JPH06108819A - 共鳴型消音器 - Google Patents

共鳴型消音器

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JPH06108819A
JPH06108819A JP28072792A JP28072792A JPH06108819A JP H06108819 A JPH06108819 A JP H06108819A JP 28072792 A JP28072792 A JP 28072792A JP 28072792 A JP28072792 A JP 28072792A JP H06108819 A JPH06108819 A JP H06108819A
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JP
Japan
Prior art keywords
resonance
flange
ventilation pipe
silencer
resonance chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP28072792A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kameyama
聡史 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Denso Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共鳴型消音器の気体通路と、気体通路と共鳴
室との連通部とを一体的に射出成形することにより、消
音器の構成部品数を削減する。 【構成】 第一の樹脂一体成形品12と第二の樹脂一体
成形品14とを接合することによって共鳴型消音器10
を製作する。共鳴室ハウジングを形成する容器状部の接
合を、有底容器状部20の開放端と平板状のフランジ2
6との接合とし、フランジ26に共鳴室46と連通する
連通管34を有する通気管部28,34を一体成形でき
るように成形品形状を設定する。部品点数を2点とする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂性の共鳴型消
音器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通気管路内を伝搬する騒音を消音するた
めに多種類の消音器が用いられているが、その一つに共
鳴型消音器がある。消音器はその多くが金属製であるた
め、重く、また、複雑な形状を有するものを製造する場
合には作業量が多くなり、コストアップを伴う。そのた
め、軽く、かつ、成形が容易で作業量の少ない合成樹脂
製の共鳴型消音器が開発されており、実開昭60−12
881号公報に開示されている。ここに開示された共鳴
型消音器は、有底筒状体部とその底壁を貫通する通気管
とからなる合成樹脂の一体成形品を2つ用いて筒状体部
の開口端を互いに接合することによって共鳴体を形成
し、共鳴室内に開口する2つの通気管部を、連通管を備
えてT字形をなす別体の通気管部で接続して一貫した通
気管を形成するとともにその通気管と共鳴室とを連通さ
せたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記合成樹脂製共鳴型
消音器は消音性能は良好であるが、その製造工程におい
て、2個の有底筒状体の開口部を互いに接合して共鳴室
を形成する方法を用いているため、騒音伝搬気体の通路
である通気管部と共鳴室ハウジングを構成する有底筒状
体とを一体成形することは可能であるが、通気管部と共
鳴室とを連通させる連通管をその一体成形品と同時に成
形することは困難であり、別部品を使用している。その
ため、部品点数が増加し、組付け時の作業量が増加して
コストアップとなる。そこで、本発明では、連通管を通
気管部と一体成形することにより、部品点数の少ない共
鳴型消音器を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、有底容器状部とそれの底壁を貫通する第
1の通気管部とを有する第1の樹脂一体成形品と、フラ
ンジとそのフランジを貫通する第2の通気管部とその第
2の通気管部の周壁を貫通する少なくとも一つの連通管
とを有する第2の樹脂一体成形品とを備え、前記第1の
通気管部と前記第2の通気管部とが同軸的に接合される
とともに、前記有底容器状部の開放端に前記フランジが
その開放端を閉塞する状態で接合されて共鳴室が形成さ
れ、その共鳴室内に前記連通管が開口させられたことを
要旨とする。
【0005】
【作用】本発明においても、前記公報に記載の発明と同
様に、第1の樹脂一体成形品と第2の樹脂一体成形品と
により構成し、それら両一体成形品を、それぞれ共鳴室
ハウジングを構成する部分と通気管を構成する部分とを
有するものとするのであるが、共鳴室ハウジングを形成
する容器状部の接合を、容器状部開放端と平板状のフラ
ンジとの接合によって行うことにしたのである。その結
果、共鳴室と連通する連通管を有する通気管部をフラン
ジ部と一体成形することが可能となり、共鳴型消音器
は、基本的に有底容器状部とフランジとの接合、およ
び、第1の通気管部と第2の通気管部との接合の2か所
の接合によって製作が可能となった。
【0006】
【効果】本発明によれば、従来技術での騒音低減効果を
損なうことなく、部品点数を削減できるとともに組付け
時の作業量を減少させることができ、製造コストを低減
することができる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1,図2に第1の実施例における共鳴型消音器10の
構成を示す。共鳴型消音器10は、第1の成形品12と
第2の成形品14とから構成される。第1の成形品12
は、共鳴体の外周円筒部16と外周円筒部16の一端を
閉塞する底壁18とから構成される有底容器状部20
と、底壁18を貫通する第1の通気管部22とから成
る。外周円筒部16の開放端にはフランジ23が形成さ
れている。また、底壁18における第1の通気管部22
の貫通部の周囲が、底壁18から外周円筒部16内側に
陥没して浅底壁24が形成され、第1の通気管部22は
その一方の開口部を浅底壁24上に有する。第2の成形
品14は、フランジ26とフランジ26を貫通する第2
の通気管部28とからなる。第2の通気管部28はフラ
ンジ26の両側にその管状部30,32を有し、一方の
管状部30にその管状部30の周壁を貫通する連通管3
4を有する。連通管34を有する管状部30は第1の成
形品12の外周円筒部16の開放端を含む平面から浅底
壁内面36までの距離に等しい長さを有し、その端部に
はフランジ38が形成されている。上記2部品とも、耐
熱性合成樹脂を射出成形した一体成形品である。
【0008】第1の通気管部22と第2の通気管部28
