JPH06108546A - 小梁の取付具 - Google Patents
小梁の取付具Info
- Publication number
- JPH06108546A JPH06108546A JP4252791A JP25279192A JPH06108546A JP H06108546 A JPH06108546 A JP H06108546A JP 4252791 A JP4252791 A JP 4252791A JP 25279192 A JP25279192 A JP 25279192A JP H06108546 A JPH06108546 A JP H06108546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- fixture
- joist
- flange
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 梁に取付具を利用して小梁を架設する場合
に、小梁が架設される梁が多種類ある場合でも、一種類
の取付具ですべて対応することができ、且つ架設される
小梁についても一種類ですむ小梁の取付具を提供する。 【構成】 取付具18の固定部18Aに床梁16のウエ
ブ20と接合される第1の接合部18Bと、床梁16の
下部フランジ22の外面22Aと接合される第2の接合
部18Cとを設けるとともに、根太の端部を両側から挟
み込む支持面18D,18Eを設け、支持面18D,1
8Eとの間に根太の端部を挿入して取付けている。この
ため、取付具18及び根太は、下部フランジ22及び上
部フランジ24間の内面寸法に制約されることなく梁1
6に取付けられる。
に、小梁が架設される梁が多種類ある場合でも、一種類
の取付具ですべて対応することができ、且つ架設される
小梁についても一種類ですむ小梁の取付具を提供する。 【構成】 取付具18の固定部18Aに床梁16のウエ
ブ20と接合される第1の接合部18Bと、床梁16の
下部フランジ22の外面22Aと接合される第2の接合
部18Cとを設けるとともに、根太の端部を両側から挟
み込む支持面18D,18Eを設け、支持面18D,1
8Eとの間に根太の端部を挿入して取付けている。この
ため、取付具18及び根太は、下部フランジ22及び上
部フランジ24間の内面寸法に制約されることなく梁1
6に取付けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小梁の取付具に係り、
例えばユニット工法建物の構成要素である建物ユニット
の対向する一対の梁に天井用又は床用の小梁を架設する
場合に好適な小梁の取付具に関する。
例えばユニット工法建物の構成要素である建物ユニット
の対向する一対の梁に天井用又は床用の小梁を架設する
場合に好適な小梁の取付具に関する。
【0002】
【背景技術】近年、住宅等の建物建設に多用されるよう
になってきたユニット工法は、建物を構成する多様な部
品を組み付けた居室ユニット、屋根ユニット等のモジュ
ール化された建物ユニットを予め工場生産した後、これ
らの建物ユニットを建設現場に輸送し、建設現場にてこ
れらの各建物ユニットを組み合わせてユニット建物を建
設する。かかるユニット工法には、建設現場での作業を
簡略化し、工期の短縮につながる利点がある。
になってきたユニット工法は、建物を構成する多様な部
品を組み付けた居室ユニット、屋根ユニット等のモジュ
ール化された建物ユニットを予め工場生産した後、これ
らの建物ユニットを建設現場に輸送し、建設現場にてこ
れらの各建物ユニットを組み合わせてユニット建物を建
設する。かかるユニット工法には、建設現場での作業を
簡略化し、工期の短縮につながる利点がある。
【0003】このような建物ユニットは、四隅に立設さ
れた柱の上端間と下端間に各々天井梁と床梁とを架設し
て箱状の骨組みが形成されているとともに、対向する長
辺側の床梁又は天井梁との間に、小梁、つまり床根太又
は天井用の小梁が架設され、これらの小梁を利用して床
と天井とが建物ユニット内に形成されている。
れた柱の上端間と下端間に各々天井梁と床梁とを架設し
て箱状の骨組みが形成されているとともに、対向する長
辺側の床梁又は天井梁との間に、小梁、つまり床根太又
は天井用の小梁が架設され、これらの小梁を利用して床
と天井とが建物ユニット内に形成されている。
【0004】図5は、床梁に取付けられた従来の小梁の
取付具を示す側断面図である。図5に示すように、建物
ユニットの床梁1の鋼材として、例えば断面コの字状の
Cチャンネル材が多く使用されている。この床梁1は、
ウエブ2と、このウエブ2から直角方向に延出する上部
フランジ4及び下部フランジ6とから構成されている。
取付具を示す側断面図である。図5に示すように、建物
ユニットの床梁1の鋼材として、例えば断面コの字状の
Cチャンネル材が多く使用されている。この床梁1は、
ウエブ2と、このウエブ2から直角方向に延出する上部
フランジ4及び下部フランジ6とから構成されている。
