバーとして構成できるから、安価な素材を用いた
としても優れた耐久性となり、取り替えも容易となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1および図2は本発明に係る直進運動装置の防塵機構の
一実施例を示す図であり、直進運動機構としてラック・
ピニオン機構を採用したものを示している。図1および
図2において、10は複数の歯11を有する所定長さのラッ
クであり、20はラック10にその長手方向両側への移動が
できるように装着された直進機構本体である。ラック10
は底面側に所定幅の溝16を有するベース15上に設けら
れ、複数のボルト17によってこのベース15に固定されて
いる。また、ベース15は複数のボルト18、19によって図
示しない設置面に固定されている。
【0009】直進機構本体20は、ラック10の歯11に噛合
するピニオン21(噛合部材)と、図示しない軸受により
ピニオン21の中心軸21aを支持するケース22と、このケ
ース22の背面に取り付けられピニオン21を駆動する図示
しない駆動手段とを有しており、直進機構本体20はその
駆動手段によりピニオン22を順逆回転させてラック10の
長手方向に往復移動することができる。
【0010】31はラック10の歯面側と背面側(ベース15
の溝16の底面)を覆う可撓性のカバーベルトである。こ
のカバーベルト31は、少なくともラック10の歯面を覆う
ようラック10に沿って延在しており、本実施例ではその
両端で複数の固定ボルト32、33および取付け板34、35に
よってケース22に固定されるとともに、その中間部でラ
ック10の長手方向一端側に設けられたローラ41と他端側
に設けられた図示しない同様なローラ(以下、このロー
ラもローラ41という)とに巻き掛けられ、略ループ状に
なっている。また、カバーベルト31は、ラック10の上方
側においてその両側縁部(幅方向両側)に形成された溝
31a、31bを一対の溝付きガイド45、46(ベルトガイド
部材)の内溝45a、46aに係合させるとともに、ラック
10の下方側においてベース15の底面に形成された溝16内
に収納されて内周面側を防塵されるようになっている。
一対のローラ41はそれぞれラック10の各一端側に設けら
れたローラ支持ブラケット43により軸42を介して回転自
在に支持されており、これらのローラ支持ブラケット43
は例えばラック10、ベース15および一対の溝付きガイド
45、46の両端面に当接し、かつ、カバーベルト31の内周
面から所定隙間だけ離間するとともに、カバーベルト31
の両側縁部に摺接又は近接するようになっている。ここ
で、カバーベルト31の両側縁部に摺接又は近接するロー
ラ支持ブラケット43の両腕部分は一対の溝付きガイド4
5、46に連続することでベルトガイド部材の一部として
も機能している。また、一対の溝付きガイド45、46はラ
ック10の歯11を歯幅方向両側から覆うようにラック10の
両側面に取り付けられており、両溝付きガイド45、46お
よびカバーベルト31とラック10との間には空間が形成さ
れるが、この空間は一対のローラ41および一対のローラ
支持ブラケット43によりその両端を閉止されることで外
部から遮断されている。すなわち、一対のローラ41は、
ラック10の長手方向両端側に回転自在に設けられた閉止
部材となっている。なお、ローラ支持ブラケット43をそ
れぞれ略コの字形断面として前記空間の両端をほぼ閉止
するようにし、2重の閉止構造とするのが好ましい。
【0011】一方、ベース15の両側面には直進案内溝15
a、15bが形成されている。これらのうち一方の溝15a
にはケース案内部材51が図示しない複数の循環式のボー
ルを介して係合しており、他方の溝15bにも図示しない
同様なケース案内部材が係合している。これら一対のケ
ース案内部材51等は前記複数のボールを循環させる公知
の循環通路を有しており、これら複数のボールを介して
直進機構本体20をラック10の長手方向にのみ移動可能に
案内するようになっている。
【0012】このような構成を有する本実施例において
は、ラック10の歯部が、直進機構本体20に連結されたカ
バーベルト31によって覆われるとともに、その歯幅方向
両側から一対の溝付きガイド45、46によって覆われ、そ
の結果ラック10とカバーベルト31および溝付きガイド4
5、46との間に形成された空間が、一対のローラ41によ
って両端を閉止される。したがって、ラック10の歯11は
完全に覆われて外部から遮断されることになり、ラック
10の歯部が防塵される。また、カバーベルト31は従来の
ように蛇腹状でなく、可撓性の平坦なベルトとして構成
できるから、安価な素材を用いたとしても優れた耐久性
となる。さらに、長期の使用により取り替えが必要にな
ったとしても、その取り替え作業はケース22に螺合する
固定ボルト32、33を緩めるだけのきわめて容易なものと
なる。
【0013】また、本実施例では、カバーベルト31を一
対のローラ41に巻き掛けて略ループ状に張り、ラック10
の背面側でカバーベルト31を防塵するようにしているの
で、防塵効果をより高めることができる。さらに、カバ
ーベルト31をその断面形状が略H形の溝付きベルトとし
ているので、カバーベルト31の両側縁部を溝付きガイド
45、46によって確実に案内させるとともにカバー性能を
高めることができる。
【0014】さらに、図3に示すように、本実施例のカ
バーベルト31に複数の位置決め用又は搬送用の突起部材
81、82を装着し、直進機構本体20のケース22に連結され
る移動体の位置決めや搬送に利用することも考えられ
る。この場合、カバーベルト31としては、補強層を有す
る複合構造のもの、あるいは、引張強度の大きいものが
好ましい。
【0015】なお、本発明におけるカバーベルトは、ラ
ックの背面側を走行するものに限るものではなく、例え
ばラック10の両端側にそれぞれカバー付きの巻取りロー
ラを設け、その巻取りローラにカバーベルトを引き出し
可能に巻き付けるとともに、そのベルトの先端をそれぞ
れ直進機構本体20のケース22に固定するようなことも考
えられる。すなわち、カバーベルトはラック歯面上にお
いて平坦なカバーとなっていれば良い。また、本実施例
ではピニオン21を噛合部材とする直進機構本体20を例示
したが、本発明の防塵機構は直進運動装置の直進機構が
どのような方式のものであってもその直進機構本体の前
後でラックの歯部を覆うものとして適用できることは言
うまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ラックの歯部を、歯面
に対向するカバーベルトと、歯幅方向両側のベルトガイ
ド部材とによって覆うとともに、その結果ラック歯面上
に形成された空間を一対の閉止部材によって両端で閉止
しているので、ラックの歯部を完全に覆って外部から遮
断し防塵することができるとともに、カバーベルトをラ