とを同軸に当接させ、第1の成形品12と第2の成形品
14とを接合することにより共鳴型消音器10が製作さ
れる。接合は、外周円筒部16のフランジ23とフラン
ジ26とを溶着し、第2の通気管部28のフランジ38
を浅底壁内面36に溶着することによって行われる。騒
音伝搬気体は、第1の通気管部22と第2の通気管部2
8とを通過するが、連通管34を通過する際、共鳴室4
0および連通管34の共鳴作用により、一定周波数での
消音効果が得られる。
【0009】図3,図4に第2の実施例を示す。第1の
実施例と同様な構成を有するが、第1の成形品12の底
壁18が浅底壁(図1参照)を有しない点で異なる。な
お、作用は同一である。
【0010】図5,図6,図7に第3の実施例を示す。
第1の実施例と同一部品には同一符号が付されている、
第1の実施例との相違点は、連通管34と同じ作用をす
る連通管50を第2の通気管部28の周壁に有し、か
つ、共鳴室内を2つに分割する隔壁52,54を備える
点である。即ち、第2の通気管部28はフランジ26の
両側にその管状部30,32を有し、一方の管状部30
にその周壁を貫通する連通管34と、その連通管34と
同軸に周壁を貫通する連通管50とを有し、また、連通
管34および連通管50の軸線と垂直で、かつ、第2の
通気管部28の軸線を含む平面上で、第2の通気管部2
8と第2の通気管部28のフランジ38とフランジ26
と一体に第1の隔壁52が形成され、同一平面上で第1
の成形品12に一体的に第2の隔壁54が形成されてい
るのである。
【0011】第1の成形品12と第2の成形品14とを
接合することにより共鳴型消音器59が製作される。接
合は、外周円筒部16のフランジ23とフランジ26と
を溶着し、第2の通気管部28のフランジ38を浅底壁
内面36に溶着し、第1の隔壁52と第2の隔壁54と
をそれぞれの端端56,58で溶着することによって行
われる。第1の隔壁52と第2の隔壁54とから成る隔
壁によって、共鳴室が二つの共鳴室60,62に分けら
れるため二つの共鳴効果を有する。なお、本実施例にお
いて、第1および第2の隔壁52,54を一平面上に形
成せず、180度より小さい角度をなすように傾けて形
成することにより、共鳴室60,62の容積を相異なら
せたり、連通管34と連通管50の直径や長さを相異な
らせたりすれば、幅広い周波数帯に騒音低減効果が得ら
れる。
【0012】図8,図9,図10に第4の実施例を示
す。第3の実施例と同様な構成であるが、第3の実施例
における連通管50(図5参照)を有せず、第1の隔壁
52を貫通する連通管64を有する点で異なる。作用
は、第3の実施例と同一である。
【0013】以上実施例に示した如く、共鳴室の外周円
筒の接合位置を外周円筒部の一端に移すことにより、共
鳴室と気体通路とを結ぶ連通管を気体通路と一体成形す
ることが可能になり、部品点数が減り、製作も容易とな
った。さらに、共鳴室内に隔壁を形成することも可能と
なり、消音器としての騒音低減効果を向上させることが
できた。
【0014】以上いくつかの実施例を示したが、使用材
料や製作方法等は上記例示に限られるものではなく、例
えば、部品の接合は溶着でなく接着剤等によってもよ
く、使用する樹脂は耐熱製でなく、汎用樹脂等を用いて
もよく、さらには、無機物あるいは有機物の充填材等を
含んでもよい。また、共鳴室内に形成された気体通路と
共鳴室との連通管および隔壁は、その位置を自由に設定
することができ、その数、および、形状等も、一体成形
ができる範囲内で変更可能である。その他、特許請求の
範囲を逸脱すること無く、等業者の知識に基づいて種々
の変形、改良を施した態様で本発明を実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の共鳴型消音器の正面断面図であ
る。
【図2】図1の消音器のA−A断面図である。
【図3】第2の実施例の共鳴型消音器の正面断面図であ
る。
【図4】図3の消音器のB−B断面図である。
【図5】第3の実施例の共鳴型消音器の正面断面図であ
る。
【図6】図5の消音器のC−C断面図である。
【図7】図5におけるD−D断面図である。
【図8】第4の実施例の共鳴型消音器の正面断面図であ
る。
【図9】図8の消音器のE−E断面図である。
【図10】図8におけるF−F断面図である。
【符号の説明】
10 共鳴型消音器 12 第1の成型品 14 第2の成型品 18 底壁 20 有底容器状部 22 第1の通気管部 26 フランジ 28 第2の通気管部 34 連通管 40 共鳴室 50 連通管 52 第1の隔壁 54 第2の隔壁 59 共鳴型消音器 64 連通管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底容器状部とそれの底壁を貫通する第
    1の通気管部とを有する第1の樹脂一体成形品と、フラ
    ンジとそのフランジを貫通する第2の通気管部とその第
    2の通気管部の周壁を貫通する少なくとも一つの連通管
    とを有する第2の樹脂一体成形品とを備え、前記第1の
    通気管部と前記第2の通気管部とが同軸的に接合される
    とともに、前記有底容器状部の開放端に前記フランジが
    その開放端を閉塞する状態で接合されて共鳴室が形成さ
    れ、その共鳴室内に前記連通管が開口させられたことを
    特徴とする共鳴型消音器。
JP28072792A 1992-09-26 1992-09-26 共鳴型消音器 Pending JPH06108819A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816991A1 (fr) * 2000-11-23 2002-05-24 Westaflex Automobile Dispositif formant silencieux, notamment pour un moteur turbo
JP2017166333A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社竹中工務店 排気音低減装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2816991A1 (fr) * 2000-11-23 2002-05-24 Westaflex Automobile Dispositif formant silencieux, notamment pour un moteur turbo
EP1209348A1 (fr) * 2000-11-23 2002-05-29 Westaflex-Automobile S.A. Dispositif formant silencieux, notamment pour un moteur turbo
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