【0005】この床梁1に根太を架設するには、下部フ
ランジ6の内面6Aに図示しない根太の端部下面を支持
させるとともに、根太の端部側面を床梁1の内側に取付
けられた根太接合用の取付具8に固定することにより行
っている。
ランジ6の内面6Aに図示しない根太の端部下面を支持
させるとともに、根太の端部側面を床梁1の内側に取付
けられた根太接合用の取付具8に固定することにより行
っている。
【0006】この取付具8は、その上端8Aが床梁1の
上部フランジ4の内面4Aに、下端8Bが下部フランジ
6の内面6Aにスポット溶接によって各々取付けられ
る。従って、取付具8の上端8A及び下端8B間の縦寸
法は、内面4A及び内面6A間の寸法L1(以下、内面
寸法)と同寸法に形成されている必要がある。
上部フランジ4の内面4Aに、下端8Bが下部フランジ
6の内面6Aにスポット溶接によって各々取付けられ
る。従って、取付具8の上端8A及び下端8B間の縦寸
法は、内面4A及び内面6A間の寸法L1(以下、内面
寸法)と同寸法に形成されている必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、床梁につい
ては、その梁に係る荷重に応じて異なる肉厚の梁が用い
られる場合がある。しかし、建物ユニットの床梁1に用
いられるCチャンネル材の外形寸法L2は、規定寸法に
統一されているため、梁の種類によっては外形寸法L2
が同じでも、内面寸法L1がちがってくることになり、
取付具8についても、床梁1の内面寸法L1に合わせた
ものが梁の種類毎に必要となる。
ては、その梁に係る荷重に応じて異なる肉厚の梁が用い
られる場合がある。しかし、建物ユニットの床梁1に用
いられるCチャンネル材の外形寸法L2は、規定寸法に
統一されているため、梁の種類によっては外形寸法L2
が同じでも、内面寸法L1がちがってくることになり、
取付具8についても、床梁1の内面寸法L1に合わせた
ものが梁の種類毎に必要となる。
【0008】また、図示していないが取付具8を介して
架設される根太は、床仕上げ等の点から床梁1の上部フ
ランジ4の外面4Bと面一となる高さ寸法とするのが望
ましい。例えば、根太を下部フランジ6の内面6Aに当
接させて支持させる場合に、外面4Bと面一にするため
の根太の高さ寸法は、床梁1の外形寸法L2から下部フ
ランジ6の肉厚tをひいた寸法となる。従って、肉厚t
が異なれば、取付具8の場合と同様に、根太についても
その高さ寸法が変わってくることになり、梁の種類に対
応した根太が必要となる。
架設される根太は、床仕上げ等の点から床梁1の上部フ
ランジ4の外面4Bと面一となる高さ寸法とするのが望
ましい。例えば、根太を下部フランジ6の内面6Aに当
接させて支持させる場合に、外面4Bと面一にするため
の根太の高さ寸法は、床梁1の外形寸法L2から下部フ
ランジ6の肉厚tをひいた寸法となる。従って、肉厚t
が異なれば、取付具8の場合と同様に、根太についても
その高さ寸法が変わってくることになり、梁の種類に対
応した根太が必要となる。
【0009】しかし、床梁の種類毎に異なる寸法の取付
具及び根太を準備しておくのは、建物ユニットの製造工
場における部品管理の煩雑化を招くとともに、部品の多
種類化によるコスト高の原因となる。
具及び根太を準備しておくのは、建物ユニットの製造工
場における部品管理の煩雑化を招くとともに、部品の多
種類化によるコスト高の原因となる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、梁に取付具を利用して小梁を架設する場合
に、小梁が架設される梁が多種類ある場合でも、一種類
の取付具で対応することができ、且つ架設される小梁に
ついても一種類ですむ小梁の取付具を提供することを目
的とする。
たもので、梁に取付具を利用して小梁を架設する場合
に、小梁が架設される梁が多種類ある場合でも、一種類
の取付具で対応することができ、且つ架設される小梁に
ついても一種類ですむ小梁の取付具を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエブ及びこ
のウエブの両端から直角に延出する一対のフランジを有
する梁に小梁を固定する場合に使用する小梁の取付具に
おいて、前記小梁の端部を支持する支持面が設けられた
固定部を有し、この固定部には、前記ウエブに接合され
る第1の接合部と、前記一対のフランジのうち少なくと
も一方のフランジの外面と接合される第2の接合部とが
設けられていることを特徴としている。
のウエブの両端から直角に延出する一対のフランジを有
する梁に小梁を固定する場合に使用する小梁の取付具に
おいて、前記小梁の端部を支持する支持面が設けられた
固定部を有し、この固定部には、前記ウエブに接合され
る第1の接合部と、前記一対のフランジのうち少なくと
も一方のフランジの外面と接合される第2の接合部とが
設けられていることを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明によれば、小梁の取付具に梁のウエブと