ックの歯面上方において平坦なカバーとすることがで
き、安価な素材を用いながらも耐久性に優れた防塵装置
とすることができる。また、カバーベルトの取り替えも
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る直進運動装置の防塵機構の一実施
例を示すその正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】そのカバーベルトに位置決め又は搬送機能を持
たせる場合の一態様を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ラック 15 ベース 16 溝 20 直進機構本体 21 ピニオン(噛合部材) 22 ケース 31 カバーベルト 41 ローラ(閉止部材) 45、46 溝付きガイド(ベルトガイド部材) 51 ケース案内部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長さのラック(10)と該ラック(10)の歯
    (11)に噛合する噛合部材(21)を有する直進機構本体(20)
    とがラック(10)の長手方向に相対移動する直進運動装置
    にあって、 前記ラック(10)の歯面側を覆うようラック(10)に沿って
    延在し、前記直進機構本体(20)に連結されたカバーベル
    ト(31)と、 カバーベルト(31)の両側縁部を案内するとともにラック
    (10)の歯(11)を歯幅方向両側から覆う一対のベルトガイ
    ド部材(45、46)と、 ラック(10)の長手方向両端側でカバーベルト(31)が巻き
    掛けられ、ラック(10)とカバーベルト(31)およびベルト
    ガイド部材(45、46)との間に形成される空間の両端を閉
    止する一対の回転自在な閉止部材(41)と、を備えたこと
    を特徴とする直進運動装置の防塵機構。
JP16153892A 1992-06-22 1992-06-22 直進運動装置の防塵機構 Pending JPH0611008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16153892A JPH0611008A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 直進運動装置の防塵機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16153892A JPH0611008A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 直進運動装置の防塵機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0611008A true JPH0611008A (ja) 1994-01-21

Family

ID=15737007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16153892A Pending JPH0611008A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 直進運動装置の防塵機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0611008A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6054219A (en) * 1996-05-28 2000-04-25 Hitachi, Ltd. Process for forming insulating layers on soft magnetic powder composite core from magnetic particles
CN109531251A (zh) * 2017-09-22 2019-03-29 株式会社松浦机械制作所 切削油的供给方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6054219A (en) * 1996-05-28 2000-04-25 Hitachi, Ltd. Process for forming insulating layers on soft magnetic powder composite core from magnetic particles
CN109531251A (zh) * 2017-09-22 2019-03-29 株式会社松浦机械制作所 切削油的供给方法
CN109531251B (zh) * 2017-09-22 2020-06-23 株式会社松浦机械制作所 切削油的供给方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5854460A (en) Linear motor driven laser cutting machine
US20090155039A1 (en) Multi-axis robot for high-speed applications
JPH0675813B2 (ja) 互に接し合つて縦方向可動に支承されて駆動される2つの機械部分の案内路のための防護装置
KR100623656B1 (ko) 로봇 이송 시스템
US5539987A (en) X-Y carriage moving system
JP2019146386A (ja) ケーブル移動装置
JPH0611008A (ja) 直進運動装置の防塵機構
KR101992638B1 (ko) 개선된 방진 구조를 갖는 리니어 액추에이터
EP0160923A1 (en) Linear actuator
JP4444384B2 (ja) レーザ加工装置
EP1232037B1 (en) Laser beam guide
CN210908461U (zh) 防尘式移动安装架及具有该安装架的切割装置
JPH09210059A (ja) リニアガイドとレール棒を設けたレールガイド
JPH0746472Y2 (ja) 直進走行装置
US5393144A (en) Linear motion guide unit
JPH1110577A (ja) 直線作動装置
JP4354619B2 (ja) 単軸ロボット
JPH07310798A (ja) 直進運動装置の防塵機構
CN213081505U (zh) 直线运动机构及机器人
JPH10217165A (ja) 直線移動型ロボット
JPH07208571A (ja) 直線駆動装置
JPH07208570A (ja) 直線駆動装置
KR20180078581A (ko) 로봇을 이용한 고속 프레스 공정 자동화 장치
KR20100000456A (ko) 직선이동장치
JP2576500Y2 (ja) 加工機における案内面の保護装置