接合される第1の接合部と、梁の一方のフランジの外面
と接合される第2の接合部とを設け、これらの第1及び
第2の接合部を梁に対して接合することにより取付具を
梁に取付けている。つまり、取付具は、梁のウエブと一
方のフランジとを連結するようにして梁に取付けられる
ので、下部フランジと上部フランジとの間の寸法に制約
されることなく梁に取付けることができる。
接合される第1の接合部と、梁の一方のフランジの外面
と接合される第2の接合部とを設け、これらの第1及び
第2の接合部を梁に対して接合することにより取付具を
梁に取付けている。つまり、取付具は、梁のウエブと一
方のフランジとを連結するようにして梁に取付けられる
ので、下部フランジと上部フランジとの間の寸法に制約
されることなく梁に取付けることができる。
【0013】また、梁に対する取付具の高さ位置は、取
付具の第2の接合部が接合される一方のフランジの外面
の位置を基準に決まる。このため、取付具の支持面から
他方のフランジの外面までの距離は、梁の外形寸法が同
じであればフランジの肉厚寸法にかかわらず一定とな
る。従って、取付具の支持面上に支持される小梁の高さ
寸法をフランジの肉厚寸法にかかわらず一定にすること
ができる。
付具の第2の接合部が接合される一方のフランジの外面
の位置を基準に決まる。このため、取付具の支持面から
他方のフランジの外面までの距離は、梁の外形寸法が同
じであればフランジの肉厚寸法にかかわらず一定とな
る。従って、取付具の支持面上に支持される小梁の高さ
寸法をフランジの肉厚寸法にかかわらず一定にすること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る小梁の
取付具の実施例について詳説する。
取付具の実施例について詳説する。
【0015】先ず、床用の小梁、つまり、床梁に根太を
架設する場合に使用される取付具の実施例について説明
する。
架設する場合に使用される取付具の実施例について説明
する。
【0016】図1は、本発明に係る小梁の取付具が適用
される建物ユニットの概略斜視図、図2は、本実施例に
係る小梁の取付具の要部斜視図、図3は、本実施例に係
る小梁の取付具によって床梁に根太を架設した場合を示
す側断面図、図4は、本実施例に係る小梁の取付具によ
って床梁に根太を架設した場合を示す要部斜視図であ
る。
される建物ユニットの概略斜視図、図2は、本実施例に
係る小梁の取付具の要部斜視図、図3は、本実施例に係
る小梁の取付具によって床梁に根太を架設した場合を示
す側断面図、図4は、本実施例に係る小梁の取付具によ
って床梁に根太を架設した場合を示す要部斜視図であ
る。
【0017】図1の建物ユニット10は、柱12と、長
辺方向の天井梁14、短辺方向の天井梁15、長辺方向
の床梁16、短辺方向の床梁17等から構成される。
辺方向の天井梁14、短辺方向の天井梁15、長辺方向
の床梁16、短辺方向の床梁17等から構成される。
【0018】四隅に立設された柱12の上端間及び下端
間には、それぞれ天井梁14,15、床梁16,17が
2本ずつ架けわたされ、これにより直方体状の建物ユニ
ット10の骨組みを形成している。ここで、柱12は、
断面四角形状の角パイプであり、天井梁14,15、床
梁16,17は、断面コの字状のCチャンネル材であ
る。
間には、それぞれ天井梁14,15、床梁16,17が
2本ずつ架けわたされ、これにより直方体状の建物ユニ
ット10の骨組みを形成している。ここで、柱12は、
断面四角形状の角パイプであり、天井梁14,15、床
梁16,17は、断面コの字状のCチャンネル材であ
る。
【0019】建物ユニット10の床梁16は、図2に示
すようにウエブ20と、このウエブ20の両端から直角
に延出する一対の下部フランジ22、上部フランジ24
とから構成される。この床梁16には、複数個の取付具
18が所定間隔毎に取付けられ、これらの取付具18を
介して対向する床梁16間に根太26が架設される。
すようにウエブ20と、このウエブ20の両端から直角
に延出する一対の下部フランジ22、上部フランジ24
とから構成される。この床梁16には、複数個の取付具
18が所定間隔毎に取付けられ、これらの取付具18を
介して対向する床梁16間に根太26が架設される。
【0020】取付具18は、根太26を固定する固定部
18Aを中心に構成される。固定部18Aには、第1の
接合部18Bが固定部18Aに対して直角に折曲げ形成
され、この固定部18Aが床梁16のウエブ20にスポ
ット溶接されている。また、固定部18Aの下部には、
第2の接合部18Cがアングル材の水平部を利用して形
成されている。アングル材は、その側端が固定部18A
の下部に溶接され、第2の接合部18Cを下部フランジ
22の方向に延出させている。
18Aを中心に構成される。固定部18Aには、第1の
接合部18Bが固定部18Aに対して直角に折曲げ形成
され、この固定部18Aが床梁16のウエブ20にスポ
ット溶接されている。また、固定部18Aの下部には、
第2の接合部18Cがアングル材の水平部を利用して形
成されている。アングル材は、その側端が固定部18A
の下部に溶接され、第2の接合部18Cを下部フランジ
22の方向に延出させている。
【0021】第2の接合部18Cは、下部フランジ22
の外面22Aにスポット溶接され、これにより取付具1
8が床梁16に取付けられている。つまり、取付具18
は、図3に示すように、上部フランジ24と下部フラン
ジ22との間を連結することなく床梁16に取付けられ
ているので、上部フランジ16A及び下部フランジ16
B間の内面寸法L3による制約を一切受けることなく床
梁16に取付けが可能となる。
の外面22Aにスポット溶接され、これにより取付具1
8が床梁16に取付けられている。つまり、取付具18
は、図3に示すように、上部フランジ24と下部フラン
ジ22との間を連結することなく床梁16に取付けられ
ているので、上部フランジ16A及び下部フランジ16
B間の内面寸法L3による制約を一切受けることなく床
梁16に取付けが可能となる。
【0022】更に、固定部18Aの下端には、図2に示
すように前記第2の接合部18Cと隣接してアングル材
が溶接され、アングル材によって根太26の端部26A
を支持する支持面18Dが形成されている。一方、固定
部18Aの上端にもアングル材が取付けられ、アングル
材を利用して支持面18Eが形成されている。従って、
根太26は、図4に示すように、その端部26Aを支持
面18D,18Eとの間に挟みこんだ状態で取付具18
に取付けられる。
すように前記第2の接合部18Cと隣接してアングル材
が溶接され、アングル材によって根太26の端部26A
を支持する支持面18Dが形成されている。一方、固定
部18Aの上端にもアングル材が取付けられ、アングル
材を利用して支持面18Eが形成されている。従って、
根太26は、図4に示すように、その端部26Aを支持
面18D,18Eとの間に挟みこんだ状態で取付具18
に取付けられる。
【0023】ここで、図2に示すように、根太26全体
の高さ寸法H1は、フランジ24の外面24Aに対して
面一となる寸法に形成され、且つその端部26の高さ寸
法H2は支持面18D,18E間の距離と同寸法に形成
されている。
の高さ寸法H1は、フランジ24の外面24Aに対して
面一となる寸法に形成され、且つその端部26の高さ寸
法H2は支持面18D,18E間の距離と同寸法に形成
されている。
【0024】また、支持面18Dから床梁16の上部フ
ランジ24の外面24Aまでの距離L4は、上部フラン
ジ24又は下部フランジ22の肉厚tが異なる梁の場合
でも外形寸法L5が一定である限り、常に一定となる。
このため、根太26の高さ寸法H1を上部フランジ24
の外面24Aと面一となる高さに設定しておけば、取付
具18を使用している限り、架設後の根太26の上面2
6Bと、上部フランジ24の外面24Aとを常に面一に
することができる。
ランジ24の外面24Aまでの距離L4は、上部フラン
ジ24又は下部フランジ22の肉厚tが異なる梁の場合
でも外形寸法L5が一定である限り、常に一定となる。
このため、根太26の高さ寸法H1を上部フランジ24
の外面24Aと面一となる高さに設定しておけば、取付
具18を使用している限り、架設後の根太26の上面2
6Bと、上部フランジ24の外面24Aとを常に面一に
することができる。
【0025】このように、本実施例では、取付具18
は、その第1の接合部18Bを床梁16のウエブ20に
接合するとともに、第2の接合部18Cを下部フランジ
22の外面22Aに接合することにより床梁16に取付
けている。従って、取付具18は、図3に示す上部フラ
ンジ24及び下部フランジ22間の内面寸法L1による
制約を一切受けることなく床梁16に取付けることが可
能となる。
は、その第1の接合部18Bを床梁16のウエブ20に
接合するとともに、第2の接合部18Cを下部フランジ
22の外面22Aに接合することにより床梁16に取付
けている。従って、取付具18は、図3に示す上部フラ
ンジ24及び下部フランジ22間の内面寸法L1による
制約を一切受けることなく床梁16に取付けることが可
能となる。
【0026】これにより、下部フランジ22及び上部フ
ランジ24の肉厚tが異なる床梁16の場合でも取付具
18は一種類ですむので、建物ユニットの組み立てに必
要な部品の種類が低減され、部品管理の煩雑化、部品の
多種類化によるコスト高といった問題が解消される。し
かも、ウエブ20と下部フランジ22との間を取付具1
8によって連結しているので下部フランジ22の下方へ
の撓み防止機能も維持できる。
ランジ24の肉厚tが異なる床梁16の場合でも取付具
18は一種類ですむので、建物ユニットの組み立てに必
要な部品の種類が低減され、部品管理の煩雑化、部品の
多種類化によるコスト高といった問題が解消される。し
かも、ウエブ20と下部フランジ22との間を取付具1
8によって連結しているので下部フランジ22の下方へ
の撓み防止機能も維持できる。
【0027】また、取付具18の床梁16に対する位置
は、下部フランジ22の外面22Aの位置を基準に決ま
るので、支持面18Dと上部フランジ24の外面24A
までの距離は、床梁16の外形寸法L5が同じであれば
上部フランジ22及び下部フランジ24の肉厚寸法tに
かかわらず一定となる。即ち、根太26の高さ寸法H1
は、床梁16の肉厚tが異なる場合でも上部フランジ1
6A及び下部フランジ16B間の内面寸法L3による制
約を一切受けることなく決まることになる。これによ
り、肉厚tが異なる床梁16に対しても、根太26は一
種類ですみ、建物ユニット10に必要な根太26を共通
化することができる。
は、下部フランジ22の外面22Aの位置を基準に決ま
るので、支持面18Dと上部フランジ24の外面24A
までの距離は、床梁16の外形寸法L5が同じであれば
上部フランジ22及び下部フランジ24の肉厚寸法tに
かかわらず一定となる。即ち、根太26の高さ寸法H1
は、床梁16の肉厚tが異なる場合でも上部フランジ1
6A及び下部フランジ16B間の内面寸法L3による制
約を一切受けることなく決まることになる。これによ
り、肉厚tが異なる床梁16に対しても、根太26は一
種類ですみ、建物ユニット10に必要な根太26を共通
化することができる。
【0028】更に、根太26は、その端部26Aを支持
面18D,18Eとの間に挟み込むようにして取付具1
8に固定しているので、端部26Aの高さ寸法H2の寸
法についても取付具18を使用している限り一定の寸法
ですむ。
面18D,18Eとの間に挟み込むようにして取付具1
8に固定しているので、端部26Aの高さ寸法H2の寸
法についても取付具18を使用している限り一定の寸法
ですむ。
【0029】尚、本実施例では、床梁16に根太26を
取付ける場合について説明したが、これに限らず、対向
する天井梁との間に、天井用の小梁を取付ける場合にも
利用できる。この場合は、取付具18の支持面18Eが
下側に位置するように取付具18を天井梁に取付け、根
太26を固定した場合と同様に、支持面18D,18E
との間に小梁の端部を挿入して取付ければよい。
取付ける場合について説明したが、これに限らず、対向
する天井梁との間に、天井用の小梁を取付ける場合にも
利用できる。この場合は、取付具18の支持面18Eが
下側に位置するように取付具18を天井梁に取付け、根
太26を固定した場合と同様に、支持面18D,18E
との間に小梁の端部を挿入して取付ければよい。
【0030】また、本実施例では、固定部18Aに二つ
の支持面18D,18Eを設けたが、例えば固定部18
Aに支持面18Dのみを設け、支持面18D上に根太2
6の端部26Aを固定してもよい。これによれば、取付
具18の構造を簡略化することができる。
の支持面18D,18Eを設けたが、例えば固定部18
Aに支持面18Dのみを設け、支持面18D上に根太2
6の端部26Aを固定してもよい。これによれば、取付
具18の構造を簡略化することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
梁が多種類ある場合でも、一種類の取付具で対応するこ
とができるので、建物ユニットの製造時に使用する小梁
の取付具の種類が低減される。これにより、部品管理の
煩雑化、部品の多種類化といった問題が解消される。ま
た、小梁の高さ寸法を一定にできるので、建物ユニット
の製造に使用される小梁を共通化することが可能とな
る。
梁が多種類ある場合でも、一種類の取付具で対応するこ
とができるので、建物ユニットの製造時に使用する小梁
の取付具の種類が低減される。これにより、部品管理の
煩雑化、部品の多種類化といった問題が解消される。ま
た、小梁の高さ寸法を一定にできるので、建物ユニット
の製造に使用される小梁を共通化することが可能とな
る。
【図1】本発明に係る小梁の取付具が適用される建物ユ
ニットの概略斜視図である。
ニットの概略斜視図である。
【図2】本実施例に係る小梁の取付具の要部斜視図であ
る。
る。
【図3】本実施例に係る小梁の取付具によって床梁に根
太を架設した場合を示す側断面図である。
太を架設した場合を示す側断面図である。
【図4】本実施例に係る小梁の取付具によって床梁に根
太を架設した場合を示す要部斜視図である。
太を架設した場合を示す要部斜視図である。
【図5】床梁に取付けられた従来の小梁の取付具を示す
側断面図である。
側断面図である。
16 床梁 18 取付具 18A 固定部 18B 第1の接合部 18C 第2の接合部 18D 18E 支持面 20 ウエブ 22 下部フランジ 24 上部フランジ 26 根太
Claims (1)
- 【請求項1】 ウエブ及びこのウエブの両端から直角に
延出する一対のフランジを有する梁に小梁を固定する場
合に使用する小梁の取付具において、 前記小梁の端部を支持する支持面が設けられた固定部を
有し、この固定部には、前記ウエブに接合される第1の
接合部と、前記一対のフランジのうち少なくとも一方の
フランジの外面と接合される第2の接合部とが設けられ
ていることを特徴とする小梁の取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252791A JP2539997B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 小梁の取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4252791A JP2539997B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 小梁の取付具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06108546A true JPH06108546A (ja) | 1994-04-19 |
JP2539997B2 JP2539997B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=17242307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4252791A Expired - Lifetime JP2539997B2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | 小梁の取付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539997B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS619458A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-17 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 芳香族ポリアミド成形物の製造方法 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP4252791A patent/JP2539997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS619458A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-17 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 芳香族ポリアミド成形物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539997B2 (ja) | 1996-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2539997B2 (ja) | 小梁の取付具 | |
JPH06158729A (ja) | 小梁の取付具 | |
JPH0776903A (ja) | 工業化建物の建物構成物及びその製造方法 | |
JPH1061018A (ja) | ユニット建物 | |
JP4318408B2 (ja) | 屋根構造 | |
JP2618543B2 (ja) | 住宅ユニットの柱梁接合金具 | |
JP3183983B2 (ja) | 建物ユニットの骨組み構造 | |
JP3248736B2 (ja) | ユニット住宅 | |
JPS6217527Y2 (ja) | ||
JP3295913B2 (ja) | 建物ユニット | |
JP2925442B2 (ja) | 隣接パネルの接合構造 | |
JP2618553B2 (ja) | ユニット建物 | |
JPH09100590A (ja) | 間仕切壁およびその形成方法 | |
JPH0649907A (ja) | パネル構造 | |
JPH10115008A (ja) | バルコニ付きユニット式建物 | |
JP2020066934A (ja) | トップライト構造及びトップライト施工方法 | |
JPH04285234A (ja) | 玄関ユニット | |
JPH06322878A (ja) | 界壁付き屋根ユニットと界壁固定方法 | |
JPH08239904A (ja) | 勾配屋根フレーム付建物ユニット | |
JPH0435582B2 (ja) | ||
JPH0788698B2 (ja) | 床構造体 | |
JP2001073495A (ja) | 軒天井パネルの吊り下げ構造 | |
JPH11247302A (ja) | 建物ユニットの接続部における天井構造 | |
JPH08209799A (ja) | ユニット式建物のバルコニ用手摺 | |
JPH1122021A (ja) | 配線構造およびその施